第1回在宅ケア多職種連携活動発表会

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利用者満足の向上センターのチラシの配布など センターのPRのために具体的な取り組みを行っている 苦情対応体制を整備している 特記事項 名刺 サービス情報誌 広報での PR イベントでのパネル設置など実施 相談の際のプライバシーの確保を図っている 公平性 中立性の確保 業務改善への取り組み 相談室の整

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千葉県 地域包括ケアシステム構築に向けた取組事例 1 市区町村名 銚子市 2 人口 ( 1) 68,930 人平成 25 年 4 月 1 日現在 ( ) 3 高齢化率 ( 1) 65 歳以上人口 20,936 人 ( 高齢化率 30.37%) ( ) (65 歳以上 75 歳以上それぞれについて記載

2 保険者協議会からの意見 ( 医療法第 30 条の 4 第 14 項の規定に基づく意見聴取 ) (1) 照会日平成 28 年 3 月 3 日 ( 同日開催の保険者協議会において説明も実施 ) (2) 期限平成 28 年 3 月 30 日 (3) 意見数 25 件 ( 総論 3 件 各論 22 件

本事例集は 在宅医療 介護連携推進事業の ( ア ) から ( ク ) の取組ごとに いくつかの市町村における具体的な取組を紹介しているが これらの取組に加え 取組む際の体制 取組に要した予算 取組による成果や成功の要因 今後の課題等についても 以下の調査研究事業で報告されているため 参考にしていた

平成 31 年度 地域ケア会議開催計画 魚津市地域包括支援センター 平成 31 年 4 月

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【最終版】医療経営学会議配付資料 pptx

下の図は 平成 25 年 8 月 28 日の社会保障審議会介護保険部会資料であるが 平成 27 年度以降 在宅医療連携拠点事業は 介護保険法の中での恒久的な制度として位置づけられる計画である 在宅医療 介護の連携推進についてのイメージでは 介護の中心的機関である地域包括支援センターと医療サイドから医

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介護支援専門員 ( 回答数 件 ) 介護支援専門員の基礎資格 介護支援専門員の基礎資格 n= 複数回答 0 基礎資格について 介護福祉士 が 件 ( 0.%) と最も多かった 介護支援専門員が担当する利用者 (H 年 月 ). 要介護別利用者の割合 要介護 0% 要介護

計画の今後の方向性

藤沢市における在宅医療

認知症医療従事者等向け研修事業要領

厚生労働省による 平成 30 年度介護報酬改定に関する Q&A(Vol.1) に対する 八王子介護支援専門員連絡協議会からの質問内容と八王子市からの回答 Q1 訪問看護ステーションによるリハビリのみの提供の場合の考え方について厚労省 Q&A(Vol.1) での該当項目問 21 問 22 問 23 A

在宅生活への円滑な移行に向けて

坂井地区における在宅ケア体制のイメージ図 介護保険事業計画において 包括ケア体制の整備方針を明記 在宅医療の連携調整拠点 病院から在宅への移行 在宅機関相互の連携を総合的にサポート 顔の見える多職種連携カンファレンスなどにより 医療介護従事者相互の顔の見える関係づくりを強化 坂井市 あわら市 広域連

平成 28 年度第 2 回射水在宅医療 介護連携推進協議会次第 日時平成 29 年 2 月 24 日 ( 金 ) 午後 1 時 30 分 ~ 会場射水役所 2 階 202 会議室 1 開会 2 あいさつ 3 議題 (1) 平成 28 年度射水在宅医療 介護連携推進事業実施状況及び課題の整理 ( 資料

地域総合支援協議会


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都におけるリハビリテーション医療推進の方向性 ( 東京都保健医療計画 ) < 計画期間 : 平成 5 年 月 日から平成 年 月 日まで > 地域リハビリテーション支援体制の充実 今後の更なる高齢化の進展に伴う地域リハビリテーションの重要性を踏まえ 平成 年度から各地域リハビリテーション支援センター

区分

2. 経口移行 ( 経口維持 ) 加算 経口移行 ( 経口維持 ) 計画に相当する内容を各サービスにおけるサービス計画の中に記載する場合は その記載をもって経口移行 ( 経口維持 ) 計画の作成に代えることができる 従来どおり経口移行 ( 経口維持 ) 計画を別に作成してよい 口腔機能向上加算 口腔

各論第 3 章介護保険 保健福祉サービスの充実

周南市版地域ケア会議 運用マニュアル 1 地域ケア会議の定義 地域ケア会議は 地域包括支援センターまたは市町村が主催し 設置 運営する 行政職員をはじめ 地域の関係者から構成される会議体 と定義されています 地域ケア会議の構成員は 会議の目的に応じ 行政職員 センター職員 介護支援専門員 介護サービ

まちの新しい介護保険について 1. 制度のしくみについて 東温市 ( 保険者 ) 制度を運営し 介護サービスを整備します 要介護認定を行います 保険料を徴収し 保険証を交付します 東温市地域包括支援センター ( 東温市社会福祉協議会内 ) ~ 高齢者への総合的な支援 ( 包括的支援事業 )~ 介護予

訪問リハビリテーションに関する調査の概要


平成 26 年度版 第三者評価結果概要版 ( 居宅介護支援 ) 基本情報 法人名 社会福祉法人多摩同胞会 事業所名 泉苑居宅介護支援センター 所在地 東京都府中市武蔵台 1 丁目 10 番 4 号 連絡先 事業者が大切にしている考え ( 事業者の理念 ビジョン 使命など )

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地域医療構想の概要 1 地域医療構想の位置づけ 平成 25 年 3 月に 医療法に基づき 本県の疾病対策及び医療提供体制の基本方針である第 6 期岐阜県保健医療計画を策定した 平成 27 年 4 月に施行された改正医療法に基づき 保健医療計画の一部として 将来 (2025 年 ) あるべき医療提供体

ケアプランの適正化に向けた今後の対応方針 ケアプランの適正化を進めるにあたり 現状の取組を強化していくことも含め 短期的 中期的な視点で以下の対応を検討する ケアプラン点検の強化 集合住宅の入居者に焦点を当てたケアプラン点検 国民健康保険団体連合会の介護給付適正化システムの活用の推進 運営基準の再徹

平成26年度第1回地域包括支援センターうん

Ⅱ 各論第 2 章 各 論 第 2 章 介護と医療 関係機関の連携 第 1 節 介護と医療 関係機関の連携 1 連携のための関係機関のネットワークづくり 現状 課題 平成 19 年度に内閣府が公表した 高齢者の健康に関する意識調査 によると 多くの高齢者が要介護状態になっても 可能な限り住み慣れた地

在宅医療 介護連携のための市町村ハンドブック (H 国立長寿医療研究センター ) 1. 市町村は 主体的に取組む部署を整備する ( 介護保険担当部局が適切であり 担当者の複数配置 当面の異動を避けることが望ましい ) 2. 地区医師会と市町村が協力して行うこと 5 厚生労働省資料より

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06 参考資料1 平成30年度介護報酬改定における各サービス毎の改定事項について

地域包括ケアシステムの構築について 団塊の世代が 75 歳以上となる 2025 年を目途に 重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう 医療 介護 予防 住まい 生活支援が包括的に確保される体制 ( 地域包括ケアシステム ) の構築を実現 今後

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2 基本理念と基本目標 本市のまちづくりの指針である 第 2 次柳井市総合計画 は 平成 29 年 3 月に策定 されました この総合計画では すべての市民が健康で安心して暮らせる 人にやさ しいまちづくり を健康 福祉分野の基本目標に掲げ その実現を目指しています これは 高齢者も含めた全ての市民

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第 2 章垂水市地域包括ケアシステムの概要 1 垂水市の地域包括ケアシステムの考え方地域包括ケアシステムとは 高齢者等に関わる様々な人や社会資源が 地域の中でつながりを持って高齢者等の生活を支える仕組みです 高齢者については 介護が必要な状態になっても住み慣れた地域で暮らし続けることができるよう 医

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一般会計負担の考え方

板橋区版 AIP の構築に向けた取組に関する検討報告書 < 概要版 > 平成 28 年 2 月 板橋区

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平成20年度春の家居宅介護支援事業所事業計画

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高齢者を取り巻く状況 将来人口 本市の総人口は 今後も減少傾向で推移し 平成32年 2020年 には41,191人程度にまで減少し 高齢 者人口については 平成31年 2019年 をピークに減少に転じ 平成32年 2020年 には15,554人程度 になるものと見込まれます 人 第6期 第7期 第8

私たちの人生 病気やケガのリスクと 経済的影響は? 50 ( 千人 ) 1, 通院入院 ( 歳 )


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山梨県社会福祉士会地域包括支援委員会アンケート調査結果 (43 部回収 22 事業所 ) 問 1 あなたの性別を教えてください 1) 男性 2) 女性 問 2 あなたの現在のご年齢をお答え下さい 1)20 代 2)30 代 3)40 代 4)50 代 5)60 代

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平成24年度 在宅医療連携拠点事業活動の進捗報告

藤沢型地域包括ケアシステムの推進について 平成 30 年 2 月藤沢市議会定例会厚生環境常任委員会資料 1 ⅠⅠ 中長期を見据えた検討体制の見直し 1 これまでの経過等について現在, 国では 地域共生社会 の実現に向け, 様々な改革が進められており, 平成 30 年 4 月に施行される社会福祉法の一

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平成30年度介護報酬改定における各サービス毎の改定事項について

当地域の特徴 〇この地域の強みとそれを活かした活動 医師会が中心となって行うことで 医師会長が自ら出向いて医療 ( 医師 歯科医 薬剤師 ) 行政 看護関係者等に事業説明を行ったことにより 多種多様な機関の参加が迅速に得ることができた 2 市 1 医師会であるため 医師会が中心となり 2 市をまとめ

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介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

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改定事項 基本報酬 1 入居者の医療ニーズへの対応 2 生活機能向上連携加算の創設 3 機能訓練指導員の確保の促進 4 若年性認知症入居者受入加算の創設 5 口腔衛生管理の充実 6 栄養改善の取組の推進 7 短期利用特定施設入居者生活介護の利用者数の上限の見直し 8 身体的拘束等の適正化 9 運営推

長崎県の高齢者健康指導ボランティア養成事業の取り組み

伊丹市における地域ケア会議マニュアル

(別紙)医介連携手引きver.2(案)6ー

事業所自己評価 ミーティング様式実施日平成 9 年 8 月 日 ( :~ :). ~ したい の実現 ( 自己実現の尊重 ) メンハ ー 前回の課題について取り組めましたか? 人 6 人 7 人 人 6 人 個別介護計画を見直す際にはケアマネ 介護職 看護師が必ず参加し 他職種の意見を取り入れた計画

Microsoft PowerPoint - ⑤後藤専門官:在宅医療・在宅介護の連携推進について

通所リハビリテーションとは 介護保険で認定を受けられた要支援 要介護の方を対象に機能訓練 歩行訓練や日常生活訓練 脳への刺激で認知症予防などを目的に リハビリテーション ( 以下 リハビリ ) を行う通いのサービスです 通所リハビリテーション ( 以下 通所リハビリ ) は 利用者様が可能な限り自宅

基本理念 第 6 期計画では 高齢者が住み慣れた地域で健康でいきいきと充実した生活を送ることができる地域社会の構築をめざしてきました 第 7 期計画においても 第 6 期計画の基本理念を継承し 総合計画における高齢者福祉の施策の実現をめざして 住んでよかった亀岡 老後も楽しい亀岡 を本計画の基本理念

居宅介護支援事業者向け説明会

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広島県における『地域ケア会議』

01 【北海道】

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前回の改善計画の進捗評価 Ⅰ. 事業運営の評価 ( 評価項目 1~10) 項目前回の改善計画実施した具体的な取組進捗評価 Ⅱ. サービ ス提供等 の評価 1. 利用者等の特性 変化に応じた専門的なサービス提供 ( 評価項目 11 ~27) 2. 多機関 多職種との連携 ( 評価項目 28 ~31)

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高齢化率が上昇する中 認定看護師は患者への直接的な看護だけでなく看護職への指導 看護体制づくりなどのさまざまな場面におけるキーパーソンとして 今後もさらなる活躍が期待されます 高齢者の生活を支える主な分野と所属状況は 以下の通りです 脳卒中リハビリテーション看護認定看護師 脳卒中発症直後から 患者の

グループ紹介 上尾中央医科グループ 上尾中央医科グループは 関東圏を中心とする病院 老健 学校 研究所などからなる関東有数の医療機関グループです * 理念 : 愛し愛される病院 施設 * 施設 : 病院 27 老健 20 学校 3 等 * 総病床数 :9,167 床 * 総職員数 :15,534 詳

高齢者虐待防止対応マニュアル別冊 6 関係機関との連携 (1) 各機関の役割 市町村や地域包括支援センター等の関係機関は それぞれ対応可能な範囲があります 範囲を超えた対応は行うことができません また 事例によって関係機関の対応を依頼する場合があります 市町村が中心となるコアメンバー会議によって 大

「2025年に向けた新しい地域づくり -地域包括ケアシステムの構築を目指して-」

このような現状を踏まえると これからの介護予防は 機能回復訓練などの高齢者本人へのアプローチだけではなく 生活環境の調整や 地域の中に生きがい 役割を持って生活できるような居場所と出番づくりなど 高齢者本人を取り巻く環境へのアプローチも含めた バランスのとれたアプローチが重要である このような効果的

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Ⅰ 通所リハビリテーション業務基準 通所リハビリテーションのリハビリ部門に関わる介護報酬 1. 基本報酬 ( 通所リハビリテーション費 ) 別紙コード表参照 個別リハビリテーションに関して平成 27 年度の介護報酬改定において 個別リハビリテーション実施加算が本体報酬に包括化された趣旨を踏まえ 利用

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17★ 訪問看護計画書及び訪問看護報告書等の取扱いについて(平成十二年三月三十日 老企 厚生労働省老人保健福祉局企画課長通知)

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「手術看護を知り術前・術後の看護につなげる」

1. 地域ケア会議の定義, 法的な位置づけ狛江市 ( 以下 市 ) では, 多様な生活課題を抱えている高齢者が, 地域で安心して自分らしく生活できる環境づくりを進めるため, 介護支援専門員 ( ケアマネジャー ) 等への個別支援や関係機関 団体等の連携体制の構築を通じて, 介護支援専門員等が包括的か

資料1-1 HTLV-1母子感染対策事業における妊婦健康診査とフォローアップ等の状況について

Transcription:

第 6 回在宅ケア多職種連携活動発表会 日時平成 30 年 11 月 16 日 ( 金 ) 午後 7 時 ~ 会場ウェルパルくまもと 1 階大会議室 会次第 19:00~ 開会 19:05~ 活動発表 (1 グループ 15 分 ) 座長 まつもと在宅クリニック松本武敏先生 団体名 1 ざっくばらん会 通称 : ばらん会 2 ともにメディカルサポートネットワーク 活動名ざっくばらん会の活動から ~ 今後の西地区を盛り上げる~ 安心して入退院できるまちづくり ~ともにメディサポの地域連携 ~ 3 4 熊本市南区多職種連携有志の会 南来あるサー( なんくるあるさー ) 河内 芳野校区在宅療養支援ネットワーク連絡会 多職種連携に必要なエチケットやルール~ エチケット集の育て方 ~ 河内 芳野校区在宅療養支援ネットワーク連絡会の取組み 5 熊本市東区主任ケアマネの会 熊本市東区主任ケアマネの会の取 り組み 20:30~ 質疑 意見交換 21:00 閉会

ざっくばらん会 通称 : ばらん会 ざっくばらん会の活動から ~ 今後の西地区を盛り上げる ~ 名称 代表者 ざっくばらん会 通称 : ばらん会 井手浩信 活動歴 2017 年 ( 平成 29 年 7 月 ~) 地域リハの実現のためには 我々専門職のひとりよがりではなく 多職種との連携が大事 現在 連携という言葉だけが先行し 西地区においても病院や介護サービス事業所での連携において不十分さが目立つ 今後 地域リハに求められることとして医療 介護の連携と言われているが 地域で診てきた方が入院し再び在宅となった際に 病院と在宅との連携や地域の病院との連携が必要となってくる 実際にどれだけできているだろうか 連携 という言葉では難しいが 連携 を堅苦しく考えるのではなく ざっくばらんに考えて ざっくばらんに情報交換や情報共有ができればシームレスな関係作りができるのではないだろうか まずは西地区の理学療法士から発信していくことで 小さいながらも地域リハの実現が出来ればと思い立ち上げに至った 随時異なる地域間の横の繋がりが気軽にでき また専門職としてのスキルも地域の中で高める 特に若い医療 介護従事者が地域の中で成長し 今後の育成指導を後世まで続けていく 4. 活動内容ざっくばらん会 ( 以下ばらん会 ) が活動を開始して 1 年が経過した 今年は勉強会が主な活動だったが 若いスタッフを対象として企画した 実際 セラピストの参加が主であったが実際の講義では ベテランが若いスタッフへ教える場面も多々あった またサービス付き高齢者住宅スタッフへ介助指導の依頼があったため 参加可能なメンバー数名で終業後に訪問して実技指導を行った この活動を通して 西地区での 顔の見える関係 ができて連携がしやすくなってきた

5. 今後の展望勉強会等を行いながら 様々な意見を頂くようになってきた 若いセラピスト間での勉強の場を提供してみてはどうか 介助指導の依頼がもっと気軽に受けれる関係になりたい 栄養について知りたいなど ばらん会活動の柱となる 多職種連携 に向けて 様々な活動を取り組みながら その中から気軽に 近所の さん 感覚で話が出来る西地区を目指していきたい

ともにメディカルサポートネットワーク 安心して入退院できるまちづくり ~ ともにメディサポの地域連携 ~ 名称 代表者 ともにメディカルサポートネットワーク 熊本第一病院地域連携室医療ソーシャルワーカー荒木圭 活動歴 3 年 ( 平成 27 年 7 月 ~) H27.5 在宅療養を支えるためにささえりあ幸田圏域周辺の入院体制をテーマに地域ケア会議を開催 サブアキュートの受入体制や医療連携窓口の役割について意見交換や事例を含めた課題検討の場として月 1 回の連絡会 ( ともにメディカルサポートネットワーク ) を立ち上げた 約 15 名地域住民にとってサブアキュート機能が有効活用されることを目的に医療機関相談窓口のネットワークを構築した 現在 在宅関係機関との情報交換を円滑に行うことや 地域住民が安心して地域生活に戻ることを目標に活動している 4. 活動内容〇定期的な連絡会の開催 ( 毎月第 2 火曜 16 時 ~17 時 会場は各医療機関持ち回り ) サブアキュートの受け入れ件数 入院受け入れ状況の意見交換 毎回懸案事項ごとの意見交換 障がい者相談支援センター 特別養護老人ホーム等の相談員との勉強会 情報交換 身元保証人または意思決定能力の無い方等への対応に関する意見交換 介護支援専門員 訪問看護スタッフとの連携強化を目的に退院支援フロー図を作成 地域住民へ地域連携室の紹介マップを作成 入退院支援に関する事例検討〇ささえりあ幸田主催による地域ケア会議へ医療機関における課題を提示〇空床情報に関するホームページ活用と情報の更新 メディサポスタッフが所属する医療機関の空床情報 特別養護老人ホームや介護老人保健施設のショートステイ情報を更新

5. 今後の展望これまで ともにメディサポでは入院受け入れにおける連携体制の構築を中心に検討してきた 特に居宅介護支援事業所や医療 介護関係事業所との連携では 地域ケア会議等を活用して連携を図ってきた 一方で地域住民からは 入院してもすぐに帰される 入院できないことがあるので救急受診しても不安 との声があり 地域住民にとって安心して入退院できるために医療機関としてどのようにしたらよいかとささえりあ幸田との協議の中で課題として掲げた まずは 各医療機関の相談窓口や業務について地域住民へ啓発する取組みを行うこととした そして このことが地域住民との連携となり スムーズな入退院支援のきっかけになるのではないかと考えている また ともにメディサポのこれまでの活動が他圏域においての参考になればと期待する

熊本市南区多職種連携有志の会 南来あるサー ( なんくるあるさー ) 多職種連携に必要なエチケットやルール ~ エチケット集の育て方 ~ 名称熊本市南区多職種連携有志の会 南来あるサー ( なんくるあるさー ) 代表者 ひまわり在宅クリニック理事長後藤慶次 活動歴 1 年 7 ヶ月 ( 平成 29 年 3 月 ~ ) ご利用者のケアマネジメントをする際に病院やサービス事業所とのネットワークを持ちえなかったので困った事があった為 21 名 ( 病院 クリニック 歯科医院 ささえりあ 熊本地域リハ広域支援センター 通所事業所 居宅介護支援事業所 訪問看護ステーション 老健施設 福祉用具業者 薬局 行政機関など ) 熊本市南区市民が地域で安心した医療 介護を受ける事ができるよう 医療関係者 福祉関係者等の連携強化並びに ささえりあ圏域を越えた関係機関のネットワークを構築し 在宅での生活にかかる課題 解決策を話し合う事を通じ専門性の質を高める為に活動している 4. 活動内容多職種が気持よく連携できるようにお互いに気をつけることや守るべきこと ほかの職種に訴えたいこと 求めたいこと等の 連携におけるエチケットやマナー ルールについて 多職種連携に必要なエチケットやルール をテーマとしたワールドカフェ方式の全体研修会を企画 平成 29 年度は 6 月 22 日 (110 名 ) 10 月 18 日 (130 名 ) に開催し その意見を抽出してより良い多職種連携を図る為の エチケット集 を作成 平成 30 年度は エチケット集 の周知や見直しのための研修会を平成 30 年 7 月 12 日 (100 名 ) 11 月 ( 予定 ) に開催している ( 研修会開催日の後のカッコ内は参加者数 )

5. 今後の展望互いの立場や専門性を理解した よりよい医療 介護連携が図れるように 熊本市南区圏域での全体研修会を開催しエチケット集の浸透を行っていく 今年度から新たに歯科医師も運営メンバーに加わり エチケット集のバージョンアップや医師 歯科医師 薬剤師など多職種が一同に会し顔の見える関係からお互いの職種を尊重した適切な関係を深める さらに熊本市南区の医療 介護事業所間のネットワーク構築を促進するために 懇親会等を開催予定

河内 芳野校区在宅療養支援ネットワーク連絡会 河内 芳野校区在宅療養支援ネットワーク連絡会の取組み 名称 河内 芳野校区在宅療養支援ネットワーク連絡会 代表者聖ヶ塔病院院長定永恒明 活動歴 3 年 ( 平成 27 年 10 月 ~ ) H27 年頃より急性期病院より終末期で在宅での看取りを希望される方の紹介が続き在宅医療や看取りを行うために各関係機関が連携していく必要性を感じたため 16 名河内 芳野校区の住民の皆様が最期まで住み慣れた地域で生活するために在宅医療や介護 在宅での看取りだけでなく病院や施設での看取りについても広報していく また 医療機関や介護事業所などの関係機関が連携し支援体制を構築していく 4. 活動内容 H27 年 10 月より圏域内の医療機関 介護事業所で発起会を立ち上げ連絡会の企画や実行を行っている 連絡会は 年 1~2 回開催し 在宅医療や看取り ホスピスなどでの事例紹介や事例検討を行っている 参加者は 圏域内だけでなく車で 30 分圏域の医療機関 介護事業所 民生委員にも呼びかけを行っている また 年に 1 回年度末に地域住民に向けて在宅医療や療養生活を広報するための講演会を開催している 5. 今後の展望在宅医療や在宅での療養生活 看取りを本人が希望しても実行できない場合もある 講演会や連絡会を通じて在宅医療や療養生活 在宅での看取りについて広報するとともに施設や病院での療養 看取りについても広報し 選択肢であることを地域住民に伝えていく また 医療と介護 福祉の連携を図り在宅療養支援体制を構築していく

熊本市東区主任ケアマネの会 熊本市東区主任ケアマネの会の取り組み 名称 代表者 熊本市東区主任ケアマネの会 会長谷口兼一郎 活動歴 8 年 ( 平成 22 年 10 月 ~) 主任ケアマネに求められている役割を自ら行っていこうとの思いから 49 名地域包括ケアシステムの中で 居宅介護支援事業所 地域包括支援センターができる事を取り組んでいきたい 既存の居宅包括連絡会とは違ったことに取り組んでいきたい 4. 活動内容 1 多職種連携部 : 他職種の方達との座談会を通じて顔の見える関係を構築していく ( かかりつけ医 医療連携室 訪問看護と実施 ) 2 地域ケア会議推進部 : 地域ケア会議準備のから始まり ガイドライン作成及び見直し 自立支援型地域ケア会議研修を行っている 3ケアマネ支援 業務改善部 ( ケアマネ支援隊 ): ケアマネの後方支援を中心に今年度は自立支援型のケアプランについての研修会と居宅巡回を行いよろず相談を実施 4 社会資源情報部 : 地域の社会資源情報発掘としてアンケート及び訪問調査を行っている 今年度は訪問介護事業所を対象にアンケート実施 ( 施設 通所介護等 ) 5. 今後の展望まずは 無理のない会の活動を継続して行く事 それから 各部会の活動を通じて 多岐にわたるケアマネジャー業務の支援 地域資源の構築やネットワーク作りが出来ていければと考えてます また ケアマネジャー同士の関係性からお互いの資質向上にも役立てていきたいと思います