お客様各位 カタログ等資料中の旧社名の扱いについて 2 年 4 月 日を以って NEC エレクトロニクス株式会社及び株式会社ルネサステクノロジが合併し 両社の全ての事業が当社に承継されております 従いまして 本資料中には旧社名での表記が残っておりますが 当社の資料として有効ですので ご理解の程宜しくお願い申し上げます ルネサスエレクトロニクスホームページ (http://www.renesas.com) 2 年 4 月 日ルネサスエレクトロニクス株式会社 発行 ルネサスエレクトロニクス株式会社 (http://www.renesas.com) 問い合わせ先 http://japan.renesas.com/inquiry
2. 3. 4. 5. 6. 7. O V 8. 9.. RoHS. 2.. 2.
シャントレギュレータ RJJ3D646-3 (Previous: DJ-24-74B) Rev.3. 25.6.5 概要 は温度補償された可変シャントレギュレータです 精密電源はもとより, ツェナーダイオードの置き換えとしても使用できます は耐圧 36V の高精度品です 特長 高精度基準電圧源内蔵 :2.5V ± % (Ta = 25 C) 基準電圧の温度係数が小さい 高密度実装に適した UPV, MP-5V(5 pin), MPV(3 pin) 品あり ブロック図 2.5V + 応用回路例 2 R Vout + R H743H R2 Rev.3. 25.6.5 page of
製品ラインアップ 通信工業用 項目 リファレンス電源精度 パッケージコード ( 旧パッケージコード ) 動作温度範囲 H743HLP 2.5V ± % PLSP5ZB- (MP-5V) 2~+85 C H743HUP PLZZ4C- (UPV) H743HP PRSS3D- (TO-92V) H7432HUP PLZZ4C- (UPV) H743HLTP PLSP3ZB- (MPV) H7432HLTP ピン配置図 MP-5V NC NC UPV (H743HUP) UPV (H7432HUP) TO-92V MPV (H743HLTP) MPV (H7432HLTP) Rev.3. 25.6.5 page 2 of
絶対最大定格 項目記号 H743HLP H743HP 定格値 H743HUP/ H7432HUP (Ta = 25 C) H743HLTP/ H7432HLTP 単位 注 カソード電圧 V 36 36 36 36 V 連続カソード電流 I 5~+5 5~+5 5~+5 5~+5 m リファレンス入力電流 Iref.5~+.5~+.5~+.5~+ m 許容損失 P T 5 * 2 5 * 3 8 * 4 5 * 2 mw 2, 3, 4 動作温度範囲 Topr 2~+85 2~+85 2~+85 2~+85 C 保存温度 Tstg 55~+5 55~+5 55~+5 55~+5 C 注. 電圧値はアノード端子を基準とします 2. この値は Ta = 25 C の値であり, それ以降は.2mW/ C でディレーティングしてください 3. この値は Ta = 25 C の値であり, それ以降は 4mW/ C でディレーティングしてください 4. この値は 5mm 25mm.7mm アルミナセラミック基板実装時の Ta = 25 C までの値であり, それ以降は 6.4mW/ C でディレーティングしてください 電気的特性 ( 指定なき場合 Ta = 25 C, I = m) 項目 記号 Min Typ Max 単位 測定条件 注 リファレンス電圧 Vref 2.475 2.5 2.525 V V = Vref リファレンス電圧温度変化 Vref(dev) mv V = Vref, Ta = 2 C~+85 C リファレンス電圧温度係数 Vref/Ta ±3 ppm/ C V = Vref, C~5 C の勾配 リファレンス電圧変動率 Vref/ V 2. 3.7 mv/v V = Vref~36V リファレンス入力電流 Iref.6 3 µ R = kω, R 2 = リファレンス電流温度変化 Iref(dev).5 µ R = kω, R 2 =, Ta = 2 C~+85 C 最小カソード電流 Imin.6.2 m V = Vref 2 オフ時カソード電流 Ioff.. µ V = 36V, Vref = V ダイナミックインピーダンス Z.2.5 Ω V = Vref, I = m~5m 注. Vref(dev) = (Ta = 2 C~+85 C における Vref 最大値 ) (Ta = 2 C~+85 C における Vref 最小値 ) Vref(dev) 2 +85 Ta ( C) 2. 最小カソード電流の定義 :Imin は,Vref = Vref (I = m) 5mV になるカソード電流値です Rev.3. 25.6.5 page 3 of
マークパターンについて MPV 品,UPV 品は, パッケージが小さいため, 以下のマークパターンを表示しております 製品コードとマークパターンが異なりますので注意してください また, パターンはレーザー印刷されます H743HLP H743HUP H7432HUP H743HLTP H7432HLTP NC NC () (2) (4) 4 T 4 V () (2) (4) () (2) (4) 4 G () (2) () (2) 3 C 3 D (a) (b) (c) (a) (b) (c) (a) (b) (c) (3) (4) (5) (3) (4) (5) () (5) (a) (c) " " マーク表示 位置表示形式表示の意味 (), (2) 文字表示 形名コード H743HLP : 4G H743HUP : 4T H7432HUP : 4V H743HLTP : 3C H7432HLTP : 3D (3) 生産年コード ( 西暦年号の の位を表示 ) 注. UPV 品 (H743HUP, H7432HUP) の場合のみ (a), (b), (c) バー表示 生産年コード 2 22 23 24 25 26 27 28 (a) (b) (c) 注 2. はバー表示あり, は表示なし 3. 29 年以降は 8 年ごとの繰り返し 4. MPV 品 (H743HLP, H743HLTP, H7432HLTP) の場合のみ (4) 文字表示 生産月コード 2 B 3 C 4 D 5 E 6 F 7 G 8 H 9 J 2 L M (5) 管理コード 注 5. UPV 品 (H743HUP, H7432HUP) の場合のみ Rev.3. 25.6.5 page 4 of
アプリケーションについて H743H 動作説明 本 IC は, 下図のように 端子を入力とする, 反転アンプとして動作します 開ループ電圧利得は, 電気的特性の リファレンス電圧変動率 の逆数で与えられ, 約 5~6dB です 端子は, 高入力インピーダンスであり, 入力電流 Iref =.6µ typ です また, 出力端子である ( カソード ) の出力インピーダンスは, ダイナミックインピーダンス Z として定義され, 広いカソード電流範囲で Z =.2Ωと低インピーダンスです ( アノード ) はグランドなどの最低電位になるようにして使用します V CC OUT + V EE V Z 2.5V H743H アプリケーションヒント No. 応用例の名称 回路図説明. 基準電圧発生回路 Vin R Vout 最も簡単な基準電圧回路です 抵抗 R の値は, カソード電流 I.2m となるように設定します Vout 2.5V で固定出力です 容量接続の場合, 発振防止のため通常 CL 3.3µF とします C L 2. 可変出力シャントレギュレータ回路 上記 において, 可変出力としたものです Vin R R R2 Iref C L Vout Vout 2.5V R + R 2 R 2 となります R にはリファレンス入力電流 Iref =.6µ typ が流れるので, これによる電圧降下が無視できるような抵抗値を選びます Rev.3. 25.6.5 page 5 of
H743H アプリケーションヒント ( つづき ) No. 応用例の名称 回路図説明 3. 単一電源反転コンパレータ回路 V CC R L 入力スレシュホールド電圧が約 2.5V の反転形コンパレータです Rin は 端子の保護抵抗で, 数 kω~ 数 kω とします R L は負荷抵抗で,Vout が L 出力時のカソード電流が I.2m となるようにします Vin Rin Vout 2 Vin 2.5V 2.5V Vout V CC (V OH ) 2V (V OL ) IC OFF ON 4. C アンプ回路 Cf Cin R Vin 3 R V CC R L Vout 電圧利得が G = R /(R 2 // R 3 ) の C アンプです 入力は容量 Cin でカットされているので, 端子は 2.5V DC を中心に C 入力信号により駆動されます R 2 は無入力時の直流カソード電位を決める抵抗も兼ねていますが, 入力レベルが小さく,Vout が V CC にクリップする心配がない場合は, 省略することも可能です また, 周波数特性を変える場合は, 破線のように C f を接続します R 2 R G = R 2 // R 3 fc = 2π Cf (R // R 2 // R 3 ) 5. スイッチング電源のエラー増幅回路 R 4 V + + LED R 3 R Cf R 2 V トランスの 2 次側で制御を行い, オフライン化のためにフォトカプラを用いたスイッチング電源で, よく使用される回路です 出力電圧 (V + ~V 間 ) は次式となります Vout 2.5V R + R 2 R 2 本回路では,Vout のエラー ( 誤差 ) に対する利得は, 次のようになります G = R 2 R + R H743H 2 H743H の開ループ利得は, 前述のように 5~6dB です LED R3 R4 LED Rev.3. 25.6.5 page 6 of
H743H アプリケーションヒント ( つづき ) No. 応用例の名称 回路図説明 6. 定電圧レギュレータ回路 V CC R Q R 2 Vout 出力電圧が Vout = 2.5V R 2 + R 3 のディスクリート構 R 3 成 3 端子レギュレータです R は H743H のカソード電流と出力トランジスタ Q のベース電流を供給するための, バイアス抵抗です Cf R 3 7. 吐出 ( はきだし ) 型定電流回路 V CC R V Q 2.5 2.5V 負荷に対し, 定電流 I L [] を供給する回路です Rs なお,I L には,H743H のカソード電流も重畳されるので注意が必要です このカソード電流は Imin =.2m 以上が必要です したがって,I L も数 m 以上のオーダで設定の上, ご使用ください R S + I L 8. 吸込 ( すいこみ ) 型定電流回路 V CC R Q V 2.5 + I L 上記において, 負荷をトランジスタ Q のコレクタ側に接続した回路です この場合, 負荷は から浮きますが,H743H のカソード電流は I L に重畳されないので,I L を小さくすることができます (.2m 以下可能 ) 定電流値は, 上記と同様に I L 2.5V [] となります Rs R S Rev.3. 25.6.5 page 7 of
スイッチングレギュレータへの応用. トランスの 2 次側制御におけるシャントレギュレータ使用法 (H743 系およびスイッチングレギュレータ全品種 ) この事例は, フォワードトランス, フライバックトランスいずれにも適用できます 2 次側でシャントレギュレータをエラーアンプとして用い, フォトカプラを介して 次側にフィードバックを行います R PWM IC H67/8/654/664/666 H7384/385 SBD I F I B R 2 R 3 (+) V F H743 V C R 5 Vref R 4 V ( ) 図. 典型的なシャントレギュレータ エラーアンプ 2. シャントレギュレータまわりの外付け定数決定. DC 特性の決定図. において,R,R 2 はフォトカプラ内の発光ダイオードの保護抵抗で, 以下のように求まります フォトカプラの規格については, 個別にその専門メーカーにお問い合わせください 図. 内のパラメータを用いて, 以下の式が成立します R = V V F V I F + I B, R 2 = V F I B なお,V は H743 の動作電圧であり, 変動の余裕を見て 3V 程度とします R 2 は発光ダイオードの分流保護抵抗であり, バイアス電流 I B として,I F の / 5 程度流しておきます 次に,R 3,R 4 で出力電圧を求めることができ, 次式が成立します R 3 + R V 4 = Vref, Vref = 2.5V typ R 4 R 3,R 4 の絶対値は,H743 のリファレンス入力電流 Iref と, 次項の C 特性から決まります Iref =.6µ typ 程度です Rev.3. 25.6.5 page 8 of
B. C 特性の決定これはシャントレギュレータの, エラーアンプとしての利得周波数特性を決めることです 図. の構成とすると, エラーアンプの特性は図.2 のようになります G G (db) G 2 R 5 R 5 = f f C f 2 f OSC f(hz) f OSC PWM 図.2 H743 のエラーアンプ特性 図.2 において, 次式が成立します 利得 G = G 5dB( シャントレギュレータで決まる ) R G 5 2 = R 3 コーナー周波数 f = / (2π C G R 3 ) f 2 = / (2π C R 5 ) ただし,G はシャントレギュレータのオープンループ利得であり, これはリファレンス電圧変動 Vref / V の逆数で与えられ, 約 5dB です 3. 具体例フォトカプラに例として内部の発光ダイオードの V F =.5V,I F = 2.5m のものを用い, 電源の出力電圧 V 2 = 5V, バイアス抵抗 R 2 の電流を I F の / 5 程度として.5m としておきます シャントレギュレータの V = 3V とすれば, 以下のように求まります 5V.5V 3V R = = 37 (Ω) (E24 33 Ω) 2.5m +.5m R 2 =.5V /.5m = 2. (kω) (E24 系列より 2.kΩ) 次に R 3 = R 4 = kωとします これで 5V 出力となります また,R 5 = 3.3kΩ, C =.22µF とすれば以下のように求まります G 2 = 3.3kΩ / kω =.33 倍 ( db) f = / (2 π.22µf 36 ( 倍 ) kω) = 2.3 (Hz) f 2 = / (2 π.22µf 3.3kΩ) = 2.2 (khz) Rev.3. 25.6.5 page 9 of
外形寸法図 JEIT Package Code RENESS Code Previous Code MSS[Typ.] SC-74 PLSP5ZB- MP-5 / MP-5V.5g e D Q c E HE c y x M S S b b c - Section b 2 S L I LP L 3 e e b2 Pattern of terminal position areas Reference Symbol 2 3 b b c c D E e HE L L LP x y b2 e I Q Dimension in Millimeters Nom Max Min...35. 2.8.5 2.5.3..2..25.42.4.3. 2.95.6.95 2.8 2.5.3.3..2.5.5 3..8 3..7.5.6.5.5.55.85 JEIT Package Code RENESS Code Previous Code MSS[Typ.] SC-59 PLSP3ZB- MP(T) / MP(T)V, MP / MPV.g D e Q c E HE L L LP c x M S b b - Section c b 2 S I 3 e e b2 Pattern of terminal position areas Reference Symbol 2 3 b b c c D E e HE L L LP x b2 e I Q Dimension in Millimeters Nom Max Min...35. 2.7.35 2.2.35.5.25..25.42.4.3..5.95 2.8.95.3.3..2.5.5 3..65 3..75.55.65.5.55.5 Rev.3. 25.6.5 page of
JEIT Package Code SC-62 RENESS Code PLZZ4C- Previous Code UP / UPV MSS[Typ.].5g Unit: mm 4.5 ±..8 Max.4.5 ±..44 Max (.5).53 Max.48 Max φ.5.5 3. 2.5 ±. 4.25 Max.8 Min.44 Max (2.5) (.4) (.2) JEIT Package Code SC-43 RENESS Code PRSS3D- Previous Code TO-92() / TO-92()V MSS[Typ.].25g Unit: mm 4.8 ±.3 3.8 ±.3 5. ±.2.6 Max.55 Max.7 2.3 Max 2.7 Min.5 Max.27 2.54 Rev.3. 25.6.5 page of
-4 2-6-2.. 2. 3. (http://www.renesas.com) 4. 5. 6. 7. 8. http://www.renesas.com -4 22-58 9-23 98-3 97-826 32-34 95-87 39-85 46-8 54-44 92-3 73-36 68-822 82-2-6-2 ( ) 89-2 ( ) 2-2-23 ( 2F) --2 ( 3F) 4-9 ( ) 832-2 ( F) -4-2 ( 3F) -2- ( 7F) -2-29 ( ) 4-- ( ) 3-- ( 8F) 5-25 ( 8F) 2-25 ( ) 2-7- ( 5F) (3) 52-535 (44) 549-662 (42) 524-87 (22) 22-35 (246) 22-3222 (29) 27-94 (25) 24-436 (263) 33-6622 (52) 249-333 (6) 6233-95 (76) 233-598 (82) 244-257 (857) 2-95 (92) 48-7695 E-Mail: csc@renesas.com 25. Renesas Technology Corp., ll rights reserved. Printed in Japan. Colophon 5.5