屋根設計のための 標準施工マニュアル 製作年月日 2014 年 09 月 01 日改訂第 1.2 版

Similar documents
石州防災平板瓦 アルテ F 標準施エマニュアル 建築工事標準仕様に基づく施工方法の紹介 この施エマニュアルは ( 社 ) 日本建築学会が 建築の質的向と合理化を図る目的で定めた 建築工事標準仕様書 (JASS)12 屋根工事 に従って解説したものです 建築工法の多様化や意匠の個性化に伴い 屋根材に求

物に心を 屋根設計のための 標準施工マニュアル 石州丸惣洋瓦ニューセラ ECO 製作年月日 2019 年 3 月 4 日改訂第 3.2 版 物に心を

物に心を 屋根設計のための 標準施工マニュアル 石州丸惣洋瓦ニューセラ FU 製作年月日 2019 年 3 月 5 日改訂第 5.2 版 物に心を

設計壁リフォーム標準施工法外壁リフォームモエンサイディング重ね張り工法モエンサイディングモエンサイディングセンターサイディング屋根リフォームセンタールーフアルマ8-1 適用条件 8 屋根リフォームの設計 1) 適合対象建築物昭和 56 年の建築基準法新耐震基準に適合する木造建築物 昭和 56 年 5

設計162 外壁リフォーム事前調査の方法標準施工法外壁リフォームモエンサイディング重ね張り工法モエンサイディング張り替え工法モエンサイディング張り替え工法 外張り断熱センターサイディング重ね張り工法設計屋根リフォームセンタールーフ重ね葺き工法アルマ重ね葺き工法参考資8-1 適用条件 8-2 屋根リフ

目 次 項 目 頁 ウルトラ3S 瓦の愛用のしおり 1. 安全上のご注意 3. 安全施工のために 4 3. 安全作業 4. 施工後の保守管理 6. 粘土瓦の特性について 7 6. 製品概要 6-1) ウルトラ3S 瓦スーハ ー Bタイフ 8 6-) ウルトラ3S 瓦スーハ ー Aタイフ 9 6-3)

平成 27 年 7 月改訂 石州水上瓦窯元株式会社シバオ発行 ホームページ

公 表 第 30 回技能グランプリ かわらぶき 職種競技課題 Ⅰ. 競技時間 第一日目 集合時間 8:30 競技説明 8:30 競技開始 8:45 休 憩 10:15 競技再開 10:30 昼食休憩 12:00 競技再開 13:00 休 憩 14:45 競技再開 15:00 競技終了 16:45 第

瓦の葺き方については 瓦桟に加え 土葺きを併用する場合も同様の雨仕舞いと考える 屋根 桟瓦葺き ( こけら板葺き下地 ) 杉皮葺きも同様 棟は 熨斗瓦を数段重ね 南蛮漆喰等で押える 壁取合いの雨押え ( 雨蓋 ) は 板金の水切りを設けるか 又は南蛮漆喰にて止水性能の強化を図る 雨押えの板金水切りは

ご注意安全上の230 商品の選定施工基準かかる前に標準施工法施工方法納まり納まり位の納まり工法施工方法施工方法維持管理参考資料設計基準 施工に施工部材の木造下地の鉄骨下地のその他各部外張断熱装飾部材の軒天材の工事管理 9. 外張断熱工法 1 設計施工上のポイント 外張断熱工法については 住宅会社 設

第 4 編 造り手向け 設計 施工ガイドライン 第 Ⅹ 章通気下地屋根構法の設計施工要領 ( 案 )

親綱金具施工要領書 1. 製品仕様 名称親綱金具 (F-1 型 ) 親綱金具 (F-2 型 ) 適用瓦スーパートライ 110 タイプⅠ/ タイプⅢ 親綱金具 ( 形状 ) スーパートライ 110 タイプ Ⅱ/FM306/ スマート 梱包内容 (1 セット ) セットで最大

ヨドルーフハゼシリーズ標準部品設計価格 192ハセ 166ハセ 140ハセ 108ハセ 90ハセ 66ハセ 棟用フレーム 妻用フレーム 妻用金具 単独フレーム 断熱金具 音鳴り低減仕様用断熱金具 軒下面戸 換気面戸 エプロン 化粧フレーム 3,700 円 /m 2,300 円 /m 2,700 円

新規文書1

アド オオバンレール工法 株式会社アドヴァン

p表1-表4_2

                         2009,3,1

アド オーバンレール工法 株式会社アドヴァン

第28回全国建築板金競技大会

目次 1. 取り扱い時のお願い 性能試験 2-2. 雨音騒音レベル測定結果 3. 施工工具一覧表 4. 製品特徴 の仕様 5-2. 形状及び寸法 6. 標準役物 1p 2p 3p 4p 5p 6p 7p 8p 7. 新築屋根施工 7-1. 施工手順 7-2. 新築屋根

Vol.02.6 目次 1. 取り扱い時のお願い 1p 性能試験 2-2. 雨音騒音レベル測定結果 2p 3p 3. 施工工具一覧表 4p 4. 製品特徴 5p の仕様 6p 6. 標準役物 7p 7. 新築屋根施工 7-1. 施工手順 7-2. 新築屋根下地 7-3

N-00 フリーアングル ユニクロめっき N-03 S-/S- フリーアングル ステンレス N-01 フリーアングル ドブめっき S-/S- SS-/SS- N-1 N-1 N-14 アングル君ジョイント金具 ドブめっき アングル君ジョイント金具 ステンレス アングル君ジョイント金具 ユニクロめっき

G/下地処理材シーリング材t = m /テープ/その他製品一覧W 2550m SPL 1/ 45300,500, / 80300,500,1600 工法 SPL Sikaplan Sikaplan 接着剤/溶着剤絶縁シート/断熱材 SPL SPL SPL

壁リフォーム外壁リフォームサイディングサイディングサイディングセンターサイディング屋根リフォームセンタールーフアルマ設計83 外事前調査の方法標準施工法重ね張り工法張り替え工法張り替え工法 外張り断熱重ね張り工法設計重ね葺き工法重ね葺き工法参考資料6-1 標準施工法 1) 適用条件 施工上の条件 建

Vol.01 定尺横葺屋根 GM ルーフ 220 施工マニュアル

第28回全国建築板金競技大会

3-1 各部の納まり詳細図 鉄骨横張り通気金具施工 1) 基本構成図 組図 2) 主要部材一覧表 3) 基本構成図 組図 1.5 尺 6 尺 4) 主要部材一覧表 1.5 尺 6 尺 5) 土台部 6) 上下接合部 7) 左右接合部 8) 入隅部 9) 出隅部 10) 開口部 11) 軒天部 12)

JIS A9521 F JIS A9521 F 計資料 JIS A 6930 A JIS A9521 F JIS A 6930 A JIS A9521 F JIS A 6930 A JIS A9521 F JIS A 6930 A JIS A9521 F JIS A 6930 A JIS A9521

<4E584E A778D5A DC82C682DF E4B E786C73>

オークリッジスーパー施工マニュアル Installation Manual for OAKRIDGE R SUPER TM Shingles

Layout 1

L 型擁壁 (CP-WALL) 構造図 S=1/30 CP-WALL(B タイプ ) H=1900~2500 断面図 正面 背面図 製品寸法表 適用 製品名 H H1 H2 B 各部寸法 (mm) B1 B2 T1 T2 T3 T4 T5 水抜孔位置 h1 h2 参考質量 (kg) (

型番記入方法 ご注文の際は 内へ 1~ の選定項目に合った寸法や記号を記入して下さい ケース型番 UCS - - 上下カバー色パネル色コーナー R 放熱穴ゴム足 例 : 幅 140mm 高さ 4mm 奥行き 180mm で上下カバー パネルがブラック コーナー R 放熱穴無し ゴム足 S の場合 U

 

168 Series Gendai

Microsoft Word - GTフロアー標準施工要領書ver.1004.doc

aquapanelindoor_rev04_171107_fix.indd

ダモ角型鉛改修ドレン ダモ改修ドレンをモデルチェンジしました 用途によって選べるN( ノーマル )/S( 砂付 ) の2タイプを用意し 様々な防水工法に対応 また 従来品よりも更にホースが挿入しやすく ツバ部も角丸形状に改良しました より高機能な改修用鉛ドレンに生まれ変わった ダモ角型鉛改修ドレン

可能性重篤度優先度評価⑵ リスクアセスメントの目的 工事現場に潜在する労働災害の原因となる 危険性又は有害性 を特定し 負傷又は疾病の 災害の重大性 ( 重篤度 ) 及び 災害の可能性( 度合 ) からリスクを見積もり リスクのレベルを評価し レベルに応じたリスクの低減対策を講じることにより 労働災

製品紹介 クイック 2 丸穴開口でケーブル 電線管貫通 ( 片面壁 ) 片面壁 ( 強化せっこうボード 21mm 重張壁 ) にも対応しています 共住区画 ( パイプシャフト住戸 ) 丸穴貫通部に! ( パテエース ) 本体を挿入 パテを充填 本体を挿入し パテを充填するだけの簡単施工で

<8E7B8D E838A8358C495CA8E86352E786C73>

新旧品番対比表

非歩行露出ナルファルト塗膜シート絶縁工法 NWW 非歩行露出 ( 遮熱 ) ナルファルト塗膜シート絶縁工法 NWW 軽歩行露出 ( 遮熱 ) ナルファルト塗膜シート絶縁工法 NWW 高耐久露出ナルファルト塗膜シート絶縁工法 NWW 軽歩行露出

階の施工方法 1 は, スパン表に従って 支点間距離が許容範囲内となるように施工します 2 根太受け金物は 原則的に床梁用を使用します ( 図 10) 釘打ちには 必ず 金物専用の ZN 釘を使用し 横架材へ ZN65 10 本 Ⅰ 形梁へ ZN40 4 本とします 3 火打梁を省略す

プリント

L型擁壁 宅造認定 H=3 5m ハイ タッチウォール KN0202-石乱積み 透水層 止水コンクリート 敷モルタル 基礎コンクリート 土粒子止めフィルター 直高H3.0m超 最大5.0mの プレキャストL型擁壁 宅造法に基づく国土交通大臣認定取得商品です 社団法人全国宅地擁壁技術協会による工場認

グレーチン新商品1 チング字溝用OSU4 ステンレスグレーチング U 字溝用 ( 標準並目タイプ ) 適用荷重 グレー2 玄T関マット3 ピット金物4 スフ5 樹グ6 グ組レ構ー式チスンチグール多6 Uグ7 グ圧レ接ー式チスンチグール8 カ蓋9 ハフッチ10 鋳物製品69 バー式トラテンレスグレーチ

ボルト ナット 212 N N N N N N 六角ボルトW 六角ボルトM 六角ボルトW( ステンレス ) 六角ボルトM( ステンレス ) 六角ボルトW( ドブめっき ) 六角ボルトM( ドブめっき )

BM 嵌合キャップ式竪平葺き スタンディング R-OT 施工マニュアル 目次 1. 取り扱い時のお願い 1p 性能試験 2-2. 雨音騒音レベル測定結果 2p 3p 3. 施工工具一覧表 4p 4. 製品特徴 5p の仕様 6p 6. 標準役物 7p 7. 屋根施工

H1H4見開き.pdf

施工業者様用 TM-KMSP-06 ケムストップ Ⅱ ( パネル型 ) テクニカル マニュアル 目 次 1 基本構成 1-1 主要部材名称 1 ページ 1-2 納まり図 1 ページ 3 確認事項 3-1 点検 11 ページ 2 本体の取付け 2-1 取付け時の注意 3 ページ 2-2 取付けの準備

マイナス電位発生機能付 床暖房システム マイナス電位発生機能と床暖房のダブル効果でオールシーズン快適ライフ! イオン くんにしてからリラックスできる時間が増えたように感じます 家族にも笑顔が増えましたね 床暖房にしてから部屋の空気がきれいになりました 何よりも家族みんなの健康が一番だね

1311 N SM

ケース以下 単発送時の 防火認定 0分準耐火構造認定下記と指定軒天を組み合わせて使用する必要があり 指定軒天の種類により 認定号が変わります 0 外装工事部 繊維混入けい酸カルシウム板 厚 対応 大臣認定号 QF00RS-00 指定軒天 スラグせっこう板 厚 対応 大臣認定号 QF00RS-0 適

標準施工法エン納まり詳細図納まり詳細図外張りウォールアスファルトシングル 4 外張り断熱工法 の安全性と品質を確保するために 外張り断熱工法のニチハ施工基準を設定しております 外張り断熱工法の外壁部分を安全に施工していただくための基準です 対象は ( 横桟 ) 防水紙 胴縁 の施工に関する外壁部分に

NX 機種別梱包明細表 (44) 品番が白抜番号の部材には 製造番号が押してあります NX-08DL-2 型 一般型 多雪地型共通 182.3kg(18 梱包 ) 豪雪地型 185.1kg(20 梱包 ) H H 品番部 品 名数 品番部 品 名数 部 品 箱 1 11 柱

フ ク ビ

リファーナ

を 0.1% から 0.5% 1.0% 1.5% 2.0% まで増大する正負交番繰り返し それぞれ 3 回の加力サイクルとした 加力図および加力サイクルは図に示すとおりである その荷重 - 変位曲線結果を図 4a から 4c に示す R6-1,2,3 は歪度が 1.0% までは安定した履歴を示した

2カタログゼンブALL DETA修正のコピー

1 サイズ選定 2 板厚選定 50~00mm 3 4 隅取付穴指定 コーナー R 指定 納 期 50~00mm 50~00 00~ 記号 金額 5 記号 板厚 N 記号 サイズ 金額

<4D F736F F D208E9197BF A082C68E7B8D A815B82CC8D5C91A28AEE8F C4816A2E646F63>

< F2D E7B8D FC90B3816A2E>

roofing_guide.pdf

目次 1. 適用範囲 1 2. 引用規格 1 3. 種類 1 4. 性能 2 5. 構造 2 6. 形状 寸法 3 7. 材料 3 8. 特性 4 9. 試験方法 検査 6 ( 最終ページ :11)

複合構造レポート 09 FRP 部材の接合および鋼と FRP の接着接合に関する先端技術 目次 第 1 部 FRP 部材接合の設計思想と強度評価 第 1 章 FRP 構造物の接合部 FRP 材料 FRP 構造物における各種接合方法の分類と典型的な部位 接合方法

アルミ定尺板 1 (A1050P) A1050P H24 / H112 寸 生地在庫品法mm B2 アルマイト在庫品 板 厚mm 生地 B2 アルマイト 1 枚の質量 (kg/ 枚 ) 生地 B2 アルマイト 1 枚の質量 (k

同梱部品一覧 TYPE-8 壁固定方式の場合 オプション エンドキャップ 標準仕様 ジョイントセット ジョイント 連結カバーセット 連結カバー 出荷時はに下穴加工済ですが 切り詰めによる切断加工を行った場合は改めて下穴加工を施してください 取付裏板 エンド装飾 A セット 図を参考にと壁固定金具を組

ブレースの配置と耐力

グレーチン新商品1 チング字溝用OSF4 ステンレスグレーチング集水桝用 ( 標準並目タイプ ) 適用荷重 グレー2 玄T関マット3 ピット金物4 スフ5 樹グ6 グ組レ構ー式チスンチグール多6 Uグ7 グ圧レ接ー式チスンチグール8 カ蓋9 ハフッチ10 鋳物製品49 バー式トラテンレスグレーチン脂

強化 LVL 接合板および接合ピンを用いた木質構造フレームの開発 奈良県森林技術センター中田欣作 1. はじめに集成材を用いた木質構造で一般的に用いられている金物の代わりに スギ材単板を積層熱圧した強化 LVL を接合部材として用いる接合方法を開発した この接合方法では 集成材と接合板である強化 L

ウィンドブリック施工要領書 2018 年 7 月

説明書 ( 耐震性 ) 在来木造一戸建て用 ( 第二面 ) 基礎根入れ深さ深さ ( mm ) 住宅工事仕様書 適 基礎の 立上り部分 高さ ( mm ) 厚さ ( mm ) 基礎伏図 不適 各部寸法底盤の寸法厚さ ( mm ) 幅 ( mm ) 基礎詳細図 基礎の配筋主筋 ( 径 mm ) 矩計図

<819A95CA955C2E786C736D>

Taro-101 サッシ施工(H17改正)

Microsoft PowerPoint - カタログVol5.pptx

Microsoft Word - バックアンカーCP工法(改修)設計施工マニュアル



Microsoft Word - UA_ηA計算補助資料

1


事前調査の方法参考資19 外壁リフォームの設計標準施工法標準施工法標準施工法リフォーム工法部分へのリフォーム工法外壁リフォームニチハMARCシステム11 適用条件 3) 適合地域 建築地域条件高さ (m) 13m 超料木胴縁工法RC造タイル外壁への施工高さ13mを超える1 外壁リフォームの設計 1)

屋根 北米における屋根の防湿設計 資源としての有効性 あるいは床 壁 屋根の高性能な建築システムとして エンジニアードウッド製品を広く使うことが今日の価値ある木造住宅とされています エンジニアードウッド製品は 過去数十年にわたって用いられており 耐久性のある大変に優れた建材としての木材が有している構

スライド 1

< F31312D926E88E68E DAA8EBA82CC834A8145>

Innovation 品質と部材について カイテキをカタチに to create comfort 開発 心地よい住まいを創出するためにさまざまな努力と工夫を重ねています 住宅はお客様が大切な時間を過ごすための 究極の人生のインフラ です 笑顔溢れる日々の営みを支える住宅設備の理想像を 弊社は常に追い

第28回全国建築板金競技大会

A:構造計算・確認申請等

FT-R形異形管カタログ

<315FB1DDB6B088EA94CA D43292E6A7763>

™¹ficŒ«“O1

Microsoft Word - 建築研究資料143-1章以外

<8D488E968B4C985E8F9195CA8E86342E786C73>

図面リスト 位 図面番号 図面 位 図面番号 図面 P0A_01R 壁廻り ( 一般 ) 縦断面詳細図 壁廻り P0A_02R 壁廻り ( 一般 ) 縦断面詳細図 P0A_03R 壁廻り ( 一般 ) 縦断面詳細図 P0A_04AR 壁廻り ( 一般 ) P0A_04BR 壁廻り ( 一般 ) P0

L 型擁壁 (CP-WALL) 構造図 S=1/30 CP-WALL(C タイプ ) H=600~700 断面図 正面 背面図 H T1 T2 T4 T3 T4 H2 H1 100 B1 B2 T5 H 連結穴 M16 背面 水抜孔 φ75 正面 水抜孔 φ90 h1 h2 製品寸法表

H1-4_1504.ai

印刷(標準品 )

データ 単品発送時の運賃 笠木換気材 22 品 発泡体 7 5 CV- N01F - L18 番 色 柄 長 さ 材 質 22 基礎工事部材 22 梱 包 正 価 ブラック 1,820mm ガルバリウム鋼板 高耐食仕様 厚さ 0.35mm 発泡体 EPDM 6本/ケース 65 出隅 入隅 ジョイント

技術基準改訂による付着検討・付着割裂破壊検討の取り扱いについてわかりやすく解説

Transcription:

屋根設計のための 標準施工マニュアル 製作年月日 2014 年 09 月 01 日改訂第 1.2 版

石州丸惣和瓦 レインシャット 標準施エマニュアル 建築工事標準仕様に基づく施工方法の紹介 この施エマニュアルは ( 社 ) 日本建築学会が 建築の質的向と合理化を図る目的で定めた 建築工事標準仕様書 (JASS)12 屋根工事 に従って解説したものです 建築工法の多様化や意匠の個性化に伴い 屋根材に求められ性能 機能 意匠 施工等もまた多様化してまいりました こうした市場環境下にあって石州瓦をより多くの消費者に理解していただき より安全でより快適な住まいづくりのお役に立てばと考え この施工マニュアルを作成いたしました 屋根施工業 工務店 設計事務所の方々の参考になれば幸いです 改訂履歴 2011 年 11 月 01 日改訂第 1 版 2012 年 06 月 01 日改訂第 1.1 版軒の出 75 65 に変更瓦断面形状を RS 仕様に変更 2014 年 09 月 01 日改訂第 1.2 版 ルーフテープをに名称変更 C O N T E N T S 1. 製品概要 2. 瓦の形状 3. 躯体 割付寸法 4. 使用箇所 5. 施工用材 6. 屋根下地材 7. 瓦の留め付け 8. 施工詳細図 1 2 4 5 7 7 8 9

1. 製品概要 石州丸惣和瓦 レインシャット 低勾配用 J 形 53B 315 45 25 225 295 40 製品概要 物性概要 寸 法 長さ幅働き長さ 295mm(±4mm) 315mm(±4mm) 225mm(±4mm) 項目曲げ破壊強度 試験結果 平均 2,800N 以上 試験方法 葺き枚数重量使用可能勾配 働き幅 mm(±4mm) 16 枚 / m2 53 枚 / 坪 2.8kg/ 枚 45kg/ m2 150kg/ 坪 2.5 寸以上 吸水率凍害試験耐薬品性能 平均 5% 以下 25 回の繰り返しで異常なし 異常なし JIS A 5208 に準ずる 上記製品性能値は試験結果であり 保証値ではありません 平成 22 年度島根県産業技術センター試験データに基づく年間平均値です 標準屋根勾配 勾配流れ長さ 6M 8M 10M 12M 14M 16M 18M 20M 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 5.5 6.0 10 この性能値は保証値ではありません 実際の施工時には 地域や建築物の種類等を考慮し下地に注意して下さい 1

2. 瓦の形状 石州丸惣和瓦 レインシャット 低勾配用 J 形 53B 桟瓦類 RS 桟瓦 RS 輪型雪止 RS 七分桟瓦 RS 平瓦 RS 七分平瓦 245 RS 万十袖瓦 ( 右 ) RS 万十袖瓦 ( 左 ) RS 万十角瓦 ( 右 ) RS 万十角瓦 ( 左 ) RS 万十大袖 RS 万十小袖 RS 面戸付大角 RS 面戸付小角 315 235 315 RS 面戸付唐草 RS 面戸付唐草 RS 七分面戸付唐草 RS 面戸付七分唐草 245 2

石州丸惣和瓦 レインシャット 低勾配用 J 形 53B 桟瓦類 棟巴 切巴 隅巴 沓巴 カエズ棟鬼 カエズ隅鬼 カエズ据鬼 カエズ又須山 カエズ須山 カエズ切据 5 寸 6 寸 7 寸 8 寸 5 寸 6 寸 7 寸 8 寸 5 寸 6 寸 7 寸 8 寸 棟鬼コズチ隅鬼コズチ据鬼コズチ 又須山 4 寸 5 寸 6 寸 7 寸 8 寸 須山 5 寸 6 寸 7 寸 8 寸 切据 5 寸 6 寸 7 寸 8 寸 角桟雁振瓦 紐付き雁振 角桟雁振瓦両桟 雁振目板 丸桟垂付雁振瓦 丸桟小雁振 紐丸 5 寸 6 寸 7 寸 紐丸両桟 紐丸目板 5 寸 6 寸 7 寸 素丸 5 寸 6 寸 7 寸 片面のし 大のし 小のし 大幅のし 七分のし 3

3. 躯体 割付け寸法 S=1/10 桁行き方向 235 315 36 15 (-15)+x 桟瓦の枚数 +(-15) 15 桁行き方向の葺き幅は±4mmの範囲で現場にあわせ調整してください は タル木ピッチ (455mm 以下 ) で割付けて下さい S=1/10 流れ方向 36 4.5 10 225 225 225 225 225 295 225 225 225 225 225 20 65 215 流れの寸法は 利足 (225mm) の枚数を基準に割付けて下さい 軒先瓦の出を65mmとし 軒先先端より215mmを第 1 瓦桟の位置として 順次利足の寸法で瓦桟を設置して下さい 流れの勾配は4 寸以上とします 4

4. 使用箇所 切妻屋根 大棟 5 寸紐丸 5 寸紐丸 3 段積 RS 万十角瓦 ( 左 ) 棟巴 RS 万十袖瓦 ( 左 ) カエズ又須山 (6 寸 ) RS 面戸付唐草 RS 万十袖瓦 ( 右 ) RS 万十角瓦 ( 右 ) 寄棟屋根 隅棟 5 寸紐丸 5 寸紐丸 カエズ据鬼 3 段積 RS 面戸付唐草 カエズ隅鬼 6 寸 隅巴 5

切妻屋根 角桟雁振 大棟 角桟雁振 3 段積 片面のし 2 段積 棟鬼 7 寸コヅチ 棟巴 RS 万十角瓦 ( 左 ) 片面のし RS 万十袖瓦 ( 左 ) 片面のし RS 面戸付唐草 RS 万十袖瓦 ( 右 ) 寄棟屋根 RS 万十角瓦 ( 右 ) 角桟雁振 隅棟 角桟雁振 3 段積 片面のし 2 段積 据鬼 7 寸コヅチ 1 段積 七分のし 2 段積 大幅のし 大幅のし RS 面戸付唐草 隅鬼 6 寸コヅチ 隅巴 6

5. 施工用材 釘 桟瓦用 / ステンレススクリュー釘 65mm 棟瓦用 / パッキン付ステンレスネジ 75mm 瓦桟木用 / ステンレス連結釘 45mm パッキン付ステンレスネジ 棟金物 棟一番自在型 ( 推奨 ) 下葺材 ゴムアス系ルーフィング ( 推奨 ) ステンレススクリュー釘 瓦桟木 葺土 モルタル 流し桟 軒先 捨水切 ( ) 材質 / 針葉樹 Ⅱ 類以上の良質なもの 寸法 /15 30mm 葺土 / なんばんしっくい モルタル 瓦横桟木の下にご使用ください 寸法 3 20 50M 捨水切を必ずご使用ください 棟金具 ( 棟一番自在型 ) 6. 屋根下葺材 下地材は 軒先より横方向に順次上り方向に敷いて行きます 流れ方向の重なり (A) は 100mm 以上とし つなぎ目 (B) は 200mm 以上にします 壁との取合部は 300mm 以上立ち上げる 谷 陸棟 隅棟部分は二重張りとする 留付けは 300mm 間隔にたるみのないように留付ける ゴムアス系ルーフィング (B) 200mm 以上 300mm 以上 (A) 100mm 以上 300mm 以上 陸棟部 陸棟芯 300mm 以上重ねる 300mm 以上重ねる 鼻隠し 破風板 100mm 以上 200mm 以上 谷部 ルーフィングを 2 重張りにする 谷芯 200mm 以上 200mm 以上 隅棟部 隅棟芯 ルーフィングを 2 重張りにする 200mm 以上 200mm 以上 7

7. 瓦の留め付け 桟瓦及び瓦桟木 当製品は施工ガイドラインの中で組み合わせ葺き工法に該当します平部桟瓦 : 全数留め付け1 本 /1 枚軒瓦 : 全数留め付け2 本 /1 枚ステンレス7 形釘補強雪止瓦 : 全数留め付け2 本 /1 枚 雪止瓦 ( 千鳥葺 ) ステンレススクリュー釘 L=65mm (2 本 /1 枚 ) 瓦桟木固定ステンレスリング釘 L=45mm ( 垂木 ) ごとに固定してください 瓦桟 15x30 平部ステンレススクリュー釘 L=65mm (1 本 /1 枚左穴に固定 ) 軒先部ステンレススクリュー釘 L=65mm (2 本 /1 枚 ) ステンレス7 形釘 2.7φL=75 (1 本 /1 枚 ) 瓦座 36x90 袖瓦 袖瓦 : 全数留め付け2 本 /1 枚角瓦 : 全数留め付け2 本 /1 枚 パッキン付ビス補強パッキン付ビス補強 パッキン付ステンレスネジ L=75mm RS 万十袖瓦 ( 左 ) ステンレススクリュー釘 L=65mm (2 本 /1 枚 ) RS 万十袖瓦 ( 右 ) ステンレススクリュー釘 L=65mm (2 本 /1 枚 ) パッキン付ステンレスネジ L=75mm RS 万十角瓦 ( 左 ) ステンレススクリュー釘 L=65mm (2 本 /1 枚 ) RS 万十角瓦 ( 右 ) ステンレス スクリュー釘 L=65mm (2 本 /1 枚 ) パッキン付ステンレスネジ L=75mm ステンレス 7 形釘 L=75 mm (1 本 /1 枚 ) 8

8. 施工詳細図 軒先の納まり S=1/10 eスクリング釘瓦桟木 15 30 以上 #12 65mm ステンレス7 形釘 RS 桟瓦 225 225 225 RS 面戸付唐草 36 軒先水切瓦座 36 90 鼻隠 65 215 225 225 軒先の桟瓦の出は 軒先先端から 65mm を標準とします 軒先の桟瓦が垂れない様 瓦座の高さを 36mm とします 軒先の桟瓦は 釘打にてステンレススクリュー釘 L=65mm 及び 7 形釘で必ず固定して下さい 9

ケラバ ( 左 ) の納まり S=1/10 235 登り淀 36 60 10 RS 万十袖瓦 ( 左 ) 瓦桟木 15 30 以上 ケラバ ( 右 ) の納まり 315 RS 万十袖瓦 ( 右 ) 瓦桟木 15 30 以上 登り淀 36 60 10 36 36 破風板 破風板 10

棟の納まり S=1/10 カエズ 3 段の場合 パッキン付ステンレスネジ 125mm カエズ6 寸棟鬼 5 寸紐丸3 段積 150 棟木 42x42 76 棟一番自在型 ( 自在受け F90) なんばん 瓦桟木 15x30 225 225 棟木 隅棟の納まり カエズ 3 段の場合 パッキン付ステンレスビス 125mm 棟木 42x42 棟一番自在型 ( 自在受けF90) なんばん ( シルガード ) 150 5 寸紐丸 65 3 段 95 隅棟木 11

棟の納まり コヅチ 3 段片面のし 2 段の場合 S=1/10 なんばん ( シルガード ) パッキン付ステンレスビス L=50mm 棟鬼 7 寸コヅチ角桟雁振 3 段 片面のし 2 段 240 240 棟木 43 43 68 棟一番自在型 ( 自在受けF90) +M10 寸切ボルト 225 棟木 225 隅棟の納まり コヅチ 1 段大幅のし 2 段の場合 パッキン付ステンレスビス L=50mm 角桟雁振隅棟 6 寸コヅチ 1 段積 大幅のし 2 段積 なんばん ( シルガード ) 155 240 棟木 43x30 68 棟一番自在型 ( 自在受け F150) 隅棟木 12

壁際 ( 流れ方向 ) の納まり S=1/10 ルーフィング増貼リmm以上かつ雨押え板金上端より50mm以上 外壁 50 75 瓦桟 15 30 雨押水切鋼板 0.35mm 貫板 18 90 375 180 瓦 2 段なんばん ( シルガード ) 瓦桟木 15 30 以上 110 捨水切 壁際 ( 水平方向 ) の納まり ルーフィング増貼リmm以上かつ雨押え板金上端より50mm以上 外壁雨押水切鋼板 0.35mm 以上貫板 18 90 瓦 2 段なんばん ( シルガード ) 50 348 瓦桟木 15 30 以上 225 225 13

大谷の納まり S=1/10 谷樋鋼板 0.3mm 以上 流れが 6m を越える場合 180 75 150 75 瓦桟木 15 30 以上 瓦桟木 15 30 以上 谷面戸 EPDM 片面接着 150 150 谷木 谷樋は 鋼板 0.3mm 以上を使用して下さい 谷樋のカットした桟瓦は 必ず銅線または谷兼用クリップ等で十分に固定して下さい ルーフィング 2 重張りをして下さい 谷樋のジョイント部は 100mm 以上重ね合わせてシーリングをして下さい 14

製造 販売元 2012/06/01