平成23年度第2回学力向上対策会議協議資料  <遠野市立綾織小学校>

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第1学年国語科学習指導案

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価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

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Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

3 指導観本単元では C 読むこと ウ場面の移り変わりに注意しながら 登場人物の性格や気持ちの変化 情景など について 叙述を基に想像して読むこと の力を身につけさせることをねらいとしているそこで本単元では まず 3 年生の国語の教材 モチモチの木 で物語文の読み取り方を想起させる本学級は情景描写か

第1学年国語科学習指導案

単元の学習を進めるに当たっては, 下記の5つの言語意識を明確にする 相手意識 学級の友達や家の人に 目的意識 動物の赤ちゃんの特徴を分かってもらうために 場面 状況意識 どうぶつの赤ちゃんずかん を作る 方法意識 どうぶつの赤ちゃん で読み取ったことをもとに, カードを作る 評価意識 動物の赤ちゃん

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

第1学年国語科学習指導案

中学校第 3 学年国語科学習指導案 日時平成 28 年 月 日第 校時対象第 3 学年 組学校名 中学校授業者 1 教材名 故郷 2 単元の目標 情景や人物を描写する語句や表現を読み取り 内容への理解を深めることができる 作品を通して 社会の中での人間の生き方について考え 自分の意見をもつことができ

児童は, これらの 読みの観点 を使いながら, 物語のしくみや中心人物の心情の変化を捉える経験を積んできている しかし, 作品の価値や作者の思いに気付いたりすることは十分ではない (2) 教材観本単元で取り扱う教材は, 作者である小林豊氏がアフガニスタンを訪問した際の経験を基に書いた三部作の中から教

う言語活動を位置付けた学習をしていくという目的意識を持つ 第 2 次では 注文の多い料理店 について キャッチコピー あらすじ 二人の紳士の人物像 ここがおすすめ ( 話のおもしろさを伝える ) という要件で リーフレットにまとめる 第 3 次では 並行読書してきた宮沢賢治の作品のリーフレットを作り

りする活動には集中できない児童もいる そのために, ことばにこだわりを持って活動させるようにしてきた 例えば A 児は, 家に帰るとビデオやテレビを見て過ごし, 家族との会話が少ない状況である そのため語彙が少なく, 友だちとのつながりも薄くなり会話が広がらない コミュニケーションを取ることの楽しさ

2 児童への事前調査 調 査 事 項 好き どちらかとどちらかというと好きいうと嫌い 嫌い Q1 国語の学習は, 好きですか Q2 説明文の学習は, 好きですか Q3 物語の学習は, 好きですか Q4 話し合う学習は, 好きですか Q

(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

Microsoft Word - chojugiga_sidoan_new.docx

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第1学年国語科学習指導案

るようにしていく 深く考える力教材文で述べられているロボットや, 図鑑や事典などで収集したロボットのそれぞれの違いやよさを比較するために, ベン図 を用いて視覚的に理解を促す また, 自分の既有のロボットについての認識と教材文を結び付けて考えさせることにより, ロボットのよさに気付かせていきたいが,

そのために, 児童が感じたおもしろさを分類し, それらを読みの視点として, 物語のおもしろさを見付けながら読むことを通して, より深く登場人物の心情を読み取ったり, 想像豊かに読んだりしながら物語のおもしろさを味わうことができるようにする さらに, 見付けた物語のおもしろさを, で紹介し合う活動を取

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第1学年国語科学習指導案

第○学年○組 学習指導案

さらに自ら調べようと意欲を高めるだろう 2 児童観児童は 文字を50 音すべて学習し 少しずつ読める字や書ける字が増えてきた これまでに音読をしたり 想像したことを話したりしながら ある程度のまとまった文章がよめるようになってきている 5 月の教材 とんこととん では 登場人物のしたことを中心に想像

問い1, 問い2のどちらも誤答した児童は, しかし や ~が というような逆説の接続詞の意味を読み取ることができずその前に書かれている内容を選択している また, 問い3では, 文章の一部を読んだだけで答えを選択している児童が多かった これらのことから, 本学級の児童は, 接続詞の意味をしっかりと捉え

国語科学習指導案

国語科学習指導案

指導内容科目国語総合の具体的な指導目標評価の観点 方法 読むこと 書くこと 対象を的確に説明したり描写したりするなど 適切な表現の下かを考えて読む 常用漢字の大体を読み 書くことができ 文や文章の中で使うことができる 与えられた題材に即して 自分が体験したことや考えたこと 身の回りのことなどから 相

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

第 6 学年 1 組国語科学習指導案 単元名 : さすがプロ, ここがすごい!~ 自分の夢を追って ~ プロフェッショナルたち 男子 19 名女子 17 名計 36 名 単元について 指導者松本典子 本単元は, 小学校学習指導要領国語編第 5 学年及び第 6 学年, C 読むこと の言語活動例 ア伝

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平成 30 年 1 月平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果と改善の方向 青森市立大野小学校 1 調査実施日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) 2 実施児童数第 6 学年 92 人 3 平均正答率 (%) 調 査 教 科 本 校 本 県 全 国 全国との差 国語 A( 主として知識

第4学年算数科学習指導案

国語科第 1 学年熊野町立熊野中学校指導者森島登紀子 単元名 根拠を明確にして書こう 本単元で育成する資質 能力 自ら考え判断する力, 読解力 情報収集能力 1 日 時平成 29 年 11 月 16 日 5 校時 2 場 所 1 年 3 組教室 3 学年 学級第 1 学年 3 組 (27 名男子 1

【単元吊】「段落のつながりに気をつけて読もう《[ツバメがすむ町]

自分の経験を重ね合わせるという思考は働いていない よって ここでの学習では 自分の知識 経験 読書体験とを結び付けた感想を求めることとする 本を紹介するにあたり 自己体験を伴う感想を加えた 体けん お話れっ車 とし 学ぶべきことをはっきりさせ 学習に取り組みたい 学校生活の入門期の1~2 年生に対し

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作品の情景をよりわかりやすく伝える手だてともなる 指導にあたって 1 では まず 俳句は17 音で作ることや季語を入れることと言ったきまりをおさえる そして 教科書の例を読み 想像した情景や作者の思いを想像し 良いと思うところ 工夫されていると思うところを発表できるようにする 2 の俳句を作る場面で

【授業 1】

*山下小研究誌.indb

(3) 文語の決まりや音読の仕方を知り, 古文を音読して古文特有のリズムを味わいながら古典の世界に 触れ, 古典には様々な種類の作品があることを知ることができる ( 伝統的な言語文化と国語の特質 に関する事項 ) 3 本単元における言語活動 昔話とその原典である古典を読み比べ, その内容の違いや古文

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

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Microsoft Word - 第2学年 国語科「つづき話をプログラミングで表そう」研究指導案.docx

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d 単元について 第 2 学年 5 組国語科学習指導案単元名 : 謎解きインタビュー記事を書こう教材文 : 走れメロス 男子 21 名女子 16 名計 37 名 指導者水田陽子 単元観本単元は, 中学校学習指導要領国語科第二学年, C 読むこと の指導事項 イ文章全体と部分との関係, 例示や描写の効

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たい 単元を貫く言語活動として, ポップカード で友達におすすめの本を紹介するという活動を位置 付ける もうすぐ雨に で習得した学びを活用し, 自分で選んだ本の紹介文を書いていく 作品の テーマを読み取りまとめる言語活動は, 読書に対する興味 関心を広げることにつながると考える (4) 単元の指導計

る という言葉を使っているが 今までのような明確な心情の変容といったものではなく 今までなかった認識が新たに加わってくるという意味での 変わる ととらえている 児童にとって 中心人物の会話文がなくても 中心人物の視点を通して描かれた叙述を基に 中心人物の心情を想像することが指導できる教材である 指導

第 1 学年 国語科学習指導案 1 単元名 オツベルと象 を読む ~ 読みの交流を通して~ 学習指導要領との関連 C 読むこと (1) エ文章の構成や展開 表現の特徴について 自分の考えを持つこと 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項イ ( ア ) 音声の働きや仕組みについて関心を持ち 理解を深

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

第5学年1組 国語科学習指導案

6. 単元の展開 ( 全 6 間 ) 学習活動 単元の見通しを持つ 2. 学習計画を立てる 3. 本文を読み, 感想を書く 内容に関する感想 書き方に関する感想 4. 感想や疑問を交流する 指導上のポイント ( ) 学習活動に即した評価規準 ( 関 読 言 ) 既習事項を振り返らせ,

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国語科学習指導案 平成 25 年 6 月 25 日 ( 火 ) 5 校時 第 3 学年 A 組 ( 男子 12 名, 女子 15 名計 27 名 ) 授業教室 3A 教室 指導者相田健太郎 (T1) 柿内香予 (T2) 1 単元の学習指導について (1) 単元名 近現代の短歌 俳句 読もう 詠もう短

第4学年  国語科学習指導案

Microsoft Word - ③-1だれもがかかわり合えるよに

第○学年 ○○科指導計画

本単元における本質的な問い 芭蕉はどのような思いで おくのほそ道 を書いたのだろうか 永続的理解 芭蕉は俳句の芸術性を高めるため旅に出て, 推敲を重ねて虚構を交えることで文学的価値を高めようとした パフォーマンス課題 江戸時代前期, 松尾芭蕉の書いた俳諧紀行文 おくのほそ道 は, 多くの人に愛され,

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

書いたものを発表し合い 表現の仕方に着目して助言し合うこと 本単元では 経験したことや想像したことを基に俳句をつくり 互いに読み合う言語活動を行う 身近な情景や生活の中での出来事を捉え 俳句の特徴を生かした創作を行うことによって 言葉の調子やリズムに親しみ 凝縮した表現で捉える面白さや楽しさを味わわ

Microsoft Word ~16第1学年1組国語科学習指導案 提出用

の一部のみであるしたがって教科書の本文だけから小説 こころ の全体像を浮かび上がらせることは難しいしかし 掲載された部分だけでも 先生 と という二人の青年の揺れ動く こころ を描き 生徒たちを作品の中に引き込む力は群を抜いたものであると考える高校 3 年生である生徒たちは 心の葛藤というものを多く

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4 単元の目標 場面の移り変わりに気を付けて 叙述をもとに中心人物の行動や心情の変容をとらえ ~ 題材の目標 ~ 読む 大造じいさんの行動やせりふから 心情の変化を読み取る 単元の指導計画 4. 単元の目標 題材文を読んで 筋道を立てて考えたり 考えを深めたりする方法を知るとともに 自身が見つけた課

3 僕が蝶を一つ一つつぶしたのは償いのためであとすこれらは 生徒の感想や疑問をもとに教師が設定した人物像 行動 結末の意図に焦点を当てて3つに絞ったそれぞれを賛成 反対 2つの視点から読み進めていくには 討論会の形式で提示すことが有効であ討論会の班編成は まず課題に対して自分が肯定か否定かを考えさせ

ことが大切である 本単元では, 児童にとってもっとも身近な存在である父親や児童が選んだ相手に手紙や暑中見舞いを出すことで, 気持ちを伝える学習ができるように工夫する この学習を通し, 障害児学級の児童の感情表現を豊かにし, 人とのかかわりを広げることにつながっていくと考える (4) 個に応じた支援に

Taro-5年研究のまとめ

1 単元名 分数 ( 全 10 時間 ) 教材名 分数をくわしく調べよう ( 東京書籍 4 年下 ) 第 4 学年算数科学習指導案平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 5 校時 4 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 10 名計 23 名 ) 指導者上田稚子 ( 学習指導要領 ) A 数

s_051小3国語「お気に入りの主人公で」北総

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

<小学校 生活科>

Microsoft Word - 学力スタンダード国語総合.doc

算数科学習指導案 指導者中野智子 1 日時平成 30 年 10 月 19 日 ( 金 ) 第 6 校時 2 学年第 6 学年 1 組男子 12 名女子 9 名計 21 名 3 単元名資料の調べ方 4 単元について (1) 単元観本単元は, 小学校学習指導要領第 6 学年の内容 [D データの活用 ]

4 全体計画 ( 総時数 6 時間 ) 主な学習活動 時数 教師のかかわり 評価の観点 ( 求める子どもの姿 ) 新聞について興味をもち, 投 1 新聞への興味をもつことができるよう 関心 意欲 態度 書の特徴を知る に, 実際の新聞をもとに, 投書の内容 新聞について興味をもち, を取り上げる 投

する対象を明確にすることで 全員がねらいを達成することができるようにしたいと考えた 第二次の後半では 選んだごっこについて 困った点や工夫したい遊び方について話し合い 新しい遊び方を考える時間を設ける 文章と自分の経験を結びつけ 新しく知った知識を実生活に生かそうとする態度を身に付けていきたい 第三

第2学年国語科学習指導案1

H27 国語

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○数学科 2年 連立方程式

元である (3) 指導について本単元では, 言葉の意味を正しく理解したり, 会話文やその前後にある行動を表す言葉から主人公の人柄を考えたりすることを目標とする 第一次では, 全文を読み, 登場人物を見付けること 誰の会話か確かめること を通して, 内容を正しくとらえることを指導していく 第二次では,

第6学年1組 国語科学習指導案

3 4 すみれちゃんはどこでおねえさんになったのだろうか について考える 前時のカードからすみれちゃんの行動や様子について確認する すみれちゃんがかわったきっかけを読む 行動の変化前後での場面の様子について想像する わたしはおねえさん のすみれちゃんのきらりと光るところ抜き出し 理由

第3学年国語か学習指導案

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また 情報の作り手としての活動も学習に組み込まれている 放送局は情報の作り手として 考えたことや伝えたいことなどから話題を集め 収集した知識や情報を関連付け 目的や意図に応じて 事柄が明確に伝わるように話の構成を工夫している これは 学習指導要領に示されている 話すこと 聞くこと の話すこと内容と同

学習者用デジタル教材リスト 国語 1 年 国語 1 年上コンテンツ上 8 あいさつをしよう 8 関連ページ 内容 趣旨など 場面の様子を想像する ( 音声付 場面や状況に合わせた言葉遣いの確認 ) 国語 1 年上 コンテンツ 上 10 じこしょうかいをしよう 10 場面の様子を想像する ( 音声付

Microsoft Word - 社会科

第 6 学年算数科学習指導案 日時平成 25 年 月 日 ( ) 校時対象第 6 学年 組 名学校名 立 小学校授業者 1 単元名 速さ ( 学校図書 6 年上 ) 2 単元の目標速さについて理解し 求めることができるようにする 3 単元の評価規準 単元の評価規準 ア算数への関心 意欲 態度 速さを

2 単元の目標 暮らしの中の 和 と 洋 の違いに関心を持ち, くらしの中の和と洋なるほど新聞 を作るために, 目的に応じて引用したり要約したりしようとする 国語への関心 意欲 態度 目的に応じて, 中心となる語や文をとらえて段落相互の関係や事実と意見との関係を考え, 文章を読むことができる 読むこ

(Microsoft Word - 201\214\366\212J\216\366\213\3061\224N\211\271.docx)

第 2 学年 3 組国語科学習指導案 単元名 : いろいろなどうぶつのすづくりすごろく を作ろう ビーバーの大工事 単元について 指導者呉市立横路小学校西宮和子 本単元は, 小学校学習指導要領の C 読むこと ( 第 1 学年及び第 2 学年 )(1) イ 時間的な順序や事柄の順序などを考えながら内

わり の組み立てを意識しながら読むことはできるようになってきたが 叙述にある難しい語句や指示語に注意したり段落相互の関係を考えたりしながら読む力は身に付いていない そこで 本単元では各段落の中心となる文やキーワードを押さえながら教材文を読んでいくことで 読み手に分かりやすい文章構成や段落相互の関係を

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

指導観学習を進めるにあたって, 教師が宿泊体験学習に関する新聞記事を書き, 視覚化しておくことで, 児童に本単元の具体的なゴールイメージを持たせたい その際, 完成した新聞を廊下に掲示し, 全校のみんなに見てもらうことを伝え, 相手意識を持って学習に取り組もうとする意欲を持たせたい そして, 新聞は

Transcription:

第 3 学年国語科学習指導案 日時 児童 指導者 平成 24 年 10 月 11 日 木 校時 男子 名女子 2 名計 7 名 菅野さと美 1 単元名人物の気持ちの変化を考えながら読み 感想を伝え合おう 教材名 サーカスのライオン 東京書籍 3 年下 2 単元について 1 児童について児童は 6 月教材 ゆうすげ村の小さな旅館 で場面の移り変わりを読み取り あらすじをまとめる学習をした 時間と出来事を表にまとめる活動を通して 細かい部分や繰り返されている部分を省いたり 短い言葉で言い換えたりして あらすじをまとめる力がついてきている 読書の好きな児童が多く 短い時間でも本を手に取り読む姿が見られる 文字を読むことへの抵抗も比較的少ない これまでの学習で 児童の殆どが人物の気持ちを直接的に表現した叙述については押さえることができるので 更に なぜそのような会話や行動をしたのかを考えることによって 人物の気持ちに迫ることができることを分からせたい 2 教材について本単元は 学習指導要領の C 読むこと の指導事項 ウ場面の移り変わりに注意しながら 登場人物の性格や気持ちの変化 情景などについて 叙述を基に想像して読むこと を重点に指導しようとするものである 本単元では 叙述を基に 人物の気持ちを読み取る力 場面と場面の移り変わりを押さえ その流れに沿って気持ちを読み取る力を付けることをねらいとしている また 人物の行動について考えをまとめたり 人物に伝えたいことを文章に書いたりする活動を通して 物語のとらえ方や感想に一人一人の感じ方の違いがあることを知り 多様な読みがあることを理解させたい 本教材 サーカスのライオン は心のふれあいの大切さを強く訴えかける作品である この物語は 設定 展開 山場 結末 がはっきりした五つの場面で構成されている 時間の経過に沿って物語は進行し 時や場所も具体体に描かれており 登場人物もはっきりしているため児童にもとらえやすい 個々の感想を大切にしながら その感想の根拠をさぐることで 行動や表情の描写に表された心情を読み深めさせたい 3 指導にあたって本単元では 言語活動例 ア物語や詩を読み 感想を述べ合うこと を具体化し 中心人物であるじんざに手紙を書く という言語活動を設定する 感想を述べ合う方法として 感想文よりも手紙という形の方がより自分の気持ちを素直に伝えられると考えるためである 仮説 1 の 習得した知識 技能を活用する言語活動の展開 に関わっては まず これまでの学習を生かし 場面の移り変わりをきちんと押さえて あらすじをつかむ その後人物の会話や行動 情景描写などの叙述に隠されている気持ちを想像する学習を行う 手紙を書いて交流するという言語活動につなげるために 場面を読み取る度に その場面について もしも自分だったら という観点で一 二文程度の感想を書きため 手紙を書くときに生かすようにしたい

仮説 2 の 叙述を根拠にして思考する場面を位置付けた指導 に関わっては 本教材では特に中心人物の会話や行動の描写に着目させて読み取らせていく なぜそのような会話や行動をしたのかを考えることは 物語を深く読み取ることだけでなく 人間を理解する一端ともなる その際 一場面からだけ考えさせるのではなく 物語全体を通して考えさせるようにしたい 更に 情景描写にも作者の気持ちが表れていることに気付かせ 今後の読書が より叙述に着目した読みとなるようにさせていきたい 3 単元の目標 関心 意欲 態度 物語に興味をもち 人物の気持ちの変化を考えながら読もうとする 読むこと 場面の移り変わりに注意しながら 登場人物の性格や気持ちの変化について叙述を基に想像して読むことができる 読むことウ 物語を読んで考えたことを発表し合い 一人一人の感じ方について違いがあることに気付くことができる 読むことオ 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 漢字と仮名では 音節との関係や書き表す語の種類など 文字としての性質や役割が異なることを理解し 表記の仕方に気をつけて文や文章を読むことができる 伝国イ 4 単元の評価規準国語への関心 意欲 態度 読む能力 言語についての知識 理解 技能 物語に興味をもち 人物の気持ちの変化を考えながら読もうとしている 場面の移り変わりに注意しながら 登場人物の性格や気持ちの変化 情景などについて 叙述を基に想像して読んでいる ウ 漢字と仮名とでは 音節との関係や書き表す語の種類など 文字としての性質や役割が異なることを理解し 漢字仮名交じり文 という日本語の表記の仕方に気をつけて 文や文章を読ん 物語を読んだ感想を どの叙述に基づいているか 自分の経験などとどう関連しているのかを明らかにしながら発表し合い 一人一人の感じ方に違いのあることに気付い でいる イ イ ている オ

単元の指導計画と評価規準 8 時間 段階時 学習活動 指導上の留意点 具体の評価規準 方法 取り上げる言葉 学習の見通しをもつ 学習のねらいを確かめ じんざへ 感想 第一次 1 1 手紙を書き感想を交流することへの意欲をもつ サーカスのライオン の音読をし, あらすじを確かめる 初発の感想を交流する 場面の出来事をかんたんに確かめる 関これからの学習のねらい 手紙 じんざへ手紙を書く という学習 や見通しをとらえてい 課題を設定する る 観察 じんざの気持ちの変化を読み取る 2 サーカスにいるじんざの様子や気持ちを読み取る 読サーカスの中で過ごしてきたじんざの境遇や気 年とっていた アフリカのゆめ じんざの行動から気持ちを想像す 持ちを読み取っている 風のように る 発言 ワークシート のそりと 夜のさん歩で男の子と出会ったじ 読男の子と出会ったじん 外はいいなあ 第二次 3 んざの様子や気持ちを読み取る じんざの行動や会話から気持ちを想像する 男の子と会っている時のじんざの ざの気持ちの変化を読み取っている 発言 ワークシート 読男の子との交流を通し しょげる ぐぐっとむねのあたりがあつくなる 目を細くして 4 様子や気持ちを読み取る じんざの行動や会話から気持ちを たじんざの気持ちの高まりを読み取っている 乗り出して 体に力がこもる 想像する 発言 ワークシート 目がぴかっと 火事の時のじんざの様子や気持ち 読火事に立ち向かうじん だしぬけに を読み取る ざの気持ちを読み取って まっしぐら じんざの行動や会話から気持ちを想像する いる 発言 ワークシート ひとかたまりの風になって ウォーッ

6 本時 サーカスのおしまいの日の人物の気持ちを想像し 自分がじんざに言いたいことを考えることができる じんざがいないサーカスの舞台の様子を読み取る おじさんとお客の気持ちを想像する 自分がじんざに言いたいことを考える 読じんざのいないサーカスの様子 おじさんやお客の気持ちを想像し 自分がじんざに言いたいことを考えながら読んでいる 発言 ワークシート 五つの輪 ~ を みんなが 知っていたので じんざへ手紙を書き, 友達と読み合う 第三次 2 7 8 じんざへ手紙を書く 物語を読んだ感想がどの叙述に基づいているか 自分の経験などとどう関連しているか明らかにし じんざへの手紙 という形式で書く じんざへの手紙を読み合い, 感想を交流する 友達と感想文 手紙 を交換して読み合い 読んで思ったことを伝え合う 人物の気持ちの変化に気をつけながら まとめの音読をし 単元を振り返る 読自分の感想をじんざへの手紙という形式でまとめている ワークシート 関心がひかれるところに着目しながら感想を手紙にまとめようとしている 読自分と友達の感想を比べ 一人一人の感じ方に違いがあることに気付いている 観察 発言 伝 漢字仮名交じり文 という表記の仕方に気をつけて 文章を読んでいる

6 本時の指導 6/8 時間 1 目標と具体の評価規準 目標 サーカスのおしまいの日の人物の気持ちを想像し 自分がじんざに言いたいことを考えることができる 評価規準 B じんざのいないサーカスの様子やライオン使いのおじさんとお客の気持ちを想像し 自分がじんざに言いたいことを考えながら読んでいる 2 展開段学習内容及び学習活動階つ 1 前時の学習を想起する かむ 2 本時の学習課題を確かめる 指導上の留意点 個に応じた支援 評価規準 方法 火事の時のじんざの行動と じんざがいなくなったことを押さえる 分 サーカスのおしまいの日の人物 の気持ちをそうぞうしよう 3 第 場面を音読する ライオン使いのおじさんやお客の気持ちを考え ながら読ませる 深 め る 4 じんざのいないサーカスの舞台の様子を読み取る 1 おじさんの気持ちを想像する おじさんやお客の行動 舞台の様子を確かめる おじさんは じんざがいないのになぜ 五つの火の輪を用意したのか考えさせる どんな気持ちでむちを鳴らしているのか考えさせる 第一の場面では 火の輪が二つか三つだったことにも触れる 2 お客の気持ちを想像する お客は何に対して どんな気持ちで拍手をして いるのか考えさせる 3 分 自分がじんざに言いたいことを 考えてワークシートに書く 読おじさんとお客さんの気持ちを想像し 自分 がじんざに言いたいことを考えながら読んで いる ワークシート 発言 まとめる 分 6 学習のまとめをする 7 次時の学習内容を知る 感想をじんざへの手紙にまとめることを確かめる わかったことや感想を発表させる

3 板書計画サーカスのライオン人物の気持ちと変化を考えながらみ 感想を伝え合おう サーカスのおしまいの日の人物の気持ちをそうぞうしよう ひとり五つの火の輪いっしょうけんめい手をたたいたライオンはいない