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( データベースの利用請求の手続き ) 第 5 条第 4 条の規定によりデータベースに蓄積されている情報を入手しようとする者は 次の各号に掲げる区分に応じ それぞれ当該各号に定める様式で家畜改良センター理事長に申請しなければならない (1) 都道府県及び団体様式第 1 号 (2) 研究機関様式第 2

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たまみつしげ 2 黒毛和種 琴照重 及び褐毛和種 球光重 ETI が優秀な成績を収めて 種雄牛として選抜される 鳥取牧場で作出した黒毛和種の種雄牛 琴照重 が 産子の肥育成績を調べる現場後代検定により選抜され 精液の供給が始まりました 琴照重 は 同時期に検定を実施した種雄牛 23 頭中 脂肪交雑

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国際評価トピックスと概要 月 平成 22 年 8 月 27 日 ( 独 ) 家畜改良センター情報分析課 今回より CD 掲載範囲の変更に伴い 1 国内外の種雄牛の能力 の表示方法を変更しました Ⅰ. トピックス 1 国内外の種雄牛の能力 ( 乳量 ) 表 年生まれの種雄牛

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牛の生産の用に供されたものを除く ) のうち 売却価額が 100 万円 ( 牛の個体識別のための情報の管理及び伝達に関する特別措置法施行規則 ( 平成 15 年農林水産省令第 72 号 ) 第 3 条第 2 項第 11 号に掲げる交雑種に該当する場合には 80 万円 同項第 8 号から第 10 号ま

メスの配偶子 ヒトの優性 優性 劣性 目の色 黒色 青色 髪の色 黒色 金色 耳垢 濡れている 乾いている 瞼 二重 一重 舌 巻ける 巻けない つむじ 右巻き 左巻き 額 富士額 富士額ではない この中で一つの遺伝子で説明できるのは耳垢だけらしい 家畜の優性 形質 優性 劣性 ウシの角 有角 ヤギ

を残すことになります あいこ は 質量兼備の繁殖雌牛として ひみかねふく の能力を受け継いだ娘牛 です その産子 11 頭の枝肉成績は 枝肉重量が平均 532kg ロース芯面積が平均 62.1cm 2 BMSNo. の平均が 9.0 上物率が 100% と肉量及び肉質に優れた成績を収め これまでに

種雄牛名簿 熊本県畜産研究所 番号 名 号 登録番号 父 名 登録番号 母 名 号 登録番号 母の父名 1 第十六光重 育高 2 光 重 E T 育高 1 第七さつき 産肉 泉 丸 E T 繁殖 62 第 三 光 丸 高 71 かねいずみ2 育高 136 第二光泉 3 第十八光重 繁殖

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現在 本事業で分析ができるものは 1 妊娠期間 2 未経産初回授精日齢 3 初産分娩時日齢 / 未経産妊娠時日齢 4 分娩後初回授精日 5 空胎日数 6 初回授精受胎率 7 受胎に要した授精回数 8 分娩間隔 9 供用年数 / 生涯産次 10 各分娩時月齢といった肉用牛繁殖農家にとっては 極めて重要

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目 次 パソコン報告システムについて 3 1. 利用登録を行いましょう ( 初めての方 ) 4 2. 出生の届出 ( 報告 ) を行いましょう 7 3. 異動の届出 ( 報告 ) を行いましょう 耳標再発行請求を行いましょう セキュリティコードを取得しましょう パ

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近 年, 子 牛 市 場 での 高 値 取 引 の 期 待 感 から, 特 定 の 種 雄 牛 に 交 配 が 集 中 し, 繁 殖 雌 牛 の 近 交 係 数 が 上 昇 傾 向 にあり, 生 産 された 子 牛 に 不 良 因 子 や 遺 伝 病 が 発 現 したり, 分 娩 間 隔 が 長 期

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黒毛和種牛肉脂肪酸組成の遺伝的パラメータ たらすことも知られており おいしさだけではなく健康面にもよい影響を与える脂肪酸であるといわれる すでに長野県では 胸最長筋において脂肪交雑だけでなくオレイン酸の含有数値を一定基準満たしている牛肉を 信州プレミアム牛肉としてブランド化して売り出している 9)

平成 26 年度 ~27 年度施策評価票 評価する施策下記施策の体系による 総合計画との関連 施策の体系 2 - 肉用牛の振興酪農の振興養豚の振興養鶏の振興家畜防疫と環境保全食肉流通体制の充実 施策の内容と現況 (1) (2) (3) (4) (1) (2) (3) (4) (5) (6) 中分類畜

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後代検定による選抜の例 ハロセン感受性ブタの性質 当該オスを何頭かのメスに交配させ できた子孫 後代 の 能力に基づいて当該オスの能力を予測する方法 Hl とHl の肉質 屠殺時間後 質的形質の選抜の際には 致死や奇形等を支配する 劣性の不良遺伝子を除去 する場合に利用 淘汰 肉の黄色度 肉の保水力

愛媛畜研セ研報 2:(2014) Bull. Ehime Livestock Res. Cen 県内産黒毛和種肥育牛の脂肪酸組成の状況 岡幸宏 今岡豊 * 要約県内産黒毛和種肥育牛 210 頭 ( 去勢牛 117 頭 雌牛 93 頭 ) の胸最長筋について脂肪酸組成を測定し 性 生

肉用牛振興関係主要事業 (R 元 ) 目的 肉用牛産出額は241 億円と品目別で14 年連続第 1 位の重要な品目であるが 高齢化や担い手不足により飼養戸数が年々減少している 繁殖経営は畜産クラスター事業等の効果により増頭に転じているが 肥育経営は素畜費等の高騰で資金繰りが悪化し 頭数が減少 このた

3 国の政策 施策 事務事業との関係 1 及び2で述べたように センターは 基本計画や家畜改良増殖目標等国の政策の実現に向けて 全国的な視点での家畜の改良増殖並びに飼養管理の改善 飼料作物種苗の生産 供給等の事業に取り組むとともに 牛個体識別台帳の管理等法令に基づく事務を行ってきた これらの事務事業

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肉用牛産肉能力検定成績 目次 頁 Ⅰ. 検定牛名号一覧 1. 間接検定牛 現場後代検定検定牛 直接検定牛 ( 選抜牛 ) Ⅱ. 産肉能力検定成績記載場所一覧 Ⅲ. 産肉

にんじん ( ア品種 M サイズ, 特別栽培,A 産地, 露地 ) レチノール当たんぱく 1 にんじん ( ア品種 Mサイズ, 特別栽培,A 産地, 露地 ) 第 1 回目 n=1 9,040 4,600 6, にんじん ( ア品種 Mサイズ

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第 19 回体外受精卵産子枝肉共励会 最優秀賞 中村正志さん ( 熊本県経済農協連 ) 安茂勝 月齢 kg ロース芯面積 67cm 2 BMS No. 8 枝肉単価 2,803 円 優秀賞 ( 農事 ) 松永牧場 優秀賞 加藤牧場 優秀賞 今井牧場 月齢 kg ロース芯面積

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Transcription:

2017 年 6 月 26 日 褐毛和種 ( 熊本系 ) の遺伝的能力の推移について 1. はじめに家畜改良センターでは 肥育農家の同意が得られた枝肉情報等からなる和牛各品種のデータベースを管理 運営しており 褐毛和種 ( 熊本系 ) については 褐毛和種 ( 熊本系 ) 枝肉情報全国データベース ( 以下 褐毛 DB ) を管理 運営しています 褐毛 DBを構築するにあたり 肥育者情報 格付情報の調査 入力等については ( 公社 ) 日本食肉格付協会が行い 肥育牛の子牛登記情報の入力等については ( 一社 ) 日本あか牛登録協会が行っています 褐毛 DBの目的の一つは 全国的な和牛の改良の動向を把握することにあり 家畜改良センターでは 蓄積されたデータをもとに褐毛和種 ( 熊本系 ) および繁殖の育種価を評価し その別の平均により示した遺伝的能力の推移についての情報を提供しています 2. 評価方法 (1) 評価に用いたデータ今回の評価は 肉用牛改良増殖強化対策事業 優良効率選抜 高度利用 で収集されたデータ (1988 年 4 月 ~2009 年 12 月と畜分 ) および褐毛 DB から収集されたデータ (2010 年 1 月 ~2016 年 12 月と畜分 ) を用いました これらの事業で収集されたデータは 全国で肥育 と畜された牛の一部であり 全てのと畜された牛のデータをカバーしているわけではありません 遺伝的パラメータの推定および個体の育種価算出 100,423 件 血縁情報 171,205 件 (2) 評価形質 評価した形質と観測値の平均等を表 1 に示しました 表 1. 各形質の観測値の平均および標準偏差 形質 データ数 平均 ± 標準偏差 最小値 最大値 日齢枝肉重量 (kg/day) 100,423 0.578 ± 74 3 0.924 枝肉重量 (kg) 440.6 ± 52.3 26 704.0 ロース芯面積 (cm 2 ) 49.6 ± 6.8 28 88 ハ ラの厚さ (cm) 7.21 ± 0.83 4 13 皮下脂肪厚 (cm) 2.61 ± 0.87 0.1 7.6 歩留基準値 72.9 ± 1.2 67.0 78.9 BMS(No.) 3.20 ± 1.17 1 11 BCS(No.) 3.86 ± 0.63 1 7 しまり 2.65 ± 0.72 1 5 きめ 3.11 ± 0.58 1 5 と畜時月齢 ( 参考 ) 25.2 ± 1.8 19.0 36.0 日齢枝肉重量 = 枝肉重量 と畜日齢 1

(3) 遺伝的パラメータの推定 遺伝的パラメータは REML 法 ( 単形質アニマルモデル ) により推定しました ( 表 2) 表 2. 遺伝的パラメータの推定値 形質名 遺伝率 遺伝分散 (σ a 2 ) 表型分散 (σ a 2 +σ e 2 ) 日齢枝肉重量 (kg/day) 0.64 027 042 枝肉重量 (kg) 0.51 972.47 1896.38 ロース芯面積 (cm 2 ) 0.43 18.37 42.44 バラの厚さ (cm) 0.42 0.26 0.61 皮下脂肪厚 (cm) 0.60 0.44 0.73 歩留基準値 0.56 0.81 1.45 BMS(No.) 0.60 0.80 1.32 BCS(No.) 0.41 0.16 しまり 0.55 0.27 0.49 きめ 0.39 0.12 (4) 育種価の推定個体の育種価は 上記パラメータを用いて BLUP 法 ( 単形質アニマルモデル ) により推定し 2003 年に生まれた ( 後代で枝肉成績を有するものが1 頭以上存在する個体 ) の育種価の平均値を0( ゼロ : 遺伝ベース ) として補正を行いました なお遺伝ベースは 5 年毎に変更しており 今回から2003 年に変更しました のうち 後代で枝肉成績を有するものが1 頭以上存在する個体は343 頭 繁殖のうち 後代で枝肉成績を有するものが1 頭以上存在する個体は40,046 頭でした 3. 遺伝的トレンド ( 育種価の別平均の推移 ) について遺伝的トレンドは 改良の動向を示すだけでなく に求められる能力への時代のニーズも反映されています また および近年のにおけるトレンドの変動は 頭数が少ないことも影響しています および繁殖のうち 後代で枝肉成績を有するものが1 頭以上存在する個体の遺伝的トレンドを表 3および図 1に示しました 2

表 3. 枝肉成績を有する後代が 1 頭以上存在するおよび繁殖の育種価の別平均 日齢枝肉重量頭数 (kg/day) 枝肉重量 (kg) ロース芯面積 (cm 2 ) ハ ラの厚さ (cm) 皮下脂肪厚 (cm) 繁殖 繁殖 繁殖 繁殖 繁殖 繁殖 1990 13 1,586-11 -19-10.970-11.170-1.032-1.845-0.253-0.266 0.120 0.175 1991 8 1,234-18 -18-12.607-11.243-1.646-1.685-0.286-0.250-5 0.155 1992 10 1,049-09 -19-5.962-12.149-6 -1.369-87 -0.226 0.262 94 1993 5 1,010-14 -20-2.931-12.876 1.132-1.497-0.288-0.248-0.278 95 1994 8 1,002-07 -15-4.005-9.446 1.097-1.212 01-0.124 0.194 81 1995 10 1,249-29 -15-20.955-8.568-1.274-1.052-0.179-89 -9 62 1996 7 1,243 07-15 1.249-9.376 1.053-1.083-0.125-0.179 0.298 58 1997 7 1,142 00-08 -4.255-5.711 0.787-0.961 39-0.152 5 93 1998 9 848 14-04 4.604-3.038-0.390-0.940-0.136-0.124 0.216 0.164 1999 8 724 00-07 -2.702-5.086-0.181-0.751-0.143-0.111-65 70 2000 6 707-13 -09-11.883-6.701-3.571-1.058-0.297-0.136 98-48 2001 5 828 27-03 19.134-2.147 4.645-0.514 0.194-38 -0.536-46 2002 7 821 07-04 6.425-3.223 0.659-0.627-7 -68-29 -30 2003 7 783 02 00 2.196 00-1.216 00-3 00-9 00 2004 9 749-12 02-9.387 0.784 1.198 0.391 95 14-0.222 20 2005 5 668-17 07-12.926 4.572-0.379 0.521-0.598 40 40 05 2006 7 686 24 10 11.790 6.377 4.251 0.514-73 50-43 30 2007 7 632 23 09 14.511 5.914 1.941 0.795 69 67 0.111 00 2008 6 504 25 10 8.549 6.842 2.266 0.272-0.294 14-42 -24 2009 6 439 25 13 15.768 8.803 4.167 0.811 88 51-0.380-70 2010 8 372 26 20 15.018 13.643 2.120 1.384 3 91 0.127-0 2011 5 371 31 20 16.094 13.304 1.599 1.686 0.476 9-0.346-69 ( 表 3. の続き ) 歩留基準値 BMS(No.) BCS(No.) しまりきめ繁殖繁殖繁殖繁殖繁殖 1990-0.296-0.431-0.903-1.186 0.194 0.255-0.505-0.674-0.316-0.428 1991-0.193-0.380-0.630-1.021 0.174 0.237-0.370-0.583-0.218-0.374 1992-0.244-0.258-0.432-0.834 0.129 0.231-0.265-0.486-0.222-0.314 1993 0.266-0.284-0.557-0.762 0.265 0.196-0.321-0.448-6 -0.288 1994 38-0.188-0.151-0.567 9 2-0.142-0.346-70 -0.212 1995 23-0.142-0.191-0.499 0.240 0.190-0.179-1 -0.138-0.190 1996-0.229-0.198 92-0.597 82 0.181 36-0.361-13 -0.232 1997 0.128-0.236-0.140-0.588 96 0.141-44 -0.352-46 -0.220 1998-0.399-0.312-80 9-19 0.152-68 -0.357-43 -0.219 1999-39 -0.168-0 -2 94 3-0.111-0.230-76 -0.143 2000-0.640-7 8-7 -62 50 83-0.159 95-95 2001 0.975-29 -93-91 61 02-48 -49 59-26 2002-19 -60 82-8 -4-20 11-43 29-23 2003 38 00-0.165 00 29 00-0.130 00-35 00 2004 0.532 38 9 8-47 -01 0.195 62 2 34 2005-0.348 38-0.150 72 49 30-61 28-0.175 08 2006 0.428-06 0.394 91 52 60 0.197 34 87 21 2007 40 80 0.298 6 36 08 0.172 3 69 51 2008 05-08 0.565 0.215 01-63 0.272 0.129 0.213 64 2009 0.789 3 0.336 0.230-59 -83 5 0.144 94 84 2010 0.120 0.170 3 0.290 02-1 0.132 0.179 0.128 6 2011 0.686 3 0.536 0.361-0.272-0.120 6 0.218 0.260 0.126 注 1) 育種価は 2003 年生まれの繁殖の育種価の平均値が 0( ゼロ ) となるよう補正しています ( 今回 1998 年生まれから変更しました ) 2) 当たりの後代数等の違いにより 各個体の育種価の正確度にはばらつきがあるため 育種 価の別平均値の正確性はにより異なります 3

図 1. 枝肉成績を有する後代が 1 頭以上存在するおよび繁殖の育種価の別平均 育種価 (kg/day) 日齢枝肉重量 40 30 20 10 00-10 -20-30 -40 育種価 (kg) 枝肉重量 25 20 15 10 5 0-5 -10-15 -20-25 育種価 (cm 2 ) ロース芯面積 6.0 5.0 4.0 3.0 2.0 1.0-1.0-2.0-3.0-4.0 ハ ラの厚さ 0.6 0.4 0.2-0.2-0.4-0.6-0.8 皮下脂肪厚 0 - - - - -0.50 歩留基準値 1.2 1.0 0.8 0.6 0.4 0.2-0.2-0.4-0.6-0.8 注 1) 育種価は2003 年生まれの繁殖の育種価の平均値が0となるよう補正しています ( 今回 1998 年生まれから変更しました ) 2) 当たりの後代数等の違いにより 各個体の育種価の正確度にはばらつきがあるため 育種価の別平均値の正確性はにより異なります 4

( 図 1. の続き ) BMS BCS 育種価 ( ) 0.80 0.60 0 1990-1995 2000 2005 2010 - -0.80-1.00-1.20-1.40 育種価 ( ) 0 - - - しまり きめ 育種価 0 - - 育種価 0 - - - - -0.80-0.50 注 1) 育種価は2003 年生まれの繁殖の育種価の平均値が0となるよう補正しています ( 今回 1998 年生まれから変更しました ) 2) 当たりの後代数等の違いにより 各個体の育種価の正確度にはばらつきがあるため 育種価の別平均値の正確性はにより異なります 5