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第 4 回広島市競輪運営委員会議事要旨 1 委員会名第 4 回広島市競輪運営委員会 2 開催日時平成 30 年 3 月 19 日 ( 月 )14:00~15:30 3 開催場所広島競輪場東スタンド会議室 4 出席者 ⑴ 委員会委員 (5 人 ) 伊藤敏安委員長 ( 広島大学大学院社会科学研究科附属地

広島競輪事業の現状


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奈良ファンとして登録の後 評価してもらう 登録したらいくらかのメリットを与える としたうえで 実際に奈良に来てもらって Web 上で評価してもらう メリットは金銭ではなく 1 年登録し 評価をしてもらったら情報を与えるというのはど うか IT の仕組みづくりも予算がいると思うが 時間的にも難しいが


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議事録


議長 一同 金の範囲内で 指定管理者が利用料金を設定すると定められており 条例に記載する金額が上限と考えてもらいたい 一方小田原駅西口第 2 東口自転車駐車場は 条例に基づく施設ではないため 料金は公益財団法人自転車駐車場整備センターの運営時の料金を維持して運営するものとしている 2 施設の料金の違


広島競輪開催業務 委託説明書 平成 31 年 2 月 1 日 広島市経済観光局競輪事務局


調査結果の概要 1. 自社チャンネルの加入者動向について 横ばい との見方が拡大自社チャンネルの全体的な加入者動向としては 現状 では 減少 (40.0%) が最も多く 続いて 横ばい (35.6%) 増加 (23.3%) の順となっている また 1 年後 については 横ばい (41.1%) が最も

平成17年5月18日 豊岡市国民健康保険運営協議会シナリオ

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平成 31 年 4 月 1 日 東村山市有料自転車等駐輪場等の今後のあり方検討に向けた サウンディング型市場調査実施要領 1. 前置き この要領でいう駐輪場とは 東村山市内にある東村山市営の自転車等駐輪場のこととします 2. 駐輪場管理の現状について東村山市では現在 17か所の有料駐輪場と4か所の無

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⑴ ⑵ ⑶


千曲市国民健康保険運営協議会会議録

豊洲移転時の収支試算の条件とパターン 収支試算の条件 平成 29 年度予算をベースとして推計 一般会計繰入金の対象範囲や水準は 据え置き 改修経費を 5 億円 / 年とした上で 5 年毎に 5 億円 / 年ずつ増加するものと仮定して試算 変更点 売上高割使用料は 5 年毎に 3% ずつ減少するものと

23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2

2 保険者協議会からの意見 ( 医療法第 30 条の 4 第 14 項の規定に基づく意見聴取 ) (1) 照会日平成 28 年 3 月 3 日 ( 同日開催の保険者協議会において説明も実施 ) (2) 期限平成 28 年 3 月 30 日 (3) 意見数 25 件 ( 総論 3 件 各論 22 件

資料 3 平成 26 年度 神奈川県競輪組合 主要施策説明書 神奈川県

審議経過(主な発言要旨等)

資料3

2 第 3 条について (2) と (3) を別だてする趣旨がわかりません 知識 経験を有し 市長が必要と認める者 で良いと思います 第 3 条第 2 項第 2 号に規定する 知識経験を有する者 とは 市民の参画と協働に関する深い知識や豊富な経験を有する方のことです また 同項第 3 号の規定は 公

内部統制ガイドラインについて 資料

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PowerPoint プレゼンテーション

参考 調査員調査の対象者へのアンケート ( 平成 21 年 4 月実施 ) の概要 1 目的総務省統計局が調査対象者から直接 調査員調査の実施状況を把握し 平成 20 年度の委託業務の中で調査員調査の検証を行うとともに 今後の民間調査機関への指導についての参考資料を得る また 本アンケートでは 回答

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7 仕様書 3ページ 11 策定委員会 のメンバー構成が決まっていれば ご教示いただけますでしょうか 8 その他新施設の敷地の候補地について 開示できるようであればお示しください 9 実施要項 1ページ 2⑸ ここに示されている 消費税額及び地方消費税額 は 契約時の8% を見込むという理解でよろし

ための手段を 指名 報酬委員会の設置に限定する必要はない 仮に 現状では 独立社外取締役の適切な関与 助言 が得られてないという指摘があるのならば まず 委員会を設置していない会社において 独立社外取締役の適切な関与 助言 が十分得られていないのか 事実を検証すべきである (2) また 東証一部上場

議会改革度調査2013 テーマ別分析② 政務活動費

1 報告事項

日本テレビ通り沿道まちづくり協議会(第1回)会議録要旨

第 1 章調査の実施概要 1. 調査の目的 子ども 子育て支援事業計画策定に向けて 仕事と家庭の両立支援 に関し 民間事業者に対する意識啓発を含め 具体的施策の検討に資することを目的に 市内の事業所を対象とするアンケート調査を実施しました 2. 調査の方法 千歳商工会議所の協力を得て 4 月 21

はじめに 会社の経営には 様々な判断が必要です そのなかには 税金に関連することも多いでしょう 間違った判断をしてしまった結果 受けられるはずの特例が受けられなかった 本来より多額の税金を支払うことになってしまった という事態になり 場合によっては 会社の経営に大きな影響を及ぼすこともあります また


学生確保の見通し及び申請者としての取組状況

目次 要旨 1 Ⅰ. 通信 放送業界 3 1. 放送業界の歩み (1) 年表 3 (2) これまでの主なケーブルテレビの制度に関する改正状況 4 2. 通信 放送業界における環境変化とケーブルテレビの位置づけ (1) コンテンツ視聴環境の多様化 5 (2) 通信 放送業界の業績動向 6 (3) 国民

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

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平成 28 年度予算編成方針 我が国の経済は 景気は引き続き緩やかな回復基調を維持しているが その影響が地方経済にまで十分に行き渡っているとは言えず 我々地方の行財政運営の基本となる税等一般財源を確保するためには 臨時財政対策債に頼らざるを得ない状況が続くものと考える また 税制改正も予測されること

第888回浜田市教育委員会定例会

スライド 1

3 流動比率 (%) 流動資産流動負債 短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 平成 26 年度からは 会計制度の見直しに伴い 流動負債に 1 年以内に償還される企業債や賞与引当金等が計上されることとなったため それ以前と比べ 比率は下がっている 分析にあたっての一般的な考え方 当該指標は 1

文章題レベルチェック(整数のかけ算、わり算)【配布用】

公益財団法人和歌山市文化スポーツ振興財団 ( 財団法人和歌山市都市整備公社から名称変更 ) 経営健全化 ( 自立化推進 ) 計画 ( 平成 22 年度 ~ 平成 25 年度 ) 取組結果報告 取組結果報告における各取組の最終進捗結果の説明区分基準 A ほぼ予定どおり 若しくは予定以上に進んだ B 取

平成29年度     地域経済動向調査      調査報告書

田川市水道事業会計

手法 という ) を検討するものとする この場合において 唯一の手法を選択することが困難であるときは 複数の手法を選択できるものとする なお 本規程の対象とする PPP/PFI 手法は次に掲げるものとする イ民間事業者が公共施設等の運営等を担う手法ロ民間事業者が公共施設等の設計 建設又は製造及び運営

8 会議内容 別紙 会議録要旨 のとおり 9 会議資料資料 1: ドライブレコーダーの設置に係る意見照会書及び説明資料資料 2: 平成 28 年度情報公開制度及び個人情報保護制度の実施状況資料 3: 平成 28 年度個人情報取扱事務各種届出一覧資料 4: 防犯等カメラ設置状況 ( 資料 4-1) 防

1. 趣旨この基本方針は 市がネーミングライツの付与に関する事業 ( 以下 ネーミングライツ事業 という ) を実施するにあたり 郡山市広告事業実施要綱 ( 平成 27 年 4 月 1 日制定 )( 以下 実施要綱 という ) 第 19 条 ネーミングライツ スポンサーの募集 に基づき ネーミングラ

各資産のリスク 相関の検証 分析に使用した期間 現行のポートフォリオ策定時 :1973 年 ~2003 年 (31 年間 ) 今回 :1973 年 ~2006 年 (34 年間 ) 使用データ 短期資産 : コールレート ( 有担保翌日 ) 年次リターン 国内債券 : NOMURA-BPI 総合指数

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第5回 東大和市学校規模等あり方検討委員会会議録

407-1 No.

タイトル

1. 口座管理機関 ( 証券会社 ) の意見概要 A 案 ( 部会資料 23: 配当金参考案ベース ) と B 案 ( 部会資料 23: 共通番号参考案ベース ) のいずれが望ましいか 口座管理機 関 ( 証券会社 ) で構成される日証協の WG で意見照会したところ 次頁のとおり各観点において様々

暫定ケアプランの取扱いについて 平成 30 年 11 月 29 日事務連絡隠岐広域連合介護保険課長通知 暫定ケアプランの取扱いについては 介護制度改革 INFORMATION vol.80 平成 18 年 4 月改定関係 Q&A(vol.2) について ( 平成 18 年 3 月 27 日厚生労働省

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進行表 1 委嘱状交付 2 副市長あいさつ 3 委員紹介 ( 自己紹介 ) 事務局紹介 ( 自己紹介 ) 4 委員長 副委員長の選出 南足柄市行政改革推進委員会規則 の概要について説明 委員長に矢野正雄氏 副委員長に喜多村享氏が互選により選出 5 委員長あいさつ 副委員長あいさつ 南足柄市行政改革推

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管理業務主任者 平成 28 年度管理業務主任者全国公開模試総合成績表 VU16118

できる 105. 前項の取扱いを適用する場合には 次の事項を注記する (1) その旨及び決算月に実施した計量の日から決算日までに生じた収益の見積りが極めて困難と認められる理由 (2) 当連結会計年度及び当事業年度の決算月の翌月に実施した計量により確認した使用量に基づく収益の額 ( この収益の額が 決

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⑴ 練馬区の予算規模はどのくらいですか? どんなことに予算が多く使われているのですか? 平成 27 年度の予算規模は約 2,500 億円で 児童 高齢者 障害者 生活困窮者などを支援するための経費の割合が増えています 平成 27 年度における予算額は約 2,500 億円で前年度より約 55 億円増加

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< 受験生トレンド > 受験生に必須のアイテム 受験生の半数以上が勉強に SNS を活用 3 人に 1 人以上が活用している Twitter が第 1 位に 目的は モチベーションを上げたい 記録に残したい 共有して安心したい が上位に 勉強専門アカウントについては約 5 割が興味 約 2 割が活用

墨田区 PPP/PFI 手法導入 優先的検討指針 平成 30 年 1 月 墨田区 - 1 -

の 問を提示して定着度を確認していく 1 分けて計算するやり方 70 = =216 2 =6 2 筆算で計算する方法 題材の指導計画 ( 全 10 時間扱い ) ⑴ ⑵ ⑶ 何十 何百 1 位数の計算 1 時間 2 位数 1 位数

JICA 事業評価ガイドライン ( 第 2 版 ) 独立行政法人国際協力機構 評価部 2014 年 5 月 1

東京都江戸東京博物館

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( 仮称 ) 大阪新美術館の運営への PFI 手法導入に向けた マーケット サウンディング ( 市場調査 ) 実施要領 平成 29 年 11 月 大阪市経済戦略局

発行 第 4 号まで各 2,000 部発行 NPO 団体 コミュニティとの交流 連携 スタッフ研修 中間支援団体の設立支援などを実施している 25 年度からは とめ市民活動プラザ を市に移管し とめ市民活動フォーラム を NPO 法人化した上で 市が NPO 法人とめ市民活動フォーラム に運営管理を

IR 活動の実施状況 IR 活動を実施している企業は 96.6% 全回答企業 1,029 社のうち IR 活動を 実施している と回答した企業は 994 社 ( 全体の 96.6%) であり 4 年連続で実施比率は 95% を超えた IR 活動の体制 IR 専任者がいる企業は約 76% 専任者数は平

出油等の防止堤なんかをかさ上げすることは困難であると認識している 津波対策で かさ上げした場合の被害シミュレーションを見たが 確かに かさ上げしたところは守られる しかし かさ上げされない部分は 戻り波 返し波で 逆に波が高くなる可能性がある コンビナート地域は複数の市町村にまたがっていることもある

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News Release 2014 年 3 月 24 日 伊丹市と新関西国際空港株式会社が 伊丹市域におけるまちづくりの推進 について合意 伊丹市と新関西国際空港株式会社は 伊丹市域の生活環境の改善 地域コミュニティの再生等を図るためのまちづくりを連携して推進するため 2014 年 3 月 24 日

(2) 国語科 国語 A 国語 A においては 平均正答率が平均を上回っている 国語 A の正答数の分布では 平均に比べ 中位層が薄く 上位層 下位層が厚い傾向が見られる 漢字を読む 漢字を書く 設問において 平均正答率が平均を下回っている 国語 B 国語 B においては 平均正答率が平均を上回って

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第 5 回広島市競輪運営委員会議事要旨 1 委員会名第 5 回広島市競輪運営委員会 2 開催日時平成 30 年 5 月 11 日 ( 金 )15:00~16:10 3 開催場所広島競輪場東スタンド会議室 4 出席者 ⑴ 委員会委員 (5 人 ) 伊藤敏安委員長 ( 広島修道大学国際コミュニティ学部教授 ) 伊藤雅次副委員長 ( 企業実務研究所所長 中小企業診断士 社会保険労務士 ) 秋田智佳子委員 ( 弁護士 ) 川島宏治委員 ( ちゅピ COM ひろしま副社長 ) 辻孝和委員 (( 一社 ) 日本旅行業協会中四国事務局長 ) ⑵ 事務局 (3 人 ) 日高洋 ( 広島市経済観光局長 ) 豆谷利宏 ( 広島市経済観光局競輪事務局長 ) 細戸寿彦 ( 広島市経済観光局 ) 5 議事平成 31 年度以降の競輪事業について 6 傍聴人の人数 ⑴ 一般 ⑵ 報道関係 20 人 5 社 7 資料 ⑴ 資料 1 配席表 ⑵ 資料 2 出席者名簿 ⑶ 資料 3 次第 ⑷ 資料 4 第 5 回資料 ⑸ 参考資料 第 1 回資料 第 2 回資料 第 3 回資料 第 4 回資料 8 委員会の要旨平成 31 年度以降の競輪事業について事務局が 資料 4 第 5 回資料 に基づき説明した 各委員が答申のとりまとめ等を行った ( 答申のとりまとめ等の発言要旨は別添のとおり )

委員等発言要旨 1 質問 伊藤副委員長 PPP( パブリック プライベート パートナーシップ ) というのは 広い概念とか狭い概念があるが どういう内容のイメージなのか 要は ノウハウとか 企画とか 当然 資金は民間だと思うが 一部分を行政が行うとか あるいは全部包括的に民間が行うのか どのようなイメージを持っているか PPP という いわゆる民間活用の概念には多義的なところがあると思うが 必ずしも いわゆる PFI( プライベート ファイナンス イニシアティブ ) の様に制度的に狭く捉えるわけではなくて 民間活用ということで広い概念で捉えていただきたい また 民間活用と言っても 民間企業に全ての資金を賄ってもらって 公共団体が 1 円も出さないパターンもあれば 例えば 制度的にいろんな支援を行ったり 制度外でも支援をするインセンティブを与えるという方式があろうかと思う この点については 実は 答申の考え方 の 具体的な検討のところに本市の負担等という記述があり 今後 検討させていただくものと考えている 辻委員 今後も包括委託を継続するならば 少なくとも 10 年程度は一般会計への繰出しを行いつつ 安定した収支を見込める状況となっている という判断の部分まで踏み込み そこまで確約した表現ができるものなのか 収益の確保という部分に疑問を持っている 今後の 10 年の部分について 第 4 回の資料の 9 ページ以降でお示しした 広島競輪の将来の車券売上見通しの関係になろうかと思う 11 ページで これまでの実績を踏まえて 今後の平成 40 年度までの車券売上の見込額について推計を行っている これは確かに委員ご指摘のとおり推計であるため 確約という部分では難しいところがあるが 厳しめに推計させていただいたのではないかと考えている その部分について ご懸念をいただいていることは理解しておりますので 十分留意してやっていかないといけないと考えております 競輪事務局長 前回の 4 回の資料で 将来の車券売上見通しということでお示しした数値については 過去のバックデータから 直近 5 10 15 20 年の 4 パターンの対前年度平均増減率を算出し この 4 パターンから将来を推計したものの中で最も厳しめの数値で説明をさせてもらっている それに対して 各委員から ここまではさすがにいかないのではないかというご意見があったことについても受け止めさせていただいている とはいえ 将来を見込むに当たって 何をベースに見込むかというと ひとつは 過去から現在に至っているトレンドを見ながら 見込むというのが正攻法というか こういったやり方をせざるを得

ないという点がある 一方 平成 27 年度から包括委託という方式に本市の競輪事業を変えさせていただいたが これにより 確実に黒字が出るという運営の態勢になり この 3 年間の車券売上を見ても 安定した状況になっている 全国的にも 平成 29 年度の車券売上が だいたい 6,400 億円 28 年度が 6,300 億円ぐらいだったので 1 パーセント強くらいの微増という状況が続いている また 本市含めいくつか包括委託場があるが 他の包括委託場においても本市と同程度の黒字が出ている さらに 包括委託場でない全国の場を含めても 競輪業界で赤字の施行者はないという状況まで回復している 全国競輪施行者協議会においても 今後もさらに 競輪業界を持続的に発展させていくための取組として 様々なレースの形態を試行錯誤しながらやっており こうした全国的な状況を見ても 今後 車券売上が急激に減少していく傾向ではないのではないかというのが業界の読みでもある また 施行者自体もそういった流れに乗っていけるよう施策を打っていこうということでやっていることから そういう意味においては 将来の推計というよりは これまでやってきた実績 現状を踏まえれば 10 年程度はどうにか現在基調が続くのではないかという あくまで見通しである 過去の数字 傾向をあてはめたという 外部の要因を考えない推計なので 今後の事業のあり方を考えるための一つの基礎資料といってよいのではないか しかも 10 年程度ということで プラスマイナスある程度の幅を見ていただければと思う また 市が示した推計だと 過去の数値傾向をあてはめただけであるが 一方 外部委託の良い点として 民間企業は 怪しい状況や 外部要因に変化が起きれば 手を挙げてくれないと思う 全国的に見ても 外部委託に対し手が挙がっているので 仮に今後売上が伸び悩んだとしても 一定の収益は確保できるとの見通しがあると考えているのではないか その他 収支見込額のところで 場外収入も含めて売上は微減であるにも関わらず インターネットの手数料が 40 パーセントずつくらい伸びているが インターネットの売上はどのくらい伸びているか インターネットの売上自体は 28 年度が 11 億 3200 万円に対して 29 年度が 16 億 600 0 万円超まで伸びている この傾向は過去から同じような傾向できている インターネット発売に係るシステムは 事務局で保有しているのか 外部委託しているのか また 委託しているのであれば 開催業務の委託先と同じか 外部委託である なお 委託先は 開催業務とは別の業者である 競輪場がスポーツ レジャー施設としても利用できることが確認され その利用は拡大しつつあると成果であげているが 最終的なサイクルパークの利用者は何人か

29 年度 3 月末現在で 1 万 7,462 人である 平成 28 年度から倍増しているが どのように増やしたのか 平成 27 年度からの包括委託により始まったもので 民間事業者により啓発が進められ 定着が図られたというなかで増えてきた イベントについても年々改良されていることや SNS を活用した情報発信を行っていることで若い層に徐々に浸透されてきているのではないかと考えている 今後の運営を円滑にしていくためにも サイクルパークに来られた方に 今後の要望をアンケートなどでとるとか ネットの購入が増えているということなので ネットで簡単なアンケートをとるなどして 顧客の状況を掴むことも必要なのかなと思う ご意見として頂戴する 2 とりまとめ 川島委員 答申の考え方は この方向で異論はない 確かに 競輪事業を取り巻く環境が今後とも厳しいことは間違いないし 飛躍的に Ⅴ 字で伸びるなどと楽観視できるようなことは決してないとは思うが それでも この答申の考え方には 今後の あり方 として 安定した繰出金を確保し続けながら将来に備えた整備資金も確保する枠組みづくりが不可欠ということがきちんと明記されているので それ以上はあまり細かい内容や条件を示して縛り付けることなく 競輪事業の存続を期待したいとポジティブに結論付けるということでよい 3 つの諮問事項についての答申なので あまり文章でだらだら書くのではなく A4 の用紙 1 枚程度で 諮問があったことについて 以下のとおり答申する というなかで 誤解を招くような表現をせず 今後の見通しはバラ色だけでないことが分かればよいのではないか その他 表現についても意見はないか

辻委員 方向性については私も異論はない 市長からの諮問は 事業のあり方はどうなのか 老朽化した施設をどうしていくのか 繰出しをどうしていくのか ということがポイントであったと思う その中で 施設 制度 お客様に対応し ダイバート ( 目的地の変更 ) していかないといけない 競輪事業はバラ色ではないが スポーツ レジャーなどという部分で 先般の FISE(Festival International des Sports Extrêmes)Hiroshima2018( 世界最大規模の BMX やスケートボードをはじめとするアーバンスポーツフェスティバル ) で 9 万人くらいのお客様が来ているということもあるので 競輪ではないサイクリングなども取り入れた幅の広い事業として 再整備により施設等を変えていく際は 状況に応じダイバートしていけるよう あらかじめ今後 2 3 年かけて検討し 見通しをつけていく必要があることに十分注意してもらいたい 伊藤副委員長 基本的に私も同じ考えです 2 点確認したい 一つは 包括委託をして 工夫して利益を出してきたので 今後は PPP まで広げてやっていきたいとしたときに PPP というのは計画段階から民間企業が入ってくることから 施行主の主体性はどこまであるのか あくまでこの制度 ( 競輪事業 ) の施行主には地方公共団体でないとなれないので どの辺の位置付けで施行主が入るのか それがないと 結局 民間のためにやっていることになるので 事業全体に対する市の関わり方 民間との役割分担について しっかりと検討した上で構築していただきたい そうしないと競輪という事業の存在価値が全く無くなる もう一つは 第 3 回の固定費なんかを見ると 本場分の売上が下がっていて ハードが老朽化しているということが問題なので 答申を受けて次の段階のことをやっていくには ハードを触らないといけないが 印象としては ハードを触っただけでは簡単に客は戻らない可能性が高い ハードで民間からたくさんお金を入れたとしても 開催日数を増やすなどソフト部分で新しいことをやるよという感じで作ってもらわないと 見返りが来るくらいの収益の確保は非常に難しいかなと思う 場所的にも 素晴らしく良い立地ではないので その辺も考えながら 今はどれだけ小さく事業をするかというのが中心になっており 大きくすれば良いという時代ではないので 少ない人数でどうやって利益を上げるのかということについても しっかりと検討した上で考え方を整理していただきたい そうすればうまくいく可能性もあるのかなと考える なお 少ない人数で利益を上げる方法の 1 つとして 市が持っている広大な駐車場を活用して収入を増やすことなども考えていくべきではないか 競輪事務局長 今のお二人の意見について ごもっともだと思う 施行者として我々がこの事業にどう関わっていくのかについては いわゆる競輪事業の目的自体は 市の財政貢献が第一優先の目的であるので 車券売上を向上させ市への財政貢献度をいかに向上させるのかというあたりだと考えている そういった意味では この競輪事業は 包括委託が浸透し広がってきているが 施行者固有の業務と包括委託できる業務が法律で区分けをされているので 施行者自身が自らやっていかないといけない部分である 開催日程や開催レースの形態の調整については 全国調整のなかで 施行者として より広島市の収益があがるようきっちり調整を行っていきたい 前回の委員会でも 民間への委託をどのような形でやっていくのかについてしっかり整理し 市民に分かりやすいスキームを作る必要があるとの意見を頂戴したが 民間から提案を受けるに当たっては 市がこの事業をどのようにしたいのかという軸になる部分について 一定の期間を設け市としてしっかり整理した上で 民間から提案を募りたいと考えている

答申の考え方に基本的に異存ありません 再整備が必要不可欠ということと 再整備資金の確保も課題となっているということで 走りながら整備もしながら メリハリをつけて耐震補強をしなければならないと思うが 答申では時期などについて触れないのか 競輪事務局長 今の質問については 再整備事業を市費で全て行うのかどうかということに尽きると思う 最終的にこの答申案では 再整備事業自体を民間主導でやっていくということで 民間からの提案を市が吟味するということですから 段階的に施設を整備していくのか 耐震補強にするのか 建替えるのか 部分改修にするのか そういったところも含めて 事業者の提案を求める部分ではないかと考えている 伊藤副委員長 答申に書く必要はないが 競輪場の一番中心となるお客様は高齢男性で 今後 10 年間安定した収支が見込める 1 つの要因として 団塊の世代が高齢層に入ってきて高齢男性人口が増えている影響が大きいと考えている そういう業種であるということを理解した上で 今後の取り組みを検討する必要があると考えている 市にはその点留意して取り組んでいただきたい 本日のご意見を 3 つにまとめると 1 点目は 収支決算見込みのところ 収支が 3 億円程度のプラスになっている これを基金にもっていける これは望ましいことで 包括委託契約の成果である 2 点目は 繰越金が 7 億数千万円ということで ほとんど変わっていない これはいろんな取組の成果もあるが 繰越金と基金の 3 億円 合計で 10 億円あまりというのはこの事業にとって剰余金にあたる この一部を一般会計に繰り出すというのは 非常に合理的なことでもあるし望ましいことである この広い意味での剰余金 これが見込めるということからも 事業の存続にゴーサインをだしても良いかと思う ただし注意したいのは 3 点目 プラスが出ているのはあくまでも改修事業をしないから もし改修事業を行っていけば 繰越金を崩さざるを得ないということで 収支が悪化していくことを避けられない そうしたことから 施設整備のあり方については 部分的な改修 本体施設の改修 多目的等の周辺設備の改修を含めて 今 すぐに市として方向を出すわけにはいかないので 繰り入れ等が可能であれば もう少し様子を見ながら頑張ってもらおう 包括委託の民間事業者の提案等も踏まえながら 良い提案があれば 市と民間の役割分担を決めたうえで 取り組んでいこう ということが答申案に含まれていると受け取っていただければと思う その他 追補等しておくことはあるか

辻委員 答申案の したがって からの部分について 誰が誰に期待するのか 主体性の部分について主語が分かりづらく 読みにくい 委員会として と記述してはどうか 主語があいまいなので 委員会として を入れるかどうかということでご意見としていただいた 他にご意見がないようですので 答申の考え方について 概ねご了承していただいたとしてよいか ( 委員了承 ) 細かい表現等細部については 事務局と相談しながら作成し 最終的には委員長一任としてよいか ( 委員了承 ) ご了承いただいたので そのように取り扱わせていただく 今後の市長への答申等の日程については 事務局と調整の上 委員長から答申を行うこととする