各都道府県介護保険担当課 ( 室 ) 各市町村介護保険担当課 ( 室 ) 各介護保険関係団体御中 厚生労働省老健局振興課 介護保険最新情報 今回の内容 介護予防 日常生活支援総合事業ガイドライン案 についての Q&A について 計 20 枚 ( 本紙を除く ) Vol.417 平成 27 年 2 月

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Microsoft Word - 介護保険最新情報vol.556表紙

表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

(頭紙)公布通知

表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

サービス共通.xls サービス共通 介護予防 日常生活支援総合事業 の質問への回答 サービス共通項目 質問等回答作成月 1 定款に追加する事業名については 介護予防 日常生活支援総合事業 でよいか? 訪問型サービスを実施する場合は 介護保険法に規定する第 1 号訪問事業 若しくは帯広市独自のサービス

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地域支援事業交付金の算定方法について

Microsoft Word - 介護保健最新情報vol.583.doc

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老発第    第 号

PowerPoint プレゼンテーション

平成 28 年 2 月以降に認定更新等により要支援認定を受けた方が介護予防訪問介護 介護予防通所介護を利用される場合 これまでの予防給付サービスから総合事業のサービスに変わります 要支援者の認定有効期間は現在最長 12か月ですので 大川市は平成 28 年 2 月から1 年かけて移行します 更新の場合

PowerPoint プレゼンテーション

総合事業に係る Q&A 国 注意事項 備考欄には厚生労働省が作成した Q&A の参照先を記載しています 1 介護予防 日常生活支援総合事業ガイドライン案についての Q&A 9 月 30 日版 2 総合事業ガイドライン案に係る追加質問項目について ( 平成 26 年 11 月 10 日全国介護保険担当

資料 4-1 請求方法について 愛知県国民健康保険団体連合会 1. 新しい総合事業の審査支払の国保連合会の活用 新しい総合事業においても 市町村の審査支払に関する事務が軽減できるよう 現行の給付と同様 国保連合会の審査支払を活用できるよう規定が設けられている ( 法第 115 条の 45 の 3)

老高発 0713 第 1 号 平成 30 年 7 月 13 日 各都道府県介護保険主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省老健局高齢者支援課長 ( 公印省略 ) 居宅介護住宅改修費及び介護予防住宅改修費の支給について の一部改正について 今般 居宅介護住宅改修費及び介護予防住宅改修費の支給について (

暫定ケアプランの取扱いについて 平成 30 年 11 月 29 日事務連絡隠岐広域連合介護保険課長通知 暫定ケアプランの取扱いについては 介護制度改革 INFORMATION vol.80 平成 18 年 4 月改定関係 Q&A(vol.2) について ( 平成 18 年 3 月 27 日厚生労働省

上田市介護予防 日常生活支援総合事業実施要綱 平成 30 年 5 月 31 日 告示第 131 号 ( 趣旨 ) 第 1 条この告示は 介護保険法 ( 平成 9 年法律第 123 号 以下 法 という ) 第 115 条の45 第 1 項に規定する介護予防 日常生活支援総合事業 ( 以下 総合事業

「介護報酬等に係るQ&A Vol.2」(平成12年4月28 日)等の一部改正について(厚生労働省老健局振興課、老人保健課:H26.4.4)【介護保険最新情報Vol.369】

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新総合事業移行に係る延岡市 Q&A( 平成 29 年 1 月 4 日版 ) 1/1 ページ 利用回数 問 1 現在 家族や本人の希望により 要支援 1で週に2~3 回 要支援 2で週 3 回利用している方が数名いる 移行後は利用回数を減らす等の対応を行うべきか 答介護予防支援又は介護予防ケアマネジメ

事務連絡

スライド 1

厚生労働省による 平成 30 年度介護報酬改定に関する Q&A(Vol.1) に対する 八王子介護支援専門員連絡協議会からの質問内容と八王子市からの回答 Q1 訪問看護ステーションによるリハビリのみの提供の場合の考え方について厚労省 Q&A(Vol.1) での該当項目問 21 問 22 問 23 A

老発第    第 号

( 選定提案 ) は 利用者に貸与しようと福祉用具の種目の候補が決まった後で 具体的な提案品目 ( 商品名 ) を検討する際に用いる つまり ( 選定提案 ) に記載されるのは 候補となる福祉用具を利用者に対して提案 説明を行う内容である 平成 30 年度の制度改正では 提案する種目 ( 付属品含む

区分

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Microsoft PowerPoint 訪問サービス事業所向け研修会資料

通所型サービスの例 ( 典型例として整理したもの ) 現行の通所介護相当 市場 ( 地域支援事業の外 ) で提供されるサービス Ⅰ 通所介護 Ⅱ 通所介護 Ⅲ 通所型サービス A ( 緩和したによるサービス ) Ⅳ 通所型サービス B ( 住民主体による支援 ) Ⅴ 通所型サービス C ( 短期集中

01 表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

Microsoft Word - Q&A(訪問リハ).doc

居宅介護支援事業者向け説明会

Q7: 判定様式には80% を超えるサービスのみ記載するのですか? それとも 80% を超える超えないに関わらず 居宅サービス計画に位置づけたサービスはすべて記載するのですか? A7: 80% を超える超えないに関わらず 居宅サービス計画に位置づけたサービスについて すべて記載してください Q8:

正誤表

平成 28 年度第 3 回弘前市ケアマネジャー研修会 1. ケアプランの軽微な変更の内容について ( ケアプランの作成 ) 最新情報 vol.155 p.3 参照 指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準について( 平成 11 年 7 月 29 日老企 22 号厚生省老人保健福祉局企画課長

居宅介護 ( 介護予防 ) サービス計画計画の自己作成の手引手引き 平成 27 年 12 月 健康部介護保険課 Ⅰ 趣旨 要介護認定を受けた方は 居宅介護支援事業所を選んで どのようなサービスが必要か相談し ケアマネジャーに居宅介護 ( 介護予防 ) サービス計画 ( ケアプラン ) を作ってもらい

別紙 1 すべての指定居宅介護支援事業所が作成すること 特定事業所集中減算 ( 平成 30 年度 ) Ⅰ 特定事業所集中減算について 毎年度 2 回 判定期間に作成された居宅サービス計画のうち 訪問介護 通所介護 福祉用具貸与 地域密着型通所介護 ( )( 以下訪問介護サービス等という ) のそれぞ

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表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

まちの新しい介護保険について 1. 制度のしくみについて 東温市 ( 保険者 ) 制度を運営し 介護サービスを整備します 要介護認定を行います 保険料を徴収し 保険証を交付します 東温市地域包括支援センター ( 東温市社会福祉協議会内 ) ~ 高齢者への総合的な支援 ( 包括的支援事業 )~ 介護予

1 暫定ケアプランの取扱いについて 資料 5-2 (1) 暫定ケアプランを作成する場合の例ア被保険者が新規に要介護等認定の申請を行い, 認定結果が出るまでの間にサービスを利用する場合イ要介護等認定者が区分変更申請を行い, 認定結果が出るまでの間にサービスを利用する場合ウ要介護等認定者が更新申請を行い

Microsoft Word - 表紙 雛形(保険者入り)高齢者支援課180320

Microsoft Word 厚生労働省事務連絡(システム変更に係る参考資料その9)送付版

平成29 年度介護報酬改定による介護職員処遇改善加算の拡充について【介護保険最新情報Vol.580】(厚生労働省老健局振興課、老人保健課:H )

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各種健診等の連携についての考え方 一現行制度における各種健診等の連携. 基本健診において生活機能評価を同時実施 () 現在 老人保健法において 65 歳以上の対象者については 生活機能評価を基本健診において同時に実施するよう求めている 同時実施は 本人の利便性 受診率の向上 検査重複の回避に資する

13 (参考資料4-5)松下参考人資料(三菱総研)

【1117修正原稿】説明会資料

指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準 ( 平成 12 年厚生省告示第 20 号 ) 介護保険法第 46 条第 2 項及び第 58 条第 2 項の規定に基づき 指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準を次のように定め 平成 12 年 4 月 1 日から適用する 一指定居宅介護支

予定 地域密着型通所介護 に関する Q&A 通所介護事業所のうち 小規模な通所介護事業 ( 利用定員が 18 人以下の予定 ) については 平成 28 年 4 月 1 日から 地域密着型通所介護 として地域密着型サービスに移行することになりました つきましては その取扱いについてまとめましたので参考

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Microsoft Word - 02-頭紙.doc

別紙2

第28回介護福祉士国家試験 試験問題「社会の理解」

通常の届出に係る加算等のサービス種類算定の開始時期 定期巡回 随時対応型訪問介護 届出が毎月 15 日以前になされた場合には看護翌月から 複合型サービス( 看護小規模多 16 日以降になされた場合には翌々月から機能型居宅介護 ) 夜間対応型訪問介護 ( 介護予防 ) 認知症対応型通所介護 ( 介護予

介護給付費請求に係る留意事項

2 認定有効期間の開始日が 29 年 4 月 1 日からの要支援者について 次のようなケ ースが想定されるが 介護予防サービス計画 と 介護予防ケアマネジメン ト どちらを作成することになるのか 1 月により 総合事業のみの場合と 予防給付 + 総合事業の場合があるケース ( 通常は 訪問サービス又

私立幼稚園の新制度への円滑移行について

(様式2)特別徴収中止市町村リスト.xls

の両方を提出する必要がある 問 3 還付額は 領収証に記載されている金額を還付するのか それともレセプト情報から自己負担分を計算するのか 領収証により保険診療に係る一部負担金の額を確認して還付する 問 4 領収証の紛失 または医療機関等の全壊等により 対象の被保険者が負担した一部負担金の額の確認が取

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( 実施内容 ) 第 6 条実施する内容は 次のとおりとする (1) 利用申込みの受付 (2) 利用者との契約締結 (3) 契約書の確認 (4) アセスメント (5) 介護予防サービス 支援計画書 ( 介護予防ケアマネジメントに基づくケアプランをいう 以下同じ ) 原案の作成 (6) サービス担当者

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事務連絡 平成 29 年 12 月 20 日 都道府県 指定都市要介護認定担当課御中 老健局老人保健課長 平成 30 年 4 月 1 日以降の要介護認定制度等について 介護保険行政の推進につきましては 日頃からご協力を賜り厚くお礼申し上げます 平成 30 年 4 月 1 日以降の要介護認定制度等につ

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介護福祉施設サービス

2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

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場に結び付けていきます 利用者のための目標設定がポイント 利用者自身がその生活課題に気付き 状況が改善されたときのイメージをもつことが必要です 利用者が主体的になれるよう支援します 非現実的な目標ではなく 実現可能で具体的な目標設定を行ない 利用者が実際に行動に移せるよう支援します 一定期間取り組ん

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特定保健指導における情報通信技術を活用した面接による指導の実施の手引き 新旧対照表 改正後 特定保健指導における情報通信技術を活用した面接による指導の実施の手引き 現行 ICT を活用した特定保健指導の実施の手引き 最終改正平成 30 年 2 月 9 日 1.ICTを活用した特定保健指導の実施者保険

申請日以降に暫定ケアプランを作成した場合には 暫定ケアプランの作成日までしか遡ることはできません 2 要支援認定の場合ア ) 給付管理業務を行う事業者介護予防支援事業者が 介護予防サービス計画 を作成し 給付管理業務を行うので 暫定ケアプランを作成した居宅介護支援事業者は 利用者を介護予防支援事業者

各都道府県介護保険担当課 ( 室 ) 各市町村介護保険担当課 ( 室 ) 各介護保険関係団体御中 厚生労働省老健局老人保健課 介護保険最新情報 今回の内容 2019 年度介護報酬改定に関する Q&A(Vol.2) ( 令和元年 7 月 23 日 ) の送付について 計 8 枚 ( 本紙を除く ) V

このような現状を踏まえると これからの介護予防は 機能回復訓練などの高齢者本人へのアプローチだけではなく 生活環境の調整や 地域の中に生きがい 役割を持って生活できるような居場所と出番づくりなど 高齢者本人を取り巻く環境へのアプローチも含めた バランスのとれたアプローチが重要である このような効果的

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(組合)事務連絡案(国内在住者扶養認定QA)

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(協会)300829事務連絡(国内在住者扶養認定QA)

平成17年 月 日

Ⅰ 通所リハビリテーション業務基準 通所リハビリテーションのリハビリ部門に関わる介護報酬 1. 基本報酬 ( 通所リハビリテーション費 ) 別紙コード表参照 個別リハビリテーションに関して平成 27 年度の介護報酬改定において 個別リハビリテーション実施加算が本体報酬に包括化された趣旨を踏まえ 利用

事務連絡平成 23 年 3 月 22 日 各都道府県介護保険担当主管部 ( 局 ) 御中 厚生労働省老健局介護保険計画課高齢者支援課振興課老人保健課 東北地方太平洋沖地震及び長野県北部の地震による被災者に係る利用料等の取扱いについて 東北地方太平洋沖地震及び長野県北部の地震による災害発生に関し 介護

⑵ 外来年間合算の支給額計算の基礎となる合算対象額は 基準日において 同一保険者の同一世帯に属しているか否かにより判断されます ( 例 ) 下記の事例の場合 基準日において 甲と乙が同一世帯であれば 3 と 4 は合算できるが 甲と乙が別世帯であれば 3 と 4 は合算できない 基準日保険者である

1. 特定個人情報ファイルを取り扱う事務 1 事務の名称 2 事務の概要 3 システムの名称 2. 特定個人情報ファイル名 介護保険に関する事務 介護保険法の規定に基づき 介護保険の被保険者資格管理 保険料賦課管理 収納管理 滞納管理 受給管理 介護給付等の管理を行う 地域支援事業関係業務 ( 介護

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【通知】海外療養費・出産育児一時金の支給の適正化に向けた対策等について

老発第    第 号

01 鑑文

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【別紙】リーフレット①

Taro 【新旧】通知新旧

居宅介護支援事業所重要事項説明書 [ 平成 29 年 6 月 1 日現在 ] 1. 当事業所が提供するサービスについての相談窓口電話 ( ) ( 月 ~ 土曜日 08:30~17:30) 担当介護支援専門員 / 管理責任者秋吉典子ご不明な点は 何でもおたずねください 2. 居宅

Transcription:

各都道府県介護保険担当課 ( 室 ) 各市町村介護保険担当課 ( 室 ) 各介護保険関係団体御中 厚生労働省老健局振興課 介護保険最新情報 今回の内容 介護予防 日常生活支援総合事業ガイドライン案 についての Q&A について 計 20 枚 ( 本紙を除く ) Vol.417 平成 27 年 2 月 4 日 厚生労働省老健局振興課 貴関係諸団体に速やかに送信いただきますようよろしくお願いいたします 連絡先 TEL : 03-5253-1111( 内線 3937) FAX : 03-3505-7894

介護予防 日常生活支援総合事業ガイドライン案 についての Q&A 平成 27 年 2 月 4 日版 この Q&A については 平成 26 年 11 月 10 日 ( 月 ) の全国介護保険担当課長会議でお示しした介護予防 日常生活支援総合事業ガイドライン ( 案 ) の内容に基づき 現時点での厚生労働省としての考え方を整理したもの 今後の検討の中で Q&A の内容については変更する場合がある

総合事業ガイドライン案に係る質問項目について 第 2 サービスの類型 問 1 ガイドライン案の中には 市場における民間サービス ( 総合事業の枠外のサービス ) を積極的に活用 していくことが重要である とあるが 民間サービスとは具体的にどのようなものを想定しているのか 第 3 生活支援 介護予防サービスの充実等 問 1 有償ボランティアは 労働基準法第 9 条の労働者に該当する場合があるのか 第 5 自立支援に向けた関係者間での意識の共有問 1 介護予防手帳の規格 ( 大きさや形態 ) また携行用と保管用の2 種を作成すること等は どこまでが必須で どこまでが保険者裁量で変更可能なのか また 同一対象者に複数の手帳が渡ることのないよう 健康増進法に基づく 健康手帳 と 介護予防手帳 が一体的になったものを作成配布した場合 経費については頁数等で按分するのか 第 6 総合事業の制度的な枠組み問 1 ガイドラインで例示されている訪問型サービスA 通所型サービスAでは指定事業者が実施する場合と 委託や補助の方法で実施する場合が示されている このとき 委託や補助の方法で実施したものは限度額管理を行わないという認識でよいか また 限度額管理の上限額との関連はどのように整理すればよいのか 問 2 総合事業の事業所指定に際して 地域密着型サービスのように運営協議会からの意見聴取は必要か また 公募による指定を実施することはできるか さらに 指定ではなく委託で実施する場合にあってはどうか 問 3 訪問型サービスC 及び通所型サービスCについて 市町村が直接実施する場合 食材料費等の実費分を除き 利用者負担を徴収しない扱いは認められるか 問 4 市町村が補助や委託の形で事業実施している住民主体のサービスで利用者負担がある場合 これを市町村の歳入として扱い 手数料条例や予算に計上する必要があるか 問 5 利用者負担割合について 介護予防訪問介護等相当サービスについては 介護給付の利用者負担割合を勘案する旨の表記があるが 緩和した基準によるサービスについても同様の考えとすることとして良いか 問 6 事業対象者の限度額管理について 9 月 30 日 QA(P53) 問 19 に 予防給付の要支援 1の限度額を超える場合の限度額をあらかじめ高く設定することは想定していないとあるが その場合 ケアマネジメントの中で地域包括支援センターが上限額を設定すると解釈してよいか また その場合の上限額や上限緩和する期間 (3ヶ月程度等) について目安を示される見込みはあるか 問 7 国保連での介護予防ケアマネジメントにおける給付管理 ( サービスとケアプランの突合作業 ) はどのように行われるのか これまではサービス利用料は事業所から プラン代は包括支援センターから それぞれ国保連へ請求されたため 国保連で突合作業を行っていたが 新しい総合事業導入後は プラン代が市町村へ請求されるため 国保連での突合作業ができなくなる 市町村から国保連へプランの情報を提供することで これまでどおり国保連での作業ができるように 国から通知等を出して徹底してもらうことはできないか 問 8 高額介護予防サービス費相当事業については 事業を実施する とあるが 高額医療合算介護予防サービス費相当の事業については 事業を行うことが適当である となっている 高額医療合算介護予

防サービス費相当の事業については市町村の判断によって実施しないという選択肢もあるということか 問 9 新しい総合事業へ段階的に移行 (ex.28~29 年度にかけて移行 ) する場合 総合事業の上限はどの時 点 ( 移行開始年度 完全移行年度 ) から適用されるのか 第 7 円滑な事業への移行 実施問 1 改正介護保険法の附則では 既に要支援認定を受けている居宅要支援被保険者については 更新時まで予防給付を受けられることとなっているところ 市町村の判断によりその認定更新の時期を待たずに一斉に総合事業に切り替えることは可能か またその際 被保険者の同意等を要することになるのか 問 2 円滑な事業への移行について エリアごとの移行が例示されているところ ここでいうエリアとはどのようなものか 日常生活圏域に限られているのか 問 3 市町村が総合事業について実施を猶予せず平成 27 年 4 月から実施するが 円滑に移行するため 総合事業によるサービスを希望した方のみ利用できるようにしたとき 利用者が総合事業の利用を希望しない場合には 要支援認定の有効期限によっては 平成 30 年 3 月まで介護予防給付が継続することになるが この理解で良いか 問 4 新総合事業において市町村判断で給付制限を実施する場合 新様式の被保険者証にその旨を記載して差し支えないか 問 5 給付制限について設定した場合 被保険者証と負担割合証の裏面記載の変更や不服申し立ての教示等は必要となるのか

第 2 サービスの類型 問 1 ガイドライン案の中には 市場における民間サービス ( 総合事業の枠外のサービス ) を積極的 に活用していくことが重要である とあるが 民間サービスとは具体的にどのようなものを想定し ているのか 総合事業においては 総合事業の枠内の事業だけでなく 市場における民間サービス等を活用するこ とを通じて 要支援者等に対し 効果的かつ効率的な支援を提供することが重要である 具体的な民間サービスについては スーパーマーケット等による食材配達 家政婦紹介所等を通じた 家事援助サービス コンビニエンスストア等による配食 新聞販売所等による見守りなどさまざまなも のがあると想定される なお 市町村や地域包括支援センターによる民間サービスの活用推進の観点からは まず そのサー ビス内容等を把握することが必要であるところ このためには これまでガイドライン ( 案 ) や Q&A で 示してきた組織や団体 ( ) とともに スーパーマーケット 家政婦紹介所 コンビニエンスストア 新 聞販売所などの多様な民間企業 団体にも協議体に参画いただき 情報交換や連携を行うことが有効で あると考えられる 市町村としてはこのような観点も踏まえて 例えば まず最低限必要なメンバーで 協議体を立ち上げ 徐々にメンバーを増やしていくなどといった方法も活用し 協議体の早期設置を進 めていただきたい 市町村 地域包括支援センター等の行政機関 生活支援コーディネーターのほか NPO 社会福祉法人 社会福祉協議会 地縁組織 協同組合 民間企業 ボランティア団体 介護サービス事業者 シルバー人材センター等の地域の関係者 1

第 3 生活支援 介護予防サービスの充実等 問 1 有償ボランティアは 労働基準法第 9 条の労働者に該当する場合があるのか 1 総合事業においては有償ボランティアの方々の活躍も期待されるが ボランティア活動は 一般的には 自発的な意志に基づき他人や社会に貢献する行為 とされ その性格として 自主性 社会性 等があげられる その中で 有償ボランティアは ボランティアによる支援に対し 交通費などの実費や謝金の支払いを受けるものである 2 その中で 有償ボランティアと称していても 個別の事案ごとに活動実態を総合的に判断し 使用 従属関係下にあると認められる場合には 労働基準法第 9 条の労働者であるとして 労働基準関係法 令や最低賃金法の適用対象となる 3 労働基準法第 9 条の労働者に該当するか否かに当たっては 以下の点等について総合的に勘案して判断することになる ある活動日 活動時間に 活動を行うことについて 指示があるか ( 注 1) ( 注 1) 活動を行うことについて ボランティアに諾否の自由があるか 活動時間の延長や 活動日以外の日における活動指示が行われているか 活動の割当 活動時間の指定 活動の遂行に関する指揮命令違反に対する手当等の減額等の制裁があるか 欠席 遅刻 早退に対する手当の減額制裁があるか ( 実活動時間に応じた手当を支給する場合においては 活動しなかった時間分以上の減額を行っている場合があるか ) ボランティアが 一般の労働者と明確に区分されているか ( 注 2) ( 注 2) 明確に区分されている とは 例えば 活動場所については 一般の労働者と全く異なる部屋で活動しなければならないということではなく 一般の労働者と同じ部屋の中で活動する場合であっても 対象者がボランティアであることが分かるよう区別されていることが考えられる ( ボランティアと表記された名札を付ける等 ) 2

第 5 自立支援に向けた関係者間での意識の共有 問 1 介護予防手帳の規格 ( 大きさや形態 ) また携行用と保管用の 2 種を作成すること等は どこまでが必須で どこまでが保険者裁量で変更可能なのか また 同一対象者に複数の手帳が渡ることのないよう 健康増進法に基づく 健康手帳 と 介護予防手帳 が一体的になったものを作成配布した場合 経費については頁数等で按分するのか 1 従前の介護予防手帳は 本人 家族 地域包括支援センター 事業者等の関係者が介護予防事業に関する情報を共有することで介護予防事業を効果的に実施することを目的に 生活機能の状況や介護予防ケアプランの内容等をファイリングし 本人に携行させる媒体として活用されてきたところ また 介護予防手帳は 介護予防普及啓発事業における 介護予防に資する基本的な知識を普及啓発するためのパンフレット等の作成及び配布 介護予防に関する知識又は情報 各対象者の介護予防事業の実施の記録等を管理するための媒体の配布 に位置づけられるが その範囲において市町村の創意工夫により様々な情報が綴られ 配布されてきたものと把握している 2 総合事業においては これらに加えて 特に 初回のみの介護予防ケアマネジメント ( ケアマネジメントC) の対象者に対してはケアプランに代わる具体的な様式が必要と考えられることから セルフマネジメント推進のためのツールの 1つとして活用することも念頭に 平成 26 年度老人保健健康増進等事業にて考え方を整理し 様式例 ( 中間案 ) をお示ししたものである 3 したがって お示しした様式例はあくまでも例であり 規格や手帳の構成について市町村によって 自由に変更していただくことは差し支えない 4 なお 健康増進法に基づく 健康手帳 と合冊する場合には お見込みのとおり 頁数等で適切に 按分し 区分して経理することが必要と考える 3

第 6 総合事業の制度的な枠組み 問 1 ガイドラインで例示されている訪問型サービス A 通所型サービス Aでは指定事業者が実施する場合と 委託や補助の方法で実施する場合が示されている このとき 委託や補助の方法で実施したものは限度額管理を行わないという認識でよいか また 限度額管理の上限額との関連はどのように整理すればよいのか 平成 26 年 9 月 30 日版 Q&A53 頁 問 18でお示ししているとおり 指定事業者を使用したサービスについては 個別のサービスを受けその利用状況に応じた対価を支払うサービスであり また国保連を活用するサービスであることから 限度額管理の対象とすることとしている したがって 委託や補助の方法で実施した緩和した基準によるサービス ( 訪問型サービス A 通所型サービス A) について 基本的に限度額管理を行うことは想定していない いずれにしても 地域包括支援センター等のケアマネジメントにおいては 限度額管理の対象かどうかに関わらず 利用者の状態等を踏まえ 効果的 効率的なサービス提供を進めることが重要である 問 2 総合事業の事業所指定に際して 地域密着型サービスのように運営協議会からの意見聴取は必要か また 公募による指定を実施することはできるか さらに 指定ではなく委託で実施する場合にあってはどうか 新しい総合事業については 事業の実施主体である市町村が地域の実情に応じて取り組んでいただくものであって 総合事業の事業所指定についても介護給付のデイサービス等の事業所指定とは異なり 例えば ガイドライン案 P96 において 要綱等に規定された計画量を超える場合などには指定を行わないなどの取扱いも考えられる と記載しているところである このため 運営協議会からの意見聴取や公募の有無についても 市町村で判断いただくこととしているものである なお委託による方法の場合も同様である 4

問 3 訪問型サービス C 及び通所型サービス Cについて 市町村が直接実施する場合 食材料費等の実費分を除き 利用者負担を徴収しない扱いは認められるか 現行の訪問介護 通所介護相当のサービス等 保険給付との整合性を図る必要性があるサービスについては 介護給付の利用者負担割合を勘案し 利用者負担を定める必要があると考えているが 訪問型サービスC 及び通所型サービス Cについては 市町村がサービス内容等を踏まえて定めるものであり ご質問のように利用者負担を徴収しない扱いもあり得るものと考えている なお 訪問型サービス C 及び通所型サービス Cについては 典型的には 高齢者の ADL やIADL の改善に向け 専門職が関わりつつ 短期間で行われるプログラムが想定されるところであり 適切なサービス提供がなされるように留意することが必要である 問 4 市町村が補助や委託の形で事業実施している住民主体のサービスで利用者負担がある場合 これを市町村の歳入として扱い 手数料条例や予算に計上する必要があるか 補助の形で実施する場合には 一般的に 当該補助事業の利用者負担を市町村の歳入 ( 公金 ) とすることは想定されず 条例の制定や予算の計上は不要であると考えられる 一方 委託の形で実施する場合にも 利用者負担を公金として徴収するのでないならば 条例の制定や予算への計上は不要であると考えられるが 当該委託契約の内容等により 判断されるべきものと考える 5

問 5 利用者負担割合について 介護予防訪問介護等相当サービスについては 介護給付の利用者負担割合を勘案する旨の表記があるが 緩和した基準によるサービスについても同様の考えとすることとして良いか 緩和した基準によるサービスに係る利用者負担割合については 相当サービスにおいて設定した自己負担割合等も勘案しつつ サービス内容に応じて各市町村の判断により適切に定められたい 問 6 事業対象者の限度額管理について 9 月 30 日 QA(P53) 問 19に 予防給付の要支援 1の限度額を超える場合の限度額をあらかじめ高く設定することは想定していないとあるが その場合 ケアマネジメントの中で地域包括支援センターが上限額を設定すると解釈してよいか また その場合の上限額や上限緩和する期間 (3ヶ月程度等 ) について目安を示される見込みはあるか 事業対象者の区分支給限度基準額については ガイドライン ( 案 )P111 に記載のとおり 予防給付の要支援 1の限度額を目安として行う ものとしているが 指定事業者によるサービス以外の多様なサービス等の利用状況も勘案してケアプランを作成することが適当 であり 例えば 退院直後で集中的にサービスを利用することが自立支援につながると考えられるようなケース など 利用者の状態によっては要支援 1の区分支給限度額を超えることもあるが これらは介護予防ケアマネジメントの中で判断されるものと考えている なお その場合であっても 上限額の設定については 保険給付との整合性の観点から要支援 2の区分支給限度基準額を超えることは想定しておらず それを前提として市町村が事業の実施要綱等において定めるべき事項であり 目安をお示しする予定はない 6

問 7 国保連での介護予防ケアマネジメントにおける給付管理 ( サービスとケアプランの突合作業 ) はどのように行われるのか これまではサービス利用料は事業所から プラン代は包括支援センターから それぞれ国保連へ請求されたため 国保連で突合作業を行っていたが 新しい総合事業導入後は プラン代が市町村へ請求されるため 国保連での突合作業ができなくなる 市町村から国保連へプランの情報を提供することで これまでどおり国保連での作業ができるように 国から通知等を出して徹底してもらうことはできないか 介護予防 日常生活支援総合事業における給付管理 ( サービスとケアプランの突合作業 ) の審査については国保連合会を活用できるようにしており 国保連合会に審査支払事務を委託する場合は 予防給付と同様 介護予防ケアマネジメントを実施する地域包括支援センターにおいて給付管理票を作成し 国保連合会に提出する必要がある なお 介護予防ケアマネジメントについては 介護予防支援とは異なり 給付管理票と介護予防ケアマネジメントに関する請求明細書が別に取り扱われる したがって 要支援者に対する介護予防ケアマネジメント費について 例外的に審査支払を国保連合会に委託することは可能であるが 介護予防ケアマネジメント費と給付管理票との突合審査は行われない ( 仮に 給付管理票が存在しない場合でも介護予防ケアマネジメント費は支払われる ) ことに留意されたい また 国保連合会へ審査支払い事務を委託した場合の介護予防 日常生活支援総合事業の事務処理の流れは以下のとおり ( 平成 26 年 12 月 26 日付事務連絡 介護保険事務処理システム変更に係る参考資料の送付について で発出しているものをそのまま添付している ) 7

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問 8 高額介護予防サービス費相当事業については 事業を実施する とあるが 高額医療合算介護予防サービス費相当の事業については 事業を行うことが適当である となっている 高額医療合算介護予防サービス費相当の事業については市町村の判断によって実施しないという選択肢もあるということか 新しい総合事業は 市町村が地域の実情に応じて実施する事業であることから高額医療合算介護予防サービス費相当の事業を実施するか否かは市町村で判断いただくこととなる なお ガイドライン ( 案 ) P112 において 高額医療合算介護予防サービス費と同様に 事業により利用者負担を軽減することも想定され 市町村はそのような軽減に配慮した事業を行うことが適当である としているところ いずれにしても利用者負担に配慮して事業を行うことが適当であると考えている 仮に市町村が総合事業で高額医療合算介護予防サービス費相当の事業を実施する場合の事務の典型的な流れは以下のとおり 12

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問 9 新しい総合事業へ段階的に移行 (ex.28~29 年度にかけて移行 ) する場合 総合事業の上限はどの時点 ( 移行開始年度 完全移行年度 ) から適用されるのか 総合事業の上限については 移行開始年度から適用される 14

第 7 円滑な事業への移行 実施 問 1 改正介護保険法の附則では 既に要支援認定を受けている居宅要支援被保険者については 更新時まで予防給付を受けられることとなっているところ 市町村の判断によりその認定更新の時期を待たずに一斉に総合事業に切り替えることは可能か またその際 被保険者の同意等を要することになるのか ガイドライン案 1 (2) 総合事業の多様な移行の推進 において多様な移行の実施例をあげているが 既に給付によるサービスを利用している者に関し ある時点をもってすべての者を予防給付から総合事業に移行することは可能であるが ガイドライン ( 案 )P69 (3) 介護予防ケアマネジメントにおける留意事項 にてお示ししているとおり 利用者への丁寧な説明とその理解 同意を得て サービスを提供することが重要である なお 総合事業への移行により 新たに介護予防ケアマネジメントや地域支援事業によるサービスの提供を受けることとなるので 事業所と被保険者との間に介護予防ケアマネジメント 地域支援事業によるサービスの提供に係る契約等が必要となることに留意されたい 給付によるサービス利用から事業によるサービス利用への切り替えに係る介護予防ケアマネジメントの依頼の届出の取扱については 平成 27 年 1 月 9 日版 Q&A 第 4 問 6を参考されたい 問 2 円滑な事業への移行について エリアごとの移行が例示されているところ ここでいうエリアとはどのようなものか 日常生活圏域に限られているのか 日常生活圏域の他 広域連合の市町村ごと あるいは政令市の行政区ごとなど 一定規模のエリアを想定しているが 市町村の判断により適切に設定されたい 15

問 3 市町村が総合事業について実施を猶予せず平成 27 年 4 月から実施するが 円滑に移行するため 総合事業によるサービスを希望した方のみ利用できるようにしたとき 利用者が総合事業の利用を希望しない場合には 要支援認定の有効期限によっては 平成 30 年 3 月まで介護予防給付が継続することになるが この理解で良いか 総合事業の段階的な実施例として 初年度は総合事業によるサービスを希望する者以外は予防給付を継続 する例を挙げているが これは予防給付の受け皿の整備等のために要する期間を移行後 1 年間と想定し お示ししているものである その中で ご質問のような方法で総合事業に移行した場合 結果的にお尋ねのような事例が発生することはあり得るものと考えている なお いずれにしても 平成 29 年 4 月からは市内全域で総合事業を実施することが必要であり 平成 29 年 4 月以降は新規の利用者については総合事業を利用し 既に予防給付を受けている利用者については要支援認定の有効期間が切れたタイミングからケアマネジメントを通じて予防給付から総合事業に移行することとなる 問 4 新総合事業において市町村判断で給付制限を実施する場合 新様式の被保険者証にその旨を記載して差し支えないか 総合事業において給付制限に相当する事業を行う際には 事業所において給付制限対象者であることを判別することができるよう 何らかの形で給付制限に相当する事業の対象者である旨を表示する必要があるものと考えており 貴見のように 被保険者証にその旨を記載することにより対応することも一つの案であると考えている 16

問 5 給付制限について設定した場合 被保険者証と負担割合証の裏面記載の変更や不服申し立ての教示等は必要となるのか 貴見のとおりであり 総合事業においては各市町村における給付制限に相当する事業の内容に応じて 適切に記載の変更及び教示等を行っていただきたい 17