国語科学習指導案 平成 25 年 6 月 25 日 ( 火 ) 5 校時 第 3 学年 A 組 ( 男子 12 名, 女子 15 名計 27 名 ) 授業教室 3A 教室 指導者相田健太郎 (T1) 柿内香予 (T2) 1 単元の学習指導について (1) 単元名 近現代の短歌 俳句 読もう 詠もう短

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中学校第 3 学年国語科学習指導案 日時平成 28 年 月 日第 校時対象第 3 学年 組学校名 中学校授業者 1 教材名 故郷 2 単元の目標 情景や人物を描写する語句や表現を読み取り 内容への理解を深めることができる 作品を通して 社会の中での人間の生き方について考え 自分の意見をもつことができ

Taro-【HP用】指導案.jtd

作品の情景をよりわかりやすく伝える手だてともなる 指導にあたって 1 では まず 俳句は17 音で作ることや季語を入れることと言ったきまりをおさえる そして 教科書の例を読み 想像した情景や作者の思いを想像し 良いと思うところ 工夫されていると思うところを発表できるようにする 2 の俳句を作る場面で

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

指導内容科目国語総合の具体的な指導目標評価の観点 方法 読むこと 書くこと 対象を的確に説明したり描写したりするなど 適切な表現の下かを考えて読む 常用漢字の大体を読み 書くことができ 文や文章の中で使うことができる 与えられた題材に即して 自分が体験したことや考えたこと 身の回りのことなどから 相

本単元における本質的な問い 芭蕉はどのような思いで おくのほそ道 を書いたのだろうか 永続的理解 芭蕉は俳句の芸術性を高めるため旅に出て, 推敲を重ねて虚構を交えることで文学的価値を高めようとした パフォーマンス課題 江戸時代前期, 松尾芭蕉の書いた俳諧紀行文 おくのほそ道 は, 多くの人に愛され,

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

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項目評価規準評価方法状況 C の生徒への対応 関心意欲態度 1 自の考えを持ち 積極的に交流 討論している 2 自らの言葉で 中学生にかりやすく紹介文を書こうとしている 交流 討論で得た仲間の意見を取り入れて 自らの考えを深めるよう促す 参考例を示したり 書き出しを例示したりして 参考にするように指

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し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

国語科学習指導案

平成23年度第2回学力向上対策会議協議資料  <遠野市立綾織小学校>

第○学年 ○○科指導計画

国語科第 1 学年熊野町立熊野中学校指導者森島登紀子 単元名 根拠を明確にして書こう 本単元で育成する資質 能力 自ら考え判断する力, 読解力 情報収集能力 1 日 時平成 29 年 11 月 16 日 5 校時 2 場 所 1 年 3 組教室 3 学年 学級第 1 学年 3 組 (27 名男子 1

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(3) 文語の決まりや音読の仕方を知り, 古文を音読して古文特有のリズムを味わいながら古典の世界に 触れ, 古典には様々な種類の作品があることを知ることができる ( 伝統的な言語文化と国語の特質 に関する事項 ) 3 本単元における言語活動 昔話とその原典である古典を読み比べ, その内容の違いや古文

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

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第4学年算数科学習指導案

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第○学年○組 学習指導案

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英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

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書いたものを発表し合い 表現の仕方に着目して助言し合うこと 本単元では 経験したことや想像したことを基に俳句をつくり 互いに読み合う言語活動を行う 身近な情景や生活の中での出来事を捉え 俳句の特徴を生かした創作を行うことによって 言葉の調子やリズムに親しみ 凝縮した表現で捉える面白さや楽しさを味わわ

の一部のみであるしたがって教科書の本文だけから小説 こころ の全体像を浮かび上がらせることは難しいしかし 掲載された部分だけでも 先生 と という二人の青年の揺れ動く こころ を描き 生徒たちを作品の中に引き込む力は群を抜いたものであると考える高校 3 年生である生徒たちは 心の葛藤というものを多く

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

第1学年国語科学習指導案

作中の価値観や人生観がどのように異なっているか または同じところはどこかなどを考えさせる 枕草子 については主に季節感を捉えさせ 自分の季節感を記述し発表したり 互いに鑑賞し合ったりする学習活動としていく さらに 矛盾 では 漢文に慣れるとともに様々な故事成語について知識を深め 我が国の文化に根ざし

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Microsoft Word - 数学指導案(郡市教科部会)

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国語科学習指導案様式(案)

さらに自ら調べようと意欲を高めるだろう 2 児童観児童は 文字を50 音すべて学習し 少しずつ読める字や書ける字が増えてきた これまでに音読をしたり 想像したことを話したりしながら ある程度のまとまった文章がよめるようになってきている 5 月の教材 とんこととん では 登場人物のしたことを中心に想像

Microsoft Word - 学力スタンダード国語総合.doc

価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

問い1, 問い2のどちらも誤答した児童は, しかし や ~が というような逆説の接続詞の意味を読み取ることができずその前に書かれている内容を選択している また, 問い3では, 文章の一部を読んだだけで答えを選択している児童が多かった これらのことから, 本学級の児童は, 接続詞の意味をしっかりと捉え

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第 2 章 知 徳 体 のバランスのとれた基礎 基本の徹底 基礎 基本 の定着 教育基本法 学校教育法の改正により, 教育の目標 義務教育の目標が定められるとともに, 学力の重要な三つの要素が規定された 本県では, 基礎 基本 定着状況調査や高等学校学力調査を実施することにより, 児童生徒の学力や学

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

解答類型

第1学年国語科学習指導案

2 各教科の領域別結果および状況 小学校 国語 A 書くこと 伝統的言語文化と国語の特質に関する事項 の2 領域は おおむね満足できると考えられる 話すこと 聞くこと 読むこと の2 領域は 一部課題がある 国語 B 書くこと 読むこと の領域は 一定身についているがさらに伸ばしたい 短答式はおおむ

H27 国語

5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

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2 児童への事前調査 調 査 事 項 好き どちらかとどちらかというと好きいうと嫌い 嫌い Q1 国語の学習は, 好きですか Q2 説明文の学習は, 好きですか Q3 物語の学習は, 好きですか Q4 話し合う学習は, 好きですか Q

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

(1)

第○学年 ○○科指導計画

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

第1学年国語科学習指導案

Microsoft Word - ③-1だれもがかかわり合えるよに

d 単元について 第 2 学年 5 組国語科学習指導案単元名 : 謎解きインタビュー記事を書こう教材文 : 走れメロス 男子 21 名女子 16 名計 37 名 指導者水田陽子 単元観本単元は, 中学校学習指導要領国語科第二学年, C 読むこと の指導事項 イ文章全体と部分との関係, 例示や描写の効

1 単元名 分数 ( 全 10 時間 ) 教材名 分数をくわしく調べよう ( 東京書籍 4 年下 ) 第 4 学年算数科学習指導案平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 5 校時 4 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 10 名計 23 名 ) 指導者上田稚子 ( 学習指導要領 ) A 数

Microsoft Word - 学習指導案(公民的分野 ②).doc

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

授業の構成要素 学び合う授業で育つ 3 つの力 資料 2 基礎 基本の力知識 理解 技能 問題解決力思考力 判断力 表現力 想像力 学ぼうとする力学習意欲 自己有用感 身に付けた知識 技能を活用したり その成果を踏まえた探究活動を行う中で学び合う授業を展開する 教師の役割 < 問題提示の工夫 > 多

平成29年度 中学校国語科教育

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

技術 家庭科学習指導案 安芸高田市立向原中学校指導者久保田美恵 1 日時平成 26 年 11 月 10 日 ( 月 ) 第 5 校時 (14:15~15:05) 2 場所 2 年教室 3 学年 学級第 2 学年男子 11 名女子 11 名計 22 名 4 題材名 食品の選択 小題材名 加工食品の選び

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する また 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の

今年度の校内研究について.HP

そのために, 児童が感じたおもしろさを分類し, それらを読みの視点として, 物語のおもしろさを見付けながら読むことを通して, より深く登場人物の心情を読み取ったり, 想像豊かに読んだりしながら物語のおもしろさを味わうことができるようにする さらに, 見付けた物語のおもしろさを, で紹介し合う活動を取

3 指導観本単元では C 読むこと ウ場面の移り変わりに注意しながら 登場人物の性格や気持ちの変化 情景など について 叙述を基に想像して読むこと の力を身につけさせることをねらいとしているそこで本単元では まず 3 年生の国語の教材 モチモチの木 で物語文の読み取り方を想起させる本学級は情景描写か

3 人権教育の視点英語科の授業を通して 文化や習慣には多様性があることを理解させる そしてその中から 表現の仕方の違いや考え方の違いに気づかせ 互いに違いを認め合い尊重しながら共に生きようとする態度 他者 文化に興味 関心をもち 良い人間関係を築きながら生活する力を持った生徒を育成したい そこでこの

第 1 学年 国語科学習指導案 1 単元名 オツベルと象 を読む ~ 読みの交流を通して~ 学習指導要領との関連 C 読むこと (1) エ文章の構成や展開 表現の特徴について 自分の考えを持つこと 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項イ ( ア ) 音声の働きや仕組みについて関心を持ち 理解を深

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

○ ○ 科 学 習 指 導 案

<ICTの活用 > 第 3 時でデジタルカメラを使い子ども達の制作途中の作品を撮影し, 大型テレビを活用して提示する 道具の使い方の工夫を分かりやすく示したり, 作品の面白さを紹介したりすることで 自分の作品にも取り入れてみたい という活動への意欲付けになると考える 2 題材の目標 粘土を切ったりけ

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

るようにしていく 深く考える力教材文で述べられているロボットや, 図鑑や事典などで収集したロボットのそれぞれの違いやよさを比較するために, ベン図 を用いて視覚的に理解を促す また, 自分の既有のロボットについての認識と教材文を結び付けて考えさせることにより, ロボットのよさに気付かせていきたいが,

4 題材の目標 (1) 歌詞の内容や曲想に関心をもち 音楽表現を工夫して歌う学習に主体的に取り組む ( 音楽への関心 意欲 態度 ) (2) 声部の役割や全体の響きを感じ取って音楽表現を工夫し どのように合わせて歌うかについて思いや意図をもっている ( 音楽表現の創意工夫 ) (3) 歌詞の内容や曲

6 指導計画 (7 時間扱い ) (1) 単元の 1: 字手紙 のねらいの確認と受取人決定指導計画 2: 手紙の基本知識の確認と書くことの内容の整理 3: 時候の挨拶作成 ひと文字練習と下書き 4: ひと文字練習と下書き 5: 相互評価 推敲 ( 本時 ) 6: 推敲および清書 7: 清書と宛名書き

具体的な場面を設定し 実際に整理 整頓の計画を立てることで 実生活に繋げていくことができる よう指導していきたい また 第 3 次には環境とのかかわりについても押さえ 広い視野で考えられ るようにしていきたい 3 題材の目標 身の回りの整理 整頓に関心をもち 気持ちよく過ごそうとする 家庭生活への関

レビューの使い方を実例で教えて! カスタマーレビューオンラインショッピングサイトには, 商品説明のページに カスタマーレビュー というコーナーが用意されています これはその商品 ( 書籍 映画 音楽 家電製品など ) の批評を, 顧客が投稿できるコーナーです 近年では, このコーナーでの批評がユーザ

指導観学習を進めるにあたって, 教師が宿泊体験学習に関する新聞記事を書き, 視覚化しておくことで, 児童に本単元の具体的なゴールイメージを持たせたい その際, 完成した新聞を廊下に掲示し, 全校のみんなに見てもらうことを伝え, 相手意識を持って学習に取り組もうとする意欲を持たせたい そして, 新聞は

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

4 単元の評価規準 コミュニケーションへの関心 意欲 態度 外国語表現の能力 外国語理解の能力 言語や文化についての知識 理解 与えられた話題に対し 聞いたり読んだりした 1 比較構文の用法を理解 て, ペアで協力して積極 こと, 学んだことや経 している 的に自分の意見や考えを 験したことに基づき

○学部 ○○科 学習指導案

4. 上記の一連の学習で目指すゴール おくのほそ道 の学習において 芭蕉の思いを想像して作成した俳句をもとに 芭蕉が旅や人生に寄せるものの見方や考え方への理解を深め 作品に込めた芭蕉の思いについて 自分の考えをもち 文章にまとめることができる 5. 生徒の既有知識 学習の予想これまでに生徒達は古典学

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

伝わっていないと感じられたなら 繰り返し述べたり分かりやすく言い換えたりすればいいこ とも学ばせたい また 聞いて得た情報を整理して組み立てる段階 スピーチメモを作る段階 練習の段階 それぞれの段階で 互いに考えた内容を伝え合い 質問や助言などの意見の交流をすることでよりよいスピーチをめざしたい 発

(3) 指導観公民的分野は地理的分野と歴史的分野の学びの積み重ねによるところが大きい 用語や概念も高度化し 生徒の感想にも 難しい と感じるものが多くなっている そこで その難しいと感じる公民の用語などは積極的に用語集を活用し 難しい言葉に対する抵抗感を少しでも和らげるよう授業でも活用している また

3 僕が蝶を一つ一つつぶしたのは償いのためであとすこれらは 生徒の感想や疑問をもとに教師が設定した人物像 行動 結末の意図に焦点を当てて3つに絞ったそれぞれを賛成 反対 2つの視点から読み進めていくには 討論会の形式で提示すことが有効であ討論会の班編成は まず課題に対して自分が肯定か否定かを考えさせ

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Microsoft Word - 全国調査分析(H30算数)

第 3 学年 学級活動学習指導案 平成 18 年 6 月 30 日 ( 金曜日 ) 第 5 時限指導者二階堂聡 1 題 材 夏休みに向けて1 学期の学習を振り返ろう 2 題材について 生徒にとって, 夏休みの過ごし方はそれぞれである 部活動に熱中する生徒, 夏期 講習に参加し, 学力向上に努める生徒

Transcription:

国語科学習指導案 平成 25 年 6 月 25 日 ( 火 ) 5 校時 第 3 学年 A 組 ( 男子 12 名, 女子 15 名計 27 名 ) 授業教室 3A 教室 指導者相田健太郎 (T1) 柿内香予 (T2) 1 単元の学習指導について (1) 単元名 近現代の短歌 俳句 読もう 詠もう短歌と俳句 (2) 単元について 1 生徒観本学級は, 明るく活発で, 国語の授業にも意欲的に取り組む生徒が多い ペアや班でのグループ学習にも意欲的に参加できる 教科学力面においては,2 年生時の県 基礎 基本 定着状況調査の平均通過率が 84.8%( 県平均 81.0%), 今年度の全国学力 学習状況調査 ( 自校採点 ) では, 国語 Aの平均正答率が 79.3%, 国語 Bは 67.5% であった 基礎的な知識 技能は概ね定着しているものの, それらを活用する力には課題があるといえる また, 国語を極端に苦手にしている生徒も複数おり, 学級内の学力差は大きい 短歌や俳句といった日本の伝統的な定型詩については, 小学校でも学習している また, 折に触れて 百人一首 のカルタを楽しんだり, 自分で俳句や川柳等を作ったりしてきており, 定型のリズムにはよく親しんでいるといえる 一方, 短歌 俳句に特有の修辞等の表現を的確にとらえ, 短く抽象性の高い語から, そこに込められた情景や作者の心情をとらえる力は十分とはいえない 本時で扱う正岡子規, 与謝野晶子, 石川啄木の3 人の歌人については,2 年生時に代表歌各 1 首 ( 本時とは別の歌 ) を取り上げ, 学習している また, ジグソー法の学習については, 数学, 理科では体験しているものの, 国語科での本格的な実施は初めてとなる 2 教材観本単元は, 中学校学習指導要領 国語科第 3 学年の次の内容を受けて設定するものである C 読むこと (1) ア文脈の中における語句の効果的な使い方など, 表現上の工夫に注意して読むこと ウ文章を読み比べるなどして, 構成や展開, 表現の仕方について評価すること ここで取り上げるのは近現代の短歌と俳句である これら古くから日本で親しまれてきた伝統的な詩形である短歌や俳句は, 現代の生活にも根付いており, 特に五 七 五等の定型のリズムは日常的に目や耳にするものである 一方, 字数 ( 音数 ) が限られているため, 表現の抽象性が高く, 中学生には, 情景や心情がイメージしにくい場合も多い また, 逐語訳的な理解では, 表面的な解釈に終わってしまうおそれもある つまり, 短歌 俳句を十分に味わうためには, 季語や切れ字, 枕詞といった特有の表現を的確にとらえるとともに, 歌が詠まれた背景をふまえることが重要である また, こ

れらの詩形は, ごく短い定型の枠の中で表現されるものでありながら, その作者ならではの 歌風 が厳然と表れるものでもある したがって, 表現上の工夫に注意して読む 文章を読み比べて, 表現の仕方について評価する といった本単元で身につけさせたい力を指導するためには好適な題材であると考えられる 3 指導観本単元では, 学習指導要領 に示された言語活動例から, (2) ア物語や小説などを読んで批評すること を取り上げる 第一次では, 協調学習の手法であるジグソー法を用いて, 複数の資料から短歌の作者を推理させる学習課題を設定する エキスパート活動では,3つの資料から, それぞれの歌人がどのような人物であったのか, またどのような特徴の歌を残したのかを読み取らせる ジグソー活動では, 答えが そうである理由 だけでなく, そうでない理由 にも着目させ, 話し合わせたい これらの学習によって, それらに込められた情景や心情をより豊かに想像し, 短歌をより深く味わうことができると考える また, ここでは, 近代の短歌と俳句の両方に大きな足跡を残した正岡子規を取り上げることで, 短歌から俳句へのつながりに気づかせることも意図している 指導に当たっては, 人権教育の視点を持ち, 生徒指導の三機能 が発揮される学習場面を意識して設定したい 第二次では, 自分の好きな短歌を取り上げて鑑賞文 ( 批評文 ) を書かせる学習活動を設定し, 紹介し合わせる活動を設定する 単元のまとめとなる第三次では, 一人一人に俳句を詠ませ, 相互評価させる 句会 を行う 自分で 詠む ことが, 詩歌をより深く味わって 読む ことにつながると考えている (3) 単元の目標 短歌や俳句に関心を持ち, 詩歌の中の言葉を手掛かりに想像を働かせながら読み味わおうとする 国語への関心 意欲 態度 短歌や俳句を読み, 特有の表現に注意しながら, 具体的な言葉や表現に即して情景や心情を想像する C 読むことア さまざまな詩歌を読み, 作品の特徴や好きな理由等を文章にまとめ, 作品を評価する C 読むことウ 短歌や俳句の学習を通して情景や心情を表現するための語彙を増やし, 語感を磨く 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項イ ( イ )

(4) 単元の評価規準ア国語への関心 意欲 態度 1 短歌や俳句に関心を持ち, 詩歌の中の言葉を手掛かりに想像を働かせながら読み味わったり, 学習したことを生かして自分の作品を詠もうとしたりしている イ読む能力 1 短歌や俳句を読み, 特有の表現に注意しながら, 具体的な言葉や表現に即して情景や心情を想像している 2 さまざまな詩歌を読み, 作品の特徴や好きな理由等を文章にまとめている ウ言語についての知識 理解 技能 1 短歌や俳句の学習を通して, 情景や心情を表現するための語彙を増やし, 語感を磨いている (5) 単元の指導計画 ( 全 7 時間 ) 次 学習内容 時数 評価の観点関読言 評価規準 評価方法 1 単元の学習計画を知り, 一 ア 1 短歌や俳句に関心をもち, 詩歌の 次の学習課題をつかむ 短歌 中の言葉を手掛かりに想像を働 や俳句についての既習事項 かせながら読み味わおうとして 一 を振り返る 2 作者の生き方や表現の特 2 いる 観察 イ1 短歌の表現上の特徴や歌の詠ま 徴をもとに短歌を解釈する れた背景をふまえ, 歌に込められ ( ジグソー法 ) た情景や心情を想像している 本時 (2/2) 観察 ワークシート 1 教科書の俳句を音読し, 大 イ 1 俳句に特有の表現に注意しなが まかな歌意をとらえる ら, 具体的な言葉や表現に即して 2 好きな俳句を選び, 鑑賞文 情景や心情を想像している 観 二 を作る 3 鑑賞文を交流する 3 察 ワークシート イ2さまざまな詩歌を読み, 作品の特 徴や好きな理由等を鑑賞文にま とめている 観察 ワークシー ト 1 俳句を創作し, 評価し合 ア 1 短歌や俳句に関心をもち, 学習し う ( 句会 ) たことを生かして作品を詠もう としている 観察 三 2 ウ 1 短歌や俳句の学習を通して, 情景 や心情を表現するための語彙を 増やし, 語感を磨いている 観 察 ワークシート

2 本時の学習指導について (1) 題材名 作者はだれ? 近代短歌の学習 (2) 本時の目標 作者の人物像や表現の特徴から, 短歌に込められた情景や作者の心情を想像し, 短歌を味わう (3) 本時の評価基準 資料から作者の人物像や表現の特徴を読み取り, グループや学級での話し合いを通して, 作品の 特徴に気づき, 短歌に込められた情景や作者の心情を想像している (4) 本時の授業仮説と検証授業仮説 検証場面 検証方法 ジグソー法の手法を用い, 詠まれた背景や表現上の特色に留意して短歌を読ませ, 読み取った情報をもとにグループでの話し合いを通して課題を追究させれば, 歌に込められた情景や心情をより豊かに想像し, 短歌をより深く味わえるであろう ジグソー活動におけるグループでの課題追究の場面 クロストークにおける全体交流の場面 授業後のワークシート分析 ワークシートの記述内容の分析 (5) 人権教育の視点 グループの中で, 自分の考えを説明させることを通して, 適切な自己表現を可能とするコミュニケーション技能を高める < 技能的側面 > (6) 本時の展開 過程 学習活動 評価方法 13:30 1 既習内容を確認する 2 本時のねらいと学習課題を確認する 導入指導上の留意点 ( 支援を必要とする生徒への手立て ) 短歌の定義, 表現技法, 知っている歌人などを出し合わせる 前時の学習を想起させる 評価規準 目 ) 作者の人物像や 作風 から, 短歌に込められた情景や作者の心情を想像しよう 課 ) 作者をさがせ! この短歌は誰の作品でしょうか また, それはなぜですか 説 明しよう 瓶にさす藤の花ぶさみじかければたたみの上にとどかざりけり

展開まとめ13:40 3 エキスパート活動を行う 13:52 4 ジグソー活動を行う 14:08 5 クロストークを行う 14:20 6 本時のまとめを行う 7 振り返りと次時の予告を行う 近代を代表する 3 人の歌人に関する資料を読み取り, ワークシートにまとめさせる ( 人物像や作品の特徴等について 別紙参照 ) 資料 1 正岡子規についての資料資料 2 与謝野晶子についての資料資料 3 石川啄木についての資料 課題追究のために必要な情報は何かを意識しながら読ませる ( どのような人生を送った人か? どのような歌をつくった人か?) エキスパート活動での自分の読み取りが, 課題解決に必要不可欠な情報であることを自覚させる 自己存在感の場を与える T1 と T2 は, 机間指導を行い, 必要に応じて支援を行う 観察 ワーク それぞれの資料から読み取ったことをシート 交流させた上で, まず自分なりに推測させ, 答えと理由を説明させる 自己決定の場を与える 仲間の考えをしっかり聞かせた上で, なぜこの歌なのか なぜこの歌ではないのか 両面から, 話し合うようにさせる 共感的な人間関係を形成する グループや学 T1とT2は, 机間指導を行い, 必要に応じて支援を行う 級での話し合いを通して, 作 グループの答えとその理由をホワイトボードにまとめさせる 答えを, 共通点をもとにグルーピングする 互いの答えの良さや課題を出し合う中で, 学級としてのベストアンサーをまとめていく 資料から作者 の人物像や表 現の特徴を適 切に読み取っ ている 品の特徴に気 づき, 短歌に込 められた情景 や作者の心情 を想像して, 文 章で適切にま もう一度自分の言葉で説明を書かせる とめている 観察 ワーク シート