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改訂の理由及び調査の結果直近 3 年度の国内副作用症例の集積状況 転帰死亡症例 国内症例が集積したことから専門委員の意見も踏まえた調査の結果 改訂することが適切と判断した 低カルニチン血症関連症例 16 例 死亡 0 例

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Transcription:

2016 年 10 月改訂 ( 第 9 版 ) 日本標準商品分類番号 871319 医薬品インタビューフォーム 日本病院薬剤師会の IF 記載要領 2008 に準拠して作成 広範囲抗菌点眼剤 オフロキサシン点眼液 0.3% テバ Ofloxacin Ophthalmic Solution 0.3% TEVA 剤形点眼剤 製剤の規制区分処方箋医薬品 ( 注意 医師等の処方箋により使用すること ) 規格 含量 1mL 中日局オフロキサシン 3mg 含有 一般名 和名 : オフロキサシン (JAN) 洋名 :Ofloxacin(JAN) 製造販売承認年月日薬価基準収載 発売年月日 開発 製造販売 ( 輸入 ) 提携 販売会社名 医薬情報担当者の連絡先 問い合わせ窓口 製造販売承認年月日 : 2013 年 2 月 15 日 薬価基準収載年月日 : 2013 年 6 月 21 日 発売年月日 : 2001 年 10 月 販 売 : 武田薬品工業株式会社 発 売 元 : 武田テバファーマ株式会社 製造販売元 : 武田テバ薬品株式会社 武田テバ薬品株式会社武田テバ DI センター TEL 0120-923-093 受付時間 9:00~17:30( 土日祝日 弊社休業日を除く ) 医療関係者向けホームページ https://www.med.takeda-teva.com 本 IF は 2016 年 10 月改訂の添付文書の記載に基づき改訂した 最新の添付文書情報は PMDA ホームページ 医薬品に関する情報 http://www.pmda.go.jp/safety/info-services/drugs/0001.html にてご確認ください

IF 利用の手引きの概要 日本病院薬剤師会 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯医療用医薬品の基本的な要約情報として医療用医薬品添付文書 ( 以下 添付文書と略す ) がある 医療現場で医師 薬剤師等の医療従事者が日常業務に必要な医薬品の適正使用情報を活用する際には 添付文書に記載された情報を裏付ける更に詳細な情報が必要な場合がある 医療現場では 当該医薬品について製薬企業の医薬情報担当者等に情報の追加請求や質疑をして情報を補完して対処してきている この際に必要な情報を網羅的に入手するための情報リストとしてインタビューフォームが誕生した 昭和 63 年に日本病院薬剤師会 ( 以下 日病薬と略す ) 学術第 2 小委員会が 医薬品インタビューフォーム ( 以下 IF と略す ) の位置付け並びに IF 記載様式を策定した その後 医療従事者向け並びに患者向け医薬品情報ニーズの変化を受けて 平成 10 年 9 月に日病薬学術第 3 小委員会において IF 記載要領の改訂が行われた 更に 10 年が経過した現在 医薬品情報の創り手である製薬企業 使い手である医療現場の薬剤師 双方にとって薬事 医療環境は大きく変化したことを受けて 平成 20 年 9 月に日病薬医薬情報委員会において新たな IF 記載要領が策定された 2. IF とは IF は 添付文書等の情報を補完し 薬剤師等の医療従事者にとって日常業務に必要な 医薬品の品質管理のための情報 処方設計のための情報 調剤のための情報 医薬品の適正使用のための情報 薬学的な患者ケアのための情報等が集約された総合的な個別の医薬品解説書として 日病薬が記載要領を策定し 薬剤師等のために当該医薬品の製薬企業に作成及び提供を依頼している学術資料 と位置付けられる ただし 薬事法 製薬企業機密等に関わるもの 製薬企業の製剤努力を無効にするもの及び薬剤師自らが評価 判断 提供すべき事項等は IF の記載事項とはならない 言い換えると 製薬企業から提供された IF は 薬剤師自らが評価 判断 臨床適応するとともに 必要な補完をするものという認識を持つことを前提としている [ IF の様式 ] 1 規格は A4 版 横書きとし 原則として 9 ポイント以上の字体 ( 図表は除く ) で記載し 一色刷りとする ただし 添付文書で赤枠 赤字を用いた場合には 電子媒体ではこれに従うものとする 2IF 記載要領に基づき作成し 各項目名はゴシック体で記載する 3 表紙の記載は統一し 表紙に続けて日病薬作成の IF 利用の手引きの概要 の全文を記載するものとし 2 頁にまとめる [ IF の作成 ] 1IF は原則として製剤の投与経路別 ( 内用剤 注射剤 外用剤 ) に作成される 2IF に記載する項目及び配列は日病薬が策定した IF 記載要領に準拠する 3 添付文書の内容を補完するとの IF の主旨に沿って必要な情報が記載される 4 製薬企業の機密等に関するもの 製薬企業の製剤努力を無効にするもの及び薬剤師をはじめ医療従事者自らが評価 判断 提供すべき事項については記載されない 5 医薬品インタビューフォーム記載要領 2008 ( 以下 IF 記載要領 2008 と略す ) により作成された IF は 電子媒体での提供を基本とし 必要に応じて薬剤師が電子媒体 (PDF) から印刷して使用する 企業での製本は必須ではない

[ IF の発行 ] 1 IF 記載要領 2008 は 平成 21 年 4 月以降に承認された新医薬品から適用となる 2 上記以外の医薬品については IF 記載要領 2008 による作成 提供は強制されるものではない 3 使用上の注意の改訂 再審査結果又は再評価結果 ( 臨床再評価 ) が公表された時点並びに適応症の拡大等がなされ 記載すべき内容が大きく変わった場合には IF が改訂される 3. IF の利用にあたって IF 記載要領 2008 においては 従来の主に MR による紙媒体での提供に替え PDF ファイルによる電子媒体での提供を基本としている 情報を利用する薬剤師は 電子媒体から印刷して利用することが原則で 医療機関での IT 環境によっては必要に応じて MR に印刷物での提供を依頼してもよいこととした 電子媒体の IF については 医薬品医療機器総合機構の医薬品医療機器情報提供ホームページに掲載場所が設定されている 製薬企業は 医薬品インタビューフォーム作成の手引き に従って作成 提供するが IF の原点を踏まえ 医療現場に不足している情報や IF 作成時に記載し難い情報等については製薬企業の MR 等へのインタビューにより薬剤師等自らが内容を充実させ IF の利用性を高める必要がある また 随時改訂される使用上の注意等に関する事項に関しては IF が改訂されるまでの間は 当該医薬品の製薬企業が提供する添付文書やお知らせ文書等 あるいは医薬品医療機器情報配信サービス等により薬剤師等自らが整備するとともに IF の使用にあたっては 最新の添付文書を医薬品医療機器情報提供ホームページで確認する なお 適正使用や安全性の確保の点から記載されている 臨床成績 や 主な外国での発売状況 に関する項目等は承認事項に関わることがあり その取扱いには十分留意すべきである 4. 利用に際しての留意点 IF を薬剤師等の日常業務において欠かすことができない医薬品情報源として活用して頂きたい しかし 薬事法や医療用医薬品プロモーションコード等による規制により 製薬企業が医薬品情報として提供できる範囲には自ずと限界がある IF は日病薬の記載要領を受けて 当該医薬品の製薬企業が作成 提供するものであることから 記載 表現には制約を受けざるを得ないことを認識しておかなければならない また製薬企業は IF があくまでも添付文書を補完する情報資材であり 今後インターネットでの公開等も踏まえ 薬事法上の広告規制に抵触しないよう留意し作成されていることを理解して情報を活用する必要がある (2008 年 9 月 )

目 次 Ⅰ 概要に関する項目 --------------------- 1 1. 開発の経緯 -------------------------------- 1 2. 製品の治療学的 製剤学的特性 --------------- 1 Ⅱ 名称に関する項目 --------------------- 2 1. 販売名 ------------------------------------ 2 (1) 和名 ------------------------------------- 2 (2) 洋名 ------------------------------------- 2 (3) 名称の由来 ------------------------------- 2 2. 一般名 ------------------------------------ 2 (1) 和名 ( 命名法 ) ----------------------------- 2 (2) 洋名 ( 命名法 ) ----------------------------- 2 (3) ステム ----------------------------------- 2 3. 構造式又は示性式 -------------------------- 2 4. 分子式及び分子量 -------------------------- 2 5. 化学名 ( 命名法 ) ----------------------------- 2 6. 慣用名 別名 略号 記号番号 ---------------- 2 7.CAS 登録番号 ----------------------------- 2 Ⅲ 有効成分に関する項目 ----------------- 3 1. 物理化学的性質 ---------------------------- 3 (1) 外観 性状 ------------------------------- 3 (2) 溶解性 ----------------------------------- 3 (3) 吸湿性 ----------------------------------- 3 (4) 融点 ( 分解点 ) 沸点 凝固点 ---------------- 3 (5) 酸塩基解離定数 --------------------------- 3 (6) 分配係数 --------------------------------- 3 (7) その他の主な示性値 ----------------------- 3 2. 有効成分の各種条件下における安定性 --------- 3 3. 有効成分の確認試験法 ---------------------- 3 4. 有効成分の定量法 -------------------------- 4 Ⅳ 製剤に関する項目 --------------------- 5 1. 剤形 ------------------------------------ 5 (1) 投与経路 --------------------------------- 5 (2) 剤形の区別 規格及び性状 ------------------ 5 (3) 製剤の物性 ------------------------------- 5 (4) 識別コード -------------------------------- 5 (5) ph 浸透圧比 粘度 比重 安定な ph 域等 ---- 5 (6) 無菌の有無 ------------------------------- 5 2. 製剤の組成 -------------------------------- 5 (1) 有効成分 ( 活性成分 ) の含量 ----------------- 5 (2) 添加物 ----------------------------------- 5 (3) 添付溶解液の組成及び容量 ----------------- 5 3. 用時溶解して使用する製剤の調製法 ----------- 5 4. 懸濁剤 乳剤の分散性に対する注意 ----------- 5 5. 製剤の各種条件下における安定性 ------------- 5 6. 溶解後の安定性 ---------------------------- 8 7. 他剤との配合変化 ( 物理化学的変化 ) ---------- 8 8. 溶出性 ------------------------------------ 8 9. 生物学的試験法 ---------------------------- 8 10. 製剤中の有効成分の確認試験法 --------------- 8 11. 製剤中の有効成分の定量法 ------------------- 8 12. 力価 ------------------------------------- 8 13. 混入する可能性のある夾雑物 ----------------- 8 14. 治療上注意が必要な容器に関する情報 --------- 8 15. 刺激性 ------------------------------------ 8 16. その他 ------------------------------------- 8 Ⅴ 治療に関する項目 --------------------- 9 1. 効能又は効果 ------------------------------ 9 2. 用法及び用量 ------------------------------ 9 3. 臨床成績 ---------------------------------- 9 (1) 臨床データパッケージ ----------------------- 9 (2) 臨床効果 --------------------------------- 9 (3) 臨床薬理試験 : 忍容性試験 ----------------- 9 (4) 探索的試験 : 用量反応探索試験 -------------- 9 (5) 検証的試験 ------------------------------- 9 1) 無作為化並行用量反応試験 --------------- 9 2) 比較試験 ------------------------------- 9 3) 安全性試験 ----------------------------- 9 4) 患者 病態別試験 ----------------------- 9 (6) 治療的使用 ------------------------------- 9 1) 使用成績調査 特定使用成績調査 ( 特別調査 ) 製造販売後臨床試験 ( 市販後臨床試験 ) --- 9 2) 承認条件として実施予定の内容又は実施した試験の概要 ---------------------- 9 Ⅵ 薬効薬理に関する項目 ---------------- 10 1. 薬理学的に関連ある化合物又は化合物群 ------ 10 2. 薬理作用 --------------------------------- 10 (1) 作用部位 作用機序 ---------------------- 10 (2) 薬効を裏付ける試験成績 ------------------- 10 (3) 作用発現時間 持続時間 ------------------- 11 Ⅶ 薬物動態に関する項目 ---------------- 12 1. 血中濃度の推移 測定法 -------------------- 12 (1) 治療上有効な血中濃度 --------------------- 12 (2) 最高血中濃度到達時間 -------------------- 12 (3) 臨床試験で確認された血中濃度 ------------- 12 (4) 中毒域 ---------------------------------- 12 (5) 食事 併用薬の影響 ----------------------- 12 (6) 母集団 ( ポピュレーション ) 解析により判明した薬物体内動態変動要因 ----------------- 12 2. 薬物速度論的パラメータ --------------------- 12 (1) コンパートメントモデル ---------------------- 12 (2) 吸収速度定数 ---------------------------- 12 (3) バイオアベイラビリティ ---------------------- 12 (4) 消失速度定数 ---------------------------- 12 (5) クリアランス ------------------------------ 12 (6) 分布容積 -------------------------------- 12 (7) 血漿蛋白結合率 -------------------------- 12

3. 吸収 ----------------------------------- 12 4. 分布 ----------------------------------- 12 (1) 血液 - 脳関門通過性 ---------------------- 12 (2) 血液 - 胎盤関門通過性 -------------------- 13 (3) 乳汁への移行性 -------------------------- 13 (4) 髄液への移行性 -------------------------- 13 (5) その他の組織への移行性 ------------------ 13 5. 代謝 ----------------------------------- 14 (1) 代謝部位及び代謝経路 -------------------- 14 (2) 代謝に関与する酵素 (CYP450 等 ) の分子種 --- 14 (3) 初回通過効果の有無及びその割合 ---------- 14 (4) 代謝物の活性の有無及びその比率 ---------- 14 (5) 活性代謝物の速度論的パラメータ ----------- 14 6. 排泄 ----------------------------------- 14 (1) 排泄部位及び経路 ------------------------ 14 (2) 排泄率 ---------------------------------- 14 (3) 排泄速度 -------------------------------- 14 7. 透析等による除去率 ------------------------ 14 Ⅷ 安全性 ( 使用上の注意等 ) に関する項目 --- 15 1. 警告内容とその理由 ----------------------- 15 2. 禁忌内容とその理由 ( 原則禁忌を含む ) -------- 15 3. 効能又は効果に関連する使用上の注意とその理由 --------------- 15 4. 用法及び用量に関連する使用上の注意とその理由 --------------- 15 5. 慎重投与内容とその理由 -------------------- 15 6. 重要な基本的注意とその理由及び処置方法 ---- 15 7. 相互作用 --------------------------------- 15 (1) 併用禁忌とその理由 ---------------------- 15 (2) 併用注意とその理由 ---------------------- 15 8. 副作用 ----------------------------------- 15 (1) 副作用の概要 ---------------------------- 15 (2) 重大な副作用と初期症状 ------------------ 16 (3) その他の副作用 -------------------------- 16 (4) 項目別副作用発現頻度及び臨床検査値異常一覧 ------------------ 16 (5) 基礎疾患 合併症 重症度及び手術の有無等背景別の副作用発現頻度 -------------- 16 (6) 薬物アレルギーに対する注意及び試験法 ----- 16 9. 高齢者への投与 --------------------------- 16 10. 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 -------------- 16 11. 小児等への投与 --------------------------- 16 12. 臨床検査結果に及ぼす影響 ----------------- 16 13. 過量投与 --------------------------------- 16 14. 適用上の注意 ----------------------------- 17 15. その他の注意 ----------------------------- 17 16. その他 ----------------------------------- 17 Ⅸ 非臨床試験に関する項目 -------------- 18 1. 薬理試験 --------------------------------- 18 (1) 薬効薬理試験 ---------------------------- 18 (2) 副次的薬理試験 -------------------------- 18 (3) 安全性薬理試験 -------------------------- 18 (4) その他の薬理試験 ------------------------- 18 2. 毒性試験 --------------------------------- 18 (1) 単回投与毒性試験 ------------------------ 18 (2) 反復投与毒性試験 ------------------------ 18 (3) 生殖発生毒性試験 ------------------------ 18 (4) その他の特殊毒性 ------------------------- 18 Ⅹ 管理的事項に関する項目 -------------- 19 1. 規制区分 --------------------------------- 19 2. 有効期間又は使用期限 ---------------------- 19 3. 貯法 保存条件 ---------------------------- 19 4. 薬剤取扱い上の注意点 ---------------------- 19 (1) 薬局での取り扱いについて ------------------ 19 (2) 薬剤交付時の注意 ( 患者等に留意すべき必須事項等 ) -------- 19 5. 承認条件等 ------------------------------- 19 6. 包装 ------------------------------------- 19 7. 容器の材質 ------------------------------- 19 8. 同一成分 同効薬 -------------------------- 19 9. 国際誕生年月日 --------------------------- 19 10. 製造販売承認年月日及び承認番号 ------------ 19 11. 薬価基準収載年月日 ------------------------ 20 12. 効能 効果追加 用法 用量変更追加等の年月日及びその内容 ------------------- 20 13. 再審査結果 再評価結果公表年月日及びその内容 ------------------------- 20 14. 再審査期間 ------------------------------- 20 15. 投薬期間制限医薬品に関する情報 ------------ 21 16. 各種コード -------------------------------- 21 17. 保険給付上の注意 -------------------------- 21 ⅩⅠ 文献 ----------------------------- 22 1. 引用文献 --------------------------------- 22 2. その他の参考文献 -------------------------- 22 ⅩⅡ 参考資料 ---------------------------- 22 1. 主な外国での発売状況 ---------------------- 22 2. 海外における臨床支援情報 ------------------ 22 ⅩⅢ 備考 ----------------------------- 22 その他の関連資料 ---------------------------- 22

Ⅰ 概要に関する項目 1. 開発の経緯オフロキサシンは 分子内にフッ素原子を有する広範囲抗菌スペクトルを示すキノロン系物質である キノリン骨格の1 位と8 位とでオキサジン環を形成させ 更にピペラジン環にメチル基を導入して脂溶性を付与している 1) オフロキサシンを主成分とするオフロキサシン点眼液 0.3% テバ は 後発医薬品として武田テバ薬品株式会社 ( 旧大正薬品工業株式会社 ) が開発し 販売名をタリザート点眼液 0.3% として 2001 年 3 月に承認され 同年 10 月販売を開始した その後抗菌薬再評価結果により 2005 年 1 月 5 日一部変更承認を得た また 2013 年 6 月 ブランド名を一般的名称とすることにより オフロキサシン点眼液 0.3% テバ に変更した 2. 製品の治療学的 製剤学的特性 1) 本剤の適応菌種は 本剤に感性のブドウ球菌属 レンサ球菌属 肺炎球菌 腸球菌属 ミクロコッカス属 モラクセラ属 コリネバクテリウム属 クレブシエラ属 セラチア属 プロテウス属 モルガネラ モルガニー プロビデンシア属 インフルエンザ菌 ヘモフィルス エジプチウス ( コッホ ウィークス菌 ) シュードモナス属 緑膿菌 バークホルデリア セパシア ステノトロホモナス ( ザントモナス ) マルトフィリア アシネトバクター属 アクネ菌であり 眼瞼炎 涙嚢炎 麦粒腫 結膜炎 瞼板腺炎 角膜炎 ( 角膜潰瘍を含む ) 眼科周術期の無菌化療法に適応を有している ( V 1. 効能又は効果 の項参照 ) 2) 本剤は 使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないのでいずれも頻度は不明であるが 重大な副作用として ショック アナフィラキシーがあらわれることがある ( Ⅷ 8. 副作用 の項参照 ) 1

Ⅱ 名称に関する項目 1. 販売名 (1) 和名オフロキサシン点眼液 0.3% テバ (2) 洋名 Ofloxacin Ophthalmic Solution 0.3% TEVA (3) 名称の由来 一般名 + 剤型 + 含量 + 屋号 2. 一般名 (1) 和名 ( 命名法 ) オフロキサシン (JAN) (2) 洋名 ( 命名法 ) Ofloxacin(JAN,INN) (3) ステム -oxacin: ナリジクス酸系の抗菌薬 3. 構造式又は示性式 4. 分子式及び分子量分子式 :C18H20FN3O4 分子量 :361.37 5. 化学名 ( 命名法 ) (3RS)-9-Fluoro-3-methyl-10-(4-methylpiperazin-1-yl)-7-oxo-2, 3-dihydro-7H-pyrido[1, 2, 3-de]-[1, 4]benzooxazine-6-carboxylic acid 6. 慣用名 別名 略号 記号番号 OFLX( 日本化学療法学会制定の抗微生物薬略号 ) 7. CAS 登録番号 82419-36-1 2

Ⅲ 有効成分に関する項目 1. 物理化学的性質 (1) 外観 性状帯微黄白色 ~ 淡黄白色の結晶又は結晶性の粉末である (2) 溶解性 酢酸 (100) に溶けやすく 水に溶けにくく アセトニトリル又はエタノール (99.5) に極めて溶けにく い 1) 各種 ph における溶解度 (37 ) 2) 溶液 ph1.2 ph4.0 ph6.8 水 溶解度 24 mg/ml 14 mg/ml 2.4 mg/ml 2.2 mg/ml (3) 吸湿性 (4) 融点 ( 分解点 ) 沸点 凝固点融点 : 約 265 ( 分解 ) 2) (5) 酸塩基解離定数 pka₁:5.74±0.03( カルボキシル基 滴定法 ) pka₂:7.90±0.05( ピペラジン環の 4 位の窒素 滴定法 ) (6) 分配係数 (7) その他の主な示性値水酸化ナトリウム試液溶液 (1 20) は旋光性を示さない 2. 有効成分の各種条件下における安定性光によって変色する 3. 有効成分の確認試験法日局 オフロキサシン 確認試験による 1) 紫外可視吸光度測定法 ( 吸収スペクトル ) 2) 赤外吸収スペクトル測定法 ( 臭化カリウム錠剤法 ) 3

4. 有効成分の定量法 日局 オフロキサシン 定量法による 電位差滴定法 4

Ⅳ 製剤に関する項目 1. 剤形 (1) 投与経路点眼 (2) 剤形の区別 規格及び性状 微黄色 ~ 淡黄色澄明の水性点眼液である (3) 製剤の物性 (4) 識別コード 該当しない (5) ph 浸透圧比 粘度 比重 安定な ph 域等 ph:6.0~7.0 浸透圧比 :0.95~1.15 (6) 無菌の有無 本剤は無菌製剤である 2. 製剤の組成 (1) 有効成分 ( 活性成分 ) の含量 1mL 中に日局オフロキサシン 3mg を含有する (2) 添加物 リン酸二水素ナトリウム リン酸水素ナトリウム水和物 等張化剤 ph 調節剤 (3) 添付溶解液の組成及び容量 該当しない 3. 用時溶解して使用する製剤の調製法 該当しない 4. 懸濁剤 乳剤の分散性に対する注意 該当しない 5. 製剤の各種条件下における安定性 3) 加速試験最終包装製品を用いた加速試験 (40 相対湿度 75% 6 ヵ月 ) の結果 オフロキサシン点眼液 0.3% テバ は通常の市場流通下において 3 年間安定であることが推測された 5

試験項目試験規格 Lot 性状 外観 微黄色 ~ 淡黄色澄明の水性点眼液である 1 保存期間 製造直後 2 ヵ月後 4 ヵ月後 6 ヵ月後 淡黄色澄明の水性点眼液であった 淡黄色澄明の水性点眼液であった 淡黄色澄明の水性点眼液であった 淡黄色澄明の水性点眼液であった 2 同上同上同上同上 3 同上同上同上同上 (1) 呈色反応 液は赤褐色 ~ だいだい赤色を呈する 1 液はだいだい赤色を呈した 液はだいだい赤色を呈した 液はだいだい赤色を呈した 液はだいだい赤色を呈した 2 同上同上同上同上 3 同上同上同上同上 (2) 沈殿反応 淡赤色 ~ 赤紫色の沈殿を生じる 1 赤紫色の沈殿を生じた 赤紫色の沈殿を生じた 赤紫色の沈殿を生じた 赤紫色の沈殿を生じた 2 同上同上同上同上 3 同上同上同上同上 確認試験 (3) 吸収スペクトル 極大 : 224~228nm 292~296nm 肩 : 318~333nm 付近 1 2 3 極大 227.0 294.0 227.0 294.0 227.0 294.0 227.0 294.0 肩 327.5 327.2 327.2 327.5 極大 227.0 294.0 227.0 294.0 227.0 294.0 227.0 294.0 肩 327.5 327.3 327.5 327.3 極大 227.0 294.0 227.0 294.0 227.0 294.0 227.0 294.0 肩 327.7 327.5 327.5 327.2 (4) 液体クロマトグラフィー 試料溶液から得たオフロキサシンのピークの保持時間及び相対保持時間は 標準溶液のそれと等しい オフロキサシン保持時間 相対保オフロキサシン相対保オフロキサシン相対保オフロキサシン相対保持時間保持時間持時間保持時間持時間保持時間持時間 標準 26.974 0.56 27.194 0.56 27.044 0.56 27.004 0.56 1 26.977 0.56 27.167 0.56 27.022 0.56 26.998 0.56 2 26.989 0.56 27.150 0.56 27.056 0.56 27.017 0.56 3 26.993 0.56 27.145 0.56 27.067 0.56 26.998 0.56 1 6.56 6.52 6.48 6.50 ph 6.0 ~ 7.0 2 6.55 6.53 6.52 6.48 3 6.53 6.50 6.49 6.47 1 1.05 1.07 1.08 1.09 浸透圧比 0.95 ~ 1.15 2 1.07 1.07 1.08 1.08 不溶性 異物試験 澄明で たやすく検出される不溶性異物はない 3 1.05 1.07 1.08 1.09 1 澄明で たやすく検出される不溶性異物はなかった 6 澄明で たやすく検出される不溶性異物はなかった 澄明で たやすく検出される不溶性異物はなかった 澄明で たやすく検出される不溶性異物はなかった 2 同上同上同上同上 3 同上同上同上同上

不溶性 微粒子試験 無菌試験 定量 (%) 本品は 日局一般試験法点眼剤の不溶性微粒子試験法により試験を行なう時 これに適合する 菌の発育を認めない 90~110% 1 本品は 日局一般試験法点眼剤の不溶性微粒子試験法により試験を行なう時 これに適合した 本品は 日局一般試験法点眼剤の不溶性微粒子試験法により試験を行なう時 これに適合した 2 同上同上 3 同上同上 1 菌の発育を認めなかった 菌の発育を認めなかった 菌の発育を認めなかった 菌の発育を認めなかった 2 同上同上同上同上 3 同上同上同上同上 1 99.8 100.1 99.5 100.2 2 99.2 99.4 99.7 99.5 3 100.1 100.6 99.7 100.3 4) 苛酷試験最終保存形態で検体をすべて横倒し状態とし 昼光色蛍光灯を用いて 1000Lux/hr 照射した 総照射量は 30 万 Lux 及び 60 万 Lux であった 30 万 Lux 60 万 Lux 試験項目試験規格回数対照 ( アルミホイルでポリエチレン製容器ポリエチレン製容器遮光した容器 ) 外観 微黄色 ~ 淡黄色澄明の水性点眼液である 1 淡黄色澄明の水性点眼液であった 淡黄色澄明の水性点眼液であった 淡黄色澄明の水性点眼液であった 2 同上同上同上 3 同上同上同上 性状 ph 6.0 ~ 7.0 1 6.55 6.54 6.56 2 6.55 6.54 6.56 3 6.55 6.54 6.56 浸透圧比 0.95 ~ 1.15 1 1.06 1.07 1.07 2 1.05 1.07 1.06 3 1.05 1.08 1.06 確認試験 吸収スペクトル (nm) 極大 : 224~228nm 292~296nm 肩 : 318~333nm 付近 1 2 3 極大 227.0 294.0 227.0 294.0 227.0 294.5 肩 327.0 328.0 327.5 極大 227.0 293.5 227.0 294.0 227.5 294.5 肩 327.0 327.5 326.5 極大 227.0 294.0 227.0 294.0 227.5 294.0 肩 327.5 327.0 327.0 7

定量 (%) 90~110% 1 101.0 1001.5 101.1 2 102.1 101.9 100.2 3 100.6 100.9 99.9 平均 101.2 101.4 100.4 6. 溶解後の安定性 該当しない 7. 他剤との配合変化 ( 物理化学的変化 ) 該当しない 8. 溶出性 該当しない 9. 生物学的試験法 10. 製剤中の有効成分の確認試験法 1) 希塩化鉄 (Ⅲ) 試液による呈色反応 2) ライネッケ塩試液による呈色反応 3) 紫外可視吸光度測定法 ( 吸収スペクトル ) 4) 液体クロマトグラフィー 11. 製剤中の有効成分の定量法 液体クロマトグラフィー 12. 力価 13. 混入する可能性のある夾雑物 14. 治療上注意が必要な容器に関する情報 15. 刺激性 16. その他 特になし 8

Ⅴ 治療に関する項目 1. 効能又は効果 適応菌種 本剤に感性のブドウ球菌属 レンサ球菌属 肺炎球菌 腸球菌属 ミクロコッカス属 モラクセラ属 コリネバクテリウム属 クレブシエラ属 セラチア属 プロテウス属 モルガネラ モルガニー プロビデンシア属 インフルエンザ菌 ヘモフィルス エジプチウス ( コッホ ウィークス菌 ) シュードモナス属 緑膿菌 バークホルデリア セパシア ステノトロホモナス ( ザントモナス ) マルトフィリア アシネトバクター属 アクネ菌 適応症 眼瞼炎 涙嚢炎 麦粒腫 結膜炎 瞼板腺炎 角膜炎 ( 角膜潰瘍を含む ) 眼科周術期の無菌化療法 2. 用法及び用量通常 1 回 1 滴 1 日 3 回点眼する なお 症状により適宜増減する < 用法 用量に関連する使用上の注意 > 1. 本剤の使用にあたっては 耐性菌の発現等を防ぐため 原則として感受性を確認し 疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること 2. 長期間使用しないこと 3. 臨床成績 (1) 臨床データパッケージ (2009 年 4 月以降承認品目 ) (2) 臨床効果 (3) 臨床薬理試験 : 忍容性試験 (4) 探索的試験 : 用量反応探索試験 (5) 検証的試験 1) 無作為化並行用量反応試験 2) 比較試験 3) 安全性試験 4) 患者 病態別試験 (6) 治療的使用 1) 使用成績調査 特定使用成績調査 ( 特別調査 ) 製造販売後臨床試験( 市販後臨床試験 ) 2) 承認条件として実施予定の内容又は実施した試験の概要 9

Ⅵ 薬効薬理に関する項目 1. 薬理学的に関連ある化合物又は化合物群キノロン系抗菌剤 2. 薬理作用 (1) 作用部位 作用機序作用機序 : 細菌の DNA ジャイレースを阻害することによって DNA 合成を特異的に阻害し 抗菌活性を発揮する (2) 薬効を裏付ける試験成績 参考 動物における薬効比較試験 5) 実験的細菌性角膜感染症に対する治療効果を指標とした薬効薬理比較試験正常白色家兎の角膜表層に創を作成し 菌液を接種した眼球に各被験製剤を点眼し 角膜の混濁を感染の指標として 治療効果を標準製剤 プラセボと比較した結果 本剤の治療効果が認められ かつ標準製剤との間に有意差は認められなかった 角膜所見 ( 順位変換値 ) (n=5) 群 0 日目 1 日目 2 日目 3 日目 4 日目 5 日目 6 日目 7 日目 オフロキサシン点眼液 0.3% テバ 13.0±7.2 8.2±4.7 8.6±4.5 8.5±4.2 8.9±5.2 8.9±5.2 8.8±4.8 8.6±4.5 プラセボ 17.5±0.0 25.1±3.5 25.5±0.0 25.5±0.0 25.5±0.0 25.5±0.0 25.5±0.0 25.5±0.0 標準製剤 16.0±4.7 13.3±5.5 12.4±5.3 12.5±5.2 12.2±5.2 12.2±5.2 12.2±5.2 12.4±5.3 35 角膜所見 ( 順位変換値 ) の比較 30 25 順位 20 変換 15 値 10 5 0 0 1 2 3 4 5 6 7 8 経過日数 ( 日 ) 標準製剤投与群 +S.D. プラセボ群 +S.D. オフロキサシン点眼液 0.3% テバ 投与群 -S.D. 10

(3) 作用発現時間 持続時間 11

Ⅶ 薬物動態に関する項目 1. 血中濃度の推移 測定法 (1) 治療上有効な血中濃度 (2) 最高血中濃度到達時間 (3) 臨床試験で確認された血中濃度 (4) 中毒域 (5) 食事 併用薬の影響 (6) 母集団 ( ポピュレーション ) 解析により判明した薬物体内動態変動要因 2. 薬物速度論的パラメータ (1) コンパートメントモデル (2) 吸収速度定数 (3) バイオアベイラビリティ (4) 消失速度定数 (5) クリアランス (6) 分布容積 (7) 血漿蛋白結合率 3. 吸収 4. 分布 (1) 血液 - 脳関門通過性 12

(2) 血液 - 胎盤関門通過性 (3) 乳汁への移行性 (4) 髄液への移行性 (5) その他の組織への移行性 ( 参考 ) 動物における薬効薬理試験 6) オフロキサシンの結膜嚢内滞留性 ( 涙液中オフロキサシン濃度 ) の比較試験白色家兎の角膜上に本剤及び標準製剤を点眼し 経時的に涙液を採取し 涙液中オフロキサシン濃度を測定した 涙液中オフロキサシン残存量の平均値 (μg/ml) 10000 オフロキサシン濃度 1000 100 10 1 0.1 0 60 120 180 240 300 360 経過時間 ( 分 ) オフロキサシン点眼液オフロキサシン点眼液 0.3% テバ 0.3% テバ 標準製剤標準製剤 13

オフロキサシンの眼内濃度 ( 前房水中濃度 ) の比較試験 7) 正常白色家兎に本剤及び標準製剤を点眼し 前房水中オフロキサシン濃度を測定した結果 本剤を点眼した場合は 30 分で最高値 (0.78μg/mL) を示した 0. オフ 0. ロキ 0. サ 0. シン 0. 濃度 (μg/ml) 1. 0. 0. 0. 0. 0. 前房水中のオフロキサシン濃度 0 6 12 18 24 30 36 経過時間 ( 分 ) オフロキサシン点眼液 0.3% テバ 標準製剤 5. 代謝 (1) 代謝部位及び代謝経路 (2) 代謝に関与する酵素 (CYP450 等 ) の分子種 (3) 初回通過効果の有無及びその割合 (4) 代謝物の活性の有無及びその比率 (5) 活性代謝物の速度論的パラメータ 6. 排泄 (1) 排泄部位及び経路 (2) 排泄率 (3) 排泄速度 7. 透析等による除去率 14

Ⅷ 安全性 ( 使用上の注意等 ) に関する項目 1. 警告内容とその理由 該当しない 2. 禁忌内容とその理由 ( 原則禁忌を含む ) 次の患者には投与しないこと 本剤の成分及びキノロン系抗菌剤に対し過敏症の既往歴のある患者 3. 効能又は効果に関連する使用上の注意とその理由 該当しない 4. 用法及び用量に関連する使用上の注意とその理由 < 用法 用量に関連する使用上の注意 > 1. 本剤の使用にあたっては 耐性菌の発現等を防ぐため 原則として感受性を確認し 疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること 2. 長期間使用しないこと 5. 慎重投与内容とその理由該当しない 6. 重要な基本的注意とその理由及び処置方法該当しない 7. 相互作用 (1) 併用禁忌とその理由該当しない (2) 併用注意とその理由該当しない 8. 副作用 (1) 副作用の概要本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない 15

(2) 重大な副作用と初期症状頻度不明ショック アナフィラキシーショック アナフィラキシーを起こすことがあるので 観察を十分に行い 紅斑 発疹 呼吸困難 血圧低下 眼瞼浮腫等の症状が認められた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと (3) その他の副作用副作用が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと 頻度不明過敏症眼瞼炎 ( 眼瞼発赤 浮腫等 ) 眼瞼皮膚炎 そう痒感 発疹 蕁麻疹眼刺激感 びまん性表層角膜炎等の角膜障害 結膜炎 ( 結膜充血 浮腫等 ) (4) 項目別副作用発現頻度及び臨床検査値異常一覧 (5) 基礎疾患 合併症 重症度及び手術の有無等背景別の副作用発現頻度 (6) 薬物アレルギーに対する注意及び試験法 1) 本剤の成分及びキノロン系抗菌剤に対し過敏症の既往歴のある患者には投与しないこと 2) ショック アナフィラキシー様症状を起こすことがあるので 観察を十分に行い 紅斑 発疹 呼吸困難 血圧低下 眼瞼浮腫等の症状が認められた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 3) 眼瞼炎 ( 眼瞼発赤 浮腫等 ) 眼瞼皮膚炎 そう痒感 発疹 蕁麻疹が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと 9. 高齢者への投与 10. 妊婦 産婦 授乳婦等への投与妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること 妊娠中の投与に関する安全性は確立していない 11. 小児等への投与 12. 臨床検査結果に及ぼす影響 13. 過量投与 16

14. 適用上の注意 (1) 投与経路 : 点眼用にのみ使用すること (2) 投与時 : 薬液汚染防止のため 点眼のとき 容器の先端が直接目に触れないように注意するよう指導すること 15. その他の注意 該当しない 16. その他 特になし 17

Ⅸ 非臨床試験に関する項目 1. 薬理試験 (1) 薬効薬理試験 ( Ⅵ. 薬効薬理に関する項目 参照 ) (2) 副次的薬理試験 (3) 安全性薬理試験 (4) その他の薬理試験 2. 毒性試験 (1) 単回投与毒性試験 (2) 反復投与毒性試験 (3) 生殖発生毒性試験 (4) その他の特殊毒性 18

Ⅹ 管理的事項に関する項目 1. 規制区分製剤 : 処方箋医薬品 ( 注意 医師等の処方箋により使用すること ) 有効成分 : 該当しない 2. 有効期間又は使用期限 使用期限 :3 年 ( 安定性試験結果に基づく ) 3. 貯法 保存条件 室温保存 4. 薬剤取扱い上の注意点 (1) 薬局での取り扱いについて 特になし (2) 薬剤交付時の注意 ( 患者等に留意すべき必須事項等 ) Ⅷ 14. 適用上の注意 の項参照 5. 承認条件等 特になし 6. 包装 5mL 10 本 7. 容器の材質容器中栓キャップ ポリエチレン ポリエチレン ポリエチレン 8. 同一成分 同効薬 同一成分薬 : タリビッド ( 参天 ) 同効薬 : セフメノキシム塩酸塩 ノルフロキサシン等 9. 国際誕生年月日 該当しない 10. 製造販売承認年月日及び承認番号製造販売承認年月日 :2013 年 6 月 21 日承認番号 :22500AMX00715 19

( 旧販売名タリザート点眼液 0.3%) 製造販売承認年月日 :2001 年 3 月 15 日承認番号 :21300AMZ00291 製造販売一部変更承認年月日 :2005 年 1 月 5 日 ( 再評価による ) 11. 薬価基準収載年月日 2013 年 6 月 21 日 ( 旧販売名タリザート点眼液 0.3%) 2001 年 7 月 6 日 12. 効能 効果追加 用法 用量変更追加等の年月日及びその内容該当しない 13. 再審査結果 再評価結果公表年月日及びその内容 医療用医薬品再評価結果公表年月日 :2004 年 9 月 30 日 内容 : 製造( 輸入 ) 承認事項の一部を変更すれば薬事法第 14 条第 2 項各条号 ( 承認拒否自由 ) のいずれにも該当しない と判定された 変更前 変更後 効能 効果 オフロキサシン感性のブドウ球菌属 レンサ球菌属 肺炎球菌 ミクロコッカス属 コリネバクテリウム属 ブランハメラ カタラリス シュードモナス属 緑膿菌 ヘモフィルス属 ( インフルエンザ菌 ヘモフィルス エジプチティウス ( コッホ ウィークス菌 ) モラクセラ族( モラー アクセンフェルド菌 ) セラチア属 クレブシェラ属 プロテウス属 アシネトバクター属 嫌気性菌 ( プロピオニバクテリウム アクネス ) による下記感染症眼瞼炎 麦粒腫 涙嚢炎 結膜炎 瞼板腺炎 角膜炎 角膜潰瘍 術後感染症 本剤に感性のブドウ球菌属 レンサ球菌属 肺炎球菌 腸球菌属 ミクロコッカス属 モラクセラ属 コリネバクテリウム属 クレブシエラ属 セラチア属 プロテウス属 モルガネラ モルガニー プロビデンシア属 インフルエンザ菌 ヘモフィルス エジプチウス ( コッホ ウィークス菌 ) シュードモナス属 緑膿菌 バークホルデリア セパシア ステノトロホモナス ( ザントモナス ) マルトフィリア アシネトバクター属 アクネ菌 適応症 眼瞼炎 涙嚢炎 麦粒腫 結膜炎 瞼板腺炎 角膜炎 ( 角膜潰瘍を含む ) 眼科周術期の無菌化療法 用法 用量 通常 1 回 1 滴 1 日 3 回点眼する なお 症状により適宜増減する 通常 1 回 1 滴 1 日 3 回点眼する なお 症状により適宜増減する 14. 再審査期間該当しない 20

15. 投薬期間制限医薬品に関する情報 本剤は 投薬期間に関する制限は定められていない 16. 各種コード HOT 番号 厚生労働省薬価基準収載医薬品コード レセプト電算コード (YJ コード ) 113971605 1319722Q1198 621397104 17. 保険給付上の注意 本剤は保険診療上の後発医薬品である 21

ⅩⅠ 文献 1. 引用文献 1) 第十六改正日本薬局方解説書 (2011) 2) 医療用医薬品品質情報集 No.19 2004, 日本公定書協会 3) 武田テバ薬品 ( 株 ) 社内資料 : 加速試験 4) 武田テバ薬品 ( 株 ) 社内資料 : 苛酷試験 5) 武田テバ薬品 ( 株 ) 社内資料 : 動物における薬効薬理試験 ( 実験的細菌性角膜感染症 ) 6) 武田テバ薬品 ( 株 ) 社内資料 : 動物における薬効薬理試験 ( 結膜嚢内滞留性 ) 7) 武田テバ薬品 ( 株 ) 社内資料 : 動物における薬効薬理試験 ( 眼内移行 ) 2. その他の参考文献 特になし ⅩⅡ 参考資料 1. 主な外国での発売状況該当しない 2. 海外における臨床支援情報 ⅩⅢ 備考 1. その他の関連資料 22