スライド 1

Similar documents
1000 Copyright(C)2009 All Rights Reserved - 2 -

ハピタス のコピー.pages

Copyright 2008 All Rights Reserved 2

相続支払い対策ポイント

150423HC相続資産圧縮対策のポイント

Releases080909

PowerPoint プレゼンテーション

初心者にもできるアメブロカスタマイズ新2016.pages

- 2 Copyright (C) All Rights Reserved.

PowerPoint Presentation

Copyright All Rights Reserved. -2 -!

10号1経営技術レポート「なぜ営業の成果が出ないのか~売れる原理原則」.PDF

2-3. 上記 2-2 以外の利用目的は以下の通りです 利用目的対応する利用者情報の項目 (1) 当社のサービスに関連して 個人を識別できない 端末情報形式に加工した統計データを作成するため ログ情報 Cookie 及び匿名 ID 位置情報 (2) 当社又は第三者の広告の配信又は表示のため 端末情報

IPA:セキュアなインターネットサーバー構築に関する調査

untitled

Microsoft Word - 最終版 バックせどりismマニュアル .docx

デジタルマーケティング説明会

新しいWeb行動データの取得によるマス×デジタル横断型の広告効果測定


untitled

Copyright Qetic Inc. All Rights Reserved. 2

KDDI

how-to-decide-a-title

製品概要

How to Use the PowerPoint Template

健康保険組合のあゆみ_top

リバースマップ原稿2

One to Oneマーケティングに最適なWEB構築ソリューション

技術レポート 1)QuiX 端末認証と HP IceWall SSO の連携 2)QuiX 端末認証と XenApp の連携 3)QuiX 端末認証 RADIUS オプションと APRESIA の連携 Ver 1.1 Copyright (C) 2012 Base Technology, Inc.

DHBRセミナー資料 マーケターの経験と勘に磨きをかけるデータ活用

Copyright(C)2010 i-corpration All Rights Reserved.

やよいの顧客管理

弥生給与/やよいの給与計算

弥生 シリーズ

弥生会計 プロフェッショナル/スタンダード/やよいの青色申告

弥生会計/やよいの青色申告

弥生会計 ネットワーク/プロフェッショナル2ユーザー

IP IP All contents are Copyright (c) All rights reserved. Important Notices and Privacy Statement. page 2 of 39


「企業におけるオム二データ・オム二チャネル戦略に関する動向調査」 2014年9月4日

. 次世代決済プラットフォームの構築 ネット決済 No. の GMO ペイメントゲートウェイ株式会社と 三井住友カード株式会社を中心としてリアル決済 No. のSMBCグループが 次世代決済プラットフォームの構築に向けた協議を開始 SMBCグループとしては新たな領域への参入となり 事業者にトータルな

Copyright 2008 NIFTY Corporation All rights reserved. 2


untitled

本サイトにおける個人情報の利用目的は以下のとおりです 当社は 本人の同意なく目的の範囲を超えて利用しません (1) 本サイト会員登録者の個人認証及び会員向け各種サービスの提供 (2) インターネットまたは電話を通じて提供する 宿予約サービス 及びそれに付帯関連する業務の遂行 (3) 上記 (2) に

研究レビューミーティング プレゼン資料 テンプレート

PowerPoint プレゼンテーション

本 社 大 阪 府 大 阪 市 北 区 堂 島 浜 東 洋 紡 ビル Tel: Fax: 錦 糸 町 オフィス 東 京 都 墨 田 区 江 東 橋 富 士 ソフトビル Tel:


アプリ版居宅介護支援システム簡単操作マニュアル 2017 年度版 総合案内 サポートデスク Copyright(C) 2010 ITSS All Rights Reserved.

目 次. はじめに P. メニュー構成 P4. 決済メニューについて P6 4. 設定メニューについて P7

Copyright 2006 KDDI Corporation. All Rights Reserved page1

<DAC様>EverysenseProイベント登壇_AudienceOne_Discovery_統計データ概要

Microsoft Word - フェイスブック入門(6版)

Microsoft PowerPoint - HDYnews pptx


agenewsプライバシーポリシー_0628_テキスト形式

PowerPoint プレゼンテーション

スライド 1

! Copyright 2015 sapoyubi service All Rights Reserved. 2

report03_amanai.pages

report05_sugano.pages

FBページ作成入門

イ -3 ( 法令等へ抵触するおそれが高い分野の法令遵守 ) サービスの態様に応じて 抵触のおそれが高い法令 ( 業法 税法 著作権法等 ) を特に明示して遵守させること イ -4 ( 公序良俗違反行為の禁止 ) 公序良俗に反する行為を禁止すること イ利用規約等 利用規約 / 契約書 イ -5 (


PowerPoint プレゼンテーション

FIDO技術のさらなる広がり

管理者マニュアル

untitled

Googleカレンダー連携_管理者マニュアル

42

匿名加工情報 とは 匿名加工情報は パーソナルデータの利活用を目指す改正法の目玉 匿名化した状態で パーソナルデータの流通を実現させようとするもの 匿名加工情報とは 特定の個人を識別することができないように個人情報を加工して その個人情報を復元することができないようにしたもの 作成基準 ( 加工方法

- 2 Copyright (C) All Rights Reserved.

Copyright 2009, SofTek Systems, Inc. All rights reserved.

brick ヒートマップ マニュアル

J_ _Global_Consumer_Confidence_2Q_2010.doc

dekiru_asa

release-270.PDF

2

Microsoft PowerPoint - B1_Shingo_Yamanaka (NXPowerLite).pptx

Software Token のセット価格 398,000 円 (25 ユーザ版 税別 ) をはじめ RSA SecurID Software Token を定価の半額相当の特別価格を設定した大変お得な スマートモバイル積極活用キャンペーン! を 3 月 31 日 ( 木 ) まで実施します また

スライド 1

untitled

< 目次 > 1. パソコンの画面構成... 3 連絡先一覧... 3 連絡先一覧の切り替え... 4 連絡先... 6 付帯情報... 7 関連... 7 代行入力... 8 CRM... 8 グローバルメニュー SkyDesk Cards R for ios 画面構成... 12

違法サイトへの広告出稿は められるのか? < 例 > 広告事業者 ad exchange ad network 海賊版 ブロック ブラックリスト化 広告出稿を めることができるポイントは複数ある 下流になるほど確信犯 ブラックリスト化して上流でブロック 海賊版サイトは広告収 が主であるため特定の と

Copyright(C) Gaprise Inc. All rights

小資本起業塾

CIAJ の概要 2017 年度 CIAJ の概要 情報通信技術 (ICT) 活用の一層の促進により 情報通信ネットワークに係る産業の健全な発展をはかるとともに 情報利用の拡大 高度化に寄与することによって 社会的 経済的 文化的に豊かな国民生活の実現および国際社会の実現に貢献することを活動の目的と

本日の内容 1. 株式会社アイリッジについて 2. なぜ今 O2O が注目されるか これまでの O2O とこれからの O2O O2O の本質 3.O2O マーケティングでやるべきこと O2O ソリューションのご紹介 1


DC9GUIDEBook.indb

URL AdobeReader Copyright (C) All Rights Reserved.

(c) 2013 TOYOTA DIGITAL CRUISE, INC. All Rights Reserved.

4.5 ブログが弱くても上位表示させる裏ワザ

MEDIA DATA 2011

PowerPoint プレゼンテーション

最初に 情報セキュリティは中小企業にこそ必要!! 機密性は 情報資産へのアクセスを最小限度に留めることで 購入する情報資産の金額を最小にします 完全性は 情報資産が正確 正しく動くことを保証し 業務を効率化します 可用性は 欲しい情報を欲しい時に入手できることで 業務時間を短縮します Copyrig

<4D F736F F F696E74202D DB293A190E690B C835B83938E9197BF81698CF68A4A A2E >

クリアアサヒのソーシャルメディア上における調査

スライド 1

Transcription:

ソーシャルメディア / モバイルと アイデンティティ 株式会社オプトプロジェクト マネージャ一般社団法人モバイル コンテンツ フォーラム常務理事寺田眞治 2014,1,15 ALL Rights Reserved, Copyright OPT Inc 2014

ソーシャルメディアとモバイルが変えたもの 態度変容モデル 認知段階感情段階行動段階 AIDMA マスメディア時代 Attention ( 認知 ) Interest ( 興味 ) Desire ( 欲求 ) Memory ( 記憶 ) Action ( 購買 ) ネットで検索しソーシャルメディアで比較 ソーシャルメディアで共有 AISAS ソーシャルメディア時代 Attention ( 認知 ) Interest ( 興味 ) Search ( 検索 ) Action ( 購買 ) Share ( 共有 ) モバイル時代 場所の制約からの解放 + 時間の制約からの解放 店舗へ行く前に (ZMOT) 店舗の中で ( ショールーミング ) 店舗への誘導 (O2O) 店舗に行かなくても ( モバイル EC) ALL Rights Reserved, Copyright OPT Inc 2014 2

消費者の購買行動の変化 例えば 出典 :Google 店舗に行かずソーシャルメディアによって商品の評判を調べたり比較検討を済ませ 購入商品を決定する 店舗では実物を確認して スマートフォンで価格比較してネットで購入する モバイル機器でクーポンや特売情報を取得して お得な店舗で購入する 出典 :innova.inc 出典 : 富士通 ALL Rights Reserved, Copyright OPT Inc 2014 3

オムニチャネルという考え方 デバイスの増加 ( マス媒体 PC モバイル ) メディアの増加 ( ペイド アーンド オウンド ) 販売チャネルの増加 ( 店舗 通販 EC ) により 顧客接点が増加し顧客動線が複雑化 顧客を管理し効果を最大化するためには 個々の顧客の行動を把握する必要がある 出典 : Daiamond media イメージ図は NRF Mobile Retail INITIATIVE Mobile Retailing Blueprint V2.0.0 より引用 Copyright(C)2012, Oracle. All rights reserved. ALL Rights Reserved, Copyright OPT Inc 2014 4

3 つの 様々なチャネルが複数デバイス 複数メディアで同時に展開されるため デバイス毎 メディア毎の考え方では 消費者の行動は断片化されたものしか捉えられない そのため 消費者が実際に行動する領域別に捉えなおす必要がある Real WEB Social Networking オンライン上の行動も 旧来の基本的にパーソナルな WEB 領域と社会的な関係性を持つ領域とに分かれてきている ALL Rights Reserved, Copyright OPT Inc 2014 5

消費者の行動を把握するために ユーザー毎に何らかの識別子を付加する必要があり 各領域ごとに独自の識別方法が発展してきた Real サービス毎の会員 ID メディア毎の Cookie 第三者 Cookie ( サービス毎の会員 ID) WEB Social Networking サービス毎のアカウント (OpenID SocialID) ALL Rights Reserved, Copyright OPT Inc 2014 6

各 の中での他社との連携 個々のチャネルだけではリーチできる消費者が限られるため 各領域内で相互連携が進展 会員 ID を連携ポイント交換クレジットカードの付加サービス等 Real サービス毎の会員 ID メディア毎の Cookie 第三者 Cookie ( サービス毎の会員 ID) WEB Social Networking サービス毎のアカウント (OpenID SocialID) Cookie を連携アドネットワーク等 アカウントを連携 ( ソーシャル コネクト ) ALL Rights Reserved, Copyright OPT Inc 2014 7

各 間の連携 ネットの普及にともない ネットとリアルの連携が進展 ID と Cookie の紐付け Real サービス毎の会員 ID ID と ID の紐付け メディア毎の Cookie 第三者 Cookie ( サービス毎の ID) WEB Social Networking サービス毎のアカウント (OpenID SocialID) ID と Cookie の紐付け ALL Rights Reserved, Copyright OPT Inc 2014 8

DNT の影響 プライバシー保護の観点から cookie の取得や利用の制限が進み WEB 上の行動履歴との連携が困難になりつつある ID と Cookie の紐付け Real サービス毎の ID により記録 ID と ID の紐付け メディア毎のCookie DNT 第三者 Cookie (Do Not Track) ( サービス毎のID) WEB Social Networking サービス毎のアカウント (OpenID SocialID) ID と Cookie の紐付け ALL Rights Reserved, Copyright OPT Inc 2014 9

モバイル ファーストの台頭 スマートフォン タブレットの急激な普及に伴い PC WEB のアクセスが急減モバイル ファーストの時代へ Real サービス毎の ID により記録 アプリケーションによりモバイルデバイスを会員カード化 Cookie ID の付与 WEB MOBILE Social Networking サービス毎のアカウント (OpenID SocialID) モバイルではアプリケーション型が主流に PC 上のサービスの会員化も顕著 SNS はモバイルからの利用が PC を凌駕メッセンジャーはモバイルからの利用が基本 ALL Rights Reserved, Copyright OPT Inc 2014 10

ソーシャル コネクト モバイルデバイスが媒介する ID 連携モバイルを中心とするソーシャル コネクトの時代へ 最も多くの ID と連携最も多くのを取得 Real サービス毎の ID ǁ モバイル会員 ID サービス毎の ID WEB MOBILE Social Networking サービス毎のアカウント (OpenID SocialID) ソーシャル コネクト : アカウント ID を連携させ API を通じて情報を取得 共有 配信 情報の重複入力の回避 / アカウント毎のカスタマイズ / 情報の一斉配信や更新アカウント ( ユーザー ) の関係者 ( 友達 フォロワー ) への情報シェア ALL Rights Reserved, Copyright OPT Inc 2014 11

各所に散在する サービス事業者 SNS プラットフォーマー EC メディア事業者 EC プラットフォーマー サービスを組み合わせて利用 店舗 利用者 は端末の中にも蓄積され アプリケーション使用時やネットワークの通過時など様々なところで記録され また アプリケーションの組み合わせや複数のの組み合わせなど 様々なパターンが存在する 各々が適正にを取り扱っているかの流通は適正か 個人情報 プライバシー保護 セキュリティ確保 ALL Rights Reserved, Copyright OPT Inc 2014 12

パーソナルデータ利活用の原則 2013 年 8 月パーソナルデータの利用 流通に関する研究会報告書 透明性の確保パーソナルデータの利用に関し 本人が必要な情報に容易にアクセスする機会を提供すること 本人の関与の機会の確保パーソナルデータの本人が パーソナルデータをどのように利用されるかについて関与する機会を確保すること 取得の際の経緯 ( コンテキスト ) の尊重パーソナルデータの利用は 本人がパーソナルデータを提供した際の経緯 ( コンテキスト ) に沿って 本人の期待と合致する形態で行うこと 必要最小限の取得パーソナルデータの取得は パーソナルデータの利用目的の実現のため必要最小限のものとすること 適正な手段による取得パーソナルデータの取得は 適正な手段によるものとすること 適切な安全管理措置パーソナルデータは パーソナルデータの性質に沿って適切な安全管理措置をとること プライバシー バイ デザインパーソナルデータを利用する者は 商品開発時などそのビジネスサイクルの全般にわたって プライバシーの保護をデザインとしてあらかじめ組み込んでおくこと ALL Rights Reserved, Copyright OPT Inc 2014 13

Privacy by Design 属性情報 位置情報 属性情報購買履歴自社他社 ID ID 契約内容は大丈夫? 位置情報 契約さえしておけば大丈夫? 購買履歴 WEB 行動履歴 第三者提供? 業務委託? 共同事業? WEB 行動履歴 様々な技術に関する設計仕様の中に プライバシーを組み込むという考え方 適用分野 :(1) 技術 (2) 事業活動 (3) 物理的設計 1 プライバシーの利益を承認し 懸念は事前に対処しなければならない 2 プライバシー保護に関して普遍的な立場で表現されている基本的な諸原則を適用すること 3 情報技術及びシステムを開発する際に 情報のライフサイクル全体を通じて プライバシーの懸念を早期に緩和すること 4 有能なプライバシーの指導者及び / 又は専門家の助言を求めること 5 プライバシー促進技術 (privacy-enhancing technologies, PETs) を採用し 統合すること 自社における適正なの取り扱いは大丈夫? 連携する相手は大丈夫? ALL Rights Reserved, Copyright OPT Inc 2014 14

ご清聴ありがとうございます s.terada@opt.ne.jp ALL Rights Reserved, Copyright OPT Inc 2014 15