東温市ホームページリニューアル業務仕様書 1. 業務の概要 (1) 業務名東温市ホームページリニューアル業務 ( 以下 本業務 という ) (2) 目的現在の東温市ホームページは平成 24 年 3 月のリニューアル以降 7 年が経過しており 災害発生時の緊急情報発信の確保や近年急速に普及しているスマートフォンやタブレット端末への対応 アクセシビリティへの配慮等 高度化 多様化する利用者のニーズに対応しきれない部分が発生している また 利用者から 必要な情報が探しづらい 等のさまざまな意見が寄せられており サイト構成やシステム的な問題への対応も求められている そうした問題を解決するため 現在の本市ホームページをリニューアルするものである (3) 公開予定日令和 2 年 4 月 1 日 (4) 構築スケジュール公開予定日に合わせたスケジュール管理を行い データ移行 職員研修などを含めてスケジューリングすること なお 詳細日程は 本市と協議し決定する 2. 基本方針東温市公式ホームページの現状をふまえ 以下の基本方針に沿ってリニューアルすること (1) 本市の魅力 特色を市内外へ効果的に発信できるホームページであること (2) 利用者が目的の情報に簡単にたどりつき より多くの情報を提供できるホームページであること (3) ユーザビリティやアクセシビリティに配慮した高齢者や障がいの有無に関わらず全ての利用者が使いやすいホームページであること (4) ページ作成についての専門知識 技術を持たない職員でも容易に編集でき 統一されたデザインのホームページ更新が可能であること (5) 大規模災害時に緊急時であることが視覚的に分かり 迅速な情報提供が可能であるホームページであること (6) 運用開始後にバージョンアップ等による機能向上やサイトの構成変更を柔軟に行えると共に 将来的なシステムの拡張性に考慮したホームページであること
3. 業務内容本業務の内容は以下のとおりとする (1) CMS システム サーバ環境の導入 構築 設定 (2) ホームページの構造 運用設計及びデザイン制作 (3) コンテンツの企画立案 構築 (4) アクセシビリティへの対応 (5) 各種マニュアルやアクセシビリティガイドラインの作成 (6) 操作研修 (7) ホームページリニューアルに伴う総合的なコンサルティング 4. 対象サイト東温市公式ホームページ (http://www.city.toon.ehime.jp/) 配下のページただし 東温市文化財 収蔵品データベース (http://www.rekimin-arc.city.toon.ehime.jp) を収容できるサーバの容量を確保しておくこと 5. サイト設計現行サイトの課題やリニューアルの基本方針を勘案し 最適と考えるサイト設計を行うこと サイト設計案の提示については サイト設計の基本的な考え方や提案するサイト構成の利点 アピールポイント等を 企画提案書 に具体的に示すこと (1) 閲覧者にとっての使いやすさを最優先し カテゴリを見ただけでコンテンツの内容が想像できるカテゴリ分類となるよう設計を行うこと (2) 主要な情報又は複数のカテゴリに関係するコンテンツページについては トップページやメニューページ 記事ページ等から複数の導線でアクセスできるように設計すること (3) レスポンシブデザインとし 単一のファイル形成でパソコン スマートフォンやタブレット端末等異なるデバイスに対して表示内容が最適な状態に変化すること (4) メニュー等 新サイトで必要なページを新規作成すること (5) J-ALERTから発信された情報を自動でホームページ上に掲載できるようにすること 6. デザイン現行ホームページの課題やリニューアルの基本方針を勘案し 最適と考えるデザインを提案すること (1) ホームページの全体構成 掲載項目の整理 利用者のアクセシビリティ ユーザビリティ等を考慮すること (2) ホームページとして 標準化 統一化されたデザインとすること
(3) 地域特性などを反映した市の魅力が伝わるデザインとすること (4) 緊急性 必要性が高い情報を目立つところに配置できるようにすること なお 緊急情報はトップページへの表示 非表示が設定できること (5) レイアウト アイコン等の配置 配色等の工夫により 掲載されている情報が一目で分かるデザインとすること (6) 大規模災害発生時に管理者により切り替えられる災害用トップページを作成すること (7) 作成したデザインに基づき コンテンツ作成 編集等を行うためのテンプレート設計 開発を行うこと また 業務用途に応じた複数のテンプレートを作成すること 7. アクセシビリティへの対応 JIS X 8341-3:2016 に対応することを目標とし 総務省のみんなの公共サイト運用ガイドライン (2016 年版 ) に基づいた試験により ホームページ全体の達成基準を 適合レベルAA 準拠を目指すこと また 試験結果の公開に関してもページ作成など全面的に支援することとし アクセシビリティ試験の結果を アクセシビリティ試験結果報告書 としてPDFデータで提出すること 8. 構築に関する基本要件 (1) CMSソフト 1 導入するCMSは パッケージ化されたもので 開発ベンダーによるサポートが確立された製品であること 2 基本 OSはMicrosoft Windows Linux 等の一般的に利用されているものとすること (2) ウェブコンテンツの形成 1 原則として 生成されるコンテンツは全て静的なものとする ただし イベントカレンダーやアンケート等 必要に応じて動的に生成されることが最適なものを提案する場合は 別途本市と協議の上決定する 2 利用者の使用するブラウザは以下のものを想定しており これらのブラウザでレイアウトが崩れないように生成されること <パソコン向け> Internet Explorer 11.0 以上 Firefox Google Chrome Safariの最新版 <スマートフォン向け> iphone 及び Android の標準ブラウザ 3 多言語対応 (UTF-8) していること
4 複数の音声読み上げソフトに対応できるよう 作成されたコンテンツのソースはアクセシビリティに配慮した順番で記述されること (3) クライアント環境インターネットに接続されたパソコンからブラウザのみで利用可能とし 専用ソフトウェアのインストールが不要なシステムであること (4) CMSサーバへの接続クライアントPCからCMSサーバへの接続は Internet Explorer を通してID パスワード認証にてログインを行うこと なお ID パスワードは各課 係に作成者用 承認者用を任意の数付与でき 上限は設けないこと (5) CMS 利用者 CMSユーザは次の数を想定する 区分ユーザ数業務内容作成者 250 人自課のコンテンツの作成 更新 削除を行う権限を有する 作成者が作成 更新したコンテンツの内容を 確認 更新す承認者 30 人る権限を有する 各課が作成 更新したコンテンツの最終承認権限 全コンテ管理者 3 人ンツの編集権限 カテゴリ管理等サイト全体の管理権限を有する (6) ライセンス費用ユーザ数やページ数の増加による 追加のライセンス費用が発生しないこと (7) CMSの機能要件ホームページの維持管理を行うためのCMSを導入する CMSに求める機能は 別紙 1 CMS 機能要件一覧表に示す なお CMS 機能要件一覧表に記載している内容のうち 必須 の項目については必ず要件を満たすこと ただし 条件どおりの実装が困難な場合は 代替案の提案を可とするが 本市がその代替案について要求項目を十分に満たすものであると判断した場合のみ 対応可能と解する また 推奨 とされている項目については 必ず満たさなければならないものではないが 審査の対象とし 同項目について要件を満たす提案を行った場合は必ず履行すること 9. システム動作環境要件 (1) ホームページの稼働に関する要件 1 公開するホームページ及びCMSは24 時間 365 日の稼動を原則とし ハードウェア障害の早期発見 予防に努めること
2 システムの安定的運用をはかるため ソフトウェア 設備 機器 セキュリティに関して定期的な保守を行うこと 3 ソフトウェアに対して OS 等のパッチ適用 バージョンアップを行うこと (2) データセンター サーバ環境に関する要件 1 別紙 2 データセンター要件一覧表を満たすこと 2 CMS 環境と公開環境 テスト環境の3つを用意すること 3 自治体セキュリティクラウドへの対応を実施すること 4 セキュリティパッチの適用等 サーバの管理運用は受託者で行うこと 5 再構築後 5 年間の運用に耐えうる容量を確保すること 6 システムは Dockerを使用した運用ができること (3) ウイルス対策に関する要件公開サーバ及びCMSサーバにウイルス対策を実施すること (4) ネットワークに関する要件インターネット経由での利用を想定しており 本市のネットワークとの接続やアドレス規制等に関して 本市と十分に協議の上 設計すること (5) セキュリティ対策に関する要件 1 サーバについては 常に最新バージョンを維持してウイルス感染等を防止すること 2 情報漏えい対策が十分にとられていること 3 運用するサーバおよびアプリケーションは SQLインジェクション クロスサイトスクリプティング等の脆弱性がないこと また OSやアプリケーションにセキュリティホール等の脆弱性が発見された場合 早急にセキュリティパッチを適用するなど 一部の例外を除き 追加の費用なしに対応すること (6) CMSの稼働に関する要件ホームページとCMSが別に稼働する場合は CMS 側も可能な限り24 時間 365 日の稼働が望ましい ただし 何らかの原因によりサービスが停止する場合には 事前周知するなど対応すること (7) その他要件 1 データバックアップやアクセス解析等 必要と思われる保守要件を可能な限り具体的に提案すること 2 ハードウェア部分の障害の際は 24 時間 365 日 受託者から能動的に連絡し 対応すること 10. データ移行に関する要件 (1) 移行対象 1 対象サイト東温市ホームページ (http://www.city.toon.ehime.jp) 配下のページ
2 移行対象ページ数 2,500ページ程度を想定 (2) 移行計画スケジュール 本市及び受託者の役割分担 完了時の検証方法 アクセシビリティ ユーザビリティ対応等を 企画提案書 に具体的に示すこと (3) 移行対象データ移行対象データの提供は想定していないため 受託者において現公開サイトから移行データを取得すること なお 具体的な作業については協議の上行うこととする (4) コンテンツ移行後の検証コンテンツ移行の検証後 コンテンツ移行報告書 を作成し 提出すること また 本市の検証において不備が発覚した場合は 受託者にて修正対応すること 11. 職員支援に関する要件 (1) マニュアルの作成 1 作成者 承認者 管理者向けのマニュアルをそれぞれ作成すること 2 イラストや画面のハードコピーを用いて分かりやすく解説すること 3 業務に不慣れな職員でも理解できるよう 平易な用語を用いること (2) 操作者研修会の実施職員が本業務に理解を深めるとともにシステムへの習熟度を深めることができるよう 以下のとおり操作研修を行うこと また 研修用資料の印刷と研修用資料 ( データ納品 ) の作成は受託者が行うこと 作成者 250 人程度 (4 回 ) 承認者 30 人程度 (1 回 ) 12. 納品以下の成果物を電子データ (Word 形式とPDF 形式 ) 及び印刷物 ( 各 2 部 ) で納品すること (1) CMSに係るソフトウェア及び本市サイト用設定情報等一式 (2) サイト設計書 (3) コンテンツ移行報告書 (4) テスト結果報告書 (5) アクセシビリティガイドライン (6) 作成者 承認者 管理者向けマニュアル (7) デザインに使用した画像データ一式 ( 当該データを利用して 本市が新たな画像を作成することを承諾すること )
13. 保守要件令和 2 年度以降の運用 保守については 受託者と単年度ごとの委託契約を予定しているため 構築後 5 年間の保守費用を提示すること (1) 保守業務内容 1 システムの安定的運用を図るため ソフトウェアに関して定期的な保守を行うこと 2 システム及びシステムの稼働に伴い継続的に必要となるソフトウェア製品のライセンス提供 ( 保守費用も含む ) 管理を行うこと サーバ利用料についても保守費用に含めること 3 使用する全てのソフトウェアのバージョンアップに関しては その適用の判断に必要な調査 評価を行い 本市と協議の上 提供及び適用作業を行うこと 4 ソフトウェアやコンテンツ等に脆弱性が発見された場合は パッチを適用する等のセキュリティ対策を行うこと なお 実施の際には 類似環境による適用テストを行った上で本番環境へ適用すること (2) 障害管理 1 障害への対応については 本市と調整を行い システムをはじめとする各種ソフトウェアの復旧対応及びデータの復旧作業を行うこと 2 障害事後対策として 収集した障害情報を基に原因を分析し 同様の障害が発生しないように是正措置 予防措置を講じること 3 本市からの障害連絡を受けられるように連絡体制を整備すること なお 連絡窓口はシステム アプリケーションを含めて一つとすること (3) 運用支援ヘルプデスクを設置し 導入後の操作方法やシステム運用等に関する技術的問い合せに対応すること なお 問い合せは本市サイト管理者を窓口として行うものとする また 対応時間は原則平日の午前 8 時 30 分から午後 5 時 15 分までとし 年末年始や祝日を除く 14. その他留意事項 (1) 機密保護本市が個人情報 秘密と指定した事項及び業務の履行に際し知り得た秘密を第三者に漏洩してはならない また 契約終了後も同様とする (2) 打ち合わせ及び連絡調整仕様の確認を行うため 本業務の履行期間内は1ヶ月ごとに本市にて打ち合せを行い 実施後速やかに議事録を提出すること また 業務の進捗報告を月に2 回以上行うこと (3) 再委託
本業務の一部を再委託する場合 事前に再委託範囲及び再委託業者を本市に書面で提示し 了解を得ること また受託者は 再委託先の行為について全責任を負うこと (4) 瑕疵担保責任委託業務終了後 1 年間は瑕疵担保期間とし 運用開始後に判明した本業務に係る瑕疵は受託者にて無償で改修すること (5) 権利の帰属サイト作成に関する一切の著作権は本市に帰属するものとする ただし オペレーティングシステム ミドルウェア CMS 等のパッケージは含まない (6) 追加提案本業務の仕様は 現在本市が最低限必要と考えているものである 受託者の専門的立場から 本業務の費用範囲内で効果的な提案がある場合は追加提案を行うこと (7) 協議本仕様書に定める事項に疑義が生じた場合 又は本仕様書に定めのない事項で協議の必要がある場合は 本市と協議を行うこと 15. 問い合わせ先及び各種書類の提出先東温市総務部総務課 791-0292 愛媛県東温市見奈良 530 番地 1 TEL:089-964-4400 FAX:089-964-1609 Email:soumka@city.toon.ehime.jp