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全な生殖補助医療を含めて, それぞれの選択肢を示す必要がある. 3 種類の HIV 感染カップルの組み合わせとそれぞれの対応 1. 男性が HIV 陽性で女性が陰性の場合 体外受精この場合, もっとも考慮しなければいけないことは女性への感染予防である. 上記のように陽性である男性がすでに治療を受けて

資料1-1 HTLV-1母子感染対策事業における妊婦健康診査とフォローアップ等の状況について

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します また 血小板減少症などの診断にもなります 血糖糖尿病が妊娠をきっかけに発見されたり 既に糖尿病に罹っていて 妊娠中に発見されることがあります 既に糖尿病と分かっていて妊娠された場合を糖尿病合併妊娠 妊娠中にはじめて対糖能低下 ( 糖尿病の傾向 ) が指摘された場合を妊娠糖尿病といいます 糖尿

5. 死亡 (1) 死因順位の推移 ( 人口 10 万対 ) 順位年次 佐世保市長崎県全国 死因率死因率死因率 24 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 位 26 悪性新生物 350

2016 年 12 月 7 日放送 HTLV-1 母子感染予防に関する最近の話題 富山大学産科婦人科教授齋藤滋はじめにヒト T リンパ向性ウイルスⅠ 型 (Human T-lymphotropic virus type 1) いわゆる HTLV-1 は T リンパ球に感染するレトロウイルスで 感染者

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15 第1章妊娠出産子育てをめぐる妻の年齢要因

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1. 医薬品リスク管理計画を策定の上 適切に実施すること 2. 国内での治験症例が極めて限られていることから 製造販売後 一定数の症例に係るデータが集積されるまでの間は 全 症例を対象に使用成績調査を実施することにより 本剤使用患者の背景情報を把握するとともに 本剤の安全性及び有効性に関するデータを

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改訂後改訂前 << 効能 効果に関連する使用上の注意 >> 関節リウマチ 1. 過去の治療において 少なくとも1 剤の抗リウマチ薬 ( 生物製剤を除く ) 等による適切な治療を行っても 疾患に起因する明らかな症状が残る場合に投与すること 2. 本剤とアバタセプト ( 遺伝子組換え ) の併用は行わな

横浜市感染症発生状況 ( 平成 30 年 ) ( : 第 50 週に診断された感染症 ) 二類感染症 ( 結核を除く ) 月別届出状況 該当なし 三類感染症月別届出状況 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月計 細菌性赤痢

顎下腺 舌下腺 ) の腫脹と疼痛で発症し そのほか倦怠感や食欲低下などを訴えます 潜伏期間は一般的に 16~18 日で 唾液腺腫脹の 7 日前から腫脹後 8 日後まで唾液にウイルスが排泄され 分離できます これらの症状を認めない不顕性感染も約 30% に認めます 合併症は 表 1 に示すように 無菌

減量・コース投与期間短縮の基準

2017 年 8 月 9 日放送 結核診療における QFT-3G と T-SPOT 日本赤十字社長崎原爆諫早病院副院長福島喜代康はじめに 2015 年の本邦の新登録結核患者は 18,820 人で 前年より 1,335 人減少しました 新登録結核患者数も人口 10 万対 14.4 と減少傾向にあります

日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール

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2017 年 2 月 1 日放送 ウイルス性肺炎の現状と治療戦略 国立病院機構沖縄病院統括診療部長比嘉太はじめに肺炎は実地臨床でよく遭遇するコモンディジーズの一つであると同時に 死亡率も高い重要な疾患です 肺炎の原因となる病原体は数多くあり 極めて多様な病態を呈します ウイルス感染症の診断法の進歩に

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検体採取 患者の検査前準備 検体採取のタイミング 記号 添加物 ( キャップ色等 ) 採取材料 採取量 測定材料 F 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( 青 細 ) 血液 3 ml 血清 H 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( ピンク ) 血液 6 ml 血清 I 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( 茶色 )

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検査項目情報 水痘. 帯状ヘルペスウイルス抗体 IgG [EIA] [ 髄液 ] varicella-zoster virus, viral antibody IgG 連絡先 : 3764 基本情報 ( 標準コード (JLAC10) ) 基本情報 ( 診療報酬 ) 標準コード (JLAC10) 5F

り感染し 麻薬注射や刺青なども原因になります 輸血の安全性や医療環境の改善によって 医原性の感染は例外的な場合になりました 日本では約 100 万人の B 型肝炎ウイルスキャリアがいます その大部分は成人で, 昔の母子感染を含む小児期の感染に由来します 1986 年から B 型肝炎ウイルスキャリアの

両面印刷推奨 <4 種ウイルス疾患 ( 麻疹 風疹 水痘 流行性耳下腺炎 ) フローチャート> 医療機関の記録または母子手帳でワクチンを接種したことが A B C 2 回確認できる 1 回確認できる 全く確認できない D または E のどちらかを選ぶ D E 前回接種より少なくとも 1 ヶ月以上あけ

1. ストーマ外来 の問い合わせ窓口 1 ストーマ外来が設定されている ( はい / ) 上記外来の名称 対象となるストーマの種類 7 ストーマ外来の説明が掲載されているページのと は 手入力せずにホームページからコピーしてください 他施設でがんの診療を受けている または 診療を受けていた患者さんを

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割合が10% 前後となっています 新生児期以降は 4-5ヶ月頃から頻度が増加します ( 図 1) 原因菌に関しては 本邦ではインフルエンザ菌が原因となる頻度がもっとも高く 50% 以上を占めています 次いで肺炎球菌が20~30% と多く インフルエンザ菌と肺炎球菌で 原因菌の80% 近くを占めていま

B型肝炎ウイルス検査

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Ⅱ 症候性胎内 CMV 感染症 妊娠初期の CMV 初感染の場合 症候性胎内 CMV 感染症が発生するリスクが高い 再感染例でも異なる CMV 株に感染すると症候性胎内 CMV 感染症が発生する可能性 があると考えられている CMV が胎内で感染する頻度は 全出生の 0.4~1% であり そのうち

「             」  説明および同意書

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免疫学的検査 >> 5F. ウイルス感染症検査 >> 5F560. 検体採取 患者の検査前準備 検体採取のタイミング 記号 添加物 ( キャップ色等 ) 採取材料 採取量 測定材料 H 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( ピンク ) 血液 6 ml 血清 検体ラベル ( 単項目オーダー時

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症例報告書の記入における注意点 1 必須ではない項目 データ 斜線を引くこと 未取得 / 未測定の項目 2 血圧平均値 小数点以下は切り捨てとする 3 治験薬服薬状況 前回来院 今回来院までの服薬状況を記載する服薬無しの場合は 1 日投与量を 0 錠 とし 0 錠となった日付を特定すること < 演習

使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d

2009年8月17日

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第 88 回日本感染症学会学術講演会第 62 回日本化学療法学会総会合同学会採択演題一覧 ( 一般演題ポスター ) 登録番号 発表形式 セッション名 日にち 時間 部屋名 NO. 発表順 一般演題 ( ポスター ) 尿路 骨盤 性器感染症 1 6 月 18 日 14:10-14:50 ア

免疫学的検査 >> 5E. 感染症 ( 非ウイルス ) 関連検査 >> 5E106. 検体採取 患者の検査前準備 検体採取のタイミング 記号 添加物 ( キャップ色等 ) 採取材料 採取量 測定材料 F 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( 青 細 ) 血液 3 ml 血清 H 凝固促進剤

抗がん剤を受けられる皆様へ

平成 29 年中の救急出動件数等 ( 速報値 ) の公表 平成 30 年 3 月 14 日 消防庁 平成 29 年中の救急出動件数等の速報値を取りまとめましたので公表します U 救急出動件数 搬送人員とも過去最多 平成 29 年中の救急自動車による救急出動件数は 634 万 2,096 件 ( 対前

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免疫学的検査 >> 5E. 感染症 ( 非ウイルス ) 関連検査 >> 5E106. 検体採取 患者の検査前準備 検体採取のタイミング 記号 添加物 ( キャップ色等 ) 採取材料 採取量 測定材料 F 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( 青 細 ) 血液 3 ml 血清 H 凝固促進剤

糖尿病診療における早期からの厳格な血糖コントロールの重要性

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2)HBV の予防 (1)HBV ワクチンプログラム HBV のワクチンの接種歴がなく抗体価が低い職員は アレルギー等の接種するうえでの問題がない場合は HB ワクチンを接種することが推奨される HB ワクチンは 1 クールで 3 回 ( 初回 1 か月後 6 か月後 ) 接種する必要があり 病院の

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免疫学的検査 >> 5E. 感染症 ( 非ウイルス ) 関連検査 >> 5E301. 検体採取 患者の検査前準備 検体採取のタイミング 記号 添加物 ( キャップ色等 ) 採取材料 採取量 測定材料 イ ヘパリンナトリウム ( 緑 ) 血液 5 ml 全血 検体ラベル ( 単項目オー

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検体採取 患者の検査前準備 検体採取のタイミング 5. 免疫学的検査 >> 5G. 自己免疫関連検査 >> 5G010. 記号 添加物 ( キャップ色等 ) 採取材料 採取量 測定材料 F 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( 青 細 ) 血液 3 ml 血清 H 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( ピンク

に 真菌の菌体成分を検出する血清診断法が利用されます 血清 βグルカン検査は 真菌の細胞壁の構成成分である 1,3-β-D-グルカンを検出する検査です ( 図 1) カンジダ属やアスペルギルス属 ニューモシスチスの細胞壁にはβグルカンが豊富に含まれており 血液検査でそれらの真菌症をスクリーニングする

1 8 ぜ 表2 入院時検査成績 2 諺齢 APTT ALP 1471U I Fib 274 LDH 2971U 1 AT3 FDP alb 4 2 BUN 16 Cr K4 O Cl g dl O DLST 許 皇磯 二 図1 入院時胸骨骨髄像 低形成で 異常細胞は認め

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正常波形外来健診時(妊娠35 週)頻脈基線細変動減少入院時 児娩出前1. 脳性麻痺発症の主たる原因別事例編 事例 33 原因が明らかではないまたは特定困難 1 産科医療補償制度脳性麻痺事例の胎児心拍数陣痛図脳性麻痺発症の主たる原因別事例編 概要 在胎週数 分娩経過 36 週リスク因子帝王切開既往出生

臨床所見 ( 診断時 ) 診断された当時の所見や診断の根拠となった検査結果を記載症告示番号 30 免疫疾患 ( ) 年度小児慢性特定疾病医療意 書 新規申請用 病名 1 X 連鎖重症複合免疫不全症 受給者番号受診日年月日 受付種別 新規 1/2 ふりがな 氏名 (Alphabet) ( 変更があった

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妊婦の推定感染経路 2 番目は 妊婦さんの推定感染経路です 2011 年は中国 ベトナムなど海外で感染した夫や本人です 海外からの感染に注意が必要でした ところが 2012 年は夫 同僚から妊婦さんへの感染が認められたので 同居家族 同僚のワクチン接種を勧めるよう喚起しました さらに 2013 年に

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始前に出生したお子さんについては できるだけ早く 1 回目の接種を開始できるように 指導をお願いします スムーズに定期接種を進めるために定期接種といっても 予防接種をスムーズに進めるためには 保護者の理解が不可欠です しかし B 型肝炎ワクチンの接種効果は一生を左右する重要なものですが 逆にすぐに効

1 2 IVは Human Immunodeficiency Virus( ヒト免疫不全ウイルス ) というウイルスの頭文字をとった略称です IDSは Acquired Immunodeficiency Syndrome( 後天性免疫不全症候群 ) という病気の略称です 免疫機能が低下し 厚生労働省

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第51回日本小児感染症学会総会・学術集会 採択結果演題一覧

スライド 1

<4 種ウイルス疾患 ( 麻疹 風疹 水痘 流行性耳下腺炎 ) フローチャート> 医療機関の記録または母子手帳でワクチンを接種したことが A B C 2 回確認できる 1 回確認できる全く確認できない D E 前回接種より少なくとも 1 ヶ月以上あけて さらに 1 回ワクチン接種を受ける 抗体検査を

要旨 平成 30 年 2 月 21 日新潟県福祉保健部 インターフェロンフリー治療に係る診断書を作成する際の注意事項 インターフェロンフリー治療の助成対象は HCV-RNA 陽性の C 型慢性肝炎又は Child-Pugh 分類 A の C 型代償性肝硬変で 肝がんの合併のない患者です 助成対象とな

妊婦甲状腺機能検査の実施成績 東京都予防医学協会母子保健検査部 はじめに て乾燥させたろ紙血液を検体とする 検体は本会の 妊婦の甲状腺機能異常による甲状腺ホルモンの 過不足は 妊娠の転帰に影響を与えるばかりでなく 代謝異常検査センターに郵送される 2 検査項目と検査目的および判定基準 生まれてくる子

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この薬を使う前に 確認すべきことは? 患者さんや家族の方はこの薬の効果や注意すべき点などについて十分理解できるまで説明を受けてください 説明に同意した場合に使用が開始されます 次の人は この薬を使用することはできません 過去にイストダックス点滴静注用に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人

体外受精についての同意書 ( 保管用 ) 卵管性 男性 免疫性 原因不明不妊のため 体外受精を施行します 体外受精の具体的な治療法については マニュアルをご参照ください 当施設での体外受精の妊娠率については別刷りの表をご参照ください 1) 現時点では体外受精により出生した児とそれ以外の児との先天異常

改訂の理由及び調査の結果直近 3 年度の国内副作用症例の集積状況 転帰死亡症例 アモキシシリン水和物及びクラブラン酸カリウム アモキシシリン水和物の国内症例が集積したことから 専門委員の意見も踏まえた調査の結果 改訂することが適切と判断した 血小板減少関連症例 1 アモキシシリン水和物 3 例 (

方法について教えてください A 妊娠中の接種に関する有効性および安全性が確立されていないため 3 回接種を完了する前に妊娠していることがわかった場合には一旦接種を中断し 出産後に残りの接種を行うようにしてください 接種が中断しても 最初から接種し直す必要はありません 具体的には 1 回目接種後に妊娠

( 別添 ) インフルエンザに伴う異常な行動に関する報告基準 ( 報告基準 ) ( 重度調査 ) インフルエンザ様疾患と診断され かつ 重度の異常な行動を示した患者につき ご報告ください ( 軽度調査 ) インフルエンザ様疾患と診断され かつ 軽度の異常な行動を示した患者につき ご報告ください イン

染症であり ついで淋菌感染症となります 病状としては外尿道口からの排膿や排尿時痛を呈する尿道炎が最も多く 病名としてはクラミジア性尿道炎 淋菌性尿道炎となります また 淋菌もクラミジアも検出されない尿道炎 ( 非クラミジア性非淋菌性尿道炎とよびます ) が その次に頻度の高い疾患ということになります

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図 25 妊婦 HI V スクリーニング検査実施率 病院 の変遷 平成 28 年度 産婦人科 病院一次調査 平成 11年度 平成 12 年度 平成 13 年度 平成 14 年度 平成 15 年度 平成 16 年度 平成 17 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 20 年度 平成 21年度 平成 22年度 平成 23 年度 平成 24年度 平成 25年度 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 99%以上 95% 以上 99% 未満 90%以上 95%未満 42 80%以上 90%未満 80%未満

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HIV 感染妊婦から出生した児の症例報告用紙 おわかりにならない項目は? でお答えください 質問番号 1 質問項目 報告医療機関名 回答欄 2 報告医師名 3 問い合わせ先電話番号 4 問い合わせ先メールアドレス 症例登録について 5 児の記号による氏名 注 1 6 生年月 西暦年月 7 性別 男児 女児 不明 8 出生医療機関名 報告医療機関 以外 ( ) 9 出生地 ( 都道府県あるいは外国名 ) ( ) 不明 10 母親の記号による氏名 注 1 11 生年月 西暦年月 12 国籍 日本 外国 ( 国名 : ) 不明 13 H IV 感染の診断時期 妊娠前 妊娠中 ( 週 ) 出産後 ( ) 児の感染判明後 不明 家族背景 14 実父の国籍 日本 外国 ( 国名 : ) 不明 15 実父の HIV 感染 陽性 陰性 不明 16 兄弟姉妹の有無 有 ( 人 ) 無 不明 17 兄弟姉妹の H IV 感染の有無 陽性 ( 人 ) 陰性 ( 人 ) 不明 ( 人 ) 18 現在の養育者 父母 母のみ 父のみ 親族 施設 その他 ( ) 不明 1/ 7 ページ 57

おわかりにならない項目は? でお答えください 妊娠 周産期について 19 妊娠母体への抗 HIV 薬の投与 1 なし 妊娠前から服用 妊娠中開始 週から 20 抗 H IV 薬剤名 _1 1 ( ) 2 ( ) 3 ( ) 4 ( ) 2 変更ありの場合 週から 変更があった場合のみお答え下さい 21 抗 H IV 薬剤名 _2 1 ( ) 2 ( ) 3 ( ) 4 ( ) 3 変更ありの場合 週から 変更があった場合のみお答え下さい 22 抗 H IV 薬剤名 _3 1 ( ) 2 ( ) 3 ( ) 4 ( ) 4 変更ありの場合 週から 変更があった場合のみお答え下さい 23 抗 H IV 薬剤名 _4 1 ( ) 2 ( ) 3 ( ) 4 ( ) 24 分娩間近母体の CD4 * 分娩 1 ヶ月前 分娩時とする /μl ( %) 25 26 分娩間近母体の H IV ウイルス量 ( コピー数 ) 分娩間近母体の病状での特記事項 コピー / ml 27 分娩方法 経睦分娩 予定 ( 選択的 ) 帝王切開 緊急帝王切開 不明 28 在胎週数 週 日 不明 29 出生時体重 g 不明 30 アプガースコア (1 分 ) 点 不明 31 アプガースコア (5 分 ) 点 不明 32 母体陣痛の有無 有 無 不明 33 破水後時間 有 ( 破水後 時間で出生 ) 破水無し 不明 34 羊水混濁の有無 有 無 不明 2/ 7 ページ 58

おわかりにならない項目は? でお答えください 35 新生児の扱いについて 新生児期における抗 HIV 薬の投与 なし あり 不明 薬剤名 : 36 薬剤 投与量と期間 _1 ( )mg / kg / 日 1 日 ( ) 回 生後日から日まで 薬剤名 : 37 薬剤 投与量と期間 _2 ( )mg / kg / 日 1 日 ( ) 回 生後日から日まで 薬剤名 : 38 薬剤 投与量と期間 _3 ( )mg / kg / 日 1 日 ( ) 回 生後日から日まで 薬剤名 : 39 薬剤 投与量と期間 _4 ( )mg / kg / 日 1 日 ( ) 回 生後日から日まで 40 母乳の投与の有無および投与期間 投与せず 投与した ( 期間生後日から日まで ) 不明 41 42 43 44 H IV 感染の有無について感染 / 非感染の診断結果 注 2 診断確定と判断した時期 ( 主治医判断 ) 診断方法 _1 診断方法 _2 感染 非感染 未確定 生後 歳 月 RNA-PCR 検査 ( 回 ) 最終検査 ( 歳 ヶ月 ) H I V 抗体検査 ( 回 ) 最終検査 ( 歳 ヶ月 ) 3/ 7 ページ 59

おわかりにならない項目は? でお答えください H IVに感染しなかった非感染児 ( 推定を含む ) についてのみ お答え下さい *1 自己中断とは医師の了承なしに通院が終了したもの *2 終診とは医師の判断で通院が終了したもの 45 これまでの観察期間は ( 最終観察日 ) 生後年ヶ月日 46 いつまで観察すべきとお考えですか 生後年ヶ月日 47 追跡不能 転院 ( どこへ ) 帰国 ( あれば ) 自己中断 *1 終診 *2 転院 ( 病院名 ) 帰国 不明 48 新生児期に異常がありましたか 有 ( 病名 ) 無 不明 以下の症状 徴候はみられますか 49 奇形 有 ( 病名 : ) 無 不明 50 貧血 (Hb 最低値 ) 無 有 ( Hb 最低値 g/dl) その検査時の年齢 ( 歳ヶ月日 ) 不明 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 貧血の治療方法運動発達障害精神発達障害反復する痙攣片麻痺対麻痺四肢麻痺ミオパチー心筋機能障害乳酸持続高値 ( >25mg/dl ) 早期死亡 経過観察 鉄剤投与 エリスロポエチン投与 輸血 不明無 有 未確認 不明無 有 未確認 不明無 有 未確認 不明無 有 未確認 不明無 有 未確認 不明無 有 未確認 不明無 有 未確認 不明無 有 未確認 不明無 有 未確認 不明無 有 不明 62 ニアミス (Acute Life Threatening Event) 無 有 不明 63 頭部 MRI 異常 無 有 未確認 不明 * 有の場合 所見 ( ) 施行時年月日 ( 年月日 ) 4/ 7 ページ 60

おわかりにならない項目は? でお答えください H IV に感染した例 ( 感染児 ) についてのみ お答え下さい (7 ページめもご覧ください ) 64 65 66 67 初診時の年齢症状または診断 具体的な症状または診断名臨床病期 注 3 生後年ヶ月日 症状無し 症状有り 不明 N A B C 不明 68 CD4 値または % /μl ( %) 不明 69 70 71 72 73 HIVウイルス量最終観察日の年齢症状または診断 具体的な症状または診断名臨床病期 /ml 感度以下 不明生後年ヶ月日症状無し 症状有り 不明 N A B C 死亡 不明 74 CD4 値または % /μl ( %) 不明 75 76 77 H IV ウイルス量 感染確定前の使用薬剤は抗 H I V 薬剤名 _1 36-39にご記入下さい投与開始日生後年ヶ月日 * 変更があった場合 抗 H IV 薬剤名 _2 24にご記入変更日生後年ヶ月日 /m l 感度以下 不明 1 ( ) 2 ( ) 3 ( ) 4 ( ) 1 ( ) 2 ( ) 3 ( ) 4 ( ) 78 抗 HIV 薬剤名 _3 変更日生後年ヶ月日 1 ( ) 2 ( ) 3 ( ) 4 ( ) 79 80 抗 H IV 薬剤名 _4 変更日生後年ヶ月日 その他の主要治療薬 ( 例 :ST 合剤 ) 1 ( ) 2 ( ) 3 ( ) 4 ( ) 81 感染児への告知の有無 ( 告知時期 ) 有 ( 歳 ) 無 不明 82 告知有りの場合 : 感染児の反応 83 周囲 ( どこへ ) への告知の有無 告知時期 有 無 不明 有の場合 どこへ ( ) 告知時期 ( 歳 ) 84 告知有りの場合 : 周囲の反応 5/ 7 ページ 61

おわかりにならない項目は? でお答えください 家族について ( 感染児と非感染児の両方において ) お答え下さい 85 母親の現在の症状 無症状 ARS A I DS 死亡 不明 帰国 86 父親の現在の症状 無症状 ARS AIDS 死亡 不明 帰国 87 家族 ( 養育者 ) はどんな問題を 抱えていますか 発育発達異常 母子水平感染 集団生活での告知 集団生活での怪我の処置 その他 ( ) 88 性教育 その他に対して ご意見があれば記載下さい 6/ 7 ページ 62

注 1 患者さんの個人情報と無関係の番号を付して管理し 個人情報と番号を連結する表は 各施設の基準に従い保管してください 注 2 0 歳児のH IV 感染の診断は抗原検査 ( 主としてRT= PCR) による 生後 2 日 2 週 2ヶ月以内および 生後 36ヶ月に行い 検査結果が陽性であった場合には直ちに新たな検体を用いて再検し診断を確定する 生後 1ヶ月以降に行なった2 回以上の抗原検査 (1 回は生後 4ヶ月以降 ) が陰性であった場合にはH IVの感染はほぼ否定でき 実質上 6ヶ月までに全員が否定できる 以下の症状 徴候のなかで初診時に認めたものに を 経過中に認めたものに を付記して下さい 注 3 1994 年 CDCによる小児 HⅣ 感染症の臨床的分類による N : 無症状 A : 軽度の症候性感染症 ( 以下の少なくとも2つ以上の症状あり ) リンパ節腫脹 (3カ所以上で0.5cm 以上 左右対称は1カ所とする ) 肝腫大 脾腫大 皮膚炎 耳下腺炎反復性 / 持続性の上気道感染 副鼻腔炎 または中耳炎 B: 中等度の症候性感染症 30 日以上続く貧血 (89/dL 未満 ) 30 日以上続く白血球減少 (1000/mm 3 未満 ) 30 日以上続く血小板減少 (10 万 /mm3 未満 ) 細菌性髄膜炎 肺炎 または敗血症 (1 回 ) 口腔カンジダ症 ( 鷺口瘡 生後 6ヶ月をこえる小児に2ヶ月以上持続 ) 心筋症 サイトメガロウイルス感染症 ( 生後 1ヶ月未満で発症 ) 再発性または慢性の下痢肝炎 ヘルペス口内炎 ( 再発性で1 年以内に2 回以上 ) 単純へルペスウイルス気管支炎 肺炎 または食道炎 ( 生後 1ヶ月未満で発症 ) 帯状庖疹 ( 少なくとも2 回以上もしくは皮膚節 2カ所以上 ) 平滑筋肉腫リンパ球性間質性肺炎または肺のリンパ節過形成 腎症 ノカルジア症持続性の発熱 (1ヶ月以上) トキソプラズマ症 ( 生後 1ヶ月未満で発症 ) 播種性水痘 ( 合併を伴う水痘 ) C : 重度の症候性感染症 (AIDS 発症を示す病態 ) 多発性または再発性重度細菌性感染症カンジダ症 ( 食道または肺 ) 全身性コクシジオイデス症 ( 肺または頚部 肺門リンパ節以外の部位 ) クリプトコッカス症 ( 肺外 ) クリプトスポリジウム症またはイソスポラ症 (1ヶ月以上続く下痢) サイトメガロウイルス感染症 ( 生後 1ヶ月以降に発症 ) ( 肝臓 脾臓 リンパ節以外の部位 ) 脳症 ( 2ヶ月以上持続 ) 単純へルペスウイルス (1ヶ月以上持続する皮層粘膜潰瘍 気管支炎 肺炎 生後 1ヶ月以降に発症する食道炎の原因となる ) ヒストプラスマ症 ( 播種性 肺または頚部 肺門リンパ節以外の部位 ) カポジ肉腫原発性脳リンパ腫非ホジキンリンパ腫 (B 細胞型あるいは免疫フェノタイプ不明の 組織学的に切れ込みのない小細胞型リンパ腫 [Burkitt] 免疫芽細胞リンパ腫および大細胞型リンパ腫 ) 全身性または肺外性結核群結核以外の あるいは菌種不明の全身性抗醗黄毒全身性 Mycobacterium avium ( トリ型結核菌 ) あるいはM.kansasii 感染症ニューモシスチス カリニ肺炎進行性多発性白質脳症再発性サルモネラ敗血症 ( 非チフス型 ) トキソプラズマ脳症 ( 生後 1ヶ月以降に発症 ) 消耗性症候群 ( 通常の体重が10% 以上減少した時 少なくとも年齢標準体重の2つのパーセンタイルの線をこえて減少した時 あるいは体重減少が5% 未満でも30 日以上慢性下痢または発熱が持続する時 ) 7/ 7 ページ 63