21年度表紙面付け

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10. と畜場事業 Ⅰ 概要及び沿革と畜場事業は 食用に供する目的で 獣畜 ( 牛 馬 豚 めん羊及び山羊 ) をと殺し 又は解体するために施設を設置し 必要な施設及び設備の維持管理や と畜検査員による食肉の衛生検査を行い 生産者にとっての畜産物の供給先を提供するものである と畜場は と畜場法の第

21年度表紙面付け

第 2 章 12 宅地造成事業 12. 宅地造成事業 Ⅰ 概要及び沿革宅地造成事業とは 地域の計画的開発と既成都市の再開発を目的とする事業であり 臨海土地造成事業 内陸工業用地等造成事業 流通業務団地造成事業 都市開発事業 ( 土地区画整理事業 市街地再開発事業 ) 及び住宅用地造成事業の各事業を総

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第3 法非適用企業の状況

Taro-HP用④港湾jtd.jtd

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平成13年度大阪府水道事業会計決算概要

平成 27 年度岩国市下水道事業決算の要領 下水道事業の経営成績と財政状態をお知らせするため 平成 27 年度決算の要領を公表します 1. 業務量 下水道区域の拡大により 処理人口は 260 人増加し 年間有収水量は 52,674 m3増加しました 区分 平成 27 年度 平成 26 年度 処 理

4 地方公営企業会計基準の見直しの影響 ( 概要 ) 地方公営企業会計基準の見直しのため 平成 23 年度に地方公営企業法施行令等を改正し その改正内容が平成 26 年度予算 決算から全面的に適用となっている (1) 見直しの趣旨 昭和 41 年以来大きな改正がなされていない地方公営企業会計制度と国

貝監第  号

流動資産 3 流動比率 (%) 流動負債短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 当該指標は 1 年以内に支払うべき債務に対して支払うことができる現金等がある状況を示す 100% 以上であることが必要である 一般的に 100% を下回るということは 1 年以内に現金化できる資産で 1 年以内に支

健全化比率及び資金不足比率の状況について 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 により 藤枝市の健全化判断比率及び資金不足比率につい て 以下のとおり算定しました これは 平成 19 年 6 月に公布された上記法律に基づき 毎年度 監査委 員の審査に付した上で 議会に報告及び公表するものです 本市

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平成27年度地方公営企業決算の概況 第1編 第2章 事業別状況

報告事項     平成14年度市町村の決算概要について

の経営改善に向けた取組が必要である 当該指標が 100% 以上の場合であっても 現金等の流動資産が減少傾向にある場合や一時借入 金等の流動負債が増加傾向にある場合には 将来の見込みも踏まえた分析が必要である 4 累積欠損金比率 (%) 当年度未処理欠損金 営業収益 事業の規模に対する累積欠損金 (

経営指標の概要 ( 電気事業 ) 1. 経営の状況 ( 電気事業全体で算出 ) 算出式 ( 法適用事業 ) 算出式 ( 法非適用事業 ) 1 経常収支比率 (%) 1 収益的収支比率 (%) 指標の意味 経常収益 100 経常費用 総収益 100 総費用 + 地方債償還金 法適用企業に用いる経常収支

3 流動比率 (%) 流動資産流動負債 短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 平成 26 年度からは 会計制度の見直しに伴い 流動負債に 1 年以内に償還される企業債や賞与引当金等が計上されることとなったため それ以前と比べ 比率は下がっている 分析にあたっての一般的な考え方 当該指標は 1

平成 27 年度高浜町の健全化判断比率及び資金不足比率 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 が平成 21 年 4 月から全面施行され この法律により地方公共団体は 4 つの健全化判断比率 ( 実質赤字比率 連結実質赤字比率 実質公債費比率 将来負担比率 ) と公営企業ごとの資金不足比率を議会に報

高槻市水道事業経営効率化計画

 資 料 2 

2007財政健全化判断比率を公表いたします

Microsoft Word - 潟上市下水道事業経営戦略


山形県庄内町平成 28 年 11 月 ( 訂正版 ) 平成 26 年度決算に基づく健全化判断比率 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第 3 条第 1 項の規定により 健全化判断比率を公表 いたします 健全化判断比率は 自治体の財政が健全かどうかを表す指標です 地方公共団体の財政の健全化に関する法

高砂市民病院改革プラン

(2) 料金形態 * 施設ごとの状況が分かるよう記載すること 料金の概要 考え方 温泉使用料月額毎分 1 リットル当たり 2,592 円 ( 湯梨浜町営温泉施設の設置及び管理に関する条例第 10 条第 2 項の規定によります ) 温泉スタンド利用料 1 回 97 リットル 100 円 ( めぐみのゆ

流動資産 3 流動比率 (%) 流動負債短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 分析の考え方 当該指標は 1 年以内に支払うべき債務に対して支払うことができる現金等がある状況を示す 100% 以上であることが必要である 一般的に 100% を下回るということは 1 年以内に現金化できる資産で

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地方公営企業会計基準の見直しについて(完成)

議案第 59 号 平成 28 年度安芸高田市水道事業会計補正予算 ( 第 1 号 ) ( 総則 ) 第 1 条平成 28 年度安芸高田市水道事業会計の補正予算 ( 第 1 号 ) は 次に定めるところによる ( 収益的収入及び支出 ) 第 2 条平成 28 年度安芸高田市水道事業会計予算 ( 以下

平成 31 事業年度 自平成 31 年 4 月 1 日 (2019 年 4 月 1 日 ) 至平成 32 年 3 月 31 日 (2020 年 3 月 31 日 ) 第 15 期 事業計画 ( 案 ) 本州四国連絡高速道路株式会社 - 0 -

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47 大木町 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 22.96% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は

14 中間市 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 7.65% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は 地

54 赤村 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 1.59% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は 地方

1-(2) 年度別損益計算書 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 水道事業収益 営業収益 鳥取 国府 河原 青谷 鳥取 国府 河原 青谷 鳥取 国府 河原 青谷 円 円 円 円 円 円 円 円 円 2,723,243,156 72,905,703 62,968,785 3,194,

平成 21 年度 武雄市工業用水道事業会計決算書 武雄市水道部水道課

務の概要1-(1) 年度別損益計算書 科目 年度 水道事業収益 金額構成比金額構成比金額構成比 24 年度 25 年度 26 年度 円 % 円 % 円 % % % % 2,889,032, ,859,117, ,359,612,

流動資産 3 流動比率 (%) 流動負債 指標の意味 短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 分析の考え方 当該指標は 1 年以内に支払うべき債務に対して支払うことができる現金等がある状況を示す 100% 以上であることが必要である 一般的に 100% を下回るということは 1 年以内に現金化

Taro-中期計画(別紙)

収益的収支 下水道使用料 (13 か月調定 ) 5,564,491(65.7%) 下水道使用料収入及び下水道施設の維持管理 人件費等公共下水道事業管理運営経費全般の状況を示します 管渠 処理場の維持管理費 使用料の調定および収納にかかる経費 及び庁舎管理等一般事務管理費などの経常的な経費 ( 人件費

松山市水道事業 平成 24 年度決算の財務諸表 現行会計基準と新会計基準適用との比較 松山市公営企業局

57 みやこ町 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 9.49% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は

平成 29 年度下水道事業会計予算概要 収益的収入及び支出 企業の経営活動の予定であり 1 年度間に発生すると予想される営業上の収益とこれに対する費用を計上したものです 具体的には 収入には下水道使用料が主に計上され 支出にはサービスの提供に要する人件費 物件費等諸経費が計上されます 収益的収入 (

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平成 30 年 (2018 年 )9 月 20 日 財政局 平成 29 年度決算に基づく健全化判断比率等の状況について 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 に基づき 平成 29 年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率を算定いたしましたのでお知らせします 健全化判断比率については すべての

16 筑紫野市 22.91% 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は

平成 30 事業年度予算の概要 平成 30 事業年度予算は 拠出金収入 手数料収入 運営費交付金等により実施する救済 審査 安全対策の各業務に係る所要経費を適切に上し 国の平成 30 年度予算に上されている事業を盛り込むとともに 中期画に掲げた目標達成に必要な経費を上している 予算 29 年度 (

平成 27 年度新潟県病院事業決算の概要 高度医療の提供 県民から信頼される県立病院づくり 災害に備えたトリアージ訓練 出向く医療 ~ 訪問看護 ~ 新潟県病院局

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1 北九州市 実質公債費比率の状況と推移 11.4% 10.8% 実質公債費比率 平成 21 年度 9.9% 平成 22 年度 11.7% 平成 23 年度 11.4% 平成 24 年度 10.8% 平成 25 年度 10.5% 実質公債費比率は その地方公共団体の一般会計等が負担する元利償還金等の

事務連絡 平成 29 年 4 月 3 日 各都道府県財政担当課各都道府県市区町村担当課各指定都市財政担当課 御中 総務省自治財政局公営企業課 平成 29 年度における東日本大震災に係る地方公営企業施設の災害復旧事業等に対する地方財政措置等について 東日本大震災に係る災害復旧事業等については 平成 2

07 経営指標の概要(水道事業)

1 北九州市 実質公債費比率の状況と推移 11.8% 12.6% 実質公債費比率 平成 24 年度 10.8% 平成 25 年度 10.5% 平成 26 年度 11.8% 平成 27 年度 12.6% 平成 28 年度 13.7% 実質公債費比率は その地方公共団体の一般会計等が負担する元利償還金等

『学校法人会計の目的と企業会計との違い』

繰上償還承認にかかる財政健全化について 繰上償還にあたり 今後三田市が取り組んでいく財政健全化計画の概要について お知らせします 1 普通会計 財務上の特徴本市は昭和 56 年の北摂三田ニュータウンの入居以来 人口急増都市として遅れていた社会基盤整備 公共施設整備を概ね平成 1 年までの約 15 年

15 小郡市 13.9% 13.5% 比較する財政の規模 ( 分母 ) の内訳について 計算式 : 標準財政規模 (c) - 算入公債費等の額 (b) 標準財政規模 (c) の内訳 ( 単位 : 千円 %) H22 決算 H23 決算 H24 決算 H25 決算 標準税収入額等 7,265,856

29 那珂川町 実質公債費比率の状況と推移 4.6% 4.0% 実質公債費比率 平成 23 年度 5.6% 平成 24 年度 5.1% 平成 25 年度 4.6% 平成 26 年度 4.0% 平成 27 年度 3.6% 実質公債費比率は その地方公共団体の一般会計等が負担する元利償還金等の額を その

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別紙様式 1-1( 平成 19 年度承認計画用 ) 西総財第 7 7 号 平成 23 年 8 月 26 日 静岡財務事務所長 殿 西伊豆町長藤井武彦印 財政健全化計画等執行状況報告書 以下の財政健全化計画等の執行状況について 別紙のとおり報告します 財政健全化計画 公営企業経営健全化計画上水道事業

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豊洲移転時の収支試算の条件とパターン 収支試算の条件 平成 29 年度予算をベースとして推計 一般会計繰入金の対象範囲や水準は 据え置き 改修経費を 5 億円 / 年とした上で 5 年毎に 5 億円 / 年ずつ増加するものと仮定して試算 変更点 売上高割使用料は 5 年毎に 3% ずつ減少するものと

キャッシュ・フロー計算書について

鯖監査第  号

新見市下水道事業経営戦略 団体名 : 事業名 : 新見市 公共下水道事業 特定環境保全公共下水道事業農業集落排水事業 小規模集合排水処理事業特定地域生活排水処理事業 個別排水処理事業 策定日 : 平成 29 年 1 月 計画期間 : 平成 28 年度 ~ 平成 37 年度 1. 事業概要 (1) 事

平成 28 年度決算に係る健全化判断比率及び資金不足比率に関する審査意見書 春日井市監査委員

07 経営指標の概要(水道事業)

決算

資料 3 平成 26 年度 神奈川県競輪組合 主要施策説明書 神奈川県

1. 財政状況の年度推移 ( 一般会計 ) (1) 決算概況 ( 単位 : 億円 ) グラフの解説 一般会計の歳入 歳出の規模は増加傾向にあり 平成 27 年度の決算規模は 歳入 歳出ともに過去最大規模となっています 実質収支は 黒字を継続しており 27 年度は約 49 億円 前年度と比べると約 1

15 小郡市 将来負担比率の状況と推移 将来負担比率 平成 21 年度 118.0% 平成 22 年度 102.9% 平成 23 年度 平成 24 年度 81.4% 92.7% 81.4% 平成 25 年度 76.4% 将来負担比率は 地方公社や損失補償を行っている出資法人等に係るものも含め その地

経済産業省 財務省 内閣府関係株式会社商工組合中央金庫法施行規則 ( 平成二十年内閣府 財務省 経済産業省令第一号 ) 別紙様式第 2 号 改正案 現行 別紙様式第 2 号 ( 第 条第 2 項関係 ) ( 日本工業規格 A4) ( 略 ) 第 2 第 期末 ( 年 月 日現在 ) 貸借対照表 科

連結実質赤字比率 ) 実質赤字比率 =A/B*100が負一般会計等 2 会計名学童等災害共済学童等災害共済事業 数の場合における A/B*100の絶対 一般会計等 2 実質収支額 値 一般会計等 3 会計名 中小企業従業員中小企業従業員退職金等

6. 剰余金の使途 中期目標 中期計画 9. 剰余金の使途 建設勘定管理用施設 ( 宿舎に限る ) の改修 平成 30 年度計画 6. 剰余金の使途 建設勘定管理用施設 ( 宿舎に限る ) の改修 中期計画及び年度計画の実施状況 ( 主要な業務実績 ) 実績なし 評定と根拠 課題と対応 当該事業年度

H30æ…–å€±å–¬éŒ‰ã••æ³ŁäººHPçfl¨.xbd

01 H30記者発表資料

1 北九州市 将来負担比率の状況と推移 将来負担比率 平成 20 年度 171.8% 平成 21 年度 173.5% 平成 22 年度 平成 23 年度 166.9% 166.0% 166.9% 平成 24 年度 170.3% 将来負担比率は 地方公社や損失補償を行っている出資法人等に係るものも含め

水 道 事 業 1. 経 営 の 健 全 性 効 率 性 1 経 常 収 支 比 率 (%): 経 常 収 益 経 常 費 用 当 該 年 度 において 給 水 収 益 や 一 般 会 計 からの 繰 入 金 等 の 収 益 で 維 持 管 理 費 や 支 払 利 息 等 の 費 用 をどの 程 度

水道事業

定 性 的 情 報 財 務 諸 表 等 1. 連 結 経 営 成 績 に 関 する 定 性 的 情 報 当 第 3 四 半 期 連 結 累 計 期 間 の 業 績 は 売 上 高 につきましては 前 年 同 四 半 期 累 計 期 間 比 15.1% 減 少 の 454 億 27 百 万 円 となり

下水道事業会計

銀行法施行規則 ( 昭和五十七年大蔵省令第十号 ) 別紙様式第 1 号の 2 改正案 現行 別紙様式第 1 号の2( 第 条第 1 項関係 ) ( 日本工業規格 A4) ( 略 ) 第 2 第 期中 ( 年 月 日現在 ) 中間貸借対照表 科 目 金 額 科 目 金 額 別紙様式第 1 号の2( 第

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流動資産 3 流動比率 (%) 流動負債短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 分析の考え方 当該指標は 1 年以内に支払うべき債務に対して支払うことができる現金等がある状況を示す 100% 以上であることが必要である 一般的に 100% を下回るということは 1 年以内に現金化できる資産で

3 組織 職員数特定環境保全公共下水道事業と兼務 事業運営組織 28 年 4 月 1 日に水道事業及び下水道事業を所管する組織として建設課から独立し 上下水道課が新設された (2) 民間活力の活用等 ア民間委託 ( 包括的民間委託を含む ) 処理場及びホ ンフ 施設における運転操作 監視 点検整備

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平成20年度決算に基づく

2 決算収支 実質収支は 59 億 63 百万円の黒字で 11 年連続で全団体黒字となった 単収支は 9 億 92 百万円の黒字となった また 赤字団体は35 団体中 15 団体となり 前と比べて8 団体減少した 実質単収支は 189 億 82 百万円の赤字となり 前と比べて41 億 47 百万円赤

田川市水道事業会計

9 地方歳入中に占める地方税収入の割合の推移 ( その 1) 区 都道府県 分 昭和 2 年度昭和 5 年度昭和 10 年度昭和 15 年度 金額比率 % 金額比率 % 金額比率 % 金額比率 % 地方税


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資金不足等解消計画書 平成 30 年 9 月 山形県病院事業

2. キャッシュ フローの状況 (1) 営業活動によるキャッシュ イン 6,095 億円 ( 前期比 +290 億円 ) ビジネス 観光ともにご利用が順調に推移し 当社の運輸収入が増加したことに加え 法人税等の支払額が減少したことなどにより 営業活動の結果得られた資金収入は増加 (2) 投資活動によ

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10. と畜場事業 Ⅰ 概要及び沿革と畜場とは 食用に供する目的で牛 馬 豚 めん羊及び山羊をと殺し 又は解体するために設置される施設であり と畜場法においては その規模の大小に応じて 一般と畜場 と 簡易と畜場 に区別されている 一般と畜場 とは 生後 1 年以上の牛若しくは馬又は1 日に10 頭を超える獣畜をと殺又は解体する規模を有すると畜場をいい 簡易と畜場 とは 一般と畜場 以外のと畜場をいうこととされている と畜場は と畜場法の規定により都道府県知事の許可を受けなければ設置してはならないとされており と畜場の設置者又は管理者は と畜場の衛生維持に努め また 正当な理由がなければ 獣畜のと殺若しくは解体のためのと畜場の使用又は獣畜のと殺若しくは解体を拒んではならないとされている なお 何人も原則として と畜場以外の場所において 食用に供する目的で獣畜をと殺し又は解体してはならないこととされている Ⅱ 現状と課題 1. 現状平成 10 年 7 月のと畜場法施行規則改正により 病原性大腸菌 0( オー )157 等による食品汚染への対策として と畜場施設の衛生基準が強化され また 平成 14 年 6 月には牛海綿状脳症対策特別措置法が制定され 特定危険部位の焼却や牛の枝肉及び食用に供する内臓の汚染を防ぐ等 BS E( 牛海綿状脳症 ) 対策が講じられた さらに 平成 17 年 5 月に内閣府食品安全委員会がとりまとめた 我が国における牛海綿状脳症 (BSE) 対策に係る食品健康影響評価 の結果を受け と畜場における特定危険部位管理の実態調査が定期的に実施されているところである 2. 課題社会経済情勢の変化を踏まえ 厳しい環境の変化に適切に対応すべく サービス供給のあり方の再検討 民間的経営手法の導入促進等 経営の総点検を行い さらなる経営改革を推進する必要がある また 衛生管理の徹底やトレーサビリティシステムの導入等により 安全 安心な食肉を生産 供給する体制を整備していくことが求められている Ⅲ 平成 21年度決算の概況 1. 事業及び経営規模 と畜場事業の数は 74事業 ( 法適用企業 1事業 法非適用企業 事業 ) で 前年度同数となっ ている これを経営主体別にみると 都道府県営 2事業 指定都市営 9事業 市営 40事業 町村 営 10事業及び一部事務組合営 13事業となっている ( 第 1 表 ) 平成 21年度におけると畜場事業の年間処理実績は 423万頭で前年度 ( 411万頭 ) に比べ 12万頭 186

2.9% 増加し 1 日平均処理頭数は 17,281頭で前年度 ( 16,939頭 ) に比べ 342頭 2.0% 増加している ( 第 2 表 ) 第 1 表 と畜場事業の事業数 適用区分 21 年度 経営主体 法 適 用 法 非 適 用 計 都 道 府 県 2 2 指 定 都 市 9 9 市 40 40 町 村 10 10 一 部 事 務 組 合 1 12 13 計 (A) 1 74 前年度 (20 年度 ) (B) 1 74 (A) (B) 第 2 表 と畜場事業の事業規模 年度 20 21 項 目 適用区分 計 法適用 法非適用 計 施 設 面 積 ( m2 ) 424,765 22,978 403,115 426,093 年 牛 ( 頭 ) 427,611 7,955 412,814 420,769 間 馬 ( 頭 ) 5,534 491 4,905 5,396 処 豚 ( 頭 ) 3,675,305 1,280 3,625,169 3,798,449 理 子 牛 ( 頭 ) 2,452 250 1,854 2,104 実 そ の 他 ( 頭 ) 2,314 52 2,077 2,129 績 計 ( 頭 ) 4,113,216 182,028 4,046,819 4,228,847 1 日平均処理数 ( 頭 ) 16,939 746 16,535 17,281 2. と畜場事業の経営状況 法適用企業と法非適用企業を合わせたと畜場事業の収支の状況をみると 黒字事業は全事業の 97.3% に当たる 72 事業 ( 前年度同数 ) で 黒字額は 7億 2百万円で 前年度 ( 5億 93百万円 ) に 比べ 1 億 9百万円 18.4% 増加している 一方 赤字事業は全事業の 2.7% に当たる 2事業 ( 前 年度同数 ) で 赤字額は 7億 37百万円で 前年度 ( 7億 61百万円 ) に比べ 24百万円 3.2% 減少 している この結果 と畜場事業全体の収支は 35百万円の赤字で 前年度 ( 1億 68百万円の赤 字 ) に比べ 1億 33百万円減少している ( 第 3 表 ) また と畜場事業全体の経営状況は前年度に比べ改善しているが 今後も適切な料金改定を行 う等 一層の経営健全化に努める必要がある 187

第 3 表 全体の経営状況 ( 単位 : 百万円 ) 年度 20 年度 (A) 21 年度 (B) 差引 ((B)(A)) 項目 法適用 法非適用 合 計 法適用 法非適用 合計 法適用 法非適用 合計 区分 ( 事業数 ) (1) (71) (72) (1) (71) (72) () () () 黒字額 14 578 593 24 678 702 10 100 109 ( 事業数 ) () (2) (2) () (2) (2) () () () 赤字額 761 761 0 7 7 0 24 24 ( 事業数 ) (1) () (74) (1) () (74) () () () 収支 14 182 168 24 59 35 10 123 133 ( 注 )1. 事業数は 決算対象事業数 ( 建設中のものを除く ) である 2. 黒字額 赤字額は 法適用企業にあっては純損益 法非適用企業にあっては実質収支による 3. 法適用企業の経営状況 (1) 損益収支の状況 ア 純損益 平成 21年度における総収益は 5億 41百万円で 前年度 ( 5億 45百万円 ) に比べ4 百万円 0.8 % 減少しており 一方 総費用は 5億 17百万円で 前年度 ( 5億 31百万円 ) に比べ 14百万円 2.7% 減少している その結果 純損益は 24百万円の黒字 ( 前年度 14 百万円の黒字 ) であり 総 収支比率は 104.6%( 前年度 102.7%) となっている イ 経常損益 経常収益は 5億 41百万円で 前年度 ( 5億 45百万円 ) に比べ 4百万円 0.8% 減少しており 一方 経常費用は 5億 17百万円で 前年度 ( 5億 31百万円 ) に比べ 14百万円 2.7% 減少している その結果 経常損益は 24百万円の黒字で 前年度 ( 14 百万円の黒字 ) に比べ改善しており 経常 収支比率は 104.6% で前年度 ( 102.7%) に比べ 1.9% 増加している ウ 累積欠損金 不良債務 累積欠損金を有する事業は 1事業で前年度同数であり その額は 2億 26百万円で 前年度 ( 2 億 50百万円 ) に比べ 24百万円 9.6% 減少し 累積欠損金比率は 45.8%( 前年度 50.3%) となっ ている 不良債務については 前年度同様発生していない ( 第 4 表 ) 188

第 4 表と畜場事業の経営状況の推移 ( 法適用企業 ) ( 単位 : 百万円 %) 年 度 17 18 19 20 21 (B)(A) 項目 (A) (B) (A) 総収益 585 584 564 545 541 0.8 経常収益 585 584 564 545 541 0.8 営業収益 534 537 517 498 494 0.8 うち料金収入 530 529 510 491 488 0.7 他会計負担金 他会計補助金 51 46 46 46 46 国庫 ( 県 ) 補助金 特別利益 総費用 600 582 587 531 517 2.7 経常費用 600 582 587 531 517 2.7 営業費用 582 566 5 519 507 2.3 うち職員給与費 180 165 138 133 107 19.9 減価償却費 98 92 131 85 91 6.8 支払利息 18 16 14 12 10 19.4 特別損失 経常損益 15 2 22 14 24 67.7 経常利益 () (1) 2 () (1) 14 (1) 24 67.7 経常損失 (1) 15 () (1) 22 () () 特別損益 純損益 15 2 22 14 24 67.7 純利益 () (1) 2 () (1) 14 (1) 24 67.7 純損失 (1) 15 () (1) 22 () () 累積欠損金 (1) 244 (1) 242 (1) 264 (1) 250 (1) 226 9.6 不良債務 総事業数 1 1 1 1 1 うち建設中 経常収支比率 97.5 100.3 96.2 102.7 104.6 総収支比率 97.5 100.3 96.2 102.7 104.6 総事業数経常損失を生じた事業数 100.0 100.0 ( 建設中を純損失を生じた事業数 100.0 100.0 除く ) に対累積欠損金を有する事業数 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 する割合不良債務を有する事業数 営業収益に経常損失比率 2.8 4.3 対する割合累積欠損金比率 45.7 45.1 51.1 50.3 45.8 不良債務比率 ( 注 ) ( ) 書は事業数で建設中の事業を除いた数である (2) 資本収支の状況 法適用企業の資本的支出は 78百万円で前年度 ( 90百万円 ) に比べ 12百万円 13.1% 減少してい る その支出の内訳は 建設改良費が 18百万円で 前年度 ( 32百万円 ) に比べ 14百万円 43.7% 減少しており 企業債償還金が 60百万円で 前年度 ( 58百万円 ) に比べ 2百万円 4.0% 増加し ている 資本的支出に対する財源は 国庫 ( 県 ) 補助金による外部資金が前年度 ( 1 百万円 ) に比べ皆 減となっている 一方 内部資金は 78百万円で 前年度 ( 89百万円 ) に比べ 11 百万円 11.8% 減少している ( 第 5 表 ) 189

項目 第 5 表と畜場事業の資本収支の推移 ( 法適用企業 ) ( 単位 : 百万円 %) 年度 17 18 19 20 21 (B)(A) (A) (B) (A) 資建設改良費 10 7 8 32 18 43.7 本企業債償還金 37 54 56 58 60 4.0 的 ( うち建設改良のための企業債償還金 ) 37 54 56 58 60 4.0 支その他 出 計 47 内部資金 47 61 63 89 78 11.8 外部資金 1 皆減 同企業債 上 外 ( うち建設改良のための企業債 ) 部 61 他会計出資金 資他会計負担金 財金他会計借入金 の他会計補助金 源う国庫 ( 県 ) 補助金 1 皆減 ち翌年度繰越財源充当額 ( ) 計 ( 実質財源不足額 ) 財源不足額 47 61 63 63 90 78 13.1 13.1 () () () () () () ( 注 )1. 内部資金 = 補塡財源合計額 前年度からの繰越工事資金 + 固定資産売却代金 2. 外部資金 = 資本的支出額 ( 内部資金 + 財源不足額 ) 3. ( 実質財源不足額 ) とは 当該年度同意等債で未借入又は未発行のもののうち 支出済として決算された事業費に対応する分を控除した場合の不足額である 90 78 4. 法非適用企業の経営状況 法非適用企業の総収益は 169億 22百万円で 前年度 ( 177億 12百万円 ) に比べ 7億 90百万円 4.5% 減少している 総費用は 162億 13百万円で 前年度 ( 170億 91百万円 ) に比べ 8億 78百万円 5.1 % 減少している 資本的支出は 77億 32百万円で うち建設改良費 17億 83百万円で 前年度 ( 27億 1百万円 ) に比 べ 9億 18百万円 34.0 % 減少 地方債償還金が 50億 8百万円で 前年度 ( 49億 23百万円 ) に比べ 85百万円 1.7% 増加している これに対する資本的収入は 72億 46百万円で うち地方債は 8億 8 1百万円で 前年度 ( 17億 17百万円 ) に比べ 8億 36百万円 48.7 % 減少している 実質収支をみると 黒字を生じた事業は 71事業でその額は 6億 78百万円 赤字を生じた事業は 2事業でその額は 7億 37百万円となっている ( 第 6 表 ) 190

第 6 表と畜場事業の経営状況の推移 ( 法非適用企業 ) ( 単位 : 百万円 %) 年 度 17 18 19 20 21 (B)(A) 項 目 (A) (B) (A) 総 収 益 (a) 19,015 18,556 17,510 17,712 16,922 4.5 収 営 業 収 益 (b) 7,669 7,553 7,029 6,875 6,747 1.9 益 う ち 料 金 収 入 7,2 7,137 6,587 6,462 6,336 2.0 的 他 会 計 繰 入 金 10,388 10,031 9,946 10,281 9,636 6.3 収 総 費 用 (c) 18,210 17,509 16,978 17,091 16,213 5.1 支 営 業 費 用 15,926 15,659 15,352 15,611 14,880 4.7 う ち 職 員給 与費 4,489 4,431 4,335 4,181 4,028 3.7 収 支 差 引 805 1,047 533 621 709 14.2 資 本 的 収 入 6,682 5,808 7,545 8,112 7,246 10.7 資 地 方 債 1,272 311 759 1,717 881 48.7 本 他 会 計 繰 入 金 4,287 4,479 5,609 4,680 4,844 3.5 的 資 本 的 支 出 7,345 6,527 8,115 8,467 7,2 8.7 収 建 設 改 良 費 1,942 782 1,340 2,701 1,783 34.0 支 地 方 債 償 還 金 (d) 4,623 4,878 6,009 4,923 5,008 1.7 収 支 差 引 663 719 570 355 486 36.9 実 質 収 支 黒 字 741 828 686 578 678 17.2 赤 字 (e) 990 975 997 761 7 3.1 (a) 収益的収支比率 100 83.3 82.9 76.2 80.5 79.7 (c)+(d) (e) 赤 字 比 率 100 12.9 12.9 14.2 11.1 10.9 (b) 事業数うち建設中収益的収支で赤字を生じた事業数実質収支で赤字を生じた事業数 ( 注 ) 営業収益は受託工事収益を除いたものである 78 77 74 15 16 12 12 7 41.7 6 4 3 2 2 5. 経営健全化の状況平成 20 年度より施行された 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 では 資金不足比率が20% 以上となる公営企業会計には経営健全化計画の策定が義務付けられている と畜場事業においては 1 会計 ( 前年度同数 ) が対象となっている 191