目次 はじめに 3 デバイス購入状況 6 デバイス利用状況 12 通信事業者および通信環境 18 アプリ / 広告 24
はじめに 3
とは 調査は デロイトのテクノロジー メディア テレコムプラクティスによって実施された グローバル調査である 本調査は 14 歳以上の消費者に対しオンラインアンケートの形式実施され 独立した調査会社により 2014 年 6 月から 2014 年 7 月の期間で集計された 調査対象国は全 22 ヶ国 調査対象人数は 37,000 人 ( 対象国は次ページ参照 ) 本レポートは 調査結果の一部を紹介しながら 各国比較における日本のモバイルデバイスの浸透度 消費者のモバイルに対する態様を分析しており 日本のテクノロジー メディア テレコムインダストリープラクティスによって作成された 分析されたデータにおける主要な留意点は以下の通り 全てのデータは 各国の直近の指標データ ( 人口 年齢構成など ) に基づき重要度の評価がなされている 自己申告による調査であるため 人的要因 (human element) や地域ごとの文化的差異が調査結果に影響されている 4
22 ヶ国で計 37,000 人を対象に調査を実施本レポートでは英 仏 独 星 韓を中心に比較分析した United States United Kingdom France Spain Norway Finland Sweden Germany Netherlands Italy Ukraine Israel Russia China S. Korea Japan Thailand Philippines Columbia Singapore Indonesia Australia 5
デバイス購入状況 6
日本では スマートフォンおよびタブレットといったスマートデバイスの普及が遅れている Q. スマートフォンの保有率は? 100% 89% 88% 80% 70% 68% 65% 60% 40% 44% 20% 0% シンガポール韓国イギリスドイツフランス日本 Q. タブレットの保有率は? 80% 60% 63% 50% 46% 40% 34% 30% 20% 19% 0% シンガポールイギリスフランスドイツ韓国日本 7
日本ではシェア 1 位のアップル以下 複数の国内メーカーでシェアが分散 他国では 2 3 社でシェアの約 8 割を占める Q. 保有するモバイルデバイス のメーカー / モデルは? 日本 ドイツ 韓国 シンガポール アップル 22% メーカー 1 40% メーカー 1 60% メーカー 1 45% シャープ 15% メーカー 2 14% メーカー 2 18% メーカー 2 30% ソニー 9% メーカー 3 13% メーカー 3 7% メーカー 3 6% 富士通 7% メーカー 4 8% メーカー 4 7% メーカー 4 5% 京セラ 6% メーカー 5 6% NEC カシオ 6% メーカー 6 5% メーカー 5 1% メーカー 5 3% サムスン 5% メーカー 7 2% メーカー 6 1% メーカー 6 3% その他 30% その他 12% その他 6% その他 7% 0% 10% 20% 30% 40% 0% 20% 40% 60% 0% 20% 40% 60% 80% 0% 20% 40% 60% モバイルデバイスにはフィーチャーフォン スマートフォンを含む 8
アップルのリテンション率は約 90% と最も高いが ソニー シャープ 富士通については約 40% 前後となっている Q. 前回スマートフォンを買い換えた際に選んだメーカーは?( 日本 / メーカー別 ) 2% 7% 3% APPLE 88% アップルサムスンシャープその他 3% 4% 6% 6% 20% シャープ SHARP 16% 45% アップル 富士通 ソニー NEC カシオ サムスン その他 3% 4% 4% 10% 14% ソニーアップル SONY シャープ 44% 富士通京セラ NECカシオその他 20% 4% 7% 15% 富士通シャープ 39% ソニー FUJITSU 9% 12% 14% アップル NECカシオサムスンその他 9
日本は他国と比較して携帯電話の買い替え頻度が低く 過去 5 年間で 1 回以下 が 70% を超えている Q. 過去 5 年間における携帯電話の買い換え頻度は? 100% 80% 60% 46% 40% 38% 33% 20% 0% 25% 20% 25% 19% 13% 5% 8% 日本フランスドイツシンガポール韓国 無 1 回 2 回 3 回以上 携帯電話にはフィーチャーフォン スマートフォンを含む 10
欧州を中心に携帯電話のオンライン購入の割合が高いが 日本では店舗購入がほとんどである Q. 携帯電話をどこで購入しましたか? 100% 80% 60% 40% 20% 39% 39% 51% 27% 0% 6% 日本イギリスフランスドイツシンガポール韓国 11% オンライン店舗その他 携帯電話にはフィーチャーフォン スマートフォンを含む 11
デバイス利用状況 12
日本は他国と比較して 1 日の携帯電話をチェックする回数が少ないものの スマートフォンユーザーに限ると頻度が高くなる Q. 1 日に何回携帯電話をチェックしますか? < 複数国比較 > < 日本における保有デバイス別比較 > 100% 80% 60% 40% 11% 23% 17% 26% 28% 101 回以上 51-100 回 26-50 回 20% 0% 57% 29% 38% 10% 日本 イギリス 韓国 11-25 回 10 回以下 35% 75% 0% 20% 40% 60% 80% 10 回以下 11-25 回 26-50 回 51-100 回 101-200 回 201 回以上不明 スマートフォンユーザー フィーチャーフォンユーザー 携帯電話にはフィーチャーフォン スマートフォンを含む 13
日本では約 9 割が起床後 1 時間以内にスマートフォンをチェックしており また若年層ほどチェックするタイミングが早い Q. 起床後にスマートフォンをチェックするまでの時間は?( 日本 ) すぐに All : 23% 18-24 :27% 65-75: 15% 5 分以内 All : 45% 18-24 : 49% 65-75 : 26% 15 分以内 All : 61% 18-24 : 70% 65-75 : 43% 30 分以内 All : 74% 18-24 : 80% 65-75 : 61% 1 時間以内 All : 87% 18-24 : 89% 65-75 : 85% 14
各国とも毎日初めにするのは メール / メッセージ が圧倒的 次いで英では SNS 日本では ニュース や 天気 となっている Q. 携帯電話で毎日一番初めにすることは? 日本イギリスフランスドイツ シンガポール 韓国 E メール / テキストメッセージ / インスタントメッセージ 48% 64% 63% 50% 65% 45% ニュース 9% 4% 3% 5% 6% 14% 天気 9% 4% 4% 9% 1% 12% ソーシャルネットワーク 6% 11% 6% 6% 13% 8% ボイスメール 3% 2% 9% 4% 0 1% 検索 2% 1% 2% 1% 2% 7% ゲーム 3% 1% 1% 1% 4% 3% 交通 1% 1% 1% 2% 2% 2% 携帯電話にはフィーチャーフォン スマートフォンを含む 15
シニア層は音声通話や E メールを中心に使用しているが 若年層はそれに加えてメッセージや SNS 等用途が多様である Q. 携帯電話でよく利用する機能は?( 日本 / 年代別 ) 音声通話 E メール インスタントメッセージ (LINE) テキストメッセージ (SMS) ソーシャルネットワーク (Facebook) インターネット通話 (VoIP) 画像 / ビデオメッセージ (MMS) ビデオ通話 (FaceTime Skype) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 18-24 歳 65-75 歳 携帯電話にはフィーチャーフォン スマートフォンを含む 16
日本では視聴番組に関連しない行動をとる ながら視聴 が一般的となっており 特にメールやゲームを並行して行っている Q. TV を見ながら携帯電話で何をしますか?( 日本 ) メールをチェックする 40% ゲーム 22% ソーシャルネットワークのフィードをチェックする 17% 視聴番組の内容と関係のない情報を検索 友人と電話で話す その他のアプリを使用する 9% 9% 15% 視聴している TV 番組に関連していない オンラインショッピング 視聴番組の内容に関係がある情報を検索する テレビで見た広告について情報を検索する 7% 8% 14% 視聴している TV 番組に関連している 視聴番組について他の人とコミュニケーションを図る 7% アプリを通じてインタラクティブに視聴する 3% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 携帯電話にはフィーチャーフォン スマートフォンを含む 17
通信事業者および通信環境 18
日本では通信事業者主要 3 社となっているが 欧州ではシェアが MVNO を含む複数事業者に分散している Q. 通信事業者のシェアは? 日本イギリスドイツ NTT docomo 42% Operator #1 Operator #2 15% 24% Operator #1 Operator #2 20% 18% Operator #3 12% Operator #3 18% au 31% MVNO #1 10% Operator #4 15% MVNO #2 9% MVNO #1 5% Operator #4 8% MVNO #2 5% Softbank 23% Operator #5 8% MVNO #3 5% MVNO #3 6% MVNO #4 2% その他 4% MVNO #4 3% MVNO #5 2% その他 5% その他 10% 0% 20% 40% 0% 20% 40% 0% 20% 40% 19
通信事業者の選択理由は各国で 価格 に関する項目が上位となっている 特に日本では家族割引が最大の決め手となる Q. 通信事業者を選ぶ際の重要ポイントは? 日本 イギリスフランシンガドイツスポール 韓国 友人や家族もパッケージで利用できる もしくはその料金が妥当 1 11 10 8 3 1 月額のパッケージ金額 ( 電話機 インターネット 通話 ショートメールを含む ) 2 1 1 2 1 6 音声通話のためのネットワークの質 3 5 3 3 6 7 端末の価格もしくは一ヶ月あたりの返済額の安さ 4 2 5 7 8 2 インターネットにアクセスする場合のネットワークの質 5 8 5 5 4 9 通信キャリアが提供する特別キャンペーン ( 例 : キャリア乗り換えゼロ円 キャッシュバックなど ) 6 9 11 12 4 2 欲しかった端末がこの通信キャリアでのみ入手可能だった 6 3 11 8 9 2 4G/LTE 回線がある 8 13 11 13 9 9 音声通話とショートメールの料金 8 4 8 1 12 9 インターネットの料金 8 5 5 3 12 9 この通信キャリアの他のサービスを使用している 11 11 2 8 2 5 カスタマーサービス / テクニカルサポートの質 11 7 4 6 6 7 希望のインターネットのデータ料金プラン ( 例 : 無制限データプラン ) 13 9 9 8 14 13 広範なWi-Fiホットスポットへのアクセスを提供している 13 16 15 13 14 13 住んでいる もしくは働いている地域で利用可能な通信キャリアがこれしかなかった 15 13 16 15 16 16 現在よりも頻繁に端末の機種交換ができる 16 13 11 15 9 15 20
欧米諸国では スマートフォンのインターネット接続方法として Wi- Fi が携帯電話通信網 (2G/3G/4G) を上回っている Q. スマートフォンで一番よく使用するインターネット接続方法は? 100% 90% 80% 70% 27% 33% 40% 45% 51% 47% 60% 50% 40% 30% 20% 70% 62% 59% 52% 48% 47% 10% 0% イギリスドイツ韓国フランスシンガポール日本 Wi-fi 2G/3G/4G 不明 21
日本では 自宅よりも外出時に Wi-Fi よりも 4G の方が通信速度が速いと回答した人が多い Q. 4G と Wi-Fi の通信速度を比較すると?( 日本 ) 自宅 外出時 15% 29% 19% 23% 7% 46% 33% 29% 4G の方が速い 同じくらい 4G の方が速い 同じくらい 4G の方が遅い 不明 4G の方が遅い 不明 22
通信速度の速い 4G/LTE の利用により動画視聴やナビゲーション オンラインゲームなどのデータ容量の多い機能の利用が進んだ Q. 4G/LTE により利用頻度が増えたサービスは?( 日本 ) 50% 40% 44% 37% 30% 20% 10% 24% 24% 23% 22% 20% 16% 14% 11% 10% 10% 9% 7% 6% 4% 0% 23
アプリ / 広告 24
日本では他国と比較してアプリをダウンロードする人が少ないが シンガポール 韓国はダウンロードする人が多い Q. 1 ヶ月にダウンロードするアプリの数は? 100% 80% 60% 40% 20% 0% 35% 34% 44% 31% 31% 20% 10% 8% 2% 4% 日本 フランス ドイツ シンガポール 韓国 0 回先月はダウンロードしていない 1 回 2 回 3 回 4 回 5 回以上わからない 25
日本では音楽 ゲーム関連のアプリ / コンテンツの購入が多い またアプリ無料期間後に有料でアップグレードすることも多い Q. 1 ヶ月に購入したアプリ / コンテンツは?( 日本 ) 音楽コンテンツ 9% ゲーム アプリ無料期間後のアップグレード 8% 8% スタンプや絵文字など 7% ゲームのバーチャルグッズ 5% 雑誌 新聞 電子書籍コンテンツ 4% 4% 映画やテレビコンテンツ 動画配信サービス 2% 2% 音楽配信サービス オンラインストレージ 1% 1% 0% 2% 4% 6% 8% 10% 26
いずれの国でも 1 ヶ月に購入するアプリ / コンテンツの金額は 1000 円未満であることが主流である Q. 1 ヶ月に購入するアプリ / コンテンツの金額は? 日本 韓国 シンガポール 1-100 円 3% Krw 1-5000 6% S$1-10 9% 101-500 円 4% Krw 5001-10000 2% S$11-20 1% 501-1000 円 1% Krw 10001-20000 3% S$21-30 1% 1001 円以上 2% Krw 20001 以上 1% S$31 以上 2% 不明 12% 不明 11% 不明 12% 先月は購入していない 30% 先月は購入していない 36% 先月は購入していない 34% 購入したことがない 購入したことがない 33% 購入したことがない 0% 10% 20% 30% 40% 0% 10% 20% 30% 40% 0% 10% 20% 30% 40% 27
日本では約 6 割が広告によって行動喚起することがないが 検索連動型や関心のある内容 相手からの広告は比較的有効である Q. 行動喚起を起こすモバイル広告は?( 日本 ) 検索結果 13% 自分がフォローしている企業からの投稿ソーシャルネットワークのフィードに出てくる製品広告携帯電話に配信されるメール広告友人からの投稿動画が流れる前の広告アプリのバナー広告ソーシャルネットワークのフィードに出てくるアプリ広告ゲームのプレー中に表示される広告ショートメール広告ワンクリックで電話できるリンク 7% 7% 5% 5% 4% 4% 3% 2% 2% 2% 広告を見ても特に何の行動も起こしたことがない 61% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 28
トーマツグループは日本におけるデロイトトウシュトーマツリミテッド ( 英国の法令に基づく保証有限責任会社 ) のメンバーファームおよびそれらの関係会社 ( 有限責任監査法人トーマツ デロイトトーマツコンサルティング株式会社 デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー株式会社および税理士法人トーマツを含む ) の総称です トーマツグループは日本で最大級のビジネスプロフェッショナルグループのひとつであり 各社がそれぞれの適用法令に従い 監査 税務 コンサルティング ファイナンシャルアドバイザリー等を提供しています また 国内約 40 都市に約 7,800 名の専門家 ( 公認会計士 税理士 コンサルタントなど ) を擁し 多国籍企業や主要な日本企業をクライアントとしています 詳細はトーマツグループ Web サイト (www.deloitte.com/jp) をご覧ください Deloitte( デロイト ) は監査 税務 コンサルティングおよびファイナンシャルアドバイザリーサービスをさまざまな業種にわたる上場 非上場クライアントに提供しています 全世界 150 を超える国 地域のメンバーファームのネットワークを通じ デロイトは 高度に複合化されたビジネスに取り組むクライアントに向けて 深い洞察に基づき 世界最高水準の陣容をもって高品質なサービスを提供しています デロイトの約 200,000 名を超える人材は standard of excellence となることを目指しています Deloitte( デロイト ) とは 英国の法令に基づく保証有限責任会社であるデロイトトウシュトーマツリミテッド ( DTTL ) ならびにそのネットワーク組織を構成するメンバーファームおよびその関係会社のひとつまたは複数を指します DTTL および各メンバーファームはそれぞれ法的に独立した別個の組織体です DTTL( または Deloitte Global ) はクライアントへのサービス提供を行いません DTTL およびそのメンバーファームについての詳細は www.deloitte.com/jp/about をご覧ください 本資料は皆様への情報提供として一般的な情報を掲載するのみであり その性質上 特定の個人や事業体に具体的に適用される個別の事情に対応するものではありません また 本資料の作成または発行後に 関連する制度その他の適用の前提となる状況について 変動を生じる可能性もあります 個別の事案に適用するためには 当該時点で有効とされる内容により結論等を異にする可能性があることをご留意いただき 本資料の記載のみに依拠して意思決定 行動をされることなく 適用に関する具体的事案をもとに適切な専門家にご相談ください Member of Deloitte Touche Tohmatsu Limited