Word 2010 連番付きラベル印刷 ( クイックパーツ フィールド を使う簡易版 ) 図 1 図 18 の連番付ラベルは Word 2010 差し込み文書 差し込み印刷の開始 の [ ラベル ] メニューと 挿入 クイックパーツ の [ フィールド ] メニューを使い作ります 図 1: 三角くじ (48x48mm 4 列 6 行 ) 1. ラベル用紙を決める 始めにラベル用紙を指定します [ ページレイアウト ] 等の設定は PC 任せにします ➊[ 差し込み文書 ] ➋[ 差し込み印刷の開始 ] ➌[ ラベル ] の順にクリック 図 3 図 2:[ 差し込み印刷の開始 ] [ ラベル ] メニュー ➍[ ラベルの製造元 ] ➎[ 製品番号 ] から希望のラベルを選択ここでは 次のラベルを選択しました [ その他 / ユーザー設定 ] [N-48x48(24)] ➎ 確認して ➏[OK] をクリック 図 4 ➏ 図 3:[ ラベルオプション ] メニュー 図 4: 空白ラベルの表示 メモ ここまでの ラベル用紙の選択操作は どのラベルも同じです - 1 -
2. 三角くじ ( ラベル ) をデザインする 図 5: 三角くじのデザイン 連番 : これをフィールドに置き換える 斜線は文字位置確認用です ( 後で削除 ) デザインは左上の 1 枚にします 他のラベルは空白にしておきます 文字列は [ テキストボックス ] または [ ワードアート ] で配置します 連番のデザインはダミー文字を 一番大きな桁数で テキストボックス内の中央に配置します フォント サイズ 文字色なども決めます デザインが終わればファイルに名前を付けて保存します ここでは 三角くじ としました 3. 連番フィールド挿入する ➊ 連番のダミー文字を選択 ( 表示は横になる ) ➋ 挿入 メニューの [ クイックパーツ ] [ フィールド ] の順にクリック 図 7 図 6: 連番フィールドの挿入 ➎ ➏ SEQ X # 0 ここはスペースで区切る ➌[ ] ➍[ 番号 ] ➎[Seq] の順にクリック ➏ フィールドコードを SEQ に続けて半角で入力して ➐[OK] をクリック 図 8 左 図 7: フィールドの選択と ➐ コードの入力 フィールドの挿入が終わると 表示は 1 に成り 空のラベルをクリックすると図 8 右になります アンダーバーはデザインで入れたものです 図 8: フィールドの挿入 - 2 -
4. 三角くじデザインを全部のラベルにコピーする 表ツール [ デザイン ] の [ 罫線の削除 ] で斜線を削除し [ 上書き保存 ] しておきます コピー開始 ➊[ 差し込み文書 ] ➋[ 複数ラベルに反映 ] の順に クリック 図 10 図 9: ラベルのコピー 前 図 10: ラベルのコピー 後 [ 複数ラベルに反映 ] を使うコピーは簡単です しかし ➌«Next Record» を表示する副作用があります これは印刷されるため次のステップで削除します メモ SEQ コードは挿入フィールドを連続番号に置き換えます コード SEQ X # 0 のとき 1,2 10,11 99,100,101 コード SEQ X # 000 のとき 001,002 010,011 099,100,101 と表示します X は識別子のダミーです - 3 -
5.«Next Record» の削除 図 11: ホーム [ 置換 ] メニュー «Next Record» は印刷されるため削除します 1 個ずつ削除すると手数がかかるため 置換メニューで空文字に置き換え削除と同じ結果を得ます 削除 ( 置換 ) 手順 ➊ ホーム [ 置換 ] をクリック 図 12 ➋[ 検索する文字列 ] に «Next Record» と入力 図 10 でコピーして貼り付けても良い ➌[ 置換後の文字列 ] は空のまま ➍[ すべて置換 ] の順にクリック 図 13 図 12:[ 置換 ] メニュー ➎ 図 13: 確認メニュー ➏ ➎[OK] または [ いいえ ] をクリック 図 14 三角くじの例では «Next Record» の表示は [ ラベル数 ]-1 の 23 個あり置換数は全部で ➏23 個です ➐[ 閉じる ] をクリック 図 15 [ 上書き保存 ] して完了です ➐ 図 14:[ 置換 ] メニュー ( 置換後 :[ キャンセル ] が [ 閉じる ] なっている ) 図 15: 完成 切り取り線が必要なときは 表ツール レイアウト [ 選択 ] [ 表全体の選択 ] で表全体を選択し デザイン [ 罫線 ] メニューで罫線を引きます 図 16: 表ツールメニュー - 4 -
6. ラベルの枚数を増やす 図 17: 表ツールメニュー これ以降は 4. 三角くじデザインを全部の と同じです ラベル枚数を増やすには 表の行数を増やします ここでは ページ単位で増やす方法を説明します 図 9: ラベルのコピー 前 から始めます ➊ レイアウト ➋[ 選択 ] から ➌[ 表全体の選択 ] をクリック ➍[ 下に行を挿入 ] をクリック 1 回クリックするごとに 1 ページ追加されます 図 18 は 3 ページ追加して 4 ページ ラベル枚数は 96 枚 ( 連番 1-96) です 図 18: 三角くじの例 ( ラベル枚数 96 枚 連番 1-96) 参考 : [F12] キー : [ 名前を付けて保存 ] メニューが開きます [Ctrl]+[S] キー : ファイルを [ 上書き保存 ] します «Next Record» の «と» IME パッド [ ラテン 1 補助 ] にあります それぞれ U+00AB と U+00BB です キーボード入力は [Shift]+[<] または [Shift]+[>] から [ 環境依存 ] の «と» です 入力頻度が高いときは «Next Record» を短縮文字として単語登録しておくと便利です 注意事項 : 文字列は [ テキストボックス ] または [ ワードアート ] で配置する 画像の [ 文字列の折り返し ] は [ 前面 ] にする - 5 -
7. ラベルの枚数を増やす 2 ラベル枚数を増やすためページを追加すると PC の能力により急に動きが遅くなる時があります この様なときはページ数を減らし 左上ラベルのフィールドコードを書き換えて印刷する方法にします [ 三角くじ ] を 1 ページ毎に印刷する例で説明すると 最初に連番 1~24 を作りファイルの保存と印刷をします 次にフィールドを書き換え連番 25~48 を印刷し 次は 49~72 73~96 と印刷を進めます 図 19: フィードの選択 手順 5. まで進め連番 1 から始まるファイルを作り保存と印刷をします 次にフィールドを書き換え 印刷を続けます 連番 1 を選択します ( 表示は横になります ) 選択範囲の色の濃い部分はフィールドの挿入範囲を示しています 選択した連番 1 を右クリックし 現れるポップアップメニューから [ フィールドの編集 ] をクリックします 図 20 フィールドコードの * MERGEFORMAT 部を r 25 (25 は先頭番号 ) に書き換え [OK] をクリックします 図 21 図 20: フィードコードの書き換え 左上ラベルの番号が [25] になります 他のラベル番号はそのままですが フィールドの更新は印刷時に行われます 確認するには [ 印刷プレビュー ] を表示させます 図 22 図 21: フィードコードの書き換え後 - 6 -
図 22: 印刷プレビュー 印刷プレビューで確認し 間違いが無ければ印刷します また 新たに名前を付けて保存することもできます さらに連番ラベルを増やすときは 同じ手順で左上ラベルのフィールドコードを書き換え印刷を続けます この方法はラベル枚数が多いときはフィールドコードの書き換えが面倒です PC の動作があまり遅くならない範囲でページ数を増やし同じ操作をすれば楽になります この時もフィールドコードの書き換えは 先頭ページの左上ラベルだけです - 7 -