①CSの概要

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資料4-4 新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について 審議のまとめ(参考資料)

新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について(答申のポイント等)

Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値


06-4 平成26年度概算要求説明資料4

平成30年度学校組織マネジメント指導者養成研修 実施要項

地域子育て支援拠点事業について

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資料3-3.文部科学省における子供の貧困対策の総合的な推進

文部科学省では 被災者の生活再建に関連して 就学援助のほか 教員やスクールカウンセラー ボランティアの配置を充実することにより 子供たちの学習支援や心のケアに向けた対応を行っています 被災児童生徒就学支援等事業 (H30 予算額 ( 案 ) 52 億円 (H29 予算額 62 億円 )) 東日本大震

玉川大学教職大学院 教授 小松 郁夫氏

基本方針 2 児童 生徒一人ひとりに応じた学習を大切にし 確かな学力の育成を図ります 基本方針 2 児童 生徒一人ひとりに応じた学習を大切にし 確かな学力の育成を図ります (1) 基礎的 基本的な学力の定着児童 生徒一人ひとりが生きる力の基盤として 基礎的 基本的な知識や技能を習得できるよう それぞ

山口県教育庁社会教育・文化財課

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

学力向上のための取り組み

政策評価書3-3(4)

これまでの審議の整理(2/3)

参考資料 障害者の生涯を通じた多様な学習活動の充実について(1/2)

市中学校の状況及び体力向上策 ( 学校数 : 校 生徒数 :13,836 名 ) を とした時の数値 (T 得点 ) をレーダーチャートで表示 [ ] [ ] ハンドボール ハンドボール投げ投げ H29 市中学校 H29 m 走 m 走 表中の 網掛け 数値は 平均と同等または上回っているもの 付き

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

「公立小・中・高等学校における土曜日の教育活動実施予定状況調査」調査結果

文化庁平成 27 年度都道府県 市区町村等日本語教育担当者研修 2015 年 7 月 1 日 生活者としての外国人 に対する日本語教育の体制整備に向けた役割分担 日本語教育担当者が地域課題に挑む10のステップ よねせはるこ米勢治子 ( 東海日本語ネットワーク )

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初等中等教育局受入れ計画

領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

01 資料1-①_H28予算案ブロック説明会(答申)

施策吊

(参考資料1)参考資料集(1/3)

農山漁村での宿泊体験活動の教育効果について

PowerPoint プレゼンテーション

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

教員の専門性向上第 3 章 教員の専門性向上 第1 研修の充実 2 人材の有効活用 3 採用前からの人材養成 3章43

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

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資料1 「次世代の学校・地域」創生プラン~学校と地域の一体改革による地域創生~


1

第2節 茨木市の現況

第 1 部 施策編 4

高等学校第 3 学年英検準 2 級以上の割合英語教育実施状況調査 30.0 % H26 H26 全国平均 31.9% 30.5 %( 27 ) 34.3 %( 27 ) 3 高等学校教育の質の向上 インターンシップ実施率 ( 高等学校 ) 高等学校中途退学率 児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に

2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

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07-4 平成26年度予算(案)説明資料

平成27年度公立小・中学校における教育課程の編成実施状況調査結果について

06-2 平成28年度概算要求の説明2

はじめに

【資料2】緊急提言(委員意見反映)

地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

下の図は 平成 25 年 8 月 28 日の社会保障審議会介護保険部会資料であるが 平成 27 年度以降 在宅医療連携拠点事業は 介護保険法の中での恒久的な制度として位置づけられる計画である 在宅医療 介護の連携推進についてのイメージでは 介護の中心的機関である地域包括支援センターと医療サイドから医

学校の危機管理マニュアル作成の手引

4. 子育て 教育 福祉 に関して Ⅱ 調査の結果 /4. 子育て 教育 福祉 に関して 問 12 子育て環境の充実度あなたは 西成区は 安心して子育てができる環境が充実している と思いますか? 回答数 1 思う 32 2 どちらかといえば思う どちらかといえば思わない 思わ

スライド 1

情報コーナー用

(2) 国語 B 算数数学 B 知識 技能等を実生活の様々な場面に活用する力や 様々な課題解決のための構想を立て実践し 評価 改善する力などに関わる主として 活用 に関する問題です (3) 児童生徒質問紙児童生徒の生活習慣や意識等に関する調査です 3 平成 20 年度全国学力 学習状況調査の結果 (

資料3 竹原委員発表資料

資料1 第1回会議のポイントについて

第 1 章 解説 平成 27 年度 スクールソーシャルワーカー活用事業 の概要と成果等について紹介します

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平成24年度「学校運営の改善の在り方に関する取組」~学校マネジメントの役割を担う学校事務~(報告書ダイジェスト)

第 1 部第 3 章特別支援教育推進計画 ( 第二期 ) の基本理念と施策の方向性 1 東京都特別支援教育推進計画 ( 第二期 ) の基本理念東京都特別支援教育推進計画 ( 前計画 ) の基本理念発達障害を含む障害のある幼児 児童 生徒の一人一人の能力を最大限に伸長するため 乳幼児期から学校卒業後ま

4 副校長 教頭の長時間業務改善への取組 学校内施設 ( 校舎等 ) の鍵の開閉は 副校長 教頭のみが行うこととせず 全教職員等で協力して行います ( 警備員が配置されている学校においては そのシステムを適切に活用します ) 児童生徒の登校時間については 学校と県教育委員会 市町村教育委員会が連携し

平成28年度「英語教育実施状況調査」の結果について

P5 26 行目 なお 農村部は 地理的状況や通学時 間等の関係から なお 農村部は 地理的状況や通学時 間等から P5 27 行目 複式学級は 小規模化による学習面 生活面のデメリットがより顕著となる 複式学級は 教育上の課題が大きいことから ことが懸念されるなど 教育上の課題が大きいことから P

ICT による新しい学び 急速な情報通信技術 (ICT) の進展やグローバル化など 変化の激しい社会を生きる子供たちに 確かな学力 豊かな心 健やかな体の調和のとれた 生きる力 を育成することがますます重要になってきています 2

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南陽市登下校防犯プラン 南陽市教育委員会 H30.8 月策定 1 はじめに平成 30 年 5 月 新潟市において 下校途中の7 歳の児童が殺害された事件を受け 今後も 社会全体で子供の安全を守ることが一層求められている そのような中 平成 30 年 6 月 22 日 登下校時の子供の安全確保に関する

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

調査実施概況 小学校 ( 都道府県 ( 指定都市除く )) 教育委員会数 ( 1) 学校数児童数 ( 2) 全体 実施数 調査対象者在籍学校数 実施数国語 A 国語 B 主体的 対話的で深い学びに関する状況 ( 3) 算数 A 算数 B 質問紙 平均正答率 13~15 問 国語

【資料2】社会教育主事講習の見直しについて【派遣社会教育主事制度とその現状】

小学校と中学校の連携について

組織目標シート 平成 28 年度 部局 教育委員会事務局局長吉田久芳 1. 部局の使命 児童 生徒一人ひとりを大切にし 豊かな人間性と人間関係を築く力を育むとともに 自ら学び考え行動する子どもの育成を図る学校教育を推進する 市民生活が豊かで活力のあるものになるよう 市民が生涯を通して学習し学び続ける

2 全国 埼玉県 狭山市の平均正答率 ( 教科に関する調査の結果 ) ( 単位 %) (1) 小学校第 6 学年 教科ごとの区分 教科 狭山市 埼玉県 全国 国語 A 国語 B 算数 A 算数 B 学習指導要領の

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2 教科に関する調査の結果 ( 各教科での % ) (1) 小学校 国語 4 年生 5 年生 6 年生 狭山市埼玉県狭山市埼玉県狭山市埼玉県 平領均域正等答別率 話すこと 聞くこと 書くこと

Q4-1 中 1ギャップから小中ギャップへ A4-1 子供たちが小学校から中学校に進学する際 新しい環境での学習や生活に不適応を起こす現象のことを いわゆる 中 1ギャップ と言います 文部科学省が実施してきた 児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査 によれば 不登校児童生徒数 いじめの

公立学校における日本語指導が必要な児童生徒数の推移 ( 人 ) ( 小学校 中学校 高等学校 中等教育学校 義務教育学校 特別支援学校 ) 日本語指導が必要な日本国籍児童生徒は 10 年間で 2.5 倍増 日本語指導が必要な児童生徒は 10 年間で 1.7 倍増 日本語指導が必要な外国人児童生徒は

コミュニティ・スクールの取り組み

国立女性教育会館の機能と取り組み

PowerPoint プレゼンテーション

①H28公表資料p.1~2

p.1~2◇◇Ⅰ調査の概要、Ⅱ公表について、Ⅲ_1教科に対する調査の結果_0821_2改訂

地域と学校を結ぶ社会教育発のコミュニティ・スクール導入(上士幌町教育委員会)

(1) 体育・保健体育の授業を改善するために

新学習指導要領の理念と カリキュラム マネジメント 2019( 平成 31) 年 1 月 16 日 文部科学省 3 階講堂 天笠茂 ( 千葉大学特任教授 )

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PowerPoint プレゼンテーション

小学校の結果は 国語 B 算数 A で全国平均正答率を上回っており 改善傾向が見られる しかし 国語 A 算数 B では依然として全国平均正答率を下回っており 課題が残る 中学校の結果は 国語 B 以外の教科で全国平均正答率を上回った ア平成 26 年度全国学力 学習状況調査における宇部市の平均正答

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目次 1 はじめに 1 2 根拠法令 1 3 計画期間 1 4 大綱の基本方針 2 5 主な取組 3 参考資料 7

学習意欲の向上 学習習慣の確立 改訂の趣旨 今回の学習指導要領改訂に当たって 基本的な考え方の一つに学習 意欲の向上 学習習慣の確立が明示された これは 教育基本法第 6 条第 2 項 あるいは学校教育法第 30 条第 2 項の条文にある 自ら進んで学習する意欲の重視にかかわる文言を受けるものである

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい


3. 分析と結果 公表に対する配慮事項 公表に際しては 文部科学省が定めた平成 29 年度全国学力 学習状況調査実施要領に基づき 次の点に配慮して実施します 1) 本調査は 太子町の子どもたちの学力や学習状況を把握し分析することにより 全国 大阪府の状況との関係において教育及び教育施策の成果と課題を

解禁日時新聞平成 30 年 8 月 1 日朝刊テレビ ラジオ インターネット平成 30 年 7 月 31 日午後 5 時以降 報道資料 年月日 平成 30 年 7 月 31 日 ( 火 ) 担当課 学校教育課 担当者 義務教育係 垣内 宏志 富倉 勇 TEL 直通 内線 5

地域包括ケアシステム

スクールソーシャルワーカー (SSW) 活用事業 趣旨 いじめ 不登校 暴力行為 児童虐待などの背景には 児童生徒が置かれた様々な環境の問題が複雑に絡み合っています そのため 1 関係機関等と連携 調整するコーディネート 2 児童生徒が置かれた環境の問題 ( 家庭 友人関係等 ) への働きかけなどを

Microsoft PowerPoint - 2_「ゾーン30」の推進状況について

Transcription:

コミュニティ スクール ( 学校運営協議会制度 ) について コミュニティ スクール ( 学校運営協議会 ) は 保護者や地域が学校の様々な課題解決に参画し それぞれの立場で主体的に子供たちの成長を支えていくための仕組みです コミュニティ スクールを導入し 放課後関係者が学校運営協議会の委員になることなどにより 学校関係者と放課後関係者が情報や課題を共有したり 教育目標や目指すべき子供像について協議を行うなど 学校 家庭 地域の連携 協働体制を構築することが重要です 制度の概要 保護者や地域住民が学校運営に参画する 学校運営協議会 制度の導入により 地域の力を学校運営に生かす 地域とともにある学校づくり を推進する これにより 子供が抱える課題を地域ぐるみで解決する仕組みを構築し 質の高い学校教育の実現を図る < 学校運営協議会の主な役割 > ( 地方教育行政の組織及び運営に関する法律第四十七条の五 ) 教育委員会が 学校運営協議会を置く学校を指定 校長の作成する学校運営の基本方針を承認すること ( 必須 ) 学校運営について 教育委員会又は校長に意見を出すことができること ( 任意 ) 教職員の任用に関して 教育委員会に意見を出すことができること ( 任意 ) ( 教育委員会はその意見を尊重して教職員を任用する ) < コミュニティ スクールのイメージ > 指定状況等 平成 26 年 4 月時点で全国 1,919 校が指定 目標 コミュニティ スクールを全公立小中学校の 1 割 ( 約 3,000 校 ) に拡大 教育振興基本計画 ( 平成 25 年 6 月 14 日閣議決定 ) コミュニティ スクールの取組に御興味があれば いつでも御説明に伺います! 担当 文部科学省初等中等教育局参事官 ( 学校運営支援担当 ) 付 運営支援企画係谷口 菊地 (03-5253-4111( 内線 2345))

平成 26 年度 コミュニティ スクールの指定状況 コミュニティ スクール :42 都道府県内 1,919 校 ( 幼稚園 94 小学校 1,240 中学校 565 高等学校 10 特別支援学校 10) コミュニティ スクール指定校の割合 ( 小中学校 ) 指定無し ( 全国平均 )4.9% 未満 10% 未満 10% 以上 20% 以上 コミュニティ スクールの学校設置者数 : 4 道県 153 市区町村 ( 村 6 町 46 市 94 特別区 7) 沖縄県は地図を拡大しています H25.4.1 幼稚園 62 園 小学校 1,028 校 中学校 463 校 高等学校 9 校 特別支援学校 8 校 合計 1,570 校 349 校増 H26.4.1 幼稚園 94 園 小学校 1,240 校 中学校 565 校 高等学校 10 校 特別支援学校 10 校 合計 1,919 校

コミュニティ スクール指定校の成果認識 指定校の校長のコミュニティ スクール導入の成果認識は以下のとおり 地域との連携に関係する成果のみならず 保護者や地域からの苦情減 生徒指導上の課題解決 学力向上にも成果があったとの回答もみられる 学校と地域が情報を共有するようになった 92.6 地域が学校に協力的になった 87.7 地域と連携した取組が組織的に行えるようになった 84.0 特色ある学校づくりが進んだ 83.0 学校に対する保護者や地域の理解が深まった 82.6 教職員の意識改革が進んだ 77.4 保護者が学校に協力的になった 63.8 地域の教育力が上がった 56.3 地域が活性化した 51.4 児童生徒の学習意欲が高まった 50.5 保護者や地域からの苦情が減った 46.5 いじめ 不登校 暴力など生徒指導の課題が解決した 42.7 児童生徒の学力が向上した 36.2 家庭の教育力が上がった 32.8 教職員が子供と向き合う時間が増えた 19.8 < 指定年度別成果認識 > 指定年度から年数が経つほど効果実感が高くなる傾向にある 当てはまる + ある程度当てはまる の合計 (%) ( 平成 23 年度文部科学省委託調査研究報告書 / 学校運営の改善の在り方に関する調査研究より )

コミュニティ スクールにおける取組事例 東京都三鷹市 小中 9 年間の子供の育ちを 地域ぐるみで支援し 学力向上に成果 各小中学校の地域住民等が 小中一貫教育校 (= 学園 ) の学校運営について一体となって協議 支援 平成 20 年度までに市内全 22 校を指定し 全中学校区で小中一貫コミュニティ スクールを推進 学校運営協議会の実働組織 ( 学習ボランティア等 ) の協力等により 教育支援が充実し 学力向上に成果

福岡県春日市 ( 春日西中学校 ) 生徒指導上の課題等を 学校 家庭 地域の連携で解決 中学校区内のコミュニティ スクール間で 生徒指導上の課題等について課題を共有し その解決に向けて協働 サポート地域本部 を中心にした三つ ( 学習 安全 環境 ) の支援を充実 住民による地域パトロールの徹底により 補導件数が激減 春日市は平成 22 年度までに春日西中学校を含む市内全 18 校をコミュニティ スクールに指定 < 春日西小学校の取組 > 春日西中学校区の小学校

学校運営協議会と学校支援地域本部等の一体的推進の姿 イメージ 学校運営協議会地域住民等の学校運営への参画 コミュニティ スクールの推進等に関する調査研究協力者会議 ( 第 2 回 ) 配付資料を一部修正 ともに学校 家庭 地域の連携協働により 社会全体の教育力の向上を図る仕組み それぞれの強みを生かしながら 一体的に取組を推進することが必要 < 一体的に推進することで期待される効果 ( 例 )> 学校支援地域本部等地域住民等による教育活動等への支援 学校運営の改善 と 教育支援活動等の充実 の双方向 協働型の取組の推進 学校 家庭 地域の組織的 継続的な連携 協働体制の確立 教育支援活動等を通じた 日々の教育活動や子供への理解の深まり 課題解決の実践 子供の教育に関する課題や目標等の共有による当事者意識の高まり 学校 家庭 地域において 共通したビジョンをもった取組の展開 学校運営協議会 ( コミュニティ スクール ) 学校支援地域本部等 双方を一体的に推進し相乗効果を発揮 学校運営の PDCA サイクルをより効果的に 学校運営の基本方針の承認 学校運営に関する意見 教職員の任用に関する意見のほか 学校支援等との連携協働による支援活動等の総合企画 地域とともにある学校運営 家庭 ( 保護者 PTA) 学校 ( 教職員 ) 地域コーディネーター等 三者の協働による教育支援活動の企画 実践 地域の多様な人材 学校の支援活動 ( 学校支援地域本部 ) 放課後の支援活動 ( 放課後子供教室 ) 家庭教育支援等 < イメージ ( 一例 )> 一体的推進の取組例 人材育成 多様な人材による活動の充実 コーディネーター等の参画 当事者意識の高まり 学校運営の改善 充実 教育支援活動の更なる充実 学校運営協議会委員として PTA 関係者や地域コーテ ィネーター等家庭 地域の代表が参画 子供の教育に関する課題 目標等を共有し 連携協力体制を構築 共通したビジョンをもちながら 教育活動支援 土曜 放課後等の活動支援 子供 家庭支援の取組など各々の組織 場で取組を実践 教職員や学校運営協議会委員 地域コーディネーター等に対する研修等を実施 情報共有 熟議等のネットワークづくりによる一体的な取組の充実 その他 国 都道府県 市町村の役割 責任 負担をどう整理するか 上記はあくまでイメージ ( 一例 ) であり 地域の実情に応じて有機的に組み合わせて実施 社会総がかりの教育の充実に向けた土台を固めることで 地域とともにある学校づくり 人づくり 地域づくりを促進

学校支援地域本部とコミュニティ スクールの発展的展開の事例 学校支援地域本部 + コミュニティ スクールによって 学校 地域 家庭が対等な立場で発言する場を確保し 地域に根ざした児童の育成方針を共有することにより そのためにどのような支援が必要かを地域住民や保護者の方自ら検討し 実施できる 例 ➀ 学校支援地域本部 + CS 例 ➁ CS + 学校支援地域本部 < 奈良市立富雄北小学校の例 > 平成 20 年度に 富雄中学校区地域教育協議会 ( 奈良市は全 22 中学校区に本部を設置 ) 1 中 2 小 2 幼のコーディネーターの相互連携 ボランティアの積極的支援により 地域ぐるみの子育て 教育活動を展開 花いっぱい通学路クリーンアップ作戦 など 園児 児童 生徒 教職員 ボランティアが一体となった活動 < 横浜市立東山田中学校の例 > 平成 17 年度の開校と同時にコミュニティ スクールの指定 学校予算の執行計画の承認など 地域住民や保護者が学校運営に参画 小中学校 町内会等のスケジュールをまとめた コミュニティカレンダー の作成や 地域住民や保護者によるキャリア教育支援を通じて 学校支援の機運が醸成 学校支援地域本部の取組を基盤とし 平成 23 年度にコミュニティ スクールの指定 地域住民や保護者が学校運営に参画し 子供にとって必要な支援は何かを議論 小学校区内の安心 安全への理解を深めることを重視 地域安全マップづくり など 地域連携の意識の醸成 平成 21 年度に東山田中学校学校支援本部 ( 通称 やまたろう本部 ) を設置 上述に加え 学校支援ボランティアのコーディネート 英検 漢検の運営 やまたろうファンド の設立などを実施 富雄中学校区地域教育協議会 花いっぱい通学路クリーンアップ作戦 奈良市地域教育推進事業概念図 東山田中学校コミュニティ カレンダー