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サービス担当者会議で検討し 介護支援専門員が判断 決定するものとする 通所系サービス 栄養改善加算について問 31 対象となる 栄養ケア ステーション の範囲はどのようなものか 公益社団法人日本栄養士会又は都道府県栄養士会が設置 運営する 栄養士会栄養ケア ステーション に限るものとする 通所介護

2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

2. 経口移行 ( 経口維持 ) 加算 経口移行 ( 経口維持 ) 計画に相当する内容を各サービスにおけるサービス計画の中に記載する場合は その記載をもって経口移行 ( 経口維持 ) 計画の作成に代えることができる 従来どおり経口移行 ( 経口維持 ) 計画を別に作成してよい 口腔機能向上加算 口腔

Ⅰ 通所リハビリテーション業務基準 通所リハビリテーションのリハビリ部門に関わる介護報酬 1. 基本報酬 ( 通所リハビリテーション費 ) 別紙コード表参照 個別リハビリテーションに関して平成 27 年度の介護報酬改定において 個別リハビリテーション実施加算が本体報酬に包括化された趣旨を踏まえ 利用

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7 時間以上 8 時間未満 922 単位 / 回 介護予防通所リハビリテーション 変更前 変更後 要支援 Ⅰ 1812 単位 / 月 1712 単位 / 月 要支援 Ⅱ 3715 単位 / 月 3615 単位 / 月 リハビリテーションマネジメント加算 (Ⅰ) の見直し リハビリテーションマネジメン

リハビリテーションマネジメント加算 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味 関心 身体の状況 家屋の状況 家

点検項目 点検事項 点検結果 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ 計画の定期的評価 見直し 約 3 月毎に実施 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅱ ( リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ の要件に加え ) 居宅介護支援事業者を通じて他のサービス事業者への情報伝達 利用者の興味 関心 身体

Microsoft Word - Q&A(訪問リハ).doc

改定事項 基本報酬 1 入居者の医療ニーズへの対応 2 生活機能向上連携加算の創設 3 機能訓練指導員の確保の促進 4 若年性認知症入居者受入加算の創設 5 口腔衛生管理の充実 6 栄養改善の取組の推進 7 短期利用特定施設入居者生活介護の利用者数の上限の見直し 8 身体的拘束等の適正化 9 運営推

過去 3 年の間に請求した介護給付費について にチェックをしてください 下線は 平成 30 年度改正 (4) 当該計画で定めた指定介護予防通所リハビリテーションの実施期間中に指定介護予防通所リハビリテーションの提供を終了した日前 1 月以内にリハビリテーション会議を開催し リハビリテーションの目標の

「平成30 年度介護報酬改定に関するQ&A(Vol.2)(平成30 年3月28 日)」の送付について【介護保険最新情報Vol.633】(厚生労働省老健局老人保健課:H )

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加算 栄養改善加算 ( 月 2 回を限度 ) 栄養スクリーニング加算 口腔機能向上加算 ( 月 2 回を限度 ) 5 円 重度療養管理加算 要介護 であって 別に厚生労働大が定める状態である者に対して 医学的管理のもと 通所リハビリテーションを行った場合 100 円 中重度者ケア体制加算

Microsoft Word 栄マネ加算.doc

居宅介護支援事業所に係る特定事業所集中減算の取り扱いについて

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12. 短期入所生活介護 107

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22. 介護療養型医療施設 改定事項 1 介護療養型医療施設の基本報酬 2 排泄に介護を要する利用者への支援に対する評価の創設 3 口腔衛生管理の充実 4 栄養マネジメント加算の要件緩和 5 栄養改善の取組の推進 6 身体的拘束等の適正化 7 介護療養型医療施設における診断分類 (DPC) コードの

Microsoft Word - 発出版QA

体制強化加算の施設基準にて 社会福祉士については 退院調整に関する 3 年以上の経験を有する者 であること とあるが この経験は 一般病棟等での退院調整の経験でもよいのか ( 疑義解釈その 1 問 49: 平成 26 年 3 月 31 日 ) ( 答 ) よい 体制強化加算の施設基準にて 当該病棟に

Microsoft PowerPoint - (参考資料1)介護保険サービスに関する消費税の取扱い等について

平成 28 年度診療報酬改定情報リハビリテーション ここでは全病理に直接関連する項目を記載します Ⅰ. 疾患別リハビリ料の点数改定及び 維持期リハビリテーション (13 単位 ) の見直し 脳血管疾患等リハビリテーション料 1. 脳血管疾患等リハビリテーション料 (Ⅰ)(1 単位 ) 245 点 2

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= 掲載済 12 短期入所生活介護 (P107~P121) 13 短期入所療養介護 (P122~P131) 16 福祉用具貸与 (P153~P158) 17 (P159~P170) 18 入居者生活介護 地域密着型入居者生活介護 (P171~P183) 20 介護老人福祉施設 地域密着型介護老人福祉

介護老人保健施設 5 その他 住宅強化型の介護老人保健施 設 平均在所日数などの算出における 延べ入所者数 については 外泊中の入所者は含まれるのか 含まれる 介護老人保健施設 5 その他 住宅強化型の介護老人保健施 設 平均在所日数については 小数点第 3 位

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要支援 介護保険負担額 (1 割月額 ) 介護保険負担額 (2 割月額 ) 要支援 1 1,843 円 要支援 1 3,686 円 要支援 2 3,779 円 要支援 2 7,557 円 サービス加算について (2 割負担の方は約 2 倍の料金となります ) 項目金額単位適用 内容 運動機能向上加算

○○○の課題と検討

体制届の主な項目と添付書類 居宅サービス 別途 資料の提出をお願いすることがあります サービスの種類 体制届の主な項目 別紙 添付書類 その他の添付書類 備考 施設等の区分 ( 通院等乗降介助 ) - 道路運送法の許可証 - 日中の身体介護 20 分未満体制 別紙 15 定期巡回 随時対応サービスに

Microsoft Word - ① 鏡.docx

正誤表

ただし 原則として入所者全員に算定するものとされている加算 ( 個別機能訓練加算, リハビリテーションマネジメント加算, 栄養マネジメント加算 ) については 入所者全員について算定要件を満たすよう努める必要がある (6) 原則全員 と加算算定要件の関係 原則として入所者全員に算定するものとされてい

Microsoft Word - H27.4OK(DC料金表)

厚生労働省による 平成 30 年度介護報酬改定に関する Q&A(Vol.1) に対する 八王子介護支援専門員連絡協議会からの質問内容と八王子市からの回答 Q1 訪問看護ステーションによるリハビリのみの提供の場合の考え方について厚労省 Q&A(Vol.1) での該当項目問 21 問 22 問 23 A

という ) は 282 件 (29.7%) 同加算を算定し ていない施設 ( 以下 従来型 という ) は 496 施設 (52.2%) であった また 在宅強化型老 健 ( 以下 在宅強化型 という ) は 137 件 (14.4%) 介護療養型老健 ( 以下 療養型 は 35 件 (3.7%)

点検項目点検事項点検結果 リハビリテーションマネジメント加算 (Ⅰ) 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味

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06 参考資料1 平成30年度介護報酬改定における各サービス毎の改定事項について

平成 26 年度老人保健事業推進等補助金老人保健健康増進等事業 介護保険施設における口腔と栄養のサービス連携に関する調査研究事業報告書 独立行政法人国立長寿医療研究センター 平成 27(2015) 年 3 月

( 参考 ) 身体拘束廃止未実施減算の適用について 1 身体拘束禁止規定について サービスの提供にあたっては 当該入所者 ( 利用者 ) 又は他の入所者 ( 利用者 ) 等の生命又は身体を保護するため緊急やむを得ない場合を除き 身体的拘束その他入所者 ( 利用者 ) の行動を制限する行為を行ってはな

Taro-指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準

審議会等報告

平成 28 年 10 月 17 日 平成 28 年度の認定看護師教育基準カリキュラムから排尿自立指導料の所定の研修として認めら れることとなりました 平成 28 年度研修生から 排泄自立指導料 算定要件 施設基準を満たすことができます 下部尿路機能障害を有する患者に対して 病棟でのケアや多職種チーム

< 現行 > 対象者医療区分 Ⅰ(Ⅱ Ⅲ 以外の者 ) 1 * 医療の必要性の低い者医療区分 Ⅱ Ⅲ 1 2 * 医療の必要性の高い者 ( 指定難病患者を除く ) 3 指定難病患者 2 生活療養標準負担額のうちにかかる部分 1 日につき32 1 日につき 1 日につき < 見直し後 > 対象者医療区


11. 通所リハビリテーション 改定事項 基本報酬 1 医師の指示の明確化等 2リハビリテーション会議への参加方法の見直し等 3リハビリテーション計画書等のデータ提出等に対する評価 4 介護予防通所リハビリテーションにおけるリハビリテーションマネジメント加算の創設 5 社会参加支援加算の要件の明確化

食費・居住費の設定の考え方 Vol

2-1 クリニックからの訪問リハビリ 医師の関与について 1 専任の常勤医は 診察及び計画作成に携わる医師と解してもよいか 2 最低 1 名の専任常勤医師を配置するという考え方でよいか 指定居宅サービス等及び指定介護予防サービス等に関する基準について ( 抄 ) ( 平成 11 年 9 月 17 日

介護老人保健施設 契約書

地域密着型特定施設入居者生活介護費 過去 3 年の間に請求した介護給付費について 点検結果にチェックをしてください 下線は 平成 30 年度改正 点検項目 点検事項満たす満たさない 1. 身体拘束廃止未実施減算 (1) 身体拘束等を行う場合の記録を行っていない場合に 入所者全員について所定単位数から

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平成30年度介護報酬改定における各サービス毎の改定事項について

予防給付

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1. 消費税の仕組みについて 1 1. 消費税とは 消費税は 消費に広く公平に負担を求める間接税 消費税の課税対象は 国内において事業者が事業として対価を得て行う資産の譲渡 貸付け及び役務の提供と外国貨物の輸入 < 導入 引上げの経緯 > 平成元年 4 月 1 日消費税導入 ( 税率 3%) 平成

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過去 3 年の間に請求した介護給付費について にチェックをしてください 下線は 平成 30 年度改正 7.8~9 時間未満の前後に連続して延長サービスを行った場合の加算 8 時間以上 9 時間未満のサービス提供の前後に連続して延長サービスを実施しているこ と 9 時間以上 10 時間未満 :50 単


1 事業所の概要 (1) 開設者等の状況 平成年月日現在 開 法人等の 種別及び名称 設 主たる事務所の - 者 所在地代表者職氏名 の 状 他の指定居宅サービス事業者等 ( 栃木県内にあるもので下欄の事業所併設の者を除く ) 1サービスの種類 2サービスの種類 3サービスの種類 4サービスの種類

入院時等の加算に関する Q&A Q1 施設入所支援における入院 外泊時加算については 1 月に8 日を限度に 320 単位を算定することとされているが 8 日間は連続していなければならないのか A 入院 外泊の日数については 連続している必要はなく 8 日に満たない短期間の入院 外泊を数回行った場合

パワポテンプレ

中表紙(居宅)

平成 28 年度老人保健事業推進費等補助金 老人保健健康増進等事業 介護保険施設における歯科医師 歯科衛生士の関与による 適切な口腔衛生管理体制のあり方に関する調査研究事業 一般社団法人日本老年歯科医学会 平成 29(2017) 年 3 月

「介護報酬等に係るQ&A Vol.2」(平成12年4月28 日)等の一部改正について(厚生労働省老健局振興課、老人保健課:H26.4.4)【介護保険最新情報Vol.369】

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課題名

Ⅰ 指導事例に基づく運営基準上の留意事項 1 人員に関する基準 (1) 勤務記録について ( 各サービス共通 ) 指導事例 医師 施設長等の勤務記録がなく 実際の配置状況が確認できなかった 出勤簿について 出退勤時間が記載されておらず 従業者の実際の勤務時間が確認できなかった 各サービスにおいて 人

介護保険事業状況報告 ( 全国計 ) 第 1 表第 1 号被保険者のいる世帯数 ( 単位 : 世帯 ) 前年度末現在当年度中増当年度中減当年度末現在 23,856,459 1,319, ,241 24,261,177 第 2 表第 1 号被保険者数 ( 単位 : 人 ) 年齢区分 前年度

入所利用料 NO.2 単価新 老人訪問看護指示加算 300 円 / 回 訪問看護ステーションに対し医師が訪問看護指示書を交付した場合 緊急時治療管理 認知症情報提供加算 511 円 / 日緊急的な治療管理を行なった場合 (3 日限度 ) 350 円 / 回認知症疾患医療センター等に紹介した場合 地域

届出書 体制等状況一覧表 ( 別紙 1-3) の添付書類一覧 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 中山間地域等における小規模事業所加算 11 月当たりの平均延訪問回算定表 前年度の 4 月 ~2 月分 緊急時訪問看護加算 特別管理体制 ターミナルケア体制 サービス提供体制強化加算 (Ⅰ) サービス提供

平成18年4月制度改正にかかる請求明細書・給付管理票の記載例について

ron06-09/ky532834244200023312

医療的ケア児について

体制届添付書類一覧表 ( 居宅サービス 居宅介護支援 施設サービス ) H 届出項目添付書類備考 訪問介護 訪問型サービス 1 施設等の区分 2 サービス提供責任者体制の減算 3 特定事業所加算 4 共生型サービスの提供 ( 居宅介護 重度訪問介護 ) 5 特別地域加算添付書類なし 6

07体制届留意事項(就労継続支援A型)

(Microsoft Word - \222\312\217\212\203\212\203n\217W\222c\216w\223\ doc)

Q: 療養病棟が 2 病棟 (60 床 +60 床 ) あり 人員配置が共に施設基準をクリアしている場合には 2 病棟合計の 120 床に対して医療区分 2 3 の割合が 8 割以上となればよいのでしょうか 1 病棟 (60 床 ) 毎に 8 割以上でなければならないのでしょうか A: 療養病棟入院

入院時生活療養費の見直し内容について(厚生労働省保険局保険課:H29.4.7)

01資料②表紙(特養・SS)(介護報酬)

001

介護老人保健施設 ( 老健施設 ) の現状について 1. 建物の改修等について 2. 在宅強化型の収支状況について 3. 在宅復帰支援機能 在宅療養支援機能について 4. 老健施設における医療について 1

( 別紙 1-1) 介護給付費算定に係る体制等状況一覧表 ( 居宅サービス 施設サービス 居宅介護支援 ) 特別地域加算 14 訪問リハビリテーション 31 居宅療養管理指導 1 病院又は診療所 2 介護老人保健施設 3 介護医療院 短期集中リハヒ リテーション実施加算 リハヒ リテーションマネジメ

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7.居宅療養管理指導

複数名訪問看護加算 (1 人以上の看護職員等と同 2 人以上による訪問看護を行う場合 行 ) 看護師等と訪問 看護師等と訪問 4,500 円 30 分未満 254 単位 准看護師と訪問 3,800 円 30 分以上 402 単位 看護補助者と訪問 ( 別に厚生労働省が定める場合 看護補助者と訪問 を

基本報酬の見直しについて 論点包括評価である介護予防通所介護及び介護予防通所リハビリテーションの基本報酬について 通所介護及び通所リハビリテーションにおける基本報酬の評価と整合性が図れるように適正化してはどうか 対応案 介護予防通所介護及び介護予防通所リハビリテーションは 介護予防を目的としたもので

1. 施設入所 (2 ) ( 平成 30 年 8 月 1 日改定 ) (1) 基本料金 (1 日あたり ) 外 施設利用料基本型個室 1,396 円 1,486 円 1,608 円 1,712 円 1,814 円 ( 注 1) 多床室 1,542 円 1,638 円 1,760 円 1,862 円

医療法人高幡会大西病院 日本慢性期医療協会統計 2016 年度

Microsoft PowerPoint - 05短時間の身体介護 調査結果概要((5)短時間の身体介護)0320

前回 ( 第 101 回分科会 ) の議論における主な意見について 20 分未満の身体介護 により 在宅において 独居や重度者であっても 排せつやその方にあった身体ケアを提供することが可能であり 生活のリズムを整え 安心感を与えることができるのではないか 1

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第1回 障害者グループホームと医療との連携体制構築のための検討会

点検項目夜勤減算 ( 短期入所生活介護事業所を併設する場合 ) 夜勤減算 ( ユニット型短期入所生活介護事業所を併設する場合 ) 夜勤減算 ( 上記以外 ) 夜勤減算 ユニット型 ( 短期入所生活介護事業所を併設する場合 ) 夜勤減算 ユニット型 ( 上記以外 ) 点検事項短期入所生活介護の利用者数

報酬改定(就労系サービス)


Transcription:

社保審 - 介護給付費分科会 第 84 回 (H23.11.10) 資料 5 介護保険施設入所者に対する口腔 栄養関連サービスについて

介護保険施設入所者に対する口腔関連サービスについて 2 論点口腔機能維持管理加算は 歯科衛生士が介護保険施設の介護職員に対して口腔ケアに係る技術的助言及び指導等を行っている場合を評価しているが 入所者に対する口腔ケアを充実する観点から 歯科衛生士が入所者に対して口腔ケアを実施した場合についても評価してはどうか 対応 歯科衛生士が 介護保険施設の介護職員に対する口腔ケアに係る技術的指導等を行うことに加えて 入所者に対して 週 1 回以上 口腔ケアを実施した場合を評価してはどうか ( 参考 ) 口腔機能維持管理加算 (30 単位 / 月 ) 介護老人保健施設等において 歯科医師又は歯科医師の指示を受けた歯科衛生士が 介護職員に対する口腔ケアに係る技術的助言及び指導等を月 1 回以上行っている場合であって 当該技術的助言及び指導に基づき 入所者の口腔ケア マネジメントに係る計画が作成されている場合に算定

口腔機能維持管理加算について 口腔機能維持管理加算は 平成 21 年度介護報酬改定において導入後 増加傾向にあり 現在 施設サーヒ ス受給者の約 3 割が算定している 東京都内および関東近県の介護老人福祉施設 (9 施設 ) の入所者を対象に 3 年間にわたって肺炎の発症の有無を比較したところ 口腔機能維持管理加算の対象となっている歯科衛生士による技術的指導等を受けた介護施設職員による日常的な口腔ケアに加えて 歯科衛生士による週 1~2 回の口腔ケアを実施すると肺炎の発症率が低下した ( 千回 ) 30 25 20 15 10 5 口腔機能維持管理加算の算定回数の推移 5 月 7 月 9 月 11 月 1 月 3 月 5 月 7 月 9 月 11 月 1 月 (%) 4 35.0 3 25.0 2 15.0 1 5.0 歯科衛生士による口腔ケアの効果 12.8 ( 肺炎発症率 ) 歯科衛生士による口腔ケア群 25.0 p<5 介護職員による口腔ケア群 平成 21 年 平成 22 年 平成 23 年 出典 : 介護給付費実態調査 総数介護福祉施設 ( 特養 ) 介護保健施設 ( 老健 ) 介護療養施設 ( 療養病床 ) (N=39) 介護施設職員による日常的口腔ケアに加えて 歯科衛生士による専門的な口腔ケア ( 週 1~2 回 ) を実施 (N=40) 介護施設職員による日常的口腔ケアを実施 福井智子 菊谷武ほか : 介護老人福祉施設における口腔ケア マネジメントの効果 - 肺炎発症を指標として ( 日本老年歯科医学会誌,24:158-159,2009.) 3

介護保険施設入所者に対する栄養関連サービスについて 4 論点栄養ケア マネジメントを充実させ 口から食べること を支援する観点から 経口維持 経口移行の支援が進むような基準や体制にしてはどうか 対応 1. 経口維持加算については 算定要件を緩和し 必要とされる利用者にそのサービスが提供できるようにしてはどうか 経口維持加算の取得の指示は 医師に加え医師と連携した歯科医師でも可能としてはどうか 180 日を超えて引き続き加算を算定する場合の医師の指示の間隔を 概ね 2 週間毎 から 概ね 1 か月毎 に変更してはどうか 2. 経口移行加算 経口維持加算については 多職種が共同して摂食 嚥下機能評価 課題解決できる体制の整備を進めてはどうか 言語聴覚士との連携の強化について 通知等への明記をしてはどうか

経口移行加算 経口維持加算の算定状況 経口移行加算 経口維持加算ともに 介護療養型医療施設 介護老人保健施設 介護老人福祉施設の順に実施割合が高い 経口移行加算の算定割合の推移 経口維持加算の算定割合の推移 10% 8.00% 介護療養型医療施設 介護老人保健施設 介護老人福祉施設 10% 8.00% 6.00% 6.00% 4.00% 4.00% 2.00% 2.00% 0% H18.7 H19.7 H20.7 H21.7 H22.6 H23.5 0% 算出方法 : 経口移行 ( 維持 ) 加算の算定件数 / 基本サービス費の算定件数 100 医療施設 介護施設における経鼻経管 胃ろうの割合 H18.7 H19.7 H20.7 H21.7 H22.6 H23.5 ( 出典 : 厚生労働省介護給付費実態調査 ) (%) 介護療養病棟介護老人保健施設介護老人福祉施設 経鼻経管 胃ろう 34.5 7.6 10.9 ( 出典 : 平成 22 年度老人保健健康増進等事業 医療施設 介護施設の利用者に関する横断調査 ) 5

経口移行加算 経口維持加算算定事業所数の推移 経口移行加算 経口維持加算 (Ⅰ)(Ⅱ) の加算請求事業所割合が高いのは 介護老人保健施設である % 35.0 3 25.0 2 15.0 1 5.0 介護老人福祉施設介護老人保健施設 % 35.0 経口移行経口維持 (Ⅰ) 3 経口維持 (Ⅱ) 25.0 2 15.0 1 5.0 % 35.0 3 25.0 2 15.0 1 5.0 介護療養型医療施設 各施設の加算事業所割合 (%) 介護老人福祉施設 介護老人保健施設 介護療養型医療施設 経口移行 3.4 10.3 10.3 経口維持 (Ⅰ) 1.5 3.5 2.9 経口維持 (Ⅱ) 11.2 22.1 8.6 ( 出典 : 厚生労働省介護給付費実態調査平成 23 年 5 月審査分 ) ( 出典 : 厚生労働省介護給付費実態調査 ) 6

介護施設の管理栄養士等が考える今後の課題について 摂食 嚥下機能評価の取り組みについての今後の課題として 摂食 嚥下機能評価が困難 医師の指示が得にくい 言語聴覚士がいない 歯科医師が摂食 嚥下機能評価に関わっていない などがあげられた 摂食 嚥下評価の取り組みの今後の課題 特養老健療養病床回復期リハ 摂食 嚥下機能評価が困難 医師の指示が得にくい 言語聴覚士がいない 歯科医師が摂食嚥下機能評価に関わっていない 歯科衛生士がいない 他の医療機関との連携がない 必要性を職員が認識していない 個別の食事提供が困難 管理栄養士の関わりが不十分 経営上のメリットがない 施設長 ( 経営者 理事長 院長 ) が熱心でない その他 2.8% 1.8% 4.6% 2% 18.2% 12.7% 13.8% 16.1% 13.5% 12.7% 14.1% 16.4% 15.2% 12.9% 9.5% 11.3% 18.6% 18.4% 6.4% 12.0% 7.8% 6.0% 6.1% 10.5% 6.4% 6.5% 3.0% 3.6% 6.4% 5.1% 20.6% 18.9% 16.2% 11.1% 20.6% 19.6% 35.5% 32.7% 25.0% 24.4% 41.5% 37.3% 34.9% 27.2% 45.7% 45.7% 47.6% 52.0% 特養 N=399 老健 N=257 療養病床 N=190 回復期リハ N=217 摂食 嚥下機能評価体制の状況 31.8% 63.0% 77.9% 91.7% 2 4 6 8 10 (%) 摂食 嚥下障害が疑われた場合に 摂食 嚥下障害の評価を行う体制があると回答した施設 1 2 3 4 5 6 (%) 出典 : 平成 21-23 年度厚生労働科学研究費補助金 高齢者の経口摂取の維持ならびに栄養ケア マネジメントの活用に関する研究 7

( 参考 ) 経口移行加算 (28 単位 / 日 ) 医師の指示に基づき 医師 歯科医師 管理栄養士 看護師 介護支援専門員その他の職種の者が共同して 現に経管により食事を摂取している入所者ごとに経口移行計画を作成し 計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又は栄養士が 経口による食事の摂取を進めるための栄養管理を行った場合 計画が作成された日から起算して 180 日以内に限り * 1 日につき 28 単位を加算 * 180 日を超えた期間に行われた場合であっても 経口による食事の摂取が一部可能な者であって 医師の指示に基づき 継続して経口による食事の摂取を進めるための栄養管理が必要とされるものに対しては 引き続き加算が算定できる この場合 医師の指示は概ね 2 週間毎に受けるものとする 経口維持加算 ( 経口維持加算 (Ⅰ):28 単位 / 日 経口維持加算 (Ⅱ):5 単位 / 日 ) 医師の指示に基づき 医師 歯科医師 管理栄養士 看護師 介護支援専門員その他の職種の者が共同して 摂食機能障害を有し 誤嚥が認められる入所者ごとに入所者の摂食 嚥下機能に配慮した経口維持計画を作成し 計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又は栄養士が 継続して経口による食事の摂取を進めるための特別な管理を行った場合には 区分に応じ 計画が作成された日から起算して 180 日以内の期間に限り ** 1 日につきそれぞれ所定単位数を加算する 1 経口維持加算 (Ⅰ) 経口により食事を摂取する者であって 著しい摂食機能障害を有し造影撮影又は内視鏡検査により誤嚥が認められる者 ** 180 日を超えた期間に行われた場合であっても 造影撮影又は内視鏡検査により 引き続き誤嚥が認められ 継続して経口による食事の摂取を進めるための特別な管理が必要であるものとして医師の指示がなされ また継続について入所者の同意が得られた場合は 引き続き加算が算定できる この場合 医師の指示は概ね 2 週間毎に受けるものとする 2 経口維持加算 (Ⅱ) 経口により食事を摂取する者であって 摂食機能障害を有し 水飲みテスト 頸部聴診法等により誤嚥が認められる者 ** 180 日を超えた期間に行われた場合であっても 水飲みテスト 頸部聴診法等により引き続き誤嚥が認められ 継続して経口による食事の摂取を進めるための特別な管理が必要であるものとして医師の指示がなされ また継続について入所者の同意が得られた場合は 引き続き加算が算定できる この場合 医師の指示は概ね 2 週間毎に受けるものとする 8