保全指導 監督室 048-600-1357 東京第一営繕事務所 03-3363-2694 東京第二営繕事務所 03-3531-6550 かんとう保全ニュース KANTO maintenance and management of government buildings News http://www.ktr.mlit.go.jp/eizen/gijyutu/eizen_gijyutu00000008.html 甲武営繕事務所 042-529-0011 宇都宮営繕事務所 028-634-4271 横浜営繕事務所 045-681-8104 長野営繕事務所 026-235-3481 TOPICS 雷から電化製品を守ろう!! 今年も台シーズンがやってきます インフラ長寿命化計画 ( 行動計画 ) と施設管理者として取組む内容 官庁施設情報管理システム (BIMMS-N) を活用した中長期保全計画について 今年度の保全実地指導について お知らせ 雷から電化製品を守ろう!! 41 2014.8 数キロ先の落雷で電気製品が壊れてしまうことがあります数キロ先に雷が落ちただけで電気製品が壊れてしまうことがあります この原因となるのが 誘導雷 ( ゆうどうらい ) といわれるものです 誘導雷とは 雷が落ちると その周辺にある電線や電話線 アンテナなどに発生する大きな電圧 電流のことです 誘導雷が電線などを伝って建物内に入り込むことで 電気製品を故障させます 誘導雷の影響は数キロ先まで及ぶと言われています 近くでゴロゴロと雷が鳴ったら 誘導雷の危険性があります 避雷針があれば大丈夫?? 答えは ノー! 避雷針と避雷器の違い 避雷針 は 屋上等の高い部分に取付けられ 雷を導き 落ちた雷を地面に逃がすことによって建築物や中にいる人を守ります 避雷器 は 電源配線や 通信配線等に取り付けられ 電線等を伝ってきた誘導雷等を地面に逃がすことによって 電気製品を守ります 分電盤や端子盤に取付けるもののほか コンセントに内蔵されたもの等があります 1
今年も台シーズンがやってきます 今年も 台シーズンがまもなくやってきます 台がくる前に施設の確認を実施いただき 対策が必要な場合は速やかに対策いただくようお願い致します 確認を行う際には 落下等がないように安全を確保したうえで行っていただきますようお願い致します 確認を実施する際のポイントを表にまとめて見ました ご参考にして下さい また 台等により建物への被害が生じた場合は 保全指導 監督室または各営繕事務所にご報告をお願いします 確認の目的 執務に支障をきたさない状況の確保 公衆災害 二次災害の防止 部位 確認内容 要素 備考 屋上 防水層の浮き はがれ 亀裂の有無 排水の状態 ルーフドレンの閉塞状況 トップライトの傷 割れ 変形の有無 アンテナ 高置タンク 冷却塔などの機器設置状況 シーリング材の破断 変形 損傷の有無 タラップ等の固定状況 ガラリ ( 吸排気口 ) の固定状態 劣化の有無 ガラリから侵入した水を排水する部分の閉塞状態 外壁を貫通している配管 ダクト周囲のシーリングの状態 外壁 仕上げ材の剥落 浮き等の有無 ルーフドレン及びといの破損 腐食 排水状況 シーリング材の破断 変形 損傷の有無 外灯等突出部分の固定状況 タラップ等の固定状況 ガラリ ( 吸排気口 ) の固定状態 劣化の有無 ガラリから侵入した水を排水する部分の閉塞状態 外壁を貫通している配管 ダクト周囲のシーリングの状態 建具 窓 建具及びその周辺からの漏水の有無 ガラスの傷 破損 サッシのすき間 開閉作動状況 施錠状況 樹木 枝枯れ 倒木の可能性の有無 門 へい 取付状態の良否 傾斜 ひび割れ はらみ等の有無 門扉の固定状況 劣化損傷の有無 施錠可動状態 構内配電線路等 架空線 引込み線等と植物との離隔距離 たるみ 損傷等の有無 電柱 支持等の損傷 傾斜 脱落等の有無 引込みケーブル及び端末部の損傷 汚損等の有無 マンホール ハンドホール蓋の損傷の有無 自家発電 本体からの燃料油 潤滑油の漏れの有無 停電 タンク 燃料ポンプ 配管の油漏れ 損傷等 停電 照明器具 非常照明の点灯状況の確認 停電 飲料用水槽 マンホール蓋の密閉状態 施錠状態の確認 周囲及び上部の状況から汚染を受ける恐れがないかを確認 地下階 ドライエリア 排水ポンプの動作確認 排水槽の水位 排水槽内堆積物の状態 水集水ますの蓋の固定状態 閉塞の有無 屋外排水 水排水側溝内部の堆積物 ゴミの有無 グレーチング蓋の目詰まりの有無 2 2
インフラ長寿命化計画 ( 行動計画 ) と施設管理者として取組む内容 インフラ長寿命化基本計画 とは? H25 年 6 月の 日本再興戦略 ( 閣議決定 ) において位置づけ H25 年 11 月に関係省庁連絡会議にて策定 国土交通省インフラ長寿命化計画( 行動計画 ) とは? インフラ長寿命化基本計画 に基づき 国土交通省が管理 所管するインフラの維持管理 更新等を着実に推進するための中長期的な取組の方向性を明らかにする計画 H26 年 5 月 21 日とりまとめ公表 官庁施設の扱い インフラ長寿命化には 官庁施設も含まれる 国土交通省の法律や制度を所管する立場として 営繕部が官庁施設を担当 官庁施設は 従来から行ってきた保全指導の施策を推進 官庁施設の管理者による インフラ長寿命化計画 ( 行動計画 ) 策定の手引き 中央官庁営繕担当課長連絡調整会議での申し合わせ (H26.7.18) 行動計画の策定にあたり 官庁施設の管理者として共通して記載する施策や基本的な取組みをまとめたもの このうち 6. 必要な施策に係る取組の方向性は 各省各庁で共通して掲げる目標年度及び目標数値を設定したものであり その内容以下のとおり ( 抜粋 ) 点検 診断 修繕 更新等 関係法令に基づく定期点検の確実な実施に係る取組を記載 保全の基準に基づく支障がない状態の確認の確実な実施に係る取組を記載 良好な施設の割合 H29 年度 :80% 以上 情報基盤の整備と活用 官庁施設情報管理システム(BIMMS-N) による官庁施設情報のテ ータヘ ース化 情報の更新に係る取組を記載 官庁施設情報管理システム(BIMMS-N) へ施設情報の登録 行動計画策定年度 100% 個別施設計画の策定 推進 1 対象施設 個別施設計画を策定を推進する官庁施設は 原則として 建基法 12 条 2 項及び官公法 12 条 1 項に規定する定期点検の対象施設 2 計画策定の推進 対象となる官庁施設について 官庁施設情報管理システム (BIMMS-N) を活用するなどして 個別施設計画の策定を推進 個別施設計画の策定 H28 年度 :100% 体制の構築 保全の実施体制の確保に係る取組を記載 3 施設保全責任者の設置 行動計画策定年度:100% 3
官庁施設情報管理システム (BIMMS-N) を活用した中長期保全計画について 個別施設計画とは? 施設毎のメンテナンスサイクルの実施計画 BIMMS-N を活用した中長期保全計画の メリットと注意事項 1. 標準的な事務庁舎をモデルに仕様 数量等が初期値として入力されており 建築物の基本情報を入力することで 簡単に中長期保全計画を作成することができます 2. プルダウンメニューで建築物の仕様を部位別に選択 変更することで 実際の建築物に近づけた計画ができます 3.BIMMS-N 上で作成した中長期保全計画は エクセルファイルとしてダウンロード可能 エクセル上で編集することもできます 4. 作成した中長期保全計画は BIMMS-Nに保存できるため 計画の見直しが容易です 中長期保全計画とは? 5. なお 本機能を活用する場合は 調査票の 建築物情報 に基本情報が入力されていることが必要です 6. 作成した中長期保全計画は 各部位の修繕 更新があった場合は履歴の更新が必要です また 老朽化対策として 概ね5 年ごとを目安に見直しが必要です 7.BIMMS-Nで作成した中長期保全計画は あくまで中長期的な修繕 更新費用の目安と考えて下さい 中長期保全計画から年度保全計画を作成する際には見直しが必要です 建築物等の長寿命化の促進に寄与 8. 計画の立案 ( 予算要求含む ) の際には 事前に劣化調査を実施して 修繕 更新の要否を判断して下さい 4 4
今年度の保全実地指導について 平成 23 年度から実施しております保全実地指導について 今年度も実施いたしますので ご協力よろしくお願いします 保全実地指導は 官公庁施設の建設等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 181 号 ) 第 13 条 3 項に基づき 国土交通省営繕部職員が現地に赴き 施設の保全状況等の把握 支障がある場合の指摘 改善に係る助言 指導及びその確認を行い より一層の保全の適正を図ることを目的としております 今年度は 以下のような施設に伺わせていただきます 1) 保全状況が良好でないと判断される施設 2) 施設保全責任者から保全指導の依頼がある施設 3) その他 保全に関する支援が必要であると判断される施設また 伺った際に重点的に確認をさせていただく項目が幾つかありその内容は 以下の通りです 1) 保全実態調査の結果等から 保全状況が良好ではないと判断できる項目 2) 建基法 官公法による法定点検 ( 確認 ) の実施状況 3) 保全実施体制 保全計画の作成 記録整備の実施状況 保全実地指導の流れ 国土交通省 保全実地指導の実施について ( 通知 ) (20 日前まで ) 施設保全責任者 保全状況にかかる資料の準備 保全実地指導 ( 改善事項の助言等 ) 実地指導結果等の通知 指導内容 ( 改善指導 ) 保全の評価 5 ( 概ね1ヶ月以内 ) 指導事項の確認 改善の実施 改善 ( 方針 ) の確認 改善事項 ( 方針 ) 報告 再度の実地指導 指導内容の記録 速やかな改善が困難な場合指導内容の改善方針を報告 ( 年度内を目途 ) 5
お知らせ 平成 26 年度保全実態調査 (BIMMS-N 入力 ) 官庁施設情報管理システム (BIMMS-N) による 保全実態調査にご協力いただき ありがとうございました 今後 内容に不明な点等あった時は 問合せ 確認等の連絡をさせていただきますので よろしくお願いいたします 保全担当者様へ人事異動等で保全担当者様に変更が生じた際は ご連絡お願いいたします 編集事務局国土交通省 関東地方整備局営繕部 保全指導 監督室 保全企画係 330-9724 さいたま市中央区新都心 2-1 Tel048-600-1357 ご案内 保全に関して 不明な点 要望等がありましたら 管轄の営繕事務所等に お尋ねください 関東地方整備局営繕部 http://www.ktr.mlit.go.jp/eizen/index.html 保全指導 監督室 048-600-1357 東京第一営繕事務所 http://www.ktr.mlit.go.jp/tokyo1ez/ 03-3367-2694 東京第二営繕事務所 http://www.ktr.mlit.go.jp/tokyo2ez/ 03-3531-6550 甲武営繕事務所 http://www.ktr.mlit.go.jp/koubuez/ 042-529-0011 宇都宮営繕事務所 http://www.ktr.mlit.go.jp/utunomiyaez/ 028-634-4271 横浜営繕事務所 http://www.ktr.mlit.go.jp/yokohamaez/ 045-681-8104 長野営繕事務所 http://www.ktr.mlit.go.jp/naganoez/ 026-235-8713 建築物等で保全に関する事故 故障等が発生した場合 : 国家機関の建築物等で保全に関する発生した重大な事故 故障がありましたら関東地方整備局営繕部調整課に 報告願います 連絡先 : Tel:048-600-1355 E-mail: eizen-jiko@ktr.mlit.go.jp 6