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居宅介護支援事業者向け説明会


平成 28 年 2 月以降に認定更新等により要支援認定を受けた方が介護予防訪問介護 介護予防通所介護を利用される場合 これまでの予防給付サービスから総合事業のサービスに変わります 要支援者の認定有効期間は現在最長 12か月ですので 大川市は平成 28 年 2 月から1 年かけて移行します 更新の場合

2. 経口移行 ( 経口維持 ) 加算 経口移行 ( 経口維持 ) 計画に相当する内容を各サービスにおけるサービス計画の中に記載する場合は その記載をもって経口移行 ( 経口維持 ) 計画の作成に代えることができる 従来どおり経口移行 ( 経口維持 ) 計画を別に作成してよい 口腔機能向上加算 口腔

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リハビリテーションマネジメント加算 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味 関心 身体の状況 家屋の状況 家

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介護における尊厳の保持 自立支援 9 時間 介護職が 利用者の尊厳のある暮らしを支える専門職であることを自覚し 自立支援 介 護予防という介護 福祉サービスを提供するにあたっての基本的視点及びやってはいけ ない行動例を理解している 1 人権と尊厳を支える介護 人権と尊厳の保持 ICF QOL ノーマ

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平成 31 年度 地域ケア会議開催計画 魚津市地域包括支援センター 平成 31 年 4 月

点検項目 点検事項 点検結果 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ 計画の定期的評価 見直し 約 3 月毎に実施 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅱ ( リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ の要件に加え ) 居宅介護支援事業者を通じて他のサービス事業者への情報伝達 利用者の興味 関心 身体

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ファーストケアチーム 事業実施マニュアル 阿南市保健福祉部福祉事務所 介護 ながいき課 平成 28 年 6 月作成

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利用者基本情報 基本情報 作成担当者 : 相談日年月日 ( ) 来 所 電話 その他 ( ) 初回 再来 ( 前 / ) 本人の現況在宅 入院又は入所中 ( ) フリガナ 本人氏名 男 女 M T S 年月日生 ( ) 歳 Tel ( ) 住 所 Fax ( ) 日常生活 障害高齢者の日常生活自立度

平成 28 年度第 3 回弘前市ケアマネジャー研修会 1. ケアプランの軽微な変更の内容について ( ケアプランの作成 ) 最新情報 vol.155 p.3 参照 指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準について( 平成 11 年 7 月 29 日老企 22 号厚生省老人保健福祉局企画課長

訪問リハビリテーションに関する調査の概要

このような現状を踏まえると これからの介護予防は 機能回復訓練などの高齢者本人へのアプローチだけではなく 生活環境の調整や 地域の中に生きがい 役割を持って生活できるような居場所と出番づくりなど 高齢者本人を取り巻く環境へのアプローチも含めた バランスのとれたアプローチが重要である このような効果的

加算 栄養改善加算 ( 月 2 回を限度 ) 栄養スクリーニング加算 口腔機能向上加算 ( 月 2 回を限度 ) 5 円 重度療養管理加算 要介護 であって 別に厚生労働大が定める状態である者に対して 医学的管理のもと 通所リハビリテーションを行った場合 100 円 中重度者ケア体制加算


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周南市版地域ケア会議 運用マニュアル 1 地域ケア会議の定義 地域ケア会議は 地域包括支援センターまたは市町村が主催し 設置 運営する 行政職員をはじめ 地域の関係者から構成される会議体 と定義されています 地域ケア会議の構成員は 会議の目的に応じ 行政職員 センター職員 介護支援専門員 介護サービ

14. 介護給付費算定に係る体制等に関する届出 ( 加算届 ) (1) 提出期限 提出先 体制等の届出については 加算等を算定する前月の15 日までに提出すること (16 日以降に提出された場合は 翌々月から算定 ) 加算廃止の場合は 直ちに提出すること 体制等の届出先は 指定申請等の提出先と同じで

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場に結び付けていきます 利用者のための目標設定がポイント 利用者自身がその生活課題に気付き 状況が改善されたときのイメージをもつことが必要です 利用者が主体的になれるよう支援します 非現実的な目標ではなく 実現可能で具体的な目標設定を行ない 利用者が実際に行動に移せるよう支援します 一定期間取り組ん

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Q7: 判定様式には80% を超えるサービスのみ記載するのですか? それとも 80% を超える超えないに関わらず 居宅サービス計画に位置づけたサービスはすべて記載するのですか? A7: 80% を超える超えないに関わらず 居宅サービス計画に位置づけたサービスについて すべて記載してください Q8:

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平成17年度社会福祉法人多花楽会事業計画(案)

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各論第 3 章介護保険 保健福祉サービスの充実

社会福祉法人敬愛会居宅介護支援事業所シクラメン運営規程 ( 事業の目的 ) 第 1 条社会福祉法人敬愛会が開設する居宅介護支援事業所シクラメン ( 以下 事業所 という ) が行う居宅介護支援事業 ( 以下 事業 という ) の適正な運営を確保するために人員及び管理運営に関する事項を定め 事業所の介

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( 参考様式 3)~ 記入例 ~ 指定を受ける障害福祉サービス事業所名を記入してください サービス管理責任者経歴書 事業所の名称 フリガナヤマグチサブロウ氏名山口三郎 ( 郵便番号 - ) 住所 生年月日 昭和 年 月 日 電話番号 - - 主な職歴等 年月 ~ 年 月 勤務先等 職務内容 昭和 年

点検項目点検事項点検結果 リハビリテーションマネジメント加算 (Ⅰ) 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味

居宅介護支援事業所重要事項説明書 [ 平成 29 年 6 月 1 日現在 ] 1. 当事業所が提供するサービスについての相談窓口電話 ( ) ( 月 ~ 土曜日 08:30~17:30) 担当介護支援専門員 / 管理責任者秋吉典子ご不明な点は 何でもおたずねください 2. 居宅

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注意 本様式は参考としてお示しするものです 引用する場合は各法人 事業所にて十分精査した上でご利用ください 介護予防 日常生活支援総合事業第一号事業契約書 様 ( 以下 利用者 という ) と ( 例 : 株式会社 社会福祉法人 会等 )( 以下 事業者 という ) は 事業者が提供するサービスの利

事業内容

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( 選定提案 ) は 利用者に貸与しようと福祉用具の種目の候補が決まった後で 具体的な提案品目 ( 商品名 ) を検討する際に用いる つまり ( 選定提案 ) に記載されるのは 候補となる福祉用具を利用者に対して提案 説明を行う内容である 平成 30 年度の制度改正では 提案する種目 ( 付属品含む

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個別機能訓練加算Ⅰ・Ⅱについて

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利用者満足の向上センターのチラシの配布など センターのPRのために具体的な取り組みを行っている 苦情対応体制を整備している 特記事項 名刺 サービス情報誌 広報での PR イベントでのパネル設置など実施 相談の際のプライバシーの確保を図っている 公平性 中立性の確保 業務改善への取り組み 相談室の整

計画相談支援 障がい児相談支援における特定事業所加算に係る基準の遵守状況に関する記録 ( 保存用 ) 平成年月サービス提供分 異動等区分 1 新規 2 継続 3 変更 4 廃止 加算の区分 1 特定事業所加算 (Ⅰ) 2 特定事業所加算 (Ⅱ) 3 特定事業所加算 (Ⅲ) 4 特定事業所加算 (Ⅳ)

広島県における『地域ケア会議』

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提出用 提出の際は お手元に控えを残してください 東京都介護支援専門員更新研修 ( 実務経験者 ) 受講申込書 届出様式更 - 申 ( 経 )A 私は東京都介護支援専門員更新研修の受講にあたり募集内容を了解したので 下記のとおり申し込みます 1 受講申込者情報フリカ ナ 氏名 住所 ( 姓 ) (

訪問介護事業所の役割 1 訪問介護計画や手順書への記載居宅サービス計画に通院介助及び院内介助の必要性が位置付けられている場合に限り 訪問介護サービスとして 介助が必要な利用者が 自宅から病院 受診手続きから診察 薬の受け取り 帰宅までの一連の行為を円滑に行うために訪問介護員が行うべき援助内容を訪問介

新総合事業移行に係る延岡市 Q&A( 平成 29 年 1 月 4 日版 ) 1/1 ページ 利用回数 問 1 現在 家族や本人の希望により 要支援 1で週に2~3 回 要支援 2で週 3 回利用している方が数名いる 移行後は利用回数を減らす等の対応を行うべきか 答介護予防支援又は介護予防ケアマネジメ

サービス共通.xls サービス共通 介護予防 日常生活支援総合事業 の質問への回答 サービス共通項目 質問等回答作成月 1 定款に追加する事業名については 介護予防 日常生活支援総合事業 でよいか? 訪問型サービスを実施する場合は 介護保険法に規定する第 1 号訪問事業 若しくは帯広市独自のサービス

改定事項 基本報酬 1 入居者の医療ニーズへの対応 2 生活機能向上連携加算の創設 3 機能訓練指導員の確保の促進 4 若年性認知症入居者受入加算の創設 5 口腔衛生管理の充実 6 栄養改善の取組の推進 7 短期利用特定施設入居者生活介護の利用者数の上限の見直し 8 身体的拘束等の適正化 9 運営推

標準契約書

この面に介護保険被保険者証の写しを貼付してください 様式 1 裏面

福祉用具貸与 介護予防福祉用具貸与 心身機能が低下した高齢者に 日常生活の自立を助ける用具をレンタルします 自 宅 に 住 ん で 自 宅 で 受 け る サ ー ビ ス ( 生活環境を整える ) 貸与品目 福祉用具購入費の支給 住宅改修費の支給 手すり スロープ 歩行器 歩行補助杖 車いす ( 付

区分

様式 1 裏面 写しを貼付してください この面に介護保険被保険者証の

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7.居宅療養管理指導

船橋市住宅改修支援事業実施要綱 ( 趣旨 ) 第 1 条この要綱は 住宅改修支援事業の実施に関し 必要なことを定めるものとする ( 定義 ) 第 2 条この要綱において 住宅改修支援事業 とは 介護保険法施行規則 ( 平成 11 年厚生省令第 36 号 以下 施行規則 という ) 第 75 条第 1

保監第   号 

リハビリテーションを受けること 以下 リハビリ 理想 病院でも自宅でも 自分が納得できる 期間や時間のリハビリを受けたい 現実: 現実: リ ビリが受けられる期間や時間は制度で リハビリが受けられる期間や時間は制度で 決 決められています いつ どこで どのように いつ どこで どのように リハビリ

通所リハビリテーションとは 介護保険で認定を受けられた要支援 要介護の方を対象に機能訓練 歩行訓練や日常生活訓練 脳への刺激で認知症予防などを目的に リハビリテーション ( 以下 リハビリ ) を行う通いのサービスです 通所リハビリテーション ( 以下 通所リハビリ ) は 利用者様が可能な限り自宅

護保険のしくみ 介

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同一建物に居住する利用者の減算 特別地域加算 前年度の 1 月あたりの平均実利用者数の分かる書類 ( 地域に関する状況 ) 1 訪問看護ステーション ( 規模に関する状況 ) 前年度の 1 月あたりの平均延訪問回数の分かる書類 13 訪問看護 2 病院又は診療所 3 定期巡回 随時対応サービス連携

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Microsoft Word - 01介護報酬請求の留意点

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1102 請求誤りによる実績取り下げ 1109 時効による保険者申立ての取り下げ 1112 請求誤りによる実績取り下げ ( 同月 ) 1129 時効による公費負担者申立ての取り下げ 1142 適正化 ( その他 ) による保険者申立の取り下げ 1143 適正化 ( ケアプラン点検 ) による保険者申

小児_各論1の2_x1a形式

麹町 2 級以上 介護職員初任者研修 介護福祉士のいずれかあれば尚可 神田佐久間町 2 級以上 介護職員初任者研修 介護福祉士のいずれかあれば尚可 社会福祉法人新生寿会ありすの杜きのこ南麻布 麹町 2 級以上 介護職員初任者研修 介護福祉士のいずれかあれば尚可

要領【H29年度版】

在宅生活への円滑な移行に向けて

Transcription:

リハビリテーション専門職による ケアマネジメント支援事業について 1 平成 30 年 9 月 10 日 西宮市福祉のまちづくり課

リハビリテーション専門職によるケアマネジメント支援事業 ~ 事業概要 ~ < 目的 > ケアプラン作成者がよりよいケアマネジメントを行えるよう支援する < 対象者 > 要支援認定者及び事業対象者のケアマネジメントを実施している地域包括支援センター職員及び介護支援専門員 < 実施内容 > 自立に向けたケアマネジメント会議で検討した事例について 必要に応じて利用者宅に会議に参加したリハビリテーション専門職 ( 以下 リハ職 ) がケアマネジャーに同行 リハ職の専門的見地から生活状況を評価 ケアプラン作成者に対して 本人の望む暮らしに向け 具体的な対応策の助言 提案を行う < 実施方法 > 市から会議参加リハ職の勤務先法人 ( 一部 ) に業務委託 2

自立に向けたケアマネジメント会議 < 目的 > 1. 多職種による協議を通じ 自立を妨げる要因を分析し 具体的な支援方法について検討することで 高齢者の自立支援に向けて働きかけを行う 2. 会議参加者の自立支援に対する考え方の共有や 支援方法のスキルアップを目指す 3

多職種での検討 ~ サービス担当者会議 ~ 一例 ケアプラン作成者 ただし 利用予定のないサービス事業所には入ってもらえない 予防専門型通所サービス事業所 利用者と家族 福祉用具貸与事業所 サービスに関わっていない専門職の意見は得づらい 家事援助限定型訪問サービス事業所 4

そこで 自立に向けたケアマネジメント会議の参加者は 司会 ( 進行及びまとめ役 書記等 ) 地域包括支援センター職員 事例提供者 地域包括支援センター職員又はケアマネジャー 対象者に関わるサービス提供事業者 事例検討し コメントを行う会議参加者 地域包括支援センター職員 ( 社会福祉士 保健師 看護師 主任ケアマネジャー ) リハ職 (2~3 名 ) 新たに栄養士の参画を準備中 5

自立に向けたケアマネジメント会議においてリハ職に期待している役割 リハ職としての専門的見地からの 日常生活に支障のある生活行為の要因の検討 疾患特有の症状と ADL IADL の関連の整理 不足している情報や矛盾点の整理 生活行為の改善の可能性の見当づけ 本人の有する能力を最大限に引き出すための方法等についての提案 6

< 開催方法 > ケアマネジャーのみなさんも見学できます! ( 席と資料の準備のため 包括へ事前申込が必要です ) 5 つの地域包括ケア連携圏域毎に概ね月 1 回開催 ( ただし北部圏域は 3 ヵ月に 2 回の開催 ) 地域包括ケア連携圏域 地域包括支援センター 中央 鳴尾 瓦木 甲東 甲陽園 北部 安井 今津南 浜脇 西宮浜 小松 高須 浜甲子園 上甲子園 深津 瓦木 甲山 甲武 甲東 塩瀬 山口 1 会議につき 4 事例 ( 初回 2 事例 再検討 2 事例 ) 約 2 時間 ( 初回事例 30 分 再検討 25 分 ) 会議資料は普段提出していただいている書類を使用 7

自立に向けたケアマネジメント会議の対象者選定基準 ( 平成 30 年度 ) 自立支援 重度化防止のために会議で検討したい対象者であって 1 要支援 1 2 または事業対象者 2 サービス利用前またはサービス利用開始から概ね半年以内の人 3 被保険者証に審査会意見が記載されている等 支援により生活機能等の改善が見込まれる人 4 リハビリテーション専門職が継続的に関わっていない人 の条件に原則あてはまるもの 8

< 本人の望む暮らしの実現に向けての考え方 > 安定して歩けるようになりたい 目標 : 安定して歩けるようになるサービス内容 : デイサービスに通いリハビリする 通い続ける ( 通うことが目的化する ) 本人は歩けるようになって何がしたいのか ( 長期目標 ) 甲子園球場へ野球を見に行きたい 原因は? 本人の能力? 体力? 改善可能性ある? 環境? 人的要因? 工夫で可能? 要因によってアプローチが異なる まず何を目指す必要があるのか ( 短期目標 ) 目標 対応策の明確化 本人 家族 事業所意識共有 実現へ 9

< 具体的な意見 > 認知症状が疑われる事例 簡易認知症スケール使用の提案 専門医への受診 膝関節痛で歩行不安定 サポーターや福祉用具使用の提案 目標が曖昧 不明確 現実的でない 興味 関心チェックシート利用を提案目標の段階づけ 達成できそうな目標設定を提案 高次脳機能障害のために混乱をきたしている場合 声かけの仕方の工夫 動作分割して伝える 腰痛があるも家族の介護が生きがいになっている事例 痛みを悪化させないような動き方の提言 介護が継続でき 10 るように痛みとの付き合い方 活動量のコントロールの提言

自立に向けたケアマネジメント会議を通じて 本人の望む暮らしの実現 生活の質の向上を目指し 多職種で一緒に考えることを重要視 介護サービスからの卒業のみが目的ではない 多職種の視点を得ることにより 会議の事例だけでなく 他の利用者のよりよい支援につながる 11

会議における確認と検討の限界と同行訪問による支援でさらにめざすこと 例えば 歩く姿を確認できれば もっと具体的に意見がだせるのに お風呂の形状と本人の身体の動きがわかれば 自宅のお風呂に入りたいという希望がかなえられるかも 外出できない要因はなんだろう? 玄関の手すりの位置があっていない? 別のタイプの歩行器の方がよい? 不足する情報の収集 会議での助言 提案内容を現場で検証 修正 12

リハ職によるケアマネジメント支援事業 ~ 実施内容 ~ 自立に向けたケアマネジメント会議 において 初回検討の対象となった利用者への支援を行うケアプラン作成者へ 支援の必要性が生じた場合に実施 実施に当たっては 当該利用者宅をケアプラン作成者が訪問する際に 当該会議において西宮市の依頼を受けて当該利用者への支援について検討したリハ職のうち 1 名が同行して行う 同行するリハ職は リハ職としての専門的見地から当該利用者の心身評価等を行い 生活課題の原因分析を実施し ケアプラン作成者に対して利用者に対するよりよいケアマネジメントを行えるよう具体的な対応策に関する助言 提案を行う 13 支援は 1 回あたり概ね 1 時間程度

リハ職によるケアマネジメント支援事業 ~ 同行訪問だからこそできるケアマネ支援 ~ 例えば 会議で尋ねられた医療に関わる情報を一緒に確認 麻痺や拘縮等のある方の動きの確認 痛みや負担の少ない動きの確認 自宅内の安全な動線の確保策の検討 自宅にある道具を活用した代替策の検討 会議で提案されたことの実現の可能性の確認 実現が難しい場合は修正案の提案 14

リハ職によるケアマネジメント支援事業 ~ リハ職へ伝えている留意事項 ~ 利用者への直接的な支援ではなく ケアプラン作成者への支援であること 生活課題を引き起こす要因を評価し 評価結果をケアプラン作成者にわかりやすく伝えること 利用者の有する能力を最大限に引き出すための支援を提案すること 疾患等を踏まえて生活行為の改善見通しとリスクを示すこと 利用者に対して治療を行わないこと 福祉用具等の提案を行う場合に 受託者が当該用具等を準備することは想定していないこと 必要時には主治医や他の専門職に確認するよう助言すること 15

< 利用手順 1> 利用者同意を得る ~ 自立向けたケアマネジメント会議開催前 ~ 様式 1 号 自立に向けたケアマネジメントを目的に実施する地域ケア会議及びリハビリテーション専門職による訪問について 西宮市 自立に向けたケアマネジメントを目的に実施する地域ケア会議における個人情報使用同意書及びリハビリテーション専門職訪問同意書 自立に向けたケアマネジメントを目的に実施する地域ケア会議 自立に向けたケアマネジメントを目的に実施する地域ケア会議 ( 以下 会議 という ) は 多職種による協議を通じ 自立を阻害する生活上の課題を見つけ 高齢者の自立支援に向けて具体的な支援方法について検討する ことを目的に行なっています 会議は平成 29 年 11 月から 西宮市を 5 つに分けて毎月 ( 北部のみ 3 ヵ月に 2 回 ) 実施しています 会議の参加者は ケアプラン作成を担当している地域包括支援センター職員又は居宅介護支援事業所の介護支援専門員 ( 以下 ケアプラン作成者 という ) とサービスを提供する事業所と 専門職として地域包括支援センター職員 ( 社会福祉士 保健師または看護師 主任ケアマネジャー ) とリハビリテーション専門職 ( 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 ) 等です 介護保険サービスをご利用中の ( 利用予定を含みます ) 方は 生活する上で何らかのお困り事があってご利用されているかと思います この会議では その困り事の背景を探り 解決するための支援方法をご利用先の事業所の方と専門職が一緒に考えて 実際により良い支援にすることで 皆さんの望まれる暮らしの実現を目指しています ( 会議によって 介護保険サービスの利用制限を図るものではありません ) リハビリテーション専門職による訪問 西宮市では ケアプラン作成者が ご自宅を訪問させていただく際に 会議に出席したリハビリテーション専門職 1 名が同行訪問する事業を実施しています リハビリテーション専門職が ケアプラン作成者に対して助言や提案を行い ご本人の望まれる暮らしに向けて よりよい支援とすることを目的とし 会議で必要と判断された場合に訪問させていただきます なお 訪問回数は 1 回 (1 時間程度 ) のみで 治療等を行うものではありません 訪問させていただくリハビリテーション専門職は 西宮市が業務委託契約を結んでいる法人 事業所に所属している職員です 会議および訪問の趣旨にご理解いただき ご同意いただきますようお願いいたします 個人情報使用にのみ 同意ありの場合 個人情報使用及び リハ職訪問に 同意ありの場合 自立に向けたケアマネジメントを目的に実施する地域ケア会議 自立に向けたケアマネジメントを目的に実施する地域ケア会議 リハビリテーション 専門職による訪問 ( 左記の会議で必要と なった場合のみ実施 ) 1. 個人情報使用について私 ( 利用者及びその家族 ) の個人情報については 次に記載するところにより必要最小限の範囲内で使用することに同意します 1 使用目的 自立に向けたケアマネジメントを目的に実施される地域ケア個別会議に必要となる場合 今後の介護保険の利用状況を含めて 自立に向けたケアマネジメントを目的に実施される地域ケア個別会議の実施状況の把握および効果の検証 2 使用条件個人情報の提供は必要最小限とし 地域ケア個別会議においては個人名や住所等 本人と 特定できる箇所を伏せた上で提供すること 2. リハビリテーション専門職訪問について私は ケアプラン作成を担当している地域包括支援センター職員又は居宅介護支援事業所の介護支援専門員が自宅を訪問する際に 上記の会議に出席したリハビリテーション専門職が同行訪問し 生活状況の把握とともに生活目標の実現に向けて助言を行うことに 同意します 同意しません 社会福祉法人 会理事長 ( 地域包括支援センター ) 株式会社 代表取締役社長 ( 事業者名 ) 有限会社 代表取締役社長 ( 事業者名 ) 医療法人 理事長 ( 事業者名 ) 西宮市長 利用者 代理人等 ( 住所 ) あて 平成 年 月 日 ( 氏名 ) 印 ( 住所 ) ( 氏名 ) 印 16

< 利用手順 2> 実施申込 ~ 自立向けたケアマネジメント会議中 ~ リハビリテーション専門職によるケアマネジメント支援事業申込書 会議中 1 利用者宅への同行訪問による支援を希望の有無を司会者が確認しますので お申し出ください 西宮市長あて自立に向けたケアマネジメント会議実施日会議実施圏域 ( いずれかに〇 ) 法人名申込者事業所名 ( ケアプラン作成者 ) 担当者名法人名実施者事業所名 ( リハヒ リテーション専門職 ) 担当者名 年月日申込日年月日 中央 / 鳴尾 / 瓦木 / 甲東 甲陽園 / 北部 連絡先電話番号 2 同行訪問するリハ職を決定します 会議後 3 リハ職と同行訪問日の日程調整を行ってください 利用者 訪問 氏名 住所 西宮市 事例番号 訪問日時 調整済 年 月 日 曜日 ( 時 分 ) の予定 調整中 訪問先 自立に向けたケア会議で 抽出された課題 利用者住所 その他 ( 西宮市 ) 4 市へ申込書を提出してください 特に助言 提案を 受けたい事項 添付書類 本事業の申し込みにあたっては 利用者ご本人の同意が必要です 確認のため 自立に向けたケアマネジメントを目的に実施する地域ケア会議における個人情報使用同意書及びリハビリテーション専門職訪問同意書 の写しを添付してください ( 会議前に提出している場合は不要です ) 17 備考

本人の望む暮らしに向けたよりよい支援の実現に向け ぜひ本事業をご活用ください 希望される場合は 自立に向けたケアマネジメント会議に事例提供していただく必要があります 事例提供のお申し出は ケアプラン委託元の地域包括支援センターまでお願いします ご清聴ありがとうございました 18