社会福祉法人指導監査基準 ( 財務管理 措置費 ) 1 経理規程 着眼点根拠法令等備考 (1) 経理規程は, 適正に作成されているか 留意事項 1(4), 定款例 34, 規程 (2) 内部牽制組織が確立されているか 留意事項 1, 平 12 児発 471 号 1 会計責任者及び出納職員は, 理事長

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記録を適正に残す保育園にかかわらない経費は 施設会計からは支出しないこと ( 法人本部経費等 ) 金銭の収入 ( 雑収入等 ) については 領収書を発行し 会計責任者の承認 ( 印 ) を得ること現金収入は 経理規定に従って 速やかに金融機関に預け入れること 寄付金収入がる場合には寄付受納に際し 原

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法人単位貸借対照表 平成 29 年 3 月 31 日現在 第三号第一様式 ( 第二十七条第四項関係 ) 法人名 : 社会福祉法人水巻みなみ保育所 資産の部当年度末前年度末 増減 負債の部当年度末前年度末 流動資産 23,113,482 23,430, ,370 流動負債 5,252,27

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Microsoft Word - 公益法人会計の仕訳

移行認定の申請書類目次

法人単位事業活動計算書 当年度決算 (A) 前年度決算 (B) 増減 (A)-(B) サービス活動増減の部収益会費収益 4,402,000 4,559, ,000 寄附金収益 764, ,846 37,643 経常経費補助金収益 25,283,623 25,257,870 2

決算書目次 1 収支計算書 (1) 収支計算書総括表 1 (2) 一般会計収支計算書 2 (3) 基金特別会計収支計算書 4 2 正味財産増減計算書 (1) 正味財産増減計算書総括表 6 (2) 一般会計正味財産増減計算書 7 (3) 基金特別会計正味財産増減計算書 8 3 賃借対照表 (1) 賃借

社会福祉法人心愛会 貸借対照表平成 26 年 3 月 31 日現在 第 5 号様式 社会福祉法人心愛会 ( 単位 : 円 ) 資 産 の 部 負 債 の 部 勘 定 科 目 当年度末 前年度末 増 減 勘 定 科 目 当年度末 前年度末 増 減 流動資産 915,233, ,793,73

平成 28 年度社会福祉法人七施会 財務諸表に対する注記 ( 法人全体用 ) 1. 継続事業の前提に関する注記該当なし 2. 重要な会計方針 (1) 有価証券の評価方法 1 満期保有目的の債券以外の有価証券原価法 (2) 固定資産の減価償却方法 1 有形固定資産定額法 2 無形固定資産定額法 3リー

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基本財産及びその他の固定資産 ( 有形 無形固定資産 ) の明細書 ( 自 ) 平成 28 年 4 月 1 日 ( 至 ) 平成 29 年 3 月 31 日 別紙 3(8) 社会福祉法人名 ( 社 ) そら 全体 拠点区分名 とわえもあ ( 単位 : 円 ) 資産の種類及び名称 基本財産 ( 有形固

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資金収支計算書 平成 30 年度の収支状況を資金収支計算書の流れでみると 収入額は平成 31 年度新入生の入学時納付金の前受金等を含め 195 億 5,975 万 4 千円となり 前年度より繰越された 40 億 5,576 万 3 千円を加えると 収入合計は 236 億 1,551 万 7 千円とな

2 事業活動収支計算書 ( 旧消費収支計算書 ) 関係 (1) 従前の 消費収支計算書 の名称が 事業活動収支計算書 に変更され 収支を経常的収支及び臨時的収支に区分して それぞれの収支状況を把握できるようになりました 第 15 条関係 別添資料 p2 9 41~46 82 参照 消費収入 消費支出

財務の概要 (2012 年度決算の状況 ) 1. 資金収支計算書の概要 資金収支計算書は 当該会計年度の教育研究活動に対応するすべての資金の収入 支出の内容を明らかにし かつ 当該会計年度における支払資金の収入 支出の顛末を明らかにするものです 資金収支計算書 2012 年 4 月 1 日 ~201

12 70, , , , , , , , , , , , , ,0

公益社団法人射水青年会議所会計処理規程

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資金収支内訳表 第一号第二様式 ( 第十七条第四項関係 ) 社会福祉事業 公益事業 収益事業 合計 内部取引 消去 法人合計 介護保険事業 97,352, ,352,644 97,352,644 借入金利息補助金 事収経常経費寄附金 業入受取

(別添)新たな貸付制度の会計処理に関する基本的な考え方について

回答作成様式

資金収支内訳表 第一号第二様式 勘定科目社会福祉事業公益事業収益事業合計内部取引消去法人合計 介護保険事業 386,515,649 72,527, ,043, ,043,312 医療事業 6,093,073 6,093,073 6,093,073 事収経常経費寄附金 675,

科目当年度前年度増減 [ 負債の部 ] 流動負債未払金 3,44,15,654 3,486,316,11-46,3,357 給付金未払金 3,137,757,265 3,192,611,196-54,853,931 年金未払金 287,13, ,91,778 7,228,646 その他未

平成 28 年度貸借対照表 平成 29 年 3 月 31 日現在 公益財団法人神奈川県下水道公社

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社会福祉法人名社会福祉法人井栗福祉会 第一号第四様式 ( 第十七条第四項関係 ) ふじの木保育園拠点区分資金収支計算書 ( 自 ) 平成 29 年 4 月 1 日 ( 至 ) 平成 3 年 3 月 31 日 ( 単位 : 円 ) 支出保健衛生費支出 65, 648,383 1,617 勘定科目 予算

財務諸表に対する注記 1. 継続事業の前提に関する注記 継続事業の前提に重要な疑義を抱かせる事象又は状況はない 2. 重要な会計方針 (1) 有価証券の評価基準及び評価方法 満期保有目的の債券 償却原価法 ( 定額法 ) によっている なお 取得差額が少額であり重要性が乏しい銘柄については 償却原価

会計名 : 一般会計 平成 26 年度当初予算 ( 会計別収支予算書 ) ( 平成 26 年 4 月 1 日 ~ 平成 27 年 3 月 31 日 ) 当初予算額 前年度予算額 増減 1 基本財産運用収入 7,021 7,021 0 基本財産利息収入 7,021 7,021 0 基本財産 (417,

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新規文書1


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第4期電子公告(東京)

財務諸表に対する注記 1. 継続事業の前提に関する注記 継続事業の前提に重要な疑義を抱かせる事象又は状況はない 2. 重要な会計方針 (1) 有価証券の評価基準及び評価方法 満期保有目的の債券 償却原価法 ( 定額法 ) によっている なお 取得差額が少額であり重要性が乏しい銘柄については 償却原価

Microsoft Word - ★HP版平成28年度検査の結果


平成16年度

(鏡)会計基準改正(局長)

( 別紙 1) 定期監査結果の取扱基準 ( 趣旨 ) 1 この基準は 定期監査の結果の評価及び区分の基準並びに報告及び通知の手続について定める ( 監査結果の区分 ) 2 定期監査の結果 改善 是正等を要すると認められる事項については その内容により次のとおり区分する (1) 指摘事項違法又は不当な

目   次

事業活動による収支 施設型給付費 0 特例施設型給付費 特例施設型給付費 0 地域型保育給付費 地域型保育給付費 0 特例地域型保育給付費 特例地域型保育給付費 0 委託費 0 利用者等利用料 利用者等利用料 ( 公費 ) 0 利用者等利用料 ( 一般

現況報告書チェック表

新しい地方公会計制度 これまで南阿蘇村では 総務省方式改訂モデル ( 以後 改訂モデルと言います ) の財務書類を作成してきました 南阿蘇村がこれまで積み上げてきた資産と この先返済する必要がある負債 すでに支払いが終わっている純資産などの情報を表示した貸借対照表など 今までの決算書では把握できなか

別添 社会福祉法人会計基準の制定について ( 平成 23 年 7 月 27 日厚生労働省雇用均等 児童家庭局長 社会 援護局長 老健局長連名通知 )- 対照表 - 雇児発 0727 第 1 号 雇児発 0727 第 1 号 社援発 0727 第 1 号 社援発 0727 第 1 号 老 発 0727

綿貫財団会計

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つばめ保育園サービス区分貸借対照表 平成 27 年 3 月 31 日現在 資 産 の 部 負 債 の 部 当年前年当年前年増減度末度末度末度末 流動資産 35,328,927 流動負債 8,366,092 現金預金 31,069,025 事業未払金 2,777,912 現 金 0 その他の未払金 6

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立及び運営のための資産を取得するのです 2) 私立学校を創立するためには 校地 校舎 機器備品 運営資金が必要です これらの元手 ( 財産 資金 ) は 個人または多数人による財産の寄付により準備されます この寄附された財産の取得価額が基本金となります それゆえ 第 1 号基本金は校地 校舎 機器備

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( 資産の部 ) ( 負債の部 ) Ⅰ 特定資産の部 1. 流動負債 366,211,036 1 年内返済予定 1. 流動資産 580,621,275 特定社債 302,000,000 信託預金 580,621,275 事業未払金 2,363, 固定資産 6,029,788,716 未払

土地改良区会計基準(案)

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スライド 1

事業活動計算書 第 2 号の 様式 サービス活動増減の部益費用収サービス活動外増減の部益費用至平成 26 年月 3 3 日収( 自 ) 平成 25 年 月 6 日 7 )( 勘 定 科 目 当年度決算 (A) 前年度決算 (B) 増減 (A)-(B ) 介護保険事業収益 95,62, ,

国家公務員共済組合連合会 民間企業仮定貸借対照表 旧令長期経理 平成 26 年 3 月 31 日現在 ( 単位 : 円 ) 科目 金額 ( 資産の部 ) Ⅰ 流動資産 現金 預金 311,585,825 未収金 8,790,209 貸倒引当金 7,091,757 1,698,452 流動資産合計 3

Microsoft Word - 学校法人会計の仕訳.docx

出資団体監査《堺市住宅供給公社》事前調査報告事項

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『学校法人会計の目的と企業会計との違い』

新しい地方公会計制度 これまで錦町では 総務省方式改訂モデル ( 以後 改訂モデルと言います ) の財務書類を作成してきました 錦町がこれまで積み上げてきた資産と この先返済する必要がある負債 すでに支払いが終わっている純資産などの情報を表示した貸借対照表など 今までの決算書では把握できなかった情報

目次財務諸表 1. 貸借対照表 貸借対照表内訳表

新しい地方公会計制度 これまで氷川町では 総務省方式改訂モデル ( 以後 改訂モデルと言います ) の財務書類を作成してきました 氷川町がこれまで積み上げてきた資産と この先返済する必要がある負債 すでに支払いが終わっている純資産などの情報を表示した貸借対照表など 今までの決算書では把握できなかった

出資団体監査《堺市住宅供給公社》事前調査報告事項

表紙-補正予算書

科目 期別 損益計算書 平成 29 年 3 月期自平成 28 年 4 月 1 日至平成 29 年 3 月 31 日 平成 30 年 3 月期自平成 29 年 4 月 1 日至平成 30 年 3 月 31 日 ( 単位 : 百万円 ) 営業収益 35,918 39,599 収入保証料 35,765 3


Taro-中期計画(別紙)

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公益財団法人山梨県林業公社分収林事業支援補助金交付要綱 ( 通則 ) 第 1 条公益財団法人山梨県林業公社分収林事業支援補助金 ( 以下 補助金 という ) の交付については 山梨県補助金等交付規則 ( 昭和 38 年山梨県規則第 25 号 ) に定めるもののほか この要綱の定めるところによる (

平成29年度_事業活動計算書(第二号第一様式).xlsx

貸借対照表 平成 28 年 3 月 31 日現在 ( 単位 : 円 ) 科目 当年度 前年度 増減 Ⅰ 資産の部 1. 流動資産現金 普通預金 34,426,784 48,558,060 14,131,276 定期預金 1,500,000 1,500,000 0 未収金 76,321,3

貸借対照表内訳表 第三号第二様式 ( 第二十七条第四項関係 ) 平成 30 年 3 月 31 日現在 勘定科目 社会福祉事業 公益事業 収益事業 合計 内部取引消去 法人合計 資産の部流動資産 178,500,670 7,595, ,095, ,095,778 現金預

老発第 号 平成 12 年 3 月 10 日 一部改正 老発 0630 第 1 号 平成 26 年 6 月 30 日 都道府県知事 各指定都市市長殿 中核市市長 厚生省老人保健福祉局長 特別養護老人ホームにおける繰越金等の取扱い等について標記については 平成 12 年 4 月 1 日から

平成30年度収支予算

ワコープラネット/標準テンプレート

は 国が新たに補助を行うこととされた しかし 既存の特養ホームの改築 大規模改修等については国の補助の対象となっていないため 特養ホームが施設の改修等を行うに当たっては 自己資金の確保が重要となっている (3) 社会福祉法人の財務諸表社会福祉法人は社会福祉法 ( 昭和 26 年法律第 45 号 )

財務諸表に対する注記

科 目 貸借対照表平成 30 年 3 月 31 日現在 当年度前年度増減 ( 単位 : 円 ) Ⅰ 資産の部 1. 流動資産 現金預金 28,313,776 24,804,212 3,509,564 未 収 金 5,810,958 5,810,958 0 流動資産合計 34,124,734 30,6

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(1) 貸借対照表 平成 28 年 3 月 31 日現在 ( 公財 ) 東燃ゼネラル石油研究奨励 奨学財団 ( 単位 : 円 ) 科目当年度 前年度 増 減 Ⅰ Ⅱ Ⅲ 資産の部 1. 流動資産 2. 固定資産 現金 1,997,647 1,800, ,757 普通預金 11,155,9

Ⅰ 平成 24 年度高鍋町財務書類の公表について 平成 18 年 6 月に成立した 簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律 を契機に 地方の資産 債務改革の一環として 新地方公会計制度の整備 が位置づけられました これにより 新地方公会計制度研究会報告書 で示された 基準モデル

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事業活動内訳表 第二号第二様式 勘定科目社会福祉事業公益事業事業合計内部取引消去法人合計 介護保険事業 386,515,649 72,527, ,043, ,043,312 医療事業 6,093,073 6,093,073 6,093,073 サ収経常経費寄附金 675,00

学校法人明治大学 理事会御中 独立監査人の監査報告書 市東康男公認会計士事務所 平成 29 年 5 月 30 日 公認会計士市東康男 太田周二公認会計士事務所 公認会計士太田周二 私たちは 私立学校振興助成法第 14 条第 3 項の規定に基づく監査報告を行うため 平成 27 年 3 月 30 日付け

Microsoft Word - 02 平成29年度土地改良区等検査の結果について(HP版)


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連結貸借対照表 ( 単位 : 百万円 ) 当連結会計年度 ( 平成 29 年 3 月 31 日 ) 資産の部 流動資産 現金及び預金 7,156 受取手形及び売掛金 11,478 商品及び製品 49,208 仕掛品 590 原材料及び貯蔵品 1,329 繰延税金資産 4,270 その他 8,476

自主点検について 目的 企業を成長させるためには 企業の内部統制及び経理能力の水準を向上させることが重要な要素と考えられます また 経営者が 自主点検チェックシート を有効に活用することによって 税務リスクが軽減することを期待しています 自主点検の流れ 点検担当者 ( 経理責任者等 ) は チェック

農業経営基盤強化準備金~農業者向けQ&A~

区分 平成 29 事業年度 予算額 決算額 差額 備考 運営費交付金 2,815 2,815 - 国庫補助金 26,679 26,679 - 社会福祉振興助成費補助金 給付費補助金 26,071 26,071 - 利子補給金 3,617 3,617 - 福祉医療貸付事業福祉医療貸

3. 基本財産及び特定資産の財源等の内訳 基本財産及び特定資産の財源等の内訳は 次のとおりです 科目当期末残高 ( うち指定正味財産からの充当額 ) ( うち一般正味財産からの充当額 ) ( うち負債に対応する額 ) 基本財産投資有価証券 800,000,000 (662,334,000) (137

Transcription:

社会福祉法人指導監査基準 ( 財務管理 措置費 ) 1 経理規程 経理規程は, 適正に作成されているか 留意事項 1, 定款例 34, 規程 (2) 内部牽制組織が確立されているか 留意事項 1, 平 12 児発 471 号 1 会計責任者及び出納職員は, 理事長が任命しているか 2 会計責任者と出納職員の兼務が行われていないか (3) 拠点区分 サービス区分は, 適切に設定されているか 基準第 10 条, 取扱 2 3, 留意事項 4 5 公益事業, 収益事業に関する会計は, 社会福祉事業とは別に事業区分を設けて処理されているか 基準第 10 条, 留意事項 4 経理規程に定める会計帳簿が整備, 保存されているか 留意事項 2(3), 規程 12 主要簿 ( 仕訳日記帳及び総勘定元帳 ), 補助簿 ( 固定資産管理台帳 その他 ) 及びその他の帳簿 ( 会計伝票 その他 ) を作成する (6) 小口現金制度を運用する場合, 経理規程に規定を設けているか 留意事項 1, 規程 28 2 予算 決算の作成の状況 当初予算は, 前年度末までに適正な手続を経て作成されているか 定款例 31, 留意事項 2(2) (2) 決算は, 翌年度 6 月末までに適正な手続を経て作成されているか 3 予算執行の状況 行政等から支給している委託費, 補助金等は, 適正に収入計上されているか 社会福祉法 45 条の 27, 留意事項 3, 平 29 雇児総発 0329 第 1 号 2, 定款例 32 留意事項 10 (2) 利用者等から徴収した利用料, 負担金等は, 適正に収入計上されているか 基準第 12 条 19 条, 平 12 児発 471 号 (3) その他の収入は, 適正に収入計上されているか 基準第 12 条 19 条 不適切な厚生経費はないか 基準第 1 条 慶弔規程に沿った慶弔費の執行ができているか 基準第 1 条, 規程 26 慶弔規程は, 適正な手続を経て作成されているか (6) 旅費規程に沿った旅費交通費の執行ができているか 基準第 1 条, 規程 26 1 旅費規程は, 適正な手続を経て作成されているか 2 出張命令簿は策定されているか 3 旅費交通費は, 旅費規程, 出張命令簿と合致しているか (7) その他の支出について, 不適切なものはないか 基準第 1 条 4 経理事務及び資産管理の状況 1

会計帳簿は, 発生主義の原則に基づき適正に記帳されているか また, 現金, 預金勘定は, 資金の移動が正確に記帳できているか 基準第 3 条, 平 12 児発 471 号, 規程 10 (2) 支出に関する事務処理は, 適正に行われているか 留意事項 1, 規程 13 26 1 経費支出に際して, 定められた決裁権者の承認を得ているか 2 会計伝票には, 勘定科目 取引年月日 数量 金額 相手方 取引内容を記載し, 会計責任者の承認印 ( サイン ) を受けているか 3 支出に係る証憑 ( 納品書, 請求書, 領収書等 ) は, 漏れなく整理 保存されているか (3) 現金, 預金は適正に管理されているか 留意事項 1, 定款例 30, 規程 24 30 31 39 40 1 通帳, 印鑑は, 保管場所 管理者をそれぞれ別にしているか 2 現金収入は, 一旦預金化しているか 3 多額の現金を保管していないか 4 預金通帳と現金 ( 小口現金出納帳 ) の入出金は一致するか 5 現金, 預金残高と会計帳簿を定期的に照合しているか 高額契約は, 競争入札を行っているか 随意契約は, 複数業者から見積もりを徴し比較するなど, 適正な価格を客観的に判断しているか (6) 高額な支出については, 契約書を作成しているか 規程 75 76 (7) 工事又は物品の納入は, 適切に行われているか 規程 26 35 : 雇児総発 0329 第 1 号, 規程 72 73 74 契約の予定価格が以下に示す金額以上の場合, 原則, 競争入札を実施しているか 1 会計監査人設置法人, または公認会計士や監査法人による会計監査を受ける法人の場合 1 建築工事 :20 億円 2 建築技術 サービス :2 億円 3 物品等 :3,000 万円 2 上記以外の法人の場合 1,000 万円随意契約を行う場合は, 合理的な理由が認められるか 価格による随意契約を行う場合,3 社以上の業者から見積もりを徴しているか なお, 以下の金額を超えない場合は,2 社の業者による見積もりで差し支えな雇児総発 0329 第 1 号 1, 規程 74 い 1 工事又は製造の請負契約 :250 万円 2 食料品 物品等の買入れ契約 :160 万円 3 上記以外の契約 :100 万円 (8) 契約事務は, 適正に行われているか 平 29 雇児総発 0329 第 1 号,7 号 1(2), 規程 72 理事長又はその委任を受けた契約担当者が, 契約を行っているか 代表者, 施設長等からの借入金がある場合は, 契約書を作成し, 法人, 施設の預金口座に入金しているか 定款例 30, 規程 38, 留意事項 8 26, 取扱 21 (10) 法人本部で負担すべき経費は, 本部経理区分で処理しているか 留意事項 6 (11) その他経理事務について, 経理規程に則った運用をしているか 規程 5 計算書類の状況 ( 会計基準 ) 計算書類 ( 資金収支計算書, 事業活動計算書及び貸借対照表 ), 計算書類の注記及び附属明細書は, 適正に作成 保存されているか 基準第 2 条 7 条 29 条 30 条, 留意事項 7 23 会計基準に基づき, 定められた様式で作成しているか 計算書類の注記は, 必要な項目が漏れなく記載されているか 2

(2) 財産目録は, 整備 保存されているか 基準第 31 条, 平 29 雇児総発 0329 第 1 号 (3) 前年度の計算書類と矛盾はないか 基準第 2 条 貸借対照表の流動資産と流動負債の差額は, 資金収支計算書の当期末支払資金残高と一致するか ( 一年以内に入金又は支払の期限が到来するものとして固定資産又は固定負債から振替えられたもの, 賞与引当金等を除く ) 基準第 13 条, 取扱 5 財産目録の現金と 3 月 31 日時点の ( 小口 ) 現金出納簿の残高は, 一致しているか 基準第 2 条 31 条 (6) 財産目録の預金と 3 月 31 日時点の預金残高は, 一致しているか 基準第 2 条 31 条 (7) 財産目録は, 貸借対照表の資産及び負債の名称, 数量及び金額等を詳細に表示し, かつ貸借対照表の金額と一致するか 基準第 32 条 33 条 (8) (10) 貸借対照表に計上されている基本財産は, 定款に記載されている内容と一致するか 貸借対照表に計上されている設備資金借入金等の負債は, 借入先が発行する返済予定表と一致するか 固定資産管理台帳, 基本財産及びその他固定資産の明細書と各計算書類は, 整合しているか 定款例 28 基準第 2 条 25 条 26 条, 取扱 6 規程 12, 留意事項 27 (11) 固定資産の減価償却及び国庫補助金等特別積立金の処理は, 適正に行われているか 取扱 9 10 16, 留意事項 15 17 (12) 退職給付会計に係る資産 負債 ( 退職給付引当資産 退職給付引当金 ) を, 貸借対照表に適正に計上しているか 取扱 18, 留意事項 21 移行処理が必要なものについて, 適正に実施されているか (13) 退職給付会計の積立 取崩し額及び退職給付金について, 資金収支計算書及び事業収支計算書に適正に計上しているか 留意事項 21 (14) 計算書類の注記は, 適切に記載されているか 基準第 29 条, 取扱 24 別紙 1 別紙 2 (15) 計算書類と会計帳簿等との不一致はないか 基準第 2 条 (16) 現金は, 確実な金融機関の預入, 信託会社の信託, 確実な有価証券に換えて保管しているか 定款例 30 (17) その他計算書類が適正に作成されているか 基準第 2 条 6 弾力運用の状況 ( 会計基準 ) 必要な要件を満たさずに弾力運用していないか 運営費局長通知, 運営費課長通知 3

次の要件をすべて満たす施設の場合 (D の要件は未実施施設 ) の弾力運用 A 適切な法人運営が確保されている B 適切な施設運営が確保されている C 財産目録, 貸借対照表及び収支計算書が公開されている (2) (3) (6) (7) 運営費を, 同一設置者の施設の整備等 ( 建物 設備整備, 環境改善, 借入金の償還及びその利息を含む ) の経費に充てる場合の支出額は, 民間施設給与等改善費の管理費加算額の範囲内か 施設の整備等及び法人本部に要する経費に運用収入を充てる場合, 当該年度の施設経理区分の収入決算額の事務費 ( 人件費及び管理費 ) 相当額から生じるであろう運用収入 ( 年間を通じて預けた場合の運用収入 ) の範囲内か 人件費積立金, 修繕積立金, 備品購入等積立金に積み立てる場合, 使用計画を作成しているか また, 目的外に使用する場合は, 施設所管課に事前協議しているか 前期末支払資金残高を, サービス区分の収入予算額の 3% を超えて取り崩す場合, 施設所管課に事前協議しているか 次の要件をすべて満たす施設の場合の弾力運用 A 適切な法人運営が確保されている B 適切な施設運営が確保されている C 財産目録, 貸借対照表及び収支計算書が公開されている D 次のいずれかのサービスが, 実施されている ア苦情解決の仕組みイ第三者評価の受審と結果公表次の積立金に積み立てる場合は, 使用計画を作成しているか 1 人件費積立金 2 施設整備等積立金 ( 建物 設備整備, 環境改善, 業務省力化等機器購入, 増改築に伴う土地の取得に要する経費 ) なお, 各積立金を目的外に使用する場合は, 理事会の事前承認を受けているか 運営費を, 同一設置者の社会福祉施設等の整備等に係る福祉医療機構からの借入金の償還 ( 利息含む ) に充てる場合の金額は, 民間施設給与等改善費の範囲内か なお, 土地取得に要する費用を取崩すことができるのは当該施設の増改築に係る計画について, 理事会の承認を得るとともに, 都道府県及び市町村など関係行政機関との事前協議及び地元調整が終了しており, 施設の整備が確実な場合に限るものとする (8) サービス区分 ( 拠点区分 ) の運用収入を次の経費に充てることが可能であるが, 1 福祉医療機構からの借入金の償還及びその利息 2 法人本部に要する経費 ( 人件費支出 ( 法人役員等が施設長等を兼務している場合の役員報酬は不可 ) 及び 事務費支出 の経費 ) 3 同一法人が行う社会福祉事業の運営に要する経費 4 同一法人が行う公益事業の運営に要する経費その額は, 運用収入の範囲内か 法人本部に要する経費へ充てる場合は, 対象経費の範囲内か 4

前期末支払資金残高を取り崩し, 次の経費に充てる場合, 理事会の承認を得ているか 1 法人本部に要する経費 ( 人件費支出 及び 事務費支出 ) 2 同一設置者の社会福祉事業の運営に要する経費 3 同一設置者の公益事業の運営に要する経費 (10) 当期末支払資金残高は, 当該年度の措置費収入の 30% 以下となっているか (11) 運営費は, 安全確実かつ換金性の高い方法で管理 運用されているか (12) 運営費の法人内の他のサービス区分等への貸付は, やむを得ない場合で, 当該年度内に限っているか また, 法人外への貸付はないか (13) その他, 運営費の弾力運用が認められない経費等への支出はないか 5