<4D F736F F F696E74202D B6389EF82D682CC90E096BE8E9197BF2E B8CDD8AB B83685D>

Similar documents
1. 子育て短期支援事業の概要 根拠法 子育て短期支援事業 は 児童福祉法 ( 昭和 22 年法律第 164 号 以下 法 という ) 第 6 条の 3 第 3 項に規定する市町村が実施する事業 用語の意味 児童 児童福祉法第 4 条に規定する者をいう 保護者 児童福祉法第 6 条に規定する者をいう

時期場面子ども自身の問題 乳 児 期 乳児訪問 1~2 か月訪問 乳児健診 (3~4 か月 7~8 か月 10 か月 ) 健診時に要チェック項目がある ( 体重増加が悪い 先天性の疾患がある等 ) 既往歴がある ( 硬膜下血腫 頭蓋骨骨折 ) 気持ちを苛立たせるような泣き声 あやしても泣き止まない

⑤5 地方公共団体における検証等に関する調査結果

(1) 庁内外の関係機関と密に連携を図りつつ必要に応じてひとり親家庭を訪問 1 背景ひとり親家庭からの相談窓口に寄せられる相談件数は増加傾向にある また養育に問題を抱える父母からの相談 父母や子どもが精神的に不安定であるケースに関する相談等 相談内容やその背景も複雑化してきていることから 碧南市では

スライド 1

Microsoft Word - ☆結果の概要.doc

第1章第2章第3章第4章第5章第6章第7章指標宅50 市町村要保護児童対策地域協議会実務マニュアル在て(2) 在宅支援アセスメントシートを利用する前に ここでは 在宅支援アセスメントシート ( 様式 3 P.63) を利用する前の準備として ジェノグラム ( 家族関係図 ) やエコマップの書き方等を

<4D F736F F F696E74202D E9197BF A938C8B9E93738EFC8E598AFA88E397C389EF8B638E9197BF E707074>

函館市の障がい者虐待の現状について 1 養護者による障がい者虐待についての対応状況 (1) 相談 通報対応件数および相談 通報者 函館市要援護高齢者 障がい者対策協議会 平成 30 年 2 月 7 日 1 件の事例に対し複数のものから相談 通報があった場合, それぞれの該当項目に重複して計上されるた

資料 1 ~ ケース会議会議に向けて ~ 児童生徒生徒を理解理解しよう!! ケース会議を開催する前に 児童生徒の情報を整理することはとても大切です 情報を整理する中で 児童生徒に対して あるいは支援の在り方について 新たな発見や可能性を見出すことにつながります アセスメントシートアセスメントシート

shiryou2-1_shikuchouson-survey2.docx

.T.v...ec6

横浜市育児支援家庭訪問事業実施要綱 制 定平成 17 年 5 月 20 日福子地第 126 号 最近改正平成 28 年 10 月 1 日ここ第 2713 号 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は 児童福祉法 ( 法律第 164 号 昭和 22 年 12 月 12 日 ) 第 21 条の10の2 及び養

<4D F736F F D E9197BF322D31817A8E968BC68C7689E682CC8A65985F82C982C282A282C42E646F6378>

Microsoft Word - 22™²“¸−TŠv†i‘C’³1124†j.doc

2. 身体障がいの状況 (1) 身体障がいの種別 ( 主な障がいの部位 ) 平成 28 年 6 月 30 日現在の身体障害者手帳所持者の身体障がいの種別 ( 主な障がいの部位 ) をみると 肢体不自由が 27,619 人 (53.3%) と全体の過半数を占めて最も多く 次いで 内部障がいが 15,9

02-1 目次11ポイント

Microsoft Word - 児扶法改正(Q&A)

<4D F736F F D205F335F96A28EF A28F F18D902E646F63>

Ⅰ 改正について 児童扶養手当法の改正 Q&A ( 公的年金等と合わせて受給する場合 ) Q1 今回の改正の内容を教えてください A: 今回の改正により 公的年金等 * を受給していても その額が児童扶養手当の額 より低い場合には 差額分の手当が受給できるようになります 児童扶養手当 は 離婚などに

資料1 世帯特性データのさらなる充実可能性の検討について

<4D F736F F D DE97C78CA78F418BC B28DB895F18D908F DC58F49817A2E646F63>

02世帯

4 受けられる手当 助成 児童手当 子ども課 ( ) 児童を養育している方に手当を支給することにより 家庭における生活の安定に寄与 し 次代の社会を担う児童の健やかな成長に資することを目的として支給されます * 支給対象 中学校卒業まで (15 歳の誕生日後の最初の 3 月 31 日ま

学力向上のための取り組み

<4D F736F F D AD8F6F94C5817A E682578E9F95F18D9092CA926D2E646F6378>

和光市保育の必要性の認定に関する条例施行規則 ( 制定準備資料 ) 資料 2 1 条例第 3 条第 1 項関係 ( 保育の必要性の基準 ) 市長は 小学校就学前子どものうちその保護者のいずれもが次の各号のいずれかの事由 ( 以下 保育の必要性の基準 という ) に該当するものを法第 19 条第 1

Microsoft Word - 第1章~第5章.doc

はじめての子どもが生まれる前に 赤ちゃんの世話をしたことがある割合 (25 年度と 20 年度の 比較 ) 利用ニーズ把握のための調査 ( 平成 20 年 ( 市民意識調査 ) 25 年 ( 未就学児 )) < 平成 20 年 > 無回答 2.9% < 平成 25 年 > 無回答 %

【資料3】「児童福祉法等の一部を改正する法律」の概要(7.22現在)

府立高校 <P138> 支援学校 <P138> 保健センター <P139> 支援の必要な家庭の発見 子ども 保護者 親族からの相談 登校状況などを通して支援の必要な家庭を発見 (P50 表 2-3-4) 4 割程度が保護者の相談支援を実施 (P4 図 2-1-2) ケースに対応する中での課題として

1 発達とそのメカニズム 7/21 幼児教育 保育に関する理解を深め 適切 (1) 幼児教育 保育の意義 2 幼児教育 保育の役割と機能及び現状と課題 8/21 12/15 2/13 3 幼児教育 保育と児童福祉の関係性 12/19 な環境を構成し 個々 1 幼児期にふさわしい生活 7/21 12/

( 裏 ) 5 結婚した又は未届だが共同生活 ( 事実婚 ) を始めた 結婚又は事実婚の相手の方が転入者などにより久留米市で市民税情報を確認できない場合は所得課税証明書が必要になります 婚姻した 婚姻届の提出をしていないが 共同生活 ( 事実婚 ) を始めた 婚姻日 ( 又は共同生活を始めた日 )

日本医師会男女共同参画についての男性医師の意識調査 クロス集計

児童虐待防止対策体制総合強化プラン 平成 30 年 12 月 18 日 児童虐待防止対策に関する関係府省庁連絡会議決定 1. 目的 2016 年 5 月に全会一致で成立した児童福祉法等の一部を改正する法律 ( 平成 28 年法律第 63 号 以下 平成 28 年改正法 という ) においては 子ども

からだの不自由な人たちのために

第2節 茨木市の現況

スライド 1

Microsoft Word 結果の概要(1世帯)

28. 社会的養護 児童相談所へ通告したけれど その後どうなっているのかがわからない 一時保護所に措置されたと はきいたが ある日突然クリニックに風邪を引いて受診してきた 児童相談所からのフィードバックがな いということがよくきかれる 子ども虐待対応の現状児童相談所への通告件数は増加の一途をたどって

1 調査目的 今年度策定する 津山市総合戦略 で 子どもを産み 育てやすい環境づくりに 向けた取組みを進めるにあたり 出産 子育ての現状を把握するために実施した 2 調査内容の背景と設問設定理由国では 出生率を 2.07 まで高めることで 2060 年に現状の社会構造を維持できる人口 1 億人程度を

目  次

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

障害者福祉ハンドブック

Ⅲ 各種施策及び事業の動向 第 1 妊娠 出産期から乳幼児期にかけての子育て支援 4 乳児健康診査 (1) 根拠法令等 母子保健法 厚生省児童家庭局長通知 仙台市乳児健康診査実施要領 (2) 制度の概要 事業目的 対象者 実施機関 一般健康診査 精密健康診査 乳児の心身の異常を早期に発見し, 早期に

母子1

< F2D DE97C78CA782C982A882AF82E98D82>

03 Ⅱ-2 配偶者からの暴力の被害経験

併せて 妊娠 出産 更年期など女性特有の生涯にわたる健康問題を気軽に相談できるよう 対 応を充実させる必要があります はじめての子どもが生まれる前に 赤ちゃんの世話をしたことがある割合 (25 年度と 20 年度の 比較 ) 横浜市利用ニーズ把握のための調査 ( 平成 20 年 ( 市民意識調査 )

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

要保護児童対策地域協議会の支援対象3 母子保健 子育て支援における児童福祉分野との役割分担 ~ 杉並区の要保護児童対策地域協議会の仕組み~ (1) 進行管理の役割分担杉並区では平成 24 年 6 月 児童福祉法や関係法令 通知に基づき 杉並区要保護児童対策地域協議会設置要綱を改正し 子ども家庭支援セ

保護者のみなさまへ

長野県プレスリリース 平成16年7月23日

第2章 主な回答結果一覧(3ヵ年比較)


目 次 条例の制定理由 1 条例の特徴 2 条例骨子案 4 1 前文 4 2 目的 4 3 定義 4 4 基本理念 5 5 いじめ防止基本方針 6 6 児童生徒の心構え 7 7 いじめの防止 早期発見 7 8 いじめへの対処 10 9 いじめ重大事態への対処 関係機関との連携 12 11

6 女性への暴力やセクシュアル・ハラスメントの防止

Microsoft Word - 2_調査結果概要(訂正後)

希望をかなえるまちづくり 結婚 出産 子育て 結婚 出産 子育ての希望実現 1 結婚や出産に対する支援の充実 一人ひとりが結婚や出産について諦めることなく取 り組める環境をつくることによって まちに家族を持つこ との幸せをもたらします 結婚を希望する人の未婚率の改善 結婚や妊娠 出産に関するライフプ

本文.indd

2. 調査結果 1. 回答者属性について ( 全体 )(n=690) (1) 回答者の性別 (n=690) 回答数 713 のうち 調査に協力すると回答した回答者数は 690 名 これを性別にみると となった 回答者の性別比率 (2) 回答者の年齢層 (n=6

赤ちゃんのために 出生届 生まれた日から 1 4 日以内に届け出てください 出生地 本籍地 住所地のいずれかの区市町村窓口で受け付けます 出生届 をご覧ください 帰島後訪問 出産後に帰島されたお子様の発育 栄養 生活環境 疾病予防等必要に応じて保健師が訪問し 相談を行います また 村の母子健康事業の

障害厚生年金 厚生年金に加入している間に初診日 ( 障害のもととなった病気やけがで初めて医者にかかった日 ) がある病気やけがによって 65 歳になるまでの間に 厚生年金保険法で定める障害の状態になったときに 受給要件を満たしていれば支給される年金です なお 障害厚生年金に該当する状態よりも軽い障害

PowerPoint プレゼンテーション

平成24年度 団塊の世代の意識に関する調査 日常生活に関する事項

調査結果概要 ( 旭川市の傾向 ) 健康状態等 子どもを病院に受診させなかった ( できなかった ) 経験のある人が 18.8% いる 参考 : 北海道 ( 注 ) 17.8% 経済状況 家計について, 生活のため貯金を取り崩している世帯は 13.3%, 借金をしている世帯は 7.8% となっており

1 子ども 子育て支援新制度がはじまります 子ども 子育て支援法 等の成立により すべての子どもと子育て家庭を総合的に支援していく 子ども 子育て支援新制度 が平成 27 年 4 月から全国的にスタートします 子ども 子育て支援新制度 では 幼稚園や保育所 地域の子育て支援の充実を図るとともに 認定

虐待かな? と思ったら 児童虐待対応 ハンドブック 平成 30 年 6 月 八丈町 1

資料1-1 HTLV-1母子感染対策事業における妊婦健康診査とフォローアップ等の状況について

結果のポイント ひとり親家庭になった理由 離婚 が母子家庭 88.8% 父子家庭 85.2% と最も多い 居住形態 父子家庭は自分所有の 持ち家 が 39.4% 家族所有の 持ち家 が 33.9% と 持ち家 が 70% 以上を占めているが 母子家庭は家族所有の 持ち家 が 37.1% 次いで 公営

必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲内で 3 回を上限として介護休業をすることができる ただし 有期契約従業員にあっては 申出時点において 次のいずれにも該当する者に限り 介護休業をすることができる 一入社 1 年以上であること二介護休業開始予定日から 93 日を経過する日から

< E9197BF F6F8E5982C98AD682B782E98E E7B8DF42E786477>

男女間における暴力に関する調査報告書<概要版>

障害福祉制度あらまし目次

市県民税所得課税証明書から年間所得金額を見る場合 平成 年度 ( 平成 年分 ) 市県民税所得課税証明書 住所 羽生市 134 番地 1 氏名 羽生田羽生子 所得の区分 所得金額 所得の区分 所得金額 総所得金額 330,000 所得控除金額 1,500,000 合計所得金額 330,000 課税標

別添2 乳児家庭全戸訪問事業の実施状況

都岐沙羅(つきさら)パートナーズセンター

年金.手当てp28 療育編

出産・育児調査2018~妊娠・出産・育児の各期において、女性の満足度に影響する意識や行動は異なる。多くは子どもの人数によっても違い、各期で周囲がとるべき行動は変わっていく~

ケース1 別居中の親の就労規定 (1) 事例 父は父の実家で別居中( 戸籍上は同居になっている ) ずっと求職中 母はフルタイムで就労している 離婚していなければ父母の就労状況を見るため 現在は短時間認定であり 3カ月間しか入園できないことになる 家庭相談 ( 訪問等 ) の対象になっている特別な支

使用上の留意点 リスクアセスメントシート Ver1 は 児童虐待のリスクの有無 ( 虐待認定の適否 ) や児童虐待の場合のリスク度 ( リスクランク ) のみならず 改善が必要な虐待要因 ( 該当項目 ) 等の把握のめやすとして 支援内容の策定や支援実施状況の定期的な評価等の際 ( 定例支援会議 )

くらしのおてつだいH30 本文.indd

かわごえ子育てプラン(川越市次世代育成支援対策行動計画)


平成 25 年度の県内の児童相談所が相談対応した被虐待児童の年齢構成を見ると 0~ 学齢前だけで全体の 41.6% を占めています 平成 25 年度被虐待児の年齢構成 ( 県 ) 中学生 11.9% 高校生 その他 7.1% 3 歳未満 20.3% 小学生 39.5% 3 歳 ~ 学齢前児童 21.

市町単独福祉医療費助成制度実施状況 全て ( 平成 30 年 10 月 1 日 ) 受給券の 彦根市 ( 続きあり ) 乳幼児 ( 子ども医療 ) うぐ 小学 1 年生から小学 3 年生 (9 歳到達後最初の3 月いす 31 日 ) までの者 小学 4 年生から中学

「子ども・若者の生活困窮支援のあり方に関する研究」報告書

表 1 高齢者虐待の判断件数 相談通報件数 ( 平成 26 年度対比 ) 養介護施設従事者等 ( 1) によるもの虐待判断件数相談 通報件数 ( 3) ( 4) 養護者 ( 2) によるもの虐待判断件数相談 通報件数 ( 3) ( 4) 27 年度 408 件 1,640 件 15,976 件 26

平成 24 年 10 月から 障害者虐待防止法が始まりました 法の目的は 障害者の権利及び利益の擁護です 目的 法の名称 障害者虐待の防止 障害者の養護者に対する支援等に関する法律 障害者に対する虐待が障害者の尊厳を害するものであり 障害者の自立及び社会参加にとって障害者に対する虐待を防止することが

資料 7 1 人口動態と子どもの世帯 流山市人口統計資料 (1) 総人口と年少人口の推移流山市の人口は 平成 24 年 4 月 1 日現在 166,924 人で平成 19 年から増加傾向で推移しています 人口増加に伴い 年尐人口 (15 歳未満 ) 及び年尐人口割合も上昇傾向となっています ( 人

資料 4 平成 24 年 4 月改訂 児童虐待対応マニュアル ( 関係機関用 ) 兵庫県こども家庭センター による通告書 ( 表 ) 被虐待児童通告書 平成年月日 様 機関名電話番号 学校長 園長名 ( 担当者名 ) 児童氏名 男 女 ( 歳か月 ) 学年 : 年 住所 保護者氏名 通告の理由 続柄

家政_08紀要48号_人文&社会 横組

( イ ) 従業員の配偶者であって育児休業の対象となる子の親であり 1 歳 6か月以降育児に当たる予定であった者が死亡 負傷 疾病等の事情により子を養育することが困難になった場合 6 育児休業をすることを希望する従業員は 原則として 育児休業を開始しようとする日の1か月前 (4 及び5に基づく1 歳

高齢者虐待防止対応マニュアル別冊 6 関係機関との連携 (1) 各機関の役割 市町村や地域包括支援センター等の関係機関は それぞれ対応可能な範囲があります 範囲を超えた対応は行うことができません また 事例によって関係機関の対応を依頼する場合があります 市町村が中心となるコアメンバー会議によって 大

児童扶養手当の受給資格 次のいずれかの要件に該当する児童を養育する ひとり親家庭 ( 母子家庭 父子家庭 ) の親 又は 父母に代わって児童を養育する方 ( 児童と同居し 監護し 生計を維持している祖父母など ) が受給できます なお この制度でいう 児童 とは 18 歳に達する日以後の最初の3 月

多くの大学においては 新入生のオリエンテーション時やサークルの代表者に 未成年者の飲酒の防止と イッキ飲み 等過剰飲酒の禁止に関する指導や啓発が行われています また 平成 27 年度からは 県保健所 精神保健福祉センター等が中心となり 大学生向けのアルコール健康障害や適正飲酒の知識に関する出前講座を

目次 1 目的 4P 2 運用 5P 3 妊婦 親子連絡票を用いた連携手順 6P 資料 [ 別紙 1] 気がかりな妊婦 親子管理台帳 [ 別紙 2] 妊婦 親子連絡票 ( 発信用 ) [ 別紙 3] 妊婦 親子連絡票 ( 返信用 ) [ 別紙 4] 気がかりな妊婦 親子管理台帳 ( 受信 ) [ 添

年金・手当など

整整合合 本計画は 第三次宜野湾市総合計画 ( 案 ) に則するものとして位置づけられます また 第 2 次宜野湾市男女共同参画計画 や他の関連する計画との整合性をもったものとして定めています 一方 本計画には母子の健康確保を盛り込むことが定められていることから 宜野湾市母子保健計画 は本計画に包含

構造化評価システム ssos Ver.1.14c 社会的活動の計測 1 学生 就労をしていない全日制の学生 大学生 領域 1a を計測 2 学生 勤労学生 領域 1a の欠席が 40%以上 領域 1a と 1b 両方を計測し 高い方を採用 3 その他 就労者 主婦 無業 大学院生 予備校生 高等教育

Transcription:

1. 事業の概要 児童虐待事例調査 分析事業 の概要 2 奈良県の児童虐待の現状 ~H26 年度 奈良県児童虐待事例調査 分析事業 結果報告書から ~ [ 事業の目的 ] 奈良県における児童虐待事例の現状を把握し 発生及び重症化の要因を明らかにすることにより 効果的な児童虐待防止対策に向けた重点的な取組課題を抽出する [ 検討会の組織 運営 ] 有識者からなる検討会を組織し 調査 分析に関する意見を聴取 [ 調査フロー ] 調査 1 奈良県の児童虐待の状況把握調査 調査 2 虐待事例の特徴把握と課題抽出のための調査 2. 調査 1 の概要 調査 1 [ 調査の目的 ] 平成 24 年度及び平成 25 年度に県こども家庭相談センター及び市町村が対応した児童虐待相談の事例数とその内訳を明らかにする 3 平成 24 年度 ~ 平成 25 年度に対応した児童虐待事例数は 4,045 事例 ( 事例数 ) 4 [ 調査対象 ] 平成 24 年度及び平成 25 年度に県及び市町村が対応した児童虐待相談事例 4,045 事例 [ 調査方法 ] 県及び市町村に対して 児童虐待相談として対応した児童のリスト ( 氏名 性別 虐待種別 相談経路 主な虐待者 重症度 ) の提供を依頼 リストを集計し 県及び市町村の対応が重複しているものを 1 事例にまとめる

平成 20 年と比較すると心理的虐待の割合が増加し ネグレクトが減少 5 0 歳児の割合が最も高く 次いで学齢前の児童が多い 平成 20 年度と比較するとピークに変化 6 10.0% 9.0% 8.0% H20 年度 H24 H25 年度 7.0% 6.0% 5.0% 4.0% 3.0% 2.0% 1.0% 0.0% 0 歳 1 歳 2 歳 3 歳 4 歳 5 歳 6 歳 7 歳 8 歳 9 歳 10 歳 11 歳 12 歳 13 歳 14 歳 15 歳 16 歳 17 歳 18 歳 19 歳 20 歳 軽度 の事例が最も多く 次いで 虐待の危惧あり が多い ( 事例数 ) 7 軽度 危惧あり が 7 割を占め 平成 20 年度と比較して 軽度 以下の割合が増大 8

主な虐待者は平成 20 年度と同様に 実母 が最も多いが 実父 の増加がみられる 80.0% 70.0% 60.0% 50.0% 40.0% 30.0% 24.6% 70.3% 66.9% H20 年度 H24 H25 年度 9 4. 調査 2 の概要 調査 2 [ 調査の目的 ] 児童虐待の発生及び重症化の要因を明らかにすることにより 児童虐待防止に向けた重点的な取組課題を抽出する [ 調査対象 ] 調査 1で抽出した事例 4,045 人のうち 重症度重症度が中度以上中度以上であると判定された982 事例 [ 調査方法 ] 郵送調査法 ( アンケートの発送 回収を郵送で行う方法 ) 10 20.0% 16.3% 10.0% 5.6% 3.6% 2.0% 0.8% 5.8% 4.2% 0.0% 実父実父以外の父親実母実母以外の母親その他 11 12 児童の年齢 重症度が中度以上中度以上の事例事例においても 0 歳児が最も多く 次いで 5 歳児であるである また 最重度最重度の割合割合をみるとをみると 1 歳が最も高く 次いで 0 歳が高い 100 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 児童の所属 初回対応時点におけるにおける所属所属は 小学校小学校 が最も多く 次いでいで 保育所保育所 中学校中学校 の順であるである また 13.0% は乳幼児乳幼児の未所属事例未所属事例でありであり 所属所属によるによる見守見守りがりが困難困難であるである 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 中度重度最重度

13 14 虐待種別 児童が受けたけた虐待種別虐待種別は 身体的虐待身体的虐待 が最も多く 568 事例 (57 57.8%) に認められるめられる 次いで ネグレクトネグレクト 心理的虐待心理的虐待 の順であるである 虐待種別 ( 重複パターン別 ) 身体的虐待身体的虐待のみのみ の事例事例が最も多く 次いでいで ネグレクトのみネグレクトのみ 身体的虐待身体的虐待 心理的虐待心理的虐待 の順であるである 15 16 きょうだいへの虐待 685 事例 (69 69.8%) にきょうだいがあり そのうち 584 事例 (85 85.2%) に虐待虐待またはその疑いがあるいがある 家庭の形態 292 事例 (29 29.8%) がひとり親家庭 ( 母子家庭 + 父子家庭 ) 167 事例 (17 17.0%) がステップファミリーである < 家庭の形態 > 父子家庭 父と子からなる家庭母子家庭 母と子からなる家庭ステップファミリー 子どもを持った男女の離婚 再婚によって生じてくる血縁関係のない親子関係 きょうだい関係を内包して成立している家族

17 18 子どもの要因 子どものどもの要因要因 のうちのうち 情緒情緒 行動上行動上の問題問題 が認められるめられる事例事例の割合割合が最も高く 次いで 疾病疾病 障害障害の存在存在 であるである 虐待の結果結果としてとして問題問題が生じたじた事例事例も含まれるがまれるが 子どものどもの育てにくさなどのてにくさなどの負担感負担感を抱えるえる保護者保護者へのケアにへのケアに向けたけた取り組みがみが望まれるまれる 子どもの要因 ( 情緒 行動上の問題 ) 492 事例 (50 50.1%) に子どものどもの情緒情緒 行動上行動上の問題問題があるがある 問題の内訳内訳は 不登校不登校 が最も多く 次いでいで 家出家出 夜間徘徊夜間徘徊 他者他者や物への暴力暴力 多動多動 の順であるである 19 20 子どもの要因 ( 疾病 障害の存在 ) 234 事例 (23 23.8%) に子どものどもの疾病疾病 障害障害があるがある 疾病疾病 障害障害 の内訳内訳は 発達障害発達障害 が最も多く 次いでいで 知的障害知的障害 慢性疾患 の順であるである 養育者の要因 養育者養育者の要因要因 ではでは 性格的性格的な問題問題 の割合割合が最も高く 次いでいで 子どもへの否定的否定的な感情感情 家事家事 育児能力育児能力の問題問題 であるである また の多い項目項目についてはについては よりより精度精度の高い情報収集情報収集が望まれるまれる

21 22 養育者の要因 ( 性格的な問題 ) 養育者の要因 ( 子どもへの否定的感情 態度 ) 739 事例 (75 75.3%) に養育者養育者の性格的性格的な問題問題があるがある 問題の内訳内訳は 衝動的衝動的 が最も多く 次いでいで 攻撃的攻撃的 未熟未熟 偏ったった物事物事の考え方 の順であるである 473 事例 (48 48.2%) に養育者養育者の子どもへのどもへの否定的感情否定的感情や態度態度があるがある 内訳は 態度態度の急変急変 が最も多く 次いでいで けなすけなす 疎ましいとましいと感じるじる 褒めない の順であるである 態度の急変 けなす 30.2% 29.4% 疎ましいと感じる 21.4% 褒めない 子ども嫌い 差別的扱い 無関心 その他 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 23 24 養育者の要因 ( 精神及び知的発達の問題 ) 384 事例 (39 39.1%) に養育者養育者の精神及精神及び知的発達知的発達の問題問題があるがある 問題の内訳内訳は うつうつ病 うつ うつ状態状態 が最も多く 次いでいで 人格障害人格障害 パニックパニック障害 の順であるである 養育者の要因 ( 妊娠 出産時の問題 ) 166 事例 (16 16.9%) に妊娠妊娠 出産時出産時の問題問題があるがある 問題の内訳内訳は 若年出産若年出産 が最も多く 次いでいで 母の精神疾患 望まないまない妊娠妊娠 の順であるである うつ病 うつ状態 43.2% 人格障害 11.7% パニック障害 10.4% 統合失調症 知的障害 発達障害 その他 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 若年出産 25.3% 母の精神疾患 18.7% 望まない妊娠 15.7% 母子手帳交付の遅れ 未 妊婦健診未受診飛び込み出産未婚出産の後悔その他 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0%

25 26 養育者の要因 ( 養育者の被虐待経験 ) 158 事例 (16 16.1%) で養育者養育者の被虐待経験被虐待経験が把握把握されているされている 虐待種別の内訳内訳は 心理的虐待心理的虐待 が最も多く 次いでいで 身体的虐待身体的虐待 ネグレクトネグレクト 性的虐待性的虐待 の順であるである 環境要因 環境要因のうちのうち 家族関係家族関係の問題問題 生活環境生活環境の変化変化 経済経済の問題問題 が認められためられた事例事例が高い割合割合を示しているしている 心理的虐待 38.0% あり, 16.1% 身体的虐待 34.8% なし, 12.0% ネグレクト 20.3%, 71.9% 性的虐待 3.8% 16.5% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 27 28 環境要因 ( 家族関係の問題 ) 699 事例 (71 71.2%) に家族関係家族関係の問題問題があるがある そのうち 25% 前後の事例事例で夫婦関係夫婦関係の問題問題を抱えているえている 家族の背景背景にあるにある問題問題に注意注意を払うことがうことが必要 父母の不和 27.5% 父母別居 25.8% 父母間暴力 24.6% 親子間の不和 父母と祖父母間の不和 内縁関係 きょうだい間の不和 父母いずれかの家出 子から親への暴力 きょうだい間の暴力 その他 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 環境要因 ( 生活環境の変化 ) 505 事例 (51 51.4%) に過去 1 年以内の生活環境生活環境の変化変化があるがある そのうち 父母父母の離婚離婚があったがあった事例事例は 32.3% 転居転居のあったのあった事例事例は 29. 1% 母の妊娠妊娠 出産出産のあったのあった事例事例は 24.8% である 父母の離婚 転居母の妊娠 出産父母の結婚転職 ( 父 母 ) 義父母との同居 世帯構成員の大病 大け 子どもの進学世帯構成員との死別退職 ( 父 母 ) 父母逮捕 父母別居その他 24.8% 32.3% 29.1% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0%

29 30 環境要因 ( 経済的な問題 ) 環境要因 ( 社会的サポート上の問題 ) 429 事例 (43 43.7%) に経済的経済的な問題問題があるがある そのうち 生活困窮生活困窮が認められるめられる事例事例は 45.9% 生活保護生活保護を受給受給しているしている事例は 33.1% である 294 事例 (29 29.9%) に社会的社会的サポートサポート上の問題問題があるがある そのうち 地域社会地域社会からのからの孤立孤立が認められるめられる事例事例は 49.7% 親族親族とのとの対立対立が認められるめられる事例事例は 36.1% である 生活困窮 45.9% 地域社会からの孤立 49.7% 生活保護受給 33.1% 親族との対立 36.1% 計画性欠如借金あり貸付金等の利用 親族過干渉援助機関なし その他 その他 (N=429) 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% (N=294) 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 7. 関係機関の支援及び連携 31 7. 関係機関の支援及び連携 32 連携した関係機関 最も連携連携したした割合割合の高い関係機関関係機関は学校学校で 次いでいで教育委員会教育委員会 母子保健担当機関の順であるである 連携した関係機関 ( 重症度別 ) 最重度事例ではでは 医療機関医療機関 障害福祉機関 ( 親 ) 市町村精神保健担当機関 市町村生活保護担当機関市町村生活保護担当機関 の連携連携するする割合割合が高くなるくなる またまた 母子保健担当機関 医療機関医療機関 学校学校 は最重度事例最重度事例の 3 割以上に関与関与

7. 関係機関の支援及び連携 33 7. 関係機関の支援及び連携 34 個別ケース検討会議の実施状況 母子保健サービスと各種訪問事業 51.8% の事例事例で個別個別ケーケース検討検討会議を実施実施 重度事例においてにおいて 個別個別ケーケース検討検討会議の活用の割合割合が高い 57.4% の事例事例で母子保健母子保健サーサービスビス又は児童福祉児童福祉法に基づく訪問事問事業を導入しているしている 児童児童の年齢が高くなるとくなるとの割合割合が高くなるくなる, 19.6% 中度 50.6% 29.8% 19.6% 導入あり導入なし無記入 n=591( 無記名を除外 ) なし, 28.7% あり, 51.8% 重度 最重度 44.8% 64.3% 21.1% 19.6% 15.9% 34.3% ありなし 中学生以上小学生 3% 32% 53% 46% 19% 3% 33% 11% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 乳幼児 79% 3% 9% 9% 0% 50% 100% 35 36 介入に対する養育者の反応 子どもの認識と反応 48.3% の事例事例で養育者養育者が虐待虐待を否認否認しているがしているが 16.8% の事例事例ではでは 虐待を認めてめて援助援助を求めているめている 198 事例 (20 20.2%) の児童児童が 不当不当にひどいことをされたどいことをされた と感じているじている 一方 467 事例 (48 48.3%) は でありであり 子どものどもの意思確思確認が行われていない可能可能性があるがある 227 事例 (23 23.1%) が 意思が確認できないない が そのうち 6 割ほどがどが乳幼児である

37 38 対応後の虐待状況の変化 ( 重症度別 ) 577 事例 (58 58.7%) は改善傾向改善傾向にあるにある * 改善改善 とはとは 虐待虐待が再発再発しておらずしておらず 虐待虐待が減少減少したした状態状態 でありであり 一時保護や施設入所施設入所に至ったった事例事例を含んでいるんでいる 対応後の虐待状況の変化 ( 虐待の種類別 ) ネグレクトは変化変化なしのなしの割合割合が高 Iい 39 40 虐待者と主担当機関の関係性 良好良好 やややや良好良好 の事例事例は全体全体の 60.2% 主担当機関 とは市町村と県こども家庭相談センターのうち 事例の支援に関する責任を担う機関のことである 虐待者と主たる支援機関の関係性 良好良好 やややや良好良好 の事例事例は全体全体の 67.8% 主たる支援機関 とは要対協構成機関のうち 主担当機関 以外に事例を直接支援している機関のことである 良好やや不良 やや良好不良無記入 中度 25.9% 33.8% 8.8% 5.7% 19.6% 6.2% 良好やや不良 やや良好不良無記入 中度 34.5% 33.6% 4.2% 7.7% 13.4% 6.7%, 18.7% 不良, 5.5% やや不良, 9.1% 無記入, 6.5% 良好, 27.9% やや良好, 32.3% 重度 最重度 37.0% 31.6% 5.1% 5.8% 26.8% 10.1% 15.2% 5.3% 21.1% 13.2% 13.2% 15.8% 不良, 4.3% やや不良, 8.1% 無記入, 6.9%, 12.8% やや良好, 32.5% 良好, 35.3% 重度 最重度 37.7% 36.8% 5.8% 31.2% 10.1% 9.4% 5.8% 2.6% 21.1% 13.2% 10.5% 15.8% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 0% 20% 40% 60% 80% 100%

10. 課題の整理 41 参考 42 対応の 4 つのポイント 行動主体 ( 参考 ) 虐待種別及び重症度の定義について 1 未然防止 3 発生後の対応 児童虐待の防止 ひとり親家庭親家庭へのへの支援支援の充実 子どものどもの貧困貧困や経済的経済的な困難困難を抱えるえる家庭家庭への支援支援の充実 孤立家庭への支援の充実 支援やサービスをやサービスを拒否拒否するする家庭家庭へのへの対応 家族関係の安定安定や充実充実に向けたけた支援 精神及び知的発達知的発達の問題問題を抱えるえる養育者養育者に対する理解理解と支援 育てにくいてにくい子どもをどもを養育養育するする親へのへの支援 ライフイベントにおけるリスク増大増大へのへの対応 若年妊娠 望まない妊娠への支援 特定妊婦の理解と対応 産科医療との連携 2 早期発見 養育者の成育歴上の問題の把握 母子保健担当課との連携の充実 母子保健サービスや児童福祉法に基づく訪問事業の導入に関する的確な情報収集 家庭内におけるトラブル (DV 親子不和親子不和など ) への適切適切な対応 要対協構成機関の活性化 民生 児童委員等児童委員等の地域地域の支援者支援者とのとの連携 医療機関との連携の充実 児童自身へのへの権利意識権利意識の啓発 児童に対するする虐待相談虐待相談の窓口窓口の周知徹底 アセスメントにおける情報収集の徹底 個別ケース検討会議の活用促進 障害福祉担当機関とのとの連携連携の充実 支援者と養育者養育者の関係関係づくり 子どもにどもに寄り添う支援支援の強化 定期的な支援方針支援方針の見直見直しのしの必要性 4 体制整備 県こども家庭相談センターの人員体制の整備 県と市町村市町村の役割分担役割分担の明確化 市町村の人員体制の整備 要対協調整機関のコーディネートのコーディネート機能機能の向上 的確な情報収集やアセスメントを行うための体制整備 事例のデータベースののデータベースの作成作成と運用 民間事業者とのコラボレーション 市町村 県一体となっての取組 市町村による取組 ( 要保護児童対策地域協議会 ) 県の市町村支援 県による取組 本報告書において頻出する以下の文言の定義については以下の通りとした 児童虐待の種別 身体的虐待 児童の身体に外傷が生じ 又は生じるおそれのある暴行を加えること 性的虐待 児童にわいせつな行為をすること又は児童をしてわいせつな行為をさせること ネグレクト 児童の心身の正常な発達を妨げるような著しい減食又は長時間の放置 保護者以外の同居人による虐待行為と同様の行為を放置 その他保護者としての監護を著しく怠ること 心理的虐待 児童に対する著しい暴言又は著しく拒絶的な対応 児童が同居する家庭における配偶者に対する暴力 その他の児童に著しい心理的外傷を与える言動を行うこと 児童虐待の重症度 最重度 入院が必要 頭部外傷又はそのおそれのある暴行 脱水 明らかな衰弱 首を絞める 風呂に沈める 性交を伴う性的虐待 生命にかかわる医療ネグレクト 心理的虐待による生命に関わる自傷 自殺企図重度 医療を必要とする外傷 打撲 目の外傷 火傷 幼児の打撲 性器への接触を伴う性的虐待 健康や健全発達を阻害するネグレクト中度 慢性のあざや傷痕 慢性的な生活環境不良 放置軽度 痕が残らない暴力 健康等に影響しないネグレクト虐待の危惧 虐待の事実は認められないがリスクのあるもの 橙文字 橙文字は新たに抽出された課題