沖縄でのバス自動運転実証実験の実施について

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Transcription:

プレスリリース 平成 28 年 12 月 26 日内閣府政策統括官 ( 科学技術 イノヘ ーション担当 ) 沖縄振興局 沖縄でのバス自動運転実証実験の実施について 戦略的イノベーション創造プログラム (SIP) 自動走行システム では 高齢者や車いす利用者などの交通制約者の方々にとっても利用しやすい 新たな公共バスシステムの実現を目指す 次世代都市交通システム の開発について 東京都や関係企業などと連携しつつ これまで各種取組を進めてまいりました この度 同システムの社会実装の加速 地方展開の促進を図るため 来年 3 月より沖縄県内で実証実験を開始することといたしましたので 公表します 1. 現状 背景 < 次世代都市交通システムの開発 実用化の推進 > SIP 自動走行システムでは 平成 26 年度から 自動運転技術等の活用によって バスの正着制御 1 などを実現する 次世代都市交通システム に係る技術につき 東京都が 2020 年の東京オリンピック パラリンピックに向けて検討中の新たな公共バス ( 都心 ~ 臨海地域 ) への導入に向け 必要な技術検討や関係者の連携による取組等を推進しています ( 1 高齢者等が乗り降りしやすいよう バス停にほぼ隙間なく正確に自動横付けする機能 ) 今後は この東京都での実用化を目指して 引き続き産学官の連携 国と都の連携等を進めるとともに 更なる社会実装の取組 ( 地方展開 ) が課題です < 沖縄の交通環境改善に向けた自動運転技術等の活用の検討 > 沖縄の観光競争力を高め また 今後の高齢化社会の進展に備えるためにも 過度の自家用車依存社会から脱し 全国で最も深刻な渋滞を解消することが重要であることから 内閣府の沖縄担当部局では 本年 10 月から 沖縄の道路渋滞対策と新たな交通環境を考える有識者懇談会 を開催しています同懇談会では 11 月に中間取りまとめを行い 公共交通ネットワークの整備 再編等に向けて コミュニティバス等への自動運転技術の活用に向けた社会実験の実施などが提言されました 2. 沖縄での実証実験の概要 前項の状況等を踏まえ 内閣府沖縄担当部局における地元自治体等との緊密な連携による取組との相乗効果を図りつつ 関係の方々の協力を得て 沖縄での社会実装による公共バスの利便性向上 また 更なる 次世代都市交通システム 技術の地方展開を目指し 同県でのバス自動運転実証実験を推進してまいります - 1 -

本実証実験の概要 ( 予定 ) は以下のとおりです 1) 実施時期平成 29 年 3 月頃 ~ 平成 31 年 3 月の間に 3 回程度実施 2) 実施予定エリア沖縄県南城市等 ( 来年 3 月予定の実証実験については あざまサンサンビーチ 周辺道路 < 調整中 >) 3) 主な実施内容等 平成 28 年度 ( 今年度 ) 公道において 2 公共バスの正着制御の技術実証等を来年 3 月にも実施 ( 2 安全確保のため 必要に応じ 一時的な通行止め等の措置を行って実施する可能性あり ) 平成 29 年度 公道上の通常の交通環境において 公共バスの正着制御の技術実証等を 3 実施予定 平成 30 年度 公道上の通常の交通環境において 公共バスの正着制御を含む より高度な 3 自動運転バスについて技術実証等を実施予定 ( 3 平成 29 年度及び 30 年度の実施内容等については 今後更に詳細検討を行う予定 ) 4) 今後の予定等 今年度の実証実験の日時 内容等詳細は 改めてお知らせします 実験実施にあたっては 具体的な実験条件や安全管理等について 関係者と調整の上 進めてまいります 3. その他 本取組については 関係省庁にて進められている自動走行システムの応用実装技術等の開発 実証の取組とも連携して実施してまいります 添付資料 戦略的イノベーション創造プログラム (SIP) 自動走行システム における沖縄でのバス自動運転実証実験の概要について < 問合せ先 > SIP 自動走行システムの取組 本実証実験の内容について内閣府政策統括官 ( 科学技術 イノベーション担当 ) 付 SIP 自動走行システム担当 ( 森下 石黒 土田 ) 電話 :03-6257-1314( 直通 ) FAX:03-3581-9969 沖縄の交通環境改善に向けた取組について内閣府沖縄振興局振興第一担当参事官室 ( 滝澤 岩本 ) 電話 :03-6257-1665( 直通 ) FAX:03-3581-1683-2 -

添付資料 戦略的イノベーション創造プログラム (SIP) 動 システム における 沖縄でのバス 動運転実証実験の概要について

沖縄でのバス 動運転実証実験の概要 1 1. 実施の趣旨 目的 沖縄の交通環境やニーズ等に合わせ ステップ バイ ステップで実施 内閣府の沖縄担当部局における地元自治体等との緊密な連携による各種取組との相乗効果を発揮 今後の自動運転技術の活用等について 関係者の協調 協力体制を構築し 沖縄での公共バスの利便性向上による交通改善 地域社会の活性化等を目指す 次世代都市交通システム の地方展開や公共交通分担率の向上等に向けたモデルケースを確立 2. 実施内容 スケジュール 平成 28 年 12 月 26 日 ( 本日 ) 実施概要の公表 ~ 平成 29 年 2 月今年度の実験計画詳細 ( 仕様等 ) の検討 関係者調整 現地準備 平成 29 年 3 月頃実証実験 ~ 第 Ⅰステップ~ 公道において 公共バスの正着制御の技術実証等を実施 1 平成 29 年度実証実験 ~ 第 Ⅱステップ~ 公道上の通常の交通環境にて 公共バスの正着制御の技術実証等を実施予定 2 平成 30 年度実証実験 ~ 第 Ⅲステップ~ 公道上の通常の交通環境にて 公共バスの正着制御を含むより高度な自動運転バスにつき 技術実証等を実施予定 2 3. 実施予定エリア 1 安全確保のため 必要に応じ 一時的な通行止め等の措置を行って実施する可能性あり ( 具体的日時等については改めて公表予定 ) 2 平成 29 年度 30 年度の実施内容等については 今後更に詳細検討を行う予定 沖縄県南城市等 ( 来年 3 月予定の実証実験については あざまサンサンビーチ周辺道路 < 調整中 >)

4. 主な実施内容 2 < バス 動運転実証実験 > 第 Ⅰ 第 Ⅱ ステップにおけるバス停への正着制御機能の検証 < 正着制御のイメージ> 車いすや高齢者の方々も乗り降りしやすいよう バス停にほぼ隙間なく正確に横付け 公共バスの正着制御機能の実証 基本走行線 バス停 正着軌跡のイメージ 区画白線 歩道 第 Ⅲ ステップにおける 動運転機能の検証 走行環境認識性能の向上等による自動運転機能の実証 レーサ レータ ータ イナミックマッフ テ ィーフ ラーニンク ( 参考 ) 実施予定エリア図 今年度 ( 来年 3 予定 ) 沖縄県南城市 あざまサンサンビーチ 周辺道路 < 調整中 > 平成 29 年度 30 年度南城市等の 般道を想定 < 別途検討 > あざまサンサンビーチ周辺 ( 沖縄県南城市 ) ( 注 ) 今後の検討 調整により 部変更等を う可能性あり