第4学年理科学習指導案

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第 5 学年理科学習指導案 改善したところ 成果があったところ 平成 24 年 6 月 13 日第 5 学年 1 組 34 名授業者小影俊一 研究主題 子どもたちが生き生きとたのしく学ぶ理科 生活科 - 実感を伴った理解を図る指導の工夫 - 高学年分科会のテーマ 児童が自然と向き合い 目的意識をもっ

第4学年理科学習指導案

5 指導について (1) 単元について 3 年磁石の性質 4 年電気の働き 5 年電流の働き ( 本単元 ) 磁石に引きつけら 乾電池の数とつな 鉄心の磁化 極の変化 れる物 ぎ方 電磁石の強さ 異極と同極 光電池の働き 電気の通り道 電気を通すつなぎ方 電気を通す物 6 年電気の利用 中学 2 年

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

第4学年理科学習指導案

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

第 2 学年 5 組理科学習指導案 日時平成 26 年 12 月 12 日 ( 金 ) 場所城北中学校授業者酒井佑太 1 単元名電気の世界 2 単元について (1) 教材観今日の私たちの日常生活において 電気製品はなくてはならないものであり 電気についての基礎的な知識は必要不可欠である しかし 実際

Microsoft Word - ⑦-1電流がうみ出す力

彩の国埼玉県 埼玉県のマスコット コバトン 科学的な見方や考え方を養う理科の授業 小学校理科の観察 実験で大切なことは? 県立総合教育センターでの 学校間の接続に関する調査研究 の意識調査では 埼玉県内の児童生徒の多くは 理科が好きな理由として 観察 実験などの活動があること を一番にあげています

小学校理科の観察,実験の手引き 第3学年A(1) 物と重さ

第6学年2組 理科学習指導案

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Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

いきたいと考えるはずである 水溶液を区別する ためには, 水溶液のどんな性質やはたらきに着目していったらよいか, 子どもたちの考えを大切にしながら学習を進めていきたい 本単元の問題を解決するためには, いくつかの実験結果から, 総合的に判断することが必要である そこで,5つの水溶液を区別するという意

国語科学習指導案様式(案)

理科学習指導案(形式)

関心 意欲 態度科学的思考力観察 実験の技能 表現第 5 学年理科学習指導案平成 16 年 6 月 15 日 ( 火 ) 第 3 校時指導者宇多幹子場所理科室 1 単元名 植物の発芽と成長 2 単元の目標と評価規準 植物の発芽と成長を, それにかかわる条件に着目しながら調べる活動を通して, 見いだし

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4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

画像, 映像などの気象情報や天気と1 日の気温の変化の仕方に興味 関心をもち, 自ら気象情報を収集して天気を予想したり天気の観測をしたりしようとしている 気象情報を活用して, 天気の変化を予想することができる 1 日の気温の変化の仕方を適切に測り, 記録することができる 天気の変化は気象情報を用いて

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1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

体育科指導案

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

での生活では, 理科の学習という意識が薄くなっている 理科の学習が自分の生活に役に立っていると 感じている児童は多いが, 便利にしてくれると感じている児童は少ない このことから理科で学習した 内容が, 生活の中で生かされていることを実感できるような指導を行っていきたい ( 学習活動への意識に関するこ

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第 4 学年算数科指導案 平成 28 年 11 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時場所 4 年 2 組男子 22 名女子 10 名指導者垣見遥 ともなって変わる量 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 児童の考えを引きだす算数的活動の工夫 ~ 1 単元名 ともなって変わる量 2 単元の目標 ともなって

25math3

理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭石川幸宏 1 日時平成 30 年 2 月 21 日 ( 水 ) 第 4 校時 2 学年第 1 学年 2 組 ( 男子 19 名女子 18 名 37 名 ) 3 場所海田西中学校第 2 理科室 4 単元名身のまわりの現象 ~ 力の世界 ~ 5 単元について

理科学習指導案

2 単元の目標 廿日市市 についての魅力を目的意識や相手意識を明確にして地域内外に発信することができる 自分たちの住む 廿日市市 に愛着をもつことができる 3 単元の評価規準 学習方法 自分自身 他者や社会 課題発見力 思考力 判断力 表現力 主体性 自らへの自信 対象と積極的にかかわる中で, 課題

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教師の持つ指導ポイント 評価規準 中国地方の送電線網の図を利用し, 発電所からの電力を消費地に届けていることを示す その際, 送電の途中では, 電線の抵抗のために電線が発熱して電気エネルギーが損失することを, 本単元の内容をもとに考察させる ( 自然事象への関心 意欲 態度 ) エネルギーは変換の際

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

小学校理科の観察,実験の手引き 第6学年B(2) 植物の養分と水の通り道

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座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

第 6 学年理科学習指導案指導者千葉市立小中台小学校本間希世 1 研究主題 (1) 市教研統一テーマ 自ら学び 心豊かに生きる力を身につけた児童生徒の育成 (2) 部会テーマ 個を生かした学習指導の進め方 小中合同主題 教材の本質にもとづき 児童の力で自然を調べる楽しさが体得される場の工夫と指導方法

表紙

第 6 学年 1 組理科学習指導案単元名 : 瀬野川の生き物のつながり 生き物のくらしと環境 男子 18 名女子 21 名計 39 名 単元について 指導者澄川和生 単元観本単元は, 小学校学習指導要領解説理科編第 6 学年 内容 B(3) の 動物や植物の生活を観察したり, 資料を活用したりして調

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

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○数学科 2年 連立方程式

他の単元との連関 子どもが獲得する見方や考え方 教師の持つ指導ポイント 評価規準 小学 4 年生 もののあたたまり方 小学 6 年生 電気の利用 ~ エネルギーの工場と変身と銀行 ~ 中学 1 年生 光と音 ( 光のエネルギーを利用しよう ) 中学 2 年生 電流 ( 電気とそのエネルギー ) 電流

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

第 6 学年理科学習指導案 平成 28 年度 12 月 6 日 ( 火 ) 第 5 校時 場所 理科室 1 単元名変わり続ける大地 2 単元について本単元では 第 5 学年 流れる水のはたらき 第 6 学年 大地のつくり の学習を踏まえて 地球 につ内容の関連と学習の系統性いての基本的な見方や概念を

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理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭柚中朗 1 日時平成 30 年 1 月 24 日 ( 水 ) 2 学年第 2 学年 1 組 ( 男子 14 名女子 18 名計 32 名 ) 3 単元名天気とその変化 ~ 大気の動きと日本の天気 ~ 4 単元について (1) 単元観本単元は, 学習指導要領

エコポリスセンターとの打合せ内容 2007

学年第 3 学年 2 単元名 ( 科目 ) いろいろな関数の導関数 ( 数学 Ⅲ) 3 単元の目標 三角関数 対数関数 指数関数の導関数を求めることができる 第 次導関数の意味を理解し 求めることができる 放物線 楕円 双曲線などの曲線の方程式を微分することができる 4 単元の学習計画 三角関数 対

できるようにする 野菜を学年園やプランターで栽培する計画を立てさせる際には, 平成 27 年度全国学力 学習状況調査 2(5) に取り組ませ, 前学年までに学習した植物の成長にかかわる知識や経験も活用して考える必要があることに気付かせる 実際に野菜を育てる活動に取り組ませることにより, 知識や経験を

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1. 単元名 運動とエネルギー 3 章エネルギーと仕事 南中学校第 3 学年理科学習指導案 平成 26 年 10 月 16 日 ( 木 ) 第 5 校時 3 年生徒数 3 名場所理科室授業者 2. 単元について (1) 単元観本単元は 運動の規則性やエネルギーの基礎を 身のまわりの物体の運動などの観

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

(3) 指導観公民的分野は地理的分野と歴史的分野の学びの積み重ねによるところが大きい 用語や概念も高度化し 生徒の感想にも 難しい と感じるものが多くなっている そこで その難しいと感じる公民の用語などは積極的に用語集を活用し 難しい言葉に対する抵抗感を少しでも和らげるよう授業でも活用している また

第6学年2組 理科学習指導案

3 題材の目標 (1) (2) 4 題材の評価規準 ( 指導要録の四つの観点 ( 生活や技術への関心 意欲 態度 ) から題材の学習を通して目指す生徒の姿を示します ) 文章の語尾は 評価規準の作成, 評価方法の工夫改善のための参考資料 ( 中学校技術 家庭 ) 平成 23 年 11 月 ( 国立教

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

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5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

第1学年 理科学習指導案

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

<小学校 生活科>

能を習得したり活用したりすることの必要性について確認する グラフをかく力やグラフを読み取る力を身に付けさせるとともに, 一次関数を学ぶことに対する意欲を高めたい 小単元全体を通して主体的に学ぶ意欲を高め, 自分の考えを説明したいという気持ちにさせた上で, 目的や方法等を明確にした意図のあるペアやグル

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(3) 計画 学習課題学習内容時間 変わり方のようすをわかりやすく表すにはどうしたらよいか考えよう変わり方が大きいか小さいかを調べるにはグラフのどこに目をつけるとよいのだろう 2つの折れ線グラフからどんなことが分かるだろう折れ線グラフをかこう 変わり方を分かりやすく表す工夫 折れ線グラフの縦軸と横軸

第6学年2組 理科学習指導案

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(1)

課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

3 単元の目標 (1) 電流と電圧との関係及び電流の働きに関する事物 現象に進んでかかわり それらを科学的に探究するとともに 事象を日常生活とのかかわりでみようとする 自然事象への関心 意欲 態度 (2) 電流と電圧との関係及び電流の働きに関する事物 現象の中に問題を見いだし 目的意識をもって観察

第 4 学年 1 組理科学習指導案平成 22 年 10 月 25 日 ( 月 )5 校時在籍児童数 29 名場所理科室指導者青木眞智子 1 単元名空気と水のふしぎ 2 単元について (1) 児童観児童は 第 3 学年の光や電気そして磁石の学習を通して それらの性質を調べたりその性質を利用したものづく

ICTを軸にした小中連携

Taro-4年 総合 指導案(最終)

第4学年算数科学習指導案

(1) 児童観本学級の児童は, 理科の学習に興味をもって取り組んでいる 特に, 観察や実験に意欲的である 昨年度は, 変える条件, 変えない条件を考えながら実験に取り組んできたことにより, 条件に目を向けて調べようとする力は育ってきている 本単元にかかわる児童の実態を把握するために, 発電, 蓄電,

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

Microsoft PowerPoint - 中学校学習評価.pptx

第 3 学年 1 組理科学習指導案 指導者 1 単元名ものの重さをしらべよう 2 授業づくりの視点 子どもの興味 関心の実態 本学級の子どもたちは, 算数科の学習で天秤や台秤を使った経験から, 自分たちの身の周りの物の重さを量りとることに大変興味をもっている また, いろいろな物の重さを量る際に ラ

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授業では, 課題を解決するための情報を集める前に, どのような方法だと必要な情報を集めることができるのかを考えています 58.8% 41.2% 授業では, 調べたことなどを, 図, グラフ, 表などにまとめています 73.5% 26.5% 授業では, 情報を比べたり ( 比較 ), 仲間分けしたり

4. タブレット端末の利用状況 ( 利用機材の内容と利用のねらい ) ハードウェア機材名 :ipad ねらい : 水が流れる様子や地形が変化した様子を確認できるよう 動画で撮影し記録する 上流 中流 下流それぞれの様子が撮影できるよう ipadは3 台準備する 機材名 :ENVY110( 複合印刷機

Taro-6学習指導案(事例①小学校

とで児童に活動の見通しを持たせ, 自分で課題を立て情報を集め整理し, 発表する等に取り組めるようにしていきたい 調査計画の場面では, 目的に照らしてどのような調査をしていくことがよいのか児童にしっかりと考えさせたい 例えば, データはどう集めたらよいのか, アンケートを実施する場合には, 誰にアンケ


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解答類型

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第6学年理科学習指導案

3. 単元目標 自の育てている野菜の変化の様子を観察したり 地域の人に話しかけたりしながら すすんで課題を解決することができる ( 関心 意欲 態度 ) 野菜の生長の様子や 地域のお店の様子について気付いたことを絵や文章などにかき 伝えることができる ( 思考 表現 ) お店の人にインタビューしたり

6年 ゆで卵を取り出そう

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第 3 学年理科学習指導案 ( 改善プラン ) 成果があったところ 改善したところ 研究主題 子どもたちが生き生きとたのしく学ぶ理科生活科 - 実感を伴った理解を図る指導の工夫 - 中学年分科会テーマ児童が自然と向き合い, 見いだした問題を興味関心をもって追究することを通して, 実感を伴った理解が得られる指導を工夫する 1. 単元名じしゃくにつけよう 2. 単元の目標磁石につく物に興味をもち, いろいろな物に磁石を近づけて, 磁石につく物とつかない物を判別し, 実験の結果から, 磁石が鉄を引きつけることをとらえることができるようにする また, 磁石は, 磁石につかない物が間にあっても鉄を引きつけることを, 電気と比較してとらえることができるようにする また, 異極どうしは引き合い, 同極どうしはしりぞけ合うこと, 鉄は磁石につけると磁石のはたらきをもつようになることを調べ, 磁石の性質について考えをもつことができるようにする 3. 単元の評価規準 自然への関心意欲態度 1 磁石に物をつけたり自由に動くようにしたりしたときの現象に興味関心をもち, 進んで磁石の働きや性質を調べようとしている 2 磁石の働きや性質を使ってものづくりをしようとしている 科学的な思考表現 観察実験の技能 自然現象についての 知識理解 1 磁石につく物と 1 磁石をいろいろつかない物や, 磁な材質の物に近石同士でも引きづけ, 磁石につくつける力が働い物とつかない物ている現象を比を比較しながら較し, 予想や仮説調べ, 結果を記録をもち, 表現してしている いる 2 磁石の性質を, 異 2 磁石につく物と極どうし, 同極どつかない物や, 磁うしを近づけて石同士でも引き比較しながら調つけられる力がべ, その結果を記働いている現象録している を比較考察し, 自分の考えを表現している 1 1 物には, 磁石につく物とつかない物があることや, 磁石に引きつけられる物には, 磁石につけると磁石になる物があることを理解している 2 磁石の異極どうしは引き合い, 同極どうしはしりぞけ合う性質を理解している

4. 単元について本単元の内容は, エネルギー についての基本的な見方や概念を柱とした内容のうち, エネルギーの見方 エネルギーの変換と保存 にかかわるものである 磁石の性質について興味関心をもって追究する活動を通して, 磁石につく物とつかない物を比較する能力を育てるとともに, それらについての理解を図り, 磁石の性質についての見方や考え方をもつことができるようにすることがねらいとなる そして,5 学年で学習する 電流の働き における, 電磁石での磁力の働きや極の変化という活用につながっていくことになる 3 学年の児童にとって新しく学習する 理科 には, 興味関心が高く学習に入ることができた ホウセンカやチョウの観察にとても意欲的に取り組んでいる様子が見られたり, 昆虫の学習をきっかけにしていろいろな生き物を一生懸命に育てたりしている また, 風やゴムでうごかそう を初め, 光の性質 や 電気の通り道 などの単元では, いろいろな実験を通して一人一人が実感を伴った理解をすることができたり, 自分たちで考えながら取り組んだ実験を楽しんだりと, とても積極的に活動する様子が見られた 本単元では, 磁石を使って実験するだけではなく, 児童一人一人が体験しながら磁石の性質を感じることを通して, 磁石そのものの不思議さやおもしろさを実感させたい さらには, この学習を生かしてエネルギーについての関心が今まで以上に高まることも併せて期待したい 5. 研究主題との関連 研究の視点 1 教材と児童との出会いを意図的具体的に設定する 児童は, 教材との出会いを通して, 関心意欲を高めたり, 主体的に問題解決をしようとした りする また, 学習したことを活かせる教材に出会うことにより, 学びの有用感を持つことが できる 手立て 1 単元の導入時に, 児童が単元全体 にわたって関心意欲を持続でき る教材を提示する 2 文字や映像だけでとらえるので はなく, 具体的な体験の中で児童 が主体的に関われる教材を提示 する 3 学習したことが, 生活に生かせて いることが実感できる教材を提 示する 理解を促す工夫 日常使用している掲示用の磁石やステープラの 針等を利用して実験していくことを伝えること で関心を高める 一人一人が, 自分自身で問題を解決していける ように実験用具を十分に準備し, 全員が体験で きるようにする 身近なものを利用しての実験を通して, 学習していることが生活と結びついていることを実感させる 研究の視点 2 児童が探究したくなるような指導計画を工夫改善する 児童は, 自ら課題を考え出すことを通して, その課題を解決したいという意欲を高めていく また, 自分で考えた解決方法で結論を導くことにより, 達成感と実感を伴った理解を得ること ができる 2

手立て 1 学習のねらいが分かり, そのための課題解決を進める指導計画を作成する 2 児童自らが考えた方法や新たな課題が生きる指導計画を作成する 3 実践中, 実践後の授業評価を踏まえ, 実感を促す指導計画に改善する 理解を促す工夫 単元を通した問題を設定して, 疑問に感じた ことを解決していくような計画にする 児童一人一人が疑問に思ったことを自分なりに解決していけるような計画に組む 指導したことを適宜評価することで, より実感を促すような計画に改善する 6. 指導計画 (8 時間 9 時間 ) 次時 主な学習活動教師の働きかけ 評価 問題 1 磁石につく物とつかない物との違いを調べよう 1 1 磁石 といって, 思いつく物や思い 磁石を使って遊んだ等の経過から 次 つくことについて話し合い, 磁石につ 自由に発言させる 2 く物とつかない物を予想する 実験する際は, 物のどの部分がつ 磁 磁石につく物やつかない物の予想につ いて, どの部分がつかないかを丁 石 3 いて仮説を立ててから実験し, 調べた 寧に調べさせる に 結果を表に整理し, 磁石が鉄を引きつ 磁石と磁石との間に何を挟んでい つ けることを理解する るかを確かめさせ, きちんと挟ま く 磁石と鉄が離れていても磁石の力が働 っていることも確認する 物 くことを確かめる 磁石に物をつけるという現象に興 を 味関心をもち, 進んで磁石の働き さ や性質を調べようとしている が 関心意欲態度 1 そ 磁石につく物とつかない物がある う という現象を比較し, 予想や仮説 をもち, 表現している 思考表現 1 磁石をいろいろな材質の物に近づ け, 磁石につくつかないを比較 しながら調べ, 結果を記録してい る 技能 1 物には, 磁石につく物とつかな い物があることを理解している 3

鉄以外の金属は磁石につかないことも 再確認する 知識理解 1 まとめ 1 磁石は鉄でできた物を引きつける 2 次極のせいしつを調べよう 4 5 問題 2 磁石の極どうしを近づけるとどうなるかを調べよう 磁石の極どうしを近づけたり, 自由に磁石のどの部分にクリップがつい動けるようにしたりするとどうなるかているかを確かめさせる 予想や仮説をもつ 時計皿を利用して磁石が自由に動 磁石の極にはどんな性質があるかを理けるようにさせると共に, ガラス解する (N 極とS 極磁力 ) 製の時計皿の扱いに十分に注意さ どんな磁石にもN 極とS 極があることせる を, いろいろな実験をしながら理解す身近な磁石を利用しながら,N 極る ( 本時 1 組 ) とS 極をきちんと確かめさせる 磁石に関連する大切な言葉 ( 引き合 磁石を自由に動かしたときの現象うしりぞけ合う ) を知る に興味関心をもち, 進んで磁石の働きや性質を調べようとしている 関心意欲態度 1 磁石同士でも引きつける力が働いている現象を比較し, 自分の考えを表現している 思考表現 2 磁石の性質を, 異極どうし, 同極どうしを近づけて比較しながら調べ, 結果を記録している 技能 2 磁石の異極どうしは引き合い, 同極どうしはしりぞけ合う性質を理解している 知識理解 2 まとめ 2 異極どうしは引き合い, 同極どうしはしりぞけ合う 4

問題 3 鉄は磁石につけると磁石になるかを調べよう 3 次磁石につけた鉄を調べよう 4 次磁石の利用 6 7 8 9 磁石につながっている2 本のくぎが磁磁石に直接つける釘とその釘につ石から離してもつながっている様子かける釘とを区別できるようにしてら, 鉄が磁石になっているかについて実験させる 予想や仮説をもつ 磁石になっていることを確かめる 磁石につけた鉄がどれも磁石になるのための方法について, 学習したこかを調べ, 鉄は磁石につけると磁石にとを踏まえて考えさせる なることを理解する ( 本時 2 組 ) 磁石に物をつけたときの現象に興味関心をもち, 進んで磁石の性質や働きを調べようとしている 関心意欲態度 1 磁石につく物とつかない物があるという現象を比較し, 予想や仮説をもったり, 自分の考えを表現したりしている 思考判断 2 磁石につけた鉄につく物とつかない物を比較しながら調べ, 結果を記録している 技能 1 磁石に引きつけられる物には, 磁石につけると磁石になる物があることを理解している 知識理解 1 まとめ3 鉄は磁石につけると磁石の性質をもつ 身の回りにある磁石を利用したものに学習した内容の中の, どんな性質ついて, どんな性質を利用しているかや働きを利用しているのかを確認等を話し合う させる 磁石の性質を利用したおもちゃを作児童が考えるいろいろな工夫を認り, 遊びながら磁石の性質について理めながら, 遊びだけで終わらない解を深める ように配慮する 磁石の働きや性質を使って, ものづくりをしようとしている 関心意欲態度 2 5

7. 本時の指導 (5/9 時 ) (1) 本時の目標どんな磁石にもN 極とS 極があることを理解する (2) 展開主な学習活動教師の働きかけ 評価 1. 前時の学習を確認する 極石の力の強いところを 極 ということ磁石にはN 極とS 極があることを確認や極の性質について簡単に振り返らせる する 2 本時の学習につながる実験を提示する 今日の活動のきっかけを作ることで, 学習への興味関心を高める 問題 どんなじしゃくにも極 ( きょく ) の性質があるのだろうか 3. 身近な磁石にも極の性質があるかを予想する C1 N 極もS 極もある C2 普通の磁石にはない C3 片方の極だけある 4. 予想したことを確かめるための方法を考える C1 棒磁石を使う C2 方位磁針を使う C3 時計皿を使って自由に動かす 5. 実験した結果を発表し合い, まとめる C1 何となく極がありそうだ C2 N 極とS 極がすぐに分かった C3 磁石が逃げていった 日常, 使っている磁石 ( 掲示用棒磁石強力磁石筆箱ランドセル磁石入り絆創膏 ) で予想させる 根拠( 理由 ) も明らかにさせながら予想させる 磁石の性質を思い出させながら, 方法を考えさせる 実験に必要だと思われる物を準備する ( ゴム磁石, 発砲スチロール, 透明カップ, シール, 方位磁針, 棒磁石,U 磁石等 ) 実験した結果はシールを貼ると共に, ノートにも記録させる ( ワークシート ) シールを貼った物を並べるようにして, 全員が見られるようにする どんな磁石にもN 極とS 極があることを理解している 知識理解 2 まとめ どんな磁石にも N 極と S 極がある 6. 次時の学習内容を考える C1 極の性質以外にも磁石の性質があ るのかな 磁石のその他の性質について調べることを 伝える 6

7. 本時の指導 (6,7/9 時 ) (1) 本時の目標磁石についた鉄はどれでも磁石の性質をもつことを理解する (2) 展開主な学習活動教師の働きかけ 評価 1. 前時の学習を確認する 磁石にはN 極とS 極があったことを思身近に利用している磁石にも極があることい出す を簡単に確認させる 2. 本時の学習活動につながる実験を提示今日の活動のきっかけを作ることで, 学習する への興味関心を高める 問題 じしゃくについた鉄はじしゃくになるのだろうか 3. 磁石についた釘が釘を引きつけているのはなぜかを予想する C1 釘が磁石に変わった C2 釘に磁石の力が伝わっている 4. 予想したことを確かめるための方法を考える C1 釘に鉄でできている物をつける C2 釘を水に浮かべる C3 砂鉄をつける 5. 考えた方法で実験して調べた結果について表にまとめる G1 釘が方位磁針に反応した G2 釘に砂鉄がついた G3 釘にステープラ針がついた 6. 表をもとに分かったことを話し合う C1 釘は磁石になった C2 はさみが磁石になった 根拠( 理由 ) も明らかにさせながら予想させる 一人一人が問題をきちんと理解できるように, 釘から離した釘について調べることを確認する 磁石の性質や働きを思い出させるようにして, 方法を考えさせる 実験に必要だと思われる物をできる限り準備しておく ( 釘ステープラ針クリップ砂鉄方位磁針発砲スチロールはさみ等 ) 実験した方法ごとに表にまとめさせる 方法ごとにまとめた表をもとに発言させる ( ワークシート ) 磁石についた鉄は磁石の性質をもつことを理解している 知識理解 1 まとめ じしゃくについた鉄はじしゃくのせいしつをもつ 7. 次時の学習内容を考える C1 磁石を利用しているものが, 身の回 りにどれぐらいあるかを調べたい 磁石が利用されていると思われるものを見 つけてくるように伝える 7