25 周年を迎えたコミ協の新たな取組 について ( 報告 ) 20 周年に向けての見直し検討報告書 に明示された方策等の推進状況を企画総務部会で精査したところ そのほとんどが既に実施もしくは改善されていることがわかった ついては これらの事業は引き続き実施することとし 新たに 地域コミュニティ が抱

Similar documents
市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

資料4-4 新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について 審議のまとめ(参考資料)

PowerPoint プレゼンテーション

はじめに

発行 第 4 号まで各 2,000 部発行 NPO 団体 コミュニティとの交流 連携 スタッフ研修 中間支援団体の設立支援などを実施している 25 年度からは とめ市民活動プラザ を市に移管し とめ市民活動フォーラム を NPO 法人化した上で 市が NPO 法人とめ市民活動フォーラム に運営管理を

第3節 重点的な取り組み

地域子育て支援拠点事業について

により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

< F DC58F4994C5816A>

施策吊

1) 3 層構造による進捗管理の仕組みを理解しているか 持続可能な開発に向けた意欲目標としての 17 のゴール より具体的な行動目標としての 169 のターゲット 達成度を計測する評価するインディケーターに基づく進捗管理 2) 目標の設定と管理 優先的に取り組む目標( マテリアリティ ) の設定のプ

基本指針の概要 1 基本指針改定の趣旨近年 地域社会における社会的課題が多様化 複雑化する中 行政 企業 NPO 自治会などが互いに協力して課題解決に取り組み 地域社会をより住み良いものとしていくことが今後ますます重要となっています このため 従前の NPO 活動に関する基本指針 の基本的な考え方を

下の図は 平成 25 年 8 月 28 日の社会保障審議会介護保険部会資料であるが 平成 27 年度以降 在宅医療連携拠点事業は 介護保険法の中での恒久的な制度として位置づけられる計画である 在宅医療 介護の連携推進についてのイメージでは 介護の中心的機関である地域包括支援センターと医療サイドから医

二さらに現代社会においては 音楽堂等は 人々の共感と参加を得ることにより 新しい広場 として 地域コミュニティの創造と再生を通じて 地域の発展を支える機能も期待されている また 音楽堂等は 国際化が進む中では 国際文化交流の円滑化を図り 国際社会の発展に寄与する 世界への窓 にもなることが望まれる

文化庁平成 27 年度都道府県 市区町村等日本語教育担当者研修 2015 年 7 月 1 日 生活者としての外国人 に対する日本語教育の体制整備に向けた役割分担 日本語教育担当者が地域課題に挑む10のステップ よねせはるこ米勢治子 ( 東海日本語ネットワーク )

資料1 第1回会議のポイントについて

地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

学生確保の見通し及び申請者としての取組状況

資料 目 次 事業方針 実施計画 みんなで福祉の風土を広げよう 住民 関係機関 団体のネットワークで身近な福祉活動を進めよう 一人ひとりの安全で安心な暮らしを守ろう Ⅳ 推進基盤の強化 主な年間行事等

第三者評価結果表 施設名救護施設下関梅花園 評価対象 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 評価項目 a b c Na 判断の理由 1 理念 基本方針 (1) 理念 基本方針が確立されている 1 理念が明文化されている 理念は明文化され 法人の中長期計画や事業団ホームページ上にも記 載されており その内

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

12_15_中期計画表紙.ai

持続可能な自治会活動に向けた男女共同参画の推進について(概要)

政策評価書3-3(4)

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

<4D F736F F D20352D318FBC8CCB8E738DC58F F5495AA90CD816A5F8F4390B38CE3816A2E646F63>

0-1表紙


地域包括ケアシステム

国立女性教育会館の機能と取り組み

untitled

第 1 部 施策編 4

Microsoft Word - ■【滑川町総合振興計画】計画書_修正_ _NXPowe

<4D F736F F D20CADFCCDEBAD D9595B68E9A816A8AEC91BD95FB8E735F5F91E682558AFA89EE8CEC95DB8CAF8E968BC68C7689E >

1-澤田-インクル.indd

知創の杜 2016 vol.10

(1) 当該団体が法人格を有しているか 又は法人格のない任意の団体のうち次の1~2の要件を全て満たすもの 1 代表者の定めがあること 2 団体としての意思決定の方法 事務処理及び会計処理の方法 並びに責任者等を明確にした規約その他の規定が定められていること (2) 関係市町村との協議体制を構築してい

周南市版地域ケア会議 運用マニュアル 1 地域ケア会議の定義 地域ケア会議は 地域包括支援センターまたは市町村が主催し 設置 運営する 行政職員をはじめ 地域の関係者から構成される会議体 と定義されています 地域ケア会議の構成員は 会議の目的に応じ 行政職員 センター職員 介護支援専門員 介護サービ

活動状況調査

事業内容

岐阜県手話言語の普及及び障害の特性に応じた意思疎通手段の利用の促進に関 する条例 目次前文第一章総則 ( 第一条 - 第八条 ) 第二章基本的施策の推進 ( 第九条 - 第十六条 ) 附則 ( 前文 ) 手話が言語であることは 障害者の権利に関する条約において世界的に認められており わが国においても

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

「(仮称)姫路市地域IT基本計画」の概要について

一宮市住宅マスタープラン ~ 住み続けたいまち 住んでみたいまち 人々が生き生きと暮らせるまち ~ 概要版 平成 2 5 年 3 月 一宮市

1c_本文118号.indb

Microsoft Word - 舞09・絆1(多文化) ⑤ doc

事例 No. 具体的な工夫 ポイントた情報発信に加え ホームページの立ち上げや SNS の活用を検討している また マスコミからの取材申し入れは全て対応している フリーペーパーの発行や Facebook などの SNS といった多様な手段により広報を実 7 施 Web デザイナーが専門家として参加す

<4D F736F F D A8D CA48F43834B C E FCD817A E


奄美地域の自然資源の保全・活用に関する基本的な考え方(案)

岩瀬グローバルタウン構想 d 岩瀬グローバルタウン構想 世界とつながる街 IWASE 世界とつながる街 IWASE 世界で活躍するひとづくり 国際感覚あふれたまちづくり 互いの文化を認め合う地域づくり

【最終】平成28年度活動状況調査結果

月報私学2013年10月号

Microsoft Word - 【外務省】インフラ長寿命化(行動計画)

第2章 いわき市自治会における問題の所在

基本理念 1 市民参加及び協働は 市民の豊かな知識及び社会経験並びに創造的な活動を尊重して推進されなければならない まちづくりの基本理念 変更 まちづくりは 市民一人一人が市民参加を行い 協働を行うとともに できるところから自立的に活動して地域の実情に合わせて取り組むことを基本とし 次のことを考慮し

経営課題 1 主な経営課題について 現状 データ 区民モニター : あなたにとって住民同士の つながり や きずな があると感じますか ( 単位 :%) 年代別 問 6 1. 感じる 2. ある程度感じる 3. あまり感じない 4. 感じない無回答 全体

資料 2 東区まちづくり推進事業の検証結果について ( 平成 29 年度第 2 回東区まちづくり懇話会 ) 開催概要 開催日時 : 平成 29 年 9 月 15( 金 ) 午前 9 時 30 分 場 所 : 東区役所 3 階すこやかホール 熊本市東区役所

姫路市及びたつの市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約 姫路市 ( 以下 甲 という ) 及びたつの市 ( 以下 乙 という ) は 連携中枢都市圏構想推進要綱 ( 平成 26 年 8 月 25 日付け総行市第 200 号総務省自治行政局長通知 ) に基づく連携中枢都市圏である播磨圏域 ( 以下

やる後押しと人材を活かせる仕組みづくりを行う A 班 テーマ系活動団体と連携して 若い人が参加できる取り組みを行う B 班 各種団体が集まり 話や協議ができる場を設け つながりができるシステム ( 協議会など ) をつくる それぞれの課題を理解する A 班 企業のリタイア組の活動の場をつくる A 班


新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について(答申のポイント等)

<総論>

第 4 章基本的な考え方 1. 計画推進の基本的な視点 本計画は 以下に示す基本的な視点をふまえて 各施策 事業の展開を図っていきます 協働とパートナーシップにもとづく活動の充実地域福祉の主役は その地域に暮らす市民です 地域福祉の取り組みを進めていくためには 市民 事業者 行政がお互いに理解し 尊

01 【北海道】

市民自治の捉え方 市民自治 市民参加協働 市民の自立的な活動 市の領域 協働の領域 市民の領域 市の責任と主体性によって独自に行う領域 市の主体性が強く 市民が市に協力する領域 市民と市がそれぞれの主体性のもとに協力して行う領域 市民の主体性が強く 市が市民に協力する領域 市民の責任と主体性によって

Microsoft Word - 04æŒ⁄å„Œè−¸è¡fi㇙呌ã‡−巻㆑癰墅ㆮ夛儌

新設 拡充又は延長を必要とする理地方公共団体の実施する一定の地方創生事業に対して企業が寄附を行うことを促すことにより 地方創生に取り組む地方を応援することを目的とする ⑴ 政策目的 ⑵ 施策の必要性 少子高齢化に歯止めをかけ 地域の人口減少と地域経済の縮小を克服するため 国及び地方公共団体は まち

<81798A4F96CA5F955C817A984E93C7836A B83585F8F8989C48D862E6169>

< F2D91DE E8BE08B8B D8790CF97A78BE082CC>

このような団塊の世代が高齢期を迎えようとする中 高齢者も他の世代とともに地域を支えていくという考え方を基本として 団塊の世代を含む高齢者の活躍が期待されているところです 地域活動に関するアンケート ( 平成 20 年 3 月大阪市 ) によると 地域活動に 既に参加 または 今後参加したい と考えて

[ 指針 ] 1. 組織体および組織体集団におけるガバナンス プロセスの改善に向けた評価組織体の機関設計については 株式会社にあっては株主総会の専決事項であり 業務運営組織の決定は 取締役会等の専決事項である また 組織体集団をどのように形成するかも親会社の取締役会等の専決事項である したがって こ

4-(1)-ウ①

<8EA98CC8955D89BF92B28F B9E924F946792AC816A2E786C73>

大規模住宅団地の現状と活性化・再生の進め方

事項を札幌市と契約候補者で協議し 仕様の調整を行う また 本業務の受託者は 業務に伴う費用の支払い等を含め 下記項目に係る業務全般を行うこととする (1) 運営団体へのアンケート調査及びヒアリング調査市内で子ども食堂等を運営している団体に対してアンケート調査を実施し 本市における子ども食堂等の開設状

平成 22 年 4 月 9 日新しい公共円卓会議資料 平成 2 2 年 4 月 9 日第 5 回 新しい公共 円卓会議谷口委員提出資料 ソーシャルビジネスの振興について 1. 新しい公共とソーシャルビジネスの関係 2. ソーシャルビジネスの課題とこれまでの取り組み 3. 事業者及び支援者が集う 場

1. 地域ケア会議の定義, 法的な位置づけ狛江市 ( 以下 市 ) では, 多様な生活課題を抱えている高齢者が, 地域で安心して自分らしく生活できる環境づくりを進めるため, 介護支援専門員 ( ケアマネジャー ) 等への個別支援や関係機関 団体等の連携体制の構築を通じて, 介護支援専門員等が包括的か


< E D78BAD89EF97708D A90DD97A7838A815B C A197BC96CA8BB282DD8D9E82DD6E A2E707562>

計画の概要 太田市地域福祉計画 太田市地域福祉活動計画とは? 太田市地域福祉計画市民のみなさまからご意見を伺いながら作成した 今後の地域福祉の方向性 将来像を示した太田市の計画です 太田市地域福祉活動計画社会福祉法人太田市社会福祉協議会が策定した 地域の社会福祉を推進するための具体的な活動計画です

多賀町地域福祉活動計画案(概要版)

市税に係る減免措置調査票 所属名 此花区役所 1 減免対象 市税の税目 ( 該当に 印 ) 減免内容 ( 該当条例等 ) 個人市民税 法人市民税 固定資産税 軽自動車税 事業所税 児童遊園の用に供する固定資産 条例第 4 条の 3 第 4 号規則 (1) 政策目的地域コミュニティの中核的組織として

PowerPoint プレゼンテーション


1 取組の背景 東日本大震災(H ) ソーシャルメディア等インターネットを活用して安否確認が行われるなど 情報通信技術 (ICT) に基づく情報伝達手段が広範囲に活用される 一方 緊急時における情報の途絶や錯綜による不安感の増大 混乱から迅速 確実な情報伝達手段の確保の必要性 もしもの時


区分

用への助成を除くと 住宅に関する融資や助成制度等の情報提供の充実 との回答割合が高い( 子育て住み替え意識調査 ) 以上のことから 住宅が手狭であることを理由に市外へ転出する若い世代が相当数存在し また その傾向が強まっていることがうかがえる また 住み替え後は4LDKの間取りを中心とした持ち家 (

スキル領域 職種 : マーケティング スキル領域と MK 経済産業省, 独立行政法人情報処理推進機構

併せて 先進事例を統一的なフォーマットでデータベース化する また 意欲ある地域が先進的な取組みを行った人材に 目的に応じて容易に相談できるよう 内閣官房において 各省の人材システムを再点検し 総合的なコンシェルジュ機能を強化する 各種の既存施策に加え 当面 今通常国会に提出を予定している 都市再生法

宮城県 競争力のある大規模土地利用型経営体の育成 活動期間 : 平成 27~29 年度 ( 継続中 ) 1. 取組の背景震災により多くの生産基盤が失われ, それに起因する離農や全体的な担い手の減少, 高齢化の進行による生産力の低下が懸念されており, 持続可能な農業生産の展開を可能にする 地域営農シス

三沢市行政経営推進プラン


<4D F736F F D B28DB8955B817A81698EBF96E282CC82DD E7194C5816A90B68A888DA28B878ED28EA997A78E A C98C5782E992A193E08A4F82CC98418C6782C98AD682B782E992B28DB82E646F6378>

3. 応募部門 応募部門は下記 2 つになります 部門 応募対象 1 ネットワーク支援 代表機関 または 代表機関 構成機関が共同で応募できます 部門 支援内容に女性起業家等支援ネットワークとの連携が含まれるものが対象となります 2 個別支援部門 代表機関 または 構成機関が応募できます ( 共同応

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図


平成25年度 高齢期に向けた「備え」に関する意識調査結果(概要版)2

全体版.indd

Transcription:

25 周年を迎えたコミ協の新たな取組 について ( 報告 ) 20 周年に向けての見直し検討報告書 に明示された方策等の推進状況を企画総務部会で精査したところ そのほとんどが既に実施もしくは改善されていることがわかった ついては これらの事業は引き続き実施することとし 新たに 地域コミュニティ が抱えている課題を解決するため コミ協が協力 支援できる施策項目を加えることとした そこで コミ協にとって 地域コミュニティ を協力 支援できる施策項目を掲げるが その前段として 地域コミュニティ の定義 求められる機能 抱える課題 課題解決のための活性化ポイントを明示することとする 地域コミュニティとは一定の地域を基盤とした住民組織 人と人とのつながりであり そこに暮らす地域住民が構成員となって 地域づくり活動や地域課題の解決等 その地域に関わる様々な活動を自主的 主体的に展開している地縁型団体 組織 ( 集団 ) をいう 今日の地域コミュニティに求められる機能 今日の地域コミュニティに求められる機能について 大きく分けて次の 5 つの機能 にグループ化できると考えられる 求められる機能 1 親睦機能 趣味 レクリエーションや親睦活動等 を通して 住民同士の交流をさらに促進し 親睦を深める 機能 2 地域環境維持機能次のような 地域の個性 ( 魅力ある地域 ) を維持 形成する 機能ア 地域活動の拠点となる施設の維持 管理 イ 地域の様々な資源 環境の保護 継承に貢献 ( 地域固有の自然や古くから伝わる伝統 文化など ) 3 行政補完機能ア行政及び外郭団体情報の伝達 調整 ( 行政関係資料の配布など ) イ募金の地域内の調整ウ各種団体や NPO などとの連携エ地域の代表としての行政への陳情 要望等 4 地域課題解決機能 個人や家庭 地域が直面する課題 を 地域住民自らが発見 把握 共有し 相互に協力して解決する機能 5 地域自治機能ア行政と共に地域で公共を担う 新たな公 としての機能イ地域分権の受け皿としての地域自治機能

地域コミュニティが抱えている課題

上記に掲げた 今日の地域コミュニティに求められる機能 を有効に活用するには 種々の課題が発生する そこで 現在 地域コミュニティが抱えていると思われる課 題は次の 6 項目にまとめられると考えられる 課題 1 地域活動の担い手 ( リーダーやその後継者 ) の不足 2 地域活動への参加者の減少 固定化 3 多様な地域主体との連携 ネットワークの不足 4 多様な地域課題への対応力の不足 5 団体の組織運営 マネジメント力の不足 6 情報の発信 収集 共有力の不足 課題解決のための活性化ポイント 上記に掲げた 地域コミュニティが抱えている課題 を解決するためには 各団体 組織が次のような活性化ポイントを備えることが必要であると考える 1 地域活動の担い手( リーダーやその後継者 ) の不足 解決のポイントア 多様な分野に対応できる高い能力 行動力 調整力を有した リーダーが存在していることイ 地域リーダーのバックアップ体制 が確立されていること ( リーダーのみに負担が集中しないような仕組み 組織的で継続的に活動できる体制の構築 ) ウ円滑な世代交代 後継者養成の仕組みが構築されていること ( リーダーの下で地域活動経験をつませ その中から 次期リーダーの資質を見極める等 ) エ研修終了後のフォローアップ ( 活躍の場や機会の提供 ) の仕組みが構築されていること ( 研修修了者がそのまま指導側に回り さらにステップアップさせるための実践機会の提供 ) 2 地域活動への参加者の減少 固定化 解決のポイントア地域住民の多様なニーズに応じた魅力的な事業が企画 実践されていること ( 団体の企画立案能力を高め 地域活動の活発な展開を図るなど )

イ多様な世代 国籍の人材や地域の行政機関 団体等を地域活動へ取り込んでいること ( 地域内に立地する教育 生涯学習機関と連携し 子どもからお年寄りまでが地域活動に関わる仕組みづくりを構築している等 ) ウ地域の活動を地域住民に対して積極的に広報 広聴し コンセンサスがとれた組織であること 3 多様な地域主体との連携 ネットワークの不足 解決のポイントア高い連携意識をもって活動が展開されていることイ地域でどのような団体が活動しているかを把握し その情報を共有していることウ積極的に地域内外の行政 地域団体 有識者 マスコミ等との協力体制 ネットワークが構築され 有効に活用されていること ( 支援者 応援団 サポーターづくりを推進 ) 4 多様な地域課題への対応力の不足 解決のポイントア地域の自主性 主体性 自立性が高いこと ( 自分たちのまちは自分たちの手でつくる 地域の課題は地域で解決する できることから始めるという意識の強さ ) イ地域課題の発見力 解決力の基盤づくりができていること ( 経験値の高さ ノウハウの蓄積 継承等 ) 5 団体の組織運営 マネジメント力の不足 解決のポイントア多様な団体活動を支える財政基盤が安定していること ( 自主財源の積極的な確保 公的支援制度の活用等 ) イ団体事務局の組織運営 マネジメント力 企画力が高いこと ( 専用の場所 人材の確保 特定の人だけに左右されない組織的 継続的な活動の実施等 ) 6 情報の発信 収集 共有力の不足 解決のポイントア積極的な情報を発信していること ( カネ ヒト等の縁を作るための取組み ホームページの活用 メディアの活用等 ) イ地域活動に関する地域内での情報を共有化していること ( 会報の定期発行 ホームページの活用等 ) ウ ICTを地域活動に効果的に活用していること ( 電子掲示板を活用した地域課題の解決 IT 講習を通じた地域交流の促進等 ) 活性化ポイント を備えるための協力 支援の施策項目

上述した 課題解決のための活性化ポイント を備えるために コミ協が協力 支 援することができる施策として次のものが考えられる 1 地域活動の担い手 ( リーダーやその後継者 ) の不足 協力 支援の施策項目 A コミ協研修会に 新しい担い手の育成 地域外の人を引き付ける魅力づくり に関しての内容も盛り込むなど 多様な分野の研修内容とする B 人材発掘のために コミ協加盟団体の担い手候補者など メンバーが参加しやすい研修会の開催を検討する 2 地域活動への参加者の減少 固定化 協力 支援の施策項目 A 現在 地域住民のニーズに応じて魅力的な事業を展開されている団体の企画 立案及びその実践事例をコミ協研修会で発表する B 団体構成員の加入率の高い団体から その活動内容をコミ協研修会で紹介する C コミ協ニュースを活用して それぞれの団体の活動内容等を地域住民に積極的に広報していく 3 多様な地域主体との連携 ネットワークの不足 協力 支援の施策項目 A 価値を生み出す地域活動の推進は 多様な地域主体の連携強化以外にはあり得ない そこで コミ協の中でネットワーク体制づくりについての研修会の開催を検討する B コミ協名簿の作成を継続するとともに コミ協加盟団体の年間活動を示した事業計画書を他団体に提供することにより 団体間の連絡 情報の共有化の強化を図る 4 多様な地域課題への対応力の不足 協力 支援の施策項目 A 地域住民のニーズを反映した 住みよい安心 安全な地域社会を実現するため 個人や家庭 地域が直面する課題について地域住民自らが発見 把握 共有し 相互に協力して解決することが肝要である そのためには まず 加盟団体のそれぞれの問題点 課題を提供し その解決策について意見交換 グループ討論を行うことのできる場を提供する必要がある

5 団体の組織運営 マネジメント力の不足 協力 支援の施策項目 A 活動を進めていく上で必要な財源が 住民自身が賄うもの 公的な補助 民間団体などからの寄付や補助 収益事業になるものに大別されるが いずれの部門も縮減傾向にある ついては コミ協が共催 後援する各種イベント等に加盟団体が出店し 収益の確保に努める 6 情報の発信 収集 共有力の不足 協力 支援の施策項目 A 年度当初に開催しているコミ協研修会または個別の担当者研修会の中で 専門家等による 情報発信の手引き などに関するテーマを盛り込み 開催する また この研修会の中で公民館 地域包括支援センター 地域子育て支援センターからそれぞれの活動を紹介いただき 情報の共有を図る B コミ協のホームページを こむねっとひろしま に立ち上げ コミ協事務局に提供いただいている町内会や地域団体の会報をホームページに掲載し 各団体の活動内容を広く情報発信する