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2 県消費生活センターの機能強化平成 21 年度まで平日相談及び日曜日相談 ( 電話相談のみ ) であった相談体制について 複雑 巧妙化する手口に対応した相談を行うために 平成 22 年度から土曜日相談 ( 電話相談のみ ) を新たに開設し 相談体制を充実させた ( 平成 25 年度における土曜日相

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今年度も本部 支部との連携を強化し 高等学校を中心とした講師派遣を行い 自立した消費者の育成 支援を図ります また 設立当初より取り組んできた学校における消費者教育用テキストの作成及び講座で会得したスキルを活かし 児童 生徒 学生のみならず 教師や保護者等に対する消費者啓発も行っていく予定です (2

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資料3

スライド 1

利用者満足の向上センターのチラシの配布など センターのPRのために具体的な取り組みを行っている 苦情対応体制を整備している 特記事項 名刺 サービス情報誌 広報での PR イベントでのパネル設置など実施 相談の際のプライバシーの確保を図っている 公平性 中立性の確保 業務改善への取り組み 相談室の整

1. はじめに 本格的な地方分権の時代を迎え 市民に最も身近な地方自治体は 市民ニーズに応じた政策を自ら意志決定し それを自己責任の下に実行することがこれまで以上に求められており 地方自治体の果たすべき役割や地方自治体に寄せられる期待は ますます大きくなっています このような市民からの期待に応えるた


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二さらに現代社会においては 音楽堂等は 人々の共感と参加を得ることにより 新しい広場 として 地域コミュニティの創造と再生を通じて 地域の発展を支える機能も期待されている また 音楽堂等は 国際化が進む中では 国際文化交流の円滑化を図り 国際社会の発展に寄与する 世界への窓 にもなることが望まれる

女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組む企業に対するインセンティブ付与等 役員 管理職等への女性の登用促進 М 字カーブ問題の解消には企業の取組が不可欠 このため 企業の自主的な取組について 経済的に支援する 経営上のメリットにつなぐ 外部から見えるようにし当該取組の市場評価を高めるよう政

物価安定のための機動的かつ適切な行政に寄与 これまで 国内外の公共料金については 価格調査を実施 消費市場の拡大 活性化個別事項 1 物価 消費市場関連対策 の推進 一般物価に対する取組 < 現状 > レギュラーガソリンが 5 週連続で値上がるなど 消費者に身近な 商品 サービスの価格の一部に値上げ

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

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2. 意見の概要と市の考え方寄せられた意見の概要及び意見に対する市の考え方は次のとおりです 意見書の内容意見に対する市の考え方 前文 に条例の基である 言語 の位置づけを明確に示し 前文 に手話は言語として位置づけられている旨の記載条例の策定趣旨を理解しやすくしてください を追加しました また 前文

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背景及び趣旨我が国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務となっている このような状況に対応するため 高齢者の医療の確保に関する法律に

Ⅱ 取組み強化のためのアンケート調査等の実施 (1) 建設技能労働者の賃金水準の実態調査国土交通省から依頼を受けて都道府県建設業協会 ( 被災 3 県及びその周辺の7 県を除く ) に対し調査を四半期ごとに実施 (2) 適切な賃金水準の確保等の取組み状況のアンケート調査国は 平成 25 年度公共工事

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平成18年度標準調査票

平成 29 年 4 月 12 日サイバーセキュリティタスクフォース IoT セキュリティ対策に関する提言 あらゆるものがインターネット等のネットワークに接続される IoT/AI 時代が到来し それらに対するサイバーセキュリティの確保は 安心安全な国民生活や 社会経済活動確保の観点から極めて重要な課題

図 ごみの減量化方策及び資源化方策の検討の進め方 2 市民 事業者 行政の役割資料 2-2 に示したとおり 今後のごみ処理においては ごみの減量化 資源化の推進が重要となり これらを実現するためには 各主体がそれぞれの役割を認識し 相互に協力しながら取り組む体制を整備する必要があります

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第 1 部 施策編 4

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ただし 森林の土地の所有権の取得と併せて 当該森林について法第 10 条の2の規定に基づく開発行為の許可を受けて他の用途へ転用する場合など 地域森林計画の対象とする森林から除外されることが確実であるときは 届出書の提出を要さないものとして運用して差し支えない (2) 土地の所有者となった日届出書の提

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平成27年度事業計画書

寄附文化の醸成に係る施策の実施状況 ( 平成 26 年度に講じた施策 ) 別紙 1 < 法律 制度改正 > 総務省 ふるさと納税の制度拡充 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 学校法人等への個人寄附に係る税額控除の要件の緩和 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 特例控除の上限の引上げ

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組織目標シート 平成 28 年度 部局 教育委員会事務局局長吉田久芳 1. 部局の使命 児童 生徒一人ひとりを大切にし 豊かな人間性と人間関係を築く力を育むとともに 自ら学び考え行動する子どもの育成を図る学校教育を推進する 市民生活が豊かで活力のあるものになるよう 市民が生涯を通して学習し学び続ける

Transcription:

都道府県推進計画 都道府県名 埼玉県 計画期間平成 27 年 4 月 1 日 ~ 平成 30 年 3 月 31 日平成 26 年度末までに都道府県計画に則して実施した活性化事業の総括 評価 1 消費生活相談体制 (1) 管内市町村消費生活相談窓口の設置自治体が 平成 20 年度に比べ増加し 平成 26 年 10 月末時点で全 63 市町村において週 4 日以上窓口を開設している消費生活センター が設置されている 広域連携による設置及び窓口の相互利用による設置を含む (2) 埼玉県埼玉県消費生活支援センター ( 川口市 ) 及び3 支所 ( 川越市 春日部市 熊谷市 ) の4か所となっている 平成 26 年度は 消費生活相談員が 23 人で対応しているほか 市町村の支援を行う主任消費生活相談員を 6 人配置している また 平成 22 年度から消費生活支援センター ( 川口市 ) に土曜日相談窓口を開設し 週 6 日の相談体制とした 2 消費生活相談件数等県内の相談総件数は 5 万件前後で推移してきたが 平成 25 年度は 前年度に比べ 3,942 件 (8.4%) 増加した 特に 60 歳以上の高齢者に関する相談が目立ち 相談件数は過去最高を更新した 平成 25 年度は相談内容のうち 健康食品の送り付け商法 や スマートフォン に関する相談が急増した (1) 市町村直近 5か年の相談件数は約 3 万件件前後で推移している 平成 25 年度は健康食品の送りつけ商法などの影響により 約 3 万 3 千件で相談件数が増加した (2) 埼玉県市町村の消費生活相談窓口が整備されたことなどから 相談件数は減少傾向にあるが平成 25 年度は相談件数が増加した また 複雑化 高度化した相談が増加し あっせんによる対応が増えている 3 消費者教育 啓発消費生活に関する適切な知識の普及と自立した消費者の育成のため 様々な手法やメディアを活用して啓発事業を行っている 啓発事業は 消費生活講座 研修会 講演会等の参加形式のものから 情報紙 リーフレット等の印刷媒体やホームページ メールマガジン等の電子媒体を活用したもの 街頭キャンペーンなどまで多種多様なものとなっている また 消費生活に関する参加体験型の施設 生活科学センター では年間約 14 万人の来館者があり 子供から大人まで広く消費者教育を行っている さらに 教職員を対象とした研修の開催や消費者教育連携会議を開催し教育局との情報交換 情報共有を図っている

地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を達成している < 政策目標 2> 相談体制の質の向上 2-1 消費生活センター設立促進 平成 27 年 1 月時点で 広域連携及や窓口の相互利用により設置された週 4 日以上開設している消費生活相談窓口は全 63 市町村に設置されている ただし 消費者安全法で規定されている消費生活センターは 平成 27 年 4 月時点で人口 5 万人未満の23 町村のうちの22 町村 ( 設置率 95.7%) に設置されている ( 市は全て設置済み ) 平成 29 年度を目途に 人口 5 万人未満の100% の町村に消費生活センターが設置されるよう支援する 2-2 管内自治体の 50% 以上に相談員を配置 全ての市町村に相談員が配置されており 目標を達成している 2-3 消費生活相談員の資格保有率を 75% 以上に引き上げ 消費生活相談員以外の者 ( 職員等 ) が一部相談を受けている市町村は平成 28 年 3 月時点で 1 町 延べ 1 人で 資格保有率は 99.4% となっており 目標を達成している 今後 更に資格保有率を高められるよう市町村を支援していく 2-4 消費生活相談員の研修参加率を 100% に引き上げ ( 各年度 ) 平成 27 年度当初は管内の消費生活相談員の研修参加率は77.6%( 地方消費者行政の現況調査 ) となっている 消費生活相談員の研修参加率を100% に引き上げるため 国民生活センターが実施する研修の周知 基金による旅費等の財政支援を進めるとともに 県が市町村の消費生活相談員を対象として開催している研修の開催時間等の見直しにより研修参加率の引き上げを図る < 政策目標 3> 適格消費者団体の空白地域解消 県内に適格消費者団体 埼玉県消費者被害をなくす会 が設立されており 目標を達成している < 政策目標 4> 消費者教育の推進 平成 27 年度中に消費者教育推進地域協議会を設置済み 今後は 平成 28 年度末の消費者教育推進計画策定を目指す < 政策目標 5> 見守りネットワーク の構築 平成 27 年 4 月 1 日現在 福祉部局を中心に 県内全市町村に高齢者の見守りネットワークが構築されている 平成 29 年度を目途に 人口 5 万人以上の全市町に消費者安全確保地域協議会が設置されるよう市町村に対し必要な支援を行っていく 消費者行政推進の方針 < 平成 27 年度から平成 29 年度までの方針 > 地方消費者行政強化作戦 の目標達成及び維持するため 管内市町村の支援を行う 管内市町村の消費生活相談体制の水準向上に向けた取組の支援を継続的に実施する 増加する高齢者の消費者被害を防止するため 情報伝達体制や見守り体制の構築を図る

消費者教育の推進に関する法に基づき大学等と連携した消費者教育を実施する 悪質事業者への徹底的な立入 調査 処分を行う 消費者安全法の改正に伴い 地域の体制整備を推進する < 平成 30 年度以降の方針 > 平成 29 年度までに整備した管内市町村の消費生活相談体制の維持 強化を目指す 管内市町村の消費生活相談体制の水準向上に向けた取組の支援を継続的に実施する 啓発事業については 管内市町村と連携してより効果的な取組を模索しつつ 基金活用期間経過後は実施する事業を精査する 消費者安全法に基づく立入 聴取を行い被害拡大防止に努める 消費者行政推進の方針に則して取り組む施策 目標 市町村支援を目的とした主任消費生活相談員を配置する ( 平成 21 年度 ~ 平成 29 年度 ) 市町村の相談窓口を補完するため 土曜相談窓口を開設する ( 平成 22 年度 ~ 平成 29 年度 ) 消費生活相談員を対象とした専門研修を開催し 消費生活相談員のレベルアップを図る ( 平成 21 年度 ~ 平成 29 年度 ) 市町村の情報伝達体制の構築や見守り体制の構築を支援するため 情報交換会の開催や消費者被害防止サポーターの養成 情報発信資料の作成等を行う ( 平成 21 年度 ~ 平成 29 年度 ) 消費者団体と連携し連絡協議会等を開催することにより消費者被害防止を図る ( 平成 22 年度 ~ 平成 29 年度 ) FMラジオ等を活用した広報や多重債務キャンペーンを実施する ( 平成 21 年度 ~ 平成 29 年度 ) 高校生や大学生の協力を得て 不当表示広告調査 啓発を実施する ( 平成 22 年度 ~ 平成 29 年度 ) 消費者教育の推進に関する法律を踏まえ 大学等と連携した消費者教育を実施する ( 平成 26 年度 ~ 平成 29 年度 ) 中 高校等が行う消費生活講座に消費生活相談員を派遣する ( 平成 26 年度 ~ 平成 29 年度 ) 地域見守りネットワークガイドブックを作成し高齢者を見守る方などへ配布する ( 平成 22 年度 ~ 平成 29 年度 ) 埼玉県消費生活基本計画の策定及び消費者教育の方向性を定める消費者教育推進計画を策定する ( 平成 27 年度 ~ 平成 28 年度 ) 法執行 事業者指導強化に関する事業の実施 特定商取引法 景品表示法 割賦販売法に基づく立入検査を実施する ( 平成 22 年度 ~ 平成 29 年度 ) 消費者安全法に基づく立入 聴取及び物品の集収 ( 平成 26 年度 ~) 重点対策市を指定し 啓発や不審電話対策グッズにより被害防止を図る ( 平成 27 年度 ~ 平成 29 年度 )

食の安全に関する意見交換 体験の場を設け消費者教育の人材を育成する ( 平成 27 年度 ~ 平成 29 年度 ) その他特記事項 市町村と連携を図り 効率的に消費生活相談への対応を行う

~ 主主

費生活相談員の体制 ~