( 平成 20 年 10 月版 ) 国内事故対策要領 ~ 事件 事故発生時の連絡体制と初動対応について ~ 社団法人全国旅行業協会

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事業継続計画(BCP)作成用調査ワークシート

観観産第 号 平成 29 年 12 月 28 日 一般社団法人全国旅行業協会会長 殿 観光庁参事官 ( 産業政策担当 ) 旅行業法の改正に伴う経過措置について 通訳案内士法及び旅行業法の一部を改正する法律 ( 平成 29 年法律第 50 号 ) により旅行業法 ( 昭和 27 年法律第

事務連絡平成 24 年 4 月 20 日 都道府県各指定都市介護保険担当主管部 ( 局 ) 御中中核市 厚生労働省老健局総務課高齢者支援課振興課老人保健課 大規模災害時における被災施設から他施設への避難 職員派遣 在宅介護者に対する安全確保対策等について 平成 23 年 3 月 11 日に発生した東

4 研修について考慮する事項 1. 研修の対象者 a. 職種横断的な研修か 限定した職種への研修か b. 部署 部門を横断する研修か 部署及び部門別か c. 職種別の研修か 2. 研修内容とプログラム a. 研修の企画においては 対象者や研修内容に応じて開催時刻を考慮する b. 全員への周知が必要な

原議保存期間 5 年 ( 平成 27 年 12 月 31 日まで ) 各都道府県警察の長 殿 警察庁丙刑企発第 43 号 ( 参考送付先 ) 平成 22 年 2 月 25 日 各附属機関の長 警察庁刑事局長 各地方機関の長庁内各局部課長 美容外科手術を行っている医師の団体に属する会員等からの指名手配

奈良県ライフライン 情報共有発信マニュアル 第 3.3 版 平成 24 年 7 月 奈良県ライフライン防災対策連絡会

氏名等の特定の個人を識別することができる情報は記載しないこと 4. 発生年月発生年月についてな場合は と記載すること 5. 発覚年月漏えい事案等の事故が発覚した年月を記載すること 6. 漏えい等した情報の内容漏えいした情報の種類 内容及びその数 ( 機微 ( センシティブ ) 情報を含む場合は その

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Taro 【トラック事件】緊急

東京事務所版 BCP 実施要領目次応急頁 < 第 1グループ> 直ちに実施する業務 1 事務所における死傷者の救護や搬送 応急救護を行う一時的な救護スペースの設置 運営 備蓄の設置 医療機関への搬送 1 2 事務所に緊急避難してきた県民や旅行者等への対応 避難 一次避難スペースの運営 指定避難所への

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(6) 行方不明者の捜索 (7) 治安の維持 (8) 被災者等への情報伝達 (9) 前各号に掲げるもののほか 派遣先都道府県警察の長が特に指示する活動一部改正 平成 25 年第 15 号 ( 即応部隊の活動 ) 第 4 条即応部隊は 大規模災害発生時に直ちに被災地等へ赴き それぞれ次に掲げる活動を行

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Taro 【バス等事件】緊急時

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はじめに 近年 安全技術の向上と現場教育の成果により 労働災害による被災労働者数は減少傾向にあります しかしそれでも 毎年約 11 万人にも及ぶ労働者が いまだ労働災害によって生命や身体を侵害されている実情があります 考えたくはありませんが 万一 従業員が業務上の被災をした場合 法律上 その従業員が

イ -3 ( 法令等へ抵触するおそれが高い分野の法令遵守 ) サービスの態様に応じて 抵触のおそれが高い法令 ( 業法 税法 著作権法等 ) を特に明示して遵守させること イ -4 ( 公序良俗違反行為の禁止 ) 公序良俗に反する行為を禁止すること イ利用規約等 利用規約 / 契約書 イ -5 (

六七八九 生活の質の向上相談 助言教育権監護権 ( 利用料 ) 第 5 条利用者は 前条に定める重症心身障害児 肢体不自由児施設サービスの提供に対して 都道府県が定める障害児施設給付費 障害児施設医療費 肢体不自由児施設給付費 肢体不自由児施設医療費及び重要事項説明書に定める所定の利用者負担額を病院

警察署長又は本部捜査担当課長は 犯罪の検挙状況 被害者等からの相談 関係機関からの通報等により再被害防止対象者に指定する必要がある被害者等を認めるときは 再被害防止対象者指定等上申書 ( 様式第 1 号 ) により警察本部長に再被害防止対象者の指定を上申するものとする この場合において 警察署長は

17★ 訪問看護計画書及び訪問看護報告書等の取扱いについて(平成十二年三月三十日 老企 厚生労働省老人保健福祉局企画課長通知)

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1 13:00 13:10 13:10 14:10 (60 ) 14:10 15:10 (60 )

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連絡担当窓口企画提案書 実施事業者の概要 企画提案者の概要 機関名 代表者役職 氏名 所在地 氏名 ( 役職 ) 電話番号 ( 代表 直通 ): Fax: 連絡先 ホームページ : 1 基本財産又は資本金 円 2 職員数 ( うち本事業に携わる職員数 ) 人 ( 人 ) 3 設立年月

JCROA自主ガイドライン第4版案 GCP監査WG改訂案及び意見

目次 1 目的 1 2 医療機関及び行政機関等との協力関係の確保 1 3 事業主体 1 (1) ドクターヘリ 1 (2) 防災消防ヘリ 1 4 定義 1 (1) ドクターヘリ基地病院 1 (2) 地域救急医療体制支援病院 1 (3) ヘリ救急搬送体制支援病院 2 (4) 出動区分 2 5 ドクターヘ

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海外旅行保険

すぐ連絡! すぐ実施! 杉並消防署からのお知らせ 自衛消防訓練を実施しましょう 自衛消防訓練は 火災が発生した場合に消防隊が現場に到着するまで 自衛消防 活動により 迅速 的確に人命の保護と災害の拡大防止の措置をとれるようにする ことを目的としています 訓練の種別 自主的に訓練することが必要です!

資料1 受援計画策定ガイドラインの構成イメージ

資料2旅館業法整理(案)

( 社会福祉施設用作成例 ) (4) 施設管理者は, 緊急時連絡網により職員に連絡を取りましょう (5) 施設管理者は, 入所者の人数や, 避難に必要な車両や資機材等を確認し, 人員の派遣等が必要な場合は, 市 ( 町 ) 災害対策本部に要請してください (6) 避難先で使用する物資, 資機材等を準

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④登録要領(医療分野)

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2コアメンバー会議の開催時期コアメンバー会議は 事実確認調査で得られた情報や相談 通報内容に基づき 緊急性を判断し 緊急性が高いと判断される事例については 早急に開催します 3 協議内容 虐待の事実認定情報の内容により虐待の事実の有無の判断を行います 情報の内容虐待の事実の有無の判断 高齢者の権利を

(7) 乙は 警備業法第 4 条で規定する認定及び同法第 5 条で規定する届出のほかに 同法第 1 1 条の4で規定する届出を行っていること (8) 乙は 機械警備において ガードセンターで警備対象物件に異常事態が発生したことを感知してから 25 分以内にその警備対象物件に対し機動隊を常に派遣できる

基準該当短期入所小規模多機能センターさくらテラス 利用契約書 ( 以下 利用者 という ) と社会福祉法人慈徳会 ( 以下 事業者 という ) は 基準該当短期入所小規模多機能センターさくらテラス ( 以下 当施設 という ) が利用者に対して提供する基準該当短期入所サービスについて 次のとおり契約

ご被災者等支援計画 ( ご被災者等支援の基本的な考え方 ) 2013 年 8 月 日本トランスオーシャン航空株式会社 琉球エアーコミューター株式会社

参考資料 三郷市火災予防条例の一部を改正する条例案の素案 平成 26 年 9 月 三郷市消防本部 大規模な屋外催しにおける防火管理体制の構築について 1 改正の背景 1 京都府福知山市花火大会火災平成 25 年 8 月 15 日 京都府福知山市で行われた花火大会において 死者 3 名 負傷者 56

手順書03

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苦情等処理規程 第 1 章総則 第 1 条 ( 目的 ) この規程は 当社が行う仮想通貨交換業に関して 顧客等より申し出のあった苦情等や顧客等との間に生じた紛争等を迅速かつ公正に処理するための基本的事項及び手続を定め さらに苦情等や紛争等の再発防止を図ることを目的とする 第 2 条 ( 定義 ) 1

目 次 第 1 はじめに 2 1 ガイドライン策定の目的 2 2 ガイドラインの対象となる防犯カメラ 2 3 防犯カメラで撮影された個人の画像の性格 2 第 2 防犯カメラの設置及び運用に当たって配慮すべき事項 3 1 設置目的の設定と目的外利用の禁止 3 2 設置場所 撮影範囲 照明設備 3 3

2. 提出資料一覧表 落札予定者に求める提出資料は 要請書に示す調査区分 ( 基本調査または重点調査 ) に応じて下表に を付している内容とする なお 調査区分が 基本調査 の場合は 3 頁 ~4 頁に基づき作成すること 調査区分が 重点調査 の場合は 5 頁 ~7 頁に基づき作成すること 様式番号

個人 研究者グループ 科研費応募資格の有無 の選択について a) 応募者が e-rad に 科研費応募資格有り として登録されている場合は 有 を選択し 自身の研究者番号を入力後 検索 を押下してください 検索結果画面に登録情報が表示されます 登録内容を確認の上 OK を押下すると 所属研究機関 氏

借入先一覧 ( 別紙 1) 私が自然災害による被災者の債務整理に関するガイドライン ( 以下 本ガイドライン という ) に基づく債務整理の対象としたい借入先等は下表のとおりです 下表の内容に漏れや誤りがあり その結果 登録支援専門家として私又は下表の借入先等と利害関係のある者が委嘱された場合 登録

二戸市地域防災計画 ( 震災編 ) の一部修正の新旧対照表現行改正案 目次 ( 震災編 ) 目次 ( 震災編 ) 第 1 章総則 第 1 章総則 第 1 節 計画の目的 351 第 2 節 計画の性格 352 第 2 節の2 災害時における個人情報の取り扱い 352 第 3 節 防災関係機関の責務及

( 内部規程 ) 第 5 条当社は 番号法 個人情報保護法 これらの法律に関する政省令及びこれらの法令に関して所管官庁が策定するガイドライン等を遵守し 特定個人情報等を適正に取り扱うため この規程を定める 2 当社は 特定個人情報等の取扱いにかかる事務フロー及び各種安全管理措置等を明確にするため 特

上越地域医療センター病院 医療安全管理指針

目次 4. 組織 4.1 組織及びその状況の理解 利害関係者のニーズ 適用範囲 環境活動の仕組み 3 5. リーダーシップ 5.1 経営者の責務 環境方針 役割 責任及び権限 5 6. 計画 6.1 リスクへの取り組み 環境目標

<様式2> 個人情報ファイル簿(単票)

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1 策定の目的 この手引書は 茅ヶ崎市地域防犯カメラ ( 以下 地域防犯カメラ という ) の設置及び運用について配慮すべき事項を定めることにより 地域防犯カメラの有用性とプライバシー保護等との調和を図り 地域防犯カメラを適切かつ効果的に活用し 茅ヶ崎市の安心して安全に暮らせるまちづくりを推進するこ

地域の皆さまとともに あいおいニッセイ同和損保コミュニケーションレポート

ください 5 画像の保存 取扱い防犯カメラの画像が外部に漏れることのないよう 一定のルールに基づき慎重な管理を行ってください (1) 取扱担当者の指定防犯カメラの設置者は 必要と認める場合は 防犯カメラ モニター 録画装置等の操作を行う取扱担当者を指定してください この場合 管理責任者及び取扱担当者

(7) 乙は 機械警備において 乙の警備本部で警備対象に異常事態が発生したことを感知してから25 分以内に その警備対象に対し機動隊を常に派遣できる体制をとること 5 業務遂行状況の報告及び記録 (1) 報告及び記録の内容は 下記のとおりとする ア警備報告書イ異常が生じた場合の記録 ( 現況写真を添

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取得後の経過修繕 改築様式第 11 号 ( 第 62 条関係 ) 不動産り災申告書 ( 宛先 ) 消防署長 年月日 届出者 住 所 氏 名 印 職 業 電話便号 り災年月日年月日 り災物件 の所在地 り災物件と 届出者との関係 占有者 管理者 所有者 建築 取得年月 年 月 建築又は取得金額 1 坪

マニュアルの見方 マニュアルの見方 マニュアルの見方について説明します 操作の前提条件です ある場合のみ記載しています 操作の前に確認してほしい重要事項です ある場合のみ記載しています 1 操作手順に対応した操作画面上の操作 箇所です 関連ページがある場合は 参照先の ページ番号を記載しています 操

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スライド 1

平成 29 年中の救急出動件数等 ( 速報値 ) の公表 平成 30 年 3 月 14 日 消防庁 平成 29 年中の救急出動件数等の速報値を取りまとめましたので公表します U 救急出動件数 搬送人員とも過去最多 平成 29 年中の救急自動車による救急出動件数は 634 万 2,096 件 ( 対前

内容 1. はじめに 大規模治験ネットワーク登録医療機関への支援内容 治験実施医療機関情報の登録と公開 登録の条件 事前確認 大規模治験ネットワーク への登録方法 登録の手順 登録でき

問 4. 登録制度に関する次の記述のうち 誤っているものはどれか a. 第 2 種旅行業を営もうとする者は その主たる営業所の所在地を管轄する都道府県知事に新規登録の申請をしなければならない b. 平成 18 年 4 月 1 日に登録の有効期間が満了となる旅行業者に対して 同年 4 月 15 日に更

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2) 社内外相談窓口についてまた ストレスチェック制度に基づく医師の面接指導以外にも 社内外に以下のような相談窓口が用意されています 今回のストレスチェックの結果に関わらず どなたでも利用できますので 体調面で何か気になることがあればご相談ください [ 社内相談窓口 ] 会社 部健康管理室保健師 連

(1) 生活安全部地域室通信指令課長 ( 以下 通信指令課長 という ) は 突発重大事案の発生を認知したときは 報告 連絡系統表 ( 別表第 2) により 迅速に関係所属長 ( 警備部警備課長 ( 以下 警備課長 という ) 事案主管課長 現地警察署の警察署長 ( 以下 署長 という ) 等 )

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企画旅行の記入例 1 運送申込書 / 運送引受書 乗車券 手数料が個々の運送単位で決められている場合 申込者は 太線内をご記入願います 申込日 : 令和 1 年 7 月 25 日氏名 旅行サービス株式会社 ( 旅行業者等 ) 電話 : 名称 ( 担当者名 ) 山田一郎 F

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函館市の障がい者虐待の現状について 1 養護者による障がい者虐待についての対応状況 (1) 相談 通報対応件数および相談 通報者 函館市要援護高齢者 障がい者対策協議会 平成 30 年 2 月 7 日 1 件の事例に対し複数のものから相談 通報があった場合, それぞれの該当項目に重複して計上されるた

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制定 : 平成 24 年 5 月 30 日平成 23 年度第 4 回理事会決議施行 : 平成 24 年 6 月 1 日 個人情報管理規程 ( 定款第 65 条第 2 項 ) 制定平成 24 年 5 月 30 日 ( 目的 ) 第 1 条この規程は 定款第 66 条第 2 項の規定に基づき 公益社団法

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~ 目次 ~ はじめに 1 ご利用に必要なパソコン環境 1 ログイン ログアウト 1 1. ログイン手順 1 2. ログアウト手順 3 パスワードについて 4 パスワード変更手順 4 ロックについて 5 基本操作と留意事項 6 基本操作 6 画面遷移時の注意 7 日付入力について 7 タイムアウト

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( 平成 20 年 10 月版 ) 国内事故対策要領 ~ 事件 事故発生時の連絡体制と初動対応について ~ 社団法人全国旅行業協会

Ⅰ. 事故等処理体制の整備 ( 事前の備え ) 国内での事故等発生に際して的確な対応ができるよう あらかじめ自社の 危機管理マニュアルを作成し これに基づき従業員教育を徹底するなど社内 の体制を整えておくこと 1. 連絡体制の確認 緊急連絡リスト ( 休日 夜間の連絡先に注意 ) を作成し 関係者は常に 携帯すること 2. 事故等対策要員の確保 ア. 事故等の内容 規模によっては必要となる対応業務は広範囲におよぶ あらかじめ事故発生を想定して要員配置について検討しておくこと イ. 自社のみでは充分な要員確保が困難な場合は 次のような方法を参考に要員確保策を講じておくこと 1 同業者間での緊急協力の取り決め 2 元社員や同業 OB 等の応援依頼 3 所属支部の応援 3. その他留意事項 (1) 全旅協旅行災害補償制度 を活用するなど 万一に備えて旅行業費 用保険を必ず付保すること (2) 旅行者にも任意の国内旅行傷害保険の加入を勧めること - 1 -

Ⅱ. 事故等発生時の対応 1. 連絡体制 事故等発生後の連絡体制は 通常次のとおり 添乗員 会社運輸 宿泊機関等 マスコミ関係 家族 : オーガナイザー 観光庁観光産業課 都道府県庁 ( 第 2 種 3 種の場合 ) 全旅協本部 所属支部事故対策委員会 保険会社 - 2 -

2. 添乗員の緊急対応 事故等の内容 規模等により必要となる緊急対応も異なるので 冷静か つ臨機応変に対処すること (1) 緊急連絡と援助要請 1 状況把握と避難誘導など 2 現地の関係機関 ( 警察 救急など ) への通報 (2) 自社への事故等発生報告 すみやかに事故等第一報を所属長 担当部長など責任者に報告する 報告内容 1 事故等の発生日時 発生地 2 事故等の状況 ( 原因 程度など ) 3 被害状況 ( 氏名 年齢 被害の程度 ) 4 被害の収容先 ( 病院名 電話番号 ) 負傷などの場合 5 現地連絡先 3. 会社の初動対応 (1) 事故状況の把握事故の第一報が会社に入るのは 添乗員 マスコミ等さまざまなケースがある 第一報と同時に関係先と必要な連絡をとりながら事故の状況の把握に努める - 3 -

(2) 方針の決定 事故等状況に応じた対処方針を決定する 初動対応を誤らないことが 肝要 特に 次の 1 に該当するような事件 事故に際しては 行政庁 ( 都 道府県 観光庁 ) 全旅協 ( 本部 支部 ) へ最初に連絡し 指示を仰 ぐこと 1 ハイジャックなどの事故や死者 多数の負傷者を伴う事故が発生 した場合は すみやかに事故対策本部を設置し迅速な対応を行う 原則として対策本部長は会社の代表とする 21 の事故対応本部を設置しない場合であっても 軽微な事故を除 き 本社に事故対策チームの責任者を任命し 対策要員の役割分 担を定めて事故処理を行う 3 自社のみでは要員が不足する場合は 支部の協力を仰ぐほか 部 外の支援を要請する (2 頁 2. 事故対策要員の確保を参照 ) 事故対策チームの役割 ( 例 ) 事故対策チームの 責任者 現地情報収集 広 報 全旅協本部の 支援 協力 支部の支援 協力を仰ぐ 家族対応 業 務 - 4 -

(3) 事故等対策業務 1 情報収集 ア. 迅速 正確な情報の収集 ( 事故状況 被災者の緊急状況など ) 2 広報 ア. 確認できた情報だけを通知し 憶測による発言をしない イ. 早い時点での発表をする また 事態の進展とともに適時発表 を行う ( 旅程表などを用意する ) ウ. 旅行参加者名簿等個人に関する各種情報の扱いは 予想される 当該参加者への危険性 収拾に向けた動きへの支障の有無 家 族の意向等に十分配慮したうえで判断すること 必要があれば 行政庁 ( 都道府県 観光庁 ) 全旅協の指示を仰ぐ エ. 報道関係者との感情的なトラブルは避けること 3 家族対応 ア. すみやかに確認した情報 ( 事故等の状況 被害の状況など ) を 連絡 イ. 接遇 ( 家族用待合室の確保 宿泊 食事の手配 送迎など ) ウ. 現地派遣家族の渡航手続は迅速に ( 人数 費用負担を明確に) 4 業務 ア. 関係官庁 本部 支部へ事故報告し 協力を求める イ. 保険会社への連絡 旅行業者費用保険の内容確認 ( 旅行者の 任意の保険状況も確認する ) ウ. 補償に関しては あくまでも事故の加害者 ( サービスの提供会 社 ) が被害者に対して行なうものであり 自社は被害者が充分 な補償を受けられるよう補償的な立場に立って行動する ( 但し 自社に過失がある場合は別 ) 5 現地対応 ア. 被害の状況について情報を収集し適時報告する イ. 現地到着家族の受入れは誠意をもって行なう - 5 -

(4) 事故等発生報告 1 観光庁観光産業課 都道府県観光主管課 自らが取扱った旅行 ( 他社募集型企画旅行の販売は該当しません ) で次の事故が発生した場合は 事故発生報告書により報告すること ア. 死亡者の発生した事故 イ. 十名以上のけが人が発生した事故 ウ. ハイジャック エ. その他社会的影響が大きいものと旅行業者において判断したも の ( 注 : 参加者の多数が食中毒 伝染病などで入院した場合 ) なお 事故の詳細等が明らかでない場合においても 第一報を 直ちに報告し その後明らかとなった事項を追加して報告する こと 2 全旅協本部及び支部への報告 ア. 1の行政庁への報告を必要とする程度の事故が発生した場合は 本部及び支部の両方に事故発生報告を行う ( 本部及び支部は必要な支援 協力を行う ) イ. 上記以外の場合であっても 支部に事故発生報告を行うととも に 支部の支援が必要なときは その旨要請する ( 支部は本部に事故発生報告を行う ) - 6 -

事故発生報告書 ( 航空機事故 その他の交通事故 火災 疾病 犯罪被害 その他 ) 報告日年月日 社団法人全国旅行業協会 フリガナ 電話 会社名 FAX 携帯番号 部署名 担当者 e-mail 団体名 参加人数 旅行者名 + 添乗員名 旅行期間 月日 ~ 月日 旅行種別 企画旅行 ( 募集 受注 ) 手配旅行 企画業者又は取扱業者 旅行特別補償引受保険会社 現地手配業者 担当者 電話 FAX 添乗員氏名 添乗員所属先 担当者名連絡先 (FAX) フリガナ 性別 年齢 住所 任意保険の有無 被害者名 留守宅の連絡先 氏名 ( 続柄 ) 電話 発生日時 月日時分ごろ 発生地 発生状況 被害状況 ( 死亡名 重傷名 軽傷名 不明名 ) 被害者の収容先 電話 旅行業者の対応状況 ( 現地派遣の予定 ) あり なし 観光庁 03-5253 -8111 ( 内 27-325) ANTA 直通 ( 経営調査部 ) 03-5401 -3662 報告先 ( 報告済みの箇 直通 03-5253 -8330 FAX 03-5253 -1563 1585 03-5401 -3661 FAX 所を で囲む ) 都道府県観光主管課 TEL - - FAX - - 注記 1. 印の箇所は 該当するものを で囲んでください 2. 被害者が複数にわたる場合は 別紙を追加して報告してください 3. 不明な箇所がある場合は 不明 ときさいしたまま 適宜報告してください