内閣官房内閣情報調査室 Cabinet Intelligence and Research Office 2013

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条第一項に規定する国際平和協力業務の実施等に関する重要事項九自衛隊法 ( 昭和二十九年法律第百六十五号 ) 第六章に規定する自衛隊の行動に関する重要事項 ( 第四号から前号までに掲げるものを除く ) 十国防に関する重要事項 ( 前各号に掲げるものを除く ) 十一国家安全保障に関する外交政策及び防衛政

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適宜の処置を要求し及び是正改善の処置を求めたものの全文 内閣官房及び内閣府本府における物品の管理等について ( 平成 28 年 10 月 27 日付け内閣総理大臣宛て ) 標記について 会計検査院法第 34 条の規定により 下記のとおり是正の処置を要求し及び是正改善の処置を求める 記 1 物品の管理

会計検査院内閣総農林水産省Contents 内閣情報調査室を志望する皆さんへ成長する 内調 - 歴史と発展 - 内閣を支える 内閣官房 内閣情報調査室 内調 の組織 内調 の役割 - 総理の 目 耳 として- 先輩職員からのメッセージ情報コミュニティの 要 として緊急事態の発生と初動対処国際テロ情報

奈良県ライフライン 情報共有発信マニュアル 第 3.3 版 平成 24 年 7 月 奈良県ライフライン防災対策連絡会

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災害時に必要な物資の備蓄に関する行政評価・監視<中間報告>

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障害者雇用率発表資料


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道州制基本法案(骨子)

目次 はじめに 3 外務省が提供している主なサービス 4 外務省の定例記者会見 5 外務省の定例記者会見( 外国メディア向け ) 6 内閣官房長官の定例記者会見( 日本語 ) 7 その他の情報発信 8 インタビューへの対応 9 外国記者登録証の発行 10 ( 財 ) フォーリン プレスセンター 11

1 第節 警察の組織 1 警察の組織 (1) 公安委員会制度 公安委員会制度は 強い執行力を持つ警察行政について その政治的中立性を確保し かつ 運営の独善化を防ぐためには 国民の良識を代表する者が警察の管理を行うことが適切と考えられたため設けられた制度であり 国に国家公安委員会を置いて警察庁を管理

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事業継続計画(BCP)作成用調査ワークシート

2019 年度予算 ( 案 ) 概要 平成 30 年 12 月内閣官房

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「国家安全保障会議」設置法案

報道資料 平成 30 年 11 月 2 日内閣官房内閣人事局 女性国家公務員の登用状況及び国家公務員の育児休業等の取得状況のフォローアップ < ポイント > 国家公務員の平成 30 年 7 月時点の登用状況は いずれの役職段階においても 女性の占める割合が調査開始以降 最高数値 別添 1 平成 29

目 次 はじめに 1 1 防衛省から官邸対策室 ( 危機管理センター ) への情報伝達の検証 2 検証項目 1 防衛省は 7 時 40 分に米国から受信したSEW 情報を官邸幹部及び官邸対策室 ( 危機管理センター ) に一斉通報すべきではなかったか 検証項目 2 何らかの飛翔体が発射されたことを把

平成 29 年 10 月 27 日内閣官房内閣人事局 女性国家公務員の登用状況及び国家公務員の育児休業等の取得状況の フォローアップ 別添資料 別添 1 女性国家公務員の登用状況 1 資料 1-1 府省等別女性国家公務員登用状況 2 資料 1-2 府省等別女性国家公務員登用状況 ( 本省課室長相当職

一防災 減災等に資する国土強靱化基本法案目次第一章総則 第一条 第七条 第二章基本方針等 第八条 第九条 第三章国土強靱化基本計画等 第十条 第十四条 第四章国土強靱化推進本部 第十五条 第二十五条 第五章雑則 第二十六条 第二十八条 附則第一章総則 目的 第一条この法律は 国民生活及び国民経済に甚

I. 2 II III IV

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第 1 章実施計画の適用について 1. 実施計画の位置づけ (1) この 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画 に基づく宮崎県実施計画 ( 以下 実施計画 という ) は 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 以下 特措法 と

包括規定 案

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各省庁等における業務継続計画に係る取組状況調査 調査の目的 各省庁等における現在の業務継続計画に係る取組状況を把握し 東日本大震災等を受けた 今後の業務継続計画の改善策を検討するための資料とする 調査の対象 中央省庁業務継続連絡調整会議構成機関 オブザーバー機関 29 機関 構成員 :23 機関内閣

( 各大臣からの御発言 ) 小此木国家公安委員会委員長 登下校時における子供の安全を確保するため 今般の 登下校防犯プラン の5 本の柱について 警察としては それぞれ以下の取組を関係機関と連携して推進してまいります まず第 1に 地域における連携の強化 については 今後構築される 地域の連携の場

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総務省 1 統計功労者に対する大 臣表彰 統計に関し功績のあった統計調査員を表彰する 11 月 19 日 2 広報関係 (1) 刊行物の活用等による広報 総務省広報誌 総務省 等に 統計の日 についての広報記事を掲載して周知を図るとともに 各種行事結果についても掲載する 統計の日 関連行事の広報文を

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Taro-309 緊急事態における新潟県警察の組織に関する要綱の制定について(例規通達)

(取組名を記載)

自衛隊の原子力災害派遣に関する達

ホームページのバリアフリー化の推進に関する調査の結果に基づく勧告に対する改善措置状況 ( 回答 ) の概要 調査の実施時期等 1 実施時期平成 21 年 8 月から 22 年 6 月イーガブ 2 調査対象機関全府省 (16 府省 ) の本府省及び外局 34 機関 ( 電子政府の総合窓口 (e-gov

れにMINUSTAH 軍事部門司令部において行われる企画及び調整の分野並びに我が国のMINUSTAHに対する協力を円滑かつ効果的に行うための連絡調整の分野における国際平和協力業務を行わしめるとともに 自衛隊の部隊等により ハイチ地震の被災者の支援等の分野における国際平和協力業務を実施することとする

作業委員会(第1回)資料

1 目 次

国会、裁判所、会計検査院、内閣、内閣府、復興庁、総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省及び防衛省所管      東日本大震災復興特別会計歳入歳出予算補正予定額各目明細書

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資料 5 自治体クラウド推進 業務改革について 平成 27 年 9 月 14 日

これを公にした場合には 政府の情勢認識 関心事項 情報収集能力等が明らかとなり 又は推察されると認められる したがって 当該不開示部分を公にすることにより 我が国の安全が害されるおそれ 又は公共の安全と秩序の維持に支障を及ぼすおそれがあると行政機関の長が認めることにつき 相当の理由があるとして法 5

(6) 行方不明者の捜索 (7) 治安の維持 (8) 被災者等への情報伝達 (9) 前各号に掲げるもののほか 派遣先都道府県警察の長が特に指示する活動一部改正 平成 25 年第 15 号 ( 即応部隊の活動 ) 第 4 条即応部隊は 大規模災害発生時に直ちに被災地等へ赴き それぞれ次に掲げる活動を行

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1青森県防災ヘリコプター運航管理要綱

続報を伝達しますので 引き続き屋内に避難していて下さい 弾道ミサイルが日本の上空を通過した場合には 他に追尾しているミサイルやミサイルから分離した落下物が我が国の領土 領海に落下する可能性が無いことを確認した後 弾道ミサイルが通過した旨の情報をお知らせします ((2)2) 引き続き屋内に避難する必要

各府省からの第 1 次回答 1. 災害対策は 災害対策基本法に規定されているとおり 基礎的な地方公共団体である市町村による第一義的な応急対応と 市町村を包括する広域的な地方公共団体である都道府県による関係機関間の総合調整を前提としている を活用してもなお対応できず 人命又は財産の保護のため必要がある

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尖閣諸島周辺海域における中国公船及び中国漁船の活動状況について 平成 28 年 8 月 9 日 事案の概要 (1) 平成 28 年 8 月 5 日午後 1 時 30 分頃 中国漁船に続いて 中国公船 ( 中国政府に所属する船舶 )1 隻が尖閣諸島周辺領海に侵入した その後 8 日午後 6 時までに

情報セキュリティ政策の枠組みと推進体制 内閣官房を中心に関係省庁も含めた横断的な体制を整備 高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部 (IT 戦略本部 ) 本部長内閣総理大臣副本部長内閣特命担当大臣 ( 科学技術政策 ) 内閣官房長官総務大臣経済産業大臣本部員本部長及び副本部長以外のすべての国務大臣

安全管理規程


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常勤職員の育児休業の取得率をみると 男性 14.5% 女性 99.2% となっています 前年度に比べ 男性は 5.0 ポイントの上昇 女性は 0.8 ポイントの低下 ( 前年度男性 9.5% 女性 100.0%) となっており 男性は過去最高となっています 女性取得率 (%) 育児休業取得率 ( 常

行政文書の管理に関するガイドラインの一部改正に伴う政府機関の情報セキュリティ対策のための統一基準の扱いについて ( 概要 ) 資料 7-1

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平成 30 年度予算案の主な概要 ( 単位 : 億円 ) 区 分 平成 29 年度予算額 平成 30 年度予算案額 内閣所管 1, ,104.3 内閣官房 ( 主な内訳 ) 1. 情報通信技術 (IT) 総合戦略室 新型インフルエンサ 等対

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事務ガイドライン ( 第三分冊 )13 指定信用情報機関関係新旧対照表 Ⅰ-2 業務の適切性 現行改正後 ( 案 ) Ⅰ-2 業務の適切性 Ⅰ-2-4 信用情報提供等業務の委託業務の効率化の観点から 内閣総理大臣 ( 金融庁長官 ) の承認を受けて信用情報提供等業務の一部を委託することが可能とされて

1 検査の背景 我が国の防災の基本法として災害対策基本法 ( 昭和 36 年法律第 223 号 ) が制定されている 同法によれば 内閣府に中央防災会議を置くとされ 同会議は 災害予防 災害応急対策及び災害復旧の基本となる防災基本計画の作成 その実施の推進 防災に関する重要事項の審議をそれぞれ行うな

Q4. ミサイルは発射から何分位で日本に飛んでくるのでしょうか A4. 北朝鮮から弾道ミサイルが発射され 日本に飛来する場合 極めて短時間で日本に飛来することが予想されます 例えば 平成 28 年 2 月 7 日に北朝鮮西岸の東倉里 ( トンチャンリ ) 付近から 発射された弾道ミサイルは 約 10

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資料 2-2 成長戦略改訂に向けた地域活性化の取組みについて ( 案 ) 内閣官房地域活性化統合事務局 成長戦略の改訂に向け これまでの施策の成果が実感できない地方において 新たな活力ある地域づくりと地域産業の成長のためのビジョンを提供しその具体化を図る 超高齢化 人口減少社会における持続可能な都市

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国会、裁判所、会計検査院、内閣、内閣府、復興庁、総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省及び防衛省所管      東日本大震災復興特別会計歳入歳出予定額各目明細書

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2018 社会全体が多様化 複雑化し 国際情勢が刻々と変化する中で 国家全体を俯瞰した総合的かつ戦略的な政策判断を行うことが求められています 内閣府は このような課題に対し 内閣及び内閣総理大臣の リーダーシップ発揮を直接支えるため 平成 13 年に発足した組織です 内閣府は 行政を分担管理する各省

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内閣官房内閣情報調査室 Cabinet Intelligence and Research Office 2013

内閣官房内閣情報調査室 内調 の役割 総理の 目 耳 として 内閣情報調査室 ( 内調 ) の役割は 内閣の重要政策に関する情報を収集 分析して官邸に報告することです それらの報告は 官邸の政策決定と遂行を支援します 従って 内調はいわば 総理の 目 耳 としての役割を担っている と言えます そのために 次のような業務を行っています 総理及び官房長官に対する報告 情報の収集 分析によって得られた 情報 ( インテリジェンス ) を 内閣情報官が 内閣総理大臣 内閣官房長官等 ( 官邸 ) に定例報告を行っています また 特に緊急を要する情報については 随時 報告を行っています 情報の収集 分析 評価 官邸直属の情報機関として 官邸の情報関心に合致した各種情報を自ら収集するとともに 情報コミュニティ省庁 ( 内調及び警察庁 公安調査庁 外務省 防衛省等 ) が収集 分析した情報を集約し 内閣の立場から分析 評価を行っています 緊急事態の発生時の初動対処 大規模災害等の緊急事態が発生した場合 あるいはそのおそれのある情報が得られた場合には 内調に情報が集約され 内調から官邸幹部に速報します また 内閣に対策本部が設置された場合には 内閣情報官が関係の会議に出席し 情報面から内閣による対応を支えます 総理の 目 耳 として官邸の政策決定と遂行を支援 情報コミュニティの 要 総理 官房長官に対する定例 随時の インテリジェンス 報告 緊急事態の発生時の初動対処 国内外の諸情勢に関する情報の収集 分析 評価 3

成長する 内調 歴史と発展 旧総理大臣官邸 ( 現公邸 ): 内閣広報室提供 昭和 27 年 4 月 9 日 ( 第 3 次吉田内閣 ) 内閣総理大臣官房調査室 ( 総理府の組織として新設 ) 昭和 32 年 8 月 1 日 ( 第 1 次岸内閣 ) 内閣調査室 ( 組織変更により内閣官房に ) 昭和 61 年 7 月 1 日 ( 第 2 次中曽根内閣 ) 内閣情報調査室 ( 内閣官房の組織再編により名称変更 ) 平成 8 年 5 月 11 日 ( 第 1 次橋本内閣 ) 内閣情報集約センターを設置 ( 緊急な重要情報を 24 時間体制で収集し 内閣総理大臣等への報告 ) 平成 13 年 1 月 6 日 ( 第 2 次森内閣 ) 内閣情報官を設置 ( 中央省庁再編に伴い内閣情報調査室長から格上げ ) 内調の歴史はこの中の一室から始まりました Cabinet Intelligence and Research Office 平成 13 年 4 月 1 日 ( 第 2 次森内閣 ) 内閣衛星情報センターを設置 ( 情報収集衛星に係る画像情報の収集 分析 ) 平成 20 年 4 月 1 日 ( 福田内閣 ) 内閣情報分析官を設置 ( 特定の地域又は分野に関する特に高度な分析 ) カウンターインテリジェンス センターを設置 ( 外国の情報機関による情報収集活動から我が国の重要な情報及び職員を保護 ) 4

内閣官房内閣情報調査内閣を支える 内閣官房 内閣情報調査室 内閣 ( 内閣総理大臣と国務大臣 ) に 内閣官房 が置かれ 以下の事務をつかさどっています ( 内閣法第 12 条 ) 閣議事項の整理その他内閣の庶務 内閣の重要政策に関する基本方針や閣議に係る重要事項等に関する企画 立案 総合調整に関する事務 内閣の重要政策に関する情報の収集調査に関する事務等があり それぞれの事務を 内閣官房副長官補 (3 人 ) 内閣広報官 内閣情報官等が掌理しています 内閣情報調査室 は このうちの内閣の重要政策に関する情報の収集及び分析その他の調査に関する事務を担当しており 内閣情報官がこれを掌理しています ( 内閣官房組織令第 4 条 ) 内閣の重要政策に関する情報 とは すなわち 国内外の情勢を正確に把握し 内閣が適時適切に政策を立案 遂行するために必要な情報のことです その時々の政治 経済 社会情勢によって 国の重要課題は変化します したがって 内調の職員には 情報に対する鋭敏な感覚と 時機を逸しないで対応するスピード感の養成が求められます 内閣官房の組織内閣総理大臣室内閣官房長官 内閣総理大臣補佐官 内閣官房副長官 3 人 ( 政務 事務 ) 関係法令 総理大臣官邸 : 内閣広報室提供 内閣法第 12 条 第 19 条内閣官房組織令第 1 条 第 4 条 第 4 条の 2 内閣情報通信政策監 内閣危機管理監 内閣情報官 内閣広報官 内閣官房副長官補 3 人 内閣総務官室 内閣情報調査室 内閣広報室 5

内調 の任務分掌 内閣情報官人事 予算 学識経験者の研究 総務部門提言等の取りまとめ等に関すること国内部門国内の情報収集 分析等に関すること長内閣情報調査室が担当する事務は 内閣情報官の下で 下図のとおり 分担されています 国際部門国外の情報収集 分析等に関すること内外の経済情報の収集 分析等に経済部門関すること内閣情報大規模災害等の緊急事態における集約センター情報の集約 連絡等に関すること内閣情報分析官 ( 特定の地域又は分野に関する特に高度な分析に従事 ) 情報収集衛星システムの開発 運用及び内閣衛星情報センター画像情報の収集分析等に関すること内閣情報調査室の職制次カウンターインテリジェンス センター ( カウンターインテリジェンス機能の強化に関する基本方針の施行に関する連絡調整等 ) カウンターインテリジェンス 外国の情報機関による情報収集活動から我が国の重要な情報及び職員を保護すること Cabinet Intelligence and Research Office 内調の職制は 管理職たる内閣審議官 内閣参事官 調査官と その命を受けて事務を整理する内閣事務官とに大きく分けられます 課係制をとる他の行政官庁とは異なり 収集 分析した情報を迅速に伝達するという情報業務の特性にかなったフラットかつ柔軟なものとなっています 6

内閣官房内閣情報調査情報コミュニティの 要 として 内閣情報調査室は 内閣総理大臣 内閣官房長官 内閣官房副長官等の官邸の政策担当者と 関係省庁との連絡調整を担い 情報コミュニティの要としての役割を果たしています そのために 以下の会議の運営を担当しています 内閣情報会議 国家や国民の安全に関わり 内閣の重要政策に関する事象について 官邸と外交 防衛 治安等の情報を担当する省庁が緊密に連携し 情勢を総合的に把握をすることが 内閣情報会議 のねらいです 議長は内閣官房長官で 内閣官房副長官 ( 政務 事務 ) 内閣危機管理監 内閣情報官等の内閣官房の最高幹部と 広義の情報コミュニテイ ( 警察庁 金融庁 公安調査庁 外務省 財務省 経済産業省 海上保安庁及び防衛省 ) の事務次官クラスが構成員になっており 重要情報を共有するとともに総合的な分析 評価を行い 政策の立案に寄与します 原則として年 2 回開催されます 合同情報会議 情報収集衛星推進委員会 情報収集衛星運営委員会 これら会議の長は 内閣官房副長官 ( 事務 ) が務め 内閣情報官のほか情報関係省庁の局長クラス等が構成員となっており 関係省庁間の情報共有 情報収集衛星の開発 運用のための方針決定等を行っています この他にも 内調が中心となって 情報コミュニティ内の様々なレベルで定期又は随時の連絡会議を行い いわば オール ジャパン で内閣としての政策判断を支援する体制が構築されています ( 注 ) 情報コミュニティ は 従来は 内閣情報調査室 警察庁 公安調査庁 外務省 防衛省の5 省庁で構成されていましたが 平成 20 年 3 月の閣議決定により拡大されました ( 下図参照 ) 室防衛省 外務省 財務省 内閣情報調査室 情報コミュニティ 内閣情報会議 ( 合同情報会議 ) ( 情報収集衛星推進委員会 ) ( 情報収集衛星運営委員会 ) 警察庁 公安調査庁 金融庁 経済産業省 海上保安庁 7

内閣情報集約センター 緊急事態の発生と初動対処 内閣情報集約センターは 内外の重要 緊急な情報を 24 時間体制で収集 集約し 大規模テロや大規模災害の発生に関する情報を 内閣総理大臣等へ直ちに報告することにより 内閣としての的確な初動対処体制を確立することを目的としています 各省庁との専用回線 内外の通信社との専用回線等のほか 災害発生時には 防衛省 警察庁等のヘリコプターからの映像をリアルタイムで受信するシステム等があり 緊急事態発生時における政府の情報収集 集約の拠点として重要な役割を果たしています マスコミ 関係各省庁民間公共機関 収集 集約 内閣情報集約センター報告連絡内閣総理大臣 内閣官房長官等 対策 Cabinet Intelligence and Research Office ( 内閣広報室提供 ) 8

内閣官房内閣情報調査室北受信管制局副センター分析部技術部理部長管制局所 内閣衛星情報センター 情報収集衛星の開発 運用 経緯 概要政府は 我が国の安全を確保するために必要な情報を収集することを目的として 平成 10 年に情報収集衛星の導入を決定し 平成 16 年 4 月に運用を開始しました 主として 外交や防衛等の安全保障及び大規模災害等の危機管理のために必要な情報の収集を行っています 内閣衛星情報センターは 情報収集衛星の開発 運用を担う組織として 内閣情報調査室に平成 13 年 4 月に設置された組織です 内閣衛星情報センターの組織管次長 総括開発官南受信 三菱重工業 情報収集衛星とは 情報収集衛星システムは 光学衛星及びレーダ衛星と各種の処理を行う地上システムから構成されています また 地上施設として 中央センター ( 東京 ) 副センター ( 茨城 ) 北受信管制局 ( 北海道 ) 南受信管制局 ( 鹿児島 ) があります 9