214 年の一般 NISA 口座 18 年末に非課税期間終了へ ~ 今後の運用方針を再検討 ~ 218 年 1 月 31 日 投資情報部 Copyright (c) Mizuho Securities Co., Ltd. All Rights Reserved.
ポイント 1 214 年の一般 NISA * 口座 18 年末に非課税期間終了へ 2 一般 NISA 開始以降の主要資産の価格推移 1.5 倍 日 米株式 1.7 倍 外国債券 1.1 倍 3 今後の運用方針 ( 投資先 ) を再検討 主な資産の方向性 ( 見通し ) 5 年間リターン実績 グローバル分散投資の効果 リスク / リターン評価 * 少額投資非課税制度 1
ポイント 1 214 年の一般 NISA 口座 18 年末に非課税期間終了へ 保有資産時価 課税口座に移管 売却 ロールオーバー 買い付け 214 年 218 年末 214 年に一般 NISA 口座で買い付けた株式や投資信託等を引き続き保有している場合 1 非課税期間内に売却する 2 課税口座 ( 特定口座 / 一般口座 ) に移管する 319 年の一般 NISA 口座に移管 ( ロールオーバー ) する のいずれかの選択が必要 売却やロールオーバーの手続きがないと 一般 NISA 口座で保有されている資産は課税口座に移管される ロールオーバーの場合は 18 年末の保有資産時価に基づいて 19 年分の一般 NISA 非課税枠を使用 同時価が年間非課税枠上限の 12 万円を超えていてもロールオーバーが可能だが この場合は 19 年分非課税枠を使った新規投資ができなくなる 課税口座に移管する場合は 18 年末の保有資産時価が課税口座における取得価額に適用される くわしくは金融庁ホームページやみずほ証券ホームページをご覧ください 2
ポイント 2 一般 NISA 開始以降 ~ 口座数 累計買付額 ( 万口座 ) 1,6 1,4 1,2 1, 8 6 4 492 一般 NISA 口座数および累計買付額の推移 (214/1~218/6) 口座数 ( 左目盛 ) 累計買付額 ( 右目盛 ) 727 825 921 5.2 988 6.4 1,3 8.4 1,61 9.4 11.2 1,9 12.5 14.5 1,99 1,128 ( 兆円 ) 16 14 12 1 8 6 4 一般 NISA 口座内の金融資産の残高 (217/12 末時点 ) ETF 1.2% 投資信託 62.3% (4.8 兆円 ) REIT 1.% 上場株式 35.5% (2.7 兆円 ) 合計 7.7 兆円 2 1.6 3. 1 月 6 月末 12 月末 6 月末 12 月末 6 月末 12 月末 6 月末 12 月末 6 月末 214 年 215 年 216 年 217 年 218 年 2 出所 : 金融庁 NISA 口座の利用状況調査 よりみずほ証券作成 一般 NISA 口座における損益状況 (214 年勘定 215/11 時点 ) 出所 : 金融庁 NISA 口座の利用状況調査 よりみずほ証券作成 金融庁によると 218 年 6 月時点の一般 NISA 口座数は 1,128 万口座 累計買付額は 14.5 兆円であり 制度の開始以来 順調に推移 口座内の金融資産残高は 17 年末時点で 7.7 兆円 内訳は投資信託が 62.3%(4.8 兆円 ) 上場株式が 35.5%(2.7 兆円 ) を占める 一般 NISA で投資した人の損益状況 ( 含みと実現の合計 ) についてみると 同庁は 16 年 1 月公表の NISA 制度の効果検証結果 において 制度開始から 2 年近く経った 15 年 11 月時点で口座 (14 年勘定 ) の 7 割弱が利益になっているとした 損失 24% 損益不明 9% 利益 67% 14 年以降 2 年近くで 7 割弱の人が利益 ( 注 ) 損益は含み損益と実現損益の合計出所 : 金融庁 NISA 制度の効果検証結果 (216 年 1 月 ) よりみずほ証券作成 3
ポイント 2 一般 NISA 開始以降 ~ 主要資産の価格推移 一般 NISA 利用のイメージ NISA 開始以降の主要資産の価格推移 (213/12=1) ( 月次 :214/1~218/9) 18 17 171. 16 15 14 外国債券 154.5 A さん 1% B さん 5% 5% 13 12 11 11.3 1 9 C さん外国債券 1% ( 注 ) 一般 NISA で購入できる商品は上場株式や株式投資信託 ( 約款上 株式の組み入れが可能な投資信託 ) 等 各資産ともインデックスファンドを想定 8 14 15 16 17 18 ( 注 ) 本資料は は配当込み TOPIX は S&P5 指数 ( 配当込み ) 外国債券は FTSE 世界国債インデックス ( 除く日本 ) はとを均等配分したもの リバランスなし 円ベース出所 : ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 ( 年 ) NISA 制度開始後の主な資産の推移をみると おおむね良好 過去 4 年 9 ヵ月間では 1.5 倍に 外国債券が 1.1 倍 とに等金額ずつ分散投資した場合は 1.7 倍に 4
ポイント 3 今後の運用方針 ( 投資先 ) を再検討! 5
ポイント 3 投資先を再検討 新たにか 外国債券への投資を検討しよう 新たに新興国株式の投資を検討しようかしら A さん保有資産 : のみ B さん保有資産 : 5% 5% 新たにの投資を検討するか C さん保有資産 : 外国債券のみ 参照 : みずほ証券ホームページ NISA 運用ニーズごとの対象商品 6
ポイント 3 投資先を再検討 ~ 主な資産の方向性 ( 見通し ) 5 年間リターン実績 (1989/12=1) 7 6 5 4 3 2 世界株式の長期推移 ( 月次 :199/1~218/9) 1 リーマンショック 28/9 9 93 96 99 2 5 8 11 14 17 ( 年 ) ( 注 ) 世界株式はMSCI ACワールド インデックス ( 配当込み ) 円ベース 出所 : ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 85 8 75 7 65 6 55 5 人口 ( 左目盛 ) GDP( 右目盛 ) 年平均 6.3% 世界の人口 名目 GDP 推移 ( 億人 ) ( 年次 :199~223) ( 兆ドル ) 年平均 1.3% 6 年平均 4 5.1% 2 9 93 96 99 2 5 8 11 14 17 2 23 ( 注 )216 年以降の人口は国連予測 218 年以降のGDPはIMF 予測 ( 年 ) 出所 : 国連 IMFのデータよりみずほ証券作成 8 19 575 16 14 12 1 8 ( 注 ) 人口は国連予測 GDP の 223 年は IMF 予測出所 : 国連 IMF のデータよりみずほ証券作成 (%) 4 2 2 最大 19.8 平均 18.5 7.4 国 地域別の人口 GDP 予測 人口 ( 億人 ) 名目 GDP( 兆ドル ) 217 年 223 年 年平均年平均 217 年 223 年伸び率 (%) 伸び率 (%) 世界 75.5 8.3 1. 8.1 18.7 5.2 日本 1.3 1.3.3 4.9 5.9 3.3 米国 3.2 3.4.7 19.5 24.7 4. 新興国 62.6 67. 1.2 31.7 46.6 6.6 株式指数の投資期間 5 年間の年平均リターン ( 全 24 ケース ) ( 終了年 :1994~217) 1.1 29.2 35.8 9.7 7.7 9.6 8.6 9. 13.8 最小世界株式新興国株式 ( 注 ) 本資料は 世界 :MSCI AC ワールド インデックス ( 配当込み ) 日本 : 配当込み TOPIX 米国 :S&P5 ( 配当込み ) 新興国 :MSCI エマージング マーケット インデックス ( 配当込み ) 円ベース出所 : ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 米国や新興国での人口増加や技術革新等を背景とした世界経済の成長見通しに大きな変化はなく 当社では株価が中長期的に上昇基調を維持すると見込む 地域別では 日本の人口が 6 年間の年平均で.3% 減少するのに対し 米国.7% 新興国 1.2% となっている また 年平均で GDP 成長率も米国 4.% 新興国 6.6% に対し日本は 3.3% にとどまる 199 年以降の株価指数の投資期間 5 年間の年平均リターンの平均は日本が 1.1% となったのに対し米国 9.7% 新興国 7.7% と日本を上回るパフォーマンスとなった MSCI AC ワールド インデックス MSCI エマージング マーケット インデックスは MSCI Inc. が公表しているインデックスで 当指数に関する著作権 知的所有権その他一切の権利は MSCI Inc. に属しており また MSCI Inc. は同指数の内容を変更する権利および公表を停止する権利を有しています 7
ポイント 3 投資先を再検討 ~ グローバル分散投資の効果 リスク / リターン評価 (1999/12=1) 35 3 25 2 15 1 5 グローバル分散投資の効果 ( 運用シミュレーション ) ( 月次 :2/1~218/9) 新興国株式 外国債券 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 ( 注 ) 本資料は は配当込み TOPIX は S&P5 指数 ( 配当込み ) 新興国株式は MSCI エマージング マーケット インデックス 外国債券は FTSE 世界国債インデックス ( 除く日本 ) はとを均等配分したもの 外国債券はと外国債券を均等配分したもの 新興国株式はと 新興国株式を均等配分したもの リバランスなし 円ベース出所 : ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 2 年以降の 18 年間をみると が 1.4 倍 外国債券を加えた株式 債券の 2 資産が 2.1 倍 を加えた株式 2 資産が 2.7 倍 さらに新興国株式を加えた株式 3 資産が 2.8 倍 に対し追加的リターンの追求を目指し 等をポートフォリオに組み入れるとリスク リターンともに上昇 ただ 変動性を示すリスクを加味したリターン (1 リスク当たりのリターン ) でみるとのみが.11 に対し日 米.27 日 米 新興国.3 と分散をすることで効率性が上昇した 投資を考えるにあたっては 海外の経済成長等からリターンが得られる国際分散投資 ( グローバルアセットアロケーション ) の視点が重要に 284 268 214 144 ( 年 ) (%) 7 6 5 4 3 2 1 (%) 25 2 15 1 5.5.4.3.2.1. 2. 17.2.11 5.4 2.2 リターン リスク 4.2 外国債券 9.9 外国債券 運用効率 ( リターン リスク ).27.42 外国債券 出所 : ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 5.7 新興国株式 18.9 新興国株式.3 新興国株式 MSCI エマージング マーケット インデックスは MSCI Inc. が公表しているインデックスで 当指数に関する著作権 知的所有権その他一切の権利は MSCI Inc. に属しており また MSCI Inc. は同指数の内容を変更する権利および公表を停止する権利を有しています 8
一般 NISA ご利用上のご留意事項 1 NISA 口座は 一人 1 口座のみ開設できます NISA 口座は ジュニア NISA を除き 2 歳以上の個人のお客さまが一人 1 口座 (1 金融機関 ) に限り開設できます ( ) 複数の金融機関に重複して申し込まれた場合 ご希望の金融機関に開設できない場合があります また 口座開設が大幅に遅れる可能性があります 金融機関によって取扱金融商品は異なります NISA 口座を開設する金融機関を年単位で変更することができます ただし 変更前の金融機関の NISA 口座で買い付けがあった場合には その年分については金融機関を変更することはできません 金融機関を変更した場合 変更前と変更後の金融機関にそれぞれの NISA 口座を保有することになりますが 買い付けは変更後の金融機関の NISA 口座においてのみ可能です また NISA 口座内の上場株式等を異なる金融機関の NISA 口座に移管することはできません 2 NISA 口座での損失は税務上ないものとされます NISA 口座における配当所得および譲渡所得等は収益の額にかかわらず全額非課税となり その損失はないものとされます そのため特定口座や一般口座で保有する他の上場株式等の配当所得 利子所得および譲渡所得等との通算はできません 非課税期間が終了した場合等に NISA 口座から上場株式等が払い出される場合 ( 再度異なる年分の非課税管理勘定に移管されるときを含む ) には 払い出された非課税上場株式等の取得価額は払出日における時価となり 払出日に時価が下落していた場合でも 当初の取得価額と払出日の時価との差額に係る損失はないものとされます 3 一般 NISA 口座で一度売却するとその非課税枠の再利用はできません 一般 NISA 口座で上場株式等を売却した場合でも当該上場株式等を購入する際に使用した非課税枠は再利用できません 一般 NISA 口座で分配金再投資型の株式投資信託の収益分配金の支払いを受け再投資 ( 自動買付 ) した場合は その分が非課税枠に算入されます 4 一般 NISA 口座を開設する金融機関を経由して交付されない配当等は非課税となりません 上場株式等の配当等を非課税でお受け取りいただくためには 一般 NISA 口座を開設する金融機関で 株式数比例配分方式 をご指定いただく必要があります 5 現在 保有している株式や投資信託を一般 NISA 口座へ移管することはできません 一般 NISA 口座で新たに買い付けた上場株式等や株式投資信託のみが制度の対象となります 6 一般 NISA 口座における外国上場株式の配当金や外国籍の投資信託の収益分配金について現地国で外国所得税が課税された場合 その外国税額は課税されたままとなります 国内で非課税とされた配当所得については 確定申告することができませんので 外国税額控除の適用を受けることもできません 7 短期間に金融商品の買い換えを行ったり 高い頻度で分配金の支払いを受けたりするような投資手法は 一般 NISA のご利用に適さない場合もあります 投資信託の分配金は お客さまの購入価額によっては 課税となる 普通分配金 と実質的には元本の払い戻しとなるため非課税となる 元本払戻金 ( 特別分配金 ) の 2 種類があります 投資信託における分配金のうち普通分配金は一般 NISA 口座で支払いを受けることにより非課税となりますが 元本払戻金 ( 特別分配金 ) は そもそも非課税であるため 一般 NISA 口座によるメリットを享受できません 9
金融商品取引法に係る重要事項 < ご留意事項 > この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり 投資勧誘を目的としたものではありません 銘柄の選択 投資に関する最終決定はご自身の判断でお願いいたします また 本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが その正確性 完全性を保証したものではありません 本資料に示された意見や予測は 資料作成時点での当社の見通しであり 今後予告なしに当社の判断で随時変更することがあります < 金融商品取引法に係る重要事項 > 当社取り扱いの商品等 ( 外貨建商品等も含む ) にご投資いただく際には 各商品等に所定の手数料 ( 国内株式の売買取引には 約定代金に対して最大 1.134%( 税込み ) 最低 2,7 円 ( 税込み ) の委託手数料をご負担いただきます ( ただし 売却時に限り 約定代金が 2,7 円未満の場合には 約定代金に 97.2%( 税込み ) を乗じた金額 ) 投資信託の場合は銘柄ごとに設定された販売手数料および信託報酬等の諸費用 等 ) をご負担いただきます 債券を当社との相対取引によりご購入いただく場合は 購入対価のみをお支払いいただきます 各商品等には価格の変動や発行者の信用状況の悪化等による損失を生じるおそれがあります なお 債券の利金 償還金の支払いについて 発行者の信用状況等によっては 支払いの遅滞 不履行が生じるおそれがあります 外貨建商品等の売買等にあたり 円貨と外貨を交換する際には 外国為替市場の動向をふまえて当社が決定した為替レートによるものとします また 売却代金等を円貨でお受け取りになる場合は 為替相場の状況によっては為替差損が生じ 損失を被るおそれがあります 商品ごとに手数料等およびリスクは異なりますので 当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書またはお客さま向け資料等をよくお読みください * 手数料等に関する税率は 8% で表示されています 消費税率が変更された場合 変更後の税率が適用されます 商号等 : みずほ証券株式会社金融商品取引業者関東財務局長 ( 金商 ) 第 94 号加入協会 : 日本証券業協会 一般社団法人日本投資顧問業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 一般社団法人第二種金融商品取引業協会 ( 広告審査番号 :MG569-18131-11) 1