方法論 EN-S-031(ver.1.0) サーバー設備の更新 方法論番号 EN-S-031 Ver.1.0 本方法論に基づいてプロジェクトを計画する場合は 方法論名称 サーバー設備の更新 方法論の改定が必要となる場合があるので 計画書作成前に制度管理者へ確認してください < 方法論の対象 > <

Similar documents
EN-S-041: 園芸用施設における炭酸ガス施用システムの導入 削減方法 園芸用施設における CO2 施用について 別途設置している空調用ボイラーの排気ガス等から CO2 を回収し施用するシステムを導入することで 化石燃料方式により施用していた CO2 を削減する 適用条件 1 プロジェクト実施前

(2) ベースラインエネルギー使用量 それぞれの排出起源のベースラインエネルギー使用量の算定方法は以下のとおり 1) 発電電力起源 EL BL = EL ( 式 1) 記号定義単位 ELBL ベースライン電力使用量 kwh/ 年 EL 事業実施後のコージェネレーションによる発電量 kwh/ 年 2)

(2) ベースラインエネルギー使用量 それぞれの排出起源のベースラインエネルギー使用量の算定方法は以下のとおり 1) 発電電力起源 EL BL = EL ( 式 1) 記号定義単位 ELBL ベースライン電力使用量 kwh/ 年 EL 事業実施後のコージェネレーションによる発電量 kwh/ 年 2)

B.2 モニタリング実績 (1) 活動量 ( 燃料消費量 生成熱量 生産量等 ) 記号 モニタリング項目 定義 単位 分類 1 モニタリング方法 概要 頻度 実績値 モニタリング実績 計測対象期間 ( 年月日 ~ 年月日 ) 備考 F PJ,biosolid プロジェクト実施後のバイオマス固形燃料使

Qfuel, ベースラインエネルギー使用量 GJ/ 年 Qheat, 事業実施後使用熱量 GJ/ 年 事業実施前のボイラーのエネルギー消費効率 4 % Fheat, ΔTheat, 事業実施後の設備で加熱された温水の使用量又は熱媒油の流量事業実施後の設備で加熱された温水又は熱媒油の熱利用前後の温度差

1 排出削減事業者の情報排出削減事業者会社名株式会社シンセラ排出削減事業を実施する事業所事業所名株式会社シンセラ排出削減事業共同実施者 ( 国内クレジット保有予定者 ) 排出削減事業共同実施者名一般社団法人低炭素投資促進機構 1

A.3 排出削減量の算定方法 A.3.1 排出削減量 ER EM BL EM PJ ( 式 1) 定義単位 数値 4 ER 排出削減量 1 kgco2/ 年 0 t<1 年 年 t<2.5 年 年 <t EM BL ベースライン排出量 2 kgco2/

<8CF68A4A E94728F6F8DED8CB88E968BC68C7689E62E786C73>

Microsoft Word - 表紙.doc

【HP公開用】J-グリーン・リンケージ倶楽部(電気自動車)プロジェクト計画書案(別紙) 1205

1 プロジェクト実施者の情報 1.1 プロジェクト実施者 ( 複数のプロジェクト実施者がいる場合は代表実施者 ) ( フリガナ ) エンジニアウッドミヤザキジギョウ実施者名キョウドウクミアイエンジニアウッド宮崎事業協同組合住所 宮崎県都城市吉尾町 プロジェクト代

1 プロジェクト実施者の情報 1.1 プロジェクト実施者 ( 複数のプロジェクト実施者がいる場合は代表実施者 ) 実施者名 住所 イッハ ンサ イタ ンホウシ ンフ ナノサトシラカミコウシャ一般財団法人ブナの里白神公社 青森県中津軽郡西目屋村大字田代字神田 プロジェク

番号文書項目現行改定案 ( 仮 ) 1 モニタリン 別表 : 各種係 グ 算定規程 ( 排出削 数 ( 単位発熱量 排出係数 年度 排出係数 (kg-co2/kwh) 全電源 限界電源 平成 21 年度 年度 排出係数 (kg-co2/kwh) 全電源 限界電源 平成 21 年度 -

方法論 EN-S-027(ver.1.0) 屋上緑化による空調に用いるエネルギー消費削減 方法論番号 EN-S-027 Ver.1.0 本方法論に基づいてプロジェクトを計画する場合は 方法論名称屋上緑化による空調に用いるエネルギー消費削減方法論の改定が必要となる場合があるので 計画書作成前に制度管理

Microsoft Word 磁気ディスク装置_Version 1.1(p)

第 18 回 J- クレジット制度運営委員会資料 平成 31 年 2 月 28 日 ( 木 )13:00~15:00 経済産業省別館 2 階 227 省庁共用会議室

プロジェクト概要 ホーチミン市の卸売市場で発生する有機廃棄物を分別回収し 市場内に設置するメタン発酵システムで嫌気処理を行なう また 回収したバイオガスを利用してコジェネレーション設備で発電および熱回収を行ない市場内に供給する さらに メタン発酵後の残さから堆肥メタン発酵後の残さから堆肥 液肥を生産

H26 年度 JCM 方法論和文要約 A. 方法論タイトル 電気自動車による地球温室効果ガス排出量削減 B. 用語の定義 用語定義電気自動車 ( 以下 EV) 車載電池からの電力のみで走行する自動車をいう 送電線経由で車載 2 次電池に蓄電し 走行時に電動機に電力を供給する 2 次電池車が一般的であ

平成 27 年度補正予算中小企業等の省エネ 生産性革命投資促進事業費補助金 設備別省エネルギー効果計算の手引き 省エネルギー効果計算について 平成 28 年 7 月 2.0 版

西部ガスが供給するガスの二酸化炭素排出係数および使用量の原油換算方法について

御意見の内容 御意見に対する電力 ガス取引監視等委員会事務局の考え方ることは可能です このような訴求は 小売電気事業者が行うことを想定したものですが 消費者においても そのような訴求を行っている小売電気事業者から電気の小売供給を受け 自らが実質的に再生可能エネルギーに由来する電気を消費していることを

取組概要 ( 申請書からの転記 ) 全 般 排 出 量 の 認 識 取組名称 認証取得者名取組の概要 適用したカーボン オフセット第三者認証基準のバージョン認証の有効期間オフセット主体認証ラベルの使途 認証対象活動 認証番号 :CO 有効期間満了報告書受領済み 持続可能な島嶼社会の発展に

PowerPoint プレゼンテーション

<4D F736F F F696E74202D E9197BF A A A905692E88AFA95F18D908F918DEC90AC B838B816990E096BE A2E >

Microsoft Word 後藤佑介.doc

定期報告書作成支援ツール << 特定表 >> の概要 定期報告書作成支援ツール << 特定表 >>( 以下 本ツール と言います ) は エネルギーの使用の合理化等に関する法律 ( 以下 省エネルギー法 と言います ) に基づき提出が義務付けられている定期報告書の作成を支援するためのツールです 入力

untitled

<8E9197BF31305F B E8D8096DA2E786C7378>

東洋インキグループの環境データ(2011〜2017年)

4 信頼性確保のための原則 DO YOU KYOTO? クレジット制度の信頼性を確保するため, 排出削減プロジェクトの計画 実施, モニタリング, 算定, 検証など, 手続きの規定に当たっては, 以下の原則を最大限配慮するとともに, それぞれの原則に限界を設ける場合は数値で明示する ⑴ 完全性排出削

事例8_ホール素子

様式第 1 別紙 1 所在地は郵便番号から記載 ( 以下同様 ) 様式第 1 交付申請書の代表者の職 氏名と一致 代表事業者 ( 設備保有者 目標保有者 ) 1 法人 事業実施責任者 経理責任者 代表事業者の事務連絡先 2 整備計画書 法人名 リース株式会社 法人所在地 110- 東京都千代田区 主

Microsoft Word - 節水装置によるGHG排出削減効果推計方法論_v.1.0.docx


untitled

センタリング


スライド 0

再エネクレジットの算定方法

Microsoft Word - 修正履歴_ docx

各企業の目標水準及び実績値 独自に目標を設定している企業について 目標及び実績値を記載 企業名目標指標基準年度目標水準 別紙 2 アルミニウム圧延業 基準年度比削減率 2013 年度

) まとめ シート 複数の電源に共通する条件等を設定します 設定する条件は 以下の 6 つです. 割引率 - 0% % % 5% から選択. 為替レート - 任意の円 / ドルの為替レートを入力. 燃料価格上昇率 ( シナリオ ) - 現行政策シナリオ 新政策シナリオを選択 4. CO 価格見通し

電解水素製造の経済性 再エネからの水素製造 - 余剰電力の特定 - 再エネの水素製造への利用方法 エネルギー貯蔵としての再エネ水素 まとめ Copyright 215, IEEJ, All rights reserved 2

3.1 マニュアルの構成と事前準備作業 ( 全事業共通 ) 本章においては図 15 の流れに沿って CO2 削減効果の計算方法を 以下の 4 つの事業類型 別に解説する (1) ハード対策事業 : 温暖化対策技術の開発や実証 導入補助を通した CO2 削減事業例 ) 水素燃料電池車の開発 洋上風力発


新潟県地域新エネルギー重点ビジョン報告書

平成 30 年度朝倉市地球温暖化対策実行計画 ( 事務事業編 ) 実施状況報告書 ( 平成 29 年度実績 ) 平成 30 年 9 月 朝倉市環境課



PowerPoint プレゼンテーション

別添 4 レファレンスアプローチと部門別アプローチの比較とエネルギー収支 A4.2. CO 2 排出量の差異について 1990~2012 年度における CO 2 排出量の差異の変動幅は -1.92%(2002 年度 )~1.96%(2008 年度 ) となっている なお エネルギーとして利用された廃

排出削減事業計画 排出削減事業の名称 : ロイヤルホテル高効率照明化への更新プロジェクト 排出削減事業者名 : 大和リゾート株式会社 排出削減事業共同実施者名 : 大和ハウス工業株式会社 その他関連事業者名 : 1

プロジェクト登録一覧 別添 1 プロジェクト登録申請日 プロジェクト概要 適用方法論 方法論番号名称 / 新設 プロジェクト実施場所 認証予定期間開始日 認証予定期間終了日 排出削減量 吸収量 ( 総量 ( 見込 )) 審査機関 1 69 平成 27 年 3 月 6 日 社会福祉法人加茂つくし会 千

untitled



< A835E838A F8C7689E68F91816A8EAD F838B815B A D E83672E786C73>

参考資料 5 ( 平成 26 年 10 月 24 日合同専門家会合第 1 回資料 4-1 より抜粋 データを最新のものに更新 ) 温室効果ガス排出量の現状等について 平成 27 年 1 月 23 日

<4D F736F F F696E74202D F43444D838D815B D B988C493E089F090E08F91816A5F8CF68EAE94C5>

様式1

目次 1. 奈良市域の温室効果ガス排出量 温室効果ガス排出量の推移 年度 2010 年度の温室効果ガス排出状況 部門別温室効果ガス排出状況 温室効果ガス排出量の増減要因 産業部門 民生家庭部門

2(1) 総量削減義務と排出量取引制度のポイント (2010 年度 ~) 大規模事業所向け制度の主な変更点等 旧制度 ( 地球温暖化対策計画書制度 ) 新制度 ( 排出総量削減義務と排出量取引制度 ) 温室効果ガス排出量の削減対策推進義務 排出総量の削減義務と排出量取引制度の導入 計画書等の作成 提

Monitoring National Greenhouse Gases

RIETI Highlight Vol.66


株式会社日清製粉グループ本社 第158期中間事業報告書


<4D F736F F D208EC090D195F18D908F B4C93FC977697CC816A32392E30322E31352E646F63>

cat A

注 1: 要件の判断に係る算定に当たっては 複数の発電用の電気工作物が同一の接続地点に接続している場合は 一つの発電用の電気工作物とみなす 注 2: 特定発電用電気工作物に該当しない電気工作物は 発電事業の要件 ( 小売電気事業用等接続最大電力の合計が 1 万 kw 又は 10 万 kw を超えるも

平成 31 年 3 月 平成 30 年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金 (CO2 削減ポテンシャル診断推進事業のうち低炭素機器導入事業 ) 事業報告の手引き 一般社団法人低炭素エネルギー技術事業組合 本補助事業交付規定第 15 条のとおり 補助金の交付をうけた補助事業は 年度 (

資料2 省エネルギー改修事業に係る契約に関する解説資料(案)

PowerPoint プレゼンテーション

スライド 1

資料3 日常生活CO2情報提供ツール(仮称)の更新について

事例2_自動車用材料

目 次 ( 補足説明資料 1) 入札価格算書作成用算シート ( 補足説明資料 2) 入札価格算書記載例 ( 補足説明資料 3) 合成比率の算定書作成要領 ( 補足説明資料 4) 入札価格と受給料金の関係 ( 補足説明資料 5) 二酸化炭素排出係数 - 特定排出者の事業活動に伴う温室効果ガスの排出量算

再生可能エネルギー発電と二次電池を導入した地域電力システムのシミュレーションによる設計

Microsoft Word - 1.B.2.d. 地熱発電における蒸気の生産に伴う漏出

製糖工場におけるバガス利用コジェネレーション ( 調査実施団体 : みずほ情報総研株式会社 ) 調査協力機関 調査対象国 地域対象技術分野事業 活動の概要 MRV 方法論適用の適格性要件 リファレンスシナリオ及びバウンダリーの設定 Dan Chang Bio-Energy Co., Ltd(DCB)

目 次 1 本書の位置付け 落札者決定の手順 落札者の決定... 5

2357

すべての事業者 ( 企業 ) の責務 省エネ法第 3 条告示第 57 号エネルギーの使用の合理化に関する基本方針 1 工場等においてエネルギーを使用して事業を行う者が講ずべき措置 (1) 工場等においてエネルギーを使用して事業を行う者は 次の各項目の実施を通じ エネルギー消費原単位の改善を図るものと

untitled

2008年度(平成21年度)温室効果ガス排出量

大規模災害等に備えたバックアップや通信回線の考慮 庁舎内への保存等の構成について示すこと 1.5. 事業継続 事業者もしくは構成企業 製品製造元等の破綻等により サービスの継続が困難となった場合において それぞれのパターン毎に 具体的な対策を示すこと 事業者の破綻時には第三者へサービスの提供を引き継

イ使用年数基準で更新する施設 ( ア ) 使用年数基準の設定使用年数基準で更新する施設については 将来の更新需要を把握するためにも 更新するまでの使用年数を定める必要がありますが 現時点では 施設の寿命に関する技術的な知見がないことから 独自に設定する必要があります このため あらかじめ施設を 耐久

untitled

ブック 1.indb

Microsoft Word - SMS結果報告書.doc

平成23年度 第4回清掃審議会議事録

.J.[.{...I.t.Z.b.g_....

( ) ver.2015_01 2



DX-PC55_−ç(0)-A


対策事業推進上のポイント 1. 事業の導入フロー 再生可能エネルギー事業 省エネルギー事業 2. 事業の概要及び判断基準 ( テーマ別 ) 3. 事業導入時における実作業 (Gr 討議 ) 4. 回答例 ( 別資料 ) 5. 参加者からの意見等 2

Microsoft Word - 報告書.doc

4.1 はじめに 二酸化炭素 (CO 2 ) メタン (CH 4 ) 一酸化二窒素 (N 2 O) ハイドロフルオロカーボン (HFCs) パーフルオロカーボン (PFCs) 六ふっ化硫黄 (SF 6 ) 三ふっ化窒素 (NF 3 ) について 温室効果ガス別 部門別に 以下のとおり 2020 年度

Transcription:

方法論番号 EN-S-031 Ver.1.0 本方法論に基づいてプロジェクトを計画する場合は 方法論名称 サーバー設備の更新 方法論の改定が必要となる場合があるので 計画書作成前に制度管理者へ確認してください < 方法論の対象 > < 確認先メールアドレス> help@jcre.jp 本方法論は 省電力のサーバー設備へ更新することにより 電力使用量を削減する排出削減活 動を対象とするものである 1. 適用条件本方法論は 次の条件の全てを満たす場合に適用することができる 条件 1: プロジェクト実施前のサーバー設備よりも省電力のサーバー設備に更新すること 条件 2: プロジェクト実施前のサーバー設備における電力使用量及び稼働時間について 原則として プロジェクト実施前の 1 年間の累積値が把握可能であること < 適用条件の説明 > 条件 1: プロジェクト実施後のサーバー設備がより省電力であることは 以下に表される電力使用原単位 がプロジェクト実施前と比べて小さくなっていることで確認する 電力使用量電力使用原単位 稼働時間 サーバー設備の更新に伴い仮想化 統合化を行ってもよい なお サーバー設備を更新する場合であっても 以下のいずれかに該当する場合には 条件 1 を満たさないこととする 1 更新前の設備の情報がない場合 2 故障若しくは老朽化等により更新前の設備を継続利用できない場合又は継続利用できても導入から法定耐用年数の 2 倍を超えている場合また プロジェクト実施前後でサーバーの使用目的が変更 ( サーバーの運用方法の変更に伴い稼動時間が増加する場合等も使用目的の変更に含む ) されている場合も条件 1 を満たさないこととする 条件 2: ベースラインのサーバーの電力使用原単位の算定に使用する プロジェクト実施前のサーバー設備における電力使用量及び稼働時間については 原則として プロジェクト実施前の 1 年間の累積値の把握が必要であるが 電力使用原単位の変動が年間を通じて少ないことをサンプリングデータ等によって合理的に示せる場合には より短い期間の累積値データにより把握してもよい 1

2. 排出削減量の算定 ER EM EM PJ ( 式 1) ER 排出削減量 tco2 / 年 EM ベースライン排出量 tco2 / 年 EMPJ プロジェクト実施後排出量 tco2 / 年 < 排出削減量の算定で考慮すべき温室効果ガス排出活動 > 項排出活動温室効果ガス説明 ベースライン排出量 サーバー設備の使用 CO2 主要排出活動 ベースラインのサーバー設備の使用に伴う電力の使用による排出量 プロジェクト実施後排出量 サーバー設備の使用 CO2 主要排出活動 プロジェクト実施後のサーバー設備の使用に伴う電力の使用による排出量 3. プロジェクト実施後排出量の算定 EM PJ ELPJ CEF electricity, t ( 式 2) EMPJ プロジェクト実施後排出量 tco2/ 年 ELPJ プロジェクト実施後のサーバー設備における電力使用量 kwh/ 年 CEFelectricity,t 電力の CO2 排出係数 tco2/kwh 4. ベースライン排出量の考え方 本方法論におけるベースライン排出量は プロジェクト実施後の稼働時間と等しい時間を プロジェ クト実施後のサーバー設備ではなく ベースラインのサーバー設備を稼働する場合に想定される CO2 排 出量とする T T PJ ( 式 3) 記号定義単位 T ベースラインのサーバー設備の稼働時間 h/ 年 TPJ プロジェクト実施後のサーバー設備の稼働時間 h/ 年 2

5. ベースライン排出量の算定 EM T BU CEF ( 式 4) electricity,t EL before BU ( 式 5) Tbefore EM ベースライン排出量 tco2/ 年 T ベースラインのサーバー設備の稼働時間 h/ 年 BU ベースラインのサーバー設備の電力使用原単位 kwh/h CEFelectricity,t 電力の CO2 排出係数 tco2/kwh ELbefore プロジェクト実施前のサーバー設備における電力使用量 kwh/ 年 Tbefore プロジェクト実施前のサーバー設備の稼働時間 h/ 年 < 補足説明 > プロジェクト実施前のサーバー設備における電力使用量 (ELbefore) 及びプロジェクト実施前のサーバー設備の稼働時間 (Tbefore) は プロジェクト実施前の実績値を用いる 6. モニタリング方法ベースライン排出量とプロジェクト実施後排出量を算定するために必要となる モニタリング項目及びモニタリング方法例等の一覧を下表に示す プロジェクト計画書の作成時には 選択した算定式に応じてモニタリング項目を特定し 実施規程 ( プロジェクト実施者向け ) 及びモニタリング 算定規程に従い モニタリング計画を作成する モニタリング時には モニタリング計画に従いモニタリングすること 1) 活動量のモニタリング モニタリング項目モニタリング方法例モニタリング頻度注釈 TPJ プロジェクト実施後のサーバー設備における稼働時間 (h/ 年 ) 稼働記録をもとに算定対象期間で累計 1 ELPJ プロジェクト実施 電力会社からの請求書をもとに算定 対象期間で累計 後のサーバー設備 電力計による計測 における電力使用 量 (kwh/ 年 ) 3

Tbefore プロジェクト実施 稼働記録をもとに算定 1 前のサーバー設備 原則 プロジェクト開始直近の 1 2 の稼働時間 (h/ 年 ) 年間以上の実績を累計 ELbefore プロジェクト実施 電力会社からの請求書をもとに算定 2 前のサーバー設備 電力計による計測 原則 プロジェクト開始直近の 1 における電力使用 年間以上の実績を累計 量 (kwh/ 年 ) 2) 係数のモニタリング モニタリング項目モニタリング方法例モニタリング頻度注釈 CEFelectricity,t 電力の CO2 排出係 デフォルト値を利用 3 数 (tco2/kwh) CEFelectricity,t = Cmo (1-f (t)) + 検証申請時に最新のものを使用 Ca(t) f (t) ここで t : 電力需要変化以降の時間 ( プロジ ェクト開始日以降の経過年 ) Cmo : 限界電源 CO2 排出係数 Ca(t) : t 年に対応する全電源 CO2 排 出係数 f (t) : 移行関数 0 [0 t<1 年 ] f (t) = 0.5 [1 年 t<2.5 年 ] 1 [2.5 年 t] プロジェクト実施者からの申請に基 づき CEFelectricity,t として全電源 CO2 排出係数を利用することができ る < 1> プロジェクト実施前後のサーバー設備における稼働時間 (TPJ 及び Tbefore) は 原則 プロジェクト実施前後で統一された条件で計測されたものであることが必要である ただし 保守的な値となる場合はこの限りではない < 2> ベースラインのサーバー設備の電力使用原単位に使用する プロジェクト実施前のサーバー設備における稼働時間 (Tbefore) 及びプロジェクト実施前のサーバー設備における電力使用量 (ELbefore) は 原則としてプロジェクト実施前 1 年間の累積値を把握することが必要である ただし 電力使用原単位の変動が年間を通じて少ないことをサンプリングデータ等によって合理的に示せる場合には より短い期間の累積値データにより把握してもよい 4

< 3> サーバー設備の更新に伴い統合化を行う場合には Tbefore はプロジェクト実施前に使用していたサーバー設備のいずれかが稼働していた時間とすること ( 例 : サーバー A が 8 時 ~13 時 (5h) サーバー B が 12 時 ~17 時 (5h) の間稼働していた場合 Tbefore=9h) また ELbefore は全てのサーバーの電力使用量の合計値とすること 自家用発電機による発電電力を用いる場合は 附属書 A に従い電力の CO2 排出係数を求めること 7. 付記 < 妥当性確認に当たって準備が必要な資料一覧 > 必要な資料具体例適用条件 1を満たすこ プロジェクト実施後のサーバー設備の設備概要が分かる資料( 仕様書等 ) とを示す資料 プロジェクト実施前のサーバー設備の設備概要や使用年数等が分かる資料( 仕様書等 プロジェクト実施前のサーバーの運用記録及びプロジェクト実施後のサーバーの運用予定が分かる資料 適用条件 2 を満たすこ とを示す資料 プロジェクト実施前 1 年間の電力使用量及び稼働時間 < 方法論の制定及び改定内容の詳細 > Ver 制定 / 改定日有効期限内容 1.0 2013.5.10 新規制定 5

附属書 A: 自家用発電機による発電電力を用いる場合の取扱いについて ( 要求事項 ) プロジェクト実施前後において自家用発電機による発電電力を用いる場合は 電力の CO2 排出係数を以下の式によって算定する F HV CEF CEF, gene gene, fuel electricity, t ELgene ( 式 a-1) gene fuel CEFelectricity,t 電力の CO2 排出係数 tco2/kwh Fgene 自家用発電機に投入される燃料使用量 t/ 年, kl/ 年, Nm 3 / 年等 HVgene,fuel 自家用発電機に投入される燃料の単位発熱量 GJ/t, GJ/kL, GJ/Nm 3 等 ELgene 自家用発電機の発電電力量 kwh/ 年 CEFgene,fuel 自家用発電機に投入される燃料の CO2 排出係数 tco2/gj 電力の CO2 排出係数を算定するために必要となる モニタリング項目及びモニタリング方法例等を下表に示す 1) 活動量のモニタリングモニタリング項目モニタリング方法例モニタリング頻度注釈 Fgene 自家用発電機に投入 燃料供給会社からの請求書をもとに 対象期間で累計 される燃料使用量 算定 (t/ 年, kl/ 年, Nm 3 / 燃料計による計測 年等 ) ELgene 自家用発電機の発電 電力計による計測 対象期間で累計 電力量 (kwh/ 年 ) 2) 係数のモニタリング モニタリング項目モニタリング方法例モニタリング頻度注釈 HVgene,fuel 自家用発電機に投入 デフォルト値を利用 * される燃料の単位発 検証申請時に最新のものを使用 熱量 (GJ/t, GJ/kL, ただし 固体燃料又は都市ガスを使 GJ/Nm 3 等 ) 用する場合には 供給会社提供値を 固体燃料 : 仕入れ単位ごと 利用 都市ガス : 供給元変更ごと CEFgene,fuel 自家用発電機に投入 デフォルト値を利用 * される燃料の CO2 検証申請時に最新のものを使用 排出係数 (tco2/gj) ただし 固体燃料又は都市ガスを使 用する場合には 供給会社提供値を 固体燃料 : 仕入れ単位ごと 利用 都市ガス : 供給元変更ごと * 化石燃料の単位発熱量及び排出係数は 供給会社からの提供値又は実測により把握することもできる この場合 モニ タリング 算定規程 に示す要求頻度を満たしてモニタリングを実施すること 6