障害児・発達障害支援_

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医療的ケア児について

表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

事務連絡 平成 31 年 4 月 23 日 各都道府県障害保健福祉主管課御中 厚生労働省社会 援護局障害保健福祉部 障害福祉課地域生活支援推進室 サービス管理責任者等研修の見直しに関する Q&A 等について 平素より障害保健福祉行政の推進に御尽力いただき厚く御礼申し上げます サービス管理責任者及び児

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平成30年度精神保健に関する技術研修過程(自治体推薦による申込研修)

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事務連絡 令和元年 8 月 2 日 各都道府県障害保健福祉主管課御中 厚生労働省社会 援護局 障害保健福祉部企画課 障害福祉サービス等報酬改定等に係るインタフェース仕様書 確定版 等の提示について 障害保健福祉行政の推進については 平素よりご尽力を賜り厚く御礼申し上げます 令和元年 10 月に実施さ

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第 4 章施策の展開 1 到達目標障害のある方の自立支援の観点から 地域生活への移行や就労支援などの主要な課題に対応するため 国の基本指針 11 に示された見込量の確保に係る目標事項について 本市における障害福祉計画 ( 第 4 期 ) 期間中の実績等を踏まえ 到達目標 12 を設定します 一覧 (

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1_【鑑】「生活困窮者自立支援制度と介護保険制度との連携について(通知)」の一部改正について

指定特定相談支援事業 指定障害児相談支援事業の指定に係る Q&A 注意事項事業の実施にあたっては, 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく指定計画相談支援の事業の人員及び運営に関する基準 や 児童福祉法に基づく指定障害児相談支援の事業の人員及び運営に関する基準 等を必ず確認

事務連絡平成 30 年 10 月 26 日 各都道府県消防防災主管課東京消防庁 各指定都市消防本部 } 殿 消防庁予防課 外国人来訪者や障害者等が利用する施設における災害情報の伝達及び避難誘導に関するガイドライン のリーフレットの配布について 2020 年東京オリンピック パラリンピック競技大会が開

 

介護保険施設等における利用者の安全確保及び非常災害時の体制整備の強化・徹底について

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児童虐待防止対策体制総合強化プラン 平成 30 年 12 月 18 日 児童虐待防止対策に関する関係府省庁連絡会議決定 1. 目的 2016 年 5 月に全会一致で成立した児童福祉法等の一部を改正する法律 ( 平成 28 年法律第 63 号 以下 平成 28 年改正法 という ) においては 子ども

障害児 障害者の社会参加の機会の確保及び地域社会における共生を支援するため 障害福祉サービスの充実及び地域生活支援事業の着実な実施 並びに就労支援 精神障 害者や発達障害者などへの支援施策を推進する 1 障害福祉サービスの確保 地域生活支援などの障害児 障害者支援の推進 1 兆 7,172 億円 障

資料1-1 HTLV-1母子感染対策事業における妊婦健康診査とフォローアップ等の状況について

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平成29年度 障害者白書(PDF版)

老発第    第 号

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く指定障害児入所施設等の人員 設備及び運営に関する基準 ( 平成 24 年厚生労働省令第 16 号 ) 第 17 条及び第 54 条並びに児童福祉法に基づく指定障害児相談支援の事業の人員及び運営に関する基準 ( 平成 24 年厚生労働省令第 29 号 ) 第 12 条の規定に基づき市町村が定める基準

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都道府県医師会 情報システム担当理事殿 ( 情シ 35) 平成 30 年 11 月 6 日日本医師会常任理事石川広己 医療機関等におけるサイバーセキュリティ対策の周知について 時下ますますご健勝のこととお慶び申し上げます 日頃より会務運営に対しましてご高配を賜り深く感謝申し上げます 医療機関でのIT

○○○サービスについて (訪問系、施設等、

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目的 予算の状況 資金の流れ 活動実績 成果実績 事業所管部局による点検 評価項目評価に関する説明 広く国民のニーズがあり 優先度が高い事業であるか 国が実施すべき事業であるか 地方自治体 民間等に委ねるべき事業となっていないか 不用率が大きい場合は その理由を把握しているか 支出先の選定は妥当か

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流山市子ども・子育て会議

障発 第 7 号 平成 31 年 2 月 15 日 都道府県知事 各指定都市市長殿 中核市市長 厚生労働省社会 援護局障害保健福祉部長 ( 公印省略 ) 障害者に対する航空旅客運賃の割引について の一部改正について ( 通知 ) 身体障害者 知的障害者及び精神障害者に係る航空旅客運賃

「平成30 年度介護報酬改定に関するQ&A(Vol.2)(平成30 年3月28 日)」の送付について【介護保険最新情報Vol.633】(厚生労働省老健局老人保健課:H )

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3 歯科医療 ( 救護 ) 対策 管内の歯科医療機関の所在地等のリスト整理 緊急連絡網整備 管内の災害拠点病院 救護病院等の緊急時連絡先の確認 歯科関連医薬品の整備 ( 含そう剤等 ) 自治会 住民への情報伝達方法の確認 病院及び歯科診療所での災害準備の周知広報 - 2 -

地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

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Ⅰ. 第 3 期がん対策推進基本計画 について 第 11 回都道府県がん診療連携拠点病院連絡協議会では 第 3 期がん対策推進基本計画 に記載されたがん診療連携拠点病院に新たに求められる機能について 都道府県レベルでの取り組み状況を共有し 今後のがん診療連携拠点病院の活動について議論していくことを予

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認知症医療従事者等向け研修事業要領

4 研修について考慮する事項 1. 研修の対象者 a. 職種横断的な研修か 限定した職種への研修か b. 部署 部門を横断する研修か 部署及び部門別か c. 職種別の研修か 2. 研修内容とプログラム a. 研修の企画においては 対象者や研修内容に応じて開催時刻を考慮する b. 全員への周知が必要な

平成 29 年度第 1 回徳島県医療審議会 質疑 調整会議での議論を待たずしてかなりの病床の移動が起こりつつある それをコントロールできないと 調整会議そのものが意味をなさなくなるのではないか 1 当会議の運営要領を定めてはどうか 2 病床機能分化 連携推進体制整備事業について当会議の審議事項として

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保育所、地域型保育事業及び認可外保育施設においてプール活動・水遊びを行う場合の事故の防止について (厚労省)通知

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政策評価書3-3(4)

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資料1 第1回会議のポイントについて

年中児スクリーニングの事後支援 年中児スクリーニングの事後支援として 22 市町村が園巡回を実施しているが SST は 5 市町村の実施 ペアレントトレーニングは 7 市町村の実施に止まっており 事後支援を実施する市町村の拡大が課題 園巡回 : 専門職が保育所 幼稚園を巡回し 保育士等に指導 助言

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の病床数及び新たに併設する介護保険施設の入所定員 ( 病院から転換した病床 ( 以下 転換病床 という ) を活用するものに限る ) の合計が転換前の病院の病床数以下である場合には 実態として 転換後の施設 ( 病院と介護保険施設を併せた全体をいう 以下同じ ) 全体の医療提供の内容は 転換前の病院

全自病協第 582 号 平成 27 年 2 月 13 日 地方会議担当支部長様 公益社団法人全国自治体病院協議会 会長 邉見公雄 平成 27 年度地方会議における共通議題について 日頃から支部活動にご尽力をいただき感謝申し上げます さて 平成 27 年度地方会議における共通議題について 常務理事会で

発達障害(回答)

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茨木市待機児童解消保育所等整備計画 ( 平成 30~32(2020) 年度 ) 平成 30 年 12 月 茨木市

地域生活支援事業等の実施について 新旧対照表 改正障発第 号平成 1 8 年 8 月 1 日改正平成 1 9 年 6 月 1 8 日改正平成 2 0 年 3 月 2 8 日改正平成 2 1 年 3 月 3 1 日改正平成 2 2 年 3 月 2 5 日改正平成 2 3 年

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重点番号 1: 保育所等の児童福祉施設に係る 従うべき基準 等の見直し ( 神奈川県 ) 児童発達支援センターにおける食事提供方法について ( 施設内調理以外による提供方法への緩和 ) 1 提案の概要児童福祉施設のうち 保育所における児童への食事の提供については 一定の条件が整えば 満 3 歳以上の

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障害福祉計画資料 3 障害福祉サービスの目標 1 成果目標 柱 No. 事業 単位 2020 年度 解説 3 暮らしを支えるサービスの充実 3 1 福祉施設の入所者の地域生活への移行 目標値 年度末までに地域生活へ移行する施設入所者数 ( 移行率 ) 年度末時点の施設入所者数

事務連絡平成 24 年 4 月 20 日 都道府県各指定都市介護保険担当主管部 ( 局 ) 御中中核市 厚生労働省老健局総務課高齢者支援課振興課老人保健課 大規模災害時における被災施設から他施設への避難 職員派遣 在宅介護者に対する安全確保対策等について 平成 23 年 3 月 11 日に発生した東

2 保険者協議会からの意見 ( 医療法第 30 条の 4 第 14 項の規定に基づく意見聴取 ) (1) 照会日平成 28 年 3 月 3 日 ( 同日開催の保険者協議会において説明も実施 ) (2) 期限平成 28 年 3 月 30 日 (3) 意見数 25 件 ( 総論 3 件 各論 22 件

2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

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資料4-4 新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について 審議のまとめ(参考資料)

このような現状を踏まえると これからの介護予防は 機能回復訓練などの高齢者本人へのアプローチだけではなく 生活環境の調整や 地域の中に生きがい 役割を持って生活できるような居場所と出番づくりなど 高齢者本人を取り巻く環境へのアプローチも含めた バランスのとれたアプローチが重要である このような効果的

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3 保育の必要性の認定の対象とはならない場合 ( 例 : 専業主婦家庭等 ) どのような施設の利用が無償化の対象になりますか 3 歳から5 歳までの子供について 幼稚園 認定こども園 (4 時間相当分 ) は無償化の対象となります なお この場合 預かり保育は無償化の対象となりません このほか 就学

区分

地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(第7次地方分権一括法)の概要

子ども・子育て支援新制度の解説資料 1.制度概要 その1

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

病院等における耐震診断 耐震整備の補助事業 (1) 医療施設運営費等 ( 医療施設耐震化促進事業平成 30 年度予算 13,067 千円 ) 医療施設耐震化促進事業 ( 平成 18 年度 ~) 医療施設の耐震化を促進するため 救命救急センター 病院群輪番制病院 小児救急医療拠点病院等の救急医療等を担

第 2 章計画の推進及び進行管理 1 計画の推進 県 市町村及び県民が 関係機関等と相互に連携を図りながら 県民の歯 口腔の健康づくりを推進します 県における推進 (1) 全県的な推進 県全域の課題を踏まえた基本的施策や方向性を示すとともに 取組の成果について継続的な評価を行い 県民の生涯を通じた歯

年管管発第 1026 第 2 号平成 24 年 10 月 26 日 地方厚生 ( 支 ) 局年金調整 ( 年金管理 ) 課長殿 厚生労働省年金局事業管理課長 ( 公印省略 ) 生活に困窮する外国人に対する生活保護の措置について ( 通知 ) に基づく保護を受けている外国人の国民年金保険料免除の申請の

出時に必要な援助を行うことに関する知識及び技術を習得することを目的として行われる研修であって 別表第四又は別表第五に定める内容以上のものをいう 以下同じ ) の課程を修了し 当該研修の事業を行った者から当該研修の課程を修了した旨の証明書の交付を受けた者五行動援護従業者養成研修 ( 知的障害又は精神障

老高発 0713 第 1 号 平成 30 年 7 月 13 日 各都道府県介護保険主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省老健局高齢者支援課長 ( 公印省略 ) 居宅介護住宅改修費及び介護予防住宅改修費の支給について の一部改正について 今般 居宅介護住宅改修費及び介護予防住宅改修費の支給について (

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事務連絡平成 30 年 12 月 25 日 各 都道府県指定都市 障害保健福祉主管部局御中 厚生労働省社会 援護局障害保健福祉部 障害福祉課障害児 発達障害者支援室 平成 31 年度予算案における障害児 発達障害者支援施策について 障害保健福祉行政の推進について 日頃よりご尽力をいただき厚く御礼申し上げます 障害児 発達障害者支援施策については 平成 31 年度概算要求において新規施策の要求を行っていたところですが 今般 平成 31 年度予算案が閣議決定されました つきましては 新規事業に関して 情報提供いたしますので 各都道府県 指定都市におかれましては 下記の事業の実施についてご検討いただくとともに 管内市町村に周知及び実施の検討の依頼をお願いいたします 記 医療的ケア児等総合支援事業 ( 一部新規 ) 予算案 :128,543 千円 ( 資料 1) 従前実施していた 医療的ケア児等コーディネーター養成研修等事業 医療的ケア児支援促進モデル事業 及び平成 31 年度概算要求を行っていた 医療的ケア児等コーディネーターの配置 に係る費用等を一つの事業に統合し 地方自治体の支援体制を強化するとともに 医療的ケア児等とその家族に対して障害児通所支援事業所がない地域に対しても支援を届ける事業を創設しました これは 都道府県及び市町村を実施主体としておりますので 身近な地域で実施することは市町村で実施 人材育成や広域な支援を必要なものは都道府県で実施する等 地域の実情にあわせた支援の実施をお願いしたい 地域生活支援事業補助率 1/2 1 自治体 5,141 千円の基準額を予定 発達障害診断待機解消事業 ( 一部新規 ) 予算案 :80,779 千円 ( 資料 2) 発達障害の診断待機解消を加速する観点から 平成 30 年度から実施していた 発達障害専門医療機関ネットワーク構築事業 と来年度から新たに実施する 発達障害専門医療機関初診待機解消事業 を 発達障害診断待機解消事業 のメニューとして地域生活支援事業において実施する

新たに実施する 発達障害専門医療機関初診待機解消事業 においては アセスメント機能を強化するため アセスメントの対応について外部に委託する もしくは医療機関にアセスメント対応職員を新たに配置することにより 発達障害の待機期間の短縮を目指す 地域生活支援事業補助率 1/2 発達障害専門医療機関初診待機解消事業 1 自治体 :19,489 千円の基準額を予定発達障害専門医療機関ネットワーク構築事業 1 自治体 :10,309 千円の基準額を予定 家庭 教育 福祉連携推進事業 ( 新規 ) 予算案 :49,486,221 千円の内数 ( 資料 3) 教育 福祉の連携を強化し 障害のある子どもとその家族の地域生活の向上を図るため市町村に 地域連携推進マネジャー を配置し 教育と福祉の関係者が集う場の構築 合同研修の実施及び連携して保護者支援を推進するための方策を実施する 地域生活支援事業補助率 50/100 以内 厚生労働大臣が認めた額 < 照会先 > 厚生労働省社会 援護局障害保健福祉部障害福祉課障害児 発達障害者支援室企画調整係長当新卓也電話 :03-5253-1111(3038) Mail: toushin-takuya@mhlw.go.jp

医療的ケア児等総合支援事業 ( 新規 ) 地域生活支援促進事業 ( 都道府県 市町村 ) 予算案 :128,543 千円 資料 1 既存予算 1 医療的ケア児等コーディネーター養成研修等事業 ( 地域生活支援促進事業 ) ( 実施主体 : 都道府県 指定都市 ) 2 医療的ケア児支援促進モデル事業 ( 児童保護費等補助金 ) ( 実施主体 : 都道府県 市町村 ) 平成 31 年度概算要求 3 家庭 教育 福祉連携推進事業 ( 仮称 ) における医療的ケア児等コーディネーターの配置 ( 地域生活支援事業 ) ( 実施主体 : 市町村 ) 平成 31 年度予算案 医療的ケア児等総合支援事業 ( 地域生活支援促進事業 ) ( 実施主体 : 都道府県 市町村 ) 医療的ケア児等総合支援事業は 医療的ケア児とその家族の地域生活を支えるための総合的な支援を促進する なお 医療的ケア児等コーディネーターは 医療 福祉 教育等の関係機関をつなぐ等の役割を担う ( 事業内容 ) 〇医療的ケア児等コーディネーターの養成研修の実施 1 〇医療的ケア児等コーディネーターの配置 3 〇医療的ケア児等の支援者養成研修の実施 1 〇医療的ケア児に係る協議の場の設置 1 〇併行通園の促進 2 〇医療的ケア児の日中活動の促進 2 ( 障害福祉サービスを除く )

医療的ケア児等総合支援事業 ( 地域生活支援事業 ) ~ 医療的ケアのある子どもとその家族の笑顔のために ~ 事業内容 医療的ケア児とその家族へ適切な支援を届ける医療的ケア児コーディネーターの配置や地方自治体における協議の場の設置など地方自治体の支援体制の充実を図るとともに 医療的ケア児とその家族の日中の居場所作りや活動の支援を総合的に実施する 実施主体 都道府県 市町村 予算案 地域生活支援事業 128,543 千円 医療的ケア児等コーディネーターの配置 地方自治体における医療的ケア児等の協議の場の設置 支援施策の検討 各種サービスの紹介や相談 医療 福祉 教育等の関係機関との連携 支援者の増員 医療的ケア児等コーディネーターや支援者 ( 喀痰吸引含む ) の養成研修 障害児通所支援施設 事業所からの付き添いなどのバックアップ 適切な情報交換 日中の居場所作り 医療的ケア児のある子とその家族 医療的ケア児や家族に対する支援の充実 家族のレスパイト 居宅や学校への看護師の派遣により居場所作り 保育園 幼稚園併行通園の促進 < 総合的な支援を実施 > 地方自治体において 医療的ケア児等とその家族への支援体制の強化 障害福祉サービスでは実施が難しいニーズに対する支援 地域に障害福祉サービス等の実施事業所がなくても地方自治体による支援の実現が可能 きょうだい児への支援 その他 障害福祉サービス等と重複しない支援 医療的ケア児等とその家族の日中活動の支援

発達障害診断待機解消事業の創設 資料 2 補助金イメージ H30 発達障害専門医療機関ネットワーク構築事業 H31 発達障害診断待機解消事業 平成 31 年度予算案 80,779 千円 ( 地域生活支援事業 ) 発達障害専門医療機関初診待機解消事業 発達障害専門医療機関ネットワーク構築事業 発達障害診断待機解消事業を新設 新設した事業の中に 発達障害専門医療機関初診待機解消事業 発達障害専門医療機関ネットワーク構築事業をメニュー化

発達障害専門医療機関初診待機解消事業 ( 新規 ) 平成 29 年 1 月の総務省 発達障害者支援に関する行政評価 監視結果に基づく勧告 によると 発達障害の診断にかかる初診待機が長期化しているとの指摘があった これに対し 平成 30 年度予算で地域の医師が発達障害の診療 支援を行うための 発達障害専門医療機関ネットワーク構築事業 を新設した 平成 31 年度要求では 初診待機解消を更に加速させるため 診断に至るまでの過程を見直し その効果測定を行う事業を実施する 現在 受診申込発達障害児者とその家族 医療機関 医療機関において 1 患者のアセスメント 2 患者の診断 3 保護者へのカウンセリングを実施 時間がかかるため 待機が長期化! 待機解消事業 発達障害児者とその家族 地域の実情により選択可能 相談申込 医療機関にアセスメント カウンセリング対応職員を配置 アセスメント カウンセリング対応職員 機関 ( 児童発達支援センターや発達障害者支援センターに委託 ) 1 患者のアセスメント 2 保護者へのカウンセリングを実施 実施内容を医療機関に予め伝達 医療機関内でアセスメント カウンセリングを実施する職員または地域の関係機関から聞き取りを行うケースワーカーを増やすことにより 待機の解消を図る 1 患者の診断のみ実施 医療機関 医療機関での対応時間が短くなり待機短縮!

発達障害専門医療機関ネットワーク構築事業 平成 29 年 1 月に総務省から 発達障害者支援に関する行政評価 監視結果に基づく勧告 がなされたが 発達障害の専門的医療機関が少ないという指摘があり 専門的医療機関の確保が急務となっている これを踏まえ 平成 30 年度予算において発達障害の診療 支援ができる医師の養成を行うための実地研修等を実施し 専門的医療機関の確保を図る < 事業イメージ > 指定 都道府県 指定都市 地域の拠点となる医療機関 ( 高度な専門性 ) (診察へ陪席実地研修助言指 導5 拠点となる医療機関以外の専門性を有する病院 (ex. 子ども 思春期 成人期等の分野 ) )発達障害児者とその家族 地域の専門病院 診療所 ( かかりつけ医含む ) 医療機関によっては かかりつけ医等発達障害対応力向上研修も併せて受講 1 医療機関の研修実施のコーディネート 2 医療機関同士の研修会実施 3 当事者 家族に対して適切な医療機関の紹介 発達障害支援のコーディネーター

家庭 教育 福祉連携推進事業 ( 新規 ) 資料 3 教育と福祉の連携については 地域での切れ目ない支援が求められており 厚生労働省 文部科学省において 家庭と教育と福祉の連携 トライアングル プロジェクト を立ち上げ 報告をとりまとめた 各市町村がこの報告書における教育と福祉の連携を推進し 保護者支援を推進するための方策を実施し その検証結果について報告を行う事業を実施する 教育 福祉の連携を強化し 障害のある子どもとその家族の地域生活の向上を図るため 家庭 教育 福祉をつなぐ 地域連携推進マネジャー を市町村に配置し 1 教育と福祉の連携を推進するための方策 教育委員会 福祉部局 学校 障害児通所支援事業所の関係構築の場の設置 障害福祉制度の周知を図るための福祉部局と教育委員会等による合同研修の実施 2 保護者支援を推進するための方策 保護者支援のために相談窓口を整理し ハンドブックの作成等の連携方策を実施する 市町村単位で家庭 教育 福祉の連携を実現!!

地域連携推進マネジャーの役割イメージ 1 教育と福祉等の関係構築の場の設置及び会議の開催 関係構築の場を設置するための関係者の選定 関係者の予定を調整し 会議の開催 会議のファシリテート 地域連携推進マネジャー 2 合同研修の実施 多領域の関係者の関係構築 地域連携推進マネジャー 研修の企画 研修講師の選定 研修受講の案内作成 3 保護者等に対する相談窓口 研修の開催 教育 福祉の支援者の相互理解及びスキル向上 地域連携推進マネジャー 保護者等に対する相談支援の実施 保護者等に地域の資源を紹介 保護者のニーズを教育関係者 福祉関係者に伝える 地域連携推進マネジャーは 公認心理師や社会福祉士等を想定 保護者等が適切な支援にたどり着くことができる