1) 介護保険部会における軽度要介護高齢者に関する議論 介護保険部会は 介護保険法の制度改正に関して議論される国の審議会です 3 か年に一度 介護保険法は 改正される運用になっており 現在も審議がなされています 要介護 1 2 すべてのサービスを地域支援事業に移行すべきといった財政制度等審議会の提言がありました 国の財政を硬直化している社会保障関係費の給付の重点化 効率化の観点から軽度要介護高齢者に対する介護 サービスは原則自己負担 一部補助といった内容に整理が必要という指摘でした こうした流れをうけ 去る平成 28 年 7 月 20 日の介護保険部会で 要支援者と要介護者においては給付を別 にするなど支援のあり方に違いを設けているが この他に 要支援 要介護度に応じて支援のあり方に違いを 設けることについてどう考えるか 訪問介護における生活援助に対する給付について 給付の見直しや地域支 援事業への移行 負担のあり方 を含め検討を行うとされていることをどのように考えるか その他の給付に ついて 給付の見直しや地域支援事業への移行 負担のあり方 を含め検討を行うとされていることを前回 改正時の議論も踏まえつつ どのように考えるか といった論点が示されました 実際に 要介護 1 程度までは地域支援事業に移行すべきといった意見や 生活援助の重要性は理解できるが 原則として自己負担に移していくことはやむを得ないといった意見も出ています 2) 地域包括ケアシステム構築に向けた公的介護保険外サービスの参考事例集 とは? 医療 介護 生活支援 介護予防が一体的に提供される 地域包括ケアシステム 今後 認知症 単身 世帯高齢者等の増加に伴い 医療や介護サービス以外にも在宅生活を継続するための生活支援等を要する高齢 者の増加が見込まれています 社会保険である介護保険制度とは別に ボランティア 住民主体の活動等である 互助 市場サービスに委 ねられた 自助 を充実していく必要があることをとらえ 経済産業省 厚生労働省 農林水産省連携の下 この事例集にまとめることにより 事業者や自治体担当者等に対して今後の取組の参考となるよう作成された ものです 3) いま 新しい付加価値の構築が必要 あくまで 介護保険でのサービス提供をいかに充実させ 利用者の自立した生活を支援し 支えていくかが 一義的には重要です 全国老施協としても本体報酬の確保やサービスの充実のため 審議会等における折衝を はじめ 制度改正等の情報提供や研修会の開催等によって みなさまの事業所の取組を支援していきます 一方で 上記の事例集をお読みいただくと 介護保険外サービスとして多くの事業体の創意工夫に基づく多 様なサービス展開の可能性が拓けることと思います 多くは 民間の株式会社が行っているものですが 生活 支援ひとつとってみても付加価値の高いサービスを提供しています
我が国の介護 福祉を取り巻く状況は ニッポン一億総活躍プラン において掲げられた 介護離職ゼロ への目標が示されるなど 2020 年に向けた経済成長の推進力のひとつとして 大きな注目と期待を集めています 第 9 回となる 介護作文 フォトコンテスト では KAIGO はみんなの共通語 をテーマとして 介護を通して出会った 優しさ 笑顔 喜び やりがい を形にして頂きたく 作文 ( エッセイ ) 写真 の2 部門で作品を募集いたします その魅力や素晴らしさを広く発信 共有することで 今後さらに身近になる介護 福祉について今一度考える機会とすることを目的としております 作品募集要項 項目作文 ( エッセイ ) 部門フォト部門 募集要項 1,200 字以内 ( 原稿用紙 ワープロ原稿 縦書 横書いずれも可 書式自由 ) 1 人 1 作品まで A4 までに紙焼き データの場合は JPEG 形式 4MB 以内 1 人 3 作品まで 応募作品は本人のもので 未発表かつ日本語で書かれたものに限ります 募集期間 平成 28 年 7 月 15 日 ( 金 )~ 9 月 16 日 ( 金 )< 郵送の場合は必着 > 応募資格特に問いません ( 国籍 性別 年齢 職業不問 ) 賞金 入選発表 最優秀賞 10 万円 (1 作品 ) 優秀賞 3 万円 (2 作品 ) 最優秀賞 10 万円 (1 作品 ) 入選 1 万円 (3 作品 ) 優秀賞 3 万円 (2 作品 ) 学生部門佳作 3 万円 (1 作品 ) 奨励賞 1 万円 (2 作品 ) 入選 1 万円 (20 作品 ) 平成 28 年 10 月 14 日 ( 金 ) 予定 全国老施協ホームページにて発表 詳細な募集要項 応募方法については 第 9 回介護作文 フォトコンテストホームページ (http://www.kaigo-contest2016.com) をご覧ください みなさまからのたくさんのご応募お待ちしております! 問い合わせ先 第 9 回介護作文 フォトコンテスト事務局 03-3226-7210( 平日 10:00~17:00) kaigo@koubo.co.jp
第 16 回レジデンシャルケア研究会議 のご案内 地域包括ケアを支える拠点と人材 ~ 在宅で中重度高齢者が暮らせる仕組みとは ~ 日時 : 平成 28 年 9 月 10 日 ( 土 )~ 11 日 ( 日 ) 場所 : 立命館大学朱雀キャンパス 5 階大講義室 604-8520 京都市中京区西ノ京朱雀町 1 TEL:075-813-8137 定員 :400 人 ( 先着順 定員になり次第締め切ります ) 参加費 :8,000 円 /1 人 ( 交流会費 9,000 円 /1 人 ) 内容講演 Ⅰ: 地域包括ケア~ 医療 介護連携と介護人材 ( 仮題 ) 元厚生労働省老健局長宮島俊彦氏講演 Ⅱ: 損保ジャパンの介護事業への取り組みについて 損保ジャパン日本興和顧問栄畑潤氏講演 Ⅲ: 介護離職ゼロを実現するために ( 仮題 ) 内閣官房一億総活躍推進室課長大島一博氏講演 Ⅳ: 舞妓のキャリア形成に学ぶ 京都女子大学現代社会学部教授西尾久美子氏講演 Ⅴ: 介護専門職としての職能の確立 ( 仮題 ) 国立長寿医療研究センター名誉総長大島伸一氏講演 Ⅵ: きょうと福祉人材育成認証制度で介護を魅力ある仕事に ( 仮題 ) 京都府介護 地域福祉課課長田村智氏講演 Ⅶ: おむつフィッターで介護が変わる ( 仮題 ) 排泄総合研究所長 むつき庵代表浜田きよ子氏シンポジウム 在宅中重度高齢者を支える拠点と人材を考える 開催要項 申込書は下記ホームページよりお願いします https://sites.google.com/site/kinroukyo/topics/di16huirejidensharukeayanjiuhuiyinogoannei 問い合わせ先 レジデンシャルケア研究会議事務局 ( 社会福祉法人青山里会内 ) 512-1111 三重県四日市市山田町 5500-1 TEL:059-328-8177 FAX:059-328-2905 第 16 回レジデンシャルケア研究会議 事務局 ( 地域密着型総合ケアセンターきたおおじ内 ) 603-8231 京都市北区柴野大徳寺町 49-3 TEL:075-366-8025 FAX:075-366-3006