改正の経過 1 新規策定平成 26 年 8 月 28 日避難勧告等の判断 伝達マニュアル ( 土砂災害編 ) として策定 公示 2 防災計画の中に製本平成 27 年 3 月 24 日防災会議での議決 2

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スライド 1

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土砂災害防止法よくある質問と回答 土砂災害防止法 ( 正式名称 : 土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関 する法律 ) について よくいただく質問をまとめたものです Ⅰ. 土砂災害防止法について Q1. 土砂災害は年間どれくらい発生しているのですか? A. 全国では 年間約 1,00

第8章 災害復旧計画

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10_地域防災計画【資料編】 H27

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~ 二次的な被害を防止する ~ 第 6 節 1 図 御嶽山における降灰後の土石流に関するシミュレーション計算結果 平成 26 年 9 月の御嶽山噴火後 土砂災害防止法に基づく緊急調査が国土交通省により実施され 降灰後の土石流に関するシミュレーション結果が公表された これにより関係市町村は

土砂災害防止法ホームページの改造について

あおぞら彩時記 2017 第 5 号今号の話題 トリオ : 地方勤務の先輩記者からの質問です 気象庁は今年度 (H 29 年度 )7 月 4 日から これまで発表していた土砂災害警戒判定メッシュ情報に加え 浸水害や洪水害の危険度の高まりが一目で分かる 危険度分布 の提供を開始したというのは本当ですか

( 施設名 ) における 土砂災害時の避難確保計画 各施設の状況に応じて 赤字部分を修正してください 福祉施設 医療機関両方で使用できる内容にしています 不要な部分は削除してください 施設の状況に応じて内容を追加してください ( 提出時 このテキストボックスは削除してください ) 平成 年 月

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第 7 章砂防 第 1 節 砂防の概要 秋田県は 北に白神山地の二ツ森や藤里駒ヶ岳 東に奥羽山脈の八幡平や秋田駒ヶ岳 南に鳥海山など 1,000~2,000m 級の山々に三方を囲まれています これらを水源とする米代川 雄物川 子吉川などの上流域は 荒廃地が多く 土砂の発生源となっています また 本県

土砂災害防止法制定の背景 土砂災害は毎年のように全国各地で発生しており 私たちの暮らしに大きな影響を与えています また その一方で 新たな宅地開発が進み それに伴って土砂災害の発生するおそれのある危険な箇所も年々増加し続けています そのような全ての危険箇所を対策工事により安全な状態にしていくには 膨

土砂災害避難 訓練ムービー 使い方マニュアル

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浸水深 自宅の状況による避難基準 河川沿いの家屋平屋建て 2 階建て以上 浸水深 3m 以上 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 浸水深 50 cm ~3m 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難上階に垂直避難 浸水深 50 cm未満 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 自宅に待

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第 7 章砂防第 1 節砂防の概要 秋田県は 北に白神山地の二ツ森や藤里駒ケ岳 東に奥羽山脈の八幡平や秋田駒ヶ岳 南に鳥海山など 1,000~2,000m 級の山々に三方を囲まれています これらを水源とする米代川 雄物川 子吉川などの上流域は 荒廃地が多く 土砂の発生源となっています また 本県の地

平成 29 年 12 月 1 日水管理 国土保全局 全国の中小河川の緊急点検の結果を踏まえ 中小河川緊急治水対策プロジェクト をとりまとめました ~ 全国の中小河川で透過型砂防堰堤の整備 河道の掘削 水位計の設置を進めます ~ 全国の中小河川の緊急点検により抽出した箇所において 林野庁とも連携し 中

Microsoft PowerPoint - 参考資料 各種情報掲載HPの情報共有

近畿地方整備局 資料配付 配布日時 平成 23 年 9 月 8 日 17 時 30 分 件名土砂災害防止法に基づく土砂災害緊急情報について 概 要 土砂災害防止法に基づく 土砂災害緊急情報をお知らせします 本日 夕方から雨が予想されており 今後の降雨の状況により 河道閉塞部分での越流が始まり 土石流

Ⅱ 土砂災害警戒情報が出たら 緊急連絡網による連絡 電話 メール FAX その他 ( ) の実施 ( 副会長, 各種団体, 該当する自主防災部等 ) 緊急避難場所の開設準備を指示 隣接自主防災会へ情報を提供 該当自主防災部を通じて, 緊急避難場所として の開設準備中 ( 又は開設済み ) を住民へ伝

目次 1 降雨時に土砂災害の危険性を知りたい 土砂災害危険度メッシュ図を見る 5 スネークライン図を見る 6 土砂災害危険度判定図を見る 7 雨量解析値を見る 8 土砂災害警戒情報の発表状況を見る 9 2 土砂災害のおそれが高い地域 ( 土砂災害危険箇所 ) を調べたい 土砂災害危険箇所情報を見る

平成 30 年度年法律第 57 号 ) 等により 要配慮者利用施設は 避難確保計画等の自然災害に関する計画 ( 以下 災害計画 という ) を作成することとなっており 災害計画の作成を促進するため 貴殿におかれても必要な支援に努められたい また 市町村が行う避難勧告等の発令に関する各種取組への積極的

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平成 29 年 7 月 20 日滝川タイムライン検討会気象台資料 気象庁札幌管区気象台 Sapporo Regional Headquarters Japan Meteorological Agency 大雨警報 ( 浸水害 ) 洪水警報の基準改正 表面雨量指数の活用による大雨警報 ( 浸水害 )

試行の概要 試行の目的石狩川滝川地区水害タイムライン ( 試行用完成版 ) を試行的に運用することにより 対応行動や実施手順を確認するとともに 運用結果を検証し 同タイムラインを精査することを目的とする 試行の概要 実施時期 : 平成 29 年出水期 (8 月 ~10 月ごろ ) 実施場所 : 各主

避難を促す緊急行動 被災した場合に大きな被害が想定される国管理河川において 以下を実施 1. 首長を支援する緊急行動 ~ 市町村長が避難の時期 区域を適切に判断するための支援 ~ できるだけ早期に実施 トップセミナー等の開催 水害対応チェックリストの作成 周知 洪水に対しリスクが高い区間の共同点検

Microsoft Word - 03.【参考】新旧対照表(中防災).docx

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溶結凝灰岩を含む火砕流堆積物からなっている 特にカルデラ内壁の西側では 地震による強い震動により 大規模な斜面崩壊 ( 阿蘇大橋地区 ) や中 ~ 小規模の斜面崩壊 ( 南阿蘇村立野地区 阿蘇市三久保地区など ) が多数発生している これらの崩壊土砂は崩壊地内および下部に堆積しており 一部は地震時に

試行の概要 試行の目的石狩川滝川地区水害タイムライン ( 試行用完成版 ) を試行的に運用することにより 対応行動や実施手順を確認するとともに 運用結果を検証し 同タイムラインを精査することを目的とする 試行の概要 実施時期 : 平成 30 年出水期 (8 月 ~10 月ごろ ) 実施場所 : 各主

水害 土砂災害に備えて (- 土砂災害 -)- 概要版 -(2/2) 3 どのタイミングで避難行動をとることが望ましいかを明確にする 市町村から避難準備情報が発令された段階で 要配慮者の方は安全 な場所に立ち退き避難を開始する 土砂災害警戒情報等の防災気象情報 避難準備情報等の市町村が発令する避難情

別添 中防災第 1 1 号 平成 29 年 5 月 31 日 各指定行政機関の長各指定公共機関の代表殿 中央防災会議会長 ( 内閣総理大臣 ) 安倍晋三 梅雨期及び台風期における防災態勢の強化について 貴殿におかれては 日頃から各般の施策を通じて災害対策の推進に御尽力をいただいているところであるが

ことを呼びかけます Q4. ミサイルが落下する可能性がある との情報伝達があった場合は どうすれば良いのでしょうか A4. 屋外にいる場合 近くの建物 ( できれば頑丈な建物 ) の中又は地下に避難してください 近くに適当な建物等がない場合は 物陰に身を隠すか地面に伏せ頭部を守ってください 屋内にい

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重ねるハザードマップ 大雨が降ったときに危険な場所を知る 浸水のおそれがある場所 土砂災害の危険がある場所 通行止めになるおそれがある道路 が 1 つの地図上で 分かります 土石流による道路寸断のイメージ 事前通行規制区間のイメージ 道路冠水想定箇所のイメージ 浸水のイメージ 洪水時に浸水のおそれが

1. 災害の発生を未然に防止するため 防災事務に従事する者の安全確保にも留意した上で 職員の参集や災害対策本部の設置等適切な災害即応態勢の確保を図り 関係機関との緊密な連携の下に 特に以下の取組について万全を期すること 1 危険箇所等の巡視 点検の徹底河川等の氾濫 がけ崩れ 土石流等災害発生のおそれ

対応すべき行動_0921

Microsoft PowerPoint 【資料1】関東地整.pptx

Q4. ミサイルは発射から何分位で日本に飛んでくるのでしょうか A4. 北朝鮮から弾道ミサイルが発射され 日本に飛来する場合 極めて短時間で日本に飛来することが予想されます 例えば 本年 2 月 7 日に北朝鮮西岸の東倉里 ( トンチャンリ ) 付近から発射された弾道ミサイルは 約 10 分後に 発

気象庁 札幌管区気象台 資料 -6 Sapporo Regional Headquarters Japan Meteorological Agency 平成 29 年度防災気象情報の改善 5 日先までの 警報級の可能性 について 危険度を色分けした時系列で分かりやすく提供 大雨警報 ( 浸水害 )

(案)

土砂災害警戒情報って何? 土砂災害警戒情報とは 大雨警報が発表されている状況でさらに土砂災害の危険性が高まったときに, 市町村長が避難勧告等を発令する際の判断や住民の方々が自主避難をする際の参考となるよう, 宮城県と仙台管区気象台が共同で発表する防災情報です 気象庁 HP より :

県土整備部施設台帳DB等開発協議(第2回) 要求定義検討

ハザードマップポータルサイト広報用資料

火山活動解説資料平成 31 年 4 月 14 日 17 時 50 分発表 阿蘇山の火山活動解説資料 福岡管区気象台地域火山監視 警報センター < 噴火警戒レベルを1( 活火山であることに留意 ) から2( 火口周辺規制 ) に引上げ> 阿蘇山では 火山性微動の振幅が 3 月 15 日以降 小さい状態

避難開始基準の把握 1 水害時の避難開始基準 釧路川では 水位観測所を設けて リアルタイム水位を公表しています 水位観測所では 災害発生の危険度に応じた基準水位が設定されています ( 基準となる水位観測所 : 標茶水位観測所 ) レベル水位 水位の意味 5 4 ( 危険 ) 3 ( 警戒 ) 2 (

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Q4. ミサイルは発射から何分位で日本に飛んでくるのでしょうか A4. 北朝鮮から弾道ミサイルが発射され 日本に飛来する場合 極めて短時間で日本に飛来することが予想されます 例えば 平成 28 年 2 月 7 日に北朝鮮西岸の東倉里 ( トンチャンリ ) 付近から 発射された弾道ミサイルは 約 10

その時点で改めて ミサイルが落下する可能性がある旨を伝達し 直ちに避難することを呼びかけます Q4. ミサイルが落下する可能性がある との情報伝達があった場合は どうすれば良いのでしょうか A4. 屋外にいる場合 近くの建物 ( できれば頑丈な建物 ) の中又は地下に避難してください 近くに適当な建

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中央防災会議会長(内閣総理大臣)による「梅雨期及び台風期における防災態勢の強化について」の通知について

豪雨災害対策のための情報提供の推進について

目次 1. はじめに 1 2. 協議会の構成 2 3. 目的 3 4. 概ね5 年間で実施する取組 4 5. フォローアップ 8

Microsoft Word 【洪水予報】報道発表資料_熊谷地台.doc

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新都市社会技術融合創造研究会研究プロジェクト 事前道路通行規制区間の解除のあり方に関する研究

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Microsoft Word 最終【資料-4】.docx

22年5月 目次 .indd

U2. 北朝鮮のミサイルについて Q3. 北朝鮮によるミサイル発射の現状はどうなっているのか 北朝鮮は 過去に例を見ない頻度でミサイルを発射しており 平成 28 年 8 月以降 ミサイルが日本の排他的経済水域 (EEZ) 内に落下する事例も起こっています Q4. ミサイルは 発射から何分位で日本に飛

労働災害発生状況

(2) 日本の領土 領海の上空を通過した場合 旧 1 ミサイル発射情報 避難の呼びかけ 新 ミサイル発射情報 ミサイル発射情報 先程 北朝鮮からミサイルが発射された模様です 続報が入り次第お知らせします ミサイル発射 ミサイル発射 北朝鮮からミサイルが発射された模様です 頑丈な建物や地下に避難して下

本日のお話 大雨から身を守るために 1. 大雨をもたらす気象現象 2. 気象庁が発表する情報と対応 動 3. 急な大雨から身を守るために 4. 情報の入手方法 地震から身を守るために 1. 地震とは 2. 緊急地震速報とは 3. 緊急地震速報を 聞きしたときは 4. 緊急地震速報の入手方法 2

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埼玉県版 川の防災情報 はじめに 埼玉県ホームページを開きましょう URL 埼玉県ホームページトップ 彩の国の安心安全 ① ① 埼玉県HPの 彩の国の安心安全 を ② ② 現在の埼玉県状況 雨量水位 を 2

目 次 はじめに 市町村の責務と各人の避難行動の原則 市町村の責務 各人の避難行動の原則 避難行動 ( 安全確保行動 ) の考え方 避難の目的 避難行動 立ち退き避難が必要な災害の事象


SABO 建設省河川局砂防部

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2 6.29災害と8.20災害 空中写真による災害規模の比較 5 土石流流出位置 災害時の空中写真 3 3 平成26年8月豪雨による広島土砂災害 三入の雨量グラフ 災害時の空中写真 可部地区 山本地区 八木 緑井地区 三 入 では雨量 強度 8

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1 計画の目的 当施設は 箱根町地域防災計画に 活動火山対策特別措置法 ( 以下 活火山法 という ) 第 6 条に基づく 避難促進施設 として定められており 活火山法第 8 条に基づき本計画を定める 本計画は 当施設に勤務する者 ( 従業員 ) 施設の利用者 施設周辺にいる登山者 旅行者等の噴火時

北朝鮮から発射された弾道ミサイルが日本に飛来する可能性がある場合における全国瞬時警報システム (J アラート ) による情報伝達に関する Q&A Q1. 北朝鮮の弾道ミサイル発射の現状はどうなっているのでしょうか A1. 北朝鮮は過去に例を見ない頻度で弾道ミサイルを発射し 平成 28 年 8 月以降

要配慮者利用施設管理者のための土砂災害に関する避難確保計画作成の手引き 平成 29 年 6 月 国土交通省水管理 国土保全局砂防部砂防計画課 チェックリスト -0

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国土技術政策総合研究所 研究資料

土砂災害対策の強化に向けて 提言 平成 26 年 7 月 土砂災害対策の強化に向けた検討会

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2.2 既存文献調査に基づく流木災害の特性 調査方法流木災害の被災地に関する現地調査報告や 流木災害の発生事象に関する研究成果を収集し 発生源の自然条件 ( 地質 地況 林況等 ) 崩壊面積等を整理するとともに それらと流木災害の被害状況との関係を分析した 事例数 :1965 年 ~20

SABO_97.pdf

目次 動作環境について... 2 山地災害危険箇所マップとは... 3 更新情報を見る... 5 関連サイトのリンク情報を見る... 6 利用上の留意事項を確認する... 7 山地災害危険箇所マップを参照する... 8 地図の表示範囲を変更する ( 拡大 縮小 移動 )... 9 地図の表示内容を変

Microsoft PowerPoint - ◯06_出水期における防災体制

資料1-4気象庁資料

弾道ミサイルが発射された場合の情報伝達と取るべき行動に関する Q&A 情報伝達の概要について Q1. どのような場合に J アラートが使用されるのでしょうか A1. 全国瞬時警報システム (J アラート ) は 弾道ミサイルが日本の領土 領海に落下する可能性又は領土 領海を通過する可能性がある場合に

ミサイル_縦_0927

国土技術政策総合研究所研究資料

続報を伝達しますので 引き続き屋内に避難していて下さい 弾道ミサイルが日本の上空を通過した場合には 他に追尾しているミサイルやミサイルから分離した落下物が我が国の領土 領海に落下する可能性が無いことを確認した後 弾道ミサイルが通過した旨の情報をお知らせします ((2)2) 引き続き屋内に避難する必要

津波警報等の留意事項津波警報等の利用にあたっては 以下の点に留意する必要があります 沿岸に近い海域で大きな地震が発生した場合 津波警報等の発表が津波の襲来に間に合わない場合があります 沿岸部で大きな揺れを感じた場合は 津波警報等の発表を待たず 直ちに避難行動を起こす必要があります 津波警報等は 最新

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別冊第 2 土砂災害予防計画 1

改正の経過 1 新規策定平成 26 年 8 月 28 日避難勧告等の判断 伝達マニュアル ( 土砂災害編 ) として策定 公示 2 防災計画の中に製本平成 27 年 3 月 24 日防災会議での議決 2

目次 第 1 節目的 5 第 2 節土砂災害の定義及び種類 5 第 1 土砂災害の定義 5 第 2 避難勧告等の対象とする土砂災害 5 第 3 節難勧告等の対象とする土砂災害の危険性がある区域 5 第 1 土砂災害危険箇所 5 第 2 土砂災害防止法に基づく土砂災害警戒区域等 6 第 3 その他の場所 6 第 4 節災害予防対策 6 第 1 地すべり がけ崩れ予防対策 6 第 2 急傾斜地崩壊予防対策 6 第 3 土石流予防対策 6 第 5 節避難勧告等の発表単位 6 第 6 節避難勧告等を判断する情報 7 第 7 節避難勧告等により立ち退き避難が必要な住民に求める行動 8 第 8 節避難勧告等の発令の判断基準 8 第 9 節助言を求めることのできる機関 9 第 10 節避難勧告等の伝達方法 10 第 11 節避難勧告等の伝達文 11 第 1 避難準備情報の伝達文の例 11 第 2 避難勧告の伝達文の例 11 第 3 避難指示の伝達文の例 11 巻末資料 Ⅰ 避難勧告等判断フロー図 ( 土砂災害 ) 12 Ⅱ 土砂災害の前兆現象について 13 添付資料 3

別紙 1 急傾斜地崩壊危険箇所一覧 ( 表及び地図 ) 別紙 2 土石流危険渓流一覧 ( 表及び地図 ) 4

第 1 節目的この計画は 急傾斜地の崩壊及び土石流等の災害を予防することを目的とする 第 2 節土砂災害の定義及び種類 別冊第 2 土砂災害予防計画 第 1 土砂災害の定義土砂災害とは 土石流 ( 山腹が崩壊して生じた土石等または渓流の土石等が水と一体となって流下する自然現象 ) 急傾斜地の崩壊 ( 傾斜のある土地が崩壊する自然現象 ) または地すべり ( 土地の一部が地下水等に起因して滑る自然現象 ) を発生原因として 住民の生命または身体に生ずる被害をいう 第 2 避難勧告等の対象とする土砂災害 対 急傾斜地の崩壊 ( 崖くずれ ) 降雨時に地中にしみ込んだ水分により不安定化した斜面が急激に崩れ落ちる現象 象 土 石 流 山腹 谷底にある土砂が長雨や集中豪雨などによって一気に下流へと押し流される現象 斜面の一部あるいは全部が地下水の影響と重力によってゆっくりと 斜面下方に移動する現象 危険性が確認された場合 国や都道府県等が監視 観測等の調査 地すべり を行う その調査結果又は土砂災害防止法に基づく緊急調査の結果として 発表される土砂災害緊急情報を踏まえ 市町村として避難勧告等を 発令 火山砕屑物 ( 火山灰等 ) が降雨等により堆積した山腹斜面や渓床か 対 火山噴火に伴う ら流出する現象 象 降灰後の土石流 土砂災害防止法に基づく土砂災害緊急情報を基に 避難勧告等を判断 伝達 外 河道閉塞に伴う土砂災害 深層崩壊 山体の崩壊 崖くずれ 土石流などで崩れたり流されたりした大量の土砂が 川を塞いで水の流れを堰き止める現象 土砂災害防止法に基づく土砂災害緊急情報を基に 避難勧告等を判断 伝達土層及びその下の風化した岩盤が同時に崩れ落ちる現象 技術的に予知 予測が困難火山などに代表される脆弱な地質条件の山体の一部が地震動や噴火 深層風化などが引き金となって大規模な崩壊を起こす現象 技術的に予知 予測が困難 第 3 節避難勧告等の対象とする土砂災害の危険性がある区域 第 1 土砂災害危険箇所 1 急傾斜地崩壊危険箇所の被害想定区域傾斜度 30 度以上 高さ 5m 以上の急傾斜地で人家や公共施設に被害を及ぼすおそれのある急傾斜地及びその近接地別紙 1 急傾斜地崩壊危険箇所一覧 ( 表及び地図 ) 2 土石流危険区域渓流の勾配が 3 度以上 ( 火山砂防地域では 2 度以上 ) あり 土石流が発生した場合に人家や公共施設等の被害が予想される危険区域別紙 2 土石流危険渓流一覧 ( 表及び地図 ) 5

第 2 土砂災害防止法に基づく土砂災害警戒区域等 別冊第 2 土砂災害予防計画 1 土砂災害警戒区域 ( 通称 : イエローゾーン ) 土砂災害が発生した場合に住民等の生命又は身体に危害が生ずるおそがあり 警戒避難体制を特に整備すべき区域 弟子屈町内には土砂災害警戒区域 ( イエローゾーン ) に指定された地域は存在しない 2 土砂災害特別警戒区域 ( 通称 : レッドゾーン ) 土砂災害警戒区域のうち 土砂災害が発生した場合に建築物に損壊が生じ住民等の生命又は身体に著しい危害が生ずるおそれがあり 一定の開発行為の制限及び建築物の構造の規制をすべき区域 3 基礎調査の実施と公表 町内には 現在のところ レッドゾーンまたはイエローゾーンに指定された地域はないが 第 1 項の北海道が実施する土砂災害危険箇所 (46 か所 ) の基礎調査は終了しておらず 今後 平成 28 年 ~31 年までの 5 か年で基礎調査を実施し 調査結果が確定次第 道が町長へ報 告 ~ 町長の承諾 ~ 住民説明 の段階を経て レッドゾーンまたはイエローゾーンへの指定を行 い 公表することとする 公表手段は 北海道のホームページ 町のホームページ 広報てし かが及び回覧板等を併用することとする 第 3 その他の場所 上記 1 2 項の隣接区域やその他避難の必要がある場所 第 4 節災害予防対策 第 1 地すべり がけ崩れ予防対策本町における地すべり がけ崩れ等危険箇所は早期に整備を図るとともに 町民に対し地すべり等危険箇所の周知に努める また 気象 地震情報等の収集により 災害が想定される場合を考慮し 町は警戒避難を実施するための緊急連絡体制づくりに努める 第 2 急傾斜地崩壊予防対策町長 ( 担当経済対策部建設班 ) は 異常降雨及び降雪により急傾斜地のがけ崩れ及び雪崩による災害が予想される地域の実情を調査し 必要に応じて特別巡視等を行うものとする また 町及び関係機関は それぞれ所轄の区域の保全及び安全を確保するため がけ崩れ及び雪崩発生予想箇所に防止柵を設置し また 標示板等により住民への周知を図る対策を講ずるものとする 一方 危険区域の住民においても 常に危険に対する認識を持って 急傾斜地の異常 ( 亀裂 湧水 噴水 濁り水 ) の早期発見に留意するとともに 住民自身による防災措置 ( 不安定な土壌 水路の清掃等 ) を進んで行うように 町は住民に啓発する 第 3 土石流予防対策本町における土石流危険渓流は今後も道との協力のもと 整備を推進するとともに 町民に対し土石流危険渓流の周知に努める 第 5 節避難勧告等の発表単位 発表単位は 北海道土砂災害警戒情報システムで使用するメッシュ区分 (5km 5km) 内の 2 避難勧告等の対象とする土砂災害の危険性がある区域 を基本とし 避難行動における共助体制が構築されるように自治会や自主防災組織等の社会的状況等を考慮し定めるものとする ただし 自然現象のため不測の事態等も想定されることから 事態の進行 状況に応じた 避難勧告等の発令区域を適切に判断する 6

第 6 節避難勧告等を判断する情報 別冊第 2 土砂災害予防計画 北海道土砂災害警戒システム (http://www.njwa.jp/hokkaido-sabou/) 1 土砂災害警戒情報発表状況現在の発表状況と過去の発表履歴を表示 2 危険度情報土砂災害の危険度を 5km メッシュで表示 (3 時間先までの予測を表示可能 ) 土砂災害危険箇所図 危険度判定図 ( スネーク曲線 ) 降雨状況経過図を一画面にまとめて表示 危険度の表示 更新間隔 30 分赤 - 実況で土砂災害警戒情報基準超過 - 実況で大雨警報 ( 土砂災害 ) 基準超過黄 - 実況で大雨注意報基準超過 3 降雨情報降雨の状況を 1km メッシュで表示 4 土砂災害警戒区域等の指定状況土砂災害警戒区域等の区域図等の指定状況を表示 土砂災害警戒判定メッシュ情報 ( 気象庁 )(http://www.jma.go.jp/jp/doshamesh/) 2 時間先までの土砂災害の危険度を 5km メッシュで表示したもの 危険度の表示 更新間隔 10 分濃紫 - 実況で土砂災害警戒情報基準超過薄紫 - 予想で土砂災害警戒情報基準超過 - 実況又は予想で大雨警報 ( 土砂災害 ) 基準超過黄 - 実況又は予想で大雨注意報基準超過 各警報 注意報の種類と説明等 項目 提供元 説明 主な提供システム サイト 大雨注意報 気象庁 大雨により 災害が起こるおそれがある場合に発表される 注意を呼びかける対象となる災害として 注意報文の本文に 土砂災害 浸水害のいずれか又は両方が記載されている 大雨警報 ( 土砂災害 ) 土砂災害警戒情報 大雨特別警報 ( 土砂災害 ) 記録的短時間大雨情報 気象庁 気象庁と道の共同発表 気象庁 気象庁 大雨により 重大な災害が起こるおそれがある場合に発表される 警戒を呼びかける対象となる災害に応じ 大雨警報 ( 土砂災害 ) 大雨警報( 浸水害 ) 大雨警報( 土砂災害 浸水害 ) という名称で発表される 大雨警報 ( 土砂災害 ) 等が発表されている状況で 土砂災害発生の危険度が更に高まったときに発表される 大雨により 重大な災害が起こるおそれが著しく大きい場合に発表される 警戒を呼びかける対象となる災害に応じ 大雨特別警報 ( 土砂災害 ) 大雨特別警報( 浸水害 ) 大雨特別警報( 土砂災害 浸水害 ) という標記で発表される 大雨警報 ( 浸水害 ) 等が発表されている状況で 数年に一度しか起こらないような記録的な短時間の大雨を観測したときに発表される 北海道防災情報システム http://www.bousai-hokkaido.j p/ 気象庁 HP http://www.jma.go.jp/jma/ 防災情報提供システム https://bosai.jmainfo.go.jp/ (ID/PW 必要 ) 北海道土砂災害警戒システム北海道防災情報システム気象庁 HP 防災情報提供システム 北海道防災情報システム気象庁 HP 防災情報提供システム 上記をもとに 避難勧告等を検討するのを原則とするが 別紙 1 急傾斜地崩壊危険箇所一覧 ( 表及び地図 ) 及び別紙 2 土石流危険渓流一覧 ( 表及び地図 ) に該当する地域から出水 地鳴り等の現象を確認した場合には 防災関係機関に助言を求め 避難勧告 避難指示の判断を行う 7

第 7 節避難勧告等により立ち退き避難が必要な住民に求める行動 第 8 節避難勧告等の発令の判断基準 避難勧告等の発令の判断基準は次のとおりとする ただし 基準に該当しない場合であっても 現地や気象の状況を総合的に勘案し 避難勧告等を発令するものとする 避難勧告等の発令判断基準 区 分避難準備情報 避 難 勧 告 避 難 指 示 区分立ち退き避難が必要な住民等に求める行動 避難準備情報 避難勧告 避難指示 基 準 ( 次のいずれかに該当した場合に発令する ) 1 大雨警報 ( 土砂災害 ) が発表された 場合 1 土砂災害警戒情報が発表された場合 2 土砂災害の前兆現象 ( 湧き水 地下 水の濁り 渓流の水量の変化等 ) が発 見された場合 1 土砂災害警戒情報が発表されてお り さらに記録的短時間大雨情報が発 表された場合 2 土砂災害が発生した場合 対象区域 ( 土砂災害危険箇所内の住家等を基本とする ) 北海道土砂災害警戒システムの判定メッシュ情 報 ( 以下 メッシュ情報 という ) で大雨警報 ( 土砂災害 ) の発表基準を超過した区域 ( 赤及び ) メッシュ情報で土砂災害警戒情報の発表基準を 超過した区域及びその周辺の大雨警報 ( 土砂災害 ) の発表基準を超過した区域 ( 赤及びその周辺の ) 当該前兆現象が発見された箇所及びその周辺の 区域 ( 土砂災害危険箇所以外の区域で発見された 場合を含む ) 記録的短時間大雨情報が発表された地域 ( 発表 文で確認 例 : 町北部付近 ) 及びその周辺の 地域のうち メッシュ情報で土砂災害警戒情報の 発表基準を超過した区域 ( 赤 ) 当該土砂災害が発生した箇所及びその周辺の区域 ( 土砂災害危険箇所以外の区域で発見された場合 を含む ) 重要な情報については 気象情報等を発表した気象官署 砂防関係機関等との間で相互に情報 交換する 想定を超える規模の災害が発生することや 想定外の事象が発生することもあることから 関 係機関との情報交換を密に行い 暴風域はどのあたりまで接近しているか 近隣で災害や前兆 現象が発生していないか等 広域的な状況把握に努める 土砂災害の前兆現象等 巡視等により自ら収集する現地情報 レーダ観測でとらえた強い雨の 地域 避難行動の難易度 ( 夜間や暴風の中での避難 ) 等 必ずしも数値等で明確にできないも のも考慮し 総合的に判断を行う 気象情報に注意を払い 立ち退き避難の必要について考える 立ち退き避難が必要と判断する場合は その準備をする ( 災害時 ) 要配慮者は 立ち退き避難する 立ち退き避難する 直ちに立ち退き避難する ただし 立ち退き避難によりかえって危険が及ぶおそれがある場合は 屋内で の安全確保をする 8

第 9 節助言を求めることのできる機関 機関名 ( 連絡先 ) 助言を求めることができる事項釧路地方気象台 気象 地象 水象に関すること 電話番号 0154-31-5146 国土交通省釧路開発建設部 ( 代表 ) 電話番号 0154-24-7000 同弟子屈道路事務所 電話番号 015-482-2327 土砂災害の前兆現象に係る技術的な所見に関すること 同治水課 ( 直通 ) 災害対策用機材等の地域への支援に関すること 電話番号 0154-24-7250 同釧路河川事務所 電話番号 0154-21-5500 釧路総合振興局釧路建設管理部 ( 代表 ) 電話番号 0154-23-6111 土砂災害危険箇所及び土砂災害( 特別 ) 警戒区域に関すること 同治水課 土砂災害の前兆現象に係る技術的な所見に関すること 電話番号 0154-23-9184 北海道土砂災害警戒情報システムに関すること 同弟子屈出張所 電話番号 015-482-2147 釧路総合振興局 災害情報及び被害情報に関すること 地域創生部地域政策課 避難対策に関すること 電話番号 0154-43-9144 9

第 10 節避難勧告等の伝達方法 避難勧告等の伝達先 伝達方法は次のとおりとする なお 情報の伝達は 災害の状況等に応じた最善の方法により行うものとする 別冊第 2 土砂災害予防計画 担当部署 伝達手段 伝達先 北海道防災情報システ TV 放送 視聴者 ムへの入力 ( 公共情報コモンズ経 ラジオ放送 聴取者 総務課 由でマスメディアへ情報提供 ) 緊急速報メール町内に滞在する携帯電話保持者緊急速報メール ( 状況により直接携帯電話町内に滞在する携帯電話保持者会社に直接入力 ) 防災行政無線 ( 同報系 ) 住民 ( 弟子屈消防署との連携 ) 町公式 Web サイト ( ホームページ ) PC ユーザー等 環境生活課広報車住民等 ( 巡回ルート ) 建設課作業車等警戒する渓流 急傾斜地沿いの住民 福祉こども課電話又は FAX 要配慮施設 健康推進課電話 FAX 又は直接訪問避難行動要支援者 環境生活課電話又は FAX 又は直接訪問自治会 自主防災組織 避難支援関係者 総務課 電話又は電子メール又は直接訪問 釧路総合振興局 釧路開発建設部 釧路建設管理部 釧路地方気象台 弟子屈警察署 ( 避難指示に従わない住 民等への退去指導の依頼 ) 弟子屈消防署 ( 巡回広報の依頼 ) 陸上自衛隊第 27 普通科連隊 10

第 11 節避難勧告等の伝達文 第 1 避難準備情報の伝達文の例 緊急放送 緊急放送 避難準備情報発令 こちらは 弟子屈町です 時 分に弟子屈町内に大雨警報 ( 土砂災害 ) が発表されました 土砂災害の危険性が高くなることが予想されるため 時 分に 地域 地区の土砂災害警戒区域等に土砂災害に関する避難準備情報を発令しました 現在 の避難所を開設しております 地区の土砂災害警戒区域等にお住まいの方は気象情報を注視し 心配な場合 危険だと思う場合は 迷わず避難してください 高齢の方 障害のある方 小さい子供をお連れの方などは あらかじめ定めた避難場所へ避難してください 避難に助けが必要な方は 支援者と連絡を取り合うなどして避難してください 第 2 避難勧告の伝達文の例 緊急放送 緊急放送 避難勧告発令 こちらは 弟子屈町です 時 分に弟子屈町内に土砂災害警戒情報が発表されました 土砂災害の危険性が極めて高まっているため 時 分に 地域の 地区の土砂災害警戒区域等に土砂災害に関する避難勧告を発令しました 現在 の避難所を開設しております 地区の土砂災害警戒区域等にお住まいの方は 直ちに予め定めた避難場所へ避難してください 急斜面の付近や河川沿いにいる方は 急斜面や河川等から離れたなるべく頑強な建物等へ避難してください 道路及び 橋は雨量規制のため通行できませんのでご注意ください 第 3 避難指示の伝達文の例 緊急放送 緊急放送 避難指示発令 こちらは 弟子屈町です 地区で土砂災害の発生 ( または 前兆現象 ) が確認されました 土砂災害の危険性が極めて高まっているため 時 分に 地域の 地区に土砂災害に関する避難指示を発令しました 現在 の避難所を開設しております 未だ避難していない方は 最寄りの頑強な建物等へ直ちに避難してください 道路及び 橋は雨量規制のため通行できませんのでご注意ください 外が危険な場合は 屋内の谷側の高いところに避難してください 留意事項 避難所へ避難する際は 他の土砂災害危険箇所内の通過は避けること 土石流に関しては渓流に直角方向にできるだけ渓流から離れること 渓流を渡って対岸に避難することは避ける 避難所への避難が困難な場合には 生命を守る最低限の行動として 周囲の建物より比較的高い建物 ( 鉄筋コンクリート等の堅固な構造物 ) の2 階以上 ( 斜面と反対側の部屋 ) に避難することを心がける 11

巻末資料 Ⅰ 避難勧告等判断フロー図 ( 土砂災害 ) 土シ = 北海道土砂災害警戒情報システム 大雨警報 ( 土砂災害 ) 発表 土シ 赤及びメッシュはあるか YES NO 一定時間経過 主な災害対応 防災体制の確立 避難所の開設準備災害情報の収集 現地パトロール等 引き続き監視 情報収集 土シ 該当メッシュ内に 土砂災害危険箇所 かつ 避難させるべき家屋又は施設 があるか YES 判断 NO 避難準備情報 発令 ( 必要に応じ範囲の拡大を検討 ) 避難準備情報の対象範囲 赤及び 赤 土砂災害警戒情報 発表 土シ 赤メッシュはあるか YES NO 一定時間経過 引き続き監視 情報収集 土シ 赤及びその周辺のメッシュ内に 土砂災害危険箇所 かつ 避難させるべき家屋又は施設 があるか NO 前兆現象の発生 YES 判断 情報収集勧告対象地域を特定 避難勧告 発令 ( 必要に応じ範囲の拡大を検討 ) 避難勧告の対象範囲 赤及び周辺の 赤赤 さらに 記録的短時間大雨情報 発表 土砂災害の発生 記録的短時間大雨情報の発表文で地域を確認例 町北部付近で約 100 ミリ 土シ 上記周辺の赤メッシュを確認 判断 情報収集指示対象地域を特定 避難指示 発令 ( 必要に応じ範囲の拡大を検討 ) 避難指示の対象範囲 赤 赤 赤赤 12

巻末資料 Ⅱ 土砂災害の前兆現象について 災害の種類 土石流 がけ崩れ 状況種類現象の内容説明 直 前 1~ 2 時間前 2~ 3 時間前 直 前 1~ 2 時間前 土石流の発生 土臭いにおい 渓流の急激な濁り 渓流水位激減 地鳴り 渓流内で転石の音 流木発生 流水の異常な濁り 湧水の停止 湧水の噴き出し 亀裂の発生 斜面のはらみだし 小石がぼろぼろ落下 地鳴り 小石がぱらぱら落下 新たな湧水の発生 湧水の濁り 近くで山崩れ 土石流が発生している 異常なにおい ( 土臭い ものの焼けるにおい 酸っぱいにおい 木のにおい等 ) がする 渓流の流水が急激に濁り出したり 流木などが混ざっている渓流の水位が降雨量の減少に関わらず低下しない 異様な山鳴りや地鳴りがする 渓流付近の斜面が崩れ出したり 落石などが発生している音がする立木の裂ける音や巨レキの流れる音が聞こえる渓流の流水に流木などが混ざっている 渓流の流水が異常に濁っている 湧き水の急激な減少 枯渇が認められる 水の吹き出しが認められる 斜面に亀裂ができる 斜面にはらみがみられる 小石が斜面からぼろぼろと落下する 斜面から異常な音 山鳴り 地鳴りが聞こえる 小石が斜面からぱらぱらと落下する 新たな湧水がある 普段澄んでいる湧き水が濁ってきた 周辺の斜面や渓流は地形 地質や降水量がほぼ同じである場合がほとんどであり 近隣で崩壊や土石流が発生している場合は 隣接する渓流でも土石流の発生する可能性は高い 渓流の上流で崩壊等がすでに発生し 巨レキ同士がぶつかり合うときのにおいや崩壊土砂による土のにおい 崩壊に伴って発生した流木のにおいなどが考えられる 渓流の上流部で土石流が発生したために 土砂や倒木が渓流に流入 その後 流下してきたときに認められる現象 土石流発生につながる可能性が高い 渓流に新たな 又は過度の地下水の供給が生じているときに認められる現象 土石流発生の引き金となる 渓流沿いの斜面内部の地下水の上昇による圧力の増加等に伴い 斜面内部の結合力が低下し 斜面全体が岩塊として異変 ( 移動 ) して山鳴り 地鳴りが生じる現象 崩壊が起こり 土石流発生につながる可能性が高い 渓流沿いの斜面が崩れやすくなっている 大規模な崩壊が発生した場合 土石流発生の引き金になる 渓流の上流部で土石流が発生したために 巨レキがぶつかる音や立ち木の折れる音などが下流まで聞こえる現象 渓流の上流部で土石流が発生したために倒木が渓流に流入し 流下してきたときに認められる現象 渓流の上流部で土石流が発生したために 土砂が渓流に流入し その後 流下してきたときに認められる現象 地盤内部に新たな水道の形成又は地下水量の増加による侵食量の増大のために認められる現象 斜面内部の空洞が拡大し 不安定化する 地盤内部に新たな水道の形成又は地下水量の増加による侵食量の増大のために認められる現象 斜面内部の空洞が拡大し 不安定化する 斜面内部の地下水位の上昇による圧力の増加等に伴い 斜面内部の結合力が低下し 斜面の弱い部分に沿って異変 ( 亀裂 ) が生じる現象 崩壊に至る可能性が高い 斜面内部の地下水位の上昇による圧力の増加等に伴い 斜面内部の結合力が低下し 斜面に変異が生じる現象 崩壊に至る可能性が高い 斜面内部の地下水位の上昇による圧力の増加等に伴い 斜面内部の結合力が低下し 斜面の表層部の比較的弱い箇所から転石が生じる現象 崩壊に至る可能性が高い 斜面内部の地下水位の上昇による圧力の増加等に伴い 斜面全体が岩塊として変異 ( 移動 ) するとともに 異常な音が発生する現象 崩壊に至る可能性が高い 斜面内部の地下水位の上昇による圧力の増加等に伴い 斜面内部の結合力が低下し 斜面の表層部の比較的弱い箇所から転石が生じる現象 崩壊に至る可能性が高い 地盤内部に新たな水道の形成又は地下水量の増加による侵食量の増大のために認められる現象 斜面内部の空洞が拡大し 不安定化する 地盤内部に新たな水道の形成又は地下水量の増加による侵食量の増大のために認められる現象 斜面内部の空洞が拡大し 不安定化する 13

がけ崩れ 地すべり 2~ 3 時間前 直 前 1~ 2 時間前 2~ 3 時間前 湧水量の増加 表面流の発生 地鳴り 山鳴り 地面の震動 池や沼の水かさの急変亀裂 段差の発生 拡大落石 小崩壊の発生斜面のはらみだし 構造物のはらみだし クラック 根の切れる音 樹木の傾き 井戸水の濁り 湧水の枯渇 湧水量の増加 湧き水の急激な増加が認められる 表面に流水がある 地鳴り 山鳴 家鳴り 地面の震動 池や沼の水かさの急変 亀裂や段差の発生 拡大 落石や小崩壊の発生 地表面の凹凸の発生 擁壁のクラックや押し出し 舗装道路やトンネルのクラック 電線のゆるみや引っ張り 建物等の変形 ( 戸の締まりが悪くなる 壁に隙間ができる ) 橋等に異常を生じる 根の切れる音 樹木の傾き 木の枝先の擦れ合う音 ( 風のないとき ) 地下水の濁り 湧水の濁りの発生 湧水の枯渇 新しい湧水の発生 増加 地盤内部に新たな水道の形成又は地下水量の増加による侵食量の増大のために認められる現象 斜面内部の空洞が拡大し 不安定化する 内部に水を含むことが出来ないため表面流が発生する 地すべりブロック ( 土塊 ) の急激な移動により 地鳴り 山鳴りが発生する現象 地すべりブロック ( 土塊 ) の急激な移動により 地盤の変形や移動ブロックの境界付近で変異が生じ 建物等の家鳴りが発生する現象 地すべりブロック ( 土塊 ) に急激な移動により 地面の震動が発生する現象 池や沼の水かさが急変する 地すべりブロック ( 土塊 ) の移動により その周辺部で亀裂や段差が発生 拡大する現象 地すべり末端付近の斜面で 地すべりの急激な変動のため落石や小崩壊が発生する現象 地すべりブロック ( 土塊 ) の移動により その周辺部で凹凸が発生する現象地すべりブロック ( 土塊 ) の移動により その末端部で擁壁の押し出しやクラックが発生する現象 地すべりブロック ( 土塊 ) の移動により 移動ブロックの境界付近を通過している道路やトンネルにクラックが発生する現象 地すべりブロック ( 土塊 ) の移動により 移動ブロックと外部との間に変位が生じ その地域に設置されている電柱間で電線のゆるみや引っ張りが認められる現象 地すべりブロック ( 土塊 ) の移動により 地盤の変形や移動ブロックの境界付近で変位が生じ 建物等の変形が発生する現象 地すべりブロック ( 土塊 ) の移動により 移動ブロックの境界にある橋りょうに変異を生じる現象 地すべりブロック ( 土塊 ) の急激な移動により すべり面沿いやブロック境界付近の根が切断され その音が聞こえる現象 地すべりブロック ( 土塊 ) の急激な移動により ブロック上の木々が傾いたり すり減ったりする現象 地盤内部に新たな水道の形成又は地下水量の増加による侵食量の増大のために認められる現象 斜面内部の空洞が拡大し 不安定化する 地盤内部に新たな水道の形成又は地下水量の増加による侵食量の増大のために認められる現象 斜面内部の空洞が拡大し 不安定化する 地盤内部に新たな水道の形成又は地下水量の増加による侵食量の増大のために認められる現象 斜面内部の空洞が拡大し 不安定化する 14