議会改革に関する 最終報告書 平成 26 年 11 月 十和田市議会

Similar documents
包括規定 案

三島市議会基本条例 平成 31 年 3 月 22 日 条例第 15 号 目次 前文 第 1 章総則 ( 第 1 条 第 2 条 ) 第 2 章議会及び議員の活動の原則等 ( 第 3 条 第 7 条 ) 第 3 章市民と議会との関係 ( 第 8 条 第 10 条 ) 第 4 章市長等と議会との関係 (

Microsoft Word - 議会基本条例案

公表用 平成 31 年 4 月 10 日 評価の見方 A: 達成できたもの B: できている ( ただし 更なる努力を要する ) C: できていない ( 検討を要する ) D: 条文を改正する E: その他 -: 評価の対象としない 条文評価取組状況 課題 問題点今後の対策等 目的第 1 条 - 取

議会基本条例検討項目案(条例との突合せ 6月11日の協議を受けて)6月18日提出資料

メ 札幌市オンブズマン条例 平成 12 年 12 月 12 日条例第 53 号 改正 札幌市オンブズマン条例 平成 15 年 10 月 7 日条例第 33 号 平成 20 年 11 月 7 日条例第 36 号 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 第 4 条 ) 第 2 章責務 ( 第 5 条 第 7

<8B CF695BD88CF88F589EF8BA493AF90DD92752E786477>

平成24年11月6日

<819A81798DC58F49817A8B6389EF89FC8A768C9F93A28D8096DA8C8B89CA2E786C73>

3. さいたま市議会の議決すべき事件等に関する条例 ( 目的 ) 第 1 条この条例は さいたま市議会基本条例 ( 平成 21 年さいたま市条例第 55 号 ) 第 25 条の規定の趣旨にのっとり 市行政における基本的な計画の策定等を地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 96 条第

9川総行推第29号

- 2 - 項五その他本会の目的を達成するために必要な事項(役員)第五条本会に次の役員を置く 会長一名副会長七名以内理事七名監事三名(役員の任期)第六条役員の任期は 二年とする ただし 任期満了後も 新役員が選任されるまでの間は 引き続きその職務を行うものとする 2補欠により選任された役員の任期は

新請願・陳情全部

横浜市市民活動推進条例の全部改正

Taro-議案第13号 行政手続条例の

(Microsoft Word -

全国自治体議会の運営に関する実態調査 2015 自治体議会改革フォーラム 法政大学ボアソナード記念現代法研究所自治体議会プロジェクト 議会改革および議会の状況について 議会改革について 現在 特段の態勢をとっていますか? 1/16

イ類似団体の状況 法定上限数 抜粋 30 人 ( 人口 8~ 10 万人 ) 34 人 ( 人口 10~ 14 万人 ) 定数が定数を減員の状況法定市数法定上限人2人3人4人5人6人7人8人9人上限数数より減員1と同じ (14.8%) 9 (23.1%) 10 人11 人以上 23

弦打校区コミュニティ協議会会則 ( 名称及び組織 第 1 条この会は, 弦打校区コミュニティ協議会 ( 以下 協議会 という ) と称し, 協議会の区域内に居住する個人および所在する法人ならびに別表 ( 組織図 ) に掲げる構成団体等で組織する ( 目的 ) 第 2 条協議会は, 住みよい地域社会の

基本理念 1 市民参加及び協働は 市民の豊かな知識及び社会経験並びに創造的な活動を尊重して推進されなければならない まちづくりの基本理念 変更 まちづくりは 市民一人一人が市民参加を行い 協働を行うとともに できるところから自立的に活動して地域の実情に合わせて取り組むことを基本とし 次のことを考慮し

「定款」等の一部改正について

スライド 1

笠縫東学区まちづくり協議会会則 ( 名称 ) 第 1 条本会は 笠縫東学区まちづくり協議会 ( 以下 協議会 という ) と称する ( 事務所 ) 第 2 条協議会の事務所は 滋賀県草津市集町 58 番地の8に置く ( 目的 ) 第 3 条協議会は 地域住民が主体となって地域共通の願いの実現ならびに

1 号 ) の規定によりなされた処分 手続その他の行為は それぞれこの規則の相当規定によりなされたものとみなす 附則 ( 平成 24 年 3 月 22 日規則第 16 号 ) ( 施行期日 ) 1 この規則は 平成 24 年 4 月 1 日から施行する ( 経過措置 ) 2 改正後の村上市議会政務調

市民自治の捉え方 市民自治 市民参加協働 市民の自立的な活動 市の領域 協働の領域 市民の領域 市の責任と主体性によって独自に行う領域 市の主体性が強く 市民が市に協力する領域 市民と市がそれぞれの主体性のもとに協力して行う領域 市民の主体性が強く 市が市民に協力する領域 市民の責任と主体性によって

1

Microsoft Word - kaisoku

個人情報保護規定

(3) 障害を理由とする差別障害を理由とする不当な差別的取扱いを行うこと又は合理的配慮の提供をしないことをいいます (4) 障害を理由とする不当な差別的取扱い客観的にやむを得ないと認められる特別な事情なく 障害又は障害に関連する事由により障害者を区別し 排除し 又は制限すること 障害者に障害者でない

目 次 1 はじめに 1 ページ 2 特別委員会の概要 1 ページ 3 特別委員会等開催日程 2~5 ページ 4 協議事項体系図 6 ページ 5 具体的事項の検討 7~9 ページ 6 議会基本条例の制定 9 ページ 7 おわりに 10 ページ

日本学術会議会則

第 4 章中第 34 条の次に次の 1 条を加える ( 行政指導の中止等の求め ) 第 34 条の 2 法令又は条例等に違反する行為の是正を求める行政指導 ( その根拠 となる規定が法律又は条例 ( 地方自治法第 252 条の17の2 第 1 項又は地方教育行政の組織及び運営に関する法律第 55 条

職員互助会会則

鹿屋市公の施設に係る指定管理者の指定の申請等に関する規則 平成 19 年 3 月 31 日規則第 15 号 改正 平成 21 年 2 月 16 日規則第 2 号平成 21 年 8 月 25 日規則第 28 号平成 28 年 3 月 25 日規則第 17 号鹿屋市公の施設に係る指定管理者の指定の申請等

2 前項の規定による通知を行った場合において 市長は 当該特定空家等の所有者等が除却 修繕 立木竹の伐採その他周辺の生活環境の保全を図るために必要な措置を講じたことにより特定空家等の状態が改善され 特定空家等でないと認めるときは 遅滞なくその旨を 特定空家等状態改善通知書 ( 様式第 7 号 ) に

都市監査基準第 1 章総則 ( 本基準の目的 ) 第 1 条都市監査基準 ( 以下 本基準 という ) は 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 以下 法 という ) 地方公営企業法( 昭和 27 年法律第 292 号 以下 公企法 という ) 及び地方公共団体の財政の健全化に関する法律

座間市自治会総連合会規約 第一章総則 ( 名称 ) 第 1 条本会は 座間市自治会総連合会 ( 以下 市自連 という ) と称する ( 事務所 ) 第 2 条市自連本部は 座間市役所ふれあい会館内に置く 第二章事業と目的 ( 目的 ) 第 3 条市自連は 地区自治会連合会 ( 以下 地区自連 という

京都府がん対策推進条例をここに公布する 平成 23 年 3 月 18 日 京都府知事山田啓二 京都府条例第 7 号 京都府がん対策推進条例 目次 第 1 章 総則 ( 第 1 条 - 第 6 条 ) 第 2 章 がん対策に関する施策 ( 第 7 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 がん対策の推進

< F2D30315F8D868A4F96DA8E9F2E6A7464>

学校法人金沢工業大学個人情報の保護に関する規則

Microsoft Word 規約

かなければならず 防犯カメラ設置運用基準に防犯カメラ取扱責任者の設置及び指定に関することについて定めること ( 防犯カメラ設置運用基準の届出等 ) 第 5 条防犯カメラ設置運用基準の届出をしようとする者は 防犯カメラを設置しようとする日の14 日前までに 防犯カメラ設置運用基準届 ( 別第 1 号様

Microsoft PowerPoint - kobetsuB4-slide-静山.ppt [互換モード]

個人情報の保護に関する規程(案)

さぬき市職員の勤務時間 休暇等に関する条例等の一部を改正する条例 ( さぬき市職員の勤務時間 休暇等に関する条例の一部改正 ) 第 1 条さぬき市職員の勤務時間 休暇等に関する条例 ( 平成 14 年さぬき市条例第 34 号 ) の一部を次のように改正する 第 16 条第 1 項に次のただし書を加え

長期総合計画の計画的推進について < 部経営上の課題 取組方針 > H19 年度の各部の経営上の課題 取組方針の協議 < 行政改革 > 財政 人事など経営資源の現状分析 把握 課題についての対処方法の検討 行政改革実施計画の見直し <サマーレビュー > 懸案施策 事業の協議 < 実施計画 > 今後

自治労福島県職員労働組合退職互助会規約(抄)

千葉市プレーパーク開催支援要綱 ( 趣旨 ) 第 1 条本要綱は 本市における市民によるプレーパークを支援するために必要な事項を定めるものとする ( 用語の定義 ) 第 2 条本要綱において 次の各号に掲げる用語の意義は それぞれ当該各号に定めるところによる (1) プレーパーク子どもたちの健全な育

地域生活支援事業サービス提供事業者登録要綱

市町村合併の推進状況について

< 目的 > 専ら被保険者の利益 にはそぐわない目的で運用が行われるとの懸念を払拭し 運用に対する国民の信頼を高める 運用の多様化 高度化が進む中で 適切にリスクを管理しつつ 機動的な対応を可能に GPIF ガバナンス強化のイメージ ( 案 ) < 方向性 > 1 独任制から合議制への転換基本ポート

施策名平成 30 年度施策マネジメントシート2 ( 平成 29 年度目標達成度評価 ) 7 4 開かれた議会運営の推進 3 基本計画期間で解決すべき施策の課題 ( 総合計画書より ) 市民への議会広報活動の充実を図るため 分かりやすい議会だよりの作成を行う必要がある インターネットを利用した本会議の

5 条条例 9 条 2 項の規定による勧告は 空き家等改善勧告書 ( 式 4 ) により行うものとする ( 命令 ) 6 条条例 1 0 条 1 項の規定による命令は 空き家等改善措置命令書 ( 式 5 ) により行うものとする ( 公表の方法 ) 7 条条例 1 1 条 1 項の規定による公表は

- 2 - ⑷ 保育所又は学童クラブにおいて 保育又は学童クラブの目的を達成するために 児童又はその保護者に対してされる行政指導 ⑸ 市の職員 ( 地方公務員法 ( 昭和 25 年法律第 261 号 ) 第 2 条に規定する地方公務員に該当する職員をいう 以下同じ ) 又は市の職員であった者に対して

預金を確保しつつ 資金調達手段も確保する 収益性を示す指標として 営業利益率を採用し 営業利益率の目安となる数値を公表する 株主の皆様への還元については 持続的な成長による配当可能利益の増加により株主還元を増大することを基本とする 具体的な株主還元方針は 持続的な成長と企業価値向上を実現するための投

<90568B6389EF82CC82B582A882E E342E696E6464>

Microsoft Word - 細則本文(H25.6.1~)

2 農業委員会の運営 2 農業委員会は 市町村長が議会の同意を得て任命した 農業委員 で組織され 農業委員は 合議体としての意思決定 ( 農地の権利移動の許可 不許可の決定など ) を担当 農業委員会は 農地利用最適化推進委員 ( 以下 推進委員 という ) を委嘱し 推進委員は 担当区域における農

<4D F736F F D A6D92E894C581458E7B8D7393FA A956C8FBC8E738FE18A518ED293FC89408E9E E A B E E968BC68EC08E7B97768D6A2E646F63>

日商協規程集

香川県後期高齢者医療広域連合職員の勤務時間、休暇等に関する

PARTNERSHIP_KAWASAKI_cs3.indd

 

参考資料1 委員会規約

<4D F736F F D E31302E313792B98EE68CA78CF695F18D868A4F D862E646F63>

Microsoft Word gyouseitetuduki.doc

別表 ( 第 3 条関係 ) 給料表 職員の区分 職務の級 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 号給給料月額給料月額給料月額給料月額給料月額給料月額給料月額給料月額 再任用職 1 144, , , , , ,60

PowerPoint プレゼンテーション

<4D F736F F D D9197A791E58A C8FAC924D8FA489C891E58A77838A E837D836C B4B92F65F E332E398E7B8D73816A>

づき通知及び公告をした期日又は場所において意見の聴取を行うことができないときは 意見の聴取の期日を延期し 又は場所を変更することができる 4 市長は 前 2 項の規定に基づき 意見の聴取の期日を延期し 又は場所を変更するときは 法 14 条 7 項の規定に準じて通知し かつ 公告する ( 議長 )

1. 元職員による働きかけの規制 ( 第 38 条の 2 関係 )1 1 離職後に営利企業等 1に再就職した元職員(= 再就職者 ) は 離職前 5 年間に在職していた地方公共団体の執行機関の組織等 2の職員に対して 当該営利企業等又はその子法人と在職していた地方公共団体との間の契約等事務 3につい

千代田区議会議員の報酬、費用弁償及び

して実践すること ) (3) 施設の所在地が福岡市内であること (4) 市内に住む高齢者が気軽に介護予防活動に参加できるよう, 参加費用を設定する場合は無償あるいは低額とすること ( 欠格要件 ) 第 5 条市長は, 前条の規定に関わらず, 次の各号のいずれかに該当する団体については, よかトレ実践

審議するものとする 2 前項の審議は 当該任期付職員の在任中の勤務態度 業績等の評価及び無期労働契約に転換した場合に当該任期付職員に係る退職日までの人件費の当該部局における措置方法について行うものとする 3 教授会等は 第 1 項の審議に当たり 必要に応じて 確認書類の要求 対象者への面接等の措置を

飛島村居宅介護 ( 介護予防 ) 住宅改修に係る事業者の登録及び住宅改 修費受領委任払い制度取扱要綱 ( 趣旨 ) 第 1 条 この要綱は 介護保険法 ( 平成 9 年法律第 123 号 以下 法 と いう ) 第 45 条第 1 項に規定する居宅介護住宅改修又は同法第 57 条第 1 項に規定する

議案第4号

総務省独立行政法人評価委員会議事規則 総務省独立行政法人評価委員会令 ( 平成十二年政令第三百十八号 以下 委員会令 という ) 第十条の規定に基づき 総務省独立行政法人評価委員会議事規則を次のように定める 平成十三年二月二十七日総務省独立行政法人評価委員会委員長 ( 目的 ) 第一条総務省独立行政

規定により公示した区域下水道 ( 組織 ) 第 4 条法第 7 条ただし書及び令第 8 条の2の規定により 下水道事業に管理者を置かないものとする 2 法第 14 条の規定により 下水道事業管理者の権限を行う市長の権限に属する事務を処理させるため 上下水道部を置く ( 重要な資産の取得及び処分 )

( 内部規程 ) 第 5 条当社は 番号法 個人情報保護法 これらの法律に関する政省令及びこれらの法令に関して所管官庁が策定するガイドライン等を遵守し 特定個人情報等を適正に取り扱うため この規程を定める 2 当社は 特定個人情報等の取扱いにかかる事務フロー及び各種安全管理措置等を明確にするため 特

資料 4 議会改革の取り組み経過等 平成 19 年度以降の主な議会改革の動き 年度主な出来事組織設置等具体的事例等 平成 19 年度市議会議員選挙 ( ) 議会制度検討委員会の設置 ( ~ ) 日額費用弁償を廃止 (19.4.1) 会議録検索システムの導入 (19

弘前市町会等事務費交付金交付要綱

承認第03号-都市計画税条例の一部改正(専決処分)【確定】

平成19年6月

加須市審議会等の会議の公開に関する要綱の運用の手引

(4) 予算 決算について適正な会計処理が行われていること 2 前項の規定にかかわらず 次の各号のいずれかに該当するものは対象外とする (1) 市が事務局に参加している団体 (2) 営利を目的としている団体 (3) 宗教の教義を広め 儀式行事を行い 及び信者を教化育成することを主たる目的とする団体

第2章


社会福祉法人白浜町社会福祉協議会定款施行細則

<4D F736F F D2095F18D9091E682518D E7390EC8E E738C7689E690C58FF097E182CC88EA959482F089FC90B382B782E98FF097E EA8C88816A B8C91CE8FC6955C E646F6378>

宮城県道路公社建設工事総合評価落札方式(簡易型及び標準型)実施要領

立命館慶祥中学校 生徒会規約

Microsoft Word - 内部統制システム構築の基本方針.doc

<はじめに> 退職後, 民間企業等に再就職した者による現職職員への働きかけ規制などにより, 職員の退職管理を適正に行い, 職務の公正な執行及び公務員に対する住民の信頼を確保するため, 地方公務員法が改正され, 平成 28 年 4 月 1 日に施行されました 本市では, 改正法の施行に伴い, 旭川市職

<4D F736F F D2092B7956C8E738BF389C C98AD682B782E98FF097E18E7B8D738B4B91A B95B6816A2E646F63>

協会員の外務員の資格 登録等に関する規則 に関する細則 ( 平 ) ( 目的 ) 第 1 条この細則は 協会員の外務員の資格 登録等に関する規則 ( 以下 規則 という ) の施行に関し 必要な事項を定める ( 二種外務員の信用取引に係る外務行為 ) 第 2 条規則第 2 条第 4 号

( 賦課期日 ) 第 4 条都市計画税の賦課期日は 当該年度の初日の属する年の1 月 1 日とする ( 納期 ) 第 5 条都市計画税の納期は 次のとおりとする 第 1 期 4 月 1 日から同月 30 日まで第 2 期 7 月 1 日から同月 31 日まで第 3 期 12 月 1 日から同月 25

【最終】給与条例改正文

Microsoft Word - 【施行②】第50条解釈適用指針Rev4.doc

(3) 倫理学 法律学の専門家等 本法人に所属しない人文 社会科学の有識者若干名 (4) 一般の立場から意見を述べることができる者若干名 (5) 分子生物学 細胞生物学 遺伝学 臨床薬理学 病理学等の専門家若しくは遺伝子治療等臨床研究の対象となる疾患に係る臨床医として 日本医科大学長が推薦した者若干

<4D F736F F D208E9197BF E88E68EE58CA C490BA96BE95B62E444F43>

Transcription:

議会改革に関する 最終報告書 平成 26 年 11 月 十和田市議会

はじめに 十和田市議会は変わったのか 果たして市民の皆様にはどう映っているのだろうか? 4 年間にわたり十和田市議会は 議会改革特別委員会を中心にこれまでの議会を検証し 開かれた議会を目指し 新しい議会のあり方を構築するため取り組んできた 本会議のインターネット中継や一般質問の一問一答方式に反問権 正副議長の選挙の際の所信表明や市民との意見交換会を行うなど 新設 改変し 最終的にこれらを条例化するべきとなり 十和田市ひらかれた議会づくり基本条例 を制定 今回その条例がよりわかりやすくなるようにと解説を作成 これにより 議会改革特別委員会に付託された案件は全て終了となった これまで議会改革特別委員会で検討されたもの全てにおいて 全議員の了承を得たことを見ても 十和田市議会が本気で議会改革に取り組んできたことがわかっていただけるものと思う しかし 以前にも述べたが これで十和田市議会の改革は終わりではない むしろこれが始まりである 新たなもの 変更したものが継続できるのか また より良いやり方が検討され 逆に中には以前のやり方に戻ることも考えられる ただし あくまでも ひらかれた議会づくり が基本であり これは絶対に守らなければならない そのための基本条例である 議会改革特別委員会で最後までこだわった条例名 十和田市ひらかれた議会づくり基本条例 この名に恥じない改革をこれからも十和田市議会は行っていく決意である さて 市民の皆様 十和田市議会はどうですか!? 少しは変わってきたと思いますか?

1. 議会改革特別委員会に付託した案件 1 議会改革に関する調査 研究 2 議会基本条例に関する調査 研究 2. 活動の経過 区分 開催期日 内 容 第 49 回平成 25 年 10 月 7 日 ( 月 ) 議会基本条例 ( 案 ) の構成及び概要について 第 2 回議会改革フォーラムの周知について 第 50 回平成 25 年 10 月 22 日 ( 火 ) 議会基本条例 ( 案 ) の条文について 第 51 回平成 25 年 11 月 12 日 ( 火 ) 議会基本条例 ( 案 ) の条文について 第 52 回平成 25 年 11 月 22 日 ( 金 ) 議会基本条例 ( 案 ) の条文について 第 53 回平成 25 年 11 月 28 日 ( 木 ) 議会基本条例条文素案の確認について 第 54 回平成 26 年 1 月 9 日 ( 木 ) 議会基本条例条文素案の確認について 今後のスケジュール等について 日曜議会アンケートの結果について 第 55 回平成 26 年 2 月 18 日 ( 火 ) 平成 26 年度市議会 市民との意見交換会実施 ( 案 ) に ついて 正副議長立候補制 ( 所信表明 ) について 第 56 回平成 26 年 3 月 3 日 ( 月 ) 十和田市ひらかれた議会づくり基本条例条文素案の確 認について 正副議長志願者の所信表明に関わる申し合わせ ( 案 ) について 議会改革に関わる協議 検討が必要な事項について 第 57 回平成 26 年 3 月 7 日 ( 金 ) 十和田市ひらかれた議会づくり基本条例条文素案につ いて 第 58 回平成 26 年 3 月 31 日 ( 月 ) 十和田市ひらかれた議会づくり基本条例条文素案につ いて 第 59 回平成 26 年 4 月 10 日 ( 木 ) 十和田市ひらかれた議会づくり基本条例条文素案につ いて 正副議長志願者の所信表明に関する申し合わせ ( 案 ) について 全員協議会規程 ( 案 ) について 平成 26 年 4 月 22 日 ( 火 )~ 平成 26 年 5 月 11 日 ( 日 ) 十和田市ひらかれた議会づくり基本条例 ( 案 ) のパブリックコメントを実施

区分 開催日 内 容 平成 26 年 5 月 22 日 ( 木 ) 市議会 市民との意見交換会 市内 4 箇所で開催 参加人数 53 名 ( 報道等除く ) 第 60 回平成 26 年 6 月 9 日 ( 月 ) 今後のスケジュールについて 平成 26 年 6 月 18 日 ( 水 ) 十和田市ひらかれた議会づくり基本条例制定 第 61 回平成 26 年 7 月 17 日 ( 木 ) 十和田市ひらかれた議会づくり基本条例制定に伴う規 則等の一部改正について 十和田市ひらかれた議会づくり基本条例の解説の作成 について 市議会 市民との意見交換会について 行政視察について 平成 26 年 8 月 1 日 ( 金 ) 埼玉県加須市議会 ( 議会運営委員会 ) 来訪 議会改革の取り組みについて 正副委員長で対応 第 62 回平成 26 年 9 月 4 日 ( 木 ) 十和田市ひらかれた議会づくり基本条例の解説 ( 案 ) について 行政視察について 平成 26 年 10 月 9 日 ( 木 )~ 平成 26 年 10 月 10 日 ( 金 ) 行政視察 ( 山形県山形市議会 ) 議会基本条例の運用状況について 第 63 回平成 26 年 10 月 27 日 ( 月 ) 十和田市ひらかれた議会づくり基本条例の解説 ( 案 ) について 最終報告書 ( 案 ) について 第 64 回平成 26 年 11 月 13 日 ( 木 ) 最終報告書 ( 案 ) について 3. 今後の課題と思われる事項 1 議員倫理条例に関すること 2 請願者及び陳情者の意見陳述に関すること 3 視察研修した事項の検討に関すること

平成 26 年 6 月 18 日可決 ( 平成 27 年 1 月 1 日施行 ) 十和田市議会

十和田市ひらかれた議会づくり基本条例解説 条文目次前文第 1 章総則 ( 第 1 条 第 4 条 ) 第 2 章議会と市民の関係 ( 第 5 条 第 7 条 ) 第 3 章議会と市長等の関係 ( 第 8 条 第 12 条 ) 第 4 章委員会 会派及び政務活動費 ( 第 13 条 第 15 条 ) 第 5 章議会及び議会事務局の体制整備 ( 第 16 条 第 19 条 ) 第 6 章議員の定数及び議員報酬 ( 第 20 条 第 21 条 ) 第 7 章議会改革の推進 ( 第 22 条 ) 附則平成 12 年 4 月に施行された地方分権の推進を図るための関係法律の整備等に関する法律 ( 平成 11 年法律第 87 号 ) により 地方公共団体の自己決定と自己責任が明確となり 議会の権限も強化され その担うべき役割と責任は重大なものとなった 住民の代表として選ばれた議員で構成する議会は 同じく直接選挙により選ばれた地方公共団体の長とは対等で独立しており それぞれの特性を活かして互いに切磋琢磨し 住民全体の福祉の向上と地域社会の活力ある発展を目指すという責務を果たして行くことが求められている 十和田市議会は その責務を全うするため これまで以上に公平 公正かつ透明な議会運営はもちろん 市民との情報の共有を図りながら 活発な意見交換を行い ひらかれた議会づくりを推進し さらには 市長等に対する監視機能の強化を図ると 説明文目次この条例の全体を一覧できるように目次をつけています 条例 規則の本則が章 節等に区分される場合には その内容の理解と検索を容易にするため 必ず目次をつけることとされています 前文前文では ひらかれた議会づくりに向けての基本事項を定める当該条例の制定に至った背景 制定への思い 決意表明が述べられています

ともに 政策立案能力を向上させ 積極的に政策提言を行っていくことを誓約する このような認識のもと 四季を織りなす十和田湖や美しい清流奥入瀬渓流の大自然に育まれる豊かなこころと不毛の三本木原を開拓した新渡戸傅翁の開拓精神を受け継ぎ 不断の努力を重ね 市民に信頼され 存在感のある議会を築くため 十和田市議会及び十和田市議会議員の活動の支柱として この条例を制定する 十和田市開拓の祖である新渡戸傳は 1793 年 現在の岩手県花巻市で生まれ 62 歳のとき南部盛岡藩から三本木原開拓を許可され 人工河川工事に着手し 4 年後に約 11 kmの水路を完成させました この先人の偉大なる開拓精神を受け継ぎ 市民の負託に真摯に応える決意を表明しました 第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条この条例は 十和田市議会 ( 以下 議会 という ) 及び十和田市議会議員 ( 以下 議員 という ) の活動原則 議会と市民の関係 議会と市長等の関係その他ひらかれた議会づくりの推進に関する事項を定めることにより 市民の福祉向上及び市政の発展に寄与することを目的とする 第 1 条この条例を制定する目的を明らかにします ひらかれた議会づくり の ひらかれた は よりわかりやすくという意図で平仮名にしました ( 議会の活動原則 ) 第 2 条議会は 次に掲げる原則に基づき活動するものとする ⑴ 市政を評価し 監視し 及び牽制する機能を十分に発揮すること ⑵ 公正性及び透明性を確保するとともに 市民の参加を促進し 市民に開かれた議会を目指すこと ⑶ 市民の多様な意思を的確に把握し 市政に反映させるための運営に努めること ⑷ 議会に関する条例等について 不断に見直しを行うこと 第 2 条議会の活動原則を明らかにします 議会は 情報の公開を進め 市民の参加を促進し 議決と監視及び政策立案の責任を果たすことを活動の原則としました

( 議員の活動原則 ) 第 3 条議員は 次に掲げる原則に基づき活動するものとする ⑴ 議会が言論の府であることを認識し 積極的な発言 議論等を行うこと ⑵ 自らの議会における活動に関して市民に説明するとともに 市民の意思の把握に努めること ⑶ 調査 研修等を通じて 資質の向上に努めること 第 3 条議員の活動原則を明らかにします 議会は 複数の議員が話し合いにより決定する機関であることから 議員は活発な議論をすることを活動の原則としました 常に 市民の意思の把握と説明責任を果たすことに努め また 様々な機会をとらえ議員としての資質の向上を図ることとしました 言論の府 とは 言語によって自分の意思を発表し 議論により物事を決める中心となる場のことをいいます ( 議員の政治倫理 ) 第 4 条議員は 市民の負託に応えるため 政治倫理を自覚し 公正及び誠実を旨として職責を全うするものとする 第 4 条議員は 政治倫理を自覚し 職責を全うすることとしました 政治倫理に関する定めは今後の課題とし 理念のみを明らかにします 第 2 章議会と市民の関係 ( 市民にひらかれた議会運営 ) 第 5 条議会は 議会の有する情報を積極的に市民に提供し 市民に対する説明責任を十分に果たすものとする 2 議会は 本会議のほか 常任委員会 議会運営委員会及び特別委員会 ( 以下 委員会 という ) 並びに全員協議会 ( 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 100 条第 12 項に規定する議案の審査又は議会の運営に関し協議又は調整を行うための場をいう 以下同じ ) を原則として公開する 3 議会は 議案の議決の結果 賛否の状況等を公表する等議員の活動に対して市民の評価が的確になされるよう情報の提供に努めるものとする 4 議会 ( 第 2 号及び第 3 号にあっては 議会又は委員会 以下この項において同じ ) は 次に掲げる制度を必要に応じ 第 5 条議会は 情報公開に努め 会議は原則として公開することを定めたほか 議決結果については 賛否の状況等を公表するように努めます また 審議にあたっては 地方自治法に定められている (1) 学識経験者等による専門的事項に係る調査 (2) 公聴会 (3) 参考人の制度の活用に努めることとしました

て活用することにより 市民の意思又は専門的若しくは政策的な識見を議会の審議に反映させるよう努めるものとする ⑴ 地方自治法第 100 条の2に規定する専門的事項に係る調査の制度 ⑵ 地方自治法第 115 条の2 第 1 項 ( 同法第 109 条第 5 項で準用する場合を含む ) に規定する公聴会の制度 ⑶ 地方自治法第 115 条の2 第 2 項 ( 同法第 109 条第 5 項で準用する場合を含む ) に規定する参考人の制度 ( 市民との意見交換会等 ) 第 6 条議会は 議会の活動状況を市民に説明するとともに 市民との意見交換を行い 市政に関する市民の意思を把握するため 市民との意見交換会を実施するものとする 2 前項に規定する市民との意見交換会に関する事項は 議長が別に定める 3 第 1 項に規定する市民との意見交換会のほか 議会及び議員は 市民との意見交換の場を多様に設けるよう努めるものとする 第 6 条議会は 議会の活動状況等について市民への説明責任を果たすとともに 市民の意思を把握する場として意見交換会を開催するほか 公開討論会等 ( フォーラム等 ) を開催するよう努めることを定めました ( 議長及び副議長の選挙の際の所信表明 ) 第 7 条議会は 議長及び副議長の選挙の前に 本会議において それぞれの職を志願する議員に対して所信を表明する機会を設けるものとする 第 7 条正副議長を選出する際に その職を志願する者の思いを明らかにするため 本会議において所信表明の機会を設けることを定めました 第 3 章議会と市長等の関係 ( 反問権 ) 第 8 条地方自治法第 121 条第 1 項の規定により議場に出席した市長等は 議長の許可を得て 議員の質問等に対して反問 第 8 条本会議において より活発な政策議論を行うため 市長等が議員の質問等に答えるだけでなく 逆に聞き返すことができることを定

することができる めました 反問権の行使が想定される場面 1 質問の趣旨及び内容の確認 2 質問の背景及び根拠の確認 3 質問者への代替案の提示要求 反問権は一般質問に限らず 本会議における議案 審議等も対象となります ( 同意議案に係る選考理由の説明等 ) 第 9 条議長は 市長が副市長の選任 教育委員会委員の任命 監査委員の選任又は固定資産審査評価審査委員会委員の選任のための同意を求める議案を議会に提出したときは 市長に対し 同意を求める者の選考理由の説明を求めることができる 2 市長は 副市長又は教育委員会委員 選挙管理委員 監査委員 農業委員会委員若しくは固定資産審査評価審査委員会委員が任期満了 退職その他の理由により副市長又は当該委員でなくなったときは その旨を議会に通知するものとする 3 前項の規定は 新たに教育委員会の委員長 委員長の職務を代理する委員若しくは教育長 選挙管理委員会の委員長若しくは委員長の職務を代理する委員 農業委員会の会長若しくは会長の職務を代理する委員又は固定資産評価審査委員会の委員長若しくは委員長の職務を代理する委員の職に就いた者がある場合に準用する 第 9 条議長は市長に対し 同意を求める者の選考理由の説明を求めることができると定めました また 同意人事に関して任期満了 退職等があった場合は 市長は議長に対してその旨を通知します 同様に 行政委員会の委員長等に異動があった場合も通知します 議長からの請求及び市長からの回答 通知は文書で行われ 議員への通知は議長が行います 農業委員会委員 ( 選任による委員のうち議会が推薦する者 ) を除きます ( 基本的な計画 重要な事業等の説明 ) 第 10 条議長は 市長等が定める基本的な 計画 市長等が実施する重要な事業その 第 10 条 基本的な計画 重要な事業等の説明につい ては 議会側で重要な政策と判断するもの及

他の案件であって特に必要と認めるものについて 全員協議会を開催し 市長等から当該案件の説明を求めることができる 2 市長は 基本的な計画の策定 重要な事業の実施その他特に必要と認める案件について 全員協議会で説明をすることができる 3 市長は 前項の説明をしようとする場合においては 議長に対し 全員協議会の開催を依頼するものとする 4 市長等は 第 1 項又は第 2 項の説明に当たっては 当該説明をする計画 事業等に係る背景 経緯 財源措置その他の必要な事項についてこれを行うものとする び市長等の執行者側が重要な政策と判断するものが共に存在すると考えられることから 議会が開催を決定した場合及び市長が開催を依頼した場合の双方による全員協議会を定めました ( 予算及び決算に関する説明資料 ) 第 11 条市長は 予算を議会に提出し 又は決算を議会の認定に付するときは 地方自治法の規定により提出しなければならない説明書及び書類のほか 予算の審議又は決算の審査に資する資料を作成し これを議会に提出することができる 第 11 条市長は 予算案及び決算認定に係る説明資料として 任意の説明資料を作成し これを議会に提出できることとしました ( 議会の議決すべき事件 ) 第 12 条地方自治法第 96 条第 2 項の規定による議会の議決すべき事件は 十和田市議会の議決すべき事件を定める条例 ( 平成 24 年十和田市条例第 19 号 ) に定めるところによる 第 12 条地方自治法第 96 条第 1 項には 議会が議決しなければならない 15 項目が規定されていますが 同条第 2 項ではこれ以外に 議決事件を追加できる 規定が置かれています この項目を追加する意義は 長の権限との関係も考慮しつつ 市民の生活に大きな影響がある計画等については 議会で議論することで 市長だけでなく議会も責任を担い 審議の透明性を高めることにあります

第 4 章委員会 会派及び政務活動費 ( 委員会の適切な運営 ) 第 13 条委員会は 市民の要請に応えるため その所管に属する市政の課題に対し常に問題意識を持って公正かつ公平に調査し 又は審査するものとする 2 委員会は 委員間の自由な討議による合意形成に努め 審議過程における論点 争点等を明確にするよう努めるものとする 3 委員会の委員長は 所管事務等の審査又は調査の結果を本会議で報告するものとする 第 13 条委員会の調査及び審査にあたっては 議員間の積極な討議に努め その結果について本会議で委員長報告するものと定めました 常任委員会 委員会が所管する事務の調査を行うほか 請願等を審査します 十和田市議会には次の4つの常任委員会があります 1 総務文教常任委員会 2 観光経済常任委員会 3 民生福祉常任委員会 4 建設常任委員会 議会運営委員会 議会の運営に関する事項 議会の会議規則 委員会に関する条例などに関する事項 議長の諮問に関する事項の調査を行い 議案 請願等を審査します 特別委員会 議会の議決により付議された事件を審査します ( 会派 ) 第 14 条議員は 議会活動を行うため 会派を結成することができる 2 会派は 政策立案等に関し調査研究を行うものとする 3 議会は 会派間の公平性を確保し 及び会派に所属しない議員の意見を議会運営に反映するよう配慮するものとする 第 14 条議員は会派を結成することができること及び会派は政策立案のための調査研究を行うことを定めました 会派については 十和田市議会会派に関する規程 に 十和田市議会において議会活動を同じくする3 人以上で構成する議員の集団であって 議長に届出があったもの と定められています ( 政務活動費 ) 第 15 条会派及び議員は 政策立案 政策提言 市政の課題に関する調査研究その他の活動に資するため政務活動費を有効に活用するものとする 2 会派及び議員は 政務活動費を適正に執行するとともに 市民に対し 使途に 第 15 条政務活動費の目的を明らかにし 有効に活用することを定めました また その使途については透明性を高めるため収支報告書を公開すること等を定めました 政務活動費の交付に関する条例において 収支報告書には領収書の写しの添付が義務づけられてい

関する説明責任を負うものとする 3 議長は 政務活動費の使途に関し 収支報告書を公開すること等により透明性を確保するものとする 4 前 3 項に定めるもののほか 政務活動費について必要な事項は 十和田市議会政務活動費の交付に関する条例 ( 平成 17 年十和田市条例第 6 号 ) に定めるところによる ます また 平成 26 年 3 月 18 日に政務活動費の使 途基準を定め 適正な使用に努めています 第 5 章議会及び議会事務局の体制整備 ( 議員研修の充実強化 ) 第 16 条議会は 議員の政策形成及び立案能力の向上を図るため 議員のための研修の充実強化に努めるものとする 2 議員は 積極的に研修等に参加し 資質の向上に努めるものとする 第 16 条議会は 議員個々の資質の向上を図るため研修の充実強化に努めるものとしました 議員は 議会等が主催する研修等に積極的に参加し自己研さんに努めることとしました ( 議会事務局の体制整備 ) 第 17 条議長は 議会の政策形成 執行機関に対する監視等の機能を補佐する組織として 議会事務局の調査能力 法務能力等の向上を図るよう努めるものとする 2 議長は 議会事務局の体制整備のため 専門的な知識及び経験を有する者の活用を図ることができる 第 17 条 議会及び議員を補佐する議会事務局の体 制整備に努めることを定めました ( 議会図書室の充実 ) 第 18 条議会は 議員の政策形成及び立案能力の向上を図るため 議会図書室の充実に努めるものとする 2 議会は 議会図書室を市民の利用に対応できるよう整備に努めるものとする 第 18 条議会は 議員の政策形成等の参考となる図書及び刊行物を備え 議会図書室の充実に努めることを定めました 議会図書室は十和田市議会図書室規程により 議員の利用に支障がなければ市民も利用することができることとなっています

( 議会に関する広報の充実 ) 第 19 条議会は 議会広報誌 ホームページ等の多様な広報手段を活用し 多くの市民が議会及び市政への関心を高めるための体制整備及び広報活動の充実強化に努めるものとする 第 19 条地方自治の本旨の一つである住民自治は 自らの自治体は住民の意思によって治めるという解釈です 市の意思を決定した議会は 住民に対して説明責任を負うことになります また 一方で市民から議会活動が見えにくいというアンケート結果からもわかるように市政への関心を高める工夫も求められています そこで さまざまな広報手段により広報活動を充実させ よりひらかれた議会をめざすことを定めました 広報活動の現状 1 議会広報誌 十和田市議会だより を年 4 回 毎戸配布 2 十和田市議会ホームページによる情報公開 3 本会議のインターネット中継 ( ユーストリーム方式 ) 4 会議録検索システムによる十和田市議会会議録の公開 第 6 章議員の定数及び議員報酬 ( 議員の定数 ) 第 20 条議員の定数は 十和田市議会議員定数条例 ( 平成 21 年十和田市条例第 50 号 第 3 項において 議員定数条例 という ) に定めるところによる 2 議員の定数の変更の検討に当たっては 人口 面積 財政力 事業課題並びに将来の予測及び展望を十分に考慮するとともに 市民の意見を参考とするものとする 3 議員の定数を変更するための議員定数条例を改正する議案は 市民の直接請求による場合及び市長が提出する場合を除き 明確な理由を付して議会運営委員会又は議員が提出するものとする 第 20 条議会で議員の定数について検討する場合は 市の現状や将来展望だけでなく 市民の意見を参考とすることを定めました また 議会として議案を提出する場合は 明確な改正理由をつけて説明することとしました

( 議員報酬 ) 第 21 条議員報酬の額及びその支給方法は 十和田市議会議員の議員報酬及び費用弁償条例 ( 平成 17 年十和田市条例第 41 号 第 3 項において 議員報酬等条例 という ) に定めるところによる 2 議員報酬の額の改定の検討に当たっては 行財政改革の視点だけでなく 市の現状 課題等を十分に考慮するとともに 市民の意見を参考とするものとする 3 議員報酬の額を改定するための議員報酬等条例を改正する議案は 市民の直接請求による場合及び市長が提出する場合を除き 明確な理由を付して議会運営委員会又は議員が提出するものとする 第 21 条議会で議員報酬について検討する場合は 市の現状や行財政改革の視点だけでなく 市民の意見を参考とすることを定めました また 議会として議案を提出する場合は 明確な改正理由をつけて説明することとしました 第 7 章議会改革の推進 ( 議会改革のための検討組織 ) 第 22 条議会は 議会改革に継続的に取り組むため 議員で構成する検討組織を設置することができる 第 22 条常に議会改革に取り組むこととし そのための検討組織を設置できることを定めました 附則 この条例は 平成 27 年 1 月 1 日から施行 する 施行月日は改選後の任期の初日としました

議会改革特別委員会 委員名簿 平成 23 年 3 月 17 日選任 平成 25 年 9 月 25 日選任 役職氏名会派 1 委員長畑山親弘市政 社民クラブ 2 副委員長堰野端展雄高志会 3 委員江渡信貴高志会 4 委員舛甚英文日本共産党 5 委員桜田博幸明政一心会 6 委員工藤正廣明政一心会 7 委員田中重光柊の会 ( 平成 25 年 9 月 25 日 ~) 8 委員杉山道夫市政 社民クラブ