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査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

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審査報告 (1) 別紙 平成 29 年 4 月 3 日 本申請において 申請者が提出した資料及び医薬品医療機器総合機構における審査の概略等は 以下 のとおりである 申請品目 [ 販売名 ] ジャドニュ顆粒分包 90 mg 同顆粒分包 360 mg [ 一般名 ] デフェラシロクス [ 申請者 ] ノ

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記 第 1 再審査資料の構成及び作成上の注意事項再審査資料の構成及び作成上の注意事項は次のとおりとすること また 再審査申請書の写し及び平成 10 年 12 月 1 日付け医薬審第 1058 号厚生省医薬安全局審査管理課長通知 新医薬品等の申請資料の信頼性の基準の遵守について により添付することとし

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使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d

医薬品リスク管理計画書(本文)

1. 医薬品リスク管理計画を策定の上 適切に実施すること 2. 国内での治験症例が極めて限られていることから 製造販売後 一定数の症例に係るデータが集積されるまでの間は 全 症例を対象に使用成績調査を実施することにより 本剤使用患者の背景情報を把握するとともに 本剤の安全性及び有効性に関するデータを

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食欲不振 全身倦怠感 皮膚や白目が黄色くなる [ 肝機能障害 黄疸 ] 尿量減少 全身のむくみ 倦怠感 [ 急性腎不全 ] 激しい上腹部の痛み 腰背部の痛み 吐き気 [ 急性膵炎 ] 発熱 から咳 呼吸困難 [ 間質性肺炎 ] 排便の停止 腹痛 腹部膨満感 [ 腸閉塞 ] 手足の筋肉の痛み こわばり

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より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています

資料 3 1 医療上の必要性に係る基準 への該当性に関する専門作業班 (WG) の評価 < 代謝 その他 WG> 目次 <その他分野 ( 消化器官用薬 解毒剤 その他 )> 小児分野 医療上の必要性の基準に該当すると考えられた品目 との関係本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル ( 要望番号

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クラリチンドライシロップ 1% クラリチン錠 10mg クラリチンレディタブ錠 10mg 第 1 部申請書等行政情報及び添付文書に関する情報 (7) 同種同効品一覧 シェリング プラウ株式会社

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Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

医薬品たるコンビネーション製品の不具合報告等に関する Q&A [ 用いた略語 ] 法 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) 施行規則 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則 ( 昭和 36 年

301128_課_薬生薬審発1128第1号_ニボルマブ(遺伝子組換え)製剤の最適使用推進ガイドラインの一部改正について

資料 2-4 イソプロピルアンチピリン製剤の安全対策について 平成 23 年 6 月 23 日平成 23 年度薬事 食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会 ( 第 2 回 ) 1. イソプロピルアンチピリン製剤の安全性に係る調査結果報告書 ( 別紙 ) 1 ページ

未承認薬 適応外薬の要望に対する企業見解 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 会社名要望された医薬品要望内容 CSL ベーリング株式会社要望番号 Ⅱ-175 成分名 (10%) 人免疫グロブリン G ( 一般名 ) プリビジェン (Privigen) 販売名 未承認薬 適応 外薬の分類

改訂後改訂前 << 効能 効果に関連する使用上の注意 >> 関節リウマチ 1. 過去の治療において 少なくとも1 剤の抗リウマチ薬 ( 生物製剤を除く ) 等による適切な治療を行っても 疾患に起因する明らかな症状が残る場合に投与すること 2. 本剤とアバタセプト ( 遺伝子組換え ) の併用は行わな

審査結果 平成 23 年 4 月 11 日 [ 販 売 名 ] ミオ MIBG-I123 注射液 [ 一 般 名 ] 3-ヨードベンジルグアニジン ( 123 I) 注射液 [ 申請者名 ] 富士フイルム RI ファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 22 年 11 月 11 日 [ 審査結果

ベスポンサ点滴静注用 1 mg に係る医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名ベスポンサ点滴静注用 1 mg 有効成分 イノツズマブオゾガマイシン ( 遺伝子組換え ) 製造販売業者 ファイザー株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 3 月 1.1. 安全性検討事項 重要

目次 2 調査の概要 3 回答薬局の概要 4 1. 安全性情報の入手 伝達 5 2. リスクコミュニケーションツールの活用 薬局内でのインターネット活用等 27 望まれる方向 34 参考 1 PMDA 医療安全情報について 37 参考 2 医薬品リスク管理計画について 38 参考 3 リ

本日の内容 添付文書の改訂医薬品の添付文書がどのように作成され 改訂されるかを知る リスクコミュニケーション医療現場 行政 企業とのリスクコミュニケーションツールとその活用方法を知る 2

「ガスメット錠10mg・20mg」「ガスメットD錠10mg・20mg」使用上の注意改訂のお知らせ

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用法 用量 発作性夜間ヘモグロビン尿症における溶血抑制 mg mg mg mg kg 30kg 40kg 20kg 30kg 10kg 20kg 5kg 10kg 1900mg mg mg mg

はじめに 潰瘍性大腸炎は 主として粘膜を侵し しばしば びらんや潰瘍を形成する大腸の原因不明のびまん性非特異性炎症 と定義される慢性難治性炎症性腸疾患で 厚生労働省の特定疾患に指定されています ⅰ) 代表的な臨床症状は 持続性または反復性の血便もしくは粘血便で しばしば 下痢 腹痛 発熱を伴いますが

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添付 書の記載 それってどういう意味? ( 独 ) 医薬品医療機器総合機構佐藤淳

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重篤な副作用は 自然流産の 1 例 1 件であった 本症例は 本剤服用後も性交があり どの時点での妊娠か判断できず 本剤と自然流産との関連は評価できないと考えた 非重篤な副作用のうち 使用上の注意から予測できない副作用は 腹部膨満及び月経困難症各 2 件 腹部不快感 口内炎 ざ瘡 尿臭異常 月経障害

診療科 17 診療科 病床数 494 床 (ICU3 床 HCU5 床 無菌病室 1 床含む ) 病棟数 9 病棟 ( 一般病棟入院基本料 7:1) 外来患者数 1302 人 / 日 入院患者 437 人 / 日 地域がん診療連携拠点病院 病院機能評価認定病院 (Ver5.0) 平成 22 年度実績

D961H は AstraZeneca R&D Mӧlndal( スウェーデン ) において開発された オメプラゾールの一方の光学異性体 (S- 体 ) のみを含有するプロトンポンプ阻害剤である ネキシウム (D961H の日本における販売名 ) 錠 20 mg 及び 40 mg は を対象として

ネキシウムに係る医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 ネキシウム カプセル 10 mg 20mg ネキシウム 懸濁用顆粒分包 10mg 20mg 有効成分 エソメプラゾールマグネシウム水和物 製造販売業者アストラゼネカ株式会社薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月

から (3) までの具体的な予定については添付 2 の図のとおりですので申し添 えます

2. 改訂内容および改訂理由 2.1. その他の注意 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡に基づく改訂 ] 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 10. その他の注意 (1)~(3) 省略 (4) 主に 50 歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において 選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び

た 18 歳以上の AD/HD 患者を対象に 日本人を含むアジア人によるプラセボ対照二重盲検比較試験及びその長期継続投与試験が現在実施されており 本剤の製造販売者によれば これらの試験成績に基づき 本剤の成人期 AD/HD 患者への追加適応に関する承認事項一部変更承認申請が行われる予定とされている

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DRAFT#9 2011

10,000 L 30,000 50,000 L 30,000 50,000 L 図 1 白血球増加の主な初期対応 表 1 好中球増加 ( 好中球 >8,000/μL) の疾患 1 CML 2 / G CSF 太字は頻度の高い疾患 32

2 抗インフルエンザウイルス薬と異常行動の議論と今後の予定 平成 21 年に取りまとめられた報告書以降の知見を改めて報告書にまとめ 以下の議論がなされた 平成 21 年以降の非臨床研究及び 10 年に及ぶ疫学研究の科学的な知見を総括し 以下の事実から タミフル服用のみに異常行動と明確な因果関係がある

要望番号 ;Ⅱ-286 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 要望者 ( 該当するものにチェックする ) 学会 ( 学会名 ; 特定非営利活動法人日本臨床腫瘍学会 ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 優先順位 33 位 ( 全 33 要望

保険薬局の登録 ~ クロザリルは CPMS に登録された保険薬局で調剤され 通院患者に渡されることにな っています CPMS 登録にあたり薬局には下記要件が求められます < 要件 1> 1) インターネットが使えること (ecpms(web site) にアクセス可能であること ) 2) 処方元の医

Ⅲ-3 試用医薬品に関する基準 平成 10 年 1 月 20 日公正取引委員会届出改定平成 13 年 3 月 19 日公正取引委員会届出改定平成 16 年 5 月 25 日公正取引委員会届出改定平成 17 年 3 月 29 日公正取引委員会届出改定平成 26 年 6 月 16 日公正取引委員会 消費

ヒアルロン酸ナトリウム架橋体製剤 特定使用成績調査

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タフィンラーカプセル50mg/75mg、メキニスト錠0.5mg/2mg 添付文書改訂のお知らせ

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の状態により適宜減量する 成人 A 法 : 他の抗悪性腫瘍剤との併用において ブスルファンとして 1 回 0.8 mg/kg を生理食塩液又は 5% ブドウ糖液に混和 調製して 2 時間かけて点滴静注する 本剤は 6 時間毎に 1 日 4 回 4 日間投与する なお 年齢 患者の状態により適宜減量す

<4D F736F F F696E74202D20362D AE98BC689F1939A C5817A FE394BC8AFA D44418CE394AD88E396F A926B B835E2E707074>

- 医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読みください - 効能又は効果 用法及び用量の一部変更 使用上の注意改訂のお知らせ 平成 23 年 5 月 劇薬 処方せん医薬品 ( 注意 - 医師等の処方せんにより使用すること ) エタンブトール製剤 エタンブトール塩酸塩錠 このたび 標記製品の 効

ハイゼントラ20%皮下注1g/5mL・2g/10mL・4g/20mL

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リアルダ錠 1200mg に係る医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名リアルダ錠 1200mg 有効成分メサラジン 製造販売業者持田製薬株式会社薬効分類 872399 提出年月 平成 28 年 10 月 ( 別紙様式 ) 1.1. 安全性検討事項 重要な特定されたリスク 頁 重要な潜在的リスク 頁 重要な不足情報 頁 メサラジンによる過敏症状間質性腎炎 ネフローゼ症候群 1 ( 発熱 腹痛 下痢 好酸球腎不全増多等 ) 4 なし 5 肝機能障害 肝炎 黄疸 1 再生不良性貧血 汎血球減少症 無顆粒球症 白血球減少症 2 好中球減少症 血小板減少症 心膜炎 心筋炎 胸膜炎 2 間質性肺疾患 ( 間質性肺炎 器質化肺炎 胞隔炎 好酸球性 3 肺炎等 ) 膵炎 3 1.2. 有効性に関する検討事項 使用実態下における長期使用時の有効性 5 頁 上記に基づく安全性監視のための活動 2. 医薬品安全性監視計画の概要頁 通常の医薬品安全性監視活動 6 追加の医薬品安全性監視活動 特定使用成績調査 6 3. 有効性に関する調査 試験の計画の概要頁 特定使用成績調査 7 各項目の内容は RMP の本文でご確認下さい 上記に基づくリスク最小化のための活動 4. リスク最小化計画の概要頁 通常のリスク最小化活動 8 追加のリスク最小化活動 なし 8

医薬品リスク管理計画書 ( 別紙様式 ) 平成 28 年 10 月 7 日 独立行政法人医薬品医療機器総合機構理事長殿 住所 : 東京都新宿区四谷 1 丁目 7 番地 氏名 : 持田製薬株式会社 代表取締役社長 持田直幸 印 標記について次のとおり提出します 品目の概要 承認年月日 2016 年 9 月 28 日 薬 効 分 類 872399 再審査期間 4 年 承 認 番 号 22800AMX00689000 国際誕生日販売名有効成分含量及び剤型用法及び用量 2006 年 12 月 13 日 リアルダ錠 1200 mg メサラジン 1 錠中メサラジン (mesalazine) として 1200 mg 含有する錠剤 通常 成人にはメサラジンとして 1 日 1 回 2,400 mg を食後経口投与する 活動期は 通常 成人にはメサラジンとして 1 日 1 回 4,800 mg を食後経口投与するが 患者の状態により適宜減量する 効能又は効果潰瘍性大腸炎 ( 重症を除く ) 承認条件 医薬品リスク管理計画を策定の上 適切に実施すること 前回提出日 : 該当せず 変更の履歴 変更内容の概要 : 該当せず 変更理由 : 該当せず

1. 医薬品リスク管理計画の概要 1.1 安全性検討事項 重要な特定されたリスク 間質性腎炎 ネフローゼ症候群 腎不全重要な特定されたリスクとした理由 : 国内臨床試験での報告はないが 外国で本剤服用により間質性腎炎 ネフローゼ症候群 腎不全の報告があるため重要な特定されたリスクに設定した 国内の他の経口メサラジン製剤の添付文書では 重要な基本的注意 において 投与中は腎機能を検査するなど 患者の状態を十分に観察すること 及び異常が認められた場合には 減量又は投与を中止するなどの適切な処置を行うことについて注意喚起されており また 重大な副作用 においても注意喚起しているため 本剤においても重要な特定されたリスクに設定した 医薬品安全性監視活動の内容及びその選択理由 : 追加の医薬品安全性監視活動として 以下を実施する 特定使用成績調査 選択理由 通常の医薬品安全性監視活動及び特定使用成績調査による安全性情報収集を行い 必要に応じて新たなリスク最小化活動の実施を検討することが適切と判断したため リスク最小化活動の内容及びその選択理由 : 通常のリスク最小化活動として 添付文書の 禁忌 慎重投与 重要な基本的注意 及び 重大な副作用 の項に記載して注意喚起する 選択理由 医療従事者に対し確実に情報提供し 適正な使用に関する理解を促し 安全性の確保を図るため 肝機能障害 肝炎 黄疸重要な特定されたリスクとした理由 : 国内臨床試験において重篤な副作用は認められなかったが 外国で本剤服用により肝機能障害 肝炎 黄疸の報告があることから重要な特定されたリスクに設定した 国内の他の経口メサラジン製剤の添付文書では 重要な基本的注意 において 投与中は AST(GOT) ALT(GPT) 等の肝機能をモニターするなど 患者の状態を十分に観察すること 及び異常が認められた場合には 減量又は投与を中止するなどの適切な処置を行うことについて注意喚起されており また 重大な副作用 においても注意喚起しているため 本剤においても重要な特定されたリスクに設定した 医薬品安全性監視活動の内容及びその選択理由 : 追加の医薬品安全性監視活動として 以下を実施する 特定使用成績調査 1

選択理由 通常の医薬品安全性監視活動及び特定使用成績調査による安全性情報収集を行い 必要に応じて新たなリスク最小化活動の実施を検討することが適切と判断したため リスク最小化活動の内容及びその選択理由 : 通常のリスク最小化活動として 添付文書の 禁忌 慎重投与 重要な基本的注意 及び 重大な副作用 の項に記載して注意喚起する 選択理由 医療従事者に対し確実に情報提供し 適正な使用に関する理解を促し 安全性の確保を図るため 再生不良性貧血 汎血球減少症 無顆粒球症 白血球減少症 好中球減少症 血小板減少症重要な特定されたリスクとした理由 : 国内臨床試験での報告はないが 外国で本剤服用により再生不良性貧血 汎血球減少症 無顆粒球症 白血球減少症 好中球減少症 血小板減少症の報告があることから 重要な特定されたリスクに設定した 国内の他の経口メサラジン製剤の添付文書では 重大な副作用 において注意喚起しているため 本剤においても重要な特定されたリスクに設定した 医薬品安全性監視活動の内容及びその選択理由 : 追加の医薬品安全性監視活動として 以下を実施する 特定使用成績調査 選択理由 通常の医薬品安全性監視活動及び特定使用成績調査による安全性情報収集を行い 必要に応じて新たなリスク最小化活動の実施を検討することが適切と判断したため リスク最小化活動の内容及びその選択理由 : 通常のリスク最小化活動として 添付文書の 重大な副作用 の項に記載して注意喚起する 選択理由 医療従事者に対し確実に情報提供し 適正な使用に関する理解を促し 安全性の確保を図るため 心膜炎 心筋炎 胸膜炎重要な特定されたリスクとした理由 : 潰瘍性大腸炎を対象とした国内臨床試験で 本剤の投与終了後に本剤との因果関係を否定できない重篤な心膜炎が 1 例発現したこと また 外国で本剤服用により心筋炎 心膜炎 胸膜炎の報告があることから 重要な特定されたリスクに設定した 国内の他の経口メサラジン製剤の添付文書では 重大な副作用 において注意喚起しているため 本剤においても重要な特定されたリスクに設定した 医薬品安全性監視活動の内容及びその選択理由 : 2

追加の医薬品安全性監視活動として 以下を実施する 特定使用成績調査 選択理由 通常の医薬品安全性監視活動及び特定使用成績調査による安全性情報収集を行い 必要に応じて新たなリスク最小化活動の実施を検討することが適切と判断したため リスク最小化活動の内容及びその選択理由 : 通常のリスク最小化活動として 添付文書の 重大な副作用 の項に記載して注意喚起する 選択理由 医療従事者に対し確実に情報提供し 適正な使用に関する理解を促し 安全性の確保を図るため 間質性肺疾患 ( 間質性肺炎 器質化肺炎 胞隔炎 好酸球性肺炎等 ) 重要な特定されたリスクとした理由 : 潰瘍性大腸炎を対象とした国内臨床試験で 本剤との因果関係を否定できない間質性肺炎および器質化肺炎が各 1 例発現したこと また 外国で本剤服用により間質性肺炎 アレルギー性胞隔炎 好酸球性肺炎の報告があることから 重要な特定されたリスクに設定した 国内の他の経口メサラジン製剤の添付文書では 重大な副作用 において注意喚起しているため 本剤においても重要な特定されたリスクに設定した 医薬品安全性監視活動の内容及びその選択理由 : 追加の医薬品安全性監視活動として 以下を実施する 特定使用成績調査 選択理由 通常の医薬品安全性監視活動及び特定使用成績調査による安全性情報収集を行い 必要に応じて新たなリスク最小化活動の実施を検討することが適切と判断したため リスク最小化活動の内容及びその選択理由 : 通常のリスク最小化活動として 添付文書の 重大な副作用 の項に記載して注意喚起する 選択理由 医療従事者に対し確実に情報提供し 適正な使用に関する理解を促し 安全性の確保を図るため 膵炎重要な特定されたリスクとした理由 : 国内臨床試験での報告はないが 外国で本剤の服用により膵炎の報告があることから 重要な特定されたリスクに設定した 3

国内の他の経口メサラジン製剤の添付文書では 重大な副作用 において注意喚起しているため 本剤においても重要な特定されたリスクに設定した 医薬品安全性監視活動の内容及びその選択理由 : 追加の医薬品安全性監視活動として 以下を実施する 特定使用成績調査 選択理由 通常の医薬品安全性監視活動及び特定使用成績調査による安全性情報収集を行い 必要に応じて新たなリスク最小化活動の実施を検討することが適切と判断したため リスク最小化活動の内容及びその選択理由 : 通常のリスク最小化活動として 添付文書の 重大な副作用 の項に記載して注意喚起する 選択理由 医療従事者に対し確実に情報提供し 適正な使用に関する理解を促し 安全性の確保を図るため 重要な潜在的リスクメサラジンによる過敏症状 ( 発熱 腹痛 下痢 好酸球増多等 ) 重要な潜在的リスクとした理由 : 国内の他の経口メサラジン製剤の添付文書では 重要な基本的注意 において メサラジンにより過敏症状が発現することがあり また 潰瘍性大腸炎が悪化することがあることから 異常が認められた場合には減量又は投与の中止をするよう注意喚起されている 外国の本剤の添付文書では 炎症性腸疾患の再燃との区別が困難な急性不耐性症候群を伴うことがあること 正確な頻度は明らかにされていないが メサラジンまたはスルファサラジンの比較対象臨床試験で 3% の患者に発現することが記載されている また 症状として腹部の痙攣 急性腹痛及び血性下痢 ときに発熱 頭痛及び発疹が見られ 急性不耐性症候群が疑われる場合 すみやかに投与を中止するよう注意喚起されている 一方 メサラジン製剤投与後に発熱 腹痛 下痢等の症状が認められた症例において 潰瘍性大腸炎の悪化がアレルギーであるとする報告 1) メサラジン投与による下痢は水分の吸収動態の変化に起因すると考察している報告 2) がある 現時点でメサラジンによる潰瘍性大腸炎の悪化の機序は不明であるが 1) メサラジンに対する過敏症による症状と 潰瘍性大腸炎の再燃は類似していることより 両者を鑑別することは困難である なお 本剤の国内臨床試験では 12 例の潰瘍性大腸炎の悪化が発現し うち 2 例が重篤な副作用として報告されている 以上のことから 原疾患の再燃との区別は困難であるが メサラジン製剤において 過敏症状が発現することが知られており 本剤の減量あるいは中止を要することから重要な潜在的リスクに設定した 4

1) 稲土修嗣, 中嶋隆彦, 芳尾幸松, 圓谷朗雄, 岡田和彦. メサラジンにより腸炎の急性増悪に類似した副作用を呈した潰瘍性大腸炎の 1 例. 日消誌 2004; 101: 989-92. 2)Ding H, Liu XC, Mei Q, Xu JM, Hu XY, Hu J. Ulcerative colitis flair induced by mesalamine suppositories hypersensitivity.world J Gastroenterol. 2014; 20(13): 3716-8. 医薬品安全性監視活動の内容及びその選択理由 : 追加の医薬品安全性監視活動として 以下を実施する 特定使用成績調査 選択理由 通常の医薬品安全性監視活動及び特定使用成績調査による安全性情報収集を行い 必要に応じて新たなリスク最小化活動の実施を検討することが適切と判断したため リスク最小化活動の内容及びその選択理由 : 通常のリスク最小化活動として 添付文書の 禁忌 慎重投与 及び 重要な基本的注意 に記載して注意喚起する 選択理由 医療従事者に対し確実に情報提供し 適正な使用に関する理解を促し 安全性の確保を図るため 重要な不足情報該当なし 1.2 有効性に関する検討事項使用実態下における長期使用時の有効性有効性に関する検討事項とした理由 : 本剤は 長期に使用されることが想定されるが 国内臨床試験における症例数は限られていたことから 使用実態下での長期使用時の有効性を確認するため 有効性に関する調査 試験の名称 : 特定使用成績調査調査 試験の目的 内容及び手法の概要並びに選択理由 : 使用実態下における長期使用時の有効性を検討することを目的とし活動性指標を用いて有効性を評価する 5

2. 医薬品安全性監視計画の概要通常の医薬品安全性監視活動通常の医薬品安全性監視活動の概要 : 自発報告による副作用 文献 学会情報及び外国措置報告等の収集 確認 分析に基づく安全対策の検討 追加の医薬品安全性監視活動特定使用成績調査 安全性検討事項 間質性腎炎 ネフローゼ症候群 腎不全 肝機能障害 肝炎 黄疸 再生不良性貧血 汎血球減少症 無顆粒球症 白血球減少症 好中球減少症 血小板減少症 心膜炎 心筋炎 胸膜炎 間質性肺疾患 ( 間質性肺炎 器質化肺炎 胞隔炎 好酸球性肺炎等 ) 膵炎 メサラジンによる過敏症状 ( 発熱 腹痛 下痢 好酸球増多等 ) 目的 使用実態下における本剤の長期使用時の安全性及び有効性を把握する 実施計画 実施期間 : 販売開始 1 ヵ月後から 3 年 4 ヵ月目標症例数 : 長期使用時 (52 週間 ) の症例として 300 例 安全性解析対象症例 なお 登録予定症例数は 1,500 例実施方法 : 中央登録方式にて実施する 観察期間は 投与開始後 52 週間 実施計画の根拠 国内臨床試験における投与症例数は限られていたため 製造販売後調査にて引き続き安全性及び有効性を検討することとした 節目となる予定の時期及びその根拠 本調査の終了後に副作用発現状況等を検討し再審査申請時に調査結果を提出する また 安全性定期報告時に安全性情報の包括的な検討を行う 収集した調査票については 随時 適切な検討を行い 医療機関への情報提供 医薬品医療機器総合機構への安全性定期報告を行う 当該医薬品安全性監視活動の結果に基づいて実施される可能性のある追加の措置及びその開始の決定基準 節目となる時期に 以下の内容を含めた医薬品リスク管理計画書の見直しを行う 重篤な副作用等の発現頻度が明らかとなった場合 あるいは国内患者対象試験と比較して大幅に増加した場合には添付文書の改訂の要否を検討する 新たな安全性検討事項の有無も含めて 本調査の計画内容の変更要否について検討する 新たな安全性検討事項に対するリスク最小化計画の策定要否について検討する 6

3. 有効性に関する調査 試験の計画の概要 特定使用成績調査 2. 医薬品安全性監視計画の概要 の項の 特定使用成績調査 を参照 7

4. リスク最小化計画の概要 通常のリスク最小化活動の概要 : 添付文書による情報提供 通常のリスク最小化活動 追加のリスク最小化活動 該当なし 8

5. 医薬品安全性監視計画 有効性に関する調査 試験の計画及びリスク最小化計画の一覧 5.1 医薬品安全性監視計画の一覧 通常の医薬品安全性監視活動 自発報告による副作用 文献 学会情報及び外国措置報告等の収集 確認 分析に基づく安全対 策の検討 追加の医薬品安全性監視活動 追加の医薬品安全性監節目となる症例数節目となる報告書の実施状況視活動の名称 / 目標症例数予定の時期作成予定日 特定使用成績調査 長期使用時 (52 週間 ) 再審査申請 販売開始 1 ヵ 承認日から 4 の症例として 300 例 時 安全性定期報告時 月後より実施予定 年 3 ヵ月以内 5.2 有効性に関する調査 試験の計画の一覧 有効性に関する調査 試験の名称 節目となる症例数 / 目標症例数 節目となる予定の時期 実施状況 報告書の作成予定日 特定使用成績調査長期使用時 (52 週間 ) 再審査申請 販売開始 1 ヵ 承認日から 4 の症例として 300 例 時 月後より実施 年 3 ヵ月以 予定 内 5.3 リスク最小化計画の一覧添付文書による情報提供追加のリスク最小化活動の名称該当なし 通常のリスク最小化活動追加のリスク最小化活動節目となる予定の時期 実施状況 9