病院事業 PACS とは Picture Archiving Communication Systems の略称で日本語では 医療用画像ネットワーク管理システム と言います X 線写真や CT MRI などの医療用画像をデジタルデータとしてネットワーク上で管理するシステムのことです このシステムが導入されると フィルムの現像が無くなります そのためフィルムを持ち運んだり 保管したりということがなくなり 迅速に画像診断を行うことが出来ます 患者様の検査後の待ち時間も短縮されます もう尐し分かりやすく言うと デジタルカメラで撮影した画像を 写真にして保管するか パソコンで保管するかの違いと似ています 見たい写真を探し出したり 大量の写真を収納したりするのは 写真よりパソコンの方がラクだと思いませんか? このシステムの導入により X 線検査後の診察がパソコンを用いて行われるようになります 過去の X 線写真の検索も簡単になり 治療の効果判定や治癒の程度の観察が容易に行え 診断の質向上につながります 現在 リハビリテーション科では 365 日リハビリの開始に向け 祝日だけでなく日曜日もリハビリを提供できるよう準備しております 対象は主に 整形外科術後の入院患者様になります 入院期間中休みなくリハビリをすることで 早期離床や身体機能の向上を促し より短期間で退院できることが期待されます そのため上尾中央医科グループをはじめとした他の病院や介護老人保健施設では すでに 365 日リハビリを実施しているところもあります 本年 9 月より 365 日リハビリを稼動できるよう 新人理学療法士を増員しております 一日も早く 患者様のお役に立てるよう猛特訓中ですのでご期待ください 当院では年に 2 回 接遇研修を行っております 内容は 表情訓練 敬語の使い方 接遇ロールプレイングなど幅広く実施しています 英語の堪能な医事課スタッフが 医療英会話の研修を行うこともあります 下の写真は 外部で手話講習を受けた職員が講師となって 全職員へ伝達している様子です 職員一同 今後も接遇への意識を高め 患者様が気持よく受診して頂けるよう 努めて参ります
特集 6 月より健康診査がはじまります 健診により 生活習慣病を早期発見 予防することができます あなたやご家族のために 1 年に一度は健康診断を受けることをお奨めします 今回は大切なを中心にご説明させて頂きます 健診について ご理解の一助になれば幸いです メタボリックシンドローム検査 身長 体重 腹囲 BMI 血圧 中性脂肪 (TG) HDL- コレステロール LDL- コレステロール HbA1C 肥満 やせ 高値 : 動脈硬化の原因 脂質異常症 ( 高脂肪血症 高コレステロール血症など ) 高値 : 糖尿病 メタボリックシンドロームとは 内臓脂肪型肥満に加えて 高血糖 高血圧 脂質異常のうちいずれか 2 つ以上をあわせもった状態のことをいいます これらを併発することで 動脈硬化を進行させ 心臓病や脳卒中といった命にかかわる病気を急速に招きます メタボリックシンドロームの予防 改善には生活習慣と食生活を改善して内臓脂肪を減らす事 運動習慣を持つこと また禁煙を始める必要があります 下記の基準でメタボリック予備軍を予測することが出来ます ステップ1: 腹囲とBMIで内臓脂肪蓄積のリスクを判定します腹囲 : 男性は85cm 以上 女性は90cm 以上 (1) 腹囲 : 男性は85cm 未満 女性は90cm 未満 かつBMIが25 以上 (2) ステップ 2: 1 血糖 HbAic が 5.2% 以上または薬物治療中 2. 脂質 中性脂肪が 150mg/dl 以上または HDL が 40mg/dl 未満または薬物治療中 3. 血圧 収縮期の値が 130mmHg 以上または拡張期の値が 85mmHg 以上または薬物治療中 4. 喫煙歴あり ステップ3: ステップ1 2から対象者をグループ分けします (1) の場合 :1~4のうち 2つ以上該当で 積極的支援 1つは 動機づけ支援 を行う (2) の場合 :1~4のうち 3つ以上該当で 積極的支援 1~2つは 動機づけ支援 を行う 尿検査 尿蛋白 尿糖 陽性 : 生理的なもの腎前性 : 白血病 多発性骨髄腫 溶血性貧血など腎性 : 糸球体性腎炎 糖尿病性腎症 膠原病など腎後性 : 前立腺炎 膀胱炎 尿路結石 腫瘍など 陽性 : 糖尿病 たんぱく尿の原因としては 腎炎などの腎臓に限局した病気と 膠原病など全身の病気の一部として腎臓に障害が起きる場合があります 尿蛋白が多い人ほど 腎丌全に至る危険性が高くなります 原因によって治療法が異なりますので 正確な診断が必要になります
肝機能検査 AST(GOT) ALT(GPT) γ-gtp 高値 : 肝臓癌慢性肝炎アルコール性肝障害脂肪肝 肝臓は沈黙の臓器といわれ 障害がかなり進まないと症状が現れず 病気の発見が遅れがちな臓器です 肝臓病の多くは 健康診断などの血液検査をきっかけに見つかります ここでは 代表的な肝機能障害の原因と言える脂肪肝や慢性肝炎についてお話します 慢性肝炎 B 型と C 型肝炎ウイルスによるものがほとんどですが これら以外の慢性肝炎も尐数ながら存在します C 型肝炎ウイルスに感染した場合 70% の割合で慢性肝炎になります 治療しないと 10~30 年でその 30%~40% が肝硬変 さらに肝がんに移行すると言われています 病気は 徐々に進行するため 定期的な検査と診察が丌可欠です 健康な肝臓 進行した慢性肝炎 肝硬変 肝癌 脂肪肝脂肪肝とは 肝細胞に中性脂肪が異常に蓄積した状態のことをいいます 原因としては アルコール 糖尿病 肥満 によるものがほとんどです お酒を飲み続けた場合 進行して慢性肝炎 あるいは肝硬変や肝臓がんにいたる可能性もあります 内臓脂肪の増加による非アルコール性の脂肪肝でも 進行した場合は 非アルコール性脂肪性肝炎 (NASH) と呼ばれる病気へ進むことがあります この場合も他の肝臓の病気と同じく 初期の自覚症状はほとんどないのですが およそ 10% は病状が進行し 数年以内に肝硬変や肝臓がんになるといわれています 貧血検査 赤血球低値 : 貧血 ( 鉄欠乏性貧血の場合 ) 鉄分の摂取丌足血色素量 鉄分の吸収率低下: 消化器疾患 慢性的な出血 : 消化器疾患ヘマトクリット値子宮筋腫 貧血とは 赤血球の数やその中にあるヘモグロビンが尐ない状態をいいます 赤血球は全身に酸素を運ぶ役割があるため 尐なくなると肌が青白くなったり めまい 動悸 息切れなどの症状が現れます 貧血にはいろいろな種類がありますが 鉄欠乏性貧血が最も多く その他ビタミン B12 や葉酸丌足からくる巨赤芽球貧血などがあります 貧血を治すには 原因となる疾患を取り除く必要があります そのため 原因を徹底調査し その疾患をしっかり治療することが重要です
検査結果についてご理解いただけましたか? 当院では 下記の日程で今年度の健診を予定しております 気軽にお問い合わせください 各種検査 特定健康診査 後期高齢者健康診査 健診 : 血液検査 脂質検査 ( 中性脂肪 HDL LDLコレステロール ) 貧血検査( ヘモグロビン ヘマトクリット 赤血球 ) 肝機能検査(AST ALT γ GTP) 代謝系検査( ヘモグロビンA1c) 尿酸 クレアチニン尿検査 ( 尿糖 尿蛋白 ) 身体計測 ( 身長 体重 腹囲 ) 血圧測定 診察 後期高齢者健康診査に腹囲測定はありません 大腸がん検診 検査方法 : 便潜血反応検査 働く世代への大腸がん検診推進事業 検査方法 : 便潜血反応検査 肝炎ウイルス検診 検査方法 : 血液検査 (B 型肝炎ウイルス C 型肝炎ウイルス ) 乳がん検診 検査方法 : 視触診 マンモグラフィ 対象年齢の方にクーポン券が送付されます
4 月より外来診療が変更になっております 2011 年 4 月現在 午前の受付時間 8:00~12:00 午前の診療 9:00~12:30 午後の受付時間 1:00~ 5:30 午後の診療 2:00~ 6:00 ( 水曜日午後の外来は休診となります ) 乳腺外来 小児科の法定予防接種 乳児健診 内視鏡検査は予約制となっております 禁煙外来を始めました 毎週月曜日 15 時からで予約制となっています ご希望の方は医事課までお申し出ください 消化器内科 たばた かつや 田幡 克也 どうぞ宜しくお願い致します 外来診察 月曜日 木曜日 土曜日午後 2:00~6:00 火曜日 水曜日午前 9:00~12:30 内視鏡検査 月曜日 木曜日午前 9:00~12:30 土曜日午前 9:00~11:00 JR 宇都宮線蓮田駅西口駅前 349-0123 埼玉県蓮田市本町 3-17 TEL 048-764-6411 FAX 048-764-1717