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東京都の気候変動対策について

様式第 1 号 ( 第 3 条 第 5 条関係 ) 地球温暖化対策計画 作成 報告書 ( 義務 ) ( 宛先 ) 埼玉県知事 提出者 代表取締役社長 個人事業者にあっては 住所及び氏名 ( 自署又は記名押印 ) 平成 30 年 7 月 20 日 北海道札幌市白石区菊水 6 条 3 丁目 1-26 株

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特定温室効果ガス算定報告書

Taro-町耐震改修助成要綱 j

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所において施工する場合 2 施工にあたり相互に調整を要する工事で かつ 工事現場の相互の間隔が 10km 程度の近接した場所において同一の建設業者が施工する場合 ( 別添 建設工事における現場代理人の常駐義務の緩和に係る取扱いについて に示す 参考 第 2 第 1 項第 3 号に定める該当工事 参照

社会保険等未加入業者との下請契約 (1 次 ) 禁止にかかる事務手続フロー 施工体制台帳により加入状況を確認 工事監督員 添付された加入を証明する書類にて確認します 未加入 加入 適用除外 契約担当に報告するとともに, 受注者に対し, 書面にて当該下請契約を締結した具体的な理由を記載した書面を提出す

1 補助の対象 耐震診断の補助を受けるには 次のいずれにも該当しなければなりません (1) 木造の戸建住宅 ( 併用住宅で床面積の1/2 以上が居住用のものを含む ) で昭和 56 年 5 月 31 日以前に着工した地上 2 階建てまでのものであること (2) 所有者自らが居住していること (3)

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住宅の省エネエネ改修改修に伴う固定資産税固定資産税の減額制度減額制度について 平成 20 年 1 月 1 日以前に建てられた住宅 ( 賃貸住宅を除く ) について 平成 20 年 4 月 1 日から平成 32 年 3 月 31 日までの間に 一定の要件を満たす省エネ改修工事を行った場合 120 m2

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地球温暖化対策は待ったなしの課題である 温室効果ガスの大幅な削減に向け 国際的な合意形成を図るとともに 足下からの温室効果ガスの着実な削減が求められている 埼玉県では中長期的な視点を持って 県民をはじめ地域総ぐるみでこれに取り組んで 低炭素社会の実現を図るため 平成 21 年 2 月に埼玉県地球温暖

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4 受注者による社会保険等の加入状況の確認 (1) 確認方法 1 下請負契約の締結前に, 相手方の社会保険等への加入状況を, 保険料の領収済通知書等により確認してください ( 適用除外の場合, 除外事由を相手方から資料等で確認してください ) 2 下請負契約の締結後, 施工体制台帳等を作成し, 工事

様式 1 号 ( 総括票 ) 事業活動温暖化対策計画書兼実施状況等報告書 1 事業者等の概要 氏名又は名称 横浜ゴム株式会社 長野工場 代表者名 氏名 皆川 浩 役職名 工場長 主たる事務所の所在地 長野県下伊那郡高森町吉田 548 主たる事業の分類 大分類 中分類 E 製造業 2499 他に分類さ

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方法論 EN-S-031(ver.1.0) サーバー設備の更新 方法論番号 EN-S-031 Ver.1.0 本方法論に基づいてプロジェクトを計画する場合は 方法論名称 サーバー設備の更新 方法論の改定が必要となる場合があるので 計画書作成前に制度管理者へ確認してください < 方法論の対象 > <

工場等に対する省エネ法の変遷 我が国は 石油ショックによる石油価格の高騰やグローバル競争の激化等を背景として 世界に率先して省エネ対策等に取り組んできた < 省エネルギー対策の変遷 ~ 日本の省エネは 60 年の歴史 ~> 熱管理規則制定 熱管理法施行

資料3-1 温室効果ガス「見える化」の役割について

飛島村居宅介護 ( 介護予防 ) 住宅改修に係る事業者の登録及び住宅改 修費受領委任払い制度取扱要綱 ( 趣旨 ) 第 1 条 この要綱は 介護保険法 ( 平成 9 年法律第 123 号 以下 法 と いう ) 第 45 条第 1 項に規定する居宅介護住宅改修又は同法第 57 条第 1 項に規定する

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( 様式 1) 平成年月日 参加表明書 四街道市長佐渡斉様 ( 提出者 ) 住所会社名代表者電話番号 FAX 印 平成年月日付け四街道市公告第号で手続開始の公告のありました下記業務に係るプロポーザルについて 関係資料を添えて参加表明します なお 四街道市庁舎整備基本設計業務プロポーザル実施要領を理解

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バイオマス比率をめぐる現状 課題と対応の方向性 1 FIT 認定を受けたバイオマス発電設備については 毎の総売電量のうち そのにおける各区分のバイオマス燃料の投入比率 ( バイオマス比率 ) を乗じた分が FIT による売電量となっている 現状 各区分のバイオマス比率については FIT 入札の落札案

木造住宅耐震診断費の補助 申込み期限 1 月 3 1 日 1 補助の対象 耐震診断の補助を受けるには 次のいずれにも該当しなければなりません (1) 木造の戸建住宅 ( 併用住宅で床面積の1/2 以上が居住用のものを含む ) で昭和 56 年 5 月 31 日以前に着工した地上 2 階建てまでのもの

財営第   号

また 立入調査は 市職員又は市長が委任した者が行い 調査者については身分等を示す証明書を携帯し 関係者からの請求があった場合は提示しなければならないため 立入調査員証 ( 様式第 2 号 ) により身分を証明するものとします 参考 < 基本指針 > 一 7(p.12~13) <ガイドライン> 第 3

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要綱.xdw

8. 内部監査部門を設置し 当社グループのコンプライアンスの状況 業務の適正性に関する内部監査を実施する 内部監査部門はその結果を 適宜 監査等委員会及び代表取締役社長に報告するものとする 9. 当社グループの財務報告の適正性の確保に向けた内部統制体制を整備 構築する 10. 取締役及び執行役員は

ただし 森林の土地の所有権の取得と併せて 当該森林について法第 10 条の2の規定に基づく開発行為の許可を受けて他の用途へ転用する場合など 地域森林計画の対象とする森林から除外されることが確実であるときは 届出書の提出を要さないものとして運用して差し支えない (2) 土地の所有者となった日届出書の提

特別の事情 が認められる場合( 2) 特殊な技術 機器又は設備等 ( 以下 特殊技術等 という ) を必要とする工事で 特殊技術等を有する者と下請契約を締結しなければ契約の目的を達することができないことや その下請業者でなければ目的を達することが困難となることが明らかな場合 特別の事情 に該当しない

第十七条の二十三)第三節建築物に係る環境配慮の措置(第十八条 第二十五条)第三節の二家庭用電気機器等に係る温室効果ガスの排出の削減(第二十五条の二 第二十五条の八)第四節削除(第二十六条 第二十七条)第三章自動車に起因する環境への負荷の低減の取組及び公害対策第三章自動車に起因する環境への負荷の低減の

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つがる市小形風力発電 (20kW 未満 ) 設備建設に関するガイドライン 平成 29 年 11 月 15 日公表 1 目的本ガイドラインは つがる市 ( 以下 市 という ) において小形風力発電 (20kW 未満 ) 設備及び設備建設に伴う送電線等の付帯設備 ( 以下 小形風力発電設備等 という

北上市空家等対策規則 ( 趣旨 ) 第 1 条この規則は 北上市空家等対策条例 ( 平成 28 年北上市条例第 17 号 以下 条例 という ) の実施に関し必要な事項を定めるものとする ( 守秘義務 ) 第 2 条条例第 7 条に定める空家等対策審議会の委員は 職務上知り得た秘密を他に漏らしてはな

係しないこと (9) 評価者 ( 評価を行うのに必要な資格や経験を有し 機構が実施する評価者養成講習を修了し 必要なフォローアップ研修を受講している者で かつ機構が公表する名簿に登載されている者 ) であって かつ当該評価機関を主たる所属とする者が 3 人以上所属していること 新たに申請する際は 評

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4 推進体制別途添付いたします 5 公表の方法等 ホームページアドレス 閲覧場所 窓口で閲覧 所在地 冊 子 閲覧可能時間 冊子名 入手方法 その他

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B.2 モニタリング実績 (1) 活動量 ( 燃料消費量 生成熱量 生産量等 ) 記号 モニタリング項目 定義 単位 分類 1 モニタリング方法 概要 頻度 実績値 モニタリング実績 計測対象期間 ( 年月日 ~ 年月日 ) 備考 F PJ,biosolid プロジェクト実施後のバイオマス固形燃料使

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平成 30 年度朝倉市地球温暖化対策実行計画 ( 事務事業編 ) 実施状況報告書 ( 平成 29 年度実績 ) 平成 30 年 9 月 朝倉市環境課

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Ⅰ 概要について 一次下請契約者を社会保険等加入業者に限定します 平成 29 年 4 月 1 日以降に契約締結した工事において 受注者は 原則として社会保険等未加入業者を下請契約 ( 受注者が直接契約締結するものに限る 以下 一次下請契約 という ) の相手方としないこととします 追加 建設工事契約

Q&A 集 Q1 社会保険等とは何か A1 社会保険等とは 健康保険 ( 協会けんぽ 健康保険組合等 ) 厚生年金保険 及び雇用保険をいいます Q2 国民健康保険組合に加入しているが 社会保険等未加入建設業者となるのか A2 法人や常時 5 人以上の従業員を使用する国民健康保険組合に加入している建設

4 信頼性確保のための原則 DO YOU KYOTO? クレジット制度の信頼性を確保するため, 排出削減プロジェクトの計画 実施, モニタリング, 算定, 検証など, 手続きの規定に当たっては, 以下の原則を最大限配慮するとともに, それぞれの原則に限界を設ける場合は数値で明示する ⑴ 完全性排出削

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4 推進体制 経営責任者 環境管理責任者 (PSN 佐江戸 ) ( 計画管理責任者 : 事業部長 ) GM: グループマネージャー TL: チームリーダー Sa: 参事 SJ: 主事 事務局 (PSN 佐江戸 ) ( 計画推進責任者 :GM) 技術管理者 :SJ 平成 6 年 4 月 1 日時点 イ

租税特別措置法 ( 昭和三十二年法律第二十六号 ) 第十条の二 第四十二条の五 第六十八条の十 租税特別措置法 ( 昭和三十二年法律第二十六号 ) ( 高度省エネルギー増進設備等を取得した場合の特別償却又は所得税額の特別控除 ) 第十条の二青色申告書を提出する個人が 平成三十年四月一日 ( 第二号及

事業承継税制の概要 事業承継税制は である受贈者 相続人等が 円滑化法の認定を受けている非上場会社の株式等を贈与又は相続等により取得した場合において その非上場株式等に係る贈与税 相続税について 一定の要件のもと その納税を猶予し の死亡等により 納税が猶予されている贈与税 相続税の納付が免除される

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点検項目 点検事項 点検結果 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ 計画の定期的評価 見直し 約 3 月毎に実施 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅱ ( リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ の要件に加え ) 居宅介護支援事業者を通じて他のサービス事業者への情報伝達 利用者の興味 関心 身体

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別記様式 2 地方整備局長 知事 支社支社長 印 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律第 11 条 社会保険等未加入 業者 の通知について 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律 ( 以下 法 という ) 第 11 条に基づき 弊社の発注工事において社会保険等未加入業者の存在が

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中井町木造住宅耐震診断費補助金交付要綱

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2(1) 総量削減義務と排出量取引制度のポイント (2010 年度 ~) 大規模事業所向け制度の主な変更点等 旧制度 ( 地球温暖化対策計画書制度 ) 新制度 ( 排出総量削減義務と排出量取引制度 ) 温室効果ガス排出量の削減対策推進義務 排出総量の削減義務と排出量取引制度の導入 計画書等の作成 提出 公表 温室効果ガス排出量 ( 年間 ) の算定 削減対策等の技術的な助言を行うテクニカルアドバイザーの選任 地球温暖化対策計画書 排出状況報告書 中間報告書 結果報告書 の提出 公表 ( 該当年度により異なる提出様式 ) 自己申告による報告 選任努力義務 毎年度 計画と状況報告を 地球温暖化対策計画書 として提出 公表 ( 毎年度 提出する書類を 同じ様式に統一 ) 登録検証機関の 検証 を経て報告 検証 に必要な書類等の保存をお願いします 必置義務 名称を 技術管理者 に変更しています 推進体制の整備 一定規模以上のテナント事業者 ビルオーナーの削減対策に協力する努力義務 左に加え 特定テナント等事業者 1 として 削減対策を計画化する義務 1 特定テナント等事業者 の要件 床面積 5,000m 2 以上を使用 1 年間の電気使用量が 600 万 kwh 以上 取り組みが不十分 勧告 違反事実の公表 義務不足量 1.3 倍の削減をするよう措置命令命令違反の場合 違反事実の公表 / 知事が命令不足量を調達し対象事業者にその費用を請求 / 罰金 その他必要な手続等を行わなかった場合勧告 違反事実の公表勧告 違反事実の公表に加え 罰金 ( 参考 ) 中小規模事業所向け制度 (2010 年度 ~) 対象事業所内容同一法人等が設置する複数の事業所を合算した 地球温暖化対策報告書 の提出地球温暖化対策報告書制度 2 エネルギー使用量が原油換算 3,000kL 以上 事業所における省エネ対策の推進 2 エネルギー使用量が原油換算 1,500kL 以上の事業所 30kL 未満の事業所 特定テナント等事業所は 合算対象から除く

2(2) 推進体制の整備 事業者は 対象事業所ごとに 次の者を選任しなければならない ( 選任義務 ) 1 統括管理者 ( 役割 ) その事業所の対策実施状況を把握し 従業員の指導 監督や経営者への意見申出を行う 2 技術管理者 ( 役割 ) 経営者や統括管理者に対し 技術的助言を行う ( 外部委託も可能 ) * 同一の人が複数の事業所の技術管理者になること ( 兼任 ) については 5 事業所まで 事業所の規模に応じて 推進責任者 及び 推進員 を選任するものとする 推進体制経営者統括管理者の意見 技術管理者の助言の尊重義務意思決定意見の申出技術的助言統括管理者技術管理者 統括管理者の要件 1 指定地球温暖化対策事業者の地球温暖化対策に係る業務を統括する部署に所属し 地球温暖化対策の実施に関する決定の権限及び責任を有すること 2 都の定める講習会を修了すること 技術管理者の要件 指導 監督 * 外部委託可 1 以下に示す資格のいずれかを有すること 都では 一定の要件を満たす推進責任者推進員 地球温暖化対策ビジネス事 推進責任者 推進員 業者 を登録し 紹介しています 外部委託を検討する場合はご活用ください 地球温暖化対策ビジネス事業者登録紹介制度 ホームページ http://www.tokyo-co2down.jp/check/registration/ エネルギー管理士 一級建築士 一級建築施工管理技士 一級電気工事施工管理技士 一級管工事施工管理技士 建築設備士 技術士 ( 建設 電気電子 機械 衛生工学 環境 総合技術監理 ( 建設 電気電子 機械 衛生工学 環境 )) 2 省エネルギー診断を実施する能力を有すること 3 都の定める講習会を修了すること 第 2 計画期間からの変更点 第 2 計画期間以降に 新たに指定地球温暖化対策事業所となる事業所において 統括管理者等の経験がない者が統括管理者等になる場合は受講義務その他の場合 受講は任意 ( 受講しない場合は 制度についての理解に努めること ) ( 講習会は毎年度 春と秋に開催予定 )

2(3) 削減計画期間 削減計画期間 :5 年間 ( 例 ) 第 1 計画期間 :2010~2014 年度 第 2 計画期間 :2015~2019 年度 最終的な削減義務の履行確認は 整理期間 (1 年 6 か月 ) の終了後に実施 削減計画期間中は 削減義務履行に向けた状況確認のため 対象事業所は 毎年度 前年度の温室効果ガス排出量を都へ報告 排出量の報告に際しては 知事の登録を受けた登録検証機関の 検証結果 を添付する必要 平成 22 年度平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度平成 30 年度平成 31 年度平成 32 年度 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 平成 33 年度 2021 平成 34 年度 2022 第 1 計画期間 整理期間 (1 年 6 か月 ) 対象事業所は 毎年度 前年度の排出量を報告 ( 登録検証機関の検証結果を添えて 計画書に記載し提出 公表 ) 2014 年度の排出量を報告 知事は 最終的な義務履行状況を確認 削減義務を超えて削減実績がある場合には 当該削減量 ( 超過削減量 ) は 次期計画期間へ繰り越し ( バンキング ) できる 次期計画期間での 削減量 として活用できる 総量削減義務不履行の場合は 知事による措置命令へ 第 2 計画期間 整理期間 (1 年 6 か月 ) 対象事業所は 毎年度 前年度の排出量を報告 ( 登録検証機関の検証結果を添えて 計画書に記載し提出 公表 ) 2019 年度の排出量を報告 知事は 最終的な義務履行状況を確認

(2009年度)取引の記録 ( 整理期間終了後の削減量口座簿上の記録 ) より 最終的な義務履行の状況を確認します 助言等 整理期間2(4) 制度全体の流れ ( 概要 ) 基本 計画期間 :5 年間 ( 第 1 計画期間 :2010~2014 年度 第 2 計画期間 :2015~2019 年度 ) 基準排出量の決定 東京都 ( 知事 ) 対象事業所削減計画期間規則の制定 ( 削減義務率等の決定 ) 地球温暖化対策指針 各種ガイドラインの策定 削減対策事例集 等の作成登録検証機関の登録 対象事業所の確定 削減義務量の確定 ( 排出可能上限量の決定 ) 削減義務率の減少決定 ( 排出可能上限量の再決定 ) 計画内容の確認 助言 公表等 義務履行に向けた進捗状況の確認 助言 公表等 総量削減義務履行状況の確認 第 1 計画期間 :2015 年 4 月 ~2016 年 9 月末 第 2 計画期間 :2020 年 4 月 ~2021 年 9 月末 届出 (10 月末まで ) 指定 ( 特定 ) 地球温暖化対策事業所 として指定 ただし 削減義務量及び年度排出量確定時点で 整理期間の終了まで 申請 (9 月末まで ) 申請 (9 月末まで ) 通知 通知 基準排出量の申請 期間中 毎年度提出 (11 月末まで ) 指針等を踏まえて作成 指定に係る確認書の届出 ( 排出状況の届出 ) トップレベル事業所の申請 任意 地球温暖化対策計画書 の作成 公表 削減目標 削減対策の計画 実施状況 前年度の温室効果ガス排出量 削減義務履行状況など 自らの削減対策の実施 取引による削減量の取得 毎年度繰り返し 特定テナント等地球温暖化対策計画書 削減計画期間終了までに削減義務が達成できていない場合 取引による削減量の取得 削減計画期間の終了翌年度に提出される計画書の内容 ( 削減計画期間年度までの排出実績 ) と 180 日以下の場合は それらの確定後 180 日を経過した日が履行期限義務履行期限削減義務未達成の場合措置命令義務不足量 1.3 倍の削減命令履行期限命令違反の場合違反事実の公表 知事が命令不足量を調達し その費用を請求 罰金 ( 上限 50 万円 )

2(5) 第 2 計画期間の主な改正点 推進体制の 整備 制度の対象 総量削減義務 統括管理者技術管理者対象事業所事業所範囲指定取消し対象ガス排出係数基準排出量 第 1 計画期間 (2010-2014) 第 2 計画期間 (2015-2019) 都の定める講習会の受講義務 全ての統括管理者等に講習会の受講義務 対象事業所の分類 指定地球温暖化対策事業所と特定地球温暖化対策事業所 事業所範囲の変更 規定なし 指定取消しの要件 1 事業活動の廃止又はその全部の休止 2 前年度の原油換算エネルギー使用量が 1,000kL 未満 3 原油換算エネルギー使用量が前年度までの 3 か年度連続して 1,500kL 未満 その他ガス 6 ガス ( 非エネルギー起源 CO 2 CH 4 N 2 O PFC HFC SF 6 ) 排出係数 計画期間開始前に設定し 計画期間中は固定 ( 例 ) 電気 0.382t-CO 2 / 千 kwh 基準排出量の算定 第 1 計画期間の排出係数 排出標準原単位をもとに算定 排出量が標準的でない年度 排出量が標準的でない年度を1 年度のみ除き 2か年度平均を選択可能 標準原単位 旧制度 ( 地球温暖化対策計画書制度 ) の対象事業所データ (2005 ~2007 年度 ) をもとに排出標準原単位を設定 都の定める講習会の受講義務 新たに指定地球温暖化対策事業所となる事業所において 統括管理者等の経験がない者が統括管理者等になる場合は受講義務 その他の場合は受講任意 対象事業所の分類 同左のうち 中小企業等が 1/2 以上所有する事業所を新たに指定相当地球温暖化対策事業所 に分類 指定相当地球温暖化対策事業所は削減義務対象外 計画書の提出 公表等は必要 事業所範囲の変更 対象事業所に指定された後に 一事業所とみなされる建物等の数が増減した場合 ( 指定地球温暖化対策事業所に指定されていない建物等の数が増加した場合を除く ) 事業所範囲を変更可能 ( 任意申請 ) 指定取消しの要件 同左の要件 1~3 に 4 前年度に中小企業等が 1/2 以上所有 5 事業所範囲の変更を追加 その他ガス 同左の 6 ガスに NF 3 を追加して 7 ガス NF 3 は平成 27 年度から算定し 平成 28 年度以降報告 排出係数 直近のデータを反映して設定 計画期間中は固定 ( 例 ) 電気 0.489t-CO 2 / 千 kwh 基準排出量の算定 第 2 計画期間の排出係数 排出標準原単位をもとに算定 第 1 計画期間の基準排出量は再計算 事業所範囲の変更に伴う基準排出量の算定を追加 排出量が標準的でない年度 排出量が標準的でない年度を最大 2 年度まで除き 2か年度平均又は単年度を選択可能 標準原単位 排出係数の変更による影響を反映して排出標準原単位を設定 一部の用途区分を細分化

2(5) 第 2 計画期間の主な改正点 ( 続き ) 総量削減義務 総量削減義務 義務履行手段 その他 基準排出量削減義務率トップレベル事業所履行手段小原単位建物特定計量器 第 1 計画期間 (2010-2014) 第 2 計画期間 (2015-2019) 熱供給事業所における基準排出量の変更要件 熱供給先の床面積の増減が基準年度における同床面積の6% 以上となるとき 削減義務率 区分 Ⅰ 1 8% 区分 Ⅰ 2 6% 区分 2 6% 認定基準 地球温暖化対策の推進の程度が特に優れた事業所の基準 自らで削減 高効率なエネルギー消費設備 機器への更新や運用対策の推進など 排出量取引 託送によるグリーン電力 ( 生グリーン電力供給 ) の再生可能エネルギーによる環境価値を義務履行に利用可能 小原単位建物の取扱い 主たる事業以外の事業のみに使用され かつ CO 2 排出原単位が一定値以下である小規模な建物についても基準排出量と年度排出量の算定に含める 特定計量器の取扱い 燃料等使用量を購買伝票等により把握不可能である場合は 取引又は証明に使用可能な計量器での実測に加え 緩和措置として 2014 年度末までは 取引又は証明に使用可能な計量器ではない計量器による実測も可能 熱供給事業所における基準排出量の変更要件 熱種類ごとの供給先の床面積を合計した値の増減が基準年度における同床面積の6% 以上となるとき 削減義務率 区分 Ⅰ 1 17% 区分 Ⅰ 2 15% 区分 2 15% 新たに削減義務対象となる事業所の削減義務率を緩和 電気事業法第 27 条に関連する事業所の削減義務率を緩和 第 1 計画期間に認定されたトップレベル事業所に限り 認定後 5 年間 削減義務率を緩和 事業所範囲の変更に伴う削減義務率と適用区分を追加 認定基準 省エネルギー技術の進展に合わせ 認定基準の引上げを2 段階で実施 (2015 年度と 2017 年度 ) 自らで削減 同左に 低炭素電力 熱の選択の仕組みと高効率コジェネ受入評価の仕組み を追加 第 1 計画期間で行っている排出量の補正は行わない 排出量取引 低炭素電力の選択の仕組みに移行 第 1 計画期間からのバンキング 第 1 計画期間の超過削減量やクレジットを第 2 計画期間の義務履行 に利用 第 1 計画期間と比較して第 2 計画期間の排出係数が大きくなる場合は バンキング量に都が規定する倍率を乗じる 小原単位建物の取扱い 主たる事業以外の事業のみに使用され かつ CO 2 排出原単位が一定値以下である小規模な建物がある場合 当該建物の排出量を基準排出量と年度排出量の算定から除外できる 特定計量器の取扱い 燃料等使用量を購買伝票等により把握不可能である場合は 取引又は証明に使用可能な計量器での実測に限る ただし 取引又は証明に使用可能な計量器ではない計量器で実測する場合は 公平性の観点から 保守的な算定とする

2(5) 第 2 計画期間の主な改正点 ( 続き ) その他 特定テナント等事業者 提出書類 第 1 計画期間 (2010-2014) 第 2 計画期間 (2015-2019) 要件 1 床面積 5,000m 2 以上を使用している事業者 2 床面積に関わらず 前年 6 月 1 日からの 1 年間の電気使用量が 600 万 kwh 以上の事業者 提出時期 指定地球温暖化対策事業所廃止等届出書事業廃止 :30 日以内 規模縮小 :11 月末まで 要件 1 床面積 5,000m 2 以上を使用している事業者 2 床面積に関わらず 前年 4 月 1 日からの 1 年間の電気使用量が 600 万 kwh 以上の事業者 提出書類 事業所区域変更申請書 指定相当地球温暖化対策事業所に係る届出書等を追加 提出時期 指定地球温暖化対策事業所廃止等届出書事業廃止 :4 月 ~8 月に廃止の場合 9 月末まで それ以外は 30 日以内規模縮小 指定相当 :9 月末まで