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事業の概要 1 学園 1. 事業の概要 若年人口の減少等により経営環境は厳しさを増しているが そのような中でも安定した経営を維持し 学園を発展させるために 本年度は特に下記の事項に重点を置き 事業運営を行った (1) 管理 運営計画 (2) 組織 制度改革 (3) 施設 システム整備計画 (4) 財務計画 2. 主な事業の目的 計画及び進捗状況 学園の基本姿勢 中期経営計画 Ⅱ(H27 改訂版 ) を実行するにあたり 理事長よりガバナンスの確立 情報公 開 中長期の戦略立案と履行 教育の質保証など 具体的な目標と行動について 全教職員に 対して指示があった 各部においては これらを実現するための課題解決と取り組みを実施して これまでの学園の歴史を踏まえつつ新たなる局面に対応するための行動を具体的に起こすこと で学園の充実発展を目指している (1) 管理 運営計画 1 理事長のガバナンスの強化理事長の直轄機関である学園経営企画会議を中核に 組織の活性化 意思決定の迅速化を図るとともに 委員会 各種センターの業務内容の整理 統合 役職者の権限と責任の明確化 各種規程等の見直し 整備等により 理事長のガバナンスの強化を図った 特に情報共有化 ( 見える化 ) の推進に注力し 法人事務局 大学 短大事務局により 学園経営企画会議を頂点とした指示 命令の伝達 ( トップダウン ) を行なう一方で 各種会議内容の報告の徹底と迅速な報 連 相の徹底 ( ボトムアップ ) を行なうとともに 8つのセンターにより各キャンパス 各学部の横の連携強化を図り これらにより情報の共有化 ( 見える化 ) を推進した 2 中期経営計画 Ⅲの策定平成 23 年度に策定した広島文化学園中期経営計画 Ⅱは最終年度を迎え その達成状況 の評価 分析を行った その結果 十分な成果を達成した項目も多くあったが 成果が不十 分だったり 未着手だった事項も見られる等 反省点も多々あった これらの結果を踏まえ 次期中期経営計画 ( 広島文化学園中期経営計画 Ⅲ) を策定するた め 中期経営計画 Ⅲ 策定委員会を設置し その下部組織として中期経営計画 Ⅲ 懸案事項検 討会議と中期経営計画 Ⅲ 策定部会を設置するとともに 喫緊の課題に対応するために 社会 情報学部改革プロジェクト 郷原キャンパス活用 推進プロジェクト 音楽学科改革プロジェ クト を設置し 中期経営計画の策定を進めた これらの組織において全教職員が参加し多く の議論を重ねて策定された広島文化学園中期経営計画 Ⅲ は 平成 28 年 3 月の理事会 評議 員会で承認された

中期経営計画 Ⅲ は 急激な経営環境の変化に対応するため 計画期間を平成 28 年度から 平成 31 年度の 4 年間とした また 各章の内容を把握しやすくするために その概略を視覚 化 抽象化した概念図を作成し文章に添付した この中期経営計画 Ⅲ の A5 版の冊子を作成し 全教職員に配布し 全員が同じ目標を目指 すことができるよう 常に携帯し参照することとした この中で 建学の精神 学園の基本理念 目的 使命等を再確認するとともに 本学園が永 続的に安定した経営を行なうための重点施策として 理事長 学長のガバナンス強化 組織 体制の見直し 人事 給与制度の改革とセンター機能の強化 を定めた また喫緊の課題で ある社会情報学部の改革についての具体策を決め 次年度より実行することを明示した 3 学生募集活動と広報活動の強化 充実 1) 学園内連携による学生募集 広報活動入学支援センター会議により 大学 3 学部 5 学科と短期大学 3 学科 の特色を生かしながら 統一的学生募集活動と広報活動を推進した 2) 学園の現状分析と学生募集戦略策定学園の現状について SWOT 分析 ( 内部からの視点 ) と高校生アンケート ( 外部からの視点 ) による分析を行い それに基づき各学部 学科等で学生募集のための戦略を策定した <SWOT 分析 > 学部 学科 センターごとに (A) 学生確保にプラスと思われる外部環境変化 (B) 学生確保にマイナスと思われる外部環境変化 (C) 内部環境の強み (D) 内部環境の弱み の項目を抽出させ それらを組み合わせて学生募集のための 積極的戦略 差別化戦略 機会 ( チャンス ) 逸失防止戦略 最悪事態回避戦略 を策定させた これを中期経営計画 Ⅲ 及び平成 28 年度事業計画 学生募集戦略の策定に反映させた < 高校生アンケート > 広島文化学園大学 短大への志望傾向及び新学部構想に対する需要調査を広島県 山口県 島根県 愛媛県の高校 2 年生に対して実施した 36 校に協力していただき 4,661 件の回答を得た この結果を新学部設置構想および既存学部の学生募集戦略策定に反映させた 3) 各学部 学科 学生部と入学支援センター (AO オフィサー ) の連携学部独自で行っていた教員による高校訪問から入学支援センター主導による同時期 同目的での一斉高校訪問へ変更したほか 直接 高校生と接する進学相談会や オープンキャンパスの活動を積極的に行った 4) メディア媒体の有効利用広報企画室との綿密な連携を取りながら広報の方法 費用対効果等を検証し 大学 学部等の情報を地元の新聞 経済誌をはじめ全国的なメディア媒体などを利用しつつ多様な手法で地域へ発信し 学園 ( 大学 ) の存在感を地域に広めていった 奨学金制度の拡充 5) 奨学金制度の周知本学園で自己の夢や希望を実現させようとする意欲と実践力のある学生を支援するため 平成 23 年度に発足した 学園嚶鳴教育奨学金制度 について ホームページ等を利用して周知を図った また新たに平成 24 年度以降入学者を対象とした AO 推薦入学者特別奨学金 成績優秀者特別奨学金 専門学校 総合学科出身入学者特別奨学金 等を制度化し 学生募集につなげるとともに 金銭面での就学支援強化を図った

4 適正な教職員の配置大学 短大の質の向上を目指した組織を構築し 計画的 効率的に運営するために段階的に適正な教職員の定員を実現する 教職員数 (4 月 1 日現在 ) 教育職員 H25 H26 H27 事務職員 H25 H26 H27 ク ローハ ルヒ シ ネス学科 12 11 11 法人事務局 5 5 6 健康福祉学科 9 8 8 システム 2 3 2 看護学科 42 45 41 入支センター 広報室 4 4 4 子ども学科 16 15 17 坂キャンハ ス 11 12 12 音楽学科 15 8 8 郷原キャンハ ス 3 2 1 コミュニティ生活学科 6 7 7 阿賀キャンハ ス 10 10 11 食物栄養学科 8 7 7 長束キャンハ ス 12 13 13 保育学科 9 9 9 合計 47 49 49 合計 117 110 108 事務系ハ ート職員 17 17 14 5 地域連携 産学連携の推進地域等に信頼される大学となるため 地域連携センターを中心に地域をはじめ地域産業 や行政との連携を強化した 1) 呉市との包括連携協定締結 (H27.7.7) 2) 呉商工会議所との包括連携協定締結 (H27.9.24) 3) 産学連携 ボランティア活動の推進 三次市との共同開発スイーツの商品化 ( コミュニティ生活学科 ) 学生考案 塩レモン餃子 の商品化 ( 食物栄養学科 ) ひとり暮らし高齢者へのお弁当配食サービス ( 食物栄養学科 ) 社会福祉協議会とのひとり暮らし高齢者のクリスマス会共同実施 ( 食物栄養学科 ) 4) 各キャンパスと地域住民との意見交換会実施 6 情報公開大学改革につながる情報公開という観点から 公表が望まれる下記項目について積極的に ホームページ他で公表した a) 学校教育法で公開が定められている項目 b) 教育力の向上の観点から公表が求められる情報 ( 公表の努力義務 ) 項目 c) 国際的な大学評価活動の展開や我が国の大学情報の海外発信 7 大学ポートレート大学間での統一した情報を公表をする制度 ( ポートレート ) が平成 26 年度から開始された 平成 27 年度については 大学 短期大学ともに 該当する項目について すべて入力を行 い完了 情報公表した これらの項目は 私学事業団の 大学ポートレート として 平成 26 年 10 月より一般に公表さ れている 8 海見勝名誉学園長お別れの会本学園の創立者である海見勝名誉学園長が 平成 27 年 9 月 3 日に97 歳で死去された それに伴い海見勝名誉学園長の数々の功績と活躍を偲ぶため 平成 27 年 10 月 31 日に本 学園長束キャンパスでお別れの会を執り行った 当日は岸田外務大臣をはじめとする多くの来賓や卒業生 本学関係者等 200 名を超える 方々のご臨席をいただいた

(2) 組織 制度改革 1 懸案事項改革プロジェクト の推進本学園の喫緊の課題に対応するために 社会情報学部改革プロジェクト 郷原キャンパス活用 推進プロジェクト 音楽学科改革プロジェクト を設置し 改革のための具体策を策定した 1) 社会情報学部改革現行の社会情報学部は 平成 30 年度入学から募集停止する 一方で 人間の健康を スポーツ と 福祉 の視点から教育し 地域社会に貢献できる人材を育成する という基本理念のもと 人間健康学部 ( 仮称 ) を平成 30 年に設置する 2) 郷原キャンパス活用 推進新学部による活用 大学院 産学連携センターとして また教養教育施設や研修施設として活用することを定め 次年度から順次実施する 3) 音楽学科改革プロジェクト企業情報 就職状況等の把握 分析による就職支援の充実 キャリア教育の計画的実施により学科の魅力を強化する また地域連携強化 高校 地域施設での活動充実 広報活動をより強力に展開することにより 学生募集力を強化し 学生獲得に繋げていく (3) 施設 システム整備計画 1 耐震改修工事本学園が設置する建物の中で 耐震基準を満たしていない建物 ( 長束キャンパス1 号館 ~ 5 号館 ) のうち 平成 25 年度に 1 号館 平成 26 年度に 2 号館の耐震改修工事が完了し 平成 27 年度には予定どおり同キャンパス 4 号館 5 号館の耐震改修工事が完了した また平成 28 年度 に予定している同キャンパス 3 号館の耐震工事について業者選定を行った 選定にあたって は 文部科学省の指針により 適正に入札を行い決定した 工事完了予定は平成 29 年 3 月 31 日である 2 新入試システムの開始入試志願者の手続き簡素化 出願料の軽減 事務負担軽減等を目的として インターネッ トによる出願制度を開始した 3 学園情報システムのリース契約学園情報システムの基幹システムについて 平成 28 年にリース期間が満了となる システム開発管理センターを中心に経済性と性能等を中心に検討を重ね 再リースすることとした 4 Wi-Fi 環境の整備長束キャンパスのWi-Fi 設備を整備し 学生及び教職員のインターネット環境を向上させた

(4) 財務計画 1 外部資金の積極的獲得 本年度も積極的に補助金等の獲得を行った ( 補助金獲得実績 ) 一般補助特別補助 合計 ( 百万円 ) 広島文化学園大学 190 108 298 広島文化学園短期大学 52 25 77 なかでも 下記の補助金を獲得し 教育環境の充実を図った 1) 改革総合支援事業補助金 ( タイプ Ⅰ Ⅱ Ⅳ) 2) 経営強化集中事業補助金 ( タイプ A) 2 命名権 ( 広島文化学園 HBGホール ) の継続及びホールの活用本学園の知名度向上 地域連携の観点から広島市文化交流会館内のホールの命名権を平成 24 年 11 月に取得した 命名権の期間は4 年 4か月間 命名権取得に関して 各方面より好評な意見が寄せられている 平成 27 年度は 入学宣誓式 学芸学部音楽学科定期演奏会 学位記授与式などの行事で活用した