第19 排煙設備

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178 第 3 章消防用設備等の設置単位 さいたま市消防用設備等に関する審査基準 2016 小規模特定用途複合防火対象物 ( 政令別表第 1⒃ 項イに掲げる防火対象物のうち 特定用途に供される部分の床面積の合計が当該部分が存する防火対象物の延べ面積の10 分の1 以下であり かつ 300m2未満であ

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基準19 ハロゲン化物消火設備の設置及び維持に関する基準

(5) 第 1 号から前号までの規定により住宅用防災警報器が設置される階以外の階のう ち 次に掲げるいずれかの住宅の部分 ア床面積が 7 平方メートル以上である居室が 5 以上存する階の廊下 イアに規定する階に廊下が存しない場合にあっては 当該階から直下階に通ずる 階段の上端 ウアに規定する階に廊下

資料 1-6 認知症高齢者グループホーム等に係る消防法令等の概要 1 消防法令の概要 主な消防用設備等の設置基準消防用設備等の種別消火器屋内消火栓設備スプリンクラー設備自動火災報知設備消防機関へ通報する設備誘導灯 設置基準規模 構造にかかわらずすべて延べ面積 700 m2以上延べ面積 275 m2以

松山市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例施行規則平成 26 年 10 月 27 日規則第 65 号 ( 趣旨 ) 第 1 条この規則は, 松山市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例 ( 平成 26 年条例第 52 号 以下 条例 という ) の施行に関し必要な事

消防用設備・機械器具等に係る最近の検討状況等

保育所の設備及び運営に関する基準 保育室等 屋外 遊戯場 設備 ( 必置 ) 面積設備 ( 必置 ) 面積 調理室 便所 0 1 歳児 乳児室及びほふく室 医務室 2 歳以上児 保育室又は遊戯室 乳児室 ほふく室 3.3m2 / 人 保育室 遊戯室 1.98m2 / 人屋外遊戯場 近隣の都市公園を代

別添 ( 用語の定義 ) 消防法( 昭和 23 年法律第 186 号 ) 法 消防法施行令( 昭和 36 年政令第 37 号 ) 令 消防法施行規則( 昭和 36 年自治省令第 6 号 ) 規則 特定小規模施設における必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等に関する省令 ( 平成 20

消防法施行規則等の一部を改正する省令等の公布について ( 参考資料 ) 別紙 1 1 改正理由 (1) 背景住宅宿泊事業法 ( 平成 9 年法律第 65 号 ) が平成 30 年 6 月 15 日に施行され 住宅宿泊事業に係る事前の届出が同年 3 月 15 日に開始された ( 住宅宿泊事業法の施行期

東京都建築安全条例(昭和二十五年東京都条例第八十九号)新旧対照表(抄)

番号 特定共同住宅等の種類と必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等 二方向避難型特定共同住宅等である (1) 初期拡大抑制性能 ( その 2) 図面番 ア地階を除く階数が 5 以下のもの 消火器具屋外消火栓設備動力消防ポンプ設備 又は住戸用及び共同住宅用非常警報設備 イ地階を除く階数

隣地境界線126 第 3 章消防用設備等の設置単位 さいたま市消防用設備等に関する審査基準 消防用設備等の設置単位消防用設備等の設置単位は 建築物 ( 屋根及び柱又は壁を有するものをいう 以下同じ ) である防火対象物については 特段の規定 ( 政令第 8 条 第 9 条 第 9 条の

第 21 換気設備等製造所等の換気設備及び排出設備の基準については 次による 1 換気設備 (1) 換気設備は 室内の空気を有効に置換するとともに 室温を上昇させないためのものであり 下記のものがある ア自然換気設備 ( 給気口と排気口により構成されるもの ) イ強制換気設備 ( 給気口と回転式又は

2 病院次のいずれにも該当する病院のうち 相当程度の患者の見守り体制を有するもの ( 火災発生時の消火活動を適切に実施することができる体制を有するものとして総務省令で定めるもの ) 以外のもの ( ア ) 特定診療科名を有するもの ( イ ) 一般病床又は療養病床を有する病院 火災発生時の延焼を抑制

資料2 保育所における屋外階段設置要件について

ともに 警報を発するものをいう 第三放水型ヘッド等の構造及び性能規則第十三条の四第二項に規定する放水型ヘッド等の構造及び性能は 次に定めるところによる 一放水型ヘッド等の構造は 次によること ( 一 ) 耐久性を有すること ( 二 ) 保守点検及び付属部品の取替えが容易に行えること ( 三 ) 腐食

第2章 事務処理に関する審査指針

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ポリカーボネート板に関する建築物の屋根への適用状況

第 3 点検の期間点検の期間は 次の表の上欄 ( 左欄 ) に掲げる用設備等の等並びに同表中欄に掲げる点検の内容及び方法に応じ 同表下欄 ( 右欄 ) に掲げるとおりとする ただし 特殊用設備等にあっては 法第 17 条第 3 項に規定する設備等設置維持計画に定める期間によるものとする 用設備等の等

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基準2 消防用設備等の設置単位の取扱いに関する基準

第5 建築排煙

動車車庫については 隣地境界線又は同一敷地内の他の建築物との距離は2m 以上とし 各階の外周部に準不燃材料で造られた防火壁 ( 高さ1.5m 以上 ) を設けること (3m 以上の距離を確保した場合を除く ) に改める 号通知 記 2 自動火災報知設備の設置について の一部改正記 2 中

新旧対照表 (1/15)

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国土技術政策総合研究所 研究資料

1600 mm 1200 mm 1200 mm 1600 mm 2200 mm 1200 mm 大阪市建築基準法取扱い要領 2-30 特別避難階段の付室の取扱い 令第 123 条第 3 項 (1) 付室の最小幅員下記のような特別避難階段の付室内の最小幅員は 法定の廊下幅及び階段幅以上とする 非常用

( 例 ) 病床数が 60 の場合 職員の総数が5 人以上であり かつ 当該職員のうち宿直勤務者を除いた職員数が2 人以上である体制をいう イ規則第 5 条第 3 項第 1 号に規定する 職員の数 とは 一日の中で 最も職員が少ない時間帯に勤務している職員 ( 宿直勤務者を含む ) の総数を基準とす

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特定駐車場用泡消火設備

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様式第 2 号の 4 特定共同住宅等省令適用チェックリスト ( その 1) 番号 特定共同住宅等の種類と省令消防用設備等 計画 図面 番号 1 二方向避難 開放型特定共同住宅等である ( 計算書を添付する ) (1) [ 初期拡大抑制性能 ] ア地階を除く階数が 10 以下のもの 消火器具 屋内消火

2-21 踊場を共有する階段 令第 23 条令第 121 条府条例第 33 条 図 -1 図 -2 図 -3 UP DN UP DN 3F A 2F 1F DN UP DN UP w w w w 上図のような階段形式のものについては次の通り取り扱う ただし 図 -3 においては 縦方向に A の範囲

報設備 共同住宅用非常コンセント設備 特定小規模施設用自動火災報知設備 加圧防排煙設備及び複合型居住施設用自動火災報知設備第二講習の対象講習は 消防法施行規則 ( 昭和三十六年自治省令第六号 以下 規則 という ) 第三十一条の六第六項各号のいずれかに該当する者を対象とするものとする 第三講習科目及

194 第 3 章消防用設備等の設置単位 さいたま市消防用設備等に関する審査基準 共通事項 省令第 12 条の 2 並びに第 13 条第 1 項第 1 号及び第 2 項に規定するスプリンクラー設備を設置するこ とを要しない構造の取り扱いは 次によること ⑴ 省令第 12 条の2で定める

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第2 令別表第1の取扱い

8 避難経路 避難経路とは 廊下 階段 避難上有効なバルコニーその他これに類するものをいう 直接外気に開放されていること 避難上支障のない幅員及び転落防止上有効な高さの手すり等を有し 60 cm以上の幅員を有していること 3 バルコニー等に設ける仕切板等の寸法は 概ね幅 600 mm 高さ 800

1 目的 建築基準法第 68 条の 5 の 5 第 1 項及び第 2 項に基づく認定に関する基準 ( 月島地区 ) 平成 26 年 6 月 9 日 26 中都建第 115 号 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 法 という ) 第 68 条の 5 の 5 第 1 項 及び第 2

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(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

番号

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消防同意の審査時によくある指摘事項例(概要)

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2 3 階施設 建築基準法第 2 条第 9 号の2に規定する耐火建築物又は同条第 9 号の3に規定する準耐火建築物であること 保育室等が設けられている次の表の欄に掲げる区分ごとに それぞれ同表の右欄に掲げる施設又は設備が1 以上設けられていること 区分施設又は設備 1 建築基準法施行令第 123 条

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条例解説6~11条

3 市長は 第 1 項の規定により指定した土地の区域を変更し 又は廃止しようとするときは あらかじめ久喜市都市計画審議会 ( 以下 審議会 という ) の意見を聴くものとする 4 第 1 項及び第 2 項の規定は 第 1 項の規定により指定した土地の区域の変更又は廃止について準用する ( 環境の保全

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第2章第2節 第4~6

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第 28 条 居室の採光及び換気 屋外廊下に面した開口部の採光について 屋外階段前の開口部の採光について 採光補正係数 (1) 106 変更 81 採光補正係数 (2) 採光補正係数 (3) 線路敷の取扱い 109 削除 - 換気に有効な部分

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建築基準法第 43 条第 2 項第 2 号の規定による許可の同意の取扱い基準 平成 18 年 6 月 1 日東広島市建築審査会 建築基準法 ( 以下 法 という ) 第 43 条第 2 項第 2 号の規定により許可を行う場合, 次 に定める基準のいずれかに該当する建築物の敷地については, 建築審査会

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○新潟県高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律施行細則

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消防法 ( 抄 ) ( 昭和 23 年 7 月 24 日法律第 186 号 ) 最終改正 : 平成 27 年 9 月 11 日法律第 66 号 第 17 条 ( 消防用設備等の設置 維持と特殊消防用設備等の適用除外 ) 学校 病院 工場 事業場 興行場 百貨店 旅館 飲食店 地下街 複合用途防火対象

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第二面 1. 建築物の位置 延べ面積 構造 設備及び用途並びに敷地面積に関する事項 建築物に関する事項 1. 地名地番 2. 敷地面積 m2 3. 建築面積 m2 4. 延べ面積 m2 5. 建築物の階数 地上 階 地下 階 6. 建築物の用途 一戸建ての住宅 共同住宅等 非住宅建築物 複合建築物

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排煙設備は, 火災時に発生する煙を屋外に排出し, 消防活動を円滑に行うことを支援するために設置する設備であって, 排煙機, 起動装置, 電源, 風道などから構成される 1 用語の定義 (1) 排煙設備とは, 排煙機, 給気機, 排煙風道, 給気風道及び附属設備をいい, 換気設備又は排煙に利用できる空気調和設備 ( ルームエアコン等の調和機を除く ) を兼ねているものを含むものとする (2) 風道とは, 排煙上又は給気上及び保安上必要な強度, 容量及び気密性を有するもので, 排煙機又は給気機に接続されているものをいう (3) 防煙壁とは, 間仕切壁, 天井面から 50 cm ( 令第 28 条第 1 項第 1 号に掲げる防火対象物にあっては 80 cm ) 以上下方に突出した垂れ壁その他これらと同等以上の煙の流動を妨げる効力のあるもので, 不燃材料 ( アルミニウム, ガラス ( 線入り, 網入りガラス等を除く ) 等で加熱により容易に変形又は破損するものを除く ) で造り, 又は覆われたものをいう (4) 防煙区画とは, 防煙壁によって床面積 500 m2 ( 令第 28 条第 1 項第 1 号に掲げる防火対象物にあっては 300 m2 ) 以下に区画された部分をいう (5) 給気口とは, 防煙区画内における開口部で, 排煙及び給気時において当該部分への空気の流入に供される開口部をいう (6) 空気流入口とは, 舞台部に設けられた防煙区画の開口部で, 排煙時に当該防煙区画への空気の流入に供される開口部をいう (7) 排煙口とは, 防煙区画内における排煙風道に設ける煙の吸入口及び直接外気へ煙を排出する排出口をいう (8) 排煙出口とは, 排煙風道に設ける屋外への煙の排出口をいう (9) 付属設備とは, 非常電源, 排煙切換えダンパー, 給気口に設ける垂れ壁 ( 可動式のものを含む ) その他の排煙のために設けられるすべての機器をいう - 1 -

(10) 排煙方式は機械排煙方式, 加圧防排煙方式, 自然排煙方式等をいう (11) 機械排煙方式とは, 排煙機を作動させ, 排煙しようとする部分の煙を引き出すことにより, 外部に排煙する方式をいう (12) 加圧防排煙方式とは, 特別避難階段の附室, 非常用エレベーターの乗降ロビー等に機械給気加圧を行い, 外部からの煙の流入を防止する方式等で, 加圧された部分以外には排煙上有効な措置を講じてあるものをいう (13) 自然排煙方式とは, 直接外気に接する排煙口から排煙する方式をいう (14) 消火活動拠点とは, 特別避難階段の附室, 非常用エレベーターの乗降ロビーその他これらに類する場所で消防隊の消火活動の拠点となる防煙区画をいう なお, その他これらに類する場所 とは, 具体的には, 進入が容易であり, 消防隊員の活動スペースが確保できる直通階段に通ずる廊下等が想定される 2 排煙設備の設置を要しない防火対象物の部分則第 29 条に規定する排煙設備の設置を要しない防火対象物の部分は, 次に掲げる部分とする (1) 直接外気に接する開口部 ( 常時開放されているものに限る 以下同じ ) が, 次の 1~4 のすべてに該当している部分 1 防煙区画された部分ごとに一以上を設けること ただし, 給気口 ( 給気用の風道に接続されているものに限る ) が設けられている防煙区画であって, 当該給気口からの給気により煙を有効に排除できる場合には, この限りではない 2 防煙区画の各部分から一の直接外気に接する開口部までの水平距離が 30 m 以下となるように設けること なお, 防煙区画の各部分から直接外気に接する開口部までの間に曲がり角がある場合は, 当該曲がり角を介した距離を水平距離とすること ⅱ ( 第 19-1 図参照 ) 第 19-1 図 3 天井又は壁 ( 防煙壁の下端より上部であって, 床面からの高さが天井の高さの 2 分の 1 以上の部分 ) に設けること ( 第 19-2 図参照 ) - 2 -

第 19-2 図 4 直接外気に接する開口部の面積の合計は次によること 直接外気に接する開口部の面積の合計が, 次の表の左欄に掲げる防煙区画の区分に応じ, 同表の右欄に掲げる面積以上であること 防煙区画の区分面積 消火活動拠点 2 m2 ( 特別避難階段の附室と非常用エレベーターの乗降ロビーを兼用するものにあっては,3 m2 ) 消火活動拠点以外の部分当該防煙区画の床面積の 50 分の 1 となる面積 (2) 令別表第 1 に掲げる防火対象物又はその部分 ( 主として当該防火対象物の関係者及び関係者に雇用されている者の使用に供する部分等に限る ) のうち, 令第 13 条第 1 項の表の上欄に掲げる部分, 室等の用途に応じ, 当該下欄に掲げる消火設備 ( 移動式のものを除く ) が設置されている部分ただし, 令第 13 条に規定する水噴霧消火設備等及び令第 28 条に規定する排煙設備がいずれも必要となる駐車の用に供する部分にあっては, 消火設備は, 水噴霧消火設備又は泡消火設備とし, 排煙設備を設置すること ⅱ 3 排煙方式の選定 ⅱ 排煙方式については, 排煙設備に代えて用いることができる必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等に関する省令 ( 平成 21 年総務省令第 88 号 ) ( 以下 規格省令第 88 号 という ) により加圧防排煙設備の設置対象となる令別表第 1(4) 項又は (13) 項イに掲げる防火対象物 ( 同表 (13) 項イに掲げる防火対象物にあっては, 昇降機等の機械装置により車両を駐車させる構造のものを除く ) については, 同規格省令に基づく加圧防排煙設備を設置すること なお, その他の防火対象物についても特殊消防用設備等としての認定を受けた同設備を設置することが望ましい 4 消火活動拠点以外の排煙設備前 3 による加圧防排煙設備以外の排煙設備を設置する場合は, 規則第 30 条の規定によるほか, 次によること (1) 防煙区画 1 防煙区画は, 一の階で 2 以上に区分し,2 以上の階にわたらないこと ⅱ - 3 -

2 防煙区画は可能な限り単純な形状とすること ⅱ 3 防火区画に係る防煙壁の開口部については, 常時閉鎖式又は煙感知器の作動と連動して閉鎖する特定防火設備を設けること ⅰ なお, その他の防煙壁の開口部には, 常時閉鎖式又は煙感知器の作動若しくは排煙機の起動と連動して閉鎖する遮煙性能を有する防火設備 ( 不燃材料に限る ) を設けること ⅰ 4 防煙区画を垂れ壁で形成する場合, 隣接する区画の排煙方式は同じものとすること 5 次のア及びイに該当する場合は, 個々に間仕切りされた室を同一防煙区画とみなすことができる ア 2 室以上が上部で排煙上有効に一面開放 ( 常開 ) されている場合で, かつ, 隣室が排煙口 ( 自然排煙方式及び機械排煙方式 ) を有する1 室であること ( 第 19-3 図参照 ) イ前アの常時開放された開口部は, 間仕切壁の上部で天井面から 50 cm下方までの部分が開放され, かつ, 開放部分の面積が床面積の1/50 以上であること 第 19-3 図 - 4 -

(2) 排煙口 1 防煙区画された部分ごとに一以上を設けること ただし, 給気口 ( 給気用の風道に接続されているものに限る ) が設けられている防煙区画であって, 当該給気口からの給気により煙を有効に排除できる場合は, この限りではない 2 防煙区画の各部分から一の排煙口までの水平距離が 30m 以下となるように設けること なお, 防煙区画から排煙口までの間に曲がり角がある場合は, 当該曲がり角を介した距離を水平距離とすること ⅱ 3 天井又は壁 ( 防煙壁の下端より上部であって, 床面からの高さが天井の高さの2 分の1 以上の部分 ) に設けること ( 第 19-4 図参照 ) 第 19-4 図 4 排煙用の風道に接続又は直接外気に接していること 5 排煙口の構造は, 次によること ア当該排煙口から排煙している場合において, 排煙に伴い生ずる気流により閉鎖するおそれのないものであること イ排煙用の風道に接続されているものにあっては, 当該排煙口から排煙しているとき以外は閉鎖状態にあり, 排煙上及び保安上必要な気密性を保持できるものであること (3) 風道 1 排煙上又は給気上及び保安上必要な強度, 容量及び気密性を有するものであること 2 排煙機又は給気機に接続されていること 3 風道と可燃物との離隔距離が 15cm 以上確保できない場合は, 風道に次のアからウいずれかの材料により断熱措置を講じること アロックウール厚さ 25mm 以上イグラスウール厚さ 25mm 以上かつ密度 24kg/ m3ウ前ア又はイと同等以上の断熱性能を有するもの - 5 -

4 風道が防煙壁を貫通する場合にあっては, 排煙上支障となる隙間を生じないようにすること 5 耐火構造の壁又は床を貫通する箇所, その他延焼の防止上必要な箇所にダンパーを設ける場合にあっては, 次によること ア外部から容易に開閉することができること イ防火上有効な構造を有するものであること ウ火災により風道内部の温度が著しく上昇したとき以外は閉鎖しないこと この場合において, 自動閉鎖装置を設けたダンパーの閉鎖する温度は, 280 以上とすること (4) 排煙性能 1 機械排煙方式による排煙性能は, 次の表の左欄に掲げる防煙区画の区分に応じ, 同表の右欄に掲げる性能以上であること なお, 排煙機は, 点検に便利で, かつ, 火災等の災害による被害を受けるおそれが少ない箇所に設けること 防煙区画の区分必要性能 令第 28 条第 1 項第 1 号に掲げる防火対象物 令第 28 条第 1 項第 2 号及び第 3 号に掲げる防火対象物 300 m3 /min( 一の排煙機が2 以上の防煙区画に接続されている場合にあっては,600 m3 /min) の空気を排出する性能 120 m3 /min 又は当該防煙区画の床面積に1m3 /min ( 一の排煙機が2 以上の防煙区画に接続されている場合にあっては,2m3/min) を乗じて得た量のうちいずれか大なる量の空気を排出する性能 2 自然排煙方式による排煙性能は, 当該排煙口の面積の合計が, 次の表の左欄に掲げる防煙区画の区分に応じ, 同表の右欄に掲げる面積以上であること 防煙区画の区分面積 消火活動拠点以外の部分当該防煙区画の床面積の 50 分の 1 となる面積 3 排煙出口は, 次によること ア防火対象物の周囲の状況, 気象条件等を考慮して, 排出された煙が避難あるいは消火活動の妨げとならない位置に設けること イ排出された煙が, 給気風道の外気取り入れ口から流入しない位置に設けること (5) 起動装置 1 手動起動装置は, 次によること ア一の防煙区画ごとに設けること イ当該防煙区画内を見とおすことができ, かつ, 火災のとき容易に接近することができる箇所に設けること ウ操作部は, 壁に設けるものにあっては床面からの高さが 0.8m 以上 1.5 m 以下の箇所, 天井から吊り下げて設けるものにあっては, 床面からの高さがおおむね 1.8m の箇所に設けること ( 第 19-5 図参照 ) エ操作部の直近の見やすい箇所に, 排煙設備の起動装置である旨及びその使用方法を表示すること - 6 -

第 19-5 図 2 自動起動装置は, 次によること ア自動火災報知設備の感知器の作動, 閉鎖型スプリンクラーヘッドの開放又は火災感知用ヘッドの作動若しくは開放と連動して起動するものであること イ防災センター等 ( 常時人のいる場所 ) に自動手動切替装置を設けること なお, この場合において, 手動起動装置は前 1によること ウ起動等の制御及び作動状態の監視ができる装置を設ける場合は, 次によること ⅱ ( ア ) 防災センター等 ( 常時人のいる場所 ) に設けること ( イ ) 明瞭に判別でき, かつ, 速やかに操作することができる位置に配置すること ( ウ ) 当該防火対象物の階, 作動状態等を系統別に表示できること エ防災センター等 ( 常時人のいる場所 ) には, 排煙口を明記した防煙区画図及び排煙設備操作説明書を備えること ⅰ (6) 常用電源は, 第 11 自動火災報知設備 3.(1) を準用すること (7) 非常電源は, 第 2 屋内消火栓設備 8を準用すること (8) 操作回路の配線は, 規則第 12 条第 1 項第 5 号の規定の例により設けること (9) 風道, 排煙機, 給気機及び非常電源には, 規則第 12 条第 1 項第 9 号に規定する耐震措置を講ずること 5 消火活動拠点の排煙設備前 3による加圧防排煙設備以外の排煙設備を設置する場合は, 規則第 30 条の規定によるほか, 次によること (1) 消火活動拠点又はこれらに通ずる廊下部分の排煙方式は, 加圧防排煙方式とすること ( 第 19-6 図参照 ) ⅱ なお, ここでいう 加圧防排煙方式 とは, 規格省令第 88 号に基づく加圧防排煙設備とは異なり, 主に消火活動拠点又はこれらに通ずる廊下部分のみを対象として給気機による給気加圧により排煙する方式をいう 1 加圧防排煙方式を採用するにあたって以下の点に留意すること ア給気加圧の圧力差は, 消火活動拠点 > 廊下 >その他の部分の順とすること イ消火活動拠点及び廊下扉の開閉困難等の障害を防止するため, 余剰空気を排出させる装置等を設けること ウ消火活動拠点への加圧給気量は, 加圧防排煙設備の設置及び維持に関する技術上の基準 ( 平成 21 年消防庁告示第 16 号 ) に示す給気性能に準じたものとすること 2 加圧防排煙方式と他の排煙方式を併設する場合は, 相互の排煙方式が有効に機能するように設置すること - 7 -

第 19-6 図 (2) 加圧防排煙方式以外の排煙設備は, 前 4によるほか, 次のように設置すること 1 排煙性能ア機械排煙方式による排煙性能は, 次の表の左欄に掲げる防煙区画の区分に応じ, 同表の右欄に掲げる性能以上であること なお, 排煙機は, 点検に便利で, かつ, 火災等の災害による被害を受けるおそれが少ない箇所に設けること 防煙区画の区分必要性能 消火活動拠点 240 m3 /min ( 特別避難階段の附室と非常用エレベーターの乗降ロビーを兼用するものにあっては,360 m3 /min) の空気を排出する性能 イ自然排煙方式による排煙性能は, 当該排煙口の面積の合計が, 次の表の左欄に掲げる防煙区画の区分に応じ, 同表の右欄に掲げる面積以上であること 防煙区画の区分面積消火活動拠点 2m2 ( 特別避難階段の附室と非常用エレベーターの乗降ロビーを兼用するものにあっては,3m2) 2 給気性能ア給気機により給気する場合は, 消火活動上必要な量の空気を供給することができる性能を有するものとし, 当該性能にあっては, 通常の火災時に生ずる煙を有効に排出することができる特殊な構造の排煙設備の構造方法を定める件 ( 平成 12 年建設省告示第 1437 号 ) 中に示す送風機の性能を準用すること なお, 給気機は, 点検に便利で, かつ, 火災等の災害による被害を受けるおそれが少ない箇所に設けることイ直接外気に接する給気口から給気する場合は, 面積の合計が1m2 ( 特別避難階段の附室と非常用エレベーターの乗降ロビーを兼用するものにあっては,1.5 m2 ) 以上の直接外気に接する給気口により行うこと - 8 -

3 給気口ア消火活動拠点ごとに, 一以上を設けること イ床又は壁 ( 床面からの高さが天井の高さの2 分の1 未満の部分に限る ) に設けること ウ給気用の風道に接続され, 又は直接外気に接していること エ給気口の構造は, 次に定めるところによること ( ア ) 当該給気口から給気している場合において, 給気に伴い生ずる気流により閉鎖するおそれのないものであること ( イ ) 給気用の風道に接続されているものにあっては, 当該給気口から給気しているとき以外は閉鎖状態にあり, 給気上及び保安上必要な気密性を保持できるものであること 4 風道排煙口又は給気口に接続する風道には, 自動閉鎖装置を設けたダンパーを設置しないこと 6 舞台部の排煙設備令別表第 1(1) 項の劇場等の舞台部に設ける排煙設備は, 前 4のほか, 次によること ⅱ (1) プロセニアムシャッター ( どん帳 ) を床面から1~2m 位まで降下させ舞台部上部から排煙する方式とすること (2) 排煙機を用いるものにあっては, 客席から舞台部への空気の流入速度がおおむね2m/sec 以上となるようにすること (3) 自然排煙とするものにあっては, 排煙口の大きさは次式 ( 第 19-7 図参照 ) 又は第 19-8 図により求めた数値以上であること 1.2S ' S " S0 H S' = =1.2 S0 h h S0 H h : 空気流入口上端から排煙口までの高さ (m) H : 空気流入口の高さ (m) S :S 1 +S 2 ( 空気流入口合計面積 ( m2 )) S 0 : 舞台部の床面積 ( m2 ) S :S 1 +S 2 ( 排煙口合計面積 ( m2 )) 1.2 : 火災による上昇温度 300, 空気過剰率 1, 完全燃焼率 0.4 としたときの係数 S 1 S 2 h S 1 S 2 H 第 19-7 図 - 9 -

第 19-8 図 所要排煙口算出例 S 0 =500 m2,s =40 m2,h=20m,h=2mのときの排煙口の必要な面積を求める 1 計算による方法 ( 第 19-7 図参照 ) S" 2 40 1 4 4.8 =1.2 =1.2 = =0.03 S0 20 500 3.16 50 158 S " =0.03 500=15( m2) 2 グラフによる方法 ( 第 19-7,8,9 図参照 ) h 20 グラフの中から = =10 となる斜線を選ぶ ( 線 1) H 2 2 S' 次に, 0.08=8 10 として考え, =8 となる縦線を選ぶ ( 線 2) S0 S' h =8 の縦線 ( 線 2) と =10 の斜線 ( 線 1) を結ぶ ( 交点 A) S H 0 この交点 A を S /S0 の値としてグラフを読む S 3.04とした場合 S 0 S' =8 10 S 0 S" としたので, 3 10 S " -2-2 0 =0.03 となる S" =0.03 S 0 であるから,S" = 0.03 500= 15 ( m2 ) となる - 10 -

第 19-9 図 7 地下鉄の排煙設備 (1) 建築物として取扱う部分は, 前 4 によること (2) 令別表第 1(10) 項の地下プラットホームに設ける排煙設備にあっては, 地下鉄道の火災対策の基準の取扱いについて ( 昭和 50 年 2 月 14 日鉄土第 9 号 ) に基づき, 上層階への伝ぱを防止するため, 階段, エスカレーター部分等におおむね 2m/sec 以上の下降気流が生じる方式とすること ⅱ 8 総合操作盤第 2 屋内消火栓設備 15 を準用すること 9 特例基準次のいずれかに該当する場合は, 令第 32 条の規定を適用し, 排煙口を設けないことができる ただし, 消火活動拠点は除く (1) 床面積 50 m2以下で, 次のいずれかに該当する室及び廊下 1 壁及び天井の室内に面する部分の仕上げを不燃材料とし, かつ, 開口部に不燃扉等を設けたもの 2 壁及び天井の室内に面する部分の仕上げを準不燃材料とし, かつ, 出入り口に建基法第 2 条第 9 号の 2 ロに規定する防火設備で建基令第 112 条第 14 項第 1 号に規定する構造であるものを設け, その他の開口部に防火設備を設けたもの (2) 便所, 浴室及びこれらに付随する洗面所又は脱衣室 - 11 -

(3) 階段部分 (4) 耐火構造の壁若しくは床又は自動閉鎖式の特定防火設備で区画された部分で, 次に掲げる部分 1 エレベーター機械室 2 機械換気設備の機械室 3 ポンプ室 4 衛生設備の機械室 5 電気室 (5) エレベーター昇降路, パイプシャフト, ダクトスペース及び風除室並びにその他これらに類する部分 10 その他排煙設備に関するその他の技術基準及び運用については, 消防用設備等技術基準 ( 総論 ) 第 2 章第 2 節第 5 建築排煙 及び建基法の例によること - 12 -