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【資料2】社会教育主事講習の見直しについて【派遣社会教育主事制度とその現状】

億万長者のいる街 いない街 ~ 申告所得税データから見た高額所得者の地域分布 ~ ( 統計集 Ⅵ) 大阪経済大学経済学部特任教授梅原英治 ( 目次 ) はじめに 1. データの出所 2. 統計集 ( はじめに ) 3. 統計集 ( 第 1 章 ) 4. 統計集 ( 第 2 章 ) 以上 統計集 Ⅰ

はじめに

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第 5 号平成 31 年 3 月 28 日 発行 : 島根県幼児教育センター TEL: 平成 31 年度研修計画について 島根県幼児教育センター 2 年目を迎えます 平成 31 年度も島根県における幼児

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平成27年国勢調査結果(県速報)

資料4-4 新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について 審議のまとめ(参考資料)

島根県福祉及び乳幼児等医療費助成事業受給対象者の現物給付化について 島根県 市町村における福祉及び乳幼児等医療費助成事業 ( 以下 地単医療費 ) に おける現物給付の対象を拡大し 受給対象者の利便性の向上を図ります (1) 現物給付化に伴う請求 支払の流れ 地単医療費受給対象者は4~5 頁参照地単

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(1) 当該団体が法人格を有しているか 又は法人格のない任意の団体のうち次の1~2の要件を全て満たすもの 1 代表者の定めがあること 2 団体としての意思決定の方法 事務処理及び会計処理の方法 並びに責任者等を明確にした規約その他の規定が定められていること (2) 関係市町村との協議体制を構築してい

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持続可能な自治会活動に向けた男女共同参画の推進について(概要)

32調査票4 島根県


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島根県およびその周辺地域の地震活動 2018 年 4 月 1 日 ~30 日 [ 概況 ] 今期間 M0.5 以上を観測した地震は 2134 回 (3 月は 237 回 ) でした また 島根県内で震度 1 以上を観測した地震は 48 回でした 9 日 01 時 32 分島根県西部の地震 ( 深さ

目次 個人住民税について 2 個人住民税の特別徴収のしくみ 2 1 給与支払報告書の提出 3 2 特別徴収義務者の指定 7 3 特別徴収の対象になる従業員 7 4 特別徴収税額の通知 7 5 特別徴収税額の天引き 8 6 特別徴収税額の納入 8 7 特別徴収税額に変更があった場合 8 8 従業員が退

問 4: パートやアルバイトの従業員も特別徴収 ( 給与天引き ) しなければならないのですか? 答 4: パートやアルバイトの従業員であっても 答 3に該当する場合は特別徴収 ( 給与天引き ) しなければなりません ただし 今回の県内一斉実施に当たっては 以下に該当する場合は 当分の間 特別徴収

2 農業委員会の運営 2 農業委員会は 市町村長が議会の同意を得て任命した 農業委員 で組織され 農業委員は 合議体としての意思決定 ( 農地の権利移動の許可 不許可の決定など ) を担当 農業委員会は 農地利用最適化推進委員 ( 以下 推進委員 という ) を委嘱し 推進委員は 担当区域における農

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併せて 先進事例を統一的なフォーマットでデータベース化する また 意欲ある地域が先進的な取組みを行った人材に 目的に応じて容易に相談できるよう 内閣官房において 各省の人材システムを再点検し 総合的なコンシェルジュ機能を強化する 各種の既存施策に加え 当面 今通常国会に提出を予定している 都市再生法

(様式第4)

笠縫東学区まちづくり協議会会則 ( 名称 ) 第 1 条本会は 笠縫東学区まちづくり協議会 ( 以下 協議会 という ) と称する ( 事務所 ) 第 2 条協議会の事務所は 滋賀県草津市集町 58 番地の8に置く ( 目的 ) 第 3 条協議会は 地域住民が主体となって地域共通の願いの実現ならびに

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富山県 地域包括ケアシステム構築に向けた取組事例 ( 様式 ) 1 市区町村名 富山市 2 人口 ( 1) 322,059 人 ( 平成 25 年 3 月末現在 ) ( 8,253 人 ) 3 高齢化率 ( 1) 65 歳以上 26.1% ( 30.3% ) (65 歳以上 75 歳以上それぞれにつ

教員の専門性向上第 3 章 教員の専門性向上 第1 研修の充実 2 人材の有効活用 3 採用前からの人材養成 3章43

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弦打校区コミュニティ協議会会則 ( 名称及び組織 第 1 条この会は, 弦打校区コミュニティ協議会 ( 以下 協議会 という ) と称し, 協議会の区域内に居住する個人および所在する法人ならびに別表 ( 組織図 ) に掲げる構成団体等で組織する ( 目的 ) 第 2 条協議会は, 住みよい地域社会の

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資料 2-2 成長戦略改訂に向けた地域活性化の取組みについて ( 案 ) 内閣官房地域活性化統合事務局 成長戦略の改訂に向け これまでの施策の成果が実感できない地方において 新たな活力ある地域づくりと地域産業の成長のためのビジョンを提供しその具体化を図る 超高齢化 人口減少社会における持続可能な都市

農業委員会法改正の全体像 農業委員会が その主たる使命である 農地利用の最適化 ( 担い手への集積 集約化 耕作放棄地の発生防止 解消 新規参入の促進 ) をより良く果たせるようにする 農業委員会 都道府県農業会議 全国農業会議所 農業委員会業務の重点化 農業委員会の業務の重点は 農地利用の最適化の

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2. 地域おこし協力隊の現状 b 受け入れ制度 活動地と同一の市町村内に定住し た 隊 員 の 進 路 は 全 国 では 就 業 地域おこし応援隊 とは郡上市独 47.4% 就農 17.8% 起業 17.2% 自の制度であり 過疎地域に認定され 地 域おこし協 力 隊は 総 務 省 が となっている

公益財団法人和歌山市文化スポーツ振興財団 ( 財団法人和歌山市都市整備公社から名称変更 ) 経営健全化 ( 自立化推進 ) 計画 ( 平成 22 年度 ~ 平成 25 年度 ) 取組結果報告 取組結果報告における各取組の最終進捗結果の説明区分基準 A ほぼ予定どおり 若しくは予定以上に進んだ B 取

4 合併を選択した理由 合併を選択した理由は 直面する財政危機への対応よりも 将来に向けた行政体制の充実 強化や行政サービスの維持 向上 合併を選択した理由 地方分権時代にふさわしい基礎自治体としての行政体制の充実 強化を図るため 20 市町村 効率的 効果的な行財政運営により 行政サービスを維持

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本町は 過疎地域における人口減少や少子高齢化 核家族化の進展という構造的な課題を抱え 若年層の人口流出や世代間交流の機会が少ない現代社会現象が問題となっている また 本町は 県を代表する観光地であるが 観光入込客数は 瀬戸大橋が開通した昭和 63 年をピークに減少しており 平成 27 年には約 23

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目次 序章調査研究の概要 調査の背景 目的 調査内容 調査体制及び調査のスケジュール... 6 第 1 章全国自治体向けアンケート調査 全国自治体向けアンケート調査 特徴ある自治体の取組状況 第 2 章先進的取組の現

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地域子育て支援拠点事業について

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1 環境 教育 文化 医療 福祉 子育て支援 まちづくり等の地域の社会的な課題に 地域住民や地域組織が主体的に参画したり NPO 等を組織して その解決に向けて取り組むものであるか 特例子会社制度を乗り越えた 地域企業グループ ( 特例 ) の中心となる事業主として 大阪府豊中市と兵庫県伊丹市で活躍

地域再生計画 1 地域再生計画の名称 DMO による広域観光連携 2 地域再生計画の作成主体の名称 石巻市 東松島市 3 地域再生計画の区域 石巻市及び東松島市の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 圏域の現状 2011 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災から5 年が経過した これまで 復興

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< 基本方針 > 一般社団法人移住 交流推進機構 ( 以下 JOIN という ) は 地方に新しい生活や人生の可能性を求めて移住 交流を希望する方々への情報発信や そのニーズに応じた地域サービスを提供するシステムを普及することにより 都市から地方への移住 交流を推進し 人口減少社会における地方の振興

持続可能な教育の質の向上をめざして ~ 教員の多忙化解消プラン に基づく取組について ~ 平成 30 年 3 月 愛知県教育委員会

人口減対策における中山間地域の重要性について

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目 次 1 資金貸付事業 1 2 新市町村振興宝くじ収益金の交付事業 2 ( ハロウィンジャンボ宝くじ交付事業 ) 3 市町職員研修事業 3 4 市町振興助成事業 4 5 市町の振興に関する調査研究及び情報提供事業 5 6 市町村振興等宝くじの普及宣伝のための広報事業 6 7 その他 6 事業予算額

経営革新計画の承認申請に当たって

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25 周年を迎えたコミ協の新たな取組 について ( 報告 ) 20 周年に向けての見直し検討報告書 に明示された方策等の推進状況を企画総務部会で精査したところ そのほとんどが既に実施もしくは改善されていることがわかった ついては これらの事業は引き続き実施することとし 新たに 地域コミュニティ が抱

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第3節 重点的な取り組み

施策吊

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小・中学校における学校選択制等の実施状況について(平成24年10月1日現在)

* 2 生活費加算は生活扶助基準の居宅 ( 第 1 類 ) に掲げる額以内 ( 申請時の居住地及び年齢により異なります ) ( 3 ) 貸付利子 無利子 返済期間を過ぎても返済が済んでいない場合は その残額に対して年 5.0 % の延滞利子がかかります ( 4 ) 連帯保証人 修学資金の貸付を受けよ

利用者満足の向上センターのチラシの配布など センターのPRのために具体的な取り組みを行っている 苦情対応体制を整備している 特記事項 名刺 サービス情報誌 広報での PR イベントでのパネル設置など実施 相談の際のプライバシーの確保を図っている 公平性 中立性の確保 業務改善への取り組み 相談室の整

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魅力あるコミュニティ助成事業実施要綱第 1 条趣旨この要綱は 公益財団法人群馬県市町村振興協会 ( 以下 協会 という ) が 市町村振興宝くじ ( 通称サマージャンボ宝くじ 以下 宝くじ という ) の交付金等を財源として 自治会 町内会 その他これに準ずる地域住民が組織する団体 ( 以下 コミュ

スライド 1

渚泊推進対策 平成 29 年 3 月に閣議決定された 観光立国推進基本計画 において 農山漁村滞在型旅行をビジネスとして実施できる体制を持った地域を平成 32 年度までに 500 地域創出することにより 農泊 の推進による農山漁村の所得向上を実現する と位置づけられたところ 農泊 を持続的なビジネス

人材の活用施策 1 地域おこし協力隊 地方自治体が 3 大都市圏をはじめとする都市圏から都市住民を受入れ 地域おこし協力隊 として委嘱 隊員が 住民票を異動させ 概ね 1 年以上 3 年程度地域で生活し 地域協力活動に従事 3 年を超える場合は特別交付税措置はされないが 活動を続けることは可能 地域

主要地方道掛合上阿井線 15 ( 奥出雲町の国道 4 号との交差点から雲南市の国道 54 号との交差点 ) 主要地方道川本波多線 16 ( 雲南市の国道 54 号との交差点から川本町の国道 61 号との交差点 ) 一般県道皆井田江津線 ( 邑南町の国道 61 号との交差点から主要地方道浜田作木線との

- 平成 30 年度医学生地域医療奨学金募集要項 - この制度は 将来県内の医療機関で勤務しようとする医学生に対し 奨学金を 貸与することにより 県内医療機関における医師の確保及び充実を図ることを目 的としています 1 対象者 平成 30 年度鳥取大学医学部医学科島根県枠入学者 2 貸与額と交付方法

4-(1)-ウ①

第3章 指導・監査等の実施

米穀の生産調整に関する方針

市街地再開発事業の今後の展開に関する検討会 の目的 目的 行政における再開発実務担当者の 1 問題意識の共有 2 情報交換と継承 3 専門家との交流 4 地方の声を集約する場として活用 目的 1 問題意識の共有 Step1 Step2 各自治体で抱える再開発ビルの再生に 各担当者の自由な発想による活

地域再生計画 1 地域再生計画の名称 チャリ旅!~ 栃木県北サイクルツーリズム事業 ~ 2 地域再生計画の作成主体の名称大田原市及び矢板市並びに栃木県那須郡那須町 3 地域再生計画の区域大田原市及び矢板市並びに栃木県那須郡那須町の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 地方創生の実現における構造的な課

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地域包括ケアシステム

⑤5 地方公共団体における検証等に関する調査結果

Transcription:

社会教育と地域コミュニティーの連携について H22.8.16 地域振興部地域政策課 1. 社会教育主事について (1) 社会教育主事とは 社会教育法に基づいて県や市町村の教育委員会に置かれる社会教育を推進する専門的 教育職員で 社会教育行政の中核として 地域の社会教育事業を直接企画 実施した り 関係機関 団体の事業に助言したりすることを通して 地域住民の自発的な学習 活動を援助する役割を担う人材 市町村の教育委員会が教員や行政職員で 社会教育主事講習 を終了した者のなかか ら任命し 教育委員会事務局で市町村全域を対象に活動 また 県の社会教育主事は 県の教育行政機関( 教育庁 教育事務所等 ) や教育施設 に配置するとともに 市町村教育委員会へ派遣している (2) 配置状況 平成 22 年度市町村社会教育主事発令者人数 (H22.7.29 社会教育課調査 ) 市町村名 人数 市町村名 人数 市町村名 人数 松江市 3 斐川町 2 益田市 2 安来市 1 浜田市 2 津和野町 1 東出雲町 1 大田市 1 吉賀町 2 出雲市 0 江津市 1 海士町 2 雲南市 2 川本町 1 西の島町 0 奥出雲町 1 美郷町 0 知夫村 1 飯南町 1 邑南町 2 隠岐の島町 1 合 計 27 名 いずれの市町村も公民館等の関連施設での発令はない 2. 新たな地域運営の仕組みづくりについて (1) 地域コミュニティーの維持 再生の取り組み方針人口減少 高齢化が進み既存の集落単位の取組だけでは地域を維持することが難しくなっているため 多様な主体の参画により 集落を超えた新たな地域運営の仕組みづくりが必要 (2) 市町村の取り組み状況 公民館等の範囲で 従来の地縁組織に加えて 多様な主体を構成員とする住民組織を設置する動きが拡大 地域マネージャー や 集落支援員 など多様な主体の調整役 繋ぎ役となる行政職員以外の人材を配置する市町村が増加 住民活動等への財政支援を行う市町村が増加 3. 社会教育と地域コミュニティーの連携について 社会教育主事は教育委員会事務局に1~3 名配置されており モデル地区をはじめ 新たな地域運営の仕組みづくりとの直接的な関係はない しかし 社会教育施設である公民館等を核とした新たな地域運営の仕組みづくりが広がっており 地域マネージャーなどの人材や住民組織の支援など公民館職員と地域コミュニティーとの連携は不可欠 社会教育とコミュニティー活動は 地域住民の視点からみれば一体的なものであり 地域コミュニティーの維持 再生には社会教育との連携は重要

集落支援員の取り組み内容について H22.8.16 地域振興部地域政策課 1. 集落支援員について (1) 集落支援員とは地方自治体 ( 県 市町村 ) からの委嘱を受け 集落への 目配り として集落の巡回 状況把握等を行うとともに 集落点検の実施や住民の話し合い促進 話し合いを通じて必要と認められる活動の支援など市町村職員や集落住民とともに集落対策を推進する人材 (2) 財政支援特別交付税により人件費 活動費などの所要経費を支援上限額専任 3,500 千円 / 人 年兼任 400 千円 / 人 年 2. 平成 22 年度取り組み状況 実施市町村 10 市町 124 人 (H21:8 市町 61 人 H20:5 市町 31 人 ) うち専任での設置数 53 人 (H21:42 人 H20:31 人 ) 県コミュニティ再生重点 P 事業での地域マネージャー (8 名 ) 浜田市 2 人 雲南市 1 人 邑南町 3 人 隠岐の島町 2 人 市町単独事業 (35 名 ) 出雲市 5 人 集落支援員 益田市 2 人 まちづくりコーディネーター 地域づくり支援研修生 雲南市 24 人 地域マネージャー 江津市 1 人 集落支援員 川本町 3 人 定住コーディネーター 集落支援員 美郷町 10 人 集落支援員 うち兼任での設置数 71 人 (H21:19 人 H20: なし ) 浜田市 1 人 ( 自治会職員兼任 ) 益田市 52 人 ( 地区振興センター長 嘱託職員兼任 ) 奥出雲町 18 人 ( 自治会長会会長等兼任 ) 各市町村により 配置の形態 役割は様々

集落支援員 の設置状況 H22 年度 実施予定調査 (H22.6 月 ) から 隠岐の島町 (2 名 ) 出雲市 (5 名 ) 雲南市 (25 名 ) 江津市 (1 名 ) 奥出雲町 (18 名 ) うち 兼任 (18 名 ) 浜田市 (3 名 ) うち 兼任 (1 名 ) 邑南町 (3 名 ) 川本町 (3 名 ) 美郷町 (10 名 ) 益田市 (54 名 ) うち 兼任 (52 名 ) 集落支援員 (10 市町村 )124 名 うち 公民館長 自治会長等との兼任 (3 市町村 ) 71 名 モデル事業等で一部地域にのみ設置の場合は 設置地区を含む旧町村で表示

県内での取組事例 1 出雲市 1. 集落支援員の配置 過疎地域 辺地を有する地域 ( 地区 ) のうち 特に高齢化 人口減少が進んでいる 5 箇所を指定しモデル的に集落支援員を配置する 集落支援員は市職員と連携し 集落への 目配り といて集落の巡回 状況把握を行う 情報収集活動 地域を巡回し 地域の抱える課題や地域活動など状況把握を行い 集落カルテ を作成する ( 地域の実情に応じた点検項目 ) 助言支援活動 課題解決や地域活動の目標達成に向けた話し合いに参加し助言 支援を行う ( アドバイザーとして参加し 支援 助言 ) 集落応援隊調整活動 集落における草刈などの共同作業への応援隊派遣について市と連絡調整を行う 各種連絡調整 土木委員など各種団体委員等と連携 引継ぎなど行う コミュニティセンター単位で配置鰐淵 須佐 窪田 多伎 鵜鷺 特に 支所との連携を強化 報償 40,000 円 / 月 人 基本手当 35,000 円 / 月月半日当 10 日程度の活動を想定 交通費 通信費 5,000 円 / 月 保険料 70,000 円 / 年 人 研修費 60,000 円 / 年 (5 人分 )

県内での取り組み事例 2 美郷町 1. 配置 ( 地域 方法 ) 町内全域を 10 に分けて ( おおむね連合自治会ごと 150 世帯以上 ) 各 1 人 連合自治会からの配置希望申出を受け 公募又は連合自治会推薦 2. 業務 活動地域の実情に応じて 連合自治会等と連携 ( 連合自治会の役職として ) しながら 次のような活動 (1 月に 10 日程度 ) 主に配置地域での会議 行事等や自身で計画 調整した日程によって活動するほか 町の会議 研修等に参加 ( 勤務場所 勤務日の指定なし ) (1) 地域の状況の調査 点検 (2) 地域の課題の把握 抽出 (3) 団体等と協議 話し合いの場づくり (4) 地域内外での連携 協力体制づくり (5) 地域独自の住民サービス 町等と対策の検討 (6) その他 3. 任期 手当等 任期 :2 年間 手当等 : 基本手当 50,000 円 ( 月額 )+ 世帯割 ( 年額 ) 交通費 通信費 ( 月額 ) 4. 条件地域の支援 振興活動の経験がある方 関心が高い方 3 つの条件 ( パソコン等を所有し簡単な操作ができるなど ) 5. 任命した人材 行政 OB( 県 町 ) U ターン ( 金融 メーカー OB) 元議員 町内企業など 応募 4 人 推薦 6 人 6. 活動の概要 各人の活動 地域で話をしながら 独自の展開地域の企画 調整役 ( 聴き取り 話し合いの場も ) 地域団体の運営 ( 連合自治会 老人会等 ) 地域情報誌の発行 公民館活動と連携 地域おこし協力隊との協力 町事業等の検討 調整 ( 各種の実務手続 ) 町政課題の説明 話し合い 推進 ( 保育所 デマンドバス 旧小学校活用 防災 防犯研修 ) 全体の活動 連合自治会の設立 (4) 他地域の集落支援員等 連合自治協議会との意見交換 町内全 105 自治会の集落点検実施 集落支援員連絡協議会 ( 任意の団体 ) の設置 1 月に 1 回程度の連絡会議 ( 情報説明 提供 意見 情報交換 ) 研修等 その他 活動状況は 毎月活動月報 ( 活動内容 課題 ) を提出 4

改革推進会議 施策点検部会 追加資料 H22.8.16 地域振興部 1. U I ターンに関する先進的地域の参考事例 2. 産学官連携など若年者の定住対策の状況 3. 社会教育主事との連携に関する資料 4. 集落支援員の取り組み内容 5. 中山間地域の集落数に関する新しいデータ平成 16 年度集落状況調査については 住民基本台帳等を基に市町村の協力を得てデータ収集し 中山間地域研究センターで分析したものです その後 一部市町村で 集落の定義変更などがあり 平成 16 年度のような集落の状況把握が困難となっているため 現時点で提出できるデータはありません なお 同様のデータはありませんが 中山間地域全体の傾向としては 1 高齢化率 50% 以上 世帯数 19 戸以下の集落の割合は 平成 16 年度 11.4% 平成 20 年度 14% 程度 2 高齢化率 70% 以上 世帯数 9 戸以下の集落の割合は 平成 16 年度 1.9% 平成 20 年度 3% 程度と徐々に増加し 集落の状況は厳しさを増しています