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2. 改正の趣旨 背景給与所得控除 公的年金等控除から基礎控除へ 10 万円シフトすることにより 配偶者控除等の所得控除について 控除対象となる配偶者や扶養親族の適用範囲に影響を及ぼさないようにするため 各種所得控除の基準となる配偶者や扶養親族の合計所得金額が調整される 具体的には 配偶者控除 配偶

ワコープラネット/標準テンプレート

(2) 源泉分離課税制度源泉分離課税制度とは 他の所得と全く分離して 所得を支払う者 ( 銀行 証券会社等 ) がその所得の支払の際に 一定の税率で所得税を源泉徴収し それだけで所得税の納税が完結するものです 1 対象となる所得代表的なものとして 預金等の利子所得 定期積金の給付補てん金等があります

公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

上場株式等の配当等に対する課税

1: とは 居住者の配偶者でその居住者と生計を一にするもの ( 青色事業専従者等に該当する者を除く ) のうち 合計所得金額 ( 2) が 38 万円以下である者 2: 合計所得金額とは 総所得金額 ( 3) と分離短期譲渡所得 分離長期譲渡所得 申告分離課税の上場株式等に係る配当所得の金額 申告分

公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

経 [2] 証券投資信託の償還 解約等の取扱い 平成 20 年度税制改正によって 株式投資信託等の終了 一部の解約等により交付を受ける金銭の額 ( 公募株式投資信託等は全額 公募株式投資信託等以外は一定の金額 ) は 譲渡所得等に係る収入金額とみなすこととされてきました これが平成 25 年度税制改

税法実務コース 所得税 学習スケジュール 回数 学 習 テ ー マ 内 容 第 1 章 テーマ1 所得税の仕組みテーマ2 所得税額の計算テーマ3 非課税所得 所得税の仕組み 税額計算 所得税が課税されないものについて学習します テーマ1 各種所得金額の計算の概要テーマ2 利子所得テーマ3 配当所得

2018年 租税法基礎答練1回

配当所得は 他の所得と総合し 累進税率を適用して税額を計算しますが 一定の上場株式等の配当等については 他の所得と分離して税額を計算する申告分離課税を選択することができます ただし 申告分離課税を選択すると 配当控除を受けられず 確定申告をする一定の上場株式等の配当等の全てについて総合課税とするか

投資法人の資本の払戻 し直前の税務上の資本 金等の額 投資法人の資本の払戻し 直前の発行済投資口総数 投資法人の資本の払戻し総額 * 一定割合 = 投資法人の税務上の前期末純資産価額 ( 注 3) ( 小数第 3 位未満を切上げ ) ( 注 2) 譲渡収入の金額 = 資本の払戻し額 -みなし配当金額


6 課税上の取扱い日本の居住者又は日本法人である投資主及び投資法人に関する課税上の一般的な取扱いは 下記のとおりです なお 税法等の改正 税務当局等による解釈 運用の変更により 以下の内容は変更されることがあります また 個々の投資主の固有の事情によっては異なる取扱いが行われることがあります (1)

【表紙】

[Q1] 復興特別所得税の源泉徴収はいつから行う必要があるのですか 平成 25 年 1 月 1 日から平成 49 年 12 月 31 日までの間に生ずる所得について源泉所得税を徴収する際 復興特別所得税を併せて源泉徴収しなければなりません ( 復興財源確保法第 28 条 ) [Q2] 誰が復興特別所

上場株式等の譲渡益に係る課税 上場株式等の税金について 上場株式等の譲渡益に係る税率は以下の通りです 平成 25 年 1 月 1 日 ~ 平成 25 年 12 月 31 日 平成 26 年 1 月 1 日 ~ 平成 49 年 12 月 31 日 平成 50 年 1 月 1 日 ~ % (

5 事業用の車両等を売却 ( 譲渡 ) した場合の売却益 ( 譲渡益 ) 売却損 ( 譲渡損 ) については 事業所得とはならない 総合課税の譲渡所得 ( 土地 建物以外 ) の扱いになり 所有期間 (5 年超か以下か ) によって長期譲渡所得 短期譲渡所得に区分される 6 使用可能期間が1 年未満

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株式等の譲渡(特定口座の譲渡損失と配当所得等の損益通算及び翌年以後への繰越し)編

第5回基礎問題小委員会 礎5-4

所得控除 雑損控除 医療費控除 社会保険料控除等 旧生命保険料控除 旧個人年金保険料控除 ( 実質損失額 - 総所得金額等の合計額 10%) 又は ( 災害関連支出の金額 -5 万円 ) のうち いずれか多い方の金額医療費の実質負担額 -(10 万円と総所得金額等の 5% のいずれか低い金額 ) 限

特定口座一般口座株式等の譲渡 売却などが該当 ) による所得は 申告分離課税の対象となっており 原則として お客さまによる譲渡損益の計算や申告納税の手続きが必要です 特定口座には これらの事務負担を軽減する機能があります 特定口座の機能 上場株式等の譲渡損益の計算 管理を行います 特定口座内に保管す

配当所得 配当所得の金額 = 収入金額 - 元本取得のための ( 源泉徴収前 ) 借入金の利子 原則 支払い時に源泉徴収 確定申告によって精算 総合課税 申告不要あり 株式の配当 株式投資信託の収益分配金 保険会社から受け取る基金利息など 申告分離課税あり 例外 非課税株式投資信託の特別分配金 (

iii. 源泉徴収選択口座への受入れ源泉徴収ありを選択した特定口座 ( 以下 源泉徴収選択口座 といいます ) が開設されている金融商品取引業者等 ( 証券会社等 ) に対して 源泉徴収選択口座内配当等受入開始届出書 を提出することにより 上場株式等の配当等を源泉徴収選択口座に受け入れることができま

この特例は居住期間が短期間でも その家屋がその人の日常の生活状況などから 生活の本拠として居住しているものであれば適用が受けられます ただし 次のような場合には 適用はありません 1 居住用財産の特例の適用を受けるためのみの目的で入居した場合 2 自己の居住用家屋の新築期間中や改築期間中だけの仮住い

必要経費の考え方 所得の種類によって 名前は異なるが 内容としては 必要経費 にあたるものを示していると考える ( 例 ) 配当所得の場合 株式取得の借入金利子給与所得の場合 給与所得控除額雑所得 ( 公的年金 ) の場合 公的年金等控除額譲渡所得の場合 取得費用などの他 特別控除額一時所得の場合

(ⅲ) 源泉徴収選択口座への受入れ 源泉徴収ありを選択した特定口座 ( 以下 源泉徴収選択口座 といいます ) が開設されている金融商品取引業者等 ( 証券会社等 ) に対して 源泉徴収選択口座内配当等受入開始届出書 を提出することにより 上場株式等の配当等を源泉徴収選択口座に受け入れることができま

株式等の譲渡(前年からの繰越損失を譲渡所得及び配当所得等から控除)編

FX取引に係る確定申告について

申告者と配偶者の合計所得金額の入力フォーム 申告者 ( 給与の支払いを受ける人 ) の事業所得 雑所得 配当所得 不動産所得 その他の所得の収入金額と必要経費を入力して合計所得金額を計算します 申告者の合計所得金額が 900 万円を超えると 配偶者控除または配偶者特別控除の控除額が変動します 申告者

税金読本(8-5)特定口座と確定申告

e. 未成年者に係る少額上場株式等の非課税口座制度 ( ジュニア NISA) 未成年者に係る少額上場株式等の非課税口座制度に基づき 証券会社等の金融商品取引業者等に開設した未成年者口座において設定した非課税管理勘定に管理されている上場株式等 ( 平成 28 年 4 月 1 日から平成 35 年 12

[2] 株式の場合 (1) 発行会社以外に譲渡した場合株式の譲渡による譲渡所得は 上記の 不動産の場合 と同様に 譲渡収入から取得費および譲渡費用を控除した金額とされます (2) 発行会社に譲渡した場合株式を発行会社に譲渡した場合は 一定の場合を除いて 売却価格を 資本金等の払戻し と 留保利益の分

Z-64-A 簿記論〔第一問〕-解 答-

スライド 1

49 年 12 月 31 日までの間 源泉徴収される配当等の額に係るの額に対して 2.1% の税率により復興 特別が源泉徴収されます b. 出資等減少分配に係る税務個人投資主が本投資法人から受取る利益を超える金銭の分配 ( 分割型分割及び株式分配並びに組織変更による場合を除く 以下本 1において同じ

 

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投資主が受け取る配当等の額については 原則どおり配当等の額を受け取る際に20%( 所得税 )( 平成 25 年 1 月 1 日から平成 49 年 12 月 31 日までは復興特別所得税とあわせて20.42%) の税率により源泉徴収された後 総合課税の対象となります ( ロ ) 出資等減少分配に係る税

Microsoft Word - NO.2 株式の譲渡 2.docx

1 基本項目 ⑴ 所轄税務署長給与の支払者の所在地 ( 住所 ) の所轄税務署名を入力します 所轄税務署が不明な場合 国税庁ホームページ にある 税務署を検索 で郵便番号等による検索ができますので 参照してください ⑵ 給与の支払者の法人番号この欄には 申告書を受理した給

税金読本(8-5)特定口座と確定申告

税金読本(4-3)配当課税の仕組み

給与所得控除額の改正前後の比較 改正前 改正後 給与等の収入金額給与所得控除額給与等の収入金額給与所得控除額 180 万円以下 収入金額 40% 65 万円に満たない場合は 65 万円 180 万円以下 収入金額 40%-10 万円 55 万円に満たない場合は 55 万円 180 万円超 360 万

所令要綱

( ロ ) 出資等減少分配に係る税務個人投資主が本投資法人から受取る出資等減少分配 ( 所得税法第 24 条に定めるものをいいます 以下 本 ( ロ ) 出資等減少分配に係る税務 において同じです ) のうち本投資法人の税務上の資本金等の額に相当する金額を超える金額がある場合には みなし配当 ( 計

スライド 1

2 2 上場株式等 の範囲の拡大 上場株式等には 上場株式 上場投資信託の受益権 (ETF) 上場不動産投資法人の投資口 (REIT) 公募株式等証券投資信託の受益権が含まれていた 今回の租税特別措置法の改正により 発行者の情報が一般に公開され その商品内容を入手することが容易に可能な公社債を 上場


第11 源泉徴収票及び支払調書の提出

N 譲渡所得は 売却した土地や借地権 建物などの所有期間によって 長期譲渡所得 と 短期譲渡所得 に分けられ それぞれに定められた税率を乗じて税額を計算します この長期と短期の区分は 土地や借地権 建物などの場合は 売却した資産が 譲渡した年の1 月 1 日における所有期間が5 年以下のとき 短期譲

得金額から除かれているので 所得割の課税標準となる総所得金額には含まれ ないものであること 得金額から除かれているので 所得割の課税標準となる総所得金額には含まれ ないものであること ア 租税特別措置法 ( 昭和 32 年法律第 26 号 ) 第 3 条第 1 項に規定する一般利 ア 租税特別措置法

以下の表のように計算されます 総 所 得 金 額 所得控除 課税総所得金額 退職所得金額 雑 損控除額 課税退職所得金額 山林所得金額 土地等に係る事業所得等の金額 土地建物等に係る譲渡所得金額 医療費 社会保険料 小規模企業共済等掛金 生命保険料 地震保険料 配偶者 配偶者特別 課税山林所得金額

概要 平成 27 年までと平成 28 年以後の証券税制の比較 平成 27 年までは 上場株式等 と 公社債等 の税制上の取扱いが異なっています 平成 28 年以後は 金融所得課税の一体化 により 上場株式等 と 公社債等 の税制上の取扱いが統一されます 平成 27 年まで 上場株式等 上場株式 公募

配当所得の入力編

課税上の取扱い

注 1 認定住宅とは 認定長期優良住宅及び認定低炭素住宅をいう 注 2 平成 26 年 4 月から平成 29 年 12 月までの欄の金額は 認定住宅の対価の額又は費用の額に含まれる消費税等の税率が 8% 又は 10% である場合の金額であり それ以外の場合における借入限度額は 3,000 万円とする

イ税務署へ確定申告書を提出し 所得税の住宅ローン控除の適用を受けている 退職所得 山林所得がある方 所得税の平均課税の適用を受けている方は 住宅ローン控除申告書を提出することにより控除額が大きくなる場合があります 申告書を提出される方は3 月 15 日 ( 月 ) までに申告してください 申告しなけ

土地建物等の譲渡損失は 同じ年の他の土地建物等の譲渡益から差し引くことができます 差し引き後に残った譲渡益については 下記の < 計算式 2> の計算を行います なお 譲渡益から引ききれずに残ってしまった譲渡損失は 原則として 土地建物等の譲渡所得以外のその年の所得から差し引くこと ( 損益通算 )

N 譲渡所得は 売却した土地や借地権 建物などの所有期間によって 長期譲渡所得 と 短期譲渡所得 に分けられ それぞれに定められた税率を乗じて税額を計算します この長期と短期の区分は 土地や借地権 建物などの場合は 売却した資産が 譲渡した年の1 月 1 日における所有期間が5 年以下のとき 短期譲

妙高市 税に関するWEBページ

改正された事項 ( 平成 23 年 12 月 2 日公布 施行 ) 増税 減税 1. 復興増税 企業関係 法人税額の 10% を 3 年間上乗せ 法人税の臨時増税 復興特別法人税の創設 1 復興特別法人税の内容 a. 納税義務者は? 法人 ( 収益事業を行うなどの人格のない社団等及び法人課税信託の引

所得控除 基礎控除 配偶者控除などの下記の表に記載されたものをいいます それぞれ一定の要件を満たしている場合は 課税所得金額を計算する際に それぞれの控除が受けられます 個人の県民税 個人の市町村民税 12

( 注 3) その他の少額上場株式等の非課税口座制度の詳細については 証券会社等の金融商品取引業者等にお問い合わせ下さ い b. 利益を超える金銭の分配に係る税務個人投資主が本投資法人から受取る利益を超える金銭の分配 ( 平成 27 年 4 月 1 日以後開始事業年度に係る利益を超える金銭の分配につ

所得控除 基礎控除 配偶者控除などの下記の表に記載されたものをいいます それぞれ一定の要件を満たしている場合は 課税所得金額を計算する際に それぞれの控除が受けられます 個人の県民税 個人の市町村民税 12

(1) 所得階級別人員 区 分 給与所得者 所得者別内訳 雑所得者 他の区分に該当しない所得者 人人人人人人人人人 70 万円 以下 25,319 1,201 20,012 54, ,063 6, , 万円 12,048 2,039 8,935 22,

株式等の譲渡(前年からの繰越損失を譲渡所得及び配当所得から控除)編

平成16年度

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d. 少額上場株式等の非課税口座制度 ( 通称 NISA) 少額上場株式等の非課税口座制度に基づき 証券会社等の金融商品取引業者等に開設した非課税口座において設定した非課税管理勘定に管理されている上場株式等 ( 平成 26 年から平成 35 年までの 10 年間 新規投資額で毎年 100 万円を上限

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スライド 1

平成 28 年度市民税 県民税申告の手引き 申告書を提出しなければならない人平成 28 年 1 月 1 日現在 幸手市内に住所を有する人 (1 月 2 日以降に幸手市に転入した人は従前の住所地で申告を行ってください ) ただし 次に該当する人は この申告をする必要はありません 1 平成 27 年分の

平成16年度

「2 所得税及び復興特別所得税の確定申告書データをお持ちでない方」からの更正の請求書・修正申告書作成編


 

~ この操作の手引きをご利用になる前に ~ この操作の手引きでは 確定申告書の作成方法を説明しています 操作を始める前に 以下の内容をご確認ください 共通の操作の手引きの確認入力方法やデータ保存 読込方法などを説明した ( 共通 )e-tax で送信するための準備編 又は ( 共通 ) 書面提出 (

一発合格!FP 技能士 3 級完全攻略実戦問題集 年版 別冊 FP 技能士 3 級 2018 年 9 月実施試験 解答 & 解説 実技試験個人資産相談業務 ( 金融財政事情研究会 ) 問題 解答 解説 第 1 問問 1 1 1) 適切 医療費の一部負担金等の額が自己負担限度額を超える場合


13. 平成 29 年 4 月に中古住宅とその敷地を取得した場合 当該敷地の取得に係る不動産取得税の税額から 1/2 に相当する額が減額される 14. 家屋の改築により家屋の取得とみなされた場合 当該改築により増加した価格を課税標準として不動産 取得税が課税される 15. 不動産取得税は 相続 贈与

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第 11 表の 1 平成 25 年度個人の市町村民税の納税義務者等に関する調 所得割のみを納める者 納税義務者 ( 人 ) 所得割額 ( 千円 ) 給与所得者営業等所得者農業所得者その他の所得者給与所得者営業等所得者農業所得者その他の所得者 1 下 関 市

平成19年度市民税のしおり

3 ページ 4 ページ 5 ページ 5 6 ページ 7 ページ 8 ページ 8 ページ 9 ページ 10 ページ 2

PG_第3期期末配当の取扱いに関するQA

この所得税の税額表等は 平成 28 年 11 月 1 日現在の法令等に基づいて作成しています

(****) 非課税口座に設けられる勘定は 毎年 非課税管理勘定 (NISA) 又は累積投資勘定 ( つみたて NISA) のいずれかに限ります 更に 2016 年 4 月 1 日から2023 年 12 月 31 日までの期間 未成年者に係る少額上場株式等の非課税口座制度 ( 通称ジュニアNISA)

配当所得の入力編

改正案 を再開設できる 速報 平成 26 年度税制改正解説 NISA 非課税口座の再開設 非課税管理勘定の再設定非課税管理勘定の再設定 1 1NISA 非課税口座を廃止しても 翌年以降にNISA 非課税口座を再開設することが可能になります ( 図 1) 21 年単位で NISA 口座を開設する金融機

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東日本大震災により被害を受けた方の入力編

3 総合所得の種類と計算方法 ( 分離所得については市役所にお問い合わせください ) 所得の種類 事業 営農 業 等業 不 動 産 利配給雑 子当与公的年金等その他 ( 総合 ) 譲渡一時 概要農業 漁業 製造業 卸売業 小売業 サービス業その他の事業から生ずる所得建物や土地などの不動産 借地権など

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税理士講座所得税法学習者専用住民税初学者初学者短期合格コース 問題 < 解答時間 10 分 > < 所得税法知識判定テスト > 設問 1 次のうち 利子所得とならないものを選びなさい ア. 公募公社債等運用投資信託の収益の分配イ. 農林債の利子ウ. 役員が支払を受ける勤務先預け金の利子エ. 合同運用金銭信託の収益の分配 設問 2 国内発行の利子等に係る利子所得の課税方法について 次の空欄に入る語句として 適当な組み合わせを選びなさい 種類特定公社債の利子等公募公社債投資信託の収益の分配特定公社債以外の公社債の利子預貯金の利子 所得税及び復興特別所得税の源泉徴収税額収入金額 A % 課税方法 B C ア.A 15.315 B 源泉分離課税 C 申告分離課税又は申告不要イ.A 20.42 B 申告分離課税又は申告不要 C 源泉分離課税ウ.A 15.315 B 申告分離課税又は申告不要 C 源泉分離課税エ.A 15.315 B 申告分離課税 C 申告分離課税又は申告不要

設問 3 上場株式等に係る課税配当所得等の金額に対する所得税率として正しいものを次か ら選びなさい ア.10% イ.15% ウ.20% エ. 超過累進税率 設問 4 配当所得の課税方法の一つである申告不要制度につき 次の文章の空欄に入る語句 として適当な組み合わせを選びなさい (1) A の配当等については 金額の上限なしに申告不要を選択できる (2) B の配当等については その計算期間が C である場合には D 円 以下の金額につき申告不要を選択できる ア.A 上場株式等 B 非上場株式等 C 半年 D 100,000 イ.A 非上場株式等 B 上場株式等 C 1 年 D 50,000 ウ.A 上場株式等 B 非上場株式等 C 1 年 D 100,000 エ.A 非上場株式等 B 上場株式等 C 半年 D 50,000

設問 5 国内発行の株式等に係る剰余金の配当等の課税方法について 次の表の空欄に入る 語句として適当な組み合わせを選びなさい 区 分 所得税及び復興特別所得税の源泉徴収税額 金額判定 課税方法 上場株式等収入金額 A の配当等 ( 注 2) ( 注 1) C 総合課税配当計算期間非上場株式 100,000 円 以下又は収入金額 B 12 等の配当等申告不要 上記以外 総合課税 ( 注 1) 持株割合が3% 未満の場合に限る ( 注 2) 所得税及び復興特別所得税のほか 住民税 (5%) の特別徴収がある ア.A 20.42% B 15.315% C 申告分離課税又は申告不要イ.A 15.315% B 20.42% C 申告不要ウ.A 20.42% B 15.315% C 総合課税 申告分離課税又は申告不要エ.A 15.315% B 20.42% C 総合課税 申告分離課税又は申告不要

設問 6 青色申告特別控除の控除額について 次の表の空欄に入る金額として適当な組み合 わせを選びなさい < 正規の簿記の原則に従い詳細な記録をしている場合 > 不動産所得のみ 事業的規模 65 万円事業的規模以外 A 事業所得のみ 65 万円 山林所得のみ 事業的規模 B 事業的規模以外 10 万円 事業所得 + 不動産所得 事業的規模 65 万円事業的規模以外 C ア.A 10 万円 B 10 万円 C 10 万円イ.A 65 万円 B 65 万円 C 65 万円ウ.A 10 万円 B 10 万円 C 65 万円エ.A 10 万円 B 65 万円 C 65 万円

設問 7 事業専従者控除額について 次の算式の空欄に入る語句として適当な組み合わせを 選びなさい 各事業専従者につき次の (1) と (2) のいずれか少ない金額 (1) 1 居住者の配偶者である事業専従者 A 2 1 に掲げる者以外の事業専従者 B (2) その従事している事業に係る不動産所得 事業所得または山林所得の金額 ( この規定の適用前 山林所得の場合は特別控除前 ) C ア.A 86 万円 B 50 万円 C 事業専従者の数イ.A 50 万円 B 86 万円 C 事業専従者の数ウ.A 86 万円 B 50 万円 C 事業専従者の数 +1 エ.A 50 万円 B 86 万円 C 事業専従者の数 +1 設問 8 退職所得控除額について 次の表の空欄に入る金額として適当な組み合わせを選びなさい 勤続年数退職所得控除額 20 年以下 A 勤続年数 20 年超 B + C ( 勤続年数 -20 年 ) ( 注 1) 最低 D ( 注 2) 障害者になったことに直接基因して退職したと認められる場合には上記の控除額に E を加算する ア.A 40 万円 B 800 万円 C 80 万円 D 70 万円 E 100 万円 イ.A 70 万円 B 1,400 万円 C 40 万円 D 80 万円 E 100 万円 ウ.A 40 万円 B 800 万円 C 70 万円 D 100 万円 E 80 万円 エ.A 40 万円 B 800 万円 C 70 万円 D 80 万円 E 100 万円

設問 9 次のうち 雑所得となるものを選びなさい ア. 競馬 競輪の払戻金イ. 従業員の勤務先預け金の利子ウ. 保有期間 5 年超の山林の譲渡による所得エ. 還付加算金 設問 10 家内労働者等の所得計算の特例の適用を受ける場合の必要経費算入額について 次 の空欄に入る語句として適当な組み合わせを選びなさい 65 万円 - その者の給与所得の金額の計算上控除された A B 事業所得の必要経費 又は 事業所得又は雑所得の実額経費 雑所得の必要経費 ア.A 給与所得控除額 B いずれか多い方 イ.A 給与所得控除額 B いずれか少ない方 ウ.A 特定支出控除額 B いずれか多い方 エ.A 特定支出控除額 B いずれか少ない方

設問 11 次の文章の空欄に入る語句として適当な組み合わせを選びなさい 総所得金額 =( 利子所得の金額 + 配当所得の金額 + 不動産所得の金額 + 事業所得の金 額 + 給与所得の金額 + 総合 A 譲渡所得の金額 + 雑所得の金額 )+ ( 総合 B 譲渡所得の金額 + 一時所得の金額 ) C ア.A 短期 B 長期 C 1/2 イ.A 長期 B 短期 C 1/4 ウ.A 短期 B 長期 C 2 エ.A 長期 B 短期 C 1/3 設問 12 次のうち 損益通算の対象となる損失の組み合わせとして最も適当なものを選びな さい ア. 不動産所得 事業所得 山林所得又は譲渡所得の金額の計算上生じた損失イ. 不動産所得 事業所得 山林所得又は雑所得の金額の計算上生じた損失ウ. 配当所得 給与所得 一時所得又は雑所得の金額の計算上生じた損失エ. 利子所得又は退職所得の金額の計算上生じた損失

設問 13 次の場合における総所得金額として適正な金額を選びなさい 不動産所得 400,000 円給与所得 1,000,000 円 譲渡所得 ( 分離短期 )600,000 円雑所得 200,000 円 ア.400,000 円イ.600,000 円ウ.1,000,000 円エ.1,200,000 円 設問 14 次の資料に基づき 本年分の総所得金額として適切なものを選びなさい < 資料 > (1) 本年分の不動産所得の金額 1,200,000 円 ( この金額のうちには土地の取得に係る借入金の利子の金額 200,000 円が含まれている ) (2) 本年分の事業所得の金額 1,500,000 円 ( この金額のうちには建物の取得に係る借入金の利子の金額 150,000 円が含まれている ) ア.150,000 円イ.300,000 円ウ.350,000 円エ.500,000 円

設問 15 上場株式等の譲渡損失の金額の取扱いについて 次の図の空欄に入る語句として適 当な組み合わせを選びなさい 上場株式等の 譲渡損失の金額 その損失の生じた年の他 の A の譲渡益と相殺 まだ損失が残る 残った損失 ( 上場株式等に係る譲渡損失の金額 ) 損益通算後の残った損失 ( 上場株式等に係る譲渡損失の金額 ) その年分の B の計算上控除 ( 損益通算 ) 翌年以後 3 年間の C 及び B の計算上控除 ( 繰越控除 ) ア.A 一般株式等及び上場株式等 B 上場株式等に係る配当所得等の金額 C 上場株式等に係る譲渡所得等の金額イ.A 上場株式等 B 上場株式等に係る配当所得等の金額 C 上場株式等に係る譲渡所得等の金額及び一般株式等に係る譲渡所得等の金額ウ.A 上場株式等 B 上場株式等に係る配当所得等の金額 C 上場株式等に係る譲渡所得等の金額エ.A 上場株式等 B 一般株式等に係る譲渡所得等の金額 C 上場株式等に係る配当所得等の金額

設問 16 以下の資料に基づき 2019 年分の上場株式等に係る配当所得等の金額として適正なものを選びなさい < 資料 > 2018 年分の資料 (1) 甲株式 ( 非上場株式である ) の譲渡益 50,000 円 (2) 乙株式 ( 上場株式である ) の譲渡損 150,000 円 2019 年分の資料 (1) 丙株式 ( 非上場株式である ) の譲渡益 100,000 円 (2) 丁株式 ( 上場株式である ) の譲渡益 50,000 円 (3) 申告分離課税を選択した配当所得の金額 300,000 円 ア.100,000 円イ.150,000 円ウ.200,000 円エ.250,000 円 設問 17 特定口座制度における配当等に係る特例 ( 源泉徴収の特例 ) について 次の算式の 空欄に入る語句として最も適当な組み合わせを選びなさい 源泉徴収税額及び源泉徴収特別税額 上場株式等に係る譲渡損失の金額がない場合源泉徴収選択口座内配当等 A 上場株式等に係る譲渡損失の金額がある場合 ( 損益通算 ) ( 源泉徴収選択口座内配当等の額の総額 - B ) A ア.A 20.42% B 上場株式等に係る譲渡損失の金額イ.A 20.42% B 源泉徴収選択口座における上場株式等に係る譲渡損失の金額ウ.A 15.315% B 上場株式等に係る譲渡損失の金額エ.A 15.315% B 源泉徴収選択口座における上場株式等に係る譲渡損失の金額

設問 18 次のうち 雑損控除の対象資産となるものを選びなさい ア. 現金イ. 棚卸資産ウ. 事業用固定資産エ. 時価 30 万円超の宝石 設問 19 医療費控除の控除額について 次の算式の空欄に入る語句として適当な組み合わせ を選びなさい ( 医療費の額 - 保険金等 )- ( 注 ) 足切額 = ( 最高 A ) ( 注 ) 課税標準の合計額 B と C のうち いずれか少ない金額 ア.A 100,000 円 B 40% C 2,000,000 円イ.A 100,000 円 B 5% C 2,000,000 円ウ.A 2,000,000 円 B 40% C 100,000 円エ.A 2,000,000 円 B 5% C 100,000 円

設問 20 次のうち 控除額が他と異なるものを選びなさい なお 居住者の合計所得金額は 9,000,000 円以下とする ア. 配偶者控除額 ( 年令 65 才の控除対象配偶者に係るもの ) イ. 扶養控除額 ( 年令 19 才の控除対象扶養親族に係るもの ) ウ. 扶養控除額 ( 年令 17 才の控除対象扶養親族に係るもの ) エ. 基礎控除額 設問 21 次のうち 配当控除の対象となるものを選びなさい ア. 内国法人から受ける剰余金の配当で総合課税を選択したものイ. 内国法人から受ける剰余金の配当で申告分離を選択したものウ. 内国法人から受ける剰余金の配当で申告不要を選択したものエ. 外国法人から受ける剰余金の配当で総合課税を選択したもの

設問 22 措置法の特別控除の年間控除限度額について 次の表の空欄に入る金額として適当な組み合わせを選びなさい 同一規定二以上の規定居住用財産の特別控除その年を通じて A その年を収用交換等の特別控除その年を通じて B 通じて C 特定の土地等の特別控除その年を通じて 1,000 万円 ア.A 5,000 万円 B 3,000 万円 C 8,000 万円イ.A 5,000 万円 B 3,000 万円 C 5,000 万円ウ.A 3,000 万円 B 5,000 万円 C 8,000 万円エ.A 3,000 万円 B 5,000 万円 C 5,000 万円 設問 23 居住用財産を譲渡した場合の課税長期譲渡所得金額の税額軽減について 次の空欄 に入るものとして適当な組み合わせを選びなさい (1) 居住用財産の譲渡に係る課税長期譲渡所得金額 A の場合 居住用課長 B (2) 居住用財産の譲渡に係る課税長期譲渡所得金額 > A の場合 C +( 居住用課長 - A ) D ア.A 3,000 万円 B 15% C 300 万円 D 10% イ.A 6,000 万円 B 15% C 300 万円 D 10% ウ.A 3,000 万円 B 10% C 600 万円 D 15% エ.A 6,000 万円 B 10% C 600 万円 D 15%

設問 24 居住用財産を譲渡した場合の課税の特例のうち 併用して適用することができる組 み合わせを選びなさい ア. 3,000 万円特別控除 と 税額軽減 イ. 3,000 万円特別控除 と 課税の繰延べ ウ. 税額軽減 と 課税の繰延べ エ. 3,000 万円特別控除 と 税額軽減 と 課税の繰延べ 設問 25 次の資料に基づき 2019 年分の課税短期譲渡所得金額として適正なものを選びなさ い < 資料 > (1) 短期譲渡所得の金額 25,000,000 円 ( 居住用財産を譲渡したことによる金額である ) (2) 長期譲渡所得の金額 40,000,000 円 ( 収用等に伴い土地を譲渡したことによる金額である ) なお 特別控除の対象となるものはその要件をすべて満たしているものとする ア.0 円イ.5,000,000 円ウ.15,000,000 円エ.25,000,000 円