平成27年度事業計画書_

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Microsoft PowerPoint - (参考資料1)介護保険サービスに関する消費税の取扱い等について

2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

計画の今後の方向性

別紙2

問 2 次の文中のの部分を選択肢の中の適切な語句で埋め 完全な文章とせよ なお 本問は平成 28 年厚生労働白書を参照している A とは 地域の事情に応じて高齢者が 可能な限り 住み慣れた地域で B に応じ自立した日常生活を営むことができるよう 医療 介護 介護予防 C 及び自立した日常生活の支援が

第28回介護福祉士国家試験 試験問題「社会の理解」

Microsoft PowerPoint - 資料3 地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に.pptx

改定事項 基本報酬 1 入居者の医療ニーズへの対応 2 生活機能向上連携加算の創設 3 機能訓練指導員の確保の促進 4 若年性認知症入居者受入加算の創設 5 口腔衛生管理の充実 6 栄養改善の取組の推進 7 短期利用特定施設入居者生活介護の利用者数の上限の見直し 8 身体的拘束等の適正化 9 運営推

地域包括ケアシステムの構築について 団塊の世代が 75 歳以上となる 2025 年を目途に 重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう 医療 介護 予防 住まい 生活支援が包括的に確保される体制 ( 地域包括ケアシステム ) の構築を実現 今後

Microsoft Word 厚生労働省事務連絡(システム変更に係る参考資料その9)送付版

月額報酬対象サービス月途中の事由 区分変更( 要介護 1~ 要介護 5の間 要支援 Ⅰ 要支援 Ⅱ) 小規模多機能型居宅介護介護予防小規模多機能型居宅介護複合型サービス ( 看護小規模多機能型居宅介護 ) 区分変更( 要介護 要支援 ) サービス事業所の変更( 同一サービス種類のみ ) 事業( 指定

月額報酬対象サービス月途中の事由 区分変更( 要介護 1~ 要介護 5の間 要支援 Ⅰ 要支援 Ⅱ) 小規模多機能型居宅介護介護予防小規模多機能型居宅介護複合型サービス ( 看護小規模多機能型居宅介護 ) 区分変更( 要介護 要支援 ) サービス事業所の変更( 同一サービス種類のみ ) 事業( 指定


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平成20年度春の家居宅介護支援事業所事業計画

PowerPoint プレゼンテーション

スライド 1

Ⅰ-9_(資料9)_月額包括報酬の日割り請求にかかる適用_

通常の届出に係る加算等のサービス種類算定の開始時期 定期巡回 随時対応型訪問介護 届出が毎月 15 日以前になされた場合には看護翌月から 複合型サービス( 看護小規模多 16 日以降になされた場合には翌々月から機能型居宅介護 ) 夜間対応型訪問介護 ( 介護予防 ) 認知症対応型通所介護 ( 介護予

体制届の主な項目と添付書類 居宅サービス 別途 資料の提出をお願いすることがあります サービスの種類 体制届の主な項目 別紙 添付書類 その他の添付書類 備考 施設等の区分 ( 通院等乗降介助 ) - 道路運送法の許可証 - 日中の身体介護 20 分未満体制 別紙 15 定期巡回 随時対応サービスに

01 表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

07体制届留意事項(就労継続支援A型)

Ⅰ-9_(資料9)_月額包括報酬の日割り請求にかかる適用_

PowerPoint プレゼンテーション

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8_月額包括報酬の日割り請求にかかる適用について

Microsoft Word - Ⅰ-7_(資料7)_留意事項_

「指定居宅サービス」重要事項説明書

まちの新しい介護保険について 1. 制度のしくみについて 東温市 ( 保険者 ) 制度を運営し 介護サービスを整備します 要介護認定を行います 保険料を徴収し 保険証を交付します 東温市地域包括支援センター ( 東温市社会福祉協議会内 ) ~ 高齢者への総合的な支援 ( 包括的支援事業 )~ 介護予


平成18年度標準調査票

特別養護老人ホーム瑞光の里金表 ( 従来型個室 ) ( 平成 30 年 4 月 1 日現在 ) + 口腔衛生管理加算 介護職員処遇改善加算 + 所定単位数 介護度 ,867 21,516 介護度 ,975 23, 介護度

同一建物に居住する利用者の減算 特別地域加算 前年度の 1 月あたりの平均実利用者数の分かる書類 ( 地域に関する状況 ) 1 訪問看護ステーション ( 規模に関する状況 ) 前年度の 1 月あたりの平均延訪問回数の分かる書類 13 訪問看護 2 病院又は診療所 3 定期巡回 随時対応サービス連携

2 居宅サービス事業所の状況

チェック式自己評価組織マネジメント分析シート カテゴリー 1 リーダーシップと意思決定 サブカテゴリー 1 事業所が目指していることの実現に向けて一丸となっている 事業所が目指していること ( 理念 ビジョン 基本方針など ) を明示している 事業所が目指していること ( 理念 基本方針

小規模多機能型居宅介護 介護予防小規模多機能 区分変更 ( 要介護 1~ 要介護 5 の間 要支援 Ⅰ 要支援 Ⅱ) 型居宅介護く ) 区分変更 ( 要介護 要支援 ) サービス提供日 サービス事業所の変更 ( 同一サービス種類のみ ) ( 通い 訪問又は宿泊 ) 事業 ( 指定有効期間 ) 受給資

Microsoft Word - 発出版QA

特別養護老人ホーム 優雅 社会福祉法人 桜寿会 ( 特別養護老人ホーム優雅 ) 福島県南会津郡南会津町田島字北下原 111 番 TEL: FAX: ( 郡山オフィス ) 福島県郡山市菜根一丁目 22 番 10 号 T

○○○の課題と検討

報酬改定(就労系サービス)

Microsoft Word - 単純集計_センター長.docx

福祉用具貸与 介護予防福祉用具貸与 心身機能が低下した高齢者に 日常生活の自立を助ける用具をレンタルします 自 宅 に 住 ん で 自 宅 で 受 け る サ ー ビ ス ( 生活環境を整える ) 貸与品目 福祉用具購入費の支給 住宅改修費の支給 手すり スロープ 歩行器 歩行補助杖 車いす ( 付

PowerPoint プレゼンテーション

= 掲載済 12 短期入所生活介護 (P107~P121) 13 短期入所療養介護 (P122~P131) 16 福祉用具貸与 (P153~P158) 17 (P159~P170) 18 入居者生活介護 地域密着型入居者生活介護 (P171~P183) 20 介護老人福祉施設 地域密着型介護老人福祉

地域子育て支援拠点事業について

事業者名称 ( 事業者番号 ): 地域密着型特別養護老人ホームきいと ( ) 提供サービス名 : 地域密着型介護老人福祉施設 TEL 評価年月日 :H30 年 3 月 7 日 評価結果整理表 共通項目 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 1 理念 基本方針

2. 経口移行 ( 経口維持 ) 加算 経口移行 ( 経口維持 ) 計画に相当する内容を各サービスにおけるサービス計画の中に記載する場合は その記載をもって経口移行 ( 経口維持 ) 計画の作成に代えることができる 従来どおり経口移行 ( 経口維持 ) 計画を別に作成してよい 口腔機能向上加算 口腔

06 参考資料1 平成30年度介護報酬改定における各サービス毎の改定事項について

地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

小規模多機能型居宅介護介護予防小規模多機能型居宅介護複合型サービス ( 看護小規模多機能型居宅介護 ) 区分変更( 要介護 1~ 要介護 5の間 要支援 Ⅰ 要支援変更日 区分変更( 要介護 要支援 ) サービス事業所の変更( 同一サービス種類のみ ) 事業( 指定有効期間 ) 事業所指定効力停止の

平成 28 年 2 月以降に認定更新等により要支援認定を受けた方が介護予防訪問介護 介護予防通所介護を利用される場合 これまでの予防給付サービスから総合事業のサービスに変わります 要支援者の認定有効期間は現在最長 12か月ですので 大川市は平成 28 年 2 月から1 年かけて移行します 更新の場合

確認用答弁書(一般質問)

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( 参考 ) 平成 29 年度予算編成にあたっての財務大臣 厚生労働大臣の合意事項 ( 平成 29 年 12 月 19 日大臣折衝事項の別紙 ) < 医療制度改革 > 別紙 (1) 高額療養費制度の見直し 1 現役並み所得者 - 外来上限特例の上限額を 44,400 円から 57,600 円に引き上

Microsoft Word - 3

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第3章 指導・監査等の実施

障害福祉計画資料 3 障害福祉サービスの目標 1 成果目標 柱 No. 事業 単位 2020 年度 解説 3 暮らしを支えるサービスの充実 3 1 福祉施設の入所者の地域生活への移行 目標値 年度末までに地域生活へ移行する施設入所者数 ( 移行率 ) 年度末時点の施設入所者数

社会福祉法人による生計困難者に対する利用者負担の減免

介護度 1 か月 (30 日 ) あたりの施設利用料グループホームかじかの里平成 28 年 5 月 1 日現在 負担割合 介護サービス利用料加算料金居室料食費光熱水費合計 要介護 1 1 割 2 割 22,770 45,540 2,475 4,949 37,500 30,000 11,

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Taro 社福軽減(新旧)

2 社会保障 2.1 社会保障 2.2 医療保険 2.3 年金保険 2.4 介護保険 2.5 労災保険 2.6 雇用保険 介護保険は社会保険を構成する 1 つです 介護保険制度の仕組みや給付について説明していきます 介護保険制度 介護保険制度は 高齢者の介護を社会全体で支えるための制度

平成30年度介護報酬改定における各サービス毎の改定事項について

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平成 28 年度介護保険事業状況報告 ( 年報 ) のポイント 1 第 1 号被保険者数 (28 年 3 月末現在 ) (29 年 3 月末現在 ) 3,382 万人 3,440 万人 ( 対前年度 +59 万人 +1.7% 増 ) ( 単位 : 万人 ) 3,500 3,000 2,500 2,0

Microsoft PowerPoint - è³⁄挎+間帅çfl¨ï¼›.pptx

1102 請求誤りによる実績取り下げ 1109 時効による保険者申立ての取り下げ 1112 請求誤りによる実績取り下げ ( 同月 ) 1129 時効による公費負担者申立ての取り下げ 1142 適正化 ( その他 ) による保険者申立の取り下げ 1143 適正化 ( ケアプラン点検 ) による保険者申

地域生活サポートセンターいこな

緊急に措置すべき事項

Microsoft Word - 【資料4-3】0316_PM_ショート

加算 栄養改善加算 ( 月 2 回を限度 ) 栄養スクリーニング加算 口腔機能向上加算 ( 月 2 回を限度 ) 5 円 重度療養管理加算 要介護 であって 別に厚生労働大が定める状態である者に対して 医学的管理のもと 通所リハビリテーションを行った場合 100 円 中重度者ケア体制加算

別表 有料老人ホームの類型及び表示事項 類型介護付有料老人ホーム ( 一般型特定施設入居者生活介護 ) 介護付有料老人ホーム ( 外部サービス利用型特定施設入居者生活介護 ) 住宅型有料老人ホーム ( 注 ) 健康型有料老人ホーム ( 注 ) 類型の説明介護等のサービスが付いた高齢者向けの居住施設で

介護給付費請求に係る留意事項

リハビリテーションマネジメント加算 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味 関心 身体の状況 家屋の状況 家

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正誤表

総合事業に係る Q&A 国 注意事項 備考欄には厚生労働省が作成した Q&A の参照先を記載しています 1 介護予防 日常生活支援総合事業ガイドライン案についての Q&A 9 月 30 日版 2 総合事業ガイドライン案に係る追加質問項目について ( 平成 26 年 11 月 10 日全国介護保険担当

Ⅲ コース等で区分した雇用管理を行うに当たって留意すべき事項 ( 指針 3) コース別雇用管理 とは?? 雇用する労働者について 労働者の職種 資格等に基づき複数のコースを設定し コースごとに異なる配置 昇進 教育訓練等の雇用管理を行うシステムをいいます ( 例 ) 総合職や一般職等のコースを設定し

1. 施設入所 (2 ) ( 平成 30 年 8 月 1 日改定 ) (1) 基本料金 (1 日あたり ) 外 施設利用料基本型個室 1,396 円 1,486 円 1,608 円 1,712 円 1,814 円 ( 注 1) 多床室 1,542 円 1,638 円 1,760 円 1,862 円

居宅介護支援事業者向け説明会

Microsoft Word - (0907案)平成30年北海道胆振東部地震における介護報酬等の取扱いについて - コピー

利用者満足の向上センターのチラシの配布など センターのPRのために具体的な取り組みを行っている 苦情対応体制を整備している 特記事項 名刺 サービス情報誌 広報での PR イベントでのパネル設置など実施 相談の際のプライバシーの確保を図っている 公平性 中立性の確保 業務改善への取り組み 相談室の整

はじめに少子高齢化の進行とそれに伴う社会情勢の変化とともに 福祉 介護の仕組みや社会福祉法人の役割が根本から問われるようになっている 急激に進められる行 財政改革と社会福祉諸制度の改革の中で西城福祉会は法人設立の原点に立って事業実施にあたり 西城町における唯一の特養を設置経営する法人として 今後とも

第3節 重点的な取り組み

01 【北海道】

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区分

スライド 1

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緊急連載!! あとわずか! 最終回制度 報酬改定に対する予測と提案 NPO 法人日本介護福祉教育研修機構理事長日本通所ケア研究会会長妹尾弘幸 あくまでも 私見による予測 提案であり 決定事項ではないことにご注意ください 0 総論 項 目 訪問 通所 短期入所 小規模多機能 入所 基本機能 訪問介護

< 現行 > 対象者医療区分 Ⅰ(Ⅱ Ⅲ 以外の者 ) 1 * 医療の必要性の低い者医療区分 Ⅱ Ⅲ 1 2 * 医療の必要性の高い者 ( 指定難病患者を除く ) 3 指定難病患者 2 生活療養標準負担額のうちにかかる部分 1 日につき32 1 日につき 1 日につき < 見直し後 > 対象者医療区

住所地特例に係る事務の見直しの概要について Ⅱ- 資料 2 本事務は 介護予防 日常生活支援総合事業の実施時期に係わらず 平成 27 年 4 月から 全ての市町村において必要な事務であるので 留意されたい 1. 平成 27 年 4 月からの住所地特例に係る事務の見直しの概要 住所地特例の対象施設にサ

高齢者を取り巻く状況 将来人口 本市の総人口は 今後も減少傾向で推移し 平成32年 2020年 には41,191人程度にまで減少し 高齢 者人口については 平成31年 2019年 をピークに減少に転じ 平成32年 2020年 には15,554人程度 になるものと見込まれます 人 第6期 第7期 第8

都市部の高齢化対策に関する検討会資料

介護老人保健施設 契約書

(0830時点)PR版

栃木県高齢者居住安定確保計画 ( 二期計画 ) 概要版 1 計画の目的と背景 高齢化が急速に進行する中 平成 24 年 3 月に県土整備部と保健福祉部が連携のもと高齢者の居住の安定確保に関する法律に基づく 栃木県高齢者居住安定確保計画 ( 以下 現計画 という ) を策定し 高齢者が安心して快適に暮

本来目指すべき療養病棟の転換の方向性 ( イメージ ) 一般病床 医療療養病床 (5:) 介護療養病床 H9 年度末で廃止 (6 年間の経過期間 ) 地域医療構想の推進と療養病床の再編 現行の介護療養病床は平成 9 年度末で廃止 ( 経過措置あり ) となり 新たな類型として介護医療院が設置され こ

Transcription:

平成 27 年度運営方針 一はじめにまず冒頭に 昨年は社会福祉法人上天草会設立 40 周年を無事に迎える事ができ感謝を申し上げるとともに これからも関係各位のご支援とご協力をお願い致します 昨年は 養護入居者の重度化対応 充実による訪問介護事業の再開 人員確保困難による短期入所生活介護事業の縮小というかつてない事業変更から始まり 利用者並びにご家族には多大なご迷惑とご心配をかける事となりました また 役職員各位にもご苦労をかけましたが みなさんの活躍やご協力に対し感謝申し上げます 近年の当市の状況は 熊本県下の中でも急速に過疎化が進んでおり高齢者数は当面 3 万人余りと横ばいでありますが 生産年齢人口は年々減少し 10 年後の平成 37 年には現在より 2 万人減の 3.6 万人余りで高齢化率は 46% となります よって 介護職員の確保は事業運営上最重要課題となっています その課題を克服するために 昨年は雇用形態を抜本的に見直し処遇改善を図り少しずつ効果が出ています 今年は 3 年に1 度の介護報酬改定の年となっています 昨年の総選挙において 消費税 10% が 2017 年 4 月へ 18 カ月延期となり このことは介護業界で予定されていた財源が削減され 2 月にあった報酬改定は厳しいものでした よって 昨年後半に当法人で取りまとめました 事業安定化 に向け 安定化 合理化 効率化 を柱に取り組んでいきます 合わせて 今年 4 月 15 日には養護老人ホーム開設 40 周年となります この栖本町で地域の方々のご支援とご協力の元 事業継続ができた事を感謝し厳しい時代ですが乗り越えていく所存です 結びに 今年も経営理念である 明るい未来のために ~ 信頼 笑顔 感謝 ~ を胸に刻み邁進してきます 二事業部 昨年は 訪問介護事業の再開と短期入所生活介護事業の縮小を実施し大幅に事業変更を行いました 年度途中には 事業安定化計画に基づいて課題を認識し 養護老人ホームにおける特定施設の事業効率化を図るために 12 月には通所介護事業の定員を5 名増員しました

よって 施設を中心とした複合施設での強みを強化します ( 職員体制 ) 各課長のきめ細やかな指導 教育 声掛けがなされ 近年の対応が実を結んでいます しかし 現在の職員年齢構成を見ますと 年々定年を迎える方がおり調整を行う必要があります 今年は高卒者を3 名確保できておりますが 法人全体でより一層の教育体制を整え早く 1 人前の職員として育てる必要があります また 外部研修に派遣をしていますが効果的な復命が出来ていません 施設代表である責任と自覚を促すためにも 若い職員や中堅職員の内部研修も含め体制を整備します ( 制度改正 ) 今年は 法律改正や報酬改正の年となっています 複雑化している改正内容を熟知し 利用者やご家族に十分な説明と理解を行います 三総務部 ( 法人全体業務 ) 課毎の業務は計画通りに進みましたが 今年は事業を安定継続するためにも人材の効率化を一層図らなければなりません 仕事調べを通じて業務を見直し人材配置を適正化します ( 情報公開 ) 昨年より 社会福祉法人に対する情報公開が議論され一層の透明性の確保や人材確保の観点からも情報発信が必要です 今年は 様々な媒体 ( 広報誌 ホームページ ( リニューアル ) SNS 等 ) を活用して情報公開を行います ( 費用対効果 ) 消費税や円安の影響により 事業費における食材料費や光熱水費が高騰しております 再度 積算し食費の増額を含めて適正化を行います また 予算に基づく物品購入管理を強化します 四養護課 昨年は 年度当初に慢性的な空床が発生し今まで以上に行政当局と調整を行いましたが 待機者減少や重度化に伴う退居等があり安定的な満床とはなりませんでした 現在も待機者の少ない状況は続いており 引き続き行政当局と連携を図っていきます

また 養護入居基準見直しによる要介護 2までの引き上げや特養の入居基準要介護 3 以上の重点化があり 少なからず影響があると思われます 地域における養護の将来像を含め 天草市の3 施設で課題を共有し我々は複合施設での強みを強化していきます ( 介護保険 ) 法人内事業安定化計画により 入居者の孤立の解消の為に 12 月より通所介護事業の定員を5 名増員し日中における介護保険サービスの充実を図りました よって 通所介護事業所と連携を図り協力を行います 今年も支給限度額を考慮しつつ 特定施設サービス計画に基づいて 効果的に提供します ( 生活支援 ) 養護入居者については 重度化が顕著であり介護保険サービスにより様々なサービスが提供されていますが 一方自立者についてはサービスが十分とは言えません 近年 若い方や男性等が入居者となっているので より一層の日頃の声掛けや対応の強化をします 家族環境の変化があり 身元引受人が不在の入居者も少なくありません 成年後見人制度や公証役場 行政当局と連携し対応します 生活環境の変更に伴い 今年 6 月までの施行予定である受動喫煙防止措置が努力義務になる事や 近年の病院や施設の火災事故を受けて 個室内での喫煙を禁止します よって 環境を整備し決められた場所での喫煙とします 五特養課 医療 介護一括法の成立により 入所要件の厳格化 一定所得以上のある利用者の自己負担が2 割 補足給付の対象要件に資産を追加される等事務手続きが煩雑となります よって 利用者へ十分に理解を求め説明します また介護報酬減額に伴う加算取得に向けて 検討します ( 生活環境 ) 2025 年まで10 年となり 団塊の世代の入居が始まろうとしています そのような中では生活環境の変化もしなければなりません 当面多床室ですが 個室に近いプライバシーに配慮した居住環境を整えます ( 看取り ) 地域包括ケアを構築するためにも 今後も施設での看取り介護の環境を整えます

六ユニット課 特養課共通昨年からの運営推進会議を効果的に開催し近隣 家族 関係機関との関わりを深めます 今年度より入居者の理解を得て 入院や外泊時の居住費負担を求めます ユニットリーダーを中心にユニット毎の特徴を活発にし 生活環境に生かします ( 看取り ) 特養課共通 七通所課 今回 法改正により介護予防事業 ( 訪問介護 通所介護 ) が地域支援事業に移行されます 当市では 平成 29 年度からの施行が予定されており準備を行います 改正によって 混乱も予想されますので利用者へ十分に理解を求め説明します また サービス提供時間についても関係者と協議し理解を求め検討します 介護報酬改正の中で 様々な機能について議論されています 認知症対応機能 重度者対応機能 心身機能訓練等を総合的に行う機能 地域連携拠点機能 について 近隣状況を踏まえ当事業所が担うべき機能に対応します ( グループ化 ) 法人内事業安定化により 昨年より定員を5 名増員した当事業所では 養護入居者及び在宅者 ( 要介護 要支援 ) が混在しているので 必要に応じグループ化によって効果的にサービスを提供します 八訪問課 ( 介護保険 ) 当事業所は 主に養護老人ホーム入居者を対象であるため 個々に関わる事が出来る強みを発揮し安心できる介護を提供します また 特定施設サービス計画に基づく 訪問介護計画を作成連携し様々な対応が出来るように研修を行います 九居宅課

法人内事業安定化のサービス提供強化の為に 認定調査事業 介護予防計画委託 について増員も含め検討します 医療 介護一括法の成立により 平成 28 年度より事業所の指定権限が市町村に移譲されますので 事業運営について随時確認を行います 十栄養課 消費税 円安の影響で食材料費や水道光熱費が年々高騰しています よって 食費について積算を行い適正化します ( 昼食の食費 :400 円 500 円 ) 従来から行っている食関連の行事 ( 料理クラブ 出店 調理員昼食を中止 ) 等について 再度見直し及び適正化を行います 配食サービス事業については 行政の意向を受け継続しながら提供範囲内で独自の配食サービス (1 食 500 円 ) を提供します 十一看護課 施設入居者の重度化による看護職員の役割は多様化しています 益々専門職としての業務負担が大きくなっていますが 今年より減員となります よって 介護職との業務分担も不可欠となります 今年は法人内における看護課としての業務確立を強化します ( 看取り ) 地域包括ケアを構築するためにも 今後も施設での看取り介護の環境を整えます ( 医療機関連携 ) 昨年より社協が実施している在宅療養支援体制づくり活動支援事業に参画し 協議をしています 地域内ネットワークを通じ 医療機関との連携を構築します 十二総務課 今年は制度改正 報酬改定 介護保険事業計画改定等の事務手続きの煩雑が予想されています 合わせて減員もあるので 業務見直しを行います

加算体制の変更による 資格 勤続年数に応じた職員配置を適正化します 近隣施設等の取組を参考に 費用対効果を分析し預かり通帳管理費の利用者へ負担を求めます ( 健康管理 ) 例年同様に 職員の健康管理を啓発するとともに メンタルヘルス セクシャルハラスメント パワーハラスメント対策を行います ( 職場環境 ) 当市における生産人口減少に伴う 現場職員の慢性的不足を解消するために 働きやすい職場環境の構築を続けます 十三運営課 現在 議論 ( 内部留保 法人課税等 ) されている社会福祉施設の役割を考えるにあたり 法人全体業務を強化する必要があるので 増員を図り 事業安定化に向けて重点化します また 体制強化のため業務場所を固定化します これからも 法人における情報提供 ニーズ調査を強化します ( 研修体制 ) 我々に求められている研修は 倫理研修 社会人研修 新任研修 介護 看護の連携 介護研修 認知症研修 福祉用具活用研修等多岐にわたっています よって 各職員に担当を設け 講師を養成し研修を継続的に行えるようにします また 外部研修による復命研修も効果的に開催します