平成 28 年度認知症介護実践研修 : 実践リーダー研修カリキュラム ( 案 ) 目的 : 実践者研修で得られた知識 技術をさらに深め 施設 事業所において ケアチームを効果的 効率的に機能させる能力を有した指導者を養成することを目的とする 目標 : 1. チーム運営に必要なリーダーシップ能力を修得する 2. 多職種チームにおいて理念を共有し合意形成を行う能力を修得する 3. おもに OJT を通じた人材育成についての知識 技術を修得する 4. チームレベルで BPSD を軽減させる取組みを推進する能力を身につける 1 日目 平成 28 年 11 月 9 日 ( 水 ) 部屋 時間が変更になる場合がございます 時間科目名目的達成目標形態担当者 9:00~9:20 9:30~9:50 開講式 9:50~10:00 休憩 認知症介護実践リーダー研修のねらい 認知症介護実践者等養成事業及び実践リーダー研修の目的を理解する 認知症介護実践者等養成事業の目的を理解する 認知症介護実践リーダー研修の目的を理解する 認知症介護実践リーダー研修カリキュラム構成を理解する 研修受講生の動機づけを高める 事務局長甘粕弘志 10:00~11:30 11:30~11:40 休憩 生活支援のための認知症介護のあり方 認知症介護実践リーダー研修における学習を進める上で必要な認知症介護の理念を再確認する 利用者本位 自立支援 尊厳の保持について確認する 11:40~12:40 理念に基づいた自施設の課題整理 自職場の介護チームの実践の現状と課題を明らかにする 生活支援のための認知症介護のあり方 を踏まえて 自分の職場の介護理念を振り返り 自職場の介護チームの実践の現状と課題を整理する チームの課題解決を目指す際の自己のリーダーとしての課題を明らかにする 12:40~13:40 昼休み 13:40~16:50 リーダーシップとチームアプローチ リーダーシップとチームアプローチの必要性と展開方法を理解する 実践リーダーが担う役割とそのために身につけるべき視点を理解する 認知症介護をチームで取りくむ必要性及びメリット デメリットを理解する
2 日目 時間 平成 28 年 11 月 10 日 ( 木 ) 認知症の人の支援のための 9:30~11:00 医療連携 認知症の人を地域において支援するにあたり 協働できる医療資源について理解する 又 若年性認知症の人の支援の考え方について理解する 医療連携を推進する役割を担っている専門職について理解する 効果的な医療連携の実践事例について理解する 若年性認知症の定義 実態を理解する 若年性認知症の人の一般的な支援の経過を理解する 若年性認知症の人の支援に関連する社会制度 ( 自立支援法関連 経済的支援 介護 家族の会等 ) とその利用方法を理解する 社会福祉法人若竹大寿会介護老人保健施設リハリゾートわかたけ施設長医師池田一彦 11:10~12:10 権利擁護システムとその活用 地域 自施設での権利擁護システムの活用方法を理解する 地域 自施設での認知症の人の権利を擁護するために必要とする制度 施策について理解する 12:10~13:10 昼休み 13:10~14:10 地域包括ケアの理念と展開 地域包括ケアの推進のために展開されている施策を理解する 地域包括ケアの目指す方向性を確認する 地域包括ケアを推進するにあたり連携 協働することができる施策を理解する 横浜市健康福祉局高齢健康福祉課地域包括ケア推進担当 14:10~14:20 休憩 14:20~16:50 地域社会環境を考える 認知症の人の支援をきっかけとした地域包括ケアの展開のあり方について理解する 認知症の人が住み慣れた地域で暮らし続けることの意味を理解する 認知症の人を支援するために 認知症の人の持っている社会資源を知り 協働することの意義と方策を理解する 認知症の人を支援するために どのように地域住民等と関係を形成すればよいか理解する
3 日目 時間 平成 28 年 11 月 21 日 ( 月 ) 9:30~11:00 人材育成の考え方 介護現場における人材育成の基本的な考え方を理解する 介護現場における人材育成の必要性について理解する 効果的な人材育成を行う為に必要となる要件を理解する 昭和大学保健医療学部講師大谷佳子 11:10~12:00 13:00~16:50 OJT における教育 指導技法 1 表現 伝達方法 2 スーパービジョンとコーチング OJT における教育 指導技法 1 表現 伝達方法 2 スーパービジョンとコーチング 人材育成の方法として 職務を通じての人材育成 (OJT:On the Job Training) を行うに際して スタッフに対する指導における伝達表必要となる伝達 表現の技法の基本を理解する 現方法について理解する 実践的な技術習得に向けて 表現 伝達技法を実際スタッフに対するスーパービジョンにつに体験する いて コーチングのスキルを中心に理 スーパービジョンとは何かを理解する 解する コーチングの目的及び内容並びにコーチングで用いる技法を体験的に理解し 現場で実践していくにあたっての自己の課題を明らかにする 人材育成の方法として 職務を通じての人材育成 (OJT:On the Job Training) を行うに際して スタッフに対する指導における伝達表必要となる伝達 表現の技法の基本を理解する 現方法について理解する 実践的な技術習得に向けて 表現 伝達技法を実際スタッフに対するスーパービジョンにつに体験する いて コーチングのスキルを中心に理 スーパービジョンとは何かを理解する 解する コーチングの目的及び内容並びにコーチングで用いる技法を体験的に理解し 現場で実践していくにあたっての自己の課題を明らかにする 昭和大学保健医療学部講師大谷佳子 昭和大学保健医療学部講師大谷佳子 4 日目 時間 平成 28 年 11 月 22 日 ( 火 ) 9:30~12:30 メンタルヘルス / ストレスマネジメント 12:30~13:30 昼休み 現場のメンタルヘルスとストレスマネジメントの展開方法について理解する 実践リーダーの立場から組織内の対人関係と介護の質を維持向上させるための職員のメンタルヘルスやストレスマネジメントの内容と方法を理解し 実践できる技能を身につける 13:30~16:50 職場研修 自施設実習についての説明及び報告書の作成について理解する 職場研修の目的と取組みのプロセスを理解する 職場研修での注意点を理解する 報告書提出の際 ( 報告書 添付資料 ) の注意点を理解する
5 日目 平成 28 年 11 月 29 日 ( 火 ) 5 階 501 室 時間 9:30~12:00 効果的なカンファレンスの展開方法 13:00~16:50 生活の捉え方 実践リーダーとして 職員の意欲や動機付けを高める効果的なケースカンファレンスの持ち方を学び 具体的な展開ができる技能を身につける 認知症の人に対する効果的なケアプランの立案の考え方について理解する 実践事例について検討することにより リーダー研修での学習内容の理解を深める ケースカンファレンスの進め方を理解する ケースカンファレンスを効果的に進めるためのポイントを理解する ケースカンファレンスを人材育成の場として活用するための方法を理解する 認知症の人のケアマネジメントにおいて 認知症の人を適切にアセスメントし 多職種及びインフォーマルサポートと協働しながら ケアプランを立案するための基本的知識を理解する ここまでの の成果を踏まえて リーダー研修の総括的な事例を行うことにより 知識 技術の深化を図る 6 日目 時間 平成 28 年 11 月 30 日 ( 水 ) 9:30~11:00 研修成果の振り返り ( 他受講生との交流など ) 認知症介護実践リーダー研修での学習成果を振り返る シートの記入により 自己の学習成果について振り返ることができる 研修の成果を言語化する 研修修了後の自己の取組みの方向性を言語化する 11:10~12:00 実習課題設定 実践リーダー研修での学習成果を踏まえて職場実習課題を設定し 計画を立案する 自施設 自事業所の課題を根拠とともに文章化できる 自施設の課題の発生要因を検討できる 自施設の課題の解決のための計画を立てることができる 13:00~16:50 実習課題設定 実践リーダー研修での学習成果を踏まえて職場実習課題を設定し 計画を立案する 自施設 自事業所の課題を根拠とともに文章化できる 自施設の課題の発生要因を検討できる 自施設の課題の解決のための計画を立てることができる
実習 日程 科目名目的達成目標形態担当者 12/1~1/24 職場実習 ( 約 4 週間 ) 実習課題設定で明らかにした認知症介護の課題の解決を目指した取組みを行い プロセスを踏むことにより 自職場で生かすための実践力を養う 職場研修を計画通りに 展開することができる 職場実習の成果を報告書として記述する 職場研修の成果をわかりやすく ( 添付資料 報告書に ) まとめることができる 実習 事務局 7 日目 時間 9:00~9:20 平成 29 年 1 月 25 日 ( 水 ) 9:30~12:00 実習報告会とまとめ1 実習課題に沿った実習展開の結果を各自で振り返り 報告し 実習課題がどの程度達成できたかを評価する ( グループワーク ) 職場研修の成果をわかりやすく報告する 他の受講者の職場研修の成果を理解する 担当指導者や 他の受講者より助言をもらう 13:00~16:30 実習報告会とまとめ2 全体報告での職場実習報告を通し 職場研修の成果をわかりやすく報告する て 他の受講生の課題と成果を共有し 他の受講者の職場研修の成果を理解する 今後の自職場の一助にする ( グルー 担当指導者や 他の受講者より助言をもらう プ代表者発表 ) 16:30~17:00 修了式