第 21 換気設備等製造所等の換気設備及び排出設備の基準については 次による 1 換気設備 (1) 換気設備は 室内の空気を有効に置換するとともに 室温を上昇させないためのものであり 下記のものがある ア自然換気設備 ( 給気口と排気口により構成されるもの ) イ強制換気設備 ( 給気口と回転式又は

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第2章 事務処理に関する審査指針

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(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

2-21 踊場を共有する階段 令第 23 条令第 121 条府条例第 33 条 図 -1 図 -2 図 -3 UP DN UP DN 3F A 2F 1F DN UP DN UP w w w w 上図のような階段形式のものについては次の通り取り扱う ただし 図 -3 においては 縦方向に A の範囲

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(5) 第 1 号から前号までの規定により住宅用防災警報器が設置される階以外の階のう ち 次に掲げるいずれかの住宅の部分 ア床面積が 7 平方メートル以上である居室が 5 以上存する階の廊下 イアに規定する階に廊下が存しない場合にあっては 当該階から直下階に通ずる 階段の上端 ウアに規定する階に廊下

178 第 3 章消防用設備等の設置単位 さいたま市消防用設備等に関する審査基準 2016 小規模特定用途複合防火対象物 ( 政令別表第 1⒃ 項イに掲げる防火対象物のうち 特定用途に供される部分の床面積の合計が当該部分が存する防火対象物の延べ面積の10 分の1 以下であり かつ 300m2未満であ

3 市長は 第 1 項の規定により指定した土地の区域を変更し 又は廃止しようとするときは あらかじめ久喜市都市計画審議会 ( 以下 審議会 という ) の意見を聴くものとする 4 第 1 項及び第 2 項の規定は 第 1 項の規定により指定した土地の区域の変更又は廃止について準用する ( 環境の保全

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第 39 既設の地下貯蔵タンクに対する流出事故防止対策等に係る運用 ( 平成 22 年 7 月 8 日消防危第 144 号 平成 22 年 7 月 23 日消防危第 158 号 平成 24 年 3 月 30 日消防危第 92 号 平成 23 年 2 月 16 日消指第 468 号 ( 平成 24 年

エ建替え後の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影面積の合計は 現に存する建築物又は現に建築の工事中の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影面積の合計を超えないこと オ建替え後の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影部分の形状は 現に存する建築物又は現に建築の工事

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教授 ) において 本件火災の発生状況や 今後の消防のあり方について検討が行われた 検討会での検討結果を踏まえてとりまとめられた報告書では 火災予防対策として 以下のように提言がなされた 延べ面積 150 m2未満の飲食店にあっては 一部の地方公共団体の火災予防条例により消火器の設置が義務付けられて

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スライド 1

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伊勢原市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例 ( 素案 ) 伊勢原市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例 ( 昭和 63 年伊勢原市条 例第 5 号 ) の一部を次のように改正する 別表第 1に次のように加える 横浜伊勢原線沿道地区 都市計画法第 20 条

危険物関係検査等手数料一覧表 ( 姫路市消防事務手数料徴収条例別表 ( 第 2 条関係 )) 項区分手数料の額 (1) 法第 10 条第 1 項ただし書の規定に基づく指定数量以上の危険物を仮に貯 5,400 円 蔵し 又は取り扱う場合の承認の申請に係る審査 (2) ア法第 11 条第 1 項前 段の

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1

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第 28 条 居室の採光及び換気 屋外廊下に面した開口部の採光について 屋外階段前の開口部の採光について 採光補正係数 (1) 106 変更 81 採光補正係数 (2) 採光補正係数 (3) 線路敷の取扱い 109 削除 - 換気に有効な部分

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特定駐車場用泡消火設備

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第 21 換気設備等製造所等の換気設備及び排出設備の基準については 次による 1 換気設備 (1) 換気設備は 室内の空気を有効に置換するとともに 室温を上昇させないためのものであり 下記のものがある ア自然換気設備 ( 給気口と排気口により構成されるもの ) イ強制換気設備 ( 給気口と回転式又は固定式ベンチレーターにより構成されるもの等 ) ウ自動強制換気設備 ( 給気口と自動強制排風設備により構成されるもの等 ) (2) 換気設備は鉄板等の不燃材料により気密に造るとともに 危険物施設専用とし 他用途 ( 水系パイプ等収納のパイプスペース等火災発生危険の少ない部分を除く ) に設けてはならない ただし やむを得ず他用途に設ける場合は 当該部分に耐火措置 (1 時間耐火以上 ) を行うか 他用途との間に温度ヒューズ付防火ダンパーを設置する (3) 壁体 床 天井を耐火構造としなければならない部分に給排気口を設置 給排気ダクトを貫通させる場合は 温度ヒューズ付防火ダンパーを設置する (4) 給気口又は排気口として設置されるガラリ及びベンチレーター等については 延焼のおそれの少ない部分を選択し 原則として給気口と排気口は対角線上に設置する この場合において 設置個数は床面積の概ね150 平方メールに1 箇所とし その大きさは概ね0.4メートル 0.2メートル ( ベンチレーターにあっては1 辺又は直径 0.3メートル ) 以上とする (5) 給排気口には 40 ( 引火点 70 度以上の第 4 類危険物のみを取り扱う場合は20 ) の銅又はステンレスの引火防止網を設ける ただし温度ヒューズ付防火ダンパーを設置した場合 この限りではない (6) 給排気口の先端の位置は 水平距離で5メートル以内に火気使用場所 2メートル以内に開口部がないものとする ただし 防火上安全な措置を講じた場合はこの限りでない (7) 越屋根を設ける場合は 次による ア越屋根の外気に接する面は2 面以上とする イ有効通風面積は 一面につき概ね0.3メートル平方以上とする - 247 -

ウ建築面積 50 平方メートル以下毎に1 箇所以上設ける エ前記 (4) による引火防止網を設置する ただし 防火上支障がない場合はこの限りでない (8) 換気設備の能力は次による ア自然換気設備 ( ア ) ガラリの能力 ( 第 21-1 図参照 ) 区分給気設備排気設備 位置 排気口と相対する壁面の床上 0.2 メートル 床上 2 メートル以上 大きさ 0.2 メートル 0.4 メー 同左 設置数 トル 床面積 150 平方メートル毎 に 1 箇所以上 同左 排気ガラリ 20 又は 4 0 0.2m 2m 以上 第 21-1 図自然換気設備の設置例 ( イ ) 越屋根 ( ガラリ付 ) の能力 ( 第 21-2 図参照 ) 区分 給気設備 排気設備 位置 越屋根の外気に接する面 給気口と相対する位置 大きさ 0.3メートル平方以上 同左 設置数 建築面積 50 平方メートル以 下毎に 1 箇所以上 同左 - 248 -

越屋根 2 方通風通風面 0.3m 平方 屋内 第 21-2 図越屋根の設置例 イ強制換気設備の能力 ( 第 21-3 図参照 ) 区分給気設備 ( ガラリ ) 排気設備 ( ベンチレーター ) 位置 排気口と相対する壁面の床上 0.2 メートル 床上 2 メートル以上 大きさ 0.2 メートル 0.4 メー トル 1 辺又は直径 0.3 メートル以上 設置数 床面積 150 平方メートル毎 に 1 箇所以上 同左 屋内 ベンチレーター 1 辺又は直径 0.3m 以上 ベンチレーター 1 辺又は直径 0.3m 以上 0.2m 0.4m 0.2m 排気ダクト 第 21-3 図強制換気設備の設置例 - 249 -

ウ自動強制換気設備の能力 ( 第 21-4 図参照 ) 区分給気設備 ( ガラリ ) 排気設備 ( 自動強制排風設備 ) 位置 排気口と相対する壁面の床上 0.2 メートル 床上 2 メートル以上 大きさ 0.2 メートル 0.4 メー 1 辺又は直径 0.3 メートル以上 設置数 トル 床面積 150 平方メートル毎 に 1 箇所以上 給気口の能力に対応する個数 排出口屋根上又は 4m 以上 20 又は 40 0.2m 2m 以上 20 又は 40 0.2m 2m 以上 第 21-4 図自動強制換気設備の設置例 2 排出設備 (1) 排出設備は 可燃性蒸気等を排気する設備で下記のものがある ア強制排出設備 ( 回転式ベンチレーター 排出ダクト フード等により構成されるもの ) イ ( 自動強制排風設備 排出ダクト フード等により構成されるもの ) (2) 強制排出設備及びにより 室内の空気を有効に置換でき 室温が上昇するおそれのない場合には 換気設備を併設する必要はない (3) 1(2) から (6) までの例によるほか 次による - 250 -

ア危険物を大気にさらす状態で取り扱う場合は 設備ごとに当該設備から放出される可燃性蒸気等が有効に排出できるものとする イ危政令第 17 条第 1 項第 20 号ハに規定する給油取扱所のポンプ室等に設けるは ポンプ設備に連動して作動するとするとともに その先端は 建物の開口部 敷地境界線及び電気機械器具から1.5メートル以上離れた敷地内とする ウ引火点 40 度以上の危険物を加熱する場合又は噴霧状にして取り扱う場合は状況に応じ排出設備を設置する (4) 強制排出設備及びの排出ダクトの下端は 貯留設備の上部地盤面から概ね0.1メートルから0.2メートルの間隔を保つように設置する (5) 排出能力は次によること ア強制排出設備の能力の能力 ( 第 21-5 図参照 ) 区分強制排出設備 ( ベンチレーター ) 位置大きさ先端の位置設置数 貯留設備の上部地盤面から0.1メートルから0.2メートル 1 辺又は直径 0.3メートル以上屋外の高所 ( 4メートル以上 ) 又は屋根上同左 排出口屋根上又は 4m 以上 40 1.5m 以上 40 ためます上 0.1~0.2m ためます 第 21-5 図強制排出設備の設置例 - 251 -

イ局所の能力 ( 第 21-6 図参照 ) 区分能力位置大きさ設置数 発生源を中心として半径 2メートルの円球の範囲を毎時 15 回以上発生場所近傍で有効に排出できる位置フード : 能力を満たす事ができる大きさダクト :1 辺又は直径 0.3メートル以上発生場所毎 40 局所排出設備の範囲 ( 発生源を中心として半径 2 メートルの円球 ) 以外に設けるは 危険物の取扱形態を考慮し 20 とすることができる 第 21-6 図局所の排出設備の設置例 ウ全域の能力 ( 第 21-7 図参照 ) 区分能力位置大きさ設置数 建築物又は室内の全体を毎時 5 回以上貯留設備の上部地盤面から0.1メートルから0.2メートルフード : 能力を満たす事ができる大きさダクト :1 辺又は直径 0.3メートル以上発生場所毎 - 252 -

排出口屋根上又は 4m 以上 40 温度ヒューズ付 FD 1.5m 以上 40 ためます上 0.1~0.2m 1.5m 以上 40 ためます上 0.1~0.2m ためます ためます 壁等が耐火構造の場合 第 21-7 図の設置例 3 換気設備及び排出設備の選定 施 設 製造所一般取扱所 屋内貯蔵所 ( 屋内タンク貯蔵所 簡易タンク貯蔵所の専用室で準用含む ) 屋外タンク貯蔵所のポンプ室 換気 排出の別 換気設備 排出設備 換気設備 排出設備 換気設備 表 3 換気設備及び排出設備の選定一覧 対象種類 危政令第 9 条第 1 項第 10 号 危政令第 9 条第 1 項第 11 号引火点 40 度未満の危険物又は引火点以上に加熱して危険物を取り扱う場合 危政令第 10 条第 1 項第 12 号 危政令第 10 条第 1 項第 12 号引火点 40 度以上 70 度未満危険物を貯蔵 取り扱う場合引火点 40 度未満の危険物又は引火点以上に加熱して危険物を貯蔵 取り扱う場合 危政令第 11 条第 1 項第 10 号の 2 リ 自然 強制又は自動強制換気 自然 強制又は自動強制換気 強制排出 自然 強制又は自動強制換気 - 253 -

( 屋内タンク貯蔵所 地下タンク貯蔵所のポンプ室で準用含む ) 給油取扱所のポンプ室等 販売取扱所の配合室 排出設備換気設備排出設備排出設備 危政令第 11 条第 1 項第 10 号の 2 ヌ引火点 40 度未満の危険物を取り扱う場合 危政令第 17 条第 1 項第 20 号ロ 危政令第 17 条第 1 項第 20 号ハ引火点 40 度未満の危険物を貯蔵 取り扱う場合危政令第 18 条第 1 項第 9 号へ引火点 40 度未満の危険物を貯蔵 取り扱う場合 自然 強制又は自動強制換気 4 その他 危険物の貯蔵又は取り扱いの方法 周囲の状況等により 1 から 3 の基準によらなく とも火災予防上安全であると認める場合は この限りでない - 254 -