玄海地域の都市計画の指定について 宗像市都市計画審議会参考資料第 1 号議案 大島地域 玄海地域 宗像地域 都市計画の指定に向けた市の取り組み 宗像市では 玄海地域の都市計画の指定について 平成 21 年度中に法手続きに着手することを目指し これまで住民説明会などを開催してきました しかしながら 住民のみなさんの十分な理解が得られている状況ではないことから 説明会の意見等を踏まえ 都市計画の指定はもう少し時間をかけて進める必要があると判断しました そこで法手続きを延期するとともに 今後は 地区計画などの具体的な検討を住民のみなさんと協働で行いながら 都市計画の指定についてご理解が得られるよう取り組んでいきたいと考えています 今までの取り組み 今後の取り組み 玄海地域の都市計画区域指定を目指し 平成 21 年度中に法手続きに着手 4 つのコミュニティ 自治会 地区ごとに 住民説明会等を開催 ( 主な意見 ) 内容がわかりにくいので わかりやすく説明してほしい 時間をかけて説明し 住民の意見を聞いてから決めてほしい 過疎化対策も含めて具体的な計画案を示してほしい もう少し時間をかけて進める必要がある 広報紙 ホームページによる広報活動 説明会( ルックルック講座 ) の実施 地区ごと 集落ごとに地区計画などの具体的な検討を協働で実施市では 住民のみなさんとの協働作業を行いながら 都市計画へのみなさんの理解を得たいと考えています法手続きの着手を延期 1
福岡県における都市計画の指定状況 福岡県では 都市計画区域の指定に加え 都市計画区域外に大規模な開発が無秩序に広がらないようにするとともに 災害に強い一定基準の建物を誘導するために 平成 20 年 3 月に県下 26 市町に対し準都市計画区域を指定しました その結果 中山間部を除く地域で 準都市計画区域が指定されていないのは 玄海地域だけとなっております 玄海地域については 平成 2 2 年までに都市計画区域の指定を目指していましたので これを前提に準都市計画区域の指定が見送られました 都市計画区域指定状況図 中山間部 今後の方針 < 準都市計画区域に関する県 市の考え方 > 都市計画区域の指定が予定より遅れるのであれば 広域的な土地利用調整の見地から 福岡県準都市計画区域が県下で唯一未指定である玄海地域に 早急に指定する必要があると判断しています都市計画区域を指定するまでの間 このまま土地利用のがない状態にすると 未宗像市接道敷地における建築などが進み 安全 安心のまちづくりを進めるうえで 大きな課題となることから この間を補完する意味で準都市計画区域を指定したいと考えています < 宗像市の今後の方針 > ( 平成 21 年度 ) 準都市計画区域の指定 ( 法手続きを延期 ) 都市計画区域の指定 2
準都市計画区域と主な 宗像市において一体的に安全 安心のまちづくりを進めるため 玄海地域に準都市計画区域を指定します 準都市計画区域の主なとして 接道義務が適用されることと 建築物の建ぺい率が70% 以下 容積率が200% 以下に制限されます ( 詳細は 下記の 準都市計画区域の指定で変わること をご参照ください ) なお 準都市計画区域については これまで説明してきました線引き都市計画区域の市街化調整区域に比べ 開発行為や建築行為の規制は緩やかです 準都市計画区域 の指定範囲 主な 玄海地域に指定 ( ただし 島部 自然公園法に基づく国定公園の特別地域および森林法に準都市計画区域基づく保安林区域等を除く ) 接道義務の適用及び 建築物の建ぺい率を 70% 以下 容積率を 200% 以下に制限 準都市計画区域の指定で変わること 準都市計画区域の指定で変わることは主に次の3 点です これらにより安全 安心のまちづくりが進みます 1 開発許可の必要な規模が10,000m2から3,000m2になります ( 小規模な開発行為においても技術基準を満たすことが必要となります ) 2 大規模集客施設 ( 大型店舗 映画館など ) の立地規模が床面積 10,000 m2までに制限されます ( 地域の実情に合った立地規模に制限されるため 暮らしやすく自然環境と共生した都市づくりが進みます ) 3 建築基準法の集団規定が適用されます ( 避難経路や通風 採光 延焼防止 防災などの都市機能について 一定の水準が維持され 空間が確保されます ) < 集団規定の主な > 道路に 関する ( 接道義務 ) 建物の 規模に 関する 建物の敷地は幅員 4m 以上の道路に 2m 以上接してい なくてはなりません 建ぺい率 敷地内に一定の 空地を確保して 建て詰まり防止 や採光 通風を 確保するための ものです 幅員 4m 未満 1.8 m 以上で 県が指 定した道路に接す る場合は 道路の 中心から 2m の敷 地後退により建築 が可能になります 建ぺい率 70% 容積率日照などの居住環境を守る 容積率 200% ためのものです 建築物の建築面積建ぺい率 = 敷地面積 建築物の延べ面積容積率 = 敷地面積 4 階建 まで 建物の高さそのほか建物の高さのとして 道路斜線制限 と 隣地斜線制限 が加わります 3
準都市計画区域における都市計画制度の活用 ( 用途地域の指定 ) 準都市計画区域では 土地利用の基本的な枠組みとして住宅 商業 工業などの用途を制限する用途地域が設定できます そこで市では 計画的に整備された住宅団地である公園通りと大王寺 玄海ニュータウン等の良好な住環境を守っていくために 用途地域 ( 第二種低層住居専用地域 ) を指定し 主に住居系の用途の建物のみが建てられる地域とします また 公園通りの建築協定の内容や地域内に既に建っている建物の状況に合わせて 建物の規模等に関するを下表のように定めます このことにより 良好な住環境が都市計画法により将来にわたって守られることになります 玄海地域 用途地域図 用途地域の指定区域 公園通り 大王寺 玄海ニュータウン 桜町 建物用途の主に住居系の用途に制限 ( 第二種低層住居専用地域 ) 建物の規模等に関する 建ぺい率 :50% 以下 容積率 :80% 以下 高さ 10m 以下 壁面後退 :1m 以上 敷地面積 :200 m2以上 準都市計画区域指定のスケジュール 平成 21 年の11 月から12 月にかけて ホームページや広報などを通じてパブリックコメント ( 意見提出手続き ) を実施しますので 準都市計画区域の指定に対しご意見をお寄せくださいますようお願いいたします なお 用途地域の指定に係る法手続きも 準都市計画区域指定のスケジュールと並行して進めます 平成 21 年 11 月 ~12 月準都市計画区域の指定に関するパブリックコメント (30 日間 ) 平成 22 年 2 月福岡県及び宗像市都市計画審議会における審議 3 月準都市計画区域の指定告示 お問い合わせ先 お問い合わせにつきましては できる限り電子メール ファックスでお願いいたします 準都市計画区域 開発許可 その他都市計画について : 福岡県建築都市部都市計画課 TEL 092-643-3713 FAX 092-643-3716 E-mail toshi@pref.fukuoka.lg.jp 建築基準法 ( 接道要件 容積率 建ぺい率 高さ等 ) について : 福岡県建築都市部建築指導課 TEL 092-643-3722 FAX 092-643-3754 E-mail kenshido@pref.fukuoka.lg.jp 建築基準法についての個別相談 : 福岡県北九州県土整備事務所建築指導課 TEL 093-691-4585 FAX 093-601-8845 E-mail kitakyu-pw@pref.fukuoka.lg.jp 準都市計画区域 用途地域について : 宗像市都市建設部都市計画課 TEL 0940-36-1484 FAX 0940-37-1242 E-mail tosikei@city.munakata.fukuoka.jp 4
幅員 準都市計画区域指定説明会資料 イメージ図 宗像市都市計画審議会参考資料第 1 号議案 1 都市計画の種類について 現在の宗像市 平成 22 年 3 月末からの宗像市 区域名区域区分開発許可集団規定玄海地域は 1,000 m2以上の市街化区域適用あり 1 都市計画区域場合は必要未定 ( 線引き ) 市街化調整区域原則すべて必要適用あり 自然公園区域等 3 区域外 自然公園区域等 2 準都市計画区域 2 準都市計画区域 3 区域外 3,000 m2以上の場合は必要 10,000 m2以上の場合は必要 適用あり適用なし 平成 22 年 3 月末 ~ 現在 市街化調整区域市街化区域 市街化調整区域 市街化区域 1 都市計画区域 2 集団規定とは 1 道路に関する ( 接道義務 ) 2 建物の規模に関する ( ア ) 建物の敷地は幅員 4m 以上の道路に 2m 以上接していなくてはなりません A さんの ( イ ) 幅員 1.8m~4m 未満の道路に接する場合は 道路の中心から 2m の敷地後退により建築が可能になります ( ア ) 建ぺい率 70%(7 割 ) 以下敷地内に一定の空地を確保して 建て詰まり防止や採光 通風確保 延焼防止を図るためのものです ( イ ) 容積率 200%(2 倍 ) 以下日照などの居住環境を守るためのものです 100 m2の B さんの 4 階建てまで建築が可能 まで可能 ( 主に 1 階部分の床面積 ) 建ぺい率 = 建築物の建築面積 敷地面積 容積率 = 建築物の延べ面積 敷地面積 敷地内に出入りしやすくすることで 万が一火災が起こったときでも円滑な消火活動につながります ほかに 建物の高さの制限として 道路斜線制限 と 隣地斜線制限 が加わります 集団規定とは 良好な居住環境を築き安全 安心なまちづくりを進めて行く上で必要な 自分の家を守るためのです 注 1: いま既に建っているものに関しては集団規定の影響は受けません 来年 3 月末以降に 新築や建て替え 増改築をする際には この集団規定を守っていただく必要があります 注 2: 地目が田 畑となっている土地や農振農用地に家を建てる際には これまでどおり 農地転用許可や農振除外手続が必要です 5