八王子市学校サポーター事業実施要綱 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は 八王子市立小 中学校 ( 以下 学校 という ) に在籍する特別な支援が必要な児童 生徒に対して学校生活における適切な支援を行うため 学校サポーターを必要に応じて学校に配置し 本市における特別支援教育の充実を図ることを目的とする ( 対象 ) 第 2 条この事業の対象となる児童 生徒は 次に掲げるもののうちいずれかに該当する場合とする (1) 発達に偏りがあるか その疑いがあり 通常の学級において特別な支援が必要と認められる場合 (2) 不安 無気力 孤立等の状態を示し 又は身体的症状を訴え 継続的もしくは断続的に学校への不適応を示し 学校生活を送るうえで特別な支援が必要と認められる場合 (3) 特別支援学級 ( 知的固定学級 ) に常時介助を必要とする児童 生徒が在籍し 校内体制を整えることが困難な場合 (4) 下肢等に障害があり 学校生活を送るうえで 常時もしくは部分的に介助が必要と認められる場合 (5) その他 教育委員会が必要と認める場合 ( 学校サポーターの身分及び登録の要件 ) 第 3 条学校サポーターの身分は 有償ボランティアとし 教育委員会は 年齢 18 歳以上で次の各号のいずれかに該当する者を学校サポーターとして登録する (1) 特別支援学校又は特別支援学級で指導又は指導補助等の経験がある者 (2) 教育あるいは心理学を専攻し 又は教職あるいは保育士資格取得課程を履修している大学生又は大学院生 (3) 本市の特別支援ボランティアの経験が 1 年以上あり 本市の主催する学校サポーター研修を 1 回以上受講した者 (4) 大学や大学教員等が行う特別支援教育に関する支援者養成コースを修了した者 (5) 特別支援教育について理解を有する者で学校長の推薦があり 教育委員会が認めた者 ( 学校サポーターの登録 ) 第 4 条学校サポーターとしてボランティア活動を行おうとする者は 八王子市学校サポーター登録申請書 ( 第 1 号様式 以下 登録申請書 という ) を教育委員会に提出しなければならない なお 専ら第 2 条第 4 号に規定する児童 生徒の介助を行う学校サポータ
ー ( 以下 学校サポーター Ⅱ という また 第 2 条第 4 号以外の児童 生徒に支援を行う学校サポーターを 学校サポーター Ⅰ という ) についてはこの限りではない 2 教育委員会は前項の申請書を提出した者が第 3 条に規定する要件を満たしていると認めて登録したときは 学校サポーター登録名簿に登載し管理する 3 学校サポーターの登録期間は 原則として登録の日から当該年度末までとする ただし 教育委員会が認めた場合は 次年度以降 1 年ごとに更新することができる この場合は 本条第 1 項に規定する登録申請書の再度の提出は省略することができる 4 学校サポーターに登録した者は 登録事項に変更があったときは 遅滞なく学校サポーター登録申込書変更届 ( 第 1 号様式 ) を教育委員会に提出する 活動の停止を希望する場合も同様とする ( 学校サポーター Ⅱ の派遣 ) 第 5 条学校サポーター Ⅱ の派遣を希望する学校は 学校サポーター派遣依頼書 ( 第 2 号 様式 ) を教育委員会に提出する ( 学校サポーターの配置 ) 第 6 条学校は 第 2 条各号に規定する児童 生徒に対して支援が必要な場合は 教育委員会が別に定める方法により支援の計画を作成し 学校サポーターの配置のために必要な経費 ( 以下 経費 という ) を要望する 2 教育委員会は 前項の要望があったときは 対象の児童 生徒の状況等を踏まえ 予算の範囲の中で各校に経費を配当する 3 学校は 前項により配当された経費の範囲内で学校サポーターを配置する 4 第 2 条に規定する児童 生徒の保護者及び同居の親族を 学校サポーターとして当該児童 生徒が在籍する学校に配置することはできない ( 学校サポーターの活動 ) 第 7 条学校サポーターは 校長 副校長 特別支援教育コーディネーター スクールカウンセラー及び担任等と協議し 次の各号に規定する活動を行う ただし 学校サポーター Ⅱを除き旅費の支給を伴う活動はできない (1) 対象の児童 生徒に対する学習 生活指導の支援 (2) 対象の児童 生徒が在籍する学級への支援 (3) 対象の児童 生徒の相談や話し相手としての支援で教育委員会が適当と認めるもの (4) その他 特別支援教育推進のため教育委員会が必要と認める活動及び研修 ( 学校サポーターの活動時間及び活動場所 ) 第 8 条学校サポーターの活動時間は 学校の課業日を基本とし 1 名につき 1 日 6 時間
週あたり19 時間を超えることができない 2 学校サポーターは 対象の児童 生徒が在籍する学級を基本として校内で活動を行うものとする ただし 学校サポーター Ⅱについては 教育委員会が別に定めるところにより校外活動の引率支援を行うことができる ( 学校サポーターの活用体制の整備 ) 第 9 条学校は 校長 副校長 特別支援教育コーディネーター スクールカウンセラー 及び担任等により 学校サポーターの活用体制を整備するよう努めなければならない ( 報告及び義務 ) 第 10 条学校サポーターは 活動内容や対象の児童 生徒の状況等を学校サポーター連絡票 ( 第 3 号様式 ) により校長 副校長又は担任に適宜報告しなければならない 2 学校サポーターは 活動にあたっては学校のルールに従い 自然災害等緊急の場合は校長等責任者の指示に従い行動するものとする 3 学校サポーターは 活動中知り得た個人情報及びその他の秘密を洩らし または 公表してはならない また 活動終了後も同様とする ( 研修の実施 ) 第 11 条教育委員会は 学校サポーターを対象として 活動に必要な知識や技術を習得するための研修を実施するものとする 2 学校サポーターは 前項の研修に参加するよう努めなければならない ( 謝礼の支払い ) 第 12 条教育委員会は 学校サポーターの活動に対して謝礼を支払うものとする 2 謝礼は 別表のとおりとする 3 学校サポーターは あらかじめ口座振替依頼書を教育委員会に提出しなければならない 4 配置校の校長は 学校サポーター Ⅰ 活動報告書 ( 第 4 号様式 ) または学校サポーター Ⅱ 実施報告書 ( 第 5 号様式 ) により 前月分の学校サポーター Ⅰ 及び学校サポーター Ⅱの活動実績を原則として毎月 5 日 (3 月分については3 月末日 ) までに教育委員会に提出しなければならない ただし 第 8 条第 2 項ただし書きの活動については別に定めるところによる 5 教育委員会は 前項の報告書を受けた月の末日までに学校サポーターに対する謝礼を口座振り込みにより支払わなければならない
( 事故等の報告 ) 第 13 条学校サポーターの活動中及び活動のための移動中に事故等が発生した場合は 校 長は速やかに教育委員会に報告しなければならない ( 事故等の際の補償 ) 第 14 条教育委員会は 学校サポーターの活動中及び活動のための移動中に事故等が発生 した場合は 別に定めるところにより加入した傷害保険の範囲内でこれを補償する ( 登録の抹消 ) 第 15 条教育委員会は 学校サポーターが次の各号に該当する場合 登録を抹消することができるものとする (1) 学校サポーターとしてふさわしくない行為があったと認められる場合 (2) 理由の如何にかかわらず3 年以上学校サポーターとしての活動実績がない場合 (3) 業務遂行に支障があり 又は堪えられないと認められる場合 (4) 前各号に掲げるもののほか 学校サポーターとして不適格と認められる場合 2 教育委員会は 前項の規定により登録を抹消した場合は 学校サポーター本人及び配置校にその旨を通知するものとする ただし 前項第 2 号による登録抹消についてはこの限りではない ( その他 ) 第 16 条この要綱に定めるもののほか 必要な事項は別に定める ( 附則 ) 本要綱は 平成 27 年 4 月 1 日から施行する