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一宮市住宅マスタープラン ~ 住み続けたいまち 住んでみたいまち 人々が生き生きと暮らせるまち ~ 概要版 平成 2 5 年 3 月 一宮市

同窓会 会報 OTF 新レイアウト A4/会報 No.15

案の理由書 1 南大浜地区本地区は石垣島の南部に位置し 字大浜 字真栄里 字平得の3 字を含み 用途地域が指定されている市街地の東側に隣接する地区です 本地区は 農振農用地区域が除外されたことにより 農業的土地利用と都市的土地利用が混在し 道路 公園 下水道等の都市基盤整備が不十分なまま無秩序な開発

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イメージ図 ( 医療施設の場合 ) イメージ図 ( 誘導施設 : 地域医療支援病院の場合 ) 5 届出を要しない軽易な行為などについて都市再生特別措置法第 108 条並びに都市再生特別措置法施行令第 35 条 第 36 条の規定により 以下の行為は届出の対象となりません 軽易な行為その他の行為で政令

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用への助成を除くと 住宅に関する融資や助成制度等の情報提供の充実 との回答割合が高い( 子育て住み替え意識調査 ) 以上のことから 住宅が手狭であることを理由に市外へ転出する若い世代が相当数存在し また その傾向が強まっていることがうかがえる また 住み替え後は4LDKの間取りを中心とした持ち家 (

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<第1回> 帯広市都市計画審議会 第二次 都市計画マスタープラン検討                   専門部会

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4-2 地域の課題人口の減少により 町内では老朽化した空き家 空き店舗が随所に見られるようになっており 平成 28 年 3 月に町内を調査したところ 空き家 空き店舗と思われる建物が 159 軒存在していることが判明した 特に 商店街 公共機関 医療機関等が近接する利便性の高い中心市街地における空き

表紙23号

加賀市農業委員会農地等の利用の最適化の推進に関する指針 平成 30 年 1 月 26 日制定 加賀市農業委員会 第 1 指針の目的 農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 という ) の一部改正法が平成 28 年 4 月 1 日に施行され 農業委員会においては 農地等

表紙+キラリ6月号 [更新済み]

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四国中央市住宅マスタープラン 概要版 平成 30 年 3 月四国中央市 Since

[ 概要版 ] 倉吉都市計画 マスタープラン素案 鳥取県倉吉市

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総合計画及び国土利用計画アンケート調査結果 平成 20 年度 地域別構想 土地利用の方向性について 上位3つ ①無秩序な開発を抑制し 農地等は極力保全する ②主要な沿道等への店舗の立地を進め 利便性を高める ③身近な公園 生活道路 下水道などの生活環境基盤を整備する 住みよい 25.6% 22.9%

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【最新】現代社会学部紀要11‐2/【最終校正】加藤晴明先生

2. 各学区のまちづくりの方向性と将来ビジョン 第 3 章で整理した各学区の現状 課題等を踏まえ 学区ごとにまちづくりの方向性 ( 基本方針の 3 つの柱の何に該当するのか ) を整理します 方向性を踏まえ 施策の柱ごとに具体的なビジョンを検討します (1) 常盤学区 1 まちづくりの方向性 1-1

市街化調整区域の土地利用方針の施策体系 神奈川県 平塚市 神奈川県総合計画 神奈川県国土利用計画 平塚市総合計画 かながわ都市マスタープラン 同地域別計画 平塚市都市マスタープラン ( 都市計画に関する基本方針 ) 平塚都市計画都市計画区域の 整備 開発及び保全の方針 神奈川県土地利用方針 神奈川県


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(2) 金沢市の世帯数の動向 350, , ,000 ( 人 世帯 ) ( 人 / 世帯 ) 世帯数 世帯人員 , , , , ,1

目次 1. 市街化調整区域の土地利用方針について... 1 (1) 策定の目的... 1 (2) 方針の位置付け 市街化調整区域の課題 土地利用の方針... 3 (1) 土地利用の基本的な方針... 3 (2) 地区ごとの土地利用方針 開発計画等の調整

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避難勧告等の具体的具体的な発令基準発令基準の策定策定にかかるにかかる県の主な取組状況等 年月日種別内容等 H17.3 内閣府が避難勧告等の判断 伝達マニュアル等策定ガイドライン作成 ( ) H 梅雨期及び台風期における防災態勢強化について ( ) H 梅雨期及び台風期における

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予定建築物等以外の建築等の制限 法 42 条 立地基準編第 5 章 (P127~P131) 法第 42 条で規定されている 予定建築物等以外の建築等の制限 については 次のとおりとする 1 趣旨開発許可処分は 将来その開発区域に建築又は建設される建築物又は特定工作物がそれぞれの許可基準に適合する場合

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7-3 上田城南地域 (1) 将来像 ( 将来像 ) 水と緑と多様な都市機能が調和し快適な暮らしの環境が整ったまち ( 基本目標 ) 千曲川をはじめ産川や浦野川 小牧山や上田原古戦場 半過岩鼻など奇景や原風景の残る豊かな自然や農地を大切に保全するとともに 秩序ある都市空間づくりを進めます 良好な住環

4 月 7 日 ( 土 ) 4 月 8 日 ( 日 ) 4 月 14 日 ( 土 ) 4 月 15 日 ( 日 ) 4 月 21 日 ( 土 ) 4 月 22 日 ( 日 ) 1 部 4 節 10:30 郡山 2-3 大和広陵 御所市民運動公園 1 部 4 節 12:45 香芝 10-1 高取国際

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福島復興再生特別措置法の一部を改正する法律 について <1. 特定復興再生拠点区域の復興及び再生を推進するための計画制度の創設 > 従来 帰還困難区域は 将来にわたって居住を制限することを原則とした区域 として設定 平成 29 年 5 月復興庁 地元からの要望や与党からの提言を踏まえ 1 帰還困難区

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山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針 ( 平成二十八年山梨県告示第九十九号 ) 山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針を次のとおり定める 平成二十八年三月二十四日 山梨県知事 後 藤 斎 山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針 ( 趣旨 ) 第一条 この技術指針は 山梨県世界遺産富士山の保全に係る

記号 欄 税務署長 年 月 日提出 書きかた 住所地を所轄する税務署名を記入します 申告書の提出年月日を記入します 平成 年分 住所 氏名 及び フリガナ の中に 30 と記入します 住所 住所地の郵便番号及び電話番号を記入します 申告をする人の氏名及びフリガナを記入します フリガナの濁点 や半濁点

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有料老人ホーム情報開示等一覧表 施設から提出された情報を掲載しています 施設毎に提供されるサービスが異なるため 詳細は必ず施設に問合せ下さい 重要事項説明書も掲載していますので 参考にして下さい サービス付き高齢者向け住宅の情報は 情報提供システムに開示されておりますのでご活用下さい (https:

3. 同意方針 3-1. 共通事項 (1) 上位計画との整合性 ( ア ) 地区計画が 都市計画区域マスタープラン等における土地利用の基本的な考え方と整合していること ( イ ) 地区計画が 市町都市計画マスタープラン等と整合していること 考え方 市街化調整区域は 本来市街化を抑制する区域であること

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中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律第 7 条第 1 項に規定する説明書類 奄美信用組合 奄美信用組合は 奄美地区における金融の円滑化への取り組みをこれまで以上に強化するとともに その取り組み姿勢をお客様にご理解していただき 借入の条件変更等に関する ご要望 ご相談に迅速

神戸市都市空間向上計画基本的な考え方 ( 案 ) に対する市民意見と神戸市の考え方 ( 項目別 ) (1) 計画の必要性 意見の要旨 人口減少対策の 1 つとして コンパクト化は有効だと思う 50 年後も神戸が魅力的なまちで あり続けるためにもこの計画の 取り組みを進めてほしい 計画には反対 必要性

定住意向で 今後も住み続けたい が過半数 ( 約 60%) を占めている 高齢者 障がい者対策で 身近なデイサービスの拡充 道路 公共施設のバリアフリー 相談窓口 等を求める意見が多い 子育て支援では 公園 保育所 児童館の整備 が多い 3) 周辺環境について より広い 地区単位の区分では以下のよう

の復旧状況に関する長期的な見通しを可能な限り明らかにしながら 復旧の段階に 応じた役割の分析を行う 5) 交通事業者ヒアリング調査沿線地域に関係する交通事業者 ( 鉄道事業者 2 社 バス事業者 2 社 タクシー事業者 2 社その他 ) に聞き取り調査を行い 定性的な利用特性や地域の公共交通の問題点

(2) 小学校区別人口特性 2010 年の校区別総人口は 学校区の順に多い 2010 年の校区別人口密度は の順に高くなっており 学校区の殆どの区域と 学校区の一部区域は DID 地区となっている 2040 年の推計人口は 学校区で 2010 年人口を上回る若しくは横ばいの見込みであるが その他の殆

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目 次 1 実施方針策定の趣旨 P. 1 2 振興計画に基づく取組みと求められる対応 P. 1 (1)Ⅰ 期期間中の取組み (2) 新制度のもと求められる対応 3 当面の実施方針 P. 2 (1) 基本となる考え方 (2) 当面の実施方針 4 新制度のもとでの市立幼稚園 P. 3 (1) 市立幼稚園

市街化区域及び市街化調整区域の区域区分の見直し方針案 小野市 1 区域区分見直しの基本的な考え方区域区分見直しの考え方は 都市計画運用指針 を踏まえ 次のとおりとする (1) 目標年次におけるフレームの設定区域区分の見直しについては 都市計画区域マスタープラン 市町マスタープラン等に示された都市の将

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退院連携ガイドライン 入院から退院までの連携方法 原則必須 入退 院の 流れ 主な介護 診療報酬加算 必要に応じて 在宅 病院 Dr. Ns. 薬剤師 MSW Dr. PT,OT,ST 訪看 ケアマネ 患者 利用者 在宅 入退 院の 流れ 在宅 ①スクリーニング ス ク リ ー ニ ン グ (診)退

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(1) 当該団体が法人格を有しているか 又は法人格のない任意の団体のうち次の1~2の要件を全て満たすもの 1 代表者の定めがあること 2 団体としての意思決定の方法 事務処理及び会計処理の方法 並びに責任者等を明確にした規約その他の規定が定められていること (2) 関係市町村との協議体制を構築してい

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報道関係者各位 平成 29 年 4 月 4 日 横浜市 東京急行電鉄株式会社 次世代郊外まちづくり が次のステージへ ~ 横浜市と東急電鉄が共同で進めるまちづくりの包括協定を更新 ~ 横浜市と東京急行電鉄株式会社 ( 以下 東急電鉄という ) は 2012 年 4 月に締結した 次世代郊外まちづくり

山手地区の概要 面積 約50ha 用途地域 工業地域 建ぺい率 60 容積率 200 高さの限度 第一種高度地区 最高限20m 2

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北部大阪都市計画彩都地区計画 ( 案 ) 北部大阪都市計画彩都地区計画を 次のとおり変更する 1. 地区計画の方針 名称彩都地区計画 位 置 茨木市大字粟生岩阪 大字宿久庄 大字清水 大字佐保 大字泉原 大字千提寺 大字大岩 大字福井 大字大門寺 大字生保 大字安威 山手台一丁目 山手台三丁目 山手

大阪府営門真住宅まちづくり基本構想 平成 25 年 6 月 大阪府 門真市

ハーベストタウン 池田下町 ④号地 建築条なし 売 1, 建築ご希望の方には参考プランの. 施工 セット 2,560 毎の額 2,560 ボーナス0 毎 70,783 所在 大阪府和泉市池田下町 徒歩 徒歩7 1,600 1,712 1,0

図 1 平成 19 年首都圏地価分布 出所 ) 東急不動産株式会社作成 1963 年以来 毎年定期的に 1 月現在の地価調査を同社が行い その結果をまとめているもの 2

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3 検討プロセス 3-1 県計画案を策定するねらい 沖縄 21 世紀ビジョン基本計画を着実に実施していくための総合的な交通体系のビジョンを示した 沖縄県総合交通体系基本計画 において 県土の均衡ある発展を支える利便性の高い公共交通ネットワークの構築が位置づけられている 同計画を踏まえ 県では 南北骨

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4. 都市づくりの目標と方針 4-1 都市づくりの基本理念 地域の個性が輝く生活快適都市 上田 ~ 魅力あるふるさと活気ある交流風格ただようまち ~ 基本理念の意味あい 上田市は 歴史 文化 自然 産業などに恵まれた特色ある地域から成り立っており 各地域が個性を発揮し 連携し合い 交流を促進しながら

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かごしまコンパクトなまちづくりプラン ( 立地適正化計画 ) 素案概要版 - 目次 - 1. 立地適正化計画の概要 2 2. 計画策定に係る基本的な考え方 4 3. 居住誘導区域 6 4. 都市機能誘導区域 8 5. 誘導施設 届出制度 目標値の設定 都市機能及び

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第 1 日目試合結果 018 年 1 月 1 日 ( 土 ) A ブロックシ ュエルス桜ヶ丘 B 斑鳩 B 真弓 奈良 YMCA 勝点 得失 シ ュエルス 桜ヶ丘 B 斑鳩 B 真

(2) 市原市における区域設定の考え方本市においては 更級地区における商業集積や沿岸における工業地帯の形成等 これまで特色ある土地利用展開を行ってきた経緯を踏まえ 居住誘導区域の設定に合わせ地域の特性に応じた区域を設定します 市原市における区域設定の考え方 市街化区域 1 居住誘導区域 2 一般居住

Transcription:

これまでの経緯 暮らしの基本必要機能からみたまちづくりの検討に向けたとりくみ 資料 4-1 庁内会議 ( 本年 7 月 29 日開催の夏期集中討議 ) において 知事から 暮らしの基本必要機能を整理すること 等の指示 平成 26 年度第 1 回住生活推進委員会におけるご意見等人口 世帯減少の中では 様々な世代 世帯が集いながら暮らせる多様性のあるまちが必要他や地域等とのネットワークにより 暮らしの基本必要機能 が達成されることが重要であり 全ての地域が同じ 標準 を目指すのは違うのではないか 基本必要機能を満たした上で それぞれの地域が持っている違う価値をどのように伸ばすのかも重要 課内において暮らしの基本必要機能 ( 案 ) を検討し この観点からモデル地域における試行的分析 平成 26 年度住生活推進委員会 分科会におけるご意見等基本必要機能を考えるうえで 情報通信インフラ や地域のベースとなる 歴史文化 も考えることが必要全体をつなぐマネジメントを考えること 住宅が中心となり全体をつなぐ役割があるということを表現 住宅は住む機能だけでなく周りの機能と入り組んでおり 暮らしの集合がコミュニティである 課内において暮らしの機能の概念 ( 案 ) を再検討し モデル地域における特性把握分析の方法 ( 案 ) について検討 < 従前のイメージ ( 案 ) の図 > < 今回の概念 ( 案 ) の図としたねらい> 暮らし ( 住まい ) を中心に各機能がその周囲にあるものとして表現 歴史や自然環境等に根ざした 住まい を中心にコミュニティがとりまき そこから交 各機能がすべて並列の扱いであり 機能までの距離等についても表されていない 通インフラ 情報インフラにより繋がれた各機能がどの程度の距離にあるかを表現す 暮らしと機能を繋ぐものについての表されていない るため 木 の形とし その形等の違いにより地域特性も表現できるように検討 ( 詳細については下記参照 ) 本日ご議論いただきたい論点 暮らしの機能の概念 ( 案 ) の考え方について 分科会でいただいたご意見等をもとに別紙の 暮らしの機能の概念 ( 案 ) を作成 県内各地域の住生活を検討するうえで適切な概念か < 従前の 暮らしの基本必要機能のイメージ ( 案 ) からの違い > 暮らしの基本必要機能 をどのような地域でも最低限必要となる機能として位置づけたうえで さらに地域の暮らしをより豊かにする機能を 暮らしの機能 として位置づけ これらの機能との繋がりを 交通インフラ と 情報インフラ で表現し また これらのインフラにおける機能までの距離を表すことで 地域ごとの特性等を表現 コミュニティ を各機能と 住まい との間にあるものとして位置づけ コミュニティが担う役割を表すことで 地域ごとの特性等を表現 地域の 自然環境 風土 及び 歴史 文化 をすべての暮らしの基礎にあるものとして表現 < 概念として表現したいこと > 暮らしの基本必要機能 は地域になくてはならない必要最低限の機能であるが 地域によってあり方が変わる( コミュニティ内で内包 情報インフラにより補完 など ) 地域による違いを認識した上で その地域にどの機能が足りないか どのように補完するか を考えることにより その地域の特長にあった住生活のあり方を検討できる 地域ごとにイメージは異なるため 今後の具体的な地区における検討の過程を通じて精査 当面の取り組み ( 案 ) について 暮らしの機能の概念 ( 案 ) を踏まえて 平成 27 年度は県内の大規模郊外住宅地等を対象とした調査を行い 地域ごとの特性を把握したい 別紙の調査内容 ( 案 ) について 地域ごとの特性を捉えるために足りないもの等はないか

奈良県住生活ビジョンの推進 ~ 暮らしの ( 基本必要 ) 機能について ~ 資料 4-2 知事から 暮らしの基本必要機能を整理すること 等の指示 住生活推進委員会等における議論人口 世帯減少の中では 様々な世代 世帯が集いながら暮らせる多様性のあるまちが必要他や地域等とのネットワークにより 暮らしの基本必要機能 が達成されることが重要であり 全ての地域が同じ 標準 を目指すのは違うのではないか基本必要機能を満たした上で それぞれの地域が持っている違う価値をどのように伸ばすのかも重要基本必要機能を考えるうえで 情報通信インフラ や地域のベースとなる 歴史文化 も考えることが必要全体をつなぐマネジメントを考えること 住宅が中心となり全体をつなぐ役割があるということを表現 住宅は住む機能だけでなく周りの機能と入り組んでおり 暮らしの集合がコミュニティである 目標 各地域がそれぞれの特徴を活かした自律的で持続的な社会を創生 ( 平成 26 年 9 月 3 日まち ひと しごと創生本部閣議決定より ) 暮らし ( 住む ) 暮らしの機能の概念 ( 案 ) 現在の概念 ( 案 ) の課題点 時代の変化などにより 住まい の 外 ではなく 内 のものになる機能が表現できていない 地域間連携による事柄が表現できていないなど 暮らしの基本必要機能 暮らしの機能

奈良県住生活ビジョンの推進 ~ 暮らしの ( 基本必要 ) 機能について ~ 地域ごとの暮らしの機能の概念図 これらの概念図からわかること 地域により機能までの距離 機能の規模 ( 多様性 ) コミュニティの果たす役割が異なる 地域のベースとなる風土や歴史 文化が異なる 時間軸を加えると さらに 時間軸の中で地域のニーズは変化する その地域に住む世代の多少 ( 例えば高齢者が多い ) により 必要な機能が変わる 都会の市街地イメージ都会の市街地として想定した特徴 人口規模が大きく 各機能が充実 ( 機能ごとの選択肢が多い ) 交通インフラにより近距離に各機能が存在 コミュニティが充実しておらず果たす役割も少ない 山間の集落イメージ山間の集落として想定した特徴人口規模が小さく 各機能が充実していない ( 選択肢が少ない ) 交通インフラが未発達で日常に使える範囲にない機能もある一方 情報インフラで担える機能はその重要性が高い コミュニティが充実しており 果たす役割が多い ( コミュニティ内でのみ賄われている機能も多い ) 地域の住生活のあり方を考えるためには それぞれの地域特性に応じた 暮らしの基本必要機能 の確保と 暮らしの機能 の充実を図ることが必要 ( とある ) 郊外住宅地イメージ郊外住宅地として想定した特徴 ある程度の人口規模があり 各機能は一定充実している ( 選択肢が多い ) 各機能は近距離にはないが 交通インフラによりアクセス可能なものが多い 一定のコミュニティがあり 防災の機能等を賄っている 郊外住宅地といっても 住宅地全体の規模等により各機能までの距離や充実度が違う 住民の年齢層に偏りがあることが多いが 開発時期等によりコミュニティバランスの状況が違う 入居してからの年数等によりコミュニティ活動の充実度が違うそれぞれの住宅地ごとに違う概念図になる つまり 同じ郊外住宅地でも それぞれの郊外住宅地ごとに 暮らしの機能 を調査し 地域特性をとらえたうえで住生活のあり方を検討する必要がある

当面の取り組み ( 案 ) 奈良県住生活ビジョンの推進 ~ 暮らしの ( 基本必要 ) 機能の観点からの分析 ( 案 )~ 資料 4-3 これまで取組を行ってきたモデル地域に加え 大規模郊外住宅地において 暮らしの機能の概念 ( 案 ) を踏まえた調査を行い 地域の特性を把握する 1 駅徒歩圏周辺地域等 ( 利便性高 ) 2 駅徒歩圏周辺地域等 ( 利便性低 ) 3 郊外住宅地等 ( 利便性高 ) 4 郊外住宅地等 ( 利便性低 ) 5 ロードサイド等の小規模住宅地域 6 古くから形成されている地域等 7 調整区域の公的住宅地域等 8 中山間 過疎地域 協働のまちづくり地域等 (8 地域等 ) において評価 分析を実施し 対策を検討 平成 27 年度は 地域毎に特徴が異なり効果的な対策の見通しが困難 ( 例えば香芝市関屋地域 ) な一方で 暮らし に関わる様々な問題を抱える大規模郊外住宅地を中心に詳細な調査 分析を行い 県全体の視点で幅広に検討を行う 大規模郊外住宅地 : 土地区画整理事業 開発事業等により開発された約 40ha 以上の住宅団地を想定 < 奈良県内の大規模団地例 ( 別紙参照 )> 奈良市 入居等開始時期 入居等開始時期 学園前 S39 年 ~ 香芝市 広陵町真美ヶ丘ニュータウン S48 年 ~ 登美ヶ丘 S35 年 ~ 高山台 H12 年 ~ 香芝市富雄 S39 年 ~ 旭ヶ丘 S59 年 ~ 平城 S45 年 ~ 宇陀市天満台 S48 年 ~ 天理市長柄 S47 年 ~ 平群町菊見台 H 7 年 ~ 橿原市橿原ニュータウン S13 年 ~ 三郷町立野 S47 年 ~ 桜井市朝倉台 S51 年 ~ 上牧町 河合町西大和ニュータウン S44 年 ~ 五條市田園 S56 年 ~ 大淀町花吉野カ ーテ ンヒルス H10 年 ~ 生駒市 鹿ノ台 東生駒 真弓 北大和 白庭台 S47 年 ~ S43 年 ~ S48 年 ~ S58 年 ~ S63 年 ~ 暮らし に大きく関わる問題として 例えば 空き家に関する対策が必要 + H26.11 空家等対策の推進に関する特別措置法 が成立 県の問題意識 国の動き H27.2 法の一部施行及び 空家等に関する施策を総合的かつ計画的に実施するための基本的な指針 の策定 暮らしの機能の概念 ( 案 ) を踏まえた調査 ( 案 ) 暮らしの機能 関連 < 時期 H27.4~8 月 > 交通インフラ ( 電車 バス ) 教育施設 ( 小学校 中学校 ) 子育て支援施設 ( 保育所 ) 生活利便施設 ( コンビニエンスストア 食品スーパー ホームセンター ) 福祉施設 ( デイサービス関連施設 ) 医療施設 ( 内科及び整形外科に関する診療所 病院 ) これらの施設について 徒歩圏内にあるか また車で 10 分程度の距離の範囲内にあるか を図示することで 機能が利用できる場所に存しているかを判断 徒歩圏 : 抵抗なく歩ける距離とされる 400m(80m/ 分で 5 分 ) の倍の距離 (=800m) 程度を想定 車で 10 分程度の距離 : 時速 30km で走行した場合の距離 (6km) を想定 地域のベースとなる事項関連 自然環境 風土 ( 森林までの距離 宅地の割合 ( 宅地率 )) 森林までの近さと宅地率の低さ ( 田畑等の宅地以外の土地の多さ ) により緑の豊かさを判断 人口 世帯数 空家等関連 人口推移 (10 歳単位での人口分布と過去 10 年間の推移 ) 世帯数の推移と今後の予測 ( 世帯数の過去 10 年間の推移と今後 30 年間の予測 ) 現在の空家率 ( 水道開栓状況等により空家率を算定 ) 奈良県全体又は単位での人口バランス等と比較することで 地域のコミュニティバランスを判断 現在の空家状況に加え 世帯数の予測を行うことで今後の地域の状況 ( 空家の増加等 ) を予測 モデル地域及び大規模郊外住宅地ごとの特性 ( 概況 ) を把握大規模郊外住宅地を特性ごとに大きく分類し 異なる特性の住宅地から 3 つのモデル地区を選定 < 時期 H27.8 月 > 上記調査の結果と詳細な調査内容等については 来年度の住生活委員会で討議等いただく予定です 3 つのモデル地区においてさらに詳細な 暮らしの機能 の調査と空家等に係る現地調査を行い地域の住生活のあり方を検討 < 時期 H27.9 月 ~>

参考資料 大規模郊外住宅地を対象とした空き家に関する取り組みの概要(案 参考 奈良県内の大規模団地位置図 1 取り組み 1 取り組みの目的 取り組みの目的 人口減少 世帯減少 高齢化 空き家増加等により地域の衰退が懸念されているが とりわけ 近年適切な管理が行われていない空き家等の増加について全国的にも社会問題となってきている 防災性 防犯性の低下 ごみ不法投棄 衛生悪化 悪臭 景観の悪化 平成26年11月に 空家対策の推進に関する特別措置法 が成立し 国 県 の役割が 明確化したことから 県としてへの 情報の提供 技術的な助言 や 間の連 絡 調整 を行い 県内の空き家対策を推進していく必要がある 2 取り組みの 2 取り組みの内容 取り組みの内容 本業務は 法律に基づいてが策定する 空家等対策計画 及びその実施に先駆け モデ ル地区となる郊外住宅地等における空き家等についての実態調査及びそれに対する実施方針を とともに検討し 県内の空き家対策の事例化に取り組む 平成27年度にモデル地区の選定及び基本的方針の検討 平成28年度に郊外住宅地における 対応策をと検討し 29年度に対応策に着手し 事例化に取り組む また 空家対策の推進に関する特別措置法 等の関係法令や 他府県の事例 上記の調査等 を含めた 県内の空き家の状況及びモデル地区における対策方針等を整理し 指針として取り まとめ 職員の対策マニュアルとして活用 今後 内容の変化 モデル地区の対策の進 捗等により随時更新 調査実施 ①県内の大規模住宅団地等の概況把握 データ分析 ②特性の異なる地区における実態 詳細 調査 空き家の発生要因等の分析 他行政団体の事例 関係施策及び地区の特性に応じた空き家活用対策方法の検討 奈良県内の大規模団地の概況把握 デ ータ分析 県内の大規模住宅団地ごとに 人口 世帯数の経過 予測 高齢化の経過 予測 生活利便施設の位置 地域交通 公共施設 など 特性の異なる地区における実態 詳細 調査 特性の異なる地区における実態 詳細 調査 空き家の発生要因等を分析 モデル対象3地区を選定 地区ごとに今後の空き家の発生量 や活用可否の見込み状況により 考えられる対応方策は異なるため 以下の3分類で地区を選定 空き家活用見込 高 低 空き家 高 ① ② 発生見込 低 ③ 住宅地状況調査 住宅 空き家 道路 敷地 規制等の状況 空き家所有者意向調査 活用意向 理由等 居住者意向調査 満足度 今後の意向等 郊外住宅地の空き家対策のモデル 郊外住宅地の空き家対策のモデル事例化に取り組む のモデル事例化に取り組む 学園前 奈良市 登美ヶ丘 富雄 平城 天理市 長柄 橿原市 橿原ニュータウン 桜井市 朝倉台 五條市 田園 鹿ノ台 東生駒 生駒市 真弓 北大和 白庭台 香芝市 広陵町 真美ヶ丘ニュータウン 香芝市 高山台 旭ヶ丘 宇陀市 天満台 平群町 菊見台 三郷町 立野 上牧町 河合町 西大和ニュータウン 大淀町 花吉野ガーデンヒルズ ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ ⑮ ⑯ ⑰ ⑱ ⑲ ⑳ ㉑ 入居等 開始時期 S39年 S35年 S39年 S45年 S13年 S51年 S56年 S43年 S58年 S63年 H12年 S59年 H 7年 S44年 H10年