授業単元名 中学校 3 年公民科 : 市場経済 ( 金融 )/ 消費生活 目標 震災復興プランの策定では 政府 企業 銀行 の各立場やその役割から どのようにして震災からの復興を支援していくことができるのかを検討してきた 今回は 賢い消費者として自分自身の生活設計を検討する際の 人生全体を通したお金

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Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

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第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

20情報【授業】

解答類型

詳細に伝えるためにインタビューやアンケートを実施して情報を収集したりする活動を設定することにする 整理する 場面では,CM のテーマをもとに集めた情報の中から伝えたいことが受け手にしっかりと伝えることができる情報を選択する また, 選択肢した情報を加工しながら, 伝えたいことが伝わりやすい CM の

4 指導観 (1) 単元観高等学校学習指導要領第 2 章第 3 節公民第 2 款第 3 政治 経済 2 内容 (2) 現代の経済には以下のように記述されている 現代の日本経済及び世界経済の動向について関心を高め 日本経済のグローバル化をはじめとする経済生活の変化 現代経済の仕組みや機能について理解さ

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第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

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の 問を提示して定着度を確認していく 1 分けて計算するやり方 70 = =216 2 =6 2 筆算で計算する方法 題材の指導計画 ( 全 10 時間扱い ) ⑴ ⑵ ⑶ 何十 何百 1 位数の計算 1 時間 2 位数 1 位数

スライド 1

中学校における授業実践事例 1 第 3 学年社会科 消費生活と経済 1 学校名 職氏名萩市立田万川中学校教諭室谷雄二 2 生徒 3 学年 15 人 3 学習指導案 (1) 題材名消費生活と経済 (2) 題材の目標経済活動の意義について消費生活を中心に理解させるとともに 価格の働きに着目させて市場経済

4 単元構想図 ( 全 14 時間 ) 生徒の意識の流れ 表を使って解く 縦 (m) 0 8 横 (m) x= 右辺の形に式を変形して 二次方程式を解こう1 ax = b (x + m) = nは平方根の考えで解くことができる x= 右辺の形に式を変形して 二次方程式を解こう2 x +

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

20 歳代 30 歳代のライフイベント ( 例 ) 20 歳代 30 歳代 就職をして自立 一人暮らしを始める 自動車を購入する 結婚 子育て 住居の購入など さまざまなライフイベントがある 2

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

いろいろな衣装を知ろう

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

3. 家族は 計画を立てて家計収支が釣り合うようにしていることに気付く ( ヒミツその 3) 教 : 今から 皆さんに Web 上の教材を使って 計画家の家の人になって 1 か月のお給料で生活してもらいます P.8 WS 2 1 ワークの流れ 1 Web ヒミツその 3 で 1 か月分の料金をまとめ


平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

「標準的な研修プログラム《

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項目評価規準評価方法状況 C の生徒への対応 関心意欲態度 1 自の考えを持ち 積極的に交流 討論している 2 自らの言葉で 中学生にかりやすく紹介文を書こうとしている 交流 討論で得た仲間の意見を取り入れて 自らの考えを深めるよう促す 参考例を示したり 書き出しを例示したりして 参考にするように指

2 単元の構想 本単元の目標 関心 意欲 態度 平均を用いることのよさに気付き, 進んで身近な事柄の考察や表現に用いようとする 見方や考え方 平均の考えを用いて, 身近な事柄について考えたり, 表現の仕方を考えたりすることができる 技能 平均を求めたり, 平均から全体を求めたりできる また, それを

5. 単元指導目標単元の目標 ( 子どもに事前に知らせる ) 小数 整数の意味を考えよう 小数 整数の計算の仕方を見つけ 計算できるようになろう 子どもに事前に知らせる どうまとめるのか 何を ( どこを ) どうするのか ( 作業 教える 考えさせる ) 何についてまとめるのか 1. 小数 整数の

Hi, friends!1 Lesson9

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「金融教育プログラム」6.中学校における金融教育

時限 テーマ ねらい方法 内容使用教材 3 時限目 くらべてみよう ( 地震 ) * 地域と他地域 他国の地震を比べ 地域の特徴について詳しく知る 4 時限目くらべてみよう ( 水害 ) * 地域と他地域 他国の水害を比べ 地域の特徴について詳しく知る 5 時限目防災教育教材ってなに? * 調べ方や

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5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

社会科学習指導案

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり でき

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

平成18年度標準調査票

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

( ) 単元計画 ( 全 6 時間 ) 段階 主な学習活動と内容 指導上の留意点 配時 私たちが食べているものは, どこからきて 既習を想起できるように, 農業や いるか考える 水産業の学習内容を掲示しておく 給食の献立から調べた食料自給率から, 給食の献立から調べた食料自給率本つ気づいたことや疑問

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3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

(2) 授業者が学びの見通しを持つ ( 学習目標の明確化 ) 問題解決的な学習に取り組む際, どのような場面で, どのようにして, どのような力を子どもたちに付けるのか, 単元や授業における目標を明確にして学びを見通しておくことが大切です 目標が不明確であると, 作業や体験などの活動そのものに, 子

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4. タブレット端末の利用状況 ( 利用機材の内容と利用のねらい ) ハードウェア機材名 :ipad ねらい : 水が流れる様子や地形が変化した様子を確認できるよう 動画で撮影し記録する 上流 中流 下流それぞれの様子が撮影できるよう ipadは3 台準備する 機材名 :ENVY110( 複合印刷機

3 特別支援学級における学習指導案 特別支援学級においても 学習指導案は授業の設計図としての働きに変わりはありません しかし 特別支援学級では 児童生徒の実態から指導の内容や計画を考えることに大きな意味があります 通常の学級の学習指導案では 例えば 単元について は学習指導要領に沿った指導計画に基づ

植物 Wanted ゲームを作ろう

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

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あったらいいな ! こんなあそび場 (わたしの町大好き)

Taro-4年 総合 指導案(最終)

< 算数科 > 金種の弁別をし, 硬貨や紙幣の名称を知る 単一硬貨を使っての合計金額を数える 硬貨が各種混じった中で, 合計金額を数える おつりを伴う正しいお金の出し方を知る 複数の品物の合計金額を概算で見積もることができる 定価, 売値, 割引の意味を知るとともに, 割引後の値段を求める 必要感目

活実態と関連を図りながら重点的に指導していきたい また, 栄養教諭による給食献立の栄養バランスや食事によるエネルギー量を基盤として, グループごとに話合い活動を取り入れるなどの指導の工夫を行いたい また, 授業の導入にアイスブレイクや, カード式発想法を取り入れることにより, 生徒が本気で語ることが

国語科学習指導案様式(案)

8 本時 9 働きやすい職場をつくるために 労働者を取り巻く新しい動き 労働三権や労働三法の意義を理解する 労働条件の改善について考える 様々な雇用の実態に気付く 労働者の権利を保障する為の労働三権や労働三法の意義について理解することができる 労働者をとりまく環境の変化について 将来の自らの問題とし

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H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

(3) 計画 学習課題学習内容時間 変わり方のようすをわかりやすく表すにはどうしたらよいか考えよう変わり方が大きいか小さいかを調べるにはグラフのどこに目をつけるとよいのだろう 2つの折れ線グラフからどんなことが分かるだろう折れ線グラフをかこう 変わり方を分かりやすく表す工夫 折れ線グラフの縦軸と横軸

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(3) 指導観公民的分野は地理的分野と歴史的分野の学びの積み重ねによるところが大きい 用語や概念も高度化し 生徒の感想にも 難しい と感じるものが多くなっている そこで その難しいと感じる公民の用語などは積極的に用語集を活用し 難しい言葉に対する抵抗感を少しでも和らげるよう授業でも活用している また

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<小学校 生活科>

(2) 計画学習課題 学習内容 時間 連立方程式とその解 二元一次方程式とその解の意味 2 連立方程式とその解の意味 ( 本時 1/2) 連立方程式の解き方 文字の消去の意味 加減法による連立方程式の解き方 5 代入法による連立方程式の解き方 連立方程式の利用 問題を解決するために 2つの文字を使っ

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課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

4.原稿(資料)

2 児童への事前調査 調 査 事 項 好き どちらかとどちらかというと好きいうと嫌い 嫌い Q1 国語の学習は, 好きですか Q2 説明文の学習は, 好きですか Q3 物語の学習は, 好きですか Q4 話し合う学習は, 好きですか Q

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6. 単元の展開 ( 全 6 間 ) 学習活動 単元の見通しを持つ 2. 学習計画を立てる 3. 本文を読み, 感想を書く 内容に関する感想 書き方に関する感想 4. 感想や疑問を交流する 指導上のポイント ( ) 学習活動に即した評価規準 ( 関 読 言 ) 既習事項を振り返らせ,

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3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

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主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

★数学学習指導案最終(知的障害)

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自己決定の場を設定する 自己存在感を持たせる 共感的な人間関係を育成する準備活動のどの場面で どの子どもを生かすのか 見通しを持って授業に臨む 導入の場面する 深める場面り返りの場面2 確かな学力の育成 複雑で変化の激しい現代社会に子どもたちが主体的に関わり よりよい社会を創造していくためには 一人

考え 主体的な学び 対話的な学び 問題意識を持つ 多面的 多角的思考 自分自身との関わりで考える 協働 対話 自らを振り返る 学級経営の充実 議論する 主体的に自分との関わりで考え 自分の感じ方 考え方を 明確にする 多様な感じ方 考え方と出会い 交流し 自分の感じ方 考え方を より明確にする 教師

第 3 学年 2 組算数科学習指導案 1 単元名たし算とひき算の筆算 指導者永田佳江 2 単元について (1) 単元観 該当する学習指導要領の内容 A 数と計算 A(2) 加法, 減法 (2) 加法及び減法の計算が確実にできるようにし, それらを適切に用いる能力を伸ばす 本単元で扱う たし算とひき算

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授業の構成要素 学び合う授業で育つ 3 つの力 資料 2 基礎 基本の力知識 理解 技能 問題解決力思考力 判断力 表現力 想像力 学ぼうとする力学習意欲 自己有用感 身に付けた知識 技能を活用したり その成果を踏まえた探究活動を行う中で学び合う授業を展開する 教師の役割 < 問題提示の工夫 > 多

必要性 学習指導要領の改訂により総則において情報モラルを身に付けるよう指導することを明示 背 景 ひぼう インターネット上での誹謗中傷やいじめ, 犯罪や違法 有害情報などの問題が発生している現状 情報社会に積極的に参画する態度を育てることは今後ますます重要 目 情報モラル教育とは 標 情報手段をいか

平成29年度 小学校教育課程講習会 総合的な学習の時間

ていく必要がある 本題材はその練習であるので 比べる商品の情報は 5 年生に判断しやすいものを精選し提示するように工夫する これらの学習内容を通して 商品に付いている品質表示や価格 鮮度などに関心をもつ消費者へ育ってほしい さらに 店舗に行かなくても商品を購入できる通信販売やネット販売 カード払いな

人と住まい 11 災害時を意識した住まいと暮らし 東京学芸大学附属世田谷中学校 実施学年 : 2 年生徒数 : 160 人 (4 学級 ) 実施教科 : 家庭科実施時間数 :6 時間 避難所生活を知る資料まとめ付箋による話し合い レポート作成 ( 調べ学習 ) プレゼンテーション作成 学習のねらい学

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2、協同的探究学習について

中学校第 3 学年国語科学習指導案 日時平成 28 年 月 日第 校時対象第 3 学年 組学校名 中学校授業者 1 教材名 故郷 2 単元の目標 情景や人物を描写する語句や表現を読み取り 内容への理解を深めることができる 作品を通して 社会の中での人間の生き方について考え 自分の意見をもつことができ

Transcription:

参考資料 単元の指導計画 全 7 時間 + 学期からの調べ学習 授業単元名 社会公民: 市場経済と金融 目標 東日本大震災復興プランを作ろう 新聞を活用することで 新鮮で生きた情報 による東日本大震災復興プランの策定をめざす 東日本大震災復興プランの策定に向けて 政府 企業 銀行の視点から多面的 多角的に考える 銀行の業務や役割については金融経済教育教材を活用し 具体的に理解を深めていく 次学習活動 内容 東日本大震災に関する資料を新聞から収集する 調べ学習第一次第二次第三四五次第六次第七次 課題意識を連続させる工夫 ( ) 評価基準配時および指導上の留意点 資料収集のキーワードを提示する 東日本大震災につ スクラップブックに見出しをつけさ いての新聞記事を意 追求課題を提示する被災地が復興するためにはどのような取り組みが必要だろうか せる 欲的に集めようとする 東日本大震災の被害の実 新聞記者から 取材した際の被災地の態を知る実態を聞き 新聞などの情報だけでは講師派遣授業理解が深まらなかった被災地の現実を知る 疑問に思ったことは 講師に質問などして解決していく 銀行の役割を理解する 経済活動の中での銀行の役割や業務講師派遣授業を理解する 疑問に思ったことは 講師に質問などをして解決をしていく 東日本大震災復興プラン それぞれの視点から見たいくつかのを策定する事例を提示する 政府 企業 銀行の 3 つの視 それぞれの視点から見た東日本大震点から震災復興プランの策定災復興プランを整理し共有化させる を行う 中学生会議 東日本大震災復興プランの発表は テ各視点からの復興プランレビモニターを使用し 資料を提示しを発表するて発表させる グループを形成し 総合的な復興プランにおけるポイントを整理する 個人レポート作成 グループで検討した内容を反映しな東日本大震災復興プランがら 個人のレポートを作成する を完成させる 学期 ~ 夏休み~2 学期 不明な点については質問を通して解決できたか 経済活動の中における銀行の役割を理 解できたか 震災復興プランについて政府 企業 銀行の視点で調査する 3 ことができる 東日本大震災の被害を分析し 資料をもとに復興プランを発 表することができる それぞれの視点か ら 復興プランを策定 することができる

授業単元名 中学校 3 年公民科 : 市場経済 ( 金融 )/ 消費生活 目標 震災復興プランの策定では 政府 企業 銀行 の各立場やその役割から どのようにして震災からの復興を支援していくことができるのかを検討してきた 今回は 賢い消費者として自分自身の生活設計を検討する際の 人生全体を通したお金の収支バランスについて 体験して理解できるようにしたい 単元計画 総時間 :4 時間課題意識を連続させる工夫 ( ) 次学習活動 内容評価基準および指導上の留意点 第 銀行の役割を理解する一講師派遣授業次 賢い消費者として ローンの有用性を理解し 正し第く活用できるようになる二 * クレジットについては 次教科書授業で学んだため 今回はローンに絞って学ぶ第 生活設計 三マネープランゲーム次第四 授業のまとめ次 〇経済活動の中で銀行の役割や業務を理解する 〇疑問に思ったことは 講師に質問をして解決していく 震災復興プランと並行して 自身が銀行とどのように向き合うかについても考えられるようにしたい 〇生活の中で ローンを組む場面を想定し お金を借りる というのは どのようなことなのかを理解する ローンのメリット デメリットを理解する 〇賢い消費者として 銀行の仕組みを理解し ローンの上手な利用方法を活かしながら生活設計を展開する 人生の中で 借りる ためる 使う のバランスについて考える 〇ゲーム結果などを振り返りながら 人生 と お金 の関係について理解を深める 銀行の業務や役割を理解したうえで 震災復興プランを考える 銀行を利用する個人の立場として賢い消費者になるにはどうしたらよいかを考える 不明な点については質問をとおして解決できたか 経済活動の中における銀行の役割を理解できたか ローン のメリット デメリットを理解したうえで どのように活用していけばよいのかを考えることができる 収入と支出のバランスの中で ローンをどのように位置づけて活用すればよいか理解できたか 前時までの授業で理解した内容を活かしながら 収支バランスを取り 満足のいく生活設計ができたか 賢い消費者として それぞれが お金 との関わり方について 実生活に反映できる知識 技能を身につけることができたか 配時

時間目 賢い消費者になろう : ローンの特性と仕組みを理解して バランスのよい収支計画を考えることができる ( 思考 判断 ) 学習活動 指導上の留意点 評価 銀行の役割について復習 講師派遣授業内容を振り返り 銀行の業務 役割に自分が持っている お金 と 銀行 ついて思い出す の関わりについて考える 預金 貸出 為替 業務があったこと 震災復興プランでは 貸出 に着目して取りくんだこと かしこい消費者 になるために お金 をどのように使っていくのかを考えてみよう 人生の中での 大きな買い物 を考える なぜ 家 はローンを組んで購入するのか 借り入れ金額( 頭金 ) の違いで 支払総額 月の支払額が変わることを知る 決まった収入の中で どこにどれだけお金を使うのかを考える 選択が必要 ローンを組まないと購入できない物に気付かせる例 ) 家 車 事業を起こす 結婚式 ( 披露宴 ) 新婚旅行など 三択問題に答えていく中で 現金一括で家を購入しようとすると 20 年以上もかかってしまい 人生設計がままならないことに気付くことができる 頭金の違いで支払総額 月の支払額が変わる 毎月決まった収入の中で どこにどれだけお金を使うのかを考える必要がある P6 消費支出項目とその金額について確認 非消費支出 とは何を指すか覚えている 班活動ローンを組む際に気をつけるべきことについて考え 発表する 本時の授業のまとめ 4 人 9 班に分かれ ローンを組む際に気をつけるべき点を考えホワイトボードに記入 発表 毎月支払えるのか考えて 計画的に借りる 自分の将来の収入を考えて借りる しっかりと計画を立てる 借りすぎない 利子がどれだけつくのか考える 収入と消費支出を考える 利子の安い銀行を選ぶ 職を失わないようにする 実生活の中では お金を借りる場面が必ず出てくることから 借りるメリット 返すための計画について一人一人が気付き 考えて意見 感想をまとめることができる

2 時間目 経済的視点から生活設計を考える : 生活設計マネープランゲームを使って お金の使い方を考える ( 思考 判断 発表 ) 学習活動 指導上の留意点 評価 賢い消費者になるために の授業の中 今までに学んだ知識を活かして 選択と判断を行い で学んだことを活かして 今日は経済賢い消費者としての視点から 生活設計できるようにし的な視点からお金の使い方について考たい えていくことを伝える 生活設計をしながら お金との関わり方を経済的視点から考えてみよう 4 人 班 9 班で活動を行う 収入の概算をイメージできるようにランダムにキャリアカードを配布 配布されたキャリアカードから ある程度現実に即した収入や支出を考えることができる 20 歳代の生活設計収入 / 支出 ( 生活費 住居費 )/ 思い出 収入 支出 思い出ポイントについて 話合いや計算を進めながら ゲームの進め方を理解する 30 歳代の生活設計住居 / 結婚 / 子供 / 車選択と判断イベント & アクシデントカードで不測の事態が起こることも理解 ( 保険の活用 ) 思い出の確認 前時の授業でも理解を深めた 何にどれだけのお金を使うのか 収入だけで足りない場合 諦めるのかそれともお金を借りるのか という選択と判断を行うことができる 家 車をローンで購入する際には 頭金 今後の支払についても考えたうえで選択することができる 保険の役割についても理解する ( メリットとデメリット ) 40 歳代の生活設計住居 / 車選択と判断イベント & アクシデントカードで不測の事態が起こることも理解 ( 保険の活用 ) 思い出の確認 30 歳代で住居や車の購入ができなかった班については 40 歳代で再度購入をするかどうか検討させる 結婚と子どもについては 今回は 30 歳代で決定した内容で 以降は変更がないものとする お金を使う ( 借りる ) ことで得られるもの 家族がいることで楽しめることなどを体験しながら 現実に即した形でよりよい生活設計ができる

3 時間目 消費生活のまとめ : 賢い消費者になるために 今までに学んだ授業内容を振り返り 経済に関する授業を自身の生活を基盤に考えられるようにする ( 思考 判断 発表 ) 学習活動 指導上の留意点 評価 生活設計 マネープランゲームまとめ 前時のゲーム結果を振り返り 各班で感想をまとめる 40 歳代までの人生を各班で振り返り 生活設計の中で分かったこと 感じたことを端的にまとめ 発表することができる 各班発表 消費生活 賢い消費者のまとめ 生活をしていくためには お金が必要で 収入に見合ったお金の使い方を考えていかないといけない 消費支出 の何にどれだけ使うのか 時には お金を借りる 欲しいものを つ諦めるなど選択と判断が必要なことを 今までの授業を通して理解することができる 人生の中でお金との関わり方は 使う 貯める 借りる 人生の場面と状況に応じて 経済的な視点から 選択と判断をしていく必要があることを理解する