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1. 試験所 校正機関の認定について 2. 製品認証について 3. 国際市場での認定の役割 ~ 国際相互承認 (MRA) について ~ 4. 認定の活用事例 目次 3

1. 試験所 校正機関の認定について 4

試験所 校正機関の認定は必要? 誰が必要とする? 試験所 校正機関 ( 輸出者 納入者 規制当局からの要求 ) 何を必要とする? 試験所 校正機関の能力の客観的な証拠 ( 第三者証明 ) 認定が無ければどうなる? 安全 安心の実現が困難になる ( かもしれない ) 海外で輸入を拒否される ( かもしれない ) 認定が無くても済むならよいのでは? 試験所 校正機関に 信頼性がある ことを明確に示す最も良い方法 5

試験 校正結果の信頼性の確保 認定申請 試験 校正依頼 認定機関 試験所 校正機関 顧客 認定 ( 認定証 ) 試験報告書校正証明書 認定証 認定シンホ ル 報告書 試験所 校正機関の能力を評価し 認定を与える 認定された試験所 校正機関により報告された試験 校正結果は信頼性が確保されている 6

認定に期待される効果! 認定 により 国際的なルールで 結果の信頼性 を確保! 第三者評価による試験所 校正機関の信頼性向上 < 試験所 校正機関 > 試験所 校正機関が自ら説明 証明 営業する労力を省く 専門機関活用による行政の負担削減 < 行政 > 強制法規 調達における個別技術基準等の代行機能 許認可等における判断基準を提供 ( 認定取得の有無 ) 報告書 証明書の受入れによる依頼者の負担削減 < ユーザー > 試験所 校正機関の能力評価を認定にゆだねられる 試験 校正結果の利用者 ( 取引先等 ) への信頼性の説明 貿易促進 < メーカー 輸出入業者 > 国際相互承認の活用により 二重試験 二重検査 二重認証の排除 時間短縮 輸出コストの削減 7

2. 製品認証について 8

製品認証は必要? 1 ユーザーの信頼を得るには? ユーザーは一人では弱い ユーザーはメーカーを評価できない その時間もない 2 メーカーへの信頼があればブランドで済むか? ブランドを活かした自己適合宣言 ブランドマークで ブランドで不十分なら業界団体による自主基準審査で ( 業界団体でマークを作り自主基準への適合で認証し 認証マークを付与している例は多数 ) 3 業界団体の認証は信用してもらえるのか? 例えば海外の顧客などには信用してもらえないことも 9

製品認証機関の認定は必要? 誰が必要とする? 製品認証機関 ( 認証マークの信頼性を確保するため ) 何を必要とする? 製品認証機関の能力の客観的な証拠 ( 第三者証明 ) 認定が無ければどうなる? 製品は信用されず消費者は製品を買い控える ( かもしれない ) 海外で輸入を拒否される ( かもしれない ) 安全 安心の実現が困難になる ( かもしれない ) 認定が無くても済むならよいのでは? 製品認証機関に 信頼性がある ことを明確に示す最も良い方法 10

製品認証制度 ( 認証マーク使用の例 ) 製品認証機関に対する要求事項 (ISO/IEC 17065) 製品認証機関自身のマネジメント 公平性の確保 製品の試験能力 ( 外部試験所の利用も可 ) 工場の品質管理等の審査能力 どれか一つが欠けても信頼性が確保されない! 製品認証機関 認定機関 製品試験 品質管理審査 認証マーク ユーザー 認定 製造者 試験成績書 11

製品認証に期待される効果! 認証 により 国際的なルールで 製品の信頼性 を確保! 第三者評価による市場製品の信頼性向上 < 製品認証機関 > 製造者が自ら説明 証明 営業する労力を省く 認証書の受入れによる依頼者の負担削減 < ユーザー > 自ら調査 評価する手間を省く 対象製品の利用者 ( 販売者 取引先等 ) への信頼性の説明 貿易促進 < メーカー 輸出入業者 > 国際相互承認の活用により 二重試験 二重検査 二重認証の排除 時間短縮 輸出コストの削減 12

3. 国際市場での認定の役割 ~ 国際相互承認 (MRA) について ~ 13

国内外における認定 認証を取りまく状況 製品の取引や流通がグローバル ( 製品の輸入 輸出 国際分業化 ) になり国際的に信用できる安全 安心な製品が求められている 市場のグローバル化の進展により 国際的に信用できる認証制度 マーク ( 証となるもの ) が重要となっている 認証行為の過当競争による 認証の価値の低下の危険性 透明性 公平性 独立性のある国際ルールの普及が求められている 認定の重要性が増してきている 14

海外市場に貿易障壁のある世界値段が上がってる!! この玩具は危い! コストがかさむ! 参入条件 : 規制を守っていることの信頼できる証明! 生活の質の確保 新型が買えない! 不当な技術的貿易障壁だ! これら不満を解消する目的で WTO( 世界貿易機構 ) が TBT 協定 ( 貿易の技術的障壁に関する協定 ) を締結 国際相互承認の土台に 15

試験所認定制度を利用する海外市場分野の例 出典 : 日本認定機関協議会 (JAC) 試験所認定機関連絡会 (JLAC) 試験所認定を活用しよう このような市場分野では 貿易交流のために認定試験所の結果が求められる 日本の企業は日本の試験所を利用したいが EU や米国が日本の試験結果を受け入れてくれるのか 16

認定センター (IAJapan) は 各国認定機関が参加する国際相互承認ネットワークに参加 認定センターの認定した試験所等が試験した結果 ( 試験報告書等 ) は 海外の認定試験所の試験結果と同等の扱い 国内企業の製品輸出において 輸出先からの要求性能を確認するための試験の要請に対して 国内の認定試験所の試験で対応可能 輸出先での試験は不要 ( ワンストップテスティング ) 海外試験所等を利用した場合の負担 ( 外国語での資料作成 時間 コスト等 ) を低減 国際取引を円滑化 17

認定センターが参加する国際相互承認ネットワーク ILAC IAF EA ARAC AFRAC APAC IAAC SADCA ILAC : 国際試験所認定協力機構 ( 試験 校正 検査 ) IAF : 国際認定フォーラム ( 認証 ) APAC : アジア太平洋認定協力機構 EA : 欧州認定協力機構 IAAC : 米州認定協力機構 AFRAC : アフリカ認定協力機構 SADCA : 南アフリカ認定開発協力機構 ARAC : アラブ認定協力機構 18

試験所 校正機関の国際相互承認 認定機関 認定申請 認定 ( 認定証 ) 認定証 ILAC-MRA 組合せ認定シンボル ( 国際相互承認マーク + NITE 認定センターロゴ ) 試験所 校正機関 国際的に通用! 試験 校正依頼 試験報告書校正証明書 報告書 顧客 ILAC-MRA 組合せ JNLA 認定シンボル ( 国際相互承認マーク + NITE 認定センターロゴ + JNLA 標章 ) JNLA 標章の下に付記する JNLA 000000JP は 認定試験所固有の認定番号です 19

試験所 校正機関が発行する国際 MRA 報告書 証明書 ( 試験所 ) ( 校正機関 ) ILAC-MRA 組合せ ASNITE 認定シンボル ILAC-MRA 組合せ JCSS 認定シンボル 試験報告書 校正証明書 依頼者住所品名型式 XXXXXX XXXXXX XXXXXX XXXXXX 依頼者住所品名型式 XXXXXX XXXXXX XXXXXX XXXXXX 東京都 XX 区 町 1-2-3 株式会社 試験センター所長 XXXXX 東京都 XX 区 町 1-2-3 株式会社 校正センター所長 XXXXX 20

4. 認定の活用事例 21

活用事例 1 航空機製造における高温用温度計の信頼性確保 民間航空機は極めて高い安全性が要求され 航空機 エンジン部品製造の熱処理工程において使用される高温用温度計に対しては 認証制度 NADCAP が存在し NIST ( 米国標準研究所 ) または その国の国家計量標準にトレーサブルであることが求められ 国家計量標準に相当する程度の高い計測 ( データ ) の信頼性が必要 NITE 認定センターは 高温用温度計を適切に校正する事業者を認定 JCSS 校正事業者はより確かな計測 ( データ ) を提供するとともに JCSS 校正した高温用温度計に関しては 日本の国家計量標準にトレーサブルであることが証され 航空機製造工程での利用を推進 JCSS 校正事業者 認定 2JCSS 校正 1 校正依頼 JCSS 航空機製造工程で利用する高温用温度計 JCSS 校正により NADCAP を満足する高温用温度計として利用可能 NITE 認定センター JCSS 校正証明書 NADCAP:National Aerospace and Defense Contractors Accreditation Program 航空宇宙 防衛部品製造の特殊工程管理で 全てのサプライヤーの品質を維持することを目的とした認証プログラム 22

活用事例 2 自動車の排ガス測定の信頼性確保 自動車輸出において 輸出先の排出ガス規制に対応するため 現地で校正された測定装置での計測が求められ 輸出先での排出ガス測定が負担 ( 時間 コスト等 ) NITE 認定センターは 測定装置を適切に校正する国内校正事業者を認定し ASNITE 校正事業者により校正された国内の測定装置での排出ガス測定 ( データ ) を信頼あるものとし 自動車の輸出に要する負担軽減 貿易の円滑化を推進 なお 認定センターが認定した校正事業者の校正結果は 国際相互承認により 海外で認定された校正事業者の校正結果と同等の扱い ASNITE 校正事業者 2 校正結果 1 校正依頼 ASNITE 認定 NITE 認定センター ASNIT 校正証明書 ASNITE 校正により 輸出先の排出ガス規制に対応可能 23

活用事例 3 太陽電池の発電性能の信頼性確保 太陽光発電に利用される太陽電池は 省エネ性が求められ 太陽光に対する発電性能データが重要 NITE 認定センターは 太陽電池モジュールに対する試験等を適切に実施する試験事業者を認定し ASNITE 試験事業者はより確かな発電性能 ( データ ) を提供して太陽電池の省エネ性の信頼性確保を推進 * 試験方法 : IEC 60904-1( パルス疑似太陽光による測定に限る ) 等 ASNITE 試験事業者 1 試験依頼 太陽電池モジュール 3 販売 認定 2 試験結果 ASNITE NITE 認定センター ASNITE 試験報告書 24

活用事例 4 鉄道信号システムの安全性の信頼性確保 公共交通機関である鉄道は安全が不可欠であり 鉄道信号システムに対する安全性は重要 海外ユーザーからは信頼ある安全性を要求 NITE 認定センターは 鉄道信号システムの安全性を適切に審査 評価する製品認証機関を認定し 認定事業者は国内の鉄道信号システムの安全性について確かな認証を提供して 鉄道信号システムの安全性の信頼確保 海外市場展開を推進 1 評価依頼 鉄道信号システム ASNITE 認定事業者 ( 製品認証機関 ) 3 輸出 2 評価結果 認定 NITE 認定センター ( 出典 : 日本信号株式会社 ) 信頼ある鉄道信号システムを輸出 * 安全性に関する国際規格 IEC 62425:2007 鉄道用途 - 通信 信号及び処理システム - 信号用の安全関連電子システム 等 25

活用事例 5 一般社団法人繊維評価技術協議会が提供する製品認証マーク (SEK マーク ) タオル等の繊維製品に 製品認証マークを表示する際 JNLA 試験事業者の JIS L 1902 繊維製品の抗菌性試験方法及び抗菌効果 の試験結果の活用あり 一般社団法人抗菌製品技術協議会が提供する製品認証マーク (SIAA マーク ) 抗菌性便座 キッチン用品 洗面 バス用品等に 製品認証マークを表示する際 JNLA 試験事業者の JIS Z 2801 抗菌加工製 - 抗菌性試験方法 抗菌効果 の試験結果の活用あり 26

活用事例 6 大型パワーコンディショナの信頼性確保 近年 東南アジアでは メガソーラーなどの再生可能エネルギーの導入が進んでおり 発電した電力を電力系統に接続するために必要な大型パワーコンディショナ (PCS) の市場が拡大することが見込まれている 大型 PCS の有望な市場であるタイにおいては 大型 PCS のビジネスを展開するためには タイの試験規格に基づき試験を実施した上で 現地の認証機関から認証を取得することが義務付けられている NITE 認定センターは 大型 PCS を適切に試験する国内の試験事業者を認定している タイに事業を展開する国内の PCS 製造事業者は 国内の認定試験事業者に試験を依頼することにより タイの試験事業者に依頼するための多大なコストや手間を削減することができる ASNITE NITE 認定センター 認定 ASNITE 試験事業者 ASNITE 試験報告書 27

活用事例 7 医療用ウィッグの安全性確保 医療用ウィッグ ( かつら ) は 抗がん剤投与等による脱毛症の患者のために用いられているが かぶれや皮膚アレルギーが問題視されている 関係団体である日本毛髪工業協同組合は ウィッグ製品が JIS S 9623( 医療用ウィッグ及び附属品 - 一般仕様 ) を満たした良質な物であることを確認するために Med ウィッグマーク の認証制度を運用しており その試験依頼先として JNLA 試験事業者を活用している NITE 認定センターは バッチテストについて専門医による審査体制などを整備し JNLA 試験事業者を認定している 信頼性が確認された JNLA 試験の試験結果を活用することにより 市場に流通する医療用ウィッグの安全性が確保される NITE 認定センター 認定 JNLA 試験事業者 JNLA JNLA 試験証明書 2 試験結果 ウィッグ ( かつら ) メーカー 4 マーク付与 3 マーク認証申請 日本毛髪工業協同組合 1 試験依頼 Med ウィッグマーク 28

活用事例 8 フロンガスリークディテクタの信頼性向上 フロン類は オゾン層破壊や地球温暖化の原因物質である 日本では関係法令により ビルや工場で使用される業務用空調機器のフロンガス漏えい量管理が徹底されている ガス漏えい量の測定には 特定のガスの漏えい量を検出する漏えい検知器 ( リークディテクタ ) が用いられる リークディテクタは 標準リーク という精度検査用器具を用い日常的に検出精度を点検 管理することが重要である NITE 認定センターは 標準リーク の校正を実施する JCSS 校正事業者を認定している 能力が確認された校正事業者により校正された 標準リーク を用いて適切にリークディテクタを管理することにより フロンガスの漏えい量計測の信頼性が向上し 業務用空調機器などに対するフロンガス漏えい量管理が高い信頼性の下で実施され 地球環境の保全に大きく貢献することが期待される JCSS JCSS 校正証明書 29

NITE 認定センターは 今後も試験所 校正機関 製品認証機関の認定に関するニーズを継続的に調査し それに基づいて積極的に業務展開を検討していきたいと考えております NITE 認定センターの業務に対するご意見 ご要望がありましたら 以下までご連絡下さい NITE 認定センター計画課認定企画室大髙 髙橋 Tel:03-3481-1948 Fax: 03-3481-1937 e-mail:iajapan_needs@nite.go.jp 30