Panasonic IR Day 2012 グローバルコンシューマーマーケティング部門事業戦略 2012 年 5 月 23 日パナソニック株式会社グローバルコンシューマーマーケティング部門部門長宮田賀生 目次 2 1.GCM 部門概要 2.2012 年度計画 3.2012 年度取組み 1
関連事業ニュファクチャリング目次 3 1.GCM 部門概要 2.2012 年度計画 3.2012 年度取組み 新グループ体制の枠組み 4 マーケティンク 販売 サーヒ ス 開発 製造 事業分野 (BtoC) グローバルコンシューマーマーケティング部門 (GCM) システムAVCネットワークス社アプライアンス社コミュニケーションズ社コンシューマーグローバル & グループ (G&G) 本社エソリューション事業分野 (BtoB) ヘルスケア社コソリューションズ社ソリューションズ社マデバイス事業分野 (BtoB) オートモーティブシステムズ社デバイス社エナジー社 2
GCM 部門の概要 2012 年 3 月末人員 : 約 15,000 名 ( 日本 7,000 名 海外 8,000 名 ) 5 機能 グローバル戦略 地域戦略 / 販社支援 国別戦略 顧客接点 エンドユーザー 流通顧客客グローバルリージョナルローカル 地域マーケティング会社 販売会社 GCM 部門 AVC マーケティンク 本部 (AVM 本部 ) アフ ライアンスマーケティンク 本部 (APM 本部 ) 日本 北米 欧州 中南米 CIS AVM-J APM-J PCMNA PCME PMLA PMCIS 日本 米国 カナダ 英国 ドイツ他 ブラジル他 ロシア ウクライナ CS 本部 中近東アフリカ アシ ア大洋州 PMMAF PCMAP ドバイ マレーシア他 中国 PCMCN GCM 部門のミッション 6 ミッション チャレンジャーとして 世界中のお客様の生活を Innovate する -Consumer Solutions の追求 - GCM の役割 市場視点からの 商品企画の強化 と PULL 戦略 を核とするマーケティンク 戦略の推進により ク ローハ ルコンシューマー事業の成長を実現する 目標トップランナー トップブランドになる ( 金額占有率 1 位 /2 位 ) 3 つの価値 Open Fair Bold TEAM PANASONIC グローバルワンマーケティング戦略のパワー 3
目次 7 1.GCM 部門概要 2.2012 年度計画 3.2012 年度取組み 市場動向 8 日本米国欧州ブラジルインド中国 GDP 業界成長率 11 年推定 12 年予測 12 年予測 12 年予測 2.0% 23.1% 13.0% 2.1% 2.5% 5.0% 0.3% 10.0% 3.0% 5.2% 5.0% 6.9% 15.0% 10.0% 8.2% 9.0% 3.0% IMF 予測 2012/4/17 発表 13.0% 家電分野 ( 除く携帯 IT 関係 ) 米国 :CEA ベース当社予測 (AV 商品 ) 欧州 :GFK ベース当社予測 (EU5 CE 合計 ) ブラジル インド 中国 日本 : 当社予測 4
2012 年度販売計画 販売 :12 年度 23,850 億円 ( 前年比 100%) 前年 2 桁成長 : アジア 中南米 前年以上 : 中国 中東阿 海外比率 : 53% (11 年度 ) 55% (12 年度 ) 9 欧州 前年比 98% CIS 前年比 91% 中東阿 前年比 109% 中国 前年比 105% アジア大洋州 前年比 114% 日本 前年比 97% 北米 前年比 98% AV 商品アフ ライアンス商品 中南米 前年比 113% 2012 年度商品別販売 10 洗濯機 7% 冷蔵庫 6% アフ ライアンス 44% 小物 10% 海外 エナシ ー ライティンク 4% エアコン 17% その他 AV 6% AV 8% TV 30% DSC 12% AV 商品 56% エナシ ー ライティンク 14% 小物 17% 日本 白物その他 6% 洗濯機 7% 冷蔵庫 8% アフ ライアンス 61% TV 14% DSC 3% AV 12% その他 AV 10% エアコン 9% AV 商品 39% 5
目次 11 1.GCM 部門概要 2.2012 年度計画 3.2012 年度取組み 2012 年度成長戦略骨子 12 1 商品 : アプライアンスで伸ばす 2 市場 : 新興国で伸ばす 3 マーケティンク : PULL 戦略 強化 6
1 商品 アプライアンスで伸ばす 13 エアコンを中心にアプライアンスで増販 TV は収益を伴った付加価値販売に移行 1 商品 大型白物 TV DSC 23,840 億円 TV その他 AV DSC 商品別販売 エアコン E&L 14 エアコンを新興国攻略の尖兵とし 大型白物のグローバル展開をエコマーケティング訴求で強力に群推進 収益を伴った付加価値販売に移行ミラーレスで増販 グローバルに占有率をアップ 小物商品別販売 冷蔵庫( 内海外前年比 120%) +730 億円前年比 106% 洗濯機 E&L: エナシ ー ライティンク 太陽光他 23,850 億円 ~ 11 年度実績 ~ 12 年度計画 7
1 商品 エアコンの取組み 15 ルームエアコンを尖兵に ローカルフィット商品で新興国を攻略 大型空調の取込みにより欧米中心に販路拡大 増販 ルームエアコン 大型空調 1 商品 日本 アプライアンス エコナビ グローバル群展開 エコナビ 群訴求でダントツのエコブランド確立へ テーマ 11 年度 16 当社優位性である省エネ技術を徹底訴求 12 年度 13 年度 アジア大洋州 CIS インド 中近東 世界約 90 ヶ国約 270 機種を展開 ブラジル 中国 欧州 8
1 商品 小物家電グローバル群展開 1. 日本発 欧州発商品のグローバル展開 2. ODM 活用によるローカルフィット商品の品揃え強化 3. 群訴求強化 ビューティ 日本発グローバル展開 12 年度 11 年度 13 年度 パーツビューティ日本導入 パーツビューティグローバル展開 17 欧州発グローバル展開 メンズミラノシリーズ CIS 展開 ローカルフィット商品展開 中国 アジア VZ 商品拡充 VZ 商品連打 調理小物 欧州発グローバル展開 調理小物シリーズ展開 CIS 展開 ローカルフィット商品展開 中国 アジア ODM 活用 VZ 商品拡充 ODM 活用 VZ 商品連打 パーツビューティ : ネイルケア まつ毛カーラー ボディケア 1 商品 TV の取組み 収益優先で 家電の中核商品としてしっかり売っていく 大型化 LED 化 FHD 化 スマート化で高付加価値化 46 吋超 FHD 増販 (129%) LED 化 11 年度 12 年度 18 構成比 73 % FHD 化 PDP LED LED 2011 2012 12% 18% 11 年度 12 年度 85 % 58 % 液晶内 LED 比率 スマート TV 化 11 年度 12 年度 11 年度 12 年度 70 % 22 % 45 % 37 超 FHD 比率 スマート TV 比率 9
1 商品 事業構造を変える 19 アフ ライアンス商品比率 TV 構成比率 41%(10 年度 ) 52%(12 年度 ) 34%(10 年度 ) 22%(12 年度 ) 商品構成比率 TV 34% 26% 22% その他 AV 商品 24% 25% 25% アフ ライアンス商品 41% 49% 52% 10 年度実績 11 年度実績 12 年度計画 2 市場 新興国で伸ばす 20 中間層 地方で伸ばす ローカルフィット商品で攻める 10
2 市場 地域別販売 日米欧の落ち込みを新興国でカバー 21 23,840 億円 日 欧 米 その他 インド ブラジル 中国 ASEAN クラスター +600 億円 新 新興国 23,850 億円 ~ 新興国合計 :4,680 億円 ( 前年 115%) ~ ~ 11 年度実績 ASEAN クラスター : ベトナム インドネシア フィリピン マレーシア シンガポール タイ カンボジア ミャンマー新 新興国 : バングラディシュ スリランカ アフリカ地域 12 年度計画 2 市場 新興国で伸ばす 22 現地生産 +ODM+ 横展開による商品群陣容強化と中間層攻略 1 インド ブラジル 中国 インド エアコン 洗濯機 12 年度現地生産開始 商品陣容強化 ( 現地生産 +ODM) 地方都市部強化 全社による集中投資でものにする 中国 群商品陣容強化 内陸 2 3 級市場強化 ( 地方量販 生活館 ) ブラジル 冷蔵庫 12 年度洗濯機 13 年度現地生産開始 商品陣容強化 ( 現地生産開始 ) 2ASEANクラスター強い市場を更に強くし総合力で攻める 洗濯機 12 年度現地生産開始冷蔵庫 洗濯機開発拠点設立 ASEAN 共通商品政策 群マーケティングメコンデルタ地帯 ( カンボジア ミャンマー ) 含む 3 新 新興国早期侵攻で楔を打つ エアコン 薄型 TV で市場開拓 インドモデルの横展開 - インド周辺国 ( バングラディシュ スリランカ ) - アフリカ ( アンゴラ ケニア ナイジェリア ) 11
2 市場 ( 新興国 ) 中間層 地方で伸ばす 中間層のボトムまで捉える 23 インド ( 約 22,000 万世帯 ) 中国 ( 約 40,000 万世帯 ) 富裕層 新富裕層 ( 約 290 万世帯 ) 中間所得層 ( 約 3,000 万世帯 ) 中間層ボトム 富裕層 新富裕層 ( 約 5400 万世帯 ) 中間所得層 ( 約 9,800 万世帯 ) 中間層ボトム 今までのターゲット層 更に攻めるべき層 10 年度当社予測 10 年度当社予測 2 市場 ( 新興国 ) ローカルフィット商品で攻める (AV) 24 ローカルフィット 地創 地産 地消 現地人による生活研究 企画 開発 調達 生産 マーケティング CS LCD TV Sound for India 他社が大画面 /Hi-Endのみに展開する IPTVを32 吋 リーダー価格帯で実現 差別化ポイントは 音 & Easy IP TV 中南米オーディオ中南米でポピュラーなホームパーティに対応した大口径スピーカー搭載ハイエンドの機能を800Kペソ以下で実現 差別化ポイントは 大迫力 & クリアサウント 12
2 市場 ( 新興国 ) ローカルフィット商品で攻める ( アフ ライアンス ) 25 インドエアコン CUBE スプリットエアコンで窓用エアコンと同等価格を実現 差別化ポイントは 静音 & 省エネ 中国空気清浄機 (G10) タイマー機能 タバコ脱臭機能を 1,000 元以下の価格帯で実現 差別化ポイントは デサイン & タバコ脱臭 2 市場 ( 新興国 ) ODM 活用 ( インドの事例 ) 26 自社製 +ODM 活用による商品ラインアップ強化 エアコン 冷蔵庫 洗濯機 自社製 /RAC 自社製 /1 ドア 自社製 / 全自洗 自社製 /Cube RAC : Room Air Conditioner ODM/1 ドア ODM/ 二槽洗 13
2 市場 ( 新興国 ) ローカルフィット商品投入による増販効果 ( インドの例 ) ローカルフィット商品投入 間口拡大 商品ラインナップ全体での増販を達成 27 エアコン 前年 1.8 倍 (FY10 FY11) 自社製 CUBE 冷蔵庫 前年 2.3 倍 (FY10 FY11) ODM1 ドア 洗濯機 前年 3.6 倍 (FY10 FY11) 従来型 RAC 自社製 ODM 二槽洗 自社製全自洗 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 10 年度 11 年度間口数 2 倍 2011 年 1 月発売自社製 CUBE 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 10 年度 11 年度間口数 1.5 倍 2010 年 12 月発売 ODM 1ドア直冷 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 10 年度 11 年度間口数 1.5 倍 2011 年 5 月発売 ODM 二槽洗 2 市場 ( 新興国 ) 現地生活研究 デザイン拠点 28 現地生活研究 デザイン拠点によるローカルフィット商品の開発 デザイン開発拠点 ( 中国 マレーシア 米国 英国 ) 生活研究所 ( ブラジル インド 中国 UAE ドイツ ) 製造会社中生活研究チーム ( タイ マレーシア インドネシア フィリピン 台湾 ) 14
2 市場 ( 新興国 ) 新興国向け販売推移 29 新興国比率 (GCM 海外販売における構成比 ) 17% 20% 新 新興国 フ ラシ ル インド 115% ASEAN 中国 11 年度実績 12 年度計画 3 マーケティンク PULL 戦略 強化 海外での宣伝強化 ブランド強化 30 海外向け宣伝投入量 1.5 倍 11 年度実績 12 年度計画 15
2012 年度 V 字回復に向けて 31 市場視点の 商品企画強化 海外における PULL 戦略 強化 ドメインと密連携でグローバルマーケティング戦略を実行 加速 32 16
本プレゼンテーションには パナソニックグループの 将来予想に関する記述 (forward-looking statements) ( 米国 1933 年証券法第 27 条 Aおよび米国 1934 年証券取引所法第 21 条 Eに規定される意味を有する ) に該当する情報が記載されています 本プレゼンテーションにおける記述のうち 過去または現在の事実に関するもの以外は かかる将来予想に関する記述に該当します これら将来予想に関する記述は 現在入手可能な情報に鑑みてなされたパナソニックグループの仮定および判断に基づくものであり これには既知または未 33 知のリスクおよび不確実性ならびにその他の要因が内在しており それらの要因による影響を受けるおそれがあります かかるリスク 不確実性およびその他の要因は かかる将来予想に関する記述に明示的または黙示的に示されるパナソニックグループの将来における業績 経営結果 財務内容に関してこれらと大幅に異なる結果をもたらすおそれがあります パナソニックグループは 本プレゼンテーションの日付後において 将来予想に関する記述を更新して公表する義務を負うものではありません 投資家の皆様におかれましては 米国 1934 年証券取引所法に基づく今後の米国証券取引委員会への届出等において当社の行う開示をご参照下さい なお 上記のリスク 不確実性およびその他の要因の例としては 次のものが挙げられますが これらに限られるものではありません かかるリスク 不確実性およびその他の要因は 当社の有価証券報告書等にも記載されていますのでご参照下さい 米国 欧州 日本 中国その他のアジア諸国の経済情勢 特に個人消費および企業による設備投資の動向 多岐にわたる製品 地域市場におけるエレクトロニクス機器および部品に対する産業界や消費者の需要の変動 為替相場の変動 ( 特に円 米ドル ユーロ 人民元 アジア諸国の各通貨ならびにパナソニックグループが事業を行っている地域の通貨またはパナソニックグループの資産および負債が表記されている通貨 ) 資金調達環境の変化等により パナソニックグループの資金調達コストが増加する可能性 急速な技術革新および変わりやすい消費者嗜好に対応し 新製品を価格 技術競争の激しい市場へ遅滞なくかつ低コストで投入するパナソニックグループの能力 他企業との提携またはM&A( パナソニック電工および三洋電機の完全子会社化後の事業再編を含む ) で期待どおりの成果を上げられない可能性 パナソニックグループが他企業と提携 協調する事業の動向 多岐にわたる製品分野および地域において競争力を維持するパナソニックグループの能力 製品やサービスに関する何らかの欠陥 瑕疵等により費用負担が生じる可能性 第三者の特許その他の知的財産権を使用する上での制約 諸外国による現在および将来の貿易 通商規制 労働 生産体制への何らかの規制等 ( 直接 間接を問わない ) パナソニックグループが保有する有価証券およびその他資産の時価や有形固定資産 のれんなどの長期性資産および繰延税金資産等の評価の変動 その他会計上の方針や規制の変更 強化 地震等自然災害の発生 感染症の世界的流行 その他パナソニックグループの事業活動に混乱を与える可能性のある要素 東日本大震災が パナソニックグループの部品調達 生産 物流 個人消費を含む日本の経済情勢および海外での販売活動に与える影響 その他パナソニックグループに直接または間接に与える影響 ならびにタイで発生した洪水がパナソニックグループの部品調達 生産 その他パナソニックグループに直接または間接に与える影響 営業利益 ( 損失 ) は 日本の会計慣行に従い 売上高から売上原価 販売費及び一般管理費を控除して算出しています 米国で一般に公正妥当と認められた会計原則では 連結損益計算書においてその他の特定の費用 ( 長期性資産の評価減や構造改革費用等 ) は営業利益 ( 損失 ) に含まれます 17