特定健康診査等実施計画 ( 第 2 期 ) ベルシステム 24 健康保険組合 平成 25 年 3 月 1 日

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特定健康診査等実施計画 豊田合成健康保険組合 平成 30 年 3 月

特定健康診査等実施計画

特定健康診査等実施計画

背景及び趣旨 我が国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務となっている このような状況に対応するため 高齢者の医療の確保に関する法律

特定健康診査等実施計画 ( 第二期 ) 三重交通健康保険組合 平成 25 年 7 月

Ⅰ 目標達成

(7)健診データの受領方法

背景及び趣旨我が国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務となっている このような状況に対応するため 高齢者の医療の確保に関する法律に

特定健康診査等実施計画

(この実施計画は「高齢者の医療の確保に関する法律」第19条の規定に基づき作成し、

平成 29 年 3 月改定 特定健康診査等実施計画 ( 第 2 期 ) 協和発酵キリン健康保険組合 平成 29 年 3 月

特定健康診査等実施計画 ( 第 3 期 ) 三菱製紙健康保険組合 平成 30 年 4 月

特定健康診査等実施計画 ( 第二期 : 平成 25 年度 ~ 平成 29 年度 ) リクルート健康保険組合 平成 25 年 4 月 1

背景及び趣旨 我が国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた し かし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医 療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務となっている このような状況に対応するため 高齢者の医療の確保に関する


特定健康診査等実施計画

特定健康診査等実施計画 第二期 ( 平成 25 年度 ~ 平成 29 年度 ) 第一版 三菱鉛筆健康保険組合 平成 25 年 5 月

日本赤十字社健康保険組合特定健康診査等実施計画 Ⅰ 計画策定にあたって 1 背景及び趣旨我が国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務

背景及び趣旨 我が国は国民皆保険のもと 世界最長の平均寿命や高い保険医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などの大きな環境変化に直面しており 医療制 度を持続可能なものにするため その構造改革が急務となっている このような状況に対応するため 高齢者の医療の確保に関する法律に

第三期 特定健康診査等実施計画 ウシオ電機健康保険組合 平成 30 年 4 月

特定健康診査等実施計画書 ( 第 3 期 ) JXTG グループ健康保険組合 平成 20 年 4 月 1 日制定平成 22 年 4 月 1 日改訂平成 25 年 4 月 1 日改正平成 30 年 4 月 1 日改正 - 1 -

第三期特定健康診査等実施計画 ニチアス健康保険組合 最終更新日 : 平成 30 年 02 月 20 日

特定健康診査等実施計画 静岡県自動車販売健康保険組合 平成 19 年 12 月

Microsoft Word - 特定健康診査等実施計画2期(YNK).docx

Microsoft Word - 実施計画書H doc

背景及び趣旨 我が国は国民皆保険のもと 社会保障制度を構築してきた結果 世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 近代において 急速な少子高齢化や国民の大きな生活環境の変化は 飽食や便利さと引き換えに慢性的な運動不足に陥り いわゆる生活習慣病への大きな要因となっている さらには 医

特定健康診査等実施計画

特定健康診査等実施計画

第三期 特定健康診査等実施計画 伊藤忠連合健康保険組合 平成 30 年 3 月

1. 背景及び趣旨我が国は 急速な少子高齢化 経済の低成長への移行 疾病構造の変化など 大きな環境変化に直面している 今まで築いてきた国民皆保険制度を堅持し 医療制度を将来にわたり持続可能なものとしていくためには その構造改革が急務である 国民の実態を見ると 高齢化の急速な進展と生活習慣病の増加によ

特定健康検査等実施計画【案】

参考様式例(総合健保組合)

第 2 達成目標 1. 特定健康診査の実施に係る目標国が示す指針においては 平成 24 年度における特定健康診査の実施率目標を 70.0% とされており 平成 20 年度から平成 24 年度まで 実施率目標を達成できるよう段階的に実施率を引き上げていくこととする 2. 特定保健指導の実施に係る目標国

第三期特定健康診査等実施計画 横浜ゴム健康保険組合 最終更新日 : 平成 30 年 10 月 16 日

大阪府医師国民健康保険組合 特定健康診査等実施第 2 期計画 ( 平成 25 年 7 月 1 日 ) 1. 計画策定の背景昭和 36 年の国民皆保険の成立により わが国の平均寿命は飛躍的に伸び 今や世界一の長寿国となった しかし 世界に冠たるこの国民皆保険制度は 平均寿命の伸びによる高齢化の急激な進

はじめに

Ⅰ 計画策定にあたって 1. はじめに私たちは 国民皆保険制度 フリーアクセス という日本の医療を支える象徴的な仕組みを享受し 世界最長レベルの平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 日本経済が長期停滞する中 少子高齢化の進展や生活スタイルの変化 加えて医療技術の高度化や疾病構造の変化など

特定健康診査等 ( 平成 30 年度 平成 35 年度 ) 背景 現状 基本的な考え方 No.1 No.2 No.3 No.4 No.5 No.6 事業所数が多く その健康課題も多岐にわたるため対策実施に当たっては事業所の協力が欠かせない 被保険者の特定健診受診率は 95% 前後であり 事業主健診は

平成 28 年度健康診断について 基本健康診断 ( 一次検査 ) 健康保険組合は疾病予防事業として被保険者 被扶養者の皆様の健康診断を実施しています 健診種類 ( いずれかを選択 ) 生活習慣病健診 人間ドック 被保険者 対象者 対象年齢 ( 該当年度末日 (3 月 31 日 ) 基準 ) 年齢制限

2 第 1 期データヘルス計画 ( 平成 27 年度 ~ 平成 29 年度 ) の要点 ⑴ 加入者の状況被保険者は 男性が約 85% と多く 年齢構成は 40 歳代 50 歳代が多い 被扶養者は 子供を除くと女性が多い ⑵ データに基づく健康課題 1 生活習慣病及び生活習慣病関連疾患が医療費に占める

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特定健康診査等実施計画 平成 20 年 3 月 水俣市国民健康保険

山梨県生活習慣病実態調査の状況 1 調査目的平成 20 年 4 月に施行される医療制度改革において生活習慣病対策が一つの大きな柱となっている このため 糖尿病等生活習慣病の有病者 予備群の減少を図るために健康増進計画を見直し メタボリックシンドロームの概念を導入した 糖尿病等生活習慣病の有病者や予備

スライド 1

医療費適正化計画の概要について 国民の高齢期における適切な医療の確保を図る観点から 医療費適正化を総合的かつ計画的に推進するため 国 都道府県は 医療費適正化計画を定めている 根拠法 : 高齢者の医療の確保に関する法律作成主体 : 国 都道府県計画期間 :5 年 ( 第 1 期 : 平成 20~24

平成20年度税制改正(地方税)要望事項

標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会

標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会

平成13年度税制改正(租税特別措置)要望事項(新設・拡充・延長)

,995,972 6,992,875 1,158 4,383,372 4,380,511 2,612,600 2,612, ,433,188 3,330, ,880,573 2,779, , ,


宗像市国保医療課 御中

2

平成22年度インフルエンザ予防接種費用補助実施要綱

近畿税理士国民健康保険組合 第二期特定健康診査等実施計画 ( 案 )

第 3 期 特定健康診査等実施計画書 平成 30 年 4 月 長野県医師国民健康保険組合

協会けんぽ加入者における ICT を用いた特定保健指導による体重減少に及ぼす効果に関する研究広島支部保健グループ山田啓介保健グループ大和昌代企画総務グループ今井信孝 会津宏幸広島大学大学院医歯薬保健学研究院疫学 疾病制御学教授田中純子 概要 背景 目的 全国健康保険協会広島支部 ( 以下 広島支部

標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会

肥満者の多くが複数の危険因子を持っている 肥満のみ約 20% いずれか 1 疾患有病約 47% 肥満のみ 糖尿病 いずれか 2 疾患有病約 28% 3 疾患すべて有病約 5% 高脂血症 高血圧症 厚生労働省保健指導における学習教材集 (H14 糖尿病実態調査の再集計 ) より

死亡率 我が国における疾病構造 生活習慣病は死亡割合の約 6 割を占めている 我が国の疾病構造は感染症から生活習慣病へと変化 死因別死亡割合 ( 平成 24 年 ) 生活習

PowerPoint プレゼンテーション

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

1 基本健康診査基本健康診査は 青年期 壮年期から受診者自身が自分の健康に関心を持ち 健康づくりに取り組むきっかけとなることを目的に実施しています 心臓病や脳卒中等の生活習慣病を予防するために糖尿病 高血圧 高脂血症 高尿酸血症 内臓脂肪症候群などの基礎疾患の早期発見 生活習慣改善指導 受診指導を実

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保健事業実施計画書

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新宮市国民健康保険第 2 期特定健康診査等実施計画 ( 平成 25 年度 ~ 平成 29 年度 ) 平成 25 年 4 月 新宮市国民健康保険


3 対象者への案内の方法 当該年度の特定保健指導対象者全員 ( 基準では非該当だが 医療保険者の判断で特定保健指導対象となる方 も含む ) に対して 参加案内を郵送して 結果説明会を実施するとともに 特定保健指導における初回時面接を行います また 初回時面接未参加者に対しても 再度 特定保健指導の参

平成23年度国保連合会

健康日本21推進全国連絡協議会


Ⅰ. 背景及び趣旨わが国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務となっている この改革には 高齢化の進展とともに増加し死亡原因の6 割


データヘルス計画 ~健康増進に向けた医療保険者の機能強化~

マスター に登録されているデータに変更や追加があるときは 適用関係に関する変更 ( 訂正 ) 届出により データの変更等を行います マスター を用いて 給付データ レセプトデータ 健診データ等と連動させて 給付の支払い等のチェック 医療費通知 各種保健事業実施のための対象者抽出や加入者の連絡等にも利

特定健康診査及び特定保健指導に係る自己負担額の医療費控除の取扱いの一部変更について(厚生労働省健康局長、保険局長:H )

別 資格取得日 資格喪失日など 有資格者か資格喪失者かについて回答します 資格喪失者の資格喪失後の受診などが疑われる場合 他の保険者や医療機関との重複給付調整のため マスター の保険証の記号番号 氏名 生年月日 性別 資格取得日 資格喪失日などについて 他の保険者等に照会し確認します 算定基礎届 月

加入者の連絡等にも利用します マスター の住所 氏名等の連絡先を用いて 当組合の資格喪失後も必要に応じて 届出等に記載された連絡先にご連絡することもあります 医療機関や他の保険者 ( 区市町村 年金事務所を含む ) から資格喪失か否かなど保険診療の照会があった場合 相手先確認の上 マスター の保険証

1 保健事業実施計画策定の背景 北海道の後期高齢者医療は 被保険者数が増加し 医療費についても増大している 全国的にも少子高齢化の進展 社会保障費の増大が見込まれる このような現状から 一層 被保険者の健康増進に資する保健事業の実施が重要となっており 国においても 保健事業実施計画 ( データヘルス

日本赤十字社健康保険組合 ( 以下 当組合 という ) におきましては 被保険者やその家族 ( 以下 加入者 という ) からいただいた各種届出や申請書などに記載されている個人情報 医療機関等に受診された際に 医療機関等から当組合に請求される 診療報酬明細書 ( 以下 レセプト という ) に記載さ

各種健診等の連携についての考え方 一現行制度における各種健診等の連携. 基本健診において生活機能評価を同時実施 () 現在 老人保健法において 65 歳以上の対象者については 生活機能評価を基本健診において同時に実施するよう求めている 同時実施は 本人の利便性 受診率の向上 検査重複の回避に資する

クラウド型健康支援サービス「はらすまダイエット」のラインアップに企業の健康保険組合などが行う特定保健指導を日立が代行する「はらすまダイエット/遠隔保健指導」を追加

医療法人積善会 蒲郡東部病院 特定健康診査 及び 特定保健指導 運営規定 2019 年 4 月 1 日

町村(国保保険者となる国 市町村が保険料を受領できない 現行 市町村を納付受託機関とする 1 国保被保険者証の更新 検認のための窓口来訪 保険料免除手続の勧奨民年金保険料4 滞納保険料分の領収書をの持参して 再度 窓口来訪滞納)短5 通常の被保険者証の交付 期 保険料免除手続の勧奨民証町 滞納保険料

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft PowerPoint - 2.医療費プロファイル 平成25年度(長野県・・

Taro-3-H26厚生労働白書(社会

問 3 問 2 で と回答した方は 上記対策で何を見て知ったか ( 複数回答可 ) % 問 4 問 2で と回答した方は 下記対策で利用したいまたは既に利用しているものは 問 4 何か ( 複数回答可 ) 特定健診 特定保健指導対策 10 (41.9%) がん ( 婦人

個人情報の利用目的の公表について

要に応じて 届出等に記載された連絡先にご連絡することもあります 医療機関や他の保険者 ( 区市町村 年金事務所を含む ) から資格喪失か否かなど保険診療の照会があった場合 相手先確認の上 マスター の保険証の記号番号 氏名 生年月日 性別 資格取得日 資格喪失日など 有資格者か資格喪失者かについて回

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事象 :2 健診項目の中で特定健診必須項目に未受診の項目が存在する 返戻事由健診結果データ異常備考検査項目エラー返戻コード 03 特定健診で必須となっている健診項目に実施されていない項目が存在します 別表: 特定健診項目存在チェックシート を参考に健診結果を入力してください 事象 :3 生活機能評価

はじめに第1章基本方針第2章岐阜市の現状第3章第4章第二次ぎふ市民健康基本計画の評価今後の取り組み第5章効果的な推進体制第6章参考資料7 第 3 章岐阜市の現状 1 岐阜市の人口統計 (1) 人口の推移 本市の人口は 昭和 60 年以降 減少傾向にあったものの 平成 18 年柳津町との合併により 一

マスター に登録されているデータに変更や追加があるときは 適用関係に関する変更 ( 訂正 ) 届出により データの変更等を行います マスター を用いて 給付データ レセプトデータ 健診データ等と連動させて 給付の支払い等のチェック 医療費通知 各種保健事業実施のための対象者抽出や加入者の連絡等にも利

PowerPoint プレゼンテーション

第 1 章計画策定にあたって 1 計画策定の背景と趣旨 ( 注近年 特定健康診査 ) ( 注 ) ( 以下 特定健診 という ) の実施や診療報酬明細書等 ( 以 下 レセプト という ) の電子化の進展等により 保険者 ( 注 ) が健康や医療に関する情 報を活用して被保険者 ( 注 ) の健康課

平成 27 年 10 月 6 日第 2 回健康増進 予防サービス プラットフォーム資料 協会けんぽ広島支部の取り組み ~ ヘルスケア通信簿について ~ 平成 27 年 10 月全国健康保険協会広島支部 協会けんぽ 支部長向井一誠

Transcription:

特定健康診査等実施計画 ( 第 2 期 ) ベルシステム 24 健康保険組合 平成 25 年 3 月 1 日

< 背景及び趣旨 > 我が国は国民皆保険のもと 誰もが安心して医療を受けることができる医療保険制度を実現し 世界有数の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかしながら 少子高齢化の急速な進展 国民生活や意識の変化を背景に 生活習慣病は国民医療費の約 3 分の 1 死亡原因の約 6 割を占めるに至っている このような状況に対応すべく 医療保険者は 高齢者の医療の確保に関する法律 ( 昭和五十七年法律第八十号 以下 法 という ) に基づき 被保険者及び被扶養者に対する糖尿病等の生活習慣病に関する健康診査 ( 以下 特定健康診査 という ) ならびにその結果により健康の保持に努める必要がある者に対する保健指導 ( 以下 特定健康指導 という ) を実施することとされ 平成 20 年 4 月 1 日からの5 年を第 1 期として特定健康診査及び特定保健指導 ( 以下 特定健康診査等 という ) への取り組みを行ってきた 平成 25 年 4 月 1 日からの5 年を第 2 期とする本計画は ベルシステム24 健康保険組合 ( 以下 当組合 という ) の特定健康診査等の実施方法に関する基本的な事項 ならびに特定健康診査等の実施及び実施に係る目標に関する基本的な事項について定めるものである なお法第十九条の規定により 五年ごとに 五年を一期として 特定健康診査等実施計画を定めるものとする < 当組合の現状 > 当組合は CRMエージェンシー業界を代表する健康保険組合となることを目指すとともに 加入する適用事業所の被保険者及び被扶養者の健康の保持増進に寄与すべく 株式会社ベルシステム24によって平成 18 年 4 月 1 日に設立された健康保険組合である 平成 25 年 2 月末現在 適用事業所は株式会社ベルシステム24を筆頭に全 6 事業所 被保険者数は18,200 名強 被扶養者数は4,200 名強を数えるに至っている 株式会社ベルシステム24の支店 営業所等は全国に点在しており このため組合所在地の東京都に在住している被保険者及び被扶養者の割合は約 2 割 それ以外の地区に在住している被保険者及び被扶養者の割合は約 8 割である また被保険者の平均年齢は36.27 歳であり 男女比では女性が全体の7 割強を占めているのが特徴である 健康診断については 人間ドックを当組合が主体となって実施しており 当組合の設立以来 財団法人日本健康文化振興会 ( 以下 財団 という ) との委託契約により 財団が契約する全国約 2,000の医療機関において被保険者 被扶養者ともに受診が可能である 2

< 特定健康診査等の実施方法に関する基本的な事項 > 1 特定健康診査等の基本的考え方 日本内科学会等 8 学会が合同で示したところによるメタボリックシンドロームの概念は 内臓脂肪型に起因する糖尿病 高脂血症 高血圧は予防可能であり 発症した後でも血糖 血圧をコントロールすることにより重病化を予防することが可能であるという考え方を基本としている このメタボリックシンドロームの概念を導入することにより 内臓脂肪の蓄積や体重増加等が糖尿病等の生活習慣病の発症リスクを高める原因となることをデータで示すことが可能となり 健診受診者にとって生活習慣改善に向けての明確な動機付けが可能となる 2 特定健康診査等の実施に係る留意事項 当組合が主体となって特定健康診査等を実施し そのデータを管理する 3 事業者等が行う健康診断及び保健指導との関係 従来から事業者健診の特定健康診査に係わる部分については 当組合が受託していたこと から 今後も当組合が主体となって行う 4 特定保健指導の基本的考え方 生活習慣病予備群に対する保健指導の第一の目的は 生活習慣病へ移行させないことであ り 特定保健指導においては 対象者自身が健診結果を理解し 自らの生活習慣を変えるこ とができるよう支援することに主眼を置く 3

Ⅰ 達成目標 1 特定健康診査の実施に係る目標 平成 29 年度における特定健康診査の実施率を90.0% とする この目標を達成するために 平成 25 年度以降の実施率 ( 目標 ) を以下のように定める (%) 国の参酌標準 被保険者 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 被扶養者 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 被保険者 + 被扶養者 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 90.0 2 特定保健指導の実施に係る目標 平成 29 年度における特定保健指導の実施率を60.0% とする この目標を達成するために 平成 25 年度以降の実施率 ( 目標 ) を以下のように定める ( 人 ) 国の参酌標準 40 歳以上対象者 7,600 7,700 7,800 7,900 8,000 特定保健指導 対象者数 (* 推計 ) 228 278 328 380 432 実施率 (%) 40.0 45.0 50.0 55.0 60.0 60.0 実施者数 92 126 164 210 260 3 特定健康診査等の実施の成果に係る目標 平成 29 年度において 平成 20 年度と比較したメタボリックシンドロームの該当者及び 予備群の減少率を 25% 以上とする 4

Ⅱ 特定健康診査等の対象者数 1 対象者数 1 特定健康診査 被保険者 ( 人 ) 対象者数 (* 推計 ) 7,000 7,080 7,160 7,240 7,320 40 歳以上対象者 7,000 7,080 7,160 7,240 7,320 目標実施率 (%) 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 目標実施者数 3,500 4,248 5,012 5,792 6,588 被扶養者 ( 人 ) 対象者数 (* 推計 ) 600 620 640 660 680 40 歳以上対象者 600 620 640 660 680 目標実施率 (%) 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 目標実施者数 300 372 448 528 612 被保険者 + 被扶養者 ( 人 ) 対象者数 (* 推計 ) 7,600 7,700 7,800 7,900 8,000 40 歳以上対象者 7,600 7,700 7,800 7,900 8,000 目標実施率 (%) 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 目標実施者数 3,800 4,620 5,460 6,320 7,200 5

2 特定保健指導の対象者数 被保険者 + 被扶養者 ( 人 ) 40 歳以上対象者 3,800 4,620 5,460 6,320 7,200 動機付け支援対象者 114 139 164 190 216 実施率 (%) 40.0 45.0 50.0 55.0 60.0 実施者数 46 63 82 105 130 積極的支援対象者 114 139 164 190 216 実施率 (%) 40.0 45.0 50.0 55.0 60.0 実施者数 46 63 82 105 130 保健指導対象者計 228 278 328 380 432 実施率 (%) 40.0 45.0 50.0 55.0 60.0 実施者数 92 126 164 210 260 Ⅲ 特定健康診査等の実施方法 1 実施場所特定健康診査については 財団との委託契約により 財団が契約する全国約 2,000の医療機関において実施する 特定保健指導については 保健指導を行うことのできる外部機関へ委託する 2 実施項目実施項目については 財団との契約による生活習慣病健診の健診項目とする なお生活習慣病健診の健診項目は 標準的な健診 保健指導プログラム第 2 編第 2 章に記載されている健診項目を全て網羅しているものとする 6

3 実施時期 実施時期は 通年とする 但し 特定健康診査の受診期間は原則として当年 6 月 ~ 翌年 1 月までとする 4 委託の有無ア ) 特定健康診査財団との委託契約により 財団が契約する全国約 2,000の医療機関において被保険者 被扶養者ともに受診が可能である イ ) 特定保健指導標準的な健診 保健指導プログラム第 3 編第 6 章の考え方に基づき 外部機関へアウトソーシングする 5 受診方法被保険者及び被扶養者は 原則として財団が契約する全国約 2,000の医療機関から受診を希望する医療機関を選択し 受診希望日時等の連絡を事前に行ない 特定健康診査等を受診するものとする 受診の際の窓口負担は無料とする 但し規定の実施項目以外を受診した場合はその費用は個人負担とする 6 周知 案内方法 当組合より案内書及び申込用紙を発送するほか ホームページ及び機関紙等に適宜掲載し て行う 7 健診データの受領方法健診データは 医療機関から財団を通じ電子データで随時 ( 又は月単位 ) 受領し 当組合で保管する また特定保健指導について 外部委託先機関での実施分についても同様に電子データで受領するものとする なお保管年数は当組合が実施した分も含め 5 年とする 8 特定保健指導対象者の選出の方法 特定保健指導の対象者については 対象者全員を原則とするが 効果的側面から任意継続 被保険者を除く 40 歳代の被保険者から優先して選出する 7

Ⅳ 個人情報の保護 当組合は ベルシステム24 健康保険組合個人情報保護管理規程を遵守する 外部委託の場合には データ利用の範囲 利用者等を契約書に明記することとする 当組合及び委託された特定健康診査 特定保健指導機関は 業務によって知り得た情報を外部に漏らしてはならない 当組合のデータ管理者は 常務理事とする データの利用者は当組合及び外部委託先機関の職員に限る Ⅴ 特定健康診査等実施計画の公表 周知 本計画の公表 周知については ホームページに掲載して行う Ⅵ 特定健康診査等実施計画の評価及び見直し 当計画については 毎年理事会において見直しを検討する また平成 27 年度に過去 3 年間の評価を行い 目標と大きく乖離している場合 その他必 要がある場合には実施計画を見直すこととする Ⅶ その他 当組合及び外部委託先機関の職員は 必要に応じ 特定健診 特定保健指導等の実践養成 のための研修に随時参加させるものとする 8